JP4123419B2 - 薬剤放散装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置本体に備えた送風ファンを用いて、殺虫、忌避等の害虫駆除、芳香、消臭、除菌等の目的に供する揮散性薬剤を放散する薬剤放散装置に関し、さらに詳しくは、装置本体に着用バンドを取り付けて、被装着物に容易に装着することのできる薬剤放散装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、装置本体に備えた送風ファンを用いて、殺虫、忌避等の害虫駆除、芳香、消臭、除菌等の目的に供する揮散性薬剤を放散する薬剤放散装置が知られていた。この薬剤放散装置は、装置本体に吸込口と放出口を備え、この吸込口から放出口に向かう空気流通路に送風ファンを備えると共に、空気流通路に揮散性薬剤を保有する薬剤保持体を配置して、送風ファンによる空気の流通によって薬剤保持体に保有した揮散性薬剤を空気中に放散するようにしたものである。
【0003】
そして、このような薬剤放散装置において、昨今、その便利性から電池を電源とする携帯式の薬剤放散装置が注目を浴びていた。この携帯式の薬剤放散装置には、例えば、装置本体にクリップ状のフック体を備えて、このフック体を人(使用者)の腰に装着しているベルト等に引っ掛けることで、使用者に身に付けさせることができるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の薬剤放散装置にあっては、確かに使用者の腰にベルト等を介して身に付けることができるようになるものの、この装着位置にはベルト等が必要となるため、その装着位置が人の腰等に限定されるおそれがあり、家畜やペット等の動物に、あるいは住宅の壁や柱等に装着するのが非常に困難であった。このため、当該薬剤放散装置を使用できる場面、場所が少なく、利便性に少々欠けているといった問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、広範囲な場面、場所において使用することができ、常に効果的かつ良好に、また手軽に使用することのできる薬剤放散装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第一の発明は、吸込口から放出口に向かう空気流通路を形成し、この空気流通路に送風ファンを備えて、この送風ファンにより吸込口から放出口に空気が流通する装置本体と、装置本体の内部又は外部に備えて、電源となる電池を収納する電池収納部と、装置本体における空気流通路に配置して、揮散性薬剤を保有する薬剤保持体と、装置本体に取り付けて、被装着物に装着可能となる着用バンドと、からなり、前記装置本体を着用バンドに対して回転自在にした薬剤放散装置である。
【0007】
第二の発明は、吸込口から放出口に向かう空気流通路を形成し、この空気流通路に送風ファンを備えて、この送風ファンにより吸込口から放出口に空気が流通する装置本体と、装置本体の内部又は外部に備えて、電源となる電池を収納する電池収納部と、装置本体における空気流通路に配置して、揮散性薬剤を保有する薬剤保持体と、装置本体に取り付けて、被装着物に装着可能となる着用バンドと、からなり、前記装置本体に備えた送風ファンの駆動停止を行うスイッチ機構部を着用バンドに備えると共に、このスイッチ機構部の駆動停止を着用バンドの連結、切り離しに連動した薬剤放散装置である。
【0008】
【作 用】
第一の発明によれば、装置本体に取り付けた着用バンドを介して、人の腰や首、手や足、あるいは家畜やペット等の動物の首、手や足、さらには住宅の壁や柱等のいろいろな部分である被装着物に容易に装着することができ、しかも、被装着物に装着したとき、着用バンドに対して装置本体を回転することで、装置本体に形成する放出口を、すなわち揮散性薬剤の放散方向を変更することができる。
【0009】
第二の発明によれば、装置本体に取り付けた着用バンドを介して、人の腰や首、手や足、あるいは家畜やペット等の動物の首、手や足、さらには住宅の壁や柱等のいろいろな部分である被装着物に容易に装着することができ、しかも、送風ファンの駆動停止を行うスイッチ機構部を着用バンドに備えると共に、このスイッチ機構部の駆動停止を着用バンドの連結、切り離しに連動したことで、使用者は揮散性薬剤の放散、停止のための操作をすることなく、単に当該薬剤放散装置を被装着物に装着する、あるいは取り外すだけで、自動的に揮散性薬剤の放散、あるいは停止を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による薬剤放散装置の第一実施形態について説明する。薬剤放散装置は、図1、図2、図3に示すように、吸込口5と放出口6を備えると共に、この吸込口5から放出口6に向かう空気流通路を形成した装置本体1と、電源となる電池7を収納する電池収納部2と、揮散性薬剤を保有する薬剤保持体3と、被装着物に装着可能となる着用バンド4とから構成している。
【0011】
次に、これらについて具体的に説明すると、装置本体1は略円形の上下短筒状であり、上面を円形状に大きく開口し、ここを吸込口5とすると共に、側面における一方側をスリット状に開口し、ここを放出口6にしている。この上面に形成した吸込口5の内周にはねじ部11を形成する。なお、この吸込口5や放出口6の大きさや形、あるいは放出口6の位置や個数については、これらに限定されるものではない。そして、この装置本体1の内部には放出口6付近の側面を切断した形となる平板をC字状に湾曲した内壁12を備えて、この内壁12により上面の吸込口5から側面の放出口6に向かう空気流通路を形成する。また、この内壁12の内部、すなわち空気流通路には送風ファン13を備えて、この送風ファン13により吸込口5から放出口6に向かう空気流通路に空気を流通し、最終的には装置本体1の放出口6から外部へと空気を流す。この送風ファン13としては、遠心送風機の一種であるシロッコファンと呼ばれる多翼式送風機であり、回転方向に対して多数の幅の細い羽根14を円筒状に備えたもので、その回転中心にモータ15を備えて、このモータ15により多数の羽根14を回転させることで、空気が遠心方向に流れるようになるものである。
【0012】
なお、この送風ファン13にあっては、多翼式送風機に限定されるものではなく、他の送風機、例えば、駆動軸にプロペラ状の羽根車を備え、この羽根車の回転により空気を流すプロペラファンと呼ばれる軸流式送風機でも良い。ただし、前述した構造の装置本体に送風ファン13としてシロッコファンの代わりにプロペラファンを用いた場合は、吸込口5と放出口6とにおいて機能が逆転し、すなわち前述した構造の装置本体における吸込口5が放出口に、放出口6が吸込口になる。
【0013】
さらに、図示していないが、装置本体1には送風ファン13の駆動停止を行うスイッチ機構部を備えており、このスイッチ機構部を操作することにより送風ファン13の駆動又は停止を行う。また、必要に応じて、送風ファン13を所望時間駆動させるためのタイマーや照明用ライトといった各種の機能を持たせるようにしても良い。
【0014】
そして、電源となる電池7を収納する電池収納部2は装置本体1の内部で内壁12の外側に備えるようにし、この電池収納部2は装置本体1において対称位置となる2ヶ所に備えて、それぞれの内部に1個ずつ計2個の電池7を収納する。そして、この電池収納部2に収納した電池7を電源として送風ファン13を駆動する。
【0015】
なお、この電池収納部2は、装置本体1における対称位置の2ヶ所として、収納する2個の電池7を別々にしているが、これを、1ヶ所にまとめるようにしても良い。また、収納する電池7も2個ではなく、1個あるいは3個以上の複数でも良く、使用できる期間や内容に応じて決めれば良い。また、この電池収納部2にあっては、装置本体1の内部に備えるのではなく、装置本体1の外部に装置本体1とは別体となるように電池収納部2を備えるようにしても良い。
【0016】
そして、揮散性薬剤を保有する薬剤保持体3は装置本体1の上面の吸込口5に配置し、装置本体1に対して着脱自在にする。図4に示すように、この薬剤保持体3は上面と下面に多数のスリット形の通気口16を年輪状に形成した容器17と、この容器17の中に収容される粒状の担体粒18とからなり、この担体粒18に揮散性薬剤を含浸させることで、薬剤保持体3に揮散性薬剤を保有する。この薬剤保持体3にあっては、容器17の上面と下面に形成した多数の通気口16により内部に空気を流通して、この空気の流通により内部の担体粒18に含浸した揮散性薬剤を放散し、装置本体1に形成した空気流通路において、送風ファン13により、放出口6より外部の空気中に揮散性薬剤を放散する。
【0017】
また、この薬剤保持体3における容器17は装置本体1の円形状の吸込口5より若干小さな大きさにすることで、装置本体1の吸込口5に収まるようになり、また、容器17の外周にフランジ19とねじ部20を形成して、このねじ部20が装置本体1の吸込口5に形成するねじ部11に螺合することで、容器17及び薬剤保持体3が装置本体1の吸込口5に固着する。この容器17及び薬剤保持体3と装置本体1の吸込口5との固着方法は、これに限定されるものではなく、他の固着方法でも良い。
【0018】
なお、この担体粒18に含浸させる揮散性薬剤としては、従来より用いられている揮散性の高い芳香、消臭、除菌、防菌、防黴等に用いる各種の薬剤、あるいは殺虫、忌避、成長制御等の害虫駆除に用いる各種の薬剤等である。また、この揮散性薬剤を保有する薬剤保持体3にあっては、揮散性薬剤を含浸させた担体粒18を容器17内に収容するようにしていたが、これに限定されるものではない。揮散性薬剤を保有した担持体の成形体(ネット、プレート、繊維体、スポンジ体等)を用いるようにしても良く、その形態、材質は任意に設定することができ、簡単な構造、通気性の大きなもの等が良い。例えば、通気孔を有する容器形状、網形状、ハニカム形状、スノコ形状、格子形状等が挙げられる。この材質も、紙、合成樹脂、セラミック、繊維等の公知なものが挙げられる。
【0019】
そして、被装着物に装着可能となる着用バンド4は装置本体1における上面に形成した吸込口5と反対となる側、すなわち下面側に取り付けるようになり、まず、装置本体1の下面側に着用バンド4を取り付けるための取り付け部21を形成し、この取り付け部21は薄細状で装置本体1全長にわたって形成する貫通孔である。そして、この貫通孔となる取り付け部21を介して着用バンド4を装置本体1の下面側に取り付ける。この着用バンド4は長尺平帯状となり、一端側にバックル22を備えると共に、他端側に複数個の穴23を形成し、ここで連結するようにしたものである。これにより、この着用バンド4を被装着物に、例えば、人の腰や首、手や足、あるいは家畜やペット等の動物の首、手や足、さらには住宅の壁や柱等のいろいろな部分に巻き付けて連結することにより、この着用バンド4を介して被装着物に当該薬剤放散装置を装着する。
【0020】
なお、この着用バンド4にあっては、人の手首等に装着可能にする長さ数センチの寸法から人の腰や物に装着可能にする1,2メートルの寸法まで、長さは任意であり、また、横幅や厚みも使用する目的や場所、すなわち被装着物に応じて決めれば良く、帯状のものから紐状のものまでさまざまなもので良い。その原材料も特に限定されるものではなく、合成樹脂、皮革、布、繊維、ゴム等の既存材料のもので良い。また、着用バンド4に備えた連結するための手段としては、前述のバックル22と複数個の穴23のものに限定されるものではなく、例えば、ボタン形式、ホック形式、挿し込みベルト形式、面ファスナーテープ(マジックテープ:登録商標名)形式等でも良い。
【0021】
このように当該薬剤放散装置にあっては、装置本体1と電池収納部2と薬剤保持体3と着用バンド4とから構成することにより、装置本体1に取り付けた着用バンド4を介して、人の腰や首、手や足、あるいは家畜やペット等の動物の首、手や足、さらには住宅の壁や柱等のいろいろな部分である被装着物に容易に装着することができる。しかも、電源となる電池7を電池収納部2に収納したことにより、商業電源のない場所でも使用することができる。これにより、当該薬剤放散装置を装着して使用する位置が特定の場所や場面に限定されることなく、広範囲な場面、場所において使用することができ、常に効果的かつ良好に、また手軽に使用することができる。また、当該薬剤放散装置は、ネックレスタイプ、ブレスレットタイプ、腕時計タイプといった今までにないデザイン及び形にすることができ、画期的な商品を提供することができる。
【0022】
しかも、装置本体1における吸込口5を着用バンド4を取り付ける側と反対となる上面側に、放出口6を側面側にそれぞれ形成すると共に、この吸込口5側に薬剤保持体3を配置したことにより、放出口6から放出される空気が被装着物に沿って流れることで、吸込口5側においては放出口6から放出される空気に影響されることなく、送風ファンによって吸込口5に向かうスムーズな空気の流れが起こり、吸込口5に配置した薬剤保持体3では、長期間にわたって安定かつ均一に揮散性薬剤を放散することができ、優れた薬剤効果を発揮することができる。
【0023】
次に、前述した第一実施形態の変形例について説明する。薬剤放散装置の基本的構成は、前述した第一実施形態と同様であり、装置本体1と電池収納部2と薬剤保持体3と着用バンド4とからなる。
【0024】
そして、このような構成となる薬剤放散装置において、図5に示すように、装置本体1における着用バンド4を取り付ける側である下面を湾曲状に形成する。これは、装置本体1の下面を取り付ける着用バンド4の取り付け方向に向かって湾曲するようにして、例えば、当該薬剤放散装置を装着する箇所である被装着物を人の手首とすると、この装置本体1の下面を半径2センチから5センチ程度の湾曲状に形成する。なお、この変形例にあっては、装置本体1と電池収納部2とが着脱自在となり、装置本体1全体を電池収納部2が覆うような構造にしている。ただし、これに限定されるものではなく、前述した第一実施形態と同様、装置本体1の内部に電池収納部2を備えるような構造でも良い。
【0025】
このように装置本体1の下面を湾曲状に形成したことにより、人の手首等の被装着物に装置本体1の下面を密着することができ、着用バンド4により被装着物に極めて良好に装着することができ、使用者の不快感等をなくすことができる。
【0026】
なお、この装置本体1における湾曲状にした下面は、前述したものに限定されるものではなく、湾曲状となる下面の形状も被装着物に応じて決めれば良い。
【0027】
さらに、前述した第一実施形態の他の変形例について説明する。薬剤放散装置の基本的構成は、前述した第一実施形態と同様であり、装置本体1と電池収納部2と薬剤保持体3と着用バンド4とからなる。しかしながら、装置本体1における着用バンド4の取り付け部21が前述した第一実施形態と相違する。
【0028】
これは、図6、図7に示すように、この着用バンド4の取り付け部21の構造を変更することで、着用バンド4に対して装置本体1を回転自在にするものであり、具体的には、まず、装置本体1の下面に取り付け部21となるリベット状のピン24を備えると共に、着用バンド4に穴部25を形成する。そして、この装置本体1のピン24を着用バンド4の穴部25に嵌合することで、着用バンド4を装置本体1の下面に取り付ける。
【0029】
このように取り付け部21を装置本体1側のピン24と着用バンド4側の穴部25とから構成することにより、ピン24と穴部25とにおいて回転自在にすることができ、すなわち着用バンド4に対して装置本体1を回転自在にする。
【0030】
これにより、当該薬剤放散装置を被装着物に装着したとき、装置本体1に形成する放出口6を、すなわち揮散性薬剤の放散方向を変更することができ、揮散性薬剤を効果的な方向に容易に放散することができる。
【0031】
また、この着用バンド4の取り付け部21の構造の別の例としては、前述のような着用バンド4に対して装置本体1を回転自在にしつつ、さらに着用バンド4に対して装置本体1を着用バンド4の長手方向に移動自在にするものである。具体的には、まず、装置本体1の下面に取り付け部21となるリベット状のピン24を備えると共に、着用バンド4に長穴部26を形成する。図8に示すように、この長穴部26は着用バンド4の長手方向に沿って長く伸びる穴であり、所定の間隔で半円状の拡幅部27を複数形成する。そして、この装置本体1のピン24を着用バンド4の複数の拡幅部27を形成する長穴部26に嵌合することで、着用バンド4を装置本体1の下面に取り付ける。
【0032】
このように取り付け部21を装置本体1側のピン24と着用バンド4側の長穴部26とから構成することにより、ピン24と長穴部26における拡幅部27とにおいて回転自在にすることができ、すなわち着用バンド4に対して装置本体1を回転自在にすると共に、ピン24を複数の拡幅部27を形成する長穴部26に沿って移動自在にすることができ、すなわち着用バンド4に対して装置本体1を着用バンド4の長手方向に移動自在にする。
【0033】
これにより、当該薬剤放散装置を被装着物に装着したとき、前述と同様、揮散性薬剤の放散方向を変更することができ、しかも、放散する箇所も変更することができる。これは、当該薬剤放散装置を人の腰等に装着したとき、例えば、腰の右側に装着後、状況に応じて腰の前側や後ろ側あるいは左側へと変更することができ、揮散性薬剤の放散を極めて効果的に行うことができる。また、当該薬剤放散装置を被装着物に装着したときに、ずれて装着しても、これを容易に修正することができ、再度の装着といったことなくして、装着時の手間を省くことができる。
【0034】
なお、前述したような着用バンド4に対して装置本体1を回転自在にすると共に、着用バンド4の長手方向に移動自在にしたものに限定されるものではなく、着用バンド4に対して装置本体1を回転自在にすることなく、長手方向にのみ移動自在にするようにしても良い。また、取り付け部21の構成も前述したピン24と穴部25あるいは長穴部26に限定されるものではなく、ここにホック形式のボタンや面ファスナーテープ(マジックテープ:登録商標名)等を用いるようにしても良い。
【0035】
次に、本発明による薬剤放散装置の第二実施形態について説明する。薬剤放散装置の基本的構成は、前述した第一実施形態と同様であり、装置本体1と電池収納部2と薬剤保持体3と着用バンド4とからなる。しかしながら、装置本体1と薬剤保持体3とにおいて前述した第一実施形態と相違する。
【0036】
これは、図9、図10に示すように、装置本体1の内部の空気流通路に備えた送風ファン13において、その外周に薬剤保持体3を備えて、送風ファン13に薬剤保持体3を固着する。具体的には、送風ファン13における円筒状に備えた細い羽根14の外周にリング状の容器31を備え、この容器31には多数の通気口を形成し、内側に位置する送風ファン13により内側から外側へ空気が流通する。そして、この容器31の中に粒状の担体粒18を収容し、この担体粒18に揮散性薬剤を含浸させる。これにより、容器31内に収容する担体粒18に含浸させた揮散性薬剤が送風ファン13による空気の流通により外部に放散する。
【0037】
このように送風ファン13に薬剤保持体3を固着することにより、装置本体1における送風ファン13と薬剤保持体3との占有部分を一緒にし、送風ファン13と薬剤保持体3との占有部分を小さくすることができる。これにより、装置本体1の小型化を図ることができ、上下方向において、前述した第一実施形態に対して薬剤保持体3の部分だけ低くすることができる。特に装置本体1を薄くすることで、例えば、人の手首等に装着するものにおいては、極めて良好かつ快適に装着して使用することができる。
【0038】
なお、送風ファン13に薬剤保持体3を固着する例としては、前述した送風ファン13における羽根14の外周に容器31を備え、この容器31の中の担体粒18に揮散性薬剤を含浸させていたが、これに限定されるものではなく、これとは逆に、送風ファン13における羽根14の内周に容器31を備えるようにしても良い。また、送風ファン13における羽根14の間に揮散性薬剤を含浸させた担体粒18を直接備えるようにしても良い。さらに、送風ファン13を揮散性薬剤を混合した材料によって成形するようにしても良い。
【0039】
次に、本発明による薬剤放散装置の第三実施形態について説明する。薬剤放散装置の基本的構成は、前述した第一実施形態や第二実施形態と同様の装置本体1と電池収納部2と薬剤保持体3と着用バンド4とからなるが、これにさらに、装置本体1を覆うようになるカバー体32を備える。図11に示すように、このカバー体32は装置本体1の上面と側面とを覆うようになるもので、略円筒状となり上面に網目状の通気口33を、側面にスリット状の通気口34をそれぞれ形成して空気を流通自在にするものである。
【0040】
このように装置本体1にカバー体32を備えたことにより、使用者、特に小さい子ども等が誤って指等を挿入し、薬剤保持体3に保有する揮散性薬剤に触れたりするトラブルを未然に防止することができ、安全性を高めることができる。また、薬剤保持体3や装置本体1の破損も防止することができる。
【0041】
次に、本発明による薬剤放散装置の第四実施形態について説明する。薬剤放散装置の基本的構成は、前述した第一実施形態や第二実施形態と同様の装置本体1と電池収納部2と薬剤保持体3と着用バンド4とからなるが、これにさらに、装置本体1及び薬剤保持体3を閉塞可能に収納する被覆体35を着用バンド4に備える。図12に示すように、この被覆体35としてはプラスチック等の硬質材料からゴムや布等の軟質材料といった各種の材料を用いることができ、装置本体1における吸込口5と放出口6及び薬剤保持体3における通気口16すべてを覆って閉塞することで、空気の流通を遮断する。なお、この被覆体35は着用バンド4に対して着脱自在にする。
【0042】
このように着用バンド4に被覆体35を備えることにより、当該薬剤放散装置を使用した後、途中で使用を中止するとき、この被覆体35により装置本体1及び薬剤保持体3を覆って、ここで閉塞することで、薬剤保持体3に保有する揮散性薬剤が外部に放散するのを防止することができる。これにより、薬剤保持体3に保有する揮散性薬剤の量が減るのをおさえることで、長期間、使用を中止した後でも、再度使用することができる。
【0043】
次に、本発明による薬剤放散装置の第五実施形態について説明する。薬剤放散装置の基本的構成は、前述した第一実施形態や第二実施形態と同様であり、装置本体1と電池収納部2と薬剤保持体3と着用バンド4とからなる。しかしながら、装置本体1や電池収納部2において前述した第一実施形態や第二実施形態と相違する。
【0044】
これは、図13、図14に示すように、まず、装置本体1は略正方形の上下短箱状になり、上面を円形状に大きく開口し、ここを吸込口5とすると共に、側面四方すべてに楕円上の通気口を形成し、ここを放出口6にしている。そして、この装置本体1の内部には上面の吸込口5から側面の放出口6に向かう空気流通路を形成すると共に、前述の送風ファン13を備えて、この送風ファン13により吸込口5から側面四方に形成する放出口6に向かう空気流通路に空気が流通する。そして、装置本体1の上面の吸込口5に揮散性薬剤を保有する薬剤保持体3は配置する。また、図15に示すように、電池収納部2は装置本体1の下部に着用バンド4を跨ぐようになる2ヶ所に備え、この2ヶ所の電池収納部2を連結材36で連結している。そして、この電池収納部2及び連結材36と装置本体1とが嵌合すると、この間に着用バンド4が挟み込まれる。これにより、装置本体1に着用バンド4が取り付く。なお、このように着用バンド4が電池収納部2と装置本体1との間に挟み込まれる構造にすることで、着用バンド4に対して電池収納部2及び装置本体1を着用バンド4の長手方向に移動自在にする。
【0045】
このような構成にすることにより、前述した第一実施形態や第二実施形態と同様、当該薬剤放散装置を、広範囲な場面、場所において使用することができ、常に効果的かつ良好に、また手軽に使用することができる。しかも、装置本体1と電池収納部2との嵌合により着用バンド4が装置本体1に取り付くようになり、極めてシンプルな構造にすることができる。
【0046】
次に、本発明による薬剤放散装置の第六実施形態について説明する。薬剤放散装置の基本的構成は、前述した第一実施形態や第二実施形態あるいは第五実施形態と同様の装置本体1と電池収納部2と薬剤保持体3と着用バンド4とからなる。しかしながら、装置本体1の送風ファン13の駆動停止を行うためのスイッチ機構部において、前述した第一実施形態や第二実施形態あるいは第五実施形態と相違し、この送風ファン13の駆動停止を行うためのスイッチ機構部41を着用バンド4に備え、このスイッチ機構部41の駆動停止を着用バンド4の連結、切り離しに連動する。
【0047】
図16に示すように、この着用バンド4に備えるスイッチ機構部41としては、着用バンド4の両端を連結することにより送風ファン13を駆動し、着用バンド4の両端を切り離すことにより送風ファン13を停止するもので、着用バンド4の連結、切り離しに連動しており、長尺平帯状となる着用バンド4の内部に装置本体1の送風ファン13と電気的につながっている導電性部材42を備えると共に、着用バンド4の両端に互いに連結可能となる接合ピン43を備えて、この両端の接合ピン43は導電性部材42に電気的につながる。これにより、着用バンド4の両端である接合ピン43を連結することで、着用バンド4内部の導電性部材42において電気が流れ、送風ファン13を駆動すると共に、着用バンド4の両端である接合ピン43を切り離すことで、着用バンド4内部の導電性部材42において電気が流れなくなり、送風ファン13を停止する。すなわち着用バンド4を被装着物に装着すると同時に、送風ファン13が自動的に駆動して、揮散性薬剤を放散すると共に、着用バンド4を被装着物より取り外すと同時に、送風ファン13が自動的に停止して、揮散性薬剤の放散を停止する。
【0048】
このように着用バンド4における連結と切り離しにより送風ファン13の駆動停止を行う、すなわち揮散性薬剤の放散、停止をするようにしたことで、使用者は揮散性薬剤の放散、停止のための操作をすることなく、単に当該薬剤放散装置を被装着物に装着する、あるいは取り外すだけで、自動的に揮散性薬剤の放散、あるいは停止を行うことができ、操作を非常に簡単なものにすることができる。特に犬や猫といった動物に使用する場合、当該薬剤放散装置を装着して取り付けるだけで揮散性薬剤が放散するようになるため、その作業が非常に簡単かつ容易なものになる。
【0049】
なお、着用バンド4に備えるスイッチ機構部41にあっては、前述したものに限定されるものではなく、例えば、以下のようなものでも良い。図17に示すように、着用バンド4の両端に電源となる電池7を収納する電池収納部2を備えると共に、この両端の電池収納部2に接合ピン43を備えて、この接合ピン43を互いに連結可能にする。これにより、着用バンド4の両端である電池収納部2において接合ピン43を介して連結することで、着用バンド4内部の導電性部材42において電気が流れ、送風ファン13を駆動すると共に、着用バンド4の両端の電池収納部2において接合ピン43を切り離すことで、着用バンド4内部の導電性部材42において電気が流れなくなり、送風ファン13を停止する。すなわち、着用バンド4における両端の電池収納部2において接合ピン43の連結、切り離しにより送風ファン13の駆動、停止を行う。
【0050】
さらに別の例としては、図18に示すように、着用バンド4の両端に電源となる電池7を収納する電池収納部2を備えると共に、装置本体1側にも、着用バンド4の両端の電池収納部2が嵌合可能になる穴状の嵌合部44を形成し、この装置本体1の嵌合部44と着用バンド4の両端の電池収納部2とを嵌合することで、ここに電気が流れて、送風ファン13が駆動する。なお、この場合、着用バンド4にあっては内部に導電性部材42を備える必要はない。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、装置本体に取り付けた着用バンドを介して、人の腰や首、手や足、あるいは家畜やペット等の動物の首、手や足、さらには住宅の壁や柱等のいろいろな部分である被装着物に容易に装着することができ、当該薬剤放散装置を広範囲な場面、場所において使用することができ、常に効果的かつ良好に、また手軽に使用することができる。
【0052】
しかも、被装着物に装着したとき、着用バンドに対して装置本体を回転することで、装置本体に形成する放出口を、すなわち揮散性薬剤の放散方向を変更することができ、揮散性薬剤を効果的な方向に容易に放散することができる。
【0053】
また、送風ファンの駆動停止を行うスイッチ機構部を着用バンドに備えると共に、このスイッチ機構部の駆動停止を着用バンドの連結、切り離しに連動したことで、使用者は揮散性薬剤の放散、停止のための操作をすることなく、単に当該薬剤放散装置を被装着物に装着する、あるいは取り外すだけで、自動的に揮散性薬剤の放散、あるいは停止を行うことができ、操作を非常に簡単なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態における薬剤放散装置の斜視図である。
【図2】 本発明の第一実施形態における薬剤放散装置の断面図である。
【図3】 図2のA−A断面図である。
【図4】 薬剤放散装置における薬剤保持体の斜視図である。
【図5】 本発明の第一実施形態の変形例における薬剤放散装置の断面図である。
【図6】 本発明の第一実施形態の他の変形例における薬剤放散装置の断面図である。
【図7】 薬剤放散装置における着用バンドの斜視図である。
【図8】 薬剤放散装置における着用バンドの斜視図である。
【図9】 本発明の第二実施形態における薬剤放散装置の断面図である。
【図10】 図9のA−A断面図である。
【図11】 本発明の第三実施形態における薬剤放散装置の斜視図である。
【図12】 本発明の第四実施形態における薬剤放散装置の斜視図である。
【図13】 本発明の第五実施形態における薬剤放散装置の斜視図である。
【図14】 本発明の第五実施形態における薬剤放散装置の断面図である。
【図15】 薬剤放散装置における電池収納部の斜視図である。
【図16】 本発明の第六実施形態における薬剤放散装置の分解斜視図である。
【図17】 本発明の第六実施形態の別の例における薬剤放散装置の分解斜視図である。
【図18】 本発明の第六実施形態の別の例における薬剤放散装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…装置本体、2…電池収納部、3…薬剤保持体、4…着用バンド、5…吸込口、6…放出口、7…電池、11…ねじ部、12…内壁、13…送風ファン、14…羽根、15…モータ、16…通気口、17…容器、18…担体粒、19…フランジ、20…ねじ部、21…取り付け部、22…バックル、23…穴、24…ピン、25…穴部、26…長穴部、27…拡幅部、31…容器、32…カバー体、33…通気口、34…通気口、35…被覆体、36…連結材、41…スイッチ機構部、42…導電性部材、43…接合ピン、44…嵌合部。
Claims (2)
- 吸込口5から放出口6に向かう空気流通路を形成し、この空気流通路に送風ファン13を備えて、この送風ファン13により吸込口5から放出口6に空気が流通する装置本体1と、
装置本体1の内部又は外部に備えて、電源となる電池7を収納する電池収納部2と、
装置本体1における空気流通路に配置して、揮散性薬剤を保有する薬剤保持体3と、
装置本体1に取り付けて、被装着物に装着可能となる着用バンド4と、
からなり、
前記装置本体1を着用バンド4に対して回転自在にしたことを特徴とする薬剤放散装置。 - 吸込口5から放出口6に向かう空気流通路を形成し、この空気流通路に送風ファン13を備えて、この送風ファン13により吸込口5から放出口6に空気が流通する装置本体1と、
装置本体1の内部又は外部に備えて、電源となる電池7を収納する電池収納部2と、
装置本体1における空気流通路に配置して、揮散性薬剤を保有する薬剤保持体3と、
装置本体1に取り付けて、被装着物に装着可能となる着用バンド4と、
からなり、
前記装置本体1に備えた送風ファン13の駆動停止を行うスイッチ機構部41を着用バンド4に備えると共に、このスイッチ機構部41の駆動停止を着用バンド4の連結、切り離しに連動したことを特徴とする薬剤放散装置。
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