JP4123347B2 - ポリゴンミラー - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザビームプリンタやデジタルコピアなど光で画像形成を行う画像形成装置に、レーザビームを偏向走査する目的で使用されるポリゴンミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来技術によるポリゴンミラーである。外周に複数の鏡面部1を有するポリゴンミラー2の中心に貫通穴3が設けられ、貫通穴3で回転軸4と嵌合している。回転軸4にはフランジ部5が設けられており、ポリゴンミラー2の一方の端面6がフランジ部5に突き当てられている。また、ポリゴンミラー2の他方の端面7には、クランプナット8の端面9が突き当てられ、クランプナット8は回転軸4とねじで締結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
クランプナット8は回転軸4とねじで締結されている為、クランプナット8の端面9とポリゴンミラー2の他方の端面7は完全に平行になることはできない。
【0004】
さらに、クランプナット8の端面9とポリゴンミラー2の他方の端面7は、完全に平行にならない為、クランプナット8に締め込まれるポリゴンミラー2の一方の端面6とフランジ部5の端面10は完全に平行になることはできない。
【0005】
クランプナット8を回転軸4にねじ込む際、ポリゴンミラー2の他方の端面7は、クランプナット8の端面9から押付け力を受けるが、クランプナット8の端面9とポリゴンミラー2の他方の端面7は、完全に平行にならない為、ポリゴンミラー2の他方の端面7が受ける押付け力は均一でない。
【0006】
また、クランプナット8を回転軸4にねじ込む際、ポリゴンミラー2の一方の端面6は、フランジ部5の端面10から抗力を受けるが、ポリゴンミラー2の一方の端面6とフランジ部5の端面10は完全に平行にならない為、ポリゴンミラー2の一方の端面6が受ける抗力は均一でない。押付け力ならびに抗力を受けたポリゴンミラー2には機械的ひずみが生じる。
【0007】
押付け力ならびに抗力を受けるポリゴンミラー2の一方の端面6と他方の端面7は鏡面部1に近接しているため、機械的ひずみが鏡面部1に伝達され、鏡面部1には変形が生ずる。
【0008】
押付け力ならびに抗力は均一ではないため、鏡面部1に生ずる変形も均一ではない。ポリゴンミラー2は複数の鏡面部1を有するので、複数の鏡面部1間では変形の状態が異なる。このため、レーザービームプリンタ等への応用において、ポリゴンミラー2が走査する走査線の速度が複数の鏡面部1間で異なり、例えば、印刷された画像に、ポリゴンミラー2による走査光に垂直な連続線のパターンがある場合、連続線のゆらぎとして現われてしまうという問題点がある。
【0009】
本発明の目的は、回転軸に設けられたフランジ面と回転軸にねじで締結されるクランプナットを用いてポリゴンミラーを挟着する構造において、クランプナットを回転軸にねじ込む際に発生するポリゴンミラーの変形を抑制し、レーザービームプリンタ等への応用においてポリゴンミラーが走査する走査線速度の複数の鏡面部間での差異を低減することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、外周に複数の鏡面部を有し、前記鏡面部と一体に形成され、前記鏡面部の上下端部よりもさらに上下に突出した凸部の中心に貫通穴が設けられ、前記貫通穴が回転軸と嵌合するポリゴンミラーを有し、前記凸部のうち、一方の凸部の端面が、前記回転軸に設けられたフランジ部に突き当てられ、また前記凸部のうち、他方の凸部の端面には、概略リング形状のクランプナットの端面が突き当てられ、前記クランプナットの端面に設けられた凸部は、前記ポリゴンミラーに設けられた前記貫通穴と嵌合し、前記クランプナットを前記回転軸とねじで締結することにより達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例を示している。本実施例では、外周に複数の鏡面部1を有するポリゴンミラー2が、鏡面部1と一体に形成され、鏡面部1の上下端部よりもさらに上下に突出した凸部を有し、凸部の中心に貫通穴3が設けられ、貫通穴3で回転軸4と嵌合している。凸部のうち、一方の凸部の端面11は回転軸4に設けられたフランジ部5に突き当てられ、また凸部のうち、他方の凸部の端面12には概略リング形状のクランプナット8の端面9が突き当てられ、クランプナット8は回転軸4とねじで締結されている。
【0012】
本実施例でも、図2に示した従来例と同様にクランプナット8は回転軸4とねじで締結されている為、クランプナット8の端面9とポリゴンミラー2の他方の凸部の端面12は完全に平行になることはできない。
【0013】
さらに、クランプナット8の端面9とポリゴンミラー2の他方の凸部の端面12は完全に平行にならない為、クランプナット8に締め込まれるポリゴンミラー2の一方の凸部の端面11とフランジ部5の端面10は完全に平行になることはできない。
【0014】
よって、クランプナット8を回転軸4にねじ込む際、ポリゴンミラー2の他方の凸部の端面12は、クランプナット8の端面9から押付け力を受けるが、クランプナット8の端面9とポリゴンミラー2の他方の凸部の端面12は、完全に平行にならない為、ポリゴンミラー2の他方の凸部の端面12が受ける押付け力は均一でない。
【0015】
また、クランプナット8を回転軸4にねじ込む際、ポリゴンミラー2の一方の凸部の端面11は、フランジ部5の端面10から抗力を受けるが、ポリゴンミラー2の一方の凸部の端面11と、フランジ部5の端面10は、完全に平行にならない為、ポリゴンミラー2の一方の凸部の端面11が受ける抗力は均一でない。押付け力、ならびに抗力を受けたポリゴンミラー2には、機械的ひずみが生じる。
【0016】
しかしながら、本実施例では、押付け力、ならびに抗力を受ける、ポリゴンミラー2の一方の凸部の端面11と他方の凸部の端面12は、いずれも、鏡面部1の上下端部よりもさらに上下に突出した凸部にあり、鏡面部1の上下端部からの突出量は、鏡面部1の回転軸方向の幅の1/2以上である。また、ポリゴンミラー2の一方の凸部の端面11と他方の凸部の端面12は、いずれも、回転軸4と嵌合する前記貫通穴3に近接しており、また、凸部の外径は鏡面部1の内接円径の1/2以下である。
【0017】
したがって、ポリゴンミラー2の一方の凸部の外周面13と他方の凸部の外周面14には機械的ひずみが伝達されるものの、ポリゴンミラー2の一方の凸部の端面11と他方の凸部の端面12は、鏡面部1とは、上下方向にも半径方向にも離れた位置にあり、機械的ひずみは鏡面部1に伝達されず、鏡面部1には変形が生じない。
【0018】
図2に示した従来例と同様に、押付け力ならびに抗力は均一ではないが、機械的ひずみが伝達されるポリゴンミラー2の一方の凸部の外周面13と他方の凸部の外周面14は、レーザ光の偏向走査機能に関わらないため問題は生じない。
【0019】
このため、レーザービームプリンタ等への応用において、ポリゴンミラー2が走査する走査線の速度も複数の鏡面部1間での差異を低減できる。よって、例えば、本実施例によるポリゴンミラーを用い、ポリゴンミラーによる走査光に垂直な連続線のパターンを印刷しても連続線のゆらぎは発生しない。
【0020】
図3は本発明による他の実施例を示している。本実施例では、クランプナット8の端面9に凸部15が設けられ、凸部15はポリゴンミラー2の貫通穴3と嵌合している点が図1に示した実施例と異なる。
【0021】
凸部15がポリゴンミラー2の貫通穴3と嵌合していることで、クランプナット8とポリゴンミラー2の芯ずれを抑制できる。このためポリゴンミラー2の回転上昇ならびに継続回転により温度上昇が発生しても、ポリゴンミラー2、クランプナット8、回転軸4からなるロータのダイナミックバランスの変化が少なく、ロータ振動の増加が抑制できる。
図4は本発明のさらなる実施例を示している。本実施例ではクランプナット8に六角ナットが用いられている。クランプナット8に六角ナットを用いることで、図1および図3に示した実施例のように専用のクランプナットを製作するよりも安価である。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、クランプナットを回転軸にねじ込む際、ポリゴンミラーが受ける押付け力や抗力により発生する機械的ひずみが鏡面部へ伝わらないため、鏡面部には変形が生じない。このため、レーザービームプリンタ等への応用において、ポリゴンミラーが走査する走査線の速度も複数の鏡面部間での差異を低減でき、ポリゴンミラーによる走査光に垂直な連続線のパターンを印刷しても連続線のゆらぎは発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例を示す縦断面図である。
【図2】従来例を示す縦断面図である。
【図3】本発明による他の実施例を示す縦断面図である。
【図4】本発明による他の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 鏡面部
2 ポリゴンミラー
3 ポリゴンミラー2の貫通穴
4 回転軸
5 回転軸4に設けられたフランジ部
6 ポリゴンミラー2の一方の端面
7 ポリゴンミラー2の他方の端面
8 クランプナット
9 クランプナット8の端面
10 フランジ部5の端面
11 ポリゴンミラー2の一方の凸部の端面
12 ポリゴンミラー2の他方の凸部の端面
13 ポリゴンミラー2の一方の凸部の外周面
14 ポリゴンミラー2の他方の凸部の外周面
15 クランプナット8の端面9に設けられた凸部

Claims (3)

  1. 外周に複数の鏡面部を有し、前記鏡面部と一体に形成され、前記鏡面部の上下端部よりもさらに上下に突出した凸部の中心に貫通穴が設けられ、前記貫通穴が回転軸と嵌合するポリゴンミラーを有し、前記凸部のうち、一方の凸部の端面が、前記回転軸に設けられたフランジ部に突き当てられ、また前記凸部のうち、他方の凸部の端面には、概略リング形状のクランプナットの端面が突き当てられ、前記クランプナットの端面に設けられた凸部は、前記ポリゴンミラーに設けられた前記貫通穴と嵌合し、前記クランプナットは前記回転軸とねじで締結されていることを特徴とするポリゴンミラー。
  2. 前記凸部の、前記鏡面部の上下端部からの突出量が、前記鏡面部の前記回転軸方向の幅の1/2以上であることを特徴とする請求項1記載のポリゴンミラー。
  3. 前記回転軸のフランジ部、ならびに前記クランプナットの端面と接するポリゴンミラーに設けられた凸部の外径が、前記鏡面部の内接円径の1/2以下であることを特徴とする請求項1または2記載のポリゴンミラー。
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