JP4122781B2 - 無人搬送車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分岐路を有する軌道を走行する無人搬送車に関し、特に、無人搬送車に備えた分岐装置の手動による駆動手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、分岐装置を搭載し、軌道上に設けた分岐路において、軌道側の切換えを不要として、自ら自身で進路選択を可能とした無人搬送車(以下搬送車)が知られている。
二股の分岐を備えた軌道上を走行する搬送車においては、分岐装置に、走行方向の左右で、分岐ローラが設けられている。そして、分岐装置の駆動により、左右の分岐ローラのいずれか一方のみが、軌道側へと進出する。
一方、分岐部の軌道上には、案内溝が形成されており、分岐装置の駆動により進出した分岐ローラが、該案内溝と嵌合して接触可能となるように構成されている。案内溝は、分岐部において、主経路および分岐路(バイパス軌道)のそれぞれに沿って設けられている。
そして、搬送車が選択する進路に応じて、左右の分岐ローラの内、いずれか一方を軌道側へ進出させて、該分岐ローラを軌道上の案内溝に嵌合させて、搬送車を案内する。
【0003】
このような分岐装置の一例としては、同一の回転軸に左右の分岐ローラを90度の位相で固設し、回動軸の回転により、いずれか一方の分岐ローラを軌道側へ進出させるものである。
つまり、一方の分岐ローラを分岐装置側へ退避させているときは、必ず他方の分岐ローラが軌道側へ進出した状態となっている。これに対応して、分岐部以外の軌道上では、分岐部の軌道上に設けた案内溝よりも幅広の逃し溝を設けて、軌道側へ進出した分岐ローラが、軌道と接触しないようにしている。
以上のような分岐装置とすることで、両分岐ローラを独立に進出および退避可能とした構成の場合よりも、分岐装置の構造を単純化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記回転軸の回転は、分岐装置に備えたモータのみで行っているため、モータの制御回路等に電気的なトラブルが発生してモータに電力が供給されなくなると、分岐装置を作動させることができなくなってしまう。
また、前述したように、分岐ローラのいずれか一方は、常時、軌道側に進出している。このため、分岐路上にメンテナンス用の待避位置を設けていても、主経路側に対応した分岐ローラが進出した状態で、モータの制御機構が故障した場合は、分岐路へ搬送車を案内することができない。
そこで本発明は、電気的なトラブルが発生しても、分岐装置を作動させることができる無人搬送車を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、分岐路を有する軌道を走行する無人搬送車であって、一対の分岐ローラの一方を択一的に、軌道に沿って形成された案内溝に対して嵌合状態にする分岐装置を備え、分岐装置は、モータにより駆動可能であると共に、手動による別駆動手段により駆動可能とし、前記分岐装置は、前記モータの回転軸から前記分岐ローラの駆動軸に向けて、回転駆動力を伝達する駆動伝達機構を備え、該駆動伝達機構は、前記モータの回転軸の回転に連動する複数のギアを備え、前記別駆動手段は、前記複数のギアの少なくとも一つを手動で回転可能とする手動軸であり、該手動軸は、前記分岐装置のモータによる駆動回転を停止するためのブレーキにより制動可能となる軸を兼用しているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例である無人搬送車13について、図面を参照しながら説明する。まず、無人搬送車13を適用した、非接触電力供給方法による有軌道台車システム1について、図1を用いて説明する。図1は有軌道台車システム1の模式図である。
【0009】
図1において、軌道12は、無人搬送車(以下、搬送車)13の移動経路に敷設されており、その軌道12に沿って銅線などの導電線を絶縁材料で被覆した給電線5・5が配置される。軌道12側部には、複数のステーション10・10が配置され、搬送車13がステーション10・10間を移動して一方のステーション10から他方のステーション10へ物品を搬送できるようにしている。
【0010】
前記給電線5・5の一端には電力供給装置11が設けられ、該給電線5・5に所定の周波数(高周波)で電力が供給されるようにしている。そして、該搬送車13は、電力供給装置11から供給される高周波電流により、電磁誘導を利用して電力を受電し、電力を得るようにしている。
【0011】
搬送車13は、給電線5・5から電力を得るためのピックアップユニット9を有しており、搬送車13には、左右一対の前記ピックアップユニット9・9が少なくとも一対配置されている。そして、搬送車13は、ピックアップユニット9・9が取り出す電力を利用して軌道12上を移動する。
【0012】
前記軌道12は環状の軌道である主経路12aと、該主経路12aに形成した分岐路12bとから構成している。ここで主経路12aと分岐路12bとの接続部を、分岐部14a・14bとする。
主経路12a及び分岐路12b上には給電線5・5が架設されており、一対の給電線5・5が往路と復路とをなすようにし、全体として給電路50が形成されている。そして、搬送車13が軌道12上の何処にいても給電可能とするため、軌道12の少なくとも左右一側には、一対の給電線5・5が配設される。
【0013】
搬送車13は、有軌道の台車であれば天井台車であっても床上台車であってもよい。以下では、搬送車13を天井台車とした実施例について説明する。
まず、搬送車13の構成について、図2、図3、図4を用いて説明する。図2は無人搬送車13を示す斜視図であり、図3は無人搬送車13を示す平面断面図であり、図4は走行部21と分岐部の軌道ユニット120とを示す正面図である。
搬送車13は、図2に示すように、上部に走行部21を設け、下部に物品支持部22を設けている。走行部21は中央のメインフレーム31と、該メインフレーム31の前後に位置する車輪支持部32・32とから構成される。図3に示すように、車輪支持部32・32とメインフレーム31とは、回動支点軸33・33を介して連結されており、車輪支持部32・32がメインフレーム31に対して回動自在となっている。
また、走行部21の下方には、荷物を搭載できるように構成した物品支持部22が設けられている。走行部21と物品支持部22とは、連結体36により連結されており、物品支持部22は走行部21に支持される。また、連結体36の左右には、一対のピックアップユニット9・9が、それぞれ左右に固設されている。
【0014】
走行部21には、搬送車13の駆動手段として、図4に示すように、モータ16が設けられ、該モータ16は、前記メインフレーム31に取り付けられている。
また、モータ16のモータ軸と同軸に駆動車輪25が設けられており、モータ16の駆動により駆動車輪25が回転するようにしている。
【0015】
図2から図4に示すように、車輪支持部32の下部の左右両側には、左右方向の車軸を有する走行車輪23・23が配置されており、該車軸が車輪支持部32に固設されている。
前後の車輪支持部32の左右に、それぞれ走行車輪23が配置され、走行部21全体では、前後左右に四輪の走行車輪23が設けられている。走行車輪23・23・・・は、軌道12に形成した後述の走行レール40・40もしくは走行レール140a・140b・140cに当接して、搬送車13を軌道12上に支持する。
また、図2に示すように(図4には図示せず)、車輪支持部32の上部の左右両側には、上下方向の車軸を有するガイド輪24・24が、左右それぞれに一対ずつ設けられている。左右のガイド輪24・24・・・は、軌道12に形成した後述の垂直部41・41に略接触状態として、搬送車13が軌道12に沿って、左右に位置ズレなく走行するようにしている。
【0016】
次に、搬送車13の走行する軌道12について、図4から図6を用いて説明する。図5は走行部21と非分岐部の軌道ユニット20とを示す正面図であり、図6は分岐部14aを示す平面図である。
前記軌道12は、天井に固定されている。
軌道12は、複数の軌道ユニットを繋ぎ合わせて構成されるものであり、図6に示すように、分岐部の軌道ユニット120と、非分岐部の軌道ユニット20とから構成される。
また、軌道ユニット120は、図4に示すように、左右の垂直部141と、水平部の上端間を橋架する水平部142とを備えて、断面視逆U字状に形成されている。同じく軌道ユニット20も、図5に示すように、左右の垂直部41と、水平部の上端間を橋架する水平部42とを備えて、断面視逆U字状に形成されている。
【0017】
軌道ユニット20において、図5、図6に示すように、前記垂直部41・41の下端から、左右方向の内側に突出する部分が設けられており、一対の走行レール40・40としている。走行レール40の上面は水平面となるように形成されており、該走行レール40上に走行車輪23・23・・・が当接して、搬送車13が走行レール40・40上を走行するようにしている。
軌道ユニット120は、本実施例においては、二股に分岐した構成であるので、図6に示すように、軌道ユニット20の走行レール40・40に対応する走行レールが三つ形成されており、それぞれ140a・140b・140cである。
【0018】
また、軌道ユニット20には、図5に示すように、走行レール40・40の間に、間隙が設けられており、走行部21と物品支持部22とを連結する連結体36を通過可能としている。同様に、軌道ユニット120にも、走行レール120・120の間に、間隙が設けられて、連結体36を通過可能としている。
【0019】
軌道ユニット20の水平部42において、左右中央部の下面には、図5に示すように、走行面43が形成されている。搬送車13に設けた前記駆動車輪25が、同じく搬送車13に設けた図示せぬ付勢手段により上方へ付勢されて、走行面43に当接するようにしている。そして、駆動車輪25の駆動回転により、搬送車13が軌道12に沿って走行する。
同様に、図5に示すように、軌道ユニット120の水平部142にも、左右中央部の下面に、走行面143が形成されており、該走行面143に駆動車輪25が当接する構成である。
【0020】
軌道ユニット20の垂直部41・41の内面は、図5に示すように、前記車輪支持部32の上部に設けたガイド輪24・24・・・の接触面に形成されている。ガイド輪24は、垂直部41と略接触状態となるように、搬送車13に設けられている。そして、ガイド輪24および垂直部41により、搬送車13の軌道方向における左右の位置ズレが、防止されるようにしている。
同じく、軌道ユニット120の垂直部141・141の内面にも、ガイド輪24・24・・・の接触面が形成されている。
【0021】
次に、搬送車13に設けた分岐装置2について、図4、図7、図8を用いて説明する。図7は、である。図7は分岐装置2を示す斜視図であり、図8は分岐装置2を示す平面図である。
搬送車13の前後に設けた車輪支持部32・32の上部には、それぞれ、図7、図8に示す分岐装置2が設けられている。分岐装置2により、軌道12上を走行する搬送車13が、分岐部14a・14bにおいて、分岐路12bと主経路12aとを択一選択可能となるようにしている。
【0022】
まず、分岐装置2を支持する車輪支持部32の構成について説明する。
車輪支持部32は、図4に示すように、正面視で、左右の垂直部44と、該垂直部44の下端間を橋架する水平部45とを備えており、全体として凹形状に形成されている。
垂直部44は、下部の走行輪支持部材46と、上部のガイド輪支持部材47とから構成される。前記走行車輪23は、走行輪支持部材46に設けた軸受けに支持されるものであり、前記ガイド輪24は、ガイド輪支持部材47に設けた軸受けに支持されるものである。
走行輪支持部46とガイド輪支持部47とは固設されており、垂直部44と水平部45とも固設されている。
【0023】
垂直部44(ガイド輪指示部4)の上部には、図7、図8に示すように、両垂直部44・44間を橋架する支持フレーム3が設けられている。そして、支持フレーム3に、前記分岐装置2が支持されるものである。
【0024】
車輪支持部32の内側で、ガイド輪支持部材47には、図7、図8に示すように、上下方向に延出するガイドレール48が固設されている。
また、車輪支持部32の内側で、ガイドレール48の側方に、分岐ローラ26・26の支持台49が設けられている。支持台49には、ガイドレール48に対して摺接する支持体50が固設されており、支持台49がガイドレール48に沿って上下動可能に構成されている。
支持台49の上方には、上下方向の車軸を有する分岐ローラ26・26が設けられており、該車軸は支持体49に回動自在に設けられている。
【0025】
次に、分岐部14a・14bにおいて、搬送車13を主経路12aおよび分岐路12bのいずれか一側に選択させる、案内手段について、図4から図6を用いて、説明する。
案内手段は、軌道12に設けた案内溝142b・142cと、分岐装置2に設けた分岐ローラ26・26・・・とから構成される。
分岐装置2は、車輪支持部32の左右両側に設けた支持体49を、択一的に上下動させる装置である。つまり、図4に示すように、一方の支持台49が最上位置にあるときは、他方の支持台49は最下位置となっている。
軌道12を構成する軌道ユニット120には、図5に示すように、下方に開口する凹形状の案内溝142b・142cが形成されている。案内溝142b・142cの幅は、分岐ローラ26の外径よりやや大きめに形成されており、最上位置へ移動した分岐ローラ26・26が、案内溝142b・142cの側壁に、略接触状態となるようにしている。分岐ローラ26は、案内溝に形成される両側壁により規制されるため、分岐部14a・14bを走行する搬送車13が、案内溝により進路を案内される。
分岐部14aの軌道ユニット120は、図6に示すように、合流側(反二股側)では、案内溝142b・142cは、走行面143の左右に位置している。合流側とは、主経路12aと分岐路12bとの合流する側を意味しており、図7において、軌道ユニット120の下側のことである。図4に示す軌道ユニット120の断面は、合流側での断面である。また、案内溝142b・142cの左右幅は、分岐ローラ26と略接触状態となるだけの幅に形成されている。
一方の案内溝142bは主経路12aに沿って設けられ、他方の案内溝142cが分岐路12bに沿って設けられている。このため、二股側(図7の上側)では、案内溝142b・142cは、走行面143の左右のいずれか一側にのみとなっている。
【0026】
また、軌道ユニット20にも、図5に示すように、軌道ユニット120に設けた案内溝142b・142cに対応する逃し溝42b・42cが設けられている。逃し溝42b・42cは、案内溝142b・142cよりも幅広の左右幅としており、逃し溝42b・42cの側壁に分岐ローラ26が接触しないようにしている。非分岐部である軌道ユニット20上では、搬送車13は、案内溝および分岐ローラ26による案内を不要である。
分岐ローラ26を設けた支持台49の上下動の機構については後述するが、支持台49は択一的に最上位置および最下位置が切換えられる構成であり、搬送車13が分岐部、非分岐部のいずれを走行中であろうとも、支持台49のいずれか一方が必ず最上位置にある。このため、非分岐部においては、案内溝142b・142cよりも幅広とした逃し溝42b・42cとして、分岐ローラ26が軌道12に作用しないようにしている。
【0027】
分岐装置2を支持する支持フレーム3の配置構成について、図7、図8を用いて、より詳細に説明する。
前記支持フレーム3は、支持台49が上下動可能となるように、ガイド輪支持部47・47間において、前後一側に設けられている。ここでは説明の便宜上、支持フレーム3が、ガイド輪支持部47・47の前端側に設けられているものとする。また、図2に示すように、支持フレーム3および分岐装置2を備えた車輪支持部32・32は、それぞれ支持フレーム3が外側(前後側)となるように、メインフレーム31に回動自在に設けられるものである。
【0028】
次に、分岐装置2の駆動手段および駆動伝達機構について説明する。
図7、図8に示すように、前記支持フレーム3の前側には、分岐装置2の駆動手段であるモータ6が設けられている。このモータ6には減速器が内蔵されている。支持フレーム3の左右中央の後側には、ギアケース7が設けられており、分岐装置2の駆動伝達機構を構成するギアや軸が収納されている。
ギアケース7の内部で、モータ6より後方に向けてモータ軸6aが延出しており、モータ軸6aの後端にはギア8が固設されている。また、モータ軸6aと並行に伝達軸15が、ギアケース7に回動自在に設けられている。伝達軸15の前端には、モータ軸6aに固設したギア8と噛合するギア17が固設され、後端にはベベルギア18が固設されている。
また、伝達軸15の後方には、水平方向に延出する駆動軸19が、ギアケース7に回動自在に設けられている。駆動軸19は、分岐ローラ26・26を設けた支持台49を上下動させる駆動軸である。駆動軸19には、伝達軸15に固設したベベルギア18と噛合するベベルギア27が固設されている。
以上のようにして、モータ6の駆動力が、駆動軸19に伝達される。
【0029】
駆動軸19と支持台49とは、クランク機構を介して接続されており、駆動軸19の回転運動が支持台49の上下運動に変換される。
駆動軸19の両端は、いずれもギアケース7より突出する構成であり、駆動軸19の両端それぞれに、同じ構造のクランク機構が設けられている。このため、駆動軸19の一側について説明する。
駆動軸19の一端には、クランクアーム28が固設されており、クランクアーム28は駆動軸19の回転により、駆動軸19を回動中心として回転する。一方、支持台49には、駆動軸19側に開口する長溝49aが形成されており、該長溝49a内には、円柱状のスライダ51が収納されている。長溝49aは前後方向に形成されており、スライダ51が支持台49に対しほぼ前後にのみ移動可能となるようにしている。
スライダ51は、駆動軸19側の端部で、前記クランクアーム28に固設されている。クランクアーム28の両端部の異なる側に、駆動軸19の端部と、スライダ51の端部とが設けられており、スライダ51は駆動軸19の回転により、円運動を行うものである。
【0030】
長溝49aの上下幅は、スライダ51の外径よりやや長く形成されている。スライダ51が円運動して、長溝49aの上面又は下面に当接すると、支持台49は、スライダ51に押されて上方又は下方に移動して、高さ位置が変化する。
支持台49は、前述のように、前記ガイド輪支持部材47に固設されているガイドレール48により、上下動のみ許容されるようになっている。このため、スライダ51の円運動により、スライダ51により長溝49aの上面が押し上げられる、又は、下面が押し下げられることとなっても、前後動することはない。
そして、支持台49は、分岐装置2の駆動により、ガイド輪支持部材47に設けたガイドレール48に沿って、上方又は下方に移動することになる。
なお、長溝49aの上下幅をスライダ51の外径よりやや長く形成することで、スライダ51が、長溝49aの上面又は下面に回転しながら当接する際に、スライダ51が、長溝49aの上下面による抵抗を受けずに、滑らかに回転できるようにしている。
【0031】
駆動軸19の両端部において、クランクアーム28・28は、駆動軸19に対して点対称に固設されており、位相が180度ずれるようにしている。したがって、一方の支持台49が最上位置にあるときは、他方の支持台49は最下位置に位置する。
以上のような構成とすることで、左右の支持台49・49が択一的に最上位置に移動するようにしている。
【0032】
伝達軸15からクランクアーム28までの駆動伝達における別構成について、図9を用いて説明する。図9は別構成の分岐装置を示す平面図である。
図9に示すように、伝達軸15の後方に、前記駆動軸19に代えて、同じく水平方向に延出する駆動軸59・59を、ギアケース7に回動自在に設ける。駆動軸59・59は側面視で同軸上に位置するが、両軸の端部が接触しないように、両軸は離間して設けられる。駆動軸59・59の支持台49側の端部には、それぞれクランクアーム28が固設される。また、駆動軸59・59の伝達軸15側の端部には、伝達軸15に設けたベベルギア18と噛合するベベルギア27・27が固設される。
以上構成により、モータ6の駆動により伝達軸15が回転すると、駆動軸59・59は互いに逆の回転を行う。クランクアーム28・28は、側面視で、駆動軸59・59に対して、点対称に固設されており、位相が180度ずれるようにしている。したがって、一方の支持台49が最上位置にあるときは、他方の支持台49は最下位置に位置する。
本実施例の構成の場合と比べて、クランクアーム28・28(駆動軸59・59)の回転の向きが逆向きになる点が相違するが、支持台49の上下動における作用は同一である。したがって、以上のような構成としても、左右の支持台49・49が択一的に最上位置に移動するようにしている。
【0033】
次に、分岐装置2の別駆動手段について、図7、図8を用いて説明する。
前述したように、分岐装置2の駆動手段として、モータ6が支持フレーム3に設けられている。分岐装置2には、駆動手段としてモータ6の他に、手動軸29が設けられている。手動軸29の前端部には、手動軸29を手動によりまわし易くするため、ハンドル29aが固設されている。
【0034】
手動軸29は、図7、図8に示すように、伝達軸15と並行となるように配置されている。手動軸29の後部は前記ギアケース7の内部に挿入されており、ギアケース7に回動自在に設けられている。ギアケース7には、前述したように、モータ軸6aから駆動軸19へ向けて、回転駆動力を伝達する駆動伝達機構が収納されている。
手動軸29の後端には、伝達軸15の前端に固設したギア17と噛合するギア37が固設されている。そして、手動軸29の回転により、伝達軸15を回転可能である。このため、手動軸29の回転操作により、モータ6のモータ軸6aを連れ回りさせることで、伝動軸15を回転可能である。支持台49の上下動、即ち、分岐ローラ26・26の上下動が可能である。
なお、ハンドル29aは、減速器を内蔵したモータ6において、モータ軸6aからモータ6内の図示せぬロータを回転させるだけの力を手動軸29に伝えやすいように、手動軸29と直交する向きに長く形成されていると共に、手動軸29よりも幅広に形成されている。
【0035】
以上のようにして、まず、分岐部14a・14bにおいて、分岐装置2は、軌道12に沿って形成された案内溝142b・143cに、分岐装置2の分岐ローラ26・26を左右で択一的に略接触状態とする。分岐装置2は、モータ6により駆動可能であると共に、手動による別駆動手段として手動軸29を設け、手動軸29により駆動可能である。
【0036】
このため、モータ6の制御回路等に電気的なトラブルが生じても、人力で分岐装置2を駆動させることができる。分岐装置2を駆動できないと、左右の分岐ローラ26の択一的切換えができず、搬送車13を人力により押して走行させても、分岐部14a・14bでの進路変更ができない。搬送車13に、手動による分岐装置2の別駆動手段を設けることで、トラブル発生時に、分岐部14a・14bでの進路変更を人力で可能となり、搬送車13を軌道12上の主要部から排除することができる。このようにして、トラブルの生じた搬送車13が、軌道12上の他の搬送車13の障害となるのを防止し、故障車以外の搬送車13による搬送作業が遅延するのを、防止することができる。
【0037】
また、以上のようにして、分岐装置2に、モータ軸6aから分岐ローラ26の駆動軸19に向けて、回転駆動力を伝達する駆動伝達機構を備えると共に、駆動伝達機構には、モータ軸6aの回転に連動するギア17・18・27・37を設けている。特に、ギア17・18・27は、モータ軸6aの回転駆動力を、駆動軸19に伝達するためのギアである。
また、ギア37には、後述のブレーキ38のブレーキ軸を外側に延出してなる手動軸29が固設されている。そして、手動の別駆動手段である手動軸29により、前記連動するギアの一つであるギア27が、回転可能となっている。
【0038】
このため、簡単な構成で分岐装置2の駆動手段を構成することができる。
【0039】
次に、分岐装置2のブレーキについて、図7、図8を用いて説明する。
図7、図8に示すように、前記支持フレーム3の前側には、モータ6の側方に、ブレーキ38が設けられている。ここで、手動軸29はブレーキ38のブレーキ軸であり、ブレーキ38は、前記手動軸29を制動可能に構成されている。そして、該手動軸29を制動することで、ギア37・17を介して伝達軸15が停止され、分岐装置2の駆動が停止される。
【0040】
ブレーキ38は、次のように構成されている。手動軸29と軸心を同軸とする略円筒状のコア52が、支持フレーム3に固設されている。コア52と手動軸29との間に、前後にベアリングが設けられており、コア52に対して手動軸29が回動自在となっている。また、コア52の後端面には、図示しないブレーキシューが設けられている。
一方、手動軸29には、コア52の前側に、ディスク55が固設されている。ディスク55は、平面視凸形状に形成されており、軸心の内部側が外部側より厚く形成されている。
ディスク55には、図示しない板バネを介して、アーマチェア(回転子)53がディスク55側に付勢されるように設けられている。アーマチェア53とコア52との間には、ギャップが形成されている。コア52には、反アーマチェア53側の部分に、図示しない永久磁石が配置されている。また、コア52には、通電されると永久磁石と反対の磁力が発生するようにコイルが巻回されており、通電時には永久磁石の磁力を打ち消すようになっている。
このように構成されているため、コア52が通電されていないときには、アーマチェア53が永久磁石によりコア52側に引き寄せられ、アーマチェア53がコア52に設けられているブレーキシューに密着して、ブレーキが作動するようになっている。つまり、電気的なトラブルによりコア52に通電できなくなると、ディスク55に固設したブレーキ軸(手動軸29)の回転が制止されるようになっている。この結果、手動軸29の制止に伴い、ギヤ37・17・8・27を介して、モータ軸6a、駆動軸19が制止され、支持台49の上下動が停止するようになっている。
コア52が通電される間は、コア52が励磁されて永久磁石の磁力が打ち消され、板バネの作用により、アーマチェア53がディスク55側に移動して、ディスク55が回動可能に保たれる。このため、ブレーキ軸(手動軸29)が自在に回転し、支持台49が上下動するようになっている。
【0041】
以上の構成により、手動軸29はブレーキ38により制動可能となるように構成されている。また、手動軸29は、前述したように、分岐装置2の別駆動手段を構成している。つまり、手動軸29は、分岐装置2の別駆動手段と、ブレーキ38により制動可能となる軸とを兼用したものである。
【0042】
分岐装置2には、モータ6の駆動停止後に、慣性によるギアの回転を制止するため、制動手段が必ず必要である。分岐装置2の駆動を停止させるには、前記駆動伝達機構を構成するギアのいずれか一つを制止可能とすればよい。つまり、前記ギアのいずれか一つに固設した軸を、制動手段において、停止させればよいのである。
ブレーキ38においては、ブレーキに用いる軸を前方へ延出させて、手動操作可能とした手動軸29としている。
【0043】
このため、分岐装置2の別駆動手段として、新たに軸を分岐装置2に設ける必要がない。そして、分岐装置2のブレーキ38に設けた軸を利用して、分岐装置2の別駆動手段を構成するので、分岐装置2の部材点数の削減と、コンパクト化に繋がるものである。
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載の如く、分岐路を有する軌道を走行する無人搬送車であって、軌道に沿って形成された案内溝に、分岐ローラを択一的に略接触状態にする分岐装置を備え、分岐装置は、モータにより駆動可能であると共に、手動による別駆動手段により駆動可能としたので、
分岐装置のモータの制御回路等に電気的なトラブルが生じても、人力で分岐装置を駆動させることができる。分岐装置を駆動できないと、左右の分岐ローラの択一的切換えができず、搬送車を人力により押して走行させても、分岐部での進路変更ができないが、搬送車に、手動による分岐装置の別駆動手段を設けることで、トラブル発生時に、分岐部での進路変更を人力で可能となり、搬送車を軌道上の主要部から排除することができる。このようにして、トラブルの生じた搬送車が、軌道上の他の搬送車の障害となるのを防止し、故障車以外の搬送車による搬送作業が遅延するのを、防止することができる。
【0045】
また、分岐装置には、モータの回転軸から分岐ローラの駆動軸に向けて、回転駆動力を伝達する駆動伝達機構を備え、駆動伝達機構には、モータの回転軸の回転に連動する複数のギアを設け、前記別駆動手段は、前記複数のギアの少なくとも一つを手動で回転可能とする手動軸としたので、
簡単な構成で分岐装置の別駆動手段を構成することができる。
【0046】
さらにまた手動軸は、分岐装置のモータによる駆動回転を停止するためのブレーキにより制動可能となる軸を兼用しているので、
分岐装置の別駆動手段として、新たに軸を分岐装置に設ける必要がない。そして、分岐装置のブレーキに設けた軸を利用して、分岐装置の別駆動手段を構成するので、分岐装置の部材点数の削減と、コンパクト化に繋がるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】有軌道台車システム1の模式図である。
【図2】無人搬送車13を示す斜視図である。
【図3】無人搬送車13を示す平面断面図である。
【図4】走行部21と分岐部の軌道ユニット120とを示す正面図である。
【図5】走行部21と非分岐部の軌道ユニット20とを示す正面図である。
【図6】分岐部14aを示す平面図である。
【図7】分岐装置2を示す斜視図である。
【図8】分岐装置2を示す平面図である。
【図9】別構成の分岐装置を示す平面図である。
【符号の説明】
2 分岐装置
6 モータ
8・17・18・27・37 ギア
12 軌道
12b 分岐路
13 搬送車
26 分岐ローラ
29 手動軸
38 ブレーキ
142b・142c 案内溝

Claims (1)

  1. 分岐路を有する軌道を走行する無人搬送車であって、一対の分岐ローラの一方を択一的に、軌道に沿って形成された案内溝に対して嵌合状態にする分岐装置を備え、分岐装置は、モータにより駆動可能であると共に、手動による別駆動手段により駆動可能とし
    前記分岐装置は、前記モータの回転軸から前記分岐ローラの駆動軸に向けて、回転駆動力を伝達する駆動伝達機構を備え、
    該駆動伝達機構は、前記モータの回転軸の回転に連動する複数のギアを備え、
    前記別駆動手段は、前記複数のギアの少なくとも一つを手動で回転可能とする手動軸であり、
    該手動軸は、前記分岐装置のモータによる駆動回転を停止するためのブレーキにより制動可能となる軸を兼用している、
    ことを特徴とする無人搬送車。
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