JP4121699B2 - 汎用交換機および交換方法 - Google Patents
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Description
(発明の技術分野)
本発明は一般に汎用交換機および交換方法、特にワード交換機およびビット交換機を含む汎用交換機に関するものである。
【0002】
(発明の背景)
公衆通信用伝送ネットワークは通常、64kbit/sのビット転送レートで動作し、このビットレートに適応した送信リンク上でデジタル信号の伝送が行われる。通常、信号データはタイムスロット単位で現れ、従来のネットワークでは、それぞれのタイムスロットは特定のチャンネルのために確保される。
【0003】
しかし、公衆伝送ネットワークに接続されるオペレータ交換機の多くは、64kbit/sよりもはるかに低いビット転送レートしか必要としない。このような低いビット転送レートは、例えば8または16kbit/sであって、サブレートと呼ばれる。図1に示すように、例えばデジタル移動通信電話では通常、移動通信ユニットMOBILEと基地局BSを結ぶ無線リンクで低ビット転送レートが得られるように、スピーチ情報はスピーチコーダによってコード化される。例えばGSMシステムでは、移動通信ユニットMOBILEと基地局BSの間のトラフィックは比較的低いビット転送レート、通常16kbit/s以下(GSMフルレート13.0kbit/s、GSMハーフレート5.6kbit/s)で伝送される。一般に、基地局BSとそれに対応する移動通信ユニットMOBILEとの間のトラフィックを扱うために、いくつかの基地局BSに対して1つの基地局コントローラBSCが接続される。基地局コントローラBSCと移動通信交換センタMSCの間のトラフィックには、64kbit/sの高ビット転送レートで動作する標準の公衆伝送ネットワークを利用することが多い。仮に、基地局コントローラBSCが16kbit/s以下のビットレートのGSMトラフィックを直接64kbit/s送信ネットワークに切り換えたとすれば、多くの帯域幅容量が浪費されることになる。その場合、各チャンネルはその予約タイムスロットのビット位置の4分の1か8分の1しか利用しないことになる。しかし、ワードレベルの代わりのビットレベルでこのトラフィックの回線交換を行えば、標準の公衆伝送ネットワークで次に送られる新規の充満タイムスロットにいくつかのサブレートチャンネルを詰め込むことによって、標準の公衆伝送ネットワークによって提供される帯域幅容量を完全利用することができる。
【0004】
従来技術によれば一般に、サブレート交換機とも呼ばれる外部ビット交換機を標準のワード交換機に対して直列に接続し、ビット交換機からワード交換機に逆接続されるようにすることによって、ビットレベルの回線交換が可能になる。図2は従来技術によるワード交換機WSWとビット交換機BSWの構成を図示する概略図である。ワード交換機WSWおよびビット交換機BSWは、データ受信用の入力端子とデータ出力用の出力端子を備えている。ワード交換機WSWの特徴は、ワード全体を処理することである。
【0005】
ここで、ワード交換機WSWが第1の入力端子IN1でサブレートトラフィックを受信すると仮定する。サブレートトラフィックはタイムスロットに入っているが、タイムスロット内のビット位置の一部分しか占有していない。サブレートトラフィックはワードレベルのワード交換機WSWを通して切り換えられて、第1の出力端子OUT1から出力される。ワード交換機WSWの第1の出力端子OUT1はビット交換機BSWの入力端子INに接続される。ビット交換機BSWでは、ビットレベル交換は、複数のサブレートトラフィックチャンネルを詰めた新しいワードを形成するために実行される。通常の手順としては、充満状態のワードを形成することである。これらの新しいワードはビット交換機BSWの出力端子OUTから出力される。ビット交換機BSWの出力端子OUTはワード交換機WSWの第1の入力端子IN2に接続され、受信ワードはワード交換機SWSを通してワードレベルで切り換えられた後、第2の出力端子OUT2から端末回路または同等物を介して公衆伝送ネットワークに出力される。
【0006】
上記従来技術による構成は公衆伝送ネットワークの帯域幅容量の利用率を高めるが、いくつかの欠点がまだ存在する。その一つは、サブレート接続のセットアップを行うために2個の異なる交換機を動作させなければならない。もう一つは、サブレートトラフィックの交換がまず、普通のワード交換機、ビット交換機で行われた後、更にワード交換機に戻って行われることである。当然、これによってトラフィックにかなりの遅れが生じる。また、ビット交換機に接続される普通の交換機の入出力端子は標準レートのトラフィックに利用できない。
【0007】
米国特許第5,453,985号では、ワードレベルとビットレベルの両方によるPCMワード交換ためのPCM送信システム用の汎用デジタル交換機が開示されている。その汎用交換機はワード交換機とビット交換機を備えており、ビット交換機からワード交換機へ逆接続される状態で、ビット交換機とワード交換機が直列に接続される。
【0008】
米国特許第4,718,058号では、互いに直列接続される複数の交換機段を備えた複雑な多段交換ネットワークが開示されている。この多段交換ネットワークでは、入出力段は、ビットレベルの交換機構成になっている。
【0009】
(発明の概要)
本発明は従来技術の構成に関する上記および他の欠点に対処する。
【0010】
本発明の一般的な目的は、ビット単位のサブレート交換およびワード単位の交換をサポートする汎用交換機を提供することである。また、汎用交換機を用いたサブレート接続のセットが簡単で、サブレートトラフィックのトラフィック遅延が最小限に抑えることができれば好都合である。
【0011】
本発明の別の目的は、標準レートおよびサブレート交換をサポートし、交換容量をスケーラブルとする汎用交換機を提供することである。コストと柔軟性の面でモジュラ構成は有利であるので、この汎用交換機をモジュラ形式で提供することが特に望ましい。さらに、モジュラを用いると、32K以上の比較的高いサブレート交換能力の実現が容易になるはずである。
【0012】
更に別の目的は、標準レートおよびサブレート交換をサポートする汎用交換機による交換方法を提供することであり、それによってサブレート接続のセットアップが簡単になり、サブレートトラフィックのトラフィック遅延を最小限に抑えることができる。
【0013】
上記および他の目的は特許請求の範囲によって規定される発明によって達成される。
【0014】
本発明の一般的概念は、ワード交換機とビット交換機の双方に共通の入力信号が入力されるように両交換機を接続する汎用交換機を提供することである。共通入力信号はタイムスロットに現れるデータで構成される。汎用交換機は更に、複数のトラフィック用送信タイムスロットのそれぞれに対してワード交換機経由の第1接続経路とビット交換機経由の第2接続のうち少なくとも一方を確立する手段と、各送信タイムスロットに対して確立した1接続経路からデータを選択する手段とを有する。
【0015】
発明の好ましい実施例では、確立手段は第1接続経路と第2接続経路のいずれか一方のみを各送信タイムスロットのために確立し、選択手段はその確立した接続経路からデータを選択する。
【0016】
このように、ワード交換を第1の動作モードで実行し、ビット交換を第2の動作モードで実行する2重モード汎用交換機が提供される。
【0017】
本発明による解決策の主な利点は、従来技術の構成と比較してサブレートトラフィックのトラフィック遅延が実質的に減少することである。
【0018】
したがって、汎用交換機経由のサブレート接続をセットアップする際に、ワード交換機を経由せずに、ビット交換機を経由するだけで十分に接続経路を確立することができる。このように、サブレート接続のセットアップもまた、単純化される。
【0019】
本発明の提供する他の利点は以下に述べる発明の実施例の説明を読むことによって明らかになる。
【0020】
(図面の簡単な説明)
発明の新規な特徴は特許請求の範囲に記載されている。しかし、発明自体や、他の特徴、利点については、付図とあわせて、以下に述べる特定の実施例の詳細説明を読むことによって十分に理解することができる。
【0021】
(発明の実施例の詳細な説明)
本開示において交換機と呼ぶものは通信用交換機と解釈する。
図3は本発明による汎用交換機の全体構造を例示する概略図である。汎用交換機はワード交換機WSW、ビット交換機BSW、制御可能なセレクタSEL、関連制御システムCSを有する。一般に、汎用交換機への着信データDATA INは従来通りにフレーム単位で配置されるタイムスロットに現れる。着信データDATA INは一般に、標準レートのトラフィックおよびサブレートのトラフィックで構成される。サブレートトラフィックの場合は通常、タイムスロット中のビットのうち一部分だけが占有される状態で、各タイムスロットが特定のサブレートチャンネルのために予約される。
【0022】
汎用交換機の構成は、共通入力信号では少なくとも着信データDATA INの一部がワード交換機WSWとビット交換機BSWの両方に供給されるようになっている。所定数の送信タイムスロットのそれぞれに関しては、ワード交換機WSWを通る第1の可能な接続経路CP1と、ビット交換機BSWを通る2番目の可能な接続経路CP2が定義される。
【0023】
制御システムCSは一般に第1の接続経路CP1と第2の接続経路CP2のうち少なくとも一方を所定送信タイムスロットのそれぞれのために確立し、望ましくは、制御システムCSによって制御されるセレクタSELは確立した方の接続経路からのデータを送信データDATA OUTとして選択する。
【0024】
タイムスロットがトラフィックに使われないならば、もちろん接続経路を確立する必要はない。
【0025】
各送信タイムスロットに対して接続経路のCP1とCP2のいずれか1つだけが確立され、その確立された接続経路から送信データDATA OUTが選択されることが好ましい。交換機WSWおよびBSWに供給されるタイムスロットのデータがサブレートのトラフィックである場合、制御システムCSはサブレートのトラフィックチャンネルがビットレベルで切り換えられて新しいタイムスロットに詰め込まれるようにビット交換機BSW経由の第2接続経路CP2を確立し、セレクタSELはビット交換機BSWからのデータを選択するように制御される。交換機WSWおよびBSWに供給されるタイムスロットのデータが標準レートのトラフィックである場合、制御システムCSは標準レートのトラフィックチャンネルがワードレベルで切り換えられてワード交換機WSW経由の第1接続経路CP1を確立し、セレクタSELはワード交換機WSWからのデータを選択するように制御される。ワード交換に使用されるハードウェアは通常、それに対応するビット交換のハードウェアと比較して消費電力が実質的に少ないので、可能な場合は常にワード交換機WSWを経由してデータ交換を行う方が有利である。
【0026】
このようにして、デュアルモードの汎用交換機が得られる。標準レートトラフィックのためのワード交換は、第1接続経路CP1を確立してセレクタSELでワード交換機WSWからのデータを選択する第1の動作モードで実行される。サブレートトラフィックのためのビット交換は、第2接続経路を確立してセレクタSELでビット交換機BSWからのデータを選択する第2の動作モードで実行される。
【0027】
したがって、ビット交換機BSWを通る接続経路を確立して、そこからデータを選択することによって汎用交換機内のサブレート接続をセットアップするだけで十分である。
【0028】
しかしながら、それぞれのタイムスロットに対して第1接続経路CP1および第2接続経路CP2を確立して、それら接続経路の所定の一方からデータを選択することはもちろん可能である。
【0029】
ある意味で、ワード交換機WSWとビット交換機BSWは互いに並列関係にあると云うことができる。
【0030】
通常、ワード交換機WSWは、ワード形式のデータを含む共通入力信号を受信する入力端子、共通入力信号のワードに対してワードレベルの選択的交換を行う手段、交換手段に接続されてワードを出力する出力端子を備えている。共通入力信号はまた、ビット交換機BSWの入力端子にも供給される。ビット交換機は、新しいワードを形成するために共通入力信号のワードに含まれるビットに対する選択的交換を行う手段と、第2交換手段に接続されて新しいワードを出力する出力端子とを有することが好ましい。セレクタSELはワード交換機WSWの出力端子とビット交換機BSWの出力端子とに接続され、それぞれの送信タイムスロット毎にワード交換機で交換の行われれたワードまたはビット交換機からの新しいワードを選択し、選択したワードを出力する。
【0031】
図4は異なる着信タイムスロットの複数のサブレートチャンネルがビット交換機BSWにおいて送信タイムスロットの新しいワードに詰め込まれる手順を例示する概略図である。通信ネットワークの各コンポーネントから5つの着信タイムスロットTS1IN〜TS5INがビット交換機BSWに到達する。この特定の例では、着信タイムスロットTS1IN〜TS5INの各1個が1つのサブレートチャンネルのために確保される。タイムスロットTS2IN、TS3IN、TS4INの各サブレートチャンネルは対応するタイムスロットのビット位置の2ビットだけを占有し、タイムスロットTS1INとTS5INの各サブレートチャンネルはビット位置の1ビットだけを占有する。ビット交換機BSWでは、着信タイムスロットTS1IN〜TS5INのサブレートチャンネルは送信タイムスロットTS10UTにおいて結合され、新しいワードすなわちこの例では、00111101を形成する。送信タイムスロットTS10UTは、送信タイムスロットのビット位置を最大限に利用するために充満状態にされる。
【0032】
以上にサブレートチャンネルのパッキングについて記述したが、本発明はサブレートチャンネルのアンパックにも適応可能である。図1にしたがってサブレートチャンネルのアンパックの原理を説明する。ここで、移動交換センタMSCから基地局コントローラBSCへ、そして基地局コントローラBSCから基地局BSを経由して複数の移動通信ユニットMOBILEにわたるトラフィックを想定する。タイムスロットに複数のサブレートチャンネルが含まれ、サブレートチャンネルが異なる移動通信ユニットMOBILEにバインドされていると仮定すると、サブレートチャンネルは、対応する基地局BSと次に移動通信ユニットMOBILEに送信される前に基地局コントローラBSCでアンパックする必要がある。従って、基地局コントローラBSCへの着信データは、タイムスロットのサブレートチャンネルをいくつかの異なるタイムスロットに切り換えるためにビット交換機においてビットレベルで処理する必要がある。しかし、以下の記述では、サブレートから標準レートへのビット交換について説明する。
【0033】
一般的に、ビット交換機BSWは送信タイムスロットで出力される新しいワードを形成するために、受信ワード内の選択されたビットのビット位置とワードの双方または一方の変化を制御するものと理解するべきである。したがって、同じワード内の1つ以上の選択されたビットのビット位置の変更または、ワード内の選択されたビットのビット位置およびワードの変更が可能である。タイムスロットのワードの少なくとも1ビットを占有するトラフィックチャンネルは、ワード内の1から8まで、あるいはそれ以上のビット位置のいずれかを占有するトラフィックチャンネルを定義し得るような形で、新しいワードに必要な空間の動的な割り当てを受けることができる。
【0034】
本発明をさらに深く理解するため、以下に本発明による汎用交換機の例を詳細に説明する。
【0035】
図5は本発明の第1実施例による汎用交換機を例示する概略図である。汎用交換機はワード交換機WSW、ビット交換機BSW、制御可能なセレクタSELを有する。また、当業者には明らかなように、汎用交換機全体として、制御システム(図示せず)、クロック、同期信号発生システム(図示せず)などの補助の装置が含まれることは云うまでもない。
【0036】
この特定の例では、ワード交換機WSWは時間−空間交換機である。しかし、他のタイプの交換機も利用可能であるから、この例は発明の範囲を制限することを意図していない。
【0037】
図5のワード交換機WSWは基本的にユーザ情報の形式でデータを格納するスピーチ記憶装置SSからなるマトリクスを含む。ワード交換機WSWはさらに、マルチプレクサ8/1MUXと、スピーチ記憶装置SSに関連する制御記憶装置CSとを含む。ワード交換機WSWは複数の入力線に接続された複数の入力端子INと、複数の出力線に接続される複数の出力端子OUTを備えている。ユーザ情報はデータ信号の形で入力端子INへ、そしてスピーチ記憶装置SSへ送られる。スピーチ記憶装置マトリクスを構成する任意の列の各スピーチ記憶装置SSは同じ入力端子に接続され、その列のすべてのスピーチ記憶装置SSが同一のデータセットを受信するようになっている。
【0038】
また、スピーチ記憶装置SSの各列は、その列の各スピーチ記憶装置SSからのデータ読み出しを制御する各制御記憶装置CSにそれぞれ対応している。スピーチ記憶装置SSからのデータ読み出しにより、ワード単位の時間−空間交換機WSWに時間交換機能を与える。
【0039】
また、スピーチ記憶装置SSの各列は、その列の各スピーチ記憶装置SSがマルチプレクサ8/1MUXに接続されるように、それぞれの制御可能なマルチプレクサ8/1MUXと関連付けられている。図5では、単純化と図面を読み易くするため、列のすべてのスピーチ記憶装置SSと共通マルチプレクサ8/1MUXが1本線で相互接続されるように示されている。しかし、列の各スピーチ記憶装置SSとマルチプレクサMUXは、それぞれ個別に接続されるものとする。マルチプレクサ8/1MUXは制御記憶装置CSに接続され、その制御記憶装置によって制御され、そしてマルチプレクサ8/1MUXは制御記憶装置CSに格納された制御情報に基づいて、列の中のどのスピーチ記憶装置SSからデータを読み出すべきかを決定する。出力端子OUTはマルチプレクサMUXと外部出力線とのインタフェースとして機能する。制御可能なマルチプレクサ8/1MUXはワード単位の時間−空間交換機WSWに空間交換機能を与える。
【0040】
例えば、ワード単位の時間−空間交換機WSWは8個の入力線と8個の出力線と8x8マトリクスのスピーチ記憶装置SSを備え、各入力線が8192のタイムスロットを処理し、各スピーチ記憶装置SSが8192の記憶位置を持っていると仮定すると、結果は伝統的な64Kの時間−空間交換機ユニットになる。
【0041】
本開示において、1K交換機と記述されたとき、それは実際に1024の多重位置(MUP)を備えた交換機ユニットを意味する。同様に、64K交換機は65536の多重位置を備えた交換機ユニットを意味する。
【0042】
図5に関する例では、ビット交換機BSWもまた、時間−空間交換機である。ビット交換機BSWとワード交換機WSWは、総合的なハードウェア構成に関して同等のものである。ビット交換機BSWはスピーチ記憶装置SSのマトリクスと、それに関連するマルチプレクサ8/1MUXおよび制御記憶装置CSとを有する。ビット交換機BSWはさらに、入力端子IN、出力端子OUTを備えている。また、ビット交換機BSWは、その入力端子INにワード/ビット逆アセンブラが接続され、この逆アセンブラは、入力端子INで受信したタイムスロットに含まれるワードを逆アセンプルして、各ワードを複数の個別ビットBIT0〜BIT7に分割する。逆アセンプルされた1ワードごとに、そのワードの所定の1ビットがスピーチ記憶装置マトリクスの各列に供給されて、そのビットが列のすべてのスピーチ記憶装置に格納される。
【0043】
ビット交換機BSWのスピーチ記憶装置SSはワード交換機WSWのスピーチ記憶装置と同等であることが好ましいが、記憶位置には1ビットしか格納されない。このように、ワード交換機WSWとビット交換機BSWには、同じハードウェアや、同じあるいは類似のソフトウェアとメインテナンスルーチンが利用可能である。しかし、代替手段として、ワード全体の代わりにビットを記憶位置に格納するためにビット交換機BSWにスピーチ記憶装置SSを設けることも可能である。
【0044】
以上のように、ワード交換機WSWとビット交換機BSWに同じハードウェアを使用することが好ましい。しかし、ワード交換とビット交換に同じハードウェアを使用する場合、1ワードが8ビットと仮定すると、一度に1ビットづつ交換を行うビット交換機と比較して、一度に8ビットの交換を行うワード交換機は8倍も効率的であるのは明らかである。ワード交換機WSWでは、それぞれの制御記憶位置は一度に8ビットを選択する。ビット交換機BSWの場合は、それぞれの制御記憶位置は1ビットしか選択しない。したがって、ワード交換機WSWの交換能力はビット交換機BSWの8倍である。ワード交換機WSWの能力が64Kであって、各ワードが8ビットで形成されると仮定すると、ビット交換機BSWの能力は8Kになる。
【0045】
ビット交換機BSWでは、関連の制御記憶装置CSによって制御されるマルチプレクサ8/1MUXは、スピーチ記憶装置SSから選択されたビットを出力する機能を持つ。ビット交換機BSWのマルチプレクサ8/1MUXで選択された出力ビットはビット/ワードコンバータB/W CONVで結合され、新しいワードとして出力端子OUTから出力される。
【0046】
動作状態では、データ信号はワード交換機WSWの入力端子に供給される。ワード交換機WSWの所定の入力端子へのデータ信号は、ワード交換機WSWの入力端子と同じ着信タイムスロットがビット交換機BSWの入力端子に連続的に供給されるようにするため、ビット交換機BSWの入力端子にも供給される。
【0047】
発明の好ましい実施例によれば、1送信タイムスロットごとに、そのタイムスロットのトラフィックタイプ(標準レート/サブレート)に応じて、制御システム(図5に示されていない)はワード交換機WSWあるいはビット交換機BSW経由の接続経路を確立する。セレクタSELは、確立した接続経路からデータを選択してそのデータを送信データとしてセレクタSELの出力端子に送出するように制御される。
【0048】
しかし、ワード交換機WSWの残りの入力端子に入力される他のデータ信号のデータに対しては、ワード交換機WSWにおいて通常通りワードレベルの交換が行われることは明らかである。
【0049】
制御システムは通常、交換機に格納されたデータの読み出しを制御し、交換機の所定入力多重位置と所定出力多重位置の間で回路を形成するために、その交換機の適切な制御記憶装置CSを設定することによって接続経路を確立する。一般に、制御記憶装置の設定には、制御記憶装置CSへの制御情報の書き込み操作が含まれる。この制御情報によって、交換機におけるスピーチ記憶装置SSからのデータの読み出しが制御される。
【0050】
制御可能なセレクタSELは、それに対応する制御記憶装置CSによって制御されるマルチプレクサ2/1MUXを含むことが好ましい。マルチプレクサ2/1MUXはワード交換機WSWの所定出力端子およびビット交換機BSWの出力端子に接続される。セレクタの2/1MUXに関連する制御記憶装置CSは2/1MUXの選択動作を制御する特定の制御情報を保持する。
【0051】
ビット交換機BSW経由の接続経路が確立され、セレクタSELの2/1MUXがビット交換機BSWの出力端子からデータを転送するように設定されていれば、サブレート交換は汎用交換機によってサポートされる。一方、ワード交換機WSW経由の接続経路が確立され、2/1MUXがワード交換機WSWの所定の出力端子からデータを転送するように設定されていれば、標準のワード交換は汎用交換機によってサポートされる。このように、汎用交換機によって標準交換と同様にサブレート交換もサポートされる。
【0052】
図6は本発明の第2実施例による汎用交換機を例示する概略図である。図6の汎用交換機は図5のものと同様である。しかし、図6で見られるように、ここでは2/1マルチプレクサとして形成されるセレクタはワード交換機WSWの中に一体化される。マルチプレクサ2/1MUXは、ワード交換機WSWにおけるマルチプレクサ8/1MUXのうち所定の1出力端子とビット交換機BSWの出力端子とに接続される。マルチプレクサ2/1MUXは所定の8/1マルチプレクサMUXに関連する制御記憶装置CSに格納された追加制御情報によって制御されることが好ましい。さらに、ワード交換機WSWおよびビット交換機BSWに共通のデータ信号はここで、ワード交換機WSW内部の接続ポイントからビット交換機BSWに供給される。
【0053】
図7は本発明による交換方式を示すフローチャートである。図7のフローチャートはワード交換機およびビット交換機を含む汎用交換機においてタイムスロットに現れるデータの交換方法に関連する。方法は1タイムスロット単位で実行される。ステップ101で、タイムスロットに現れるデータを含む共通入力信号はワード交換機およびビット交換機に供給される。ステップ102で、ワード交換機経由の第1接続経路とビット交換機経由の第2接続経路のうち少なくとも1つが、送信タイムスロット用として確立される。次に、ステップ103で、接続経路のうち確立された1つから、送信タイムスロット用のデータが選択される。接続経路が1つだけ確立されて、その接続経路からデータが選択されることが好ましい。
【0054】
発明の好ましい実施例では、ワード交換機とビット交換機は時間−空間交換機である。時間−空間(TS)交換機は本来、厳密にノンブロッキングであり、もちろん、それが利点である。時間−空間交換機のもう1つの利点は、出力側の任意の多重位置から入力側の任意の多重位置までに1経路しかなく、この経路がこれら多重位置間の接続に常時利用可能なことから、経路選択が簡単になることである。
【0055】
しかし、時間−空間交換機におけるスピーチ記憶装置、制御記憶装置、マルチプレクサの内部接続が膨大な量になることと、その複雑さのために、時間−空間交換機は分割不能で、モジュラ化に適さないと一般に考えられている。従来の大型ワードTS交換機の能力は128Kであるが、最先端のTS交換機はその技術的限界まで進歩して216Kに達し、同じラックに可能な限り多くのコンポーネントとケーブル接続を詰め込むことができる。最先端のビットTS交換機の最大能力は16〜24Kである。多くの電気通信アプリケーションにおいては、より高いワード交換、ビット交換能力が求められ、従来のTS交換機構造では不十分である。
【0056】
本発明によれば、図5および図6で示される交換機のようなデュアルモード交換機モジュールを基礎にしたモジュラ型汎用時間−空間交換機が提供される。
【0057】
総合的な汎用交換機モジュラを作ると云う一般概念は、TS交換機コアの空間交換機能の一部を分割して複数の交換機アダプタボードにグループ化し、交換機アダプタボードに関連する更に小さい独立の時間−空間交換機モジュールまたは交換機ユニットで形成されるマトリクスにTS交換機コア自体を分割することである。各グループの交換機アダプタボードは、モジュールへのデータ入力時には交換機モジュールの所定列と協働し、モジュールからのデータ出力時には交換機モジュールの所定行と協働する。このように、異なるサブラック間における妥当な数の相互接続によって時間−空間交換機構造を複数のサブラック形態で作り上げることが可能になり、その結果、真のモジュラTS交換機構造が得られる。交換機のモジュラ化は、技術的な複雑さを妥当な程度に抑えながら比較的小さいブロックを取り扱うことを意味する。
【0058】
モジュラ交換機には、コストと柔軟性において利点がある。例えば、単一またはわずか数個の交換機モジュールを備えた小型交換機から比較的低費用で始めることが可能である。その後の段階で容量の拡張が必要になれば、適切な数の交換機モジュールを追加して、交換機全体を拡張することができる。この方法によれば、費用は実際に要求される容量に見合った効果的なものとなる。さらに、主要なビルディングブロック、すなわち、デュアルモード交換機モジュールおよび交換機アダプタボードが同じなので、類似あるいは同一のソフトウェアやメインテナンスルーチンがすべてのサイズの交換機に利用することができる。
【0059】
なお、以下の記述では交換機アダプタボードを交換機アダプタユニットと呼ぶ場合がある。1グループの交換機アダプタボード全体を単一回路基板に搭載することが可能なので、用語としては交換機アダプタボードよりも交換機アダプタユニットのほうが適当かもしれない。しかし、各単一回路基板上に交換機アダプタユニットが1個づつ搭載される場合は、もちろん交換機アダプタボードと呼ぶのが適切である。
【0060】
図8は本発明によるモジュラ汎用交換機の交換機構造を例示する概略図である。交換機構造200は交換機モジュールSM0−0〜SM7−7で形成されるマトリクス201と、グループSAB0〜7、SAB8〜15、・・・、SAB56〜63に分けられた複数の交換機アダプタボード202とを含む。各グループの交換機アダプタボードは、マトリクス201内の所定行の交換機モジュールSMに対応し、これらの交換機モジュールSMにデータが入力されるようになっている。各グループの交換機アダプタボードは、マトリクス201内の所定列の交換機モジュールSMに関連し、その列の交換機モジュールSMにデータが入力されるようになっている。交換機アダプタボードSABは通常、交換機構造200の出力インタフェースおよび入力インタフェースとして機能する。
【0061】
もちろん、当業者には明らかなように、総合的な汎用交換機はモジュラ交換機構造だけではなく、そのほかに制御装置(図示せず)やクロック、同期信号発生システム(図示せず)などの補助装置を備えている。
【0062】
図8では交換機モジュールSM0−0〜SM7−7の概略が示されているが、各交換機モジュールSMは、サブレート交換と標準レート交換を共にサポートできるように、ワード単位の時間−空間交換機ユニットと、ビット単位の時間−空間交換機ユニットと、制御可能なセレクタで構成されるものと理解すべきである。交換機モジュールの詳細な構成例は図9との関連で後述する。
【0063】
交換機モジュールの各所定の列と交換機アダプタボードの各グループとの対応関係は図8で示されており、交換機アダプタボードの各グループは、それに対応する交換機モジュールSMの列と共に実線で囲まれている。図8の太線は、単に図面を読み易くするためのものである。交換機アダプタボードの各グループと交換機モジュールの各所定行の対応関係は非常に単純であるため、図8には示されていない。
【0064】
図9は本発明による2x2マトリクス交換機モジュールを備えたモジュラ交換機構造を例示する詳細図である。交換機構造210は2x2マトリクスとして構成可能な4つの交換機モジュールSM0−0〜SM1−1と、16の交換機アダプタボードSAB0〜SAB15を有する。簡略化するため、交換機アダプタボードSAB0、SAB1、SAB8、SAB15のみ図示されている。交換機アダプタボードSAB0〜SAB15は、SAB0〜SAB7を第1のグループ、SAB8〜SAB15を第2のグループとして、各グループ8枚の2グループで構成される。それぞれの交換機モジュールSMはワード交換機WSWと、ビット交換機BSWと、制御可能なセレクタSELを含む。この例で、ワード交換機WSWは図5で示されるワード交換機と同様に64KのTS交換機ユニットとし、ビット交換機BSWは図5で示されるビット交換機と同様に8KのTS交換機ユニットとすることが好ましい。
【0065】
第1グループのアダプタボードSAB0〜7は交換機モジュールSM0−0およびSM0−1の第1行に関連付けられ、そのグループの各交換機アダプタボードSABは交換機モジュールSM0−0およびSM0−1におけるワード交換機WSWの各所定入力端子位置に対応し、その入力端子位置に対応するスピーチ記憶装置に交換機アダプタボードSABからデータを送るようになっている。同様に、第2グループのアダプタボードSAB8〜15は交換機モジュールのSM1−0およびSM1−1の第2行に関連付けられる。第2グループSAB8〜15の各交換機アダプタボードSABは交換機モジュールSM1−0およびSM1−1におけるワード交換機WSWの各所定入力端子位置に関連付けられ、その入力端子位置に対応するスピーチ記憶装置にデータを送るようになっている。
【0066】
この特定の例では、それぞれの交換機アダプタボードSABは時間多重データの信号ストリームを受信する入力インタフェースを備えている。入力インタフェースは、所定の入力端子位置でワード交換機入力端子INに接続される分配ポイントに接続され、そして、そこに多重データを分配することにより、上記位置で入力端子INに接続され、交換機モジュールの関連行における各ワード交換機WSW内の全スピーチ記憶装置が多重データを受信する。
【0067】
図9を参照すると、交換機アダプタボードSAB0の分配ポイントが交換機モジュールSM0−0におけるワード交換機WSWの第1入力端子および交換機モジュールSM0−1におけるワード交換機WSWの第1入力端子に接続されることが分かる。SAB1の分配ポイントはSM0−0およびSM0−1においてワード交換機WSWの第2入力端子に接続される。SAB8の分配ポイントはSM1−0およびSM1−1においてワード交換機WSWの第1入力端子に接続され、SAB15の分配ポイントはSM1−0およびSM1−1においてワード交換機WSWの最後の入力端子に接続される。
【0068】
それぞれの交換機モジュールSMでは、ビット交換機BSWは、それに対応するワード交換機WSWの所定の1入力端子INと同じ入力信号を受信するように接続される。セレクタSELは、ビット交換機BSWの出力端子および対応するワード交換機WSWの所定の1出力端子に接続され、ワード交換機WSWの上記出力端子からのワードまたはビット交換機BSWによって形成されるワードを選択する。総合的な汎用交換機の制御システム(図示せず)は各送信タイムスロットのためにワード交換機WSW経由またはビット交換機BSW経由の接続経路を確立することが好ましい。送信タイムスロットに割り当てられるデータが標準レートトラフィックの場合は、制御システムはワード交換機経由の接続経路を確立することになる。一方、送信タイムスロットに割り当てられるデータがサブレートトラフィックの場合は、制御システムはビット交換機BSW経由の接続経路を確立することになる。
【0069】
また、各ビット交換機BSWは、現在確立されている接続とは関連のない出力ビットの値を論理ゼロに設定する機器を有する。ビット交換機BSWの制御記憶装置CSは各データビットについて、現在のデータビットがトラフィックに使われているか否か、すなわち現在のデータビットが有効か否かを示すビジィビットを備えることが好ましい。通常、ビジィビットは、対応するデータビットが有効であれば「1」、無効であれば「0」である。例えば、図6のビット交換機BSWにさらに複数のANDゲートを追加して、各ゲートを8/1MUXおよび対応の制御記憶装置CSに関連付けることが可能である。その場合、各ANDゲートは関連8/1MUXからの出力および対応する制御記憶装置CSからのビジィビットを受信するように接続され、ANDゲートの出力はB/Wコンバータに接続される。このように、現在確立されている接続とは関連のない出力ビットの値、すなわち無効ビットは論理ゼロに設定される。その理由は後述する。
【0070】
それぞれのグループの交換機アダプタボードはまた、マトリクス形式の交換機モジュールSMの所定列と関連付けられる。第1グループの交換機アダプタボードSAB0−7は交換機モジュールSM0−0およびSM1−0の第1列と対応し、そのグループの各交換機アダプタボードSABは交換機モジュールSM0−0およびSM1−0におけるワード交換機の各所定出力端子位置と対応しており、その位置で、セレクタSELの出力端子OUTあるいは適切な出力端子からデータがフェッチされる。同様に、第2グループのアダプタボードSAB8〜15は交換機モジュールSM0−1およびSM1−1の第2列と対応する。それぞれの交換機アダプタボードはさらに、制御可能なマルチプレクサ2/1MUX形式の空間交換機能ユニットと、それに関連する制御記憶装置CSとを有する。空間交換機能マルチプレクサ2/1MUXは、セレクタSELに接続されないワード交換機WSWの出力端子OUTと所定の出力端子位置で接続されるか、あるいはセレクタSELの出力端子OUTに接続され、そこからデータを受信する。制御記憶装置CSはマルチプレクサ2/1MUXを制御する制御情報を保持する。
【0071】
各グループの交換機アダプタボードにおける所定交換機アダプタボード(グループSAB0〜7のSAB0、グループSAB8〜15のSAB8)は、交換機モジュールSMの関連列のセレクタSELから選択されたワードを受信するように接続される。これら所定交換機アダプタボードSAB0およびSAB8は、ビットレベルでトラフィックの交換を行う入出力インタフェースとして機能する。
【0072】
各交換機アダプタボードグループの所定交換機アダプタボードはさらに、選択されたワードに対してビット単位でOR演算を実行するORゲートを備えている。その交換機アダプタボードの空間交換機能マルチプレクサ2/1MUXは、関連列の交換機モジュールSMからデータを受信し、そのデータはORゲートに供給される。
【0073】
空間交換機能マルチプレクサ2/1MUXからのワードまたはORゲートからのワードを出力として選択するために、交換機アダプタボードの空間交換機能マルチプレクサ2/1MUXの出力端子に接続されるとともにORゲートの出力端子に接続される追加マルチプレクサ2/1MUXを所定の交換機アダプタボードに設けることが好ましい。
【0074】
サブレート交換において、関連のビット交換機BSWからのワードが対応のセレクタSELによって所定の交換機アダプタボードに送られるとき、ORゲートからのOR演算の結果は交換機アダプタボード出力として交換機アダプタボードの追加マルチプレクサ2/1MUXから送出されることが好ましい。確立された接続とは関連のない出力ビットは「0」に設定されるので、関連出力ビットはORゲートを通過する。このようにして、モジュラ交換機構造のサブレート交換は好結果をもたらす。
【0075】
それぞれの交換機モジュールについて、ワード交換機WSWの入力端子INおよびビット交換機BSWの入力端子INは交換機モジュールSMの入力インタフェースとして機能する。ワード交換機WSWの出力端子OUTのうち、制御可能なセレクタSELの入力端子に接続された以外の出力端と、制御可能なセレクタSELの出力端子は、交換機モジュールSMの出力インタフェースとして機能する。
【0076】
一般に交換機アダプタボードは汎用交換機全体に対する出力インタフェースを構成する。特に、交換機アダプタボードSAB1〜7およびSAB0〜15における空間交換機能マルチプレクサ2/1MUXの出力端子と、所定の交換機アダプタボードSAB0およびSAB8の追加マルチプレクサ2/1MUXの出力端子は、汎用交換機の出力端子として機能する。
【0077】
図9において、セレクタSELはワード交換機WSWに内蔵されたように図示されていないが、一体化することが可能である。その場合、交換機モジュールは図6で示される汎用交換機として構成される。
【0078】
図9のモジュラ交換機構造の動作を理解するため、交換機構造においてトラフィックをビットレベルで交換を行う例について、図10に基づいて以下に述べる。
【0079】
図10は図9の交換機構造におけるビットレベルのトラフィック交換を例示する概要図である。交換機モジュールSM0−0は、サブレートトラフィックデータからなる2つのタイムスロットTS1、TS2を受信する。これらのタイムスロットは交換機アダプタボードSAB0から交換機モジュールに供給されることが好ましい。タイムスロットのデータに対する交換は、交換機モジュールSM0−0のビット交換機BSWを介して行われ、現在トラフィックに使用されていないビットを「0」とする第1の新しいワードが形成される。この新しいワードは図9、図10に示すように、セレクタSELから交換機アダプタボードSAB0に送られる。交換機モジュールSM1−0は、サブレートトラフィックデータを含んだ2つのタイムスロットTS3、TS4を受信する。これらのタイムスロットは交換機アダプタボードSAB8から交換機モジュールに供給されることが好ましい。タイムスロットのデータに対する交換は、交換機モジュールSM1−0のビット交換機BSWを介して行われ、現在トラフィックに使用されていないビットを「0」とする第2の新しいワードが形成される。この新しいワードは交換機モジュールSM1−0のセレクタSELから交換機アダプタボードSAB0に送られる。
【0080】
交換機アダプタボードSAB0では、交換機モジュールSM0−0およびSM1−0のセレクタSELから送られた新しいワードがORゲート(図9)に供給され、ビット単位のOR演算によって交換機アダプタボードの出力ワードが生成される。適切に動作すれば、全体的な制御システム(図示せず)によって交換機モジュールSM0−0およびSM1−0のビット交換機BSWによる新しいワードの生成が制御され、第1のワードでアクティブに“0”に設定されているビットが、トラフィックデータによって占有されている第2のワードの位置に対応する位置に配置される。逆もまた同様である。このように、現在確立されている接続に関連する出力ビットが交換機アダプタボードSAB0からの出力として送出される。この原理は図10で図示される。
【0081】
本発明の代替実施例では、ANDゲートの代わりにビット交換機BSWのORゲートと反転ビジィビットを使用して、現在確立している接続とは関係のない出力ビットすなわち、いわゆる不活性ビットの値を論理1「1」に設定することによって、現在確立している接続と関係する関連出力ビットが交換機アダプタボードSAB0からの出力として送出される。その場合は、所定の交換機アダプタボードSAB0のORゲートは関連出力ビットを送出するANDゲートを置換される。
【0082】
デュアルモード交換機モジュールSMおよび交換機アダプタボードSABに基づいて異なるサイズの交換機構造を設計するための原理を以下に簡潔に記述する。一例として、それぞれの交換機モジュールSMが64Kのワード交換機、8Kのビット交換機を有すると仮定する。この場合、128Kのワード交換能力および16Kのビット交換能力を備えた汎用交換機を得るためには、2x2マトリクスとして構成可能な4つのデュアルモード交換機モジュールSMと、2グループの交換機アダプタSAB0〜7、SAB8〜15が必要である。また、192Kのワード交換能力および24Kのビット交換能力を備えた汎用交換機を得るためには、3x3マトリクスとして構成可能な9つのデュアルモード交換機モジュールSMと、3グループの交換機アダプタSAB0〜7、SAB8〜15、SAB16〜23が必要である。本発明によるモジュラ交換機の概念はさらに大きい交換機も可能にする。更に多くのデュアルモード交換機モジュールSMおよび交換機アダプタボードSABを使用することによって、最大限で512Kのワード交換能力および64Kのビット交換能力を備えた汎用交換機が容易に得られる。下記の表1は、交換機モジュールが全体で64Kのワード交換能力と8Kのビット交換能力を備えていると仮定した場合の、総交換機サイズと、サブレート容量と、必要なデュアルモード交換機モジュールSMおよび交換機アダプタボードSABの数との関係を示している。
【表1】
上記実施例は単なる例として記述であって、本発明を限定するものではない。発明の趣旨から逸脱することなく上記以外の特定の形態で発明を実施することはもちろん可能である。ここに開示され、請求される基本原理に基づく修正および変更は発明の範囲と趣旨に包含されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 公衆伝送ネットワークを介して移動通信交換センターに接続される基地局コントローラと通信接続される移動通信ユニットの概略図。
【図2】 従来技術によるビット交換機に接続されたワード交換機の概略図。
【図3】 本発明による汎用交換機の全体構造を例示する概略図。
【図4】 異なる着信タイムスロットで入力される複数のサブレートチャンネルをビット交換機の送信タイムスロットの新しいワードに詰める方法を例示する概略図。
【図5】 本発明の第1実施例による汎用交換機を例示する概略図。
【図6】 本発明の第2実施例による汎用交換機を例示する概略図。
【図7】 本発明による交換方式を示す流れ図。
【図8】 本発明によるモジュラ汎用交換機の交換機構造を例示する概略図。
【図9】本発明によるモジュラ交換機構造を具体的に例示する概略図。
【図10】 図9の交換機構造を用いたビットレベルのトラフィック交換方法を例示する概略図。
Claims (18)
- 個別のワード交換機(WSW)および個別のビット交換機(BSW)を有する汎用交換機であって、
タイムスロットに現れるデータを含む共通入力信号が前記個別のワード交換機(WSW)の入力および前記個別のビット交換機(BSW)の入力に分配されるように、前記ワード交換機と前記ビット交換機とは接続されていて、
所定数の各送信タイムスロットの間に、前記ワード交換機(WSW)経由の第1接続経路(CP1)と前記ビット交換機(BSW)経由の第2接続経路(CP2)のうち少なくとも一方を確立する手段と、
前記ワード交換機の出力と前記ビット交換機の出力とに接続され、前記各送信タイムスロットの間に、前記第1接続経路(CP1)と前記第2接続経路(CP2)のうちの確立した経路からのデータを選択して、前記個別のワード交換機あるいは前記個別のビット交換機からのデータを出力する選択手段(SEL)とを有することを特徴とする前記汎用交換機。 - 請求項1記載の汎用交換機であって、前記確立手段が前記各送信タイムスロットの間に、前記第1接続経路(CP1)と前記第2接続経路(CP2)のうち一方のみを確立し、確立した接続経路からのデータを前記選択手段(SEL)によって選択することを特徴とする前記汎用交換機。
- 請求項1記載の汎用交換機であって、前記確立手段が前記各送信タイムスロットの間に、前記第1接続経路(CP1)および前記第2接続経路(CP2)を確立し、前記確立した第1接続経路(CP1)および前記確立した第2接続経路(CP2)のうち一方からのデータを前記選択手段(SEL)によって選択することを特徴とする前記汎用交換機。
- 請求項1記載の汎用交換機であって、前記ワード交換機(WSW)および前記ビット交換機(BSW)が時間−空間交換機であることを特徴とする前記汎用交換機。
- 請求項1記載の汎用交換機であって、
前記ワード交換機(WSW)がワード形式のデータを含む前記共通入力信号を受信する第1入力端子と、前記共通入力信号のワードに対してワードレベルの選択的交換を行う第1手段と、前記第1交換機手段に接続されてワードを出力する第1出力端子を備えること、
前記ビット交換機(BSW)が前記共通入力信号を受信する第2入力端子と、前記共通入力信号のワードに含まれるビットに対する選択的交換によって新しいワードを形成する第2手段と、前記第2の交換機手段に接続されて前記新しいワードを出力する第2出力端子を備えること、
前記選択手段(SEL)が前記選択したワードを出力するために前記第1出力端子および前記第2出力端子に接続され、前記第1交換機手段によって交換が行われたワードまたは前記第2交換機手段によって形成された新しいワードを選択することを特徴とする前記汎用交換機。 - 請求項5記載の汎用交換機であって、動作中に前記新しいワードを形成するために、受信ワードにおけるビット位置と、選択されたビットのワードの一方または双方の変化を前記第2のビット交換機手段によって制御することを特徴とする前記汎用交換機。
- 請求項1記載の汎用交換機であって、
前記ワード交換機(WSW)がワード形式のデータを含む前記共通入力信号を受信する第1入力端子と、前記共通入力信号のワードに対してワードレベルで選択的交換を行う第1手段と、前記第1交換機手段に接続されてワードを出力する第1出力端子を備えること、
前記ビット交換機(BSW)が前記共通入力信号を受信する第2入力端子と、前記共通入力信号のワードに含まれるビットに対する選択的交換によって新しいワードを形成する第2手段と、前記第2の交換機手段に接続されて前記新しいワードを出力する第2出力端子を備えること、
前記選択手段(SEL、2/1MUX)が前記ワード交換機(WSW)の中に一体化され、前記ワード交換機(WSW)における前記第1交換機手段によって交換が行われるワードまたは前記ビット交換機(BSW)における前記第2交換機手段によって形成された新しいワードを選択して前記選択したワードを出力することを特徴とする前記汎用交換機。 - 請求項1または5または7記載の汎用交換機であって、前記選択手段(SEL)が前記汎用交換機の制御システム(CS)によって制御される制御可能なセレクタ(2/1MUX)であることを特徴とする前記汎用交換機。
- 請求項1記載の汎用交換機であって、
ワード形式のデータを含む入力信号を受信する入力端子であって、前記共通入力信号を受信する所定の1入力端子を含めた複数の入力端子(IN)と、
列と行からなるスピーチ記憶装置マトリクスとして構成可能なスピーチ記憶装置(SS)であって、前記スピーチ記憶装置マトリクスの所定行で各入力端子(IN)と接続され、入力端子(IN)で受信された各ワードを前記所定行の各スピーチ記憶装置に格納する複数のスピーチ記憶装置(SS)と、
前記スピーチ記憶装置マトリクスの各列におけるスピーチ記憶装置(SS)にそれぞれ関連する複数の第1マルチプレクサ(MUX)と、
前記スピーチ記憶装置マトリクスの各列および同じスピーチ記憶装置列に関連する第1マルチプレクサ(MUX)にそれぞれが関連する複数の制御記憶装置(CS)であって、
− スピーチ記憶装置列における各スピーチ記憶装置(SS)からのワード読み出しを制御する情報と、
− 前記スピーチ記憶装置列のどのスピーチ記憶装置(SS)からのワードを出力ワードとして前記第1のマルチプレクサ(MUX)によって取り出すべきかを制御する情報
を保持する前記複数の制御記憶装置(CS)とを前記ワード交換機(WSW)に設けた前記汎用交換機。 - 請求項9記載の汎用交換機であって、
前記ビット交換機(BSW)が前記共通入力信号を受信する第2入力端子と、前記共通入力信号のワードに含まれるビットに対する選択的交換によって新しいワードを形成する第2手段と、前記第2交換機手段に接続された第2出力端子を備えること、
前記選択手段(SEL)が前記第1マルチプレクサの所定の1出力端子(MUX)および前記ビット交換機の第2出力端子(BSW)に接続される第2マルチプレクサ(2/1MUX)を含み、前記第2のマルチプレクサ(2/1MUX)が前記所定の第1マルチプレクサ(MUX)に関連する第1制御記憶装置(CS)に格納された追加制御情報によって制御されることを特徴とする前記汎用交換機。 - 請求項1記載の汎用交換機であって、
ワード形式のデータを含む共通入力信号を受信する入力端子(IN)と、
各ワードが複数のビット(BIT0からBIT7)に分割されるように、受信ワードをビットレベルに逆アセンプルするために前記入力端子に接続されるワード/ビット逆アセンブラと、
列と行からなるスピーチ記憶装置マトリクスとして構成可能なスピーチ記憶装置(SS)であって、逆アセンブルされた各ワードについて前記スピーチ記憶装置マトリクスの各行がワードに含まれる所定の1ビットに応答してそのビットがその行の全スピーチ記憶装置に格納されるようにした複数のスピーチ記憶装置(SS)と、
前記スピーチ記憶装置マトリクスの各列および対応のマルチプレクサ(MUX)に関連する制御記憶装置(CS)であって、
− スピーチ記憶装置列における各スピーチ記憶装置(SS)からのビット読み出しを制御する情報と、
− 前記スピーチ記憶装置列のどのスピーチ記憶装置(SS)からのビットを出力ビットとして前記マルチプレクサ(MUX)によって取り出すべきかを制御する情報
を保持する複数の前記制御記憶装置(CS)と、
前記マルチプレクサ(MUX)からの出力ビットを結合して新しいワードにするためのビット/ワードコンバータ(B/W CONV)とを前記ビット交換機(BSW)に設けたことを特徴とする前記汎用交換機。 - 請求項1記載の汎用交換機であって、
クロック信号および同期信号を前記汎用交換機に供給するためのクロック信号・同期信号発生システムと、
前記汎用交換機の交換動作を制御する制御システム(CS)とを有する通信交換機であることを特徴とする前記汎用交換機。 - 列と行で形成されるマトリクスとして構成可能な複数の交換機モジュール(SM)と、
前記マトリクスの所定行の交換機モジュールと対応関係にあって前記行の交換機モジュールにワードを入力するともに、前記マトリクスの所定列の交換機モジュールと対応関係にあって前記列の交換機モジュールからワードを出力する各グループに分類可能な複数の交換機アダプタユニットとを有する汎用交換機であって、前記交換機モジュール(SM)のそれぞれが、
ワードを受信する複数の第1入力端子と、前記ワードに対してワードレベルで選択的交換を行う第1手段と、ワードを出力する複数の第1出力端子とを備えた個別のワード交換機(WSW)と、
前記第1入力端子の所定の1つと同じワードを受信する第2入力端子と、前記同じワードに含まれるビットに対する選択的交換によって新しいワードを形成する第2手段と、前記新しいワードを出力する第2出力端子とを備えた個別のビット交換機(BSW)と、
前記ワード交換機の前記第1出力端子(WSW)のうちの所定の1端子からのワードまたは前記ビット交換機によって形成された新しいワード(BSW)を選択するセレクタであって、前記選択したワードを出力する第3出力端子を備えた第1の制御可能なセレクタ(SEL)とを有し、
ワード交換機(WSW)の前記第1入力端子およびビット交換機(BSW)の前記第2入力端子が交換機モジュール(SM)の入力インタフェースとして機能し、前記第1の制御可能なセレクタ(SEL)に接続されない前記ワード交換機(WSW)の第1出力端子および前記第1のセレクタ(SEL)の前記第3出力端子が交換機モジュール(SM)の出力インタフェースとして機能し、
それぞれの交換機アダプタユニットについて、所定の交換機アダプタユニット(SAB)が交換機アダプタユニットのグループに対応する交換機モジュールの列における第1のセレクタ(SEL)から前記選択されたワードを受信するように接続され、現在確立している接続に関連する前記選択されたワードのビットを送出する手段を設けたことを特徴とする前記汎用交換機。 - 請求項13記載の汎用交換機であって、前記ワード交換機(WSW)および前記ビット交換機(BSW)が時間−空間交換機であり、それぞれの交換機アダプタユニット(SAB)が関連交換機モジュール(SM)からのワード出力時に動作する空間交換機能ユニットを備えることを特徴とする前記汎用交換機。
- 請求項13あるいは14記載の汎用交換機であって、前記ビット交換機(BSW)が現在確立していない接続に関連する前記新しいワード内の出力ビット、いわゆる無効ビットの値を論理0に設定する手段を含み、送出手段が前記選択されたワードの有効ビットを送出するために前記選択されたワードに対してビット単位のOR演算を実行する手段(OR)を含み、前記所定の交換機アダプタユニット(SAB)がさらに前記所定の交換機アダプタユニットの空間交換機能ユニットからのワードまたはビット単位のOR演算を実行する前記手段(OR)からのワードを選択する第2の制御可能なセレクタを含むことを特徴とする前記汎用交換機。
- 請求項13あるいは14記載の汎用交換機であって、前記ビット交換機(BSW)が現在確立していない接続に関連する前記新しいワード内の出力ビット、いわゆる無効ビットの値を論理1に設定する手段を含み、送出手段が前記選択されたワードの有効ビットを送出するために前記選択されたワードに対してビット単位のAND演算を実行する手段を含み、前記所定の交換機アダプタユニット(SAB)がさらに前記所定の交換機アダプタユニットの空間交換機能ユニットからのワードまたはビット単位のAND演算を実行する前記手段からのワードを選択する第2の制御可能なセレクタを含むことを特徴とする前記汎用交換機。
- 個別のワード交換機(WSW)および個別のビット交換機(BSW)を有する汎用交換機における交換方法であって、
タイムスロットに現れるデータを含む共通入力信号を前記個別のワード交換機(WSW)の入力および前記個別のビット交換機(BSW)の入力に分配するステップと、
送信タイムスロットの間に、前記ワード交換機(WSW)経由の第1接続経路(CP1)と前記ビット交換機(BSW)経由の第2接続経路(CP2)の少なくとも一方を確立するステップと、
前記送信タイムスロットの間に、前記第1接続経路(CP1)と前記第2接続経路(CP2)のうち確立した一方の経路からのデータを選択して前記個別のワード交換機あるいは前記個別のビット交換機からのデータを出力するステップとを含むことを特徴とする前記方法。 - 請求項17記載の方法であって、前記第1接続経路(CP1)と前記第2接続経路(CP2)の一方だけが確立することを特徴とする前記方法。
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