JP4121494B2 - 半導体レーザ素子、半導体レーザ素子の製造方法、光ディスク装置および光伝送システム - Google Patents
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Description
図1は、この発明の第1実施形態における半導体レーザ素子の構造を示したものである。なお、この第1実施形態では、第1導電型はn型であり、第2導電型はp型である。
図4は、本発明の第2実施形態における光ディスク装置200の構造を示したものである。本光ディスク装置200は、光ディスク201にデータを書き込んだり、書き込まれたデータを再生したりするためのものであり、その際に用いられる発光素子として、先に説明した本発明の第1実施形態の半導体レーザ素子202を備えている。
図5Aは、本発明の第3実施形態の光伝送システムに使用される光伝送モジュール300を示す断面図である。また、図5Bは、光伝送モジュール300における光源部分を拡大した斜視図である。この第3実施形態では、光源として第1実施形態で説明した構成、製造方法を使用した発振波長890nmのInGaAs系半導体レーザ素子(レーザチップ301)を、また、受光素子302として、シリコン(Si)pinフォトダイオードを用いている。詳しくは後述するが、通信を行う双方の側(例えば、端末とサーバ)にそれぞれ同じ光伝送モジュール300を備えることにより、双方の光伝送モジュール300間で光信号を送受信する光伝送システムが構成される。
102…n−GaAsバッファ層
103…n−AlGaAs第1下クラッド層
104…n−AlGaAs第2下クラッド層
105…AlGaAs下ガイド層
106…多重歪量子井戸活性層
107…AlGaAs上ガイド層
108…p−AlGaAs第1上クラッド層
109…p−AlGaAs第2上クラッド層
110…p−GaAsエッチングストップ層
111…p−AlGaAs第3上クラッド層
112…p−GaAsコンタクト層
113…p+−GaAsコンタクト層
114…p側電極
114A…密着性改善層としての第1材料層
114B…拡散防止層としての第2材料層
114C…低屈折率層としての第3材料層
115…化合物層
116…n側電極
117…レジストマスク
118a…メサストライプ部
118b…メサストライプ外領域
130…リッジ部
200…光ディスク装置
201…光ディスク
202…半導体レーザ素子
203…コリメートレンズ
204…ビームスプリッタ
205…λ/4偏光板
206…対物レンズ
207…受光素子用対物レンズ
208…信号検出用受光素子
209…信号光再生回路
300,300’…光伝送モジュール
301…レーザチップ
301a…レーザチップ上面
301b…レーザチップ下面
301c…p電極
302…受光素子
303…エポキシ樹脂モールド
304…レンズ部
305…レンズ部
306…回路基板
306a…凹部
307a,307b,307c…ワイヤー
308…レーザ駆動用/受信信号処理用のIC回路
309…シリコン樹脂
310…レーザマウント
311…ヒートシンク
311b…基部
312…正電極
313…平坦部
314…レーザビーム
315…基地局
316…パーソナルコンピュータ
401…n−GaAs基板
402…n−InGaPクラッド層
403…歪量子井戸活性層
404…p−InGaPクラッド層
405…p−InGaAsコンタクト層
406…p電極
407…n電極
408…ショットキー接合部
Claims (16)
- 第1導電型の基板上に、少なくとも活性層と、リッジ部が形成された第2導電型の半導体層群とを有するリッジ導波型半導体レーザ素子であって、
上記第2導電型の半導体層群上に形成され、上記第2導電型の半導体層群のリッジ部の側面、または、上記リッジ部を除く上記第2導電型の半導体層群の領域の上記リッジ部近傍の表面の少なくとも一方に接する上部電極を備え、
上記上部電極は、上記第2導電型の半導体層群の表面に接する側から順に形成された高屈折率層と低屈折率層とを有し、上記高屈折率層の発振レーザ光の波長帯における屈折率が2.5以上でかつ厚みが15nm以下であり、上記低屈折率層の上記屈折率が1.0以下であることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 請求項1に記載の半導体レーザ素子において、
上記高屈折率層が、密着性改善層または拡散防止層の少なくとも1つとして機能することを特徴とする半導体レーザ素子。 - 請求項2に記載の半導体レーザ素子において、
上記密着性改善層が、チタニウム,クロムまたはモリブデンのうちの少なくとも1つからなることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 請求項2に記載の半導体レーザ素子において、
上記拡散防止層が白金族元素のうちの少なくとも1つからなることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 請求項2から4までのいずれか1つに記載の半導体レーザ素子において、
上記上部電極は、少なくとも、上記高屈折率層であって密着性改善層として機能する第1材料層と、上記高屈折率層であって拡散防止層として機能する第2材料層と、上記屈折率が1.0以下の低屈折率層である第3材料層とが上記第2導電型の半導体層群側から順に形成されていることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 請求項5に記載の半導体レーザ素子において、
上記第1材料層の厚みが1nm以上かつ25nm以下であり、上記第2材料層の厚みが5nm以上かつ50nm以下であって、上記第1材料層と第2材料層の厚みの和が75nm以下であることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 請求項6に記載の半導体レーザ素子において、
上記上部電極の上記第1材料層と上記第2導電型の半導体層群との界面に、チタニウム,クロム,モリブデンまたは白金族元素のうちの少なくとも1つの構成元素と上記第2導電型の半導体層群の構成元素からなる化合物層が形成されていることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 請求項1乃至7に記載の半導体レーザ素子において、
上記リッジ部の最上部と上記上部電極とがオーミック接合を形成しており、かつ、上記リッジ部の側面、または、上記リッジ部を除く上記第2導電型の半導体層群の領域の上記リッジ部近傍の表面の少なくとも一方と上記上部電極とがショットキー接合を形成していることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 請求項1から8までのいずれか1つに記載の半導体レーザ素子において、
上記第2導電型の半導体層群は、上記リッジ部の最上部に設けられたドーピング濃度が1×1018cm-3以上の高濃度半導体層と、少なくとも上記リッジ部の最上部以外の領域に設けられたドーピング濃度が1×1017cm-3以下の低濃度半導体層とを有し、
上記上部電極と上記高濃度半導体層の界面に、上記上部電極の構成元素と上記高濃度半導体層の構成元素からなる高濃度側の化合物層が形成され、
上記上部電極と上記低濃度半導体層の界面に、上記上部電極の構成元素と上記低濃度半導体層の構成元素からなる低濃度側の化合物層が形成されていることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 請求項9に記載の半導体レーザ素子において、
上記低濃度半導体層と上記活性層との間に、少なくとも1×1017cm-3以上のドーピング濃度を有する第2導電型の半導体層が形成されていることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 第1導電型の基板上に活性層を形成する工程と、
上記活性層上に第2導電型の半導体層群を形成する工程と、
上記第2導電型の半導体層群の一部を除去してリッジ部を形成する工程と、
上記第2導電型の半導体層群上に上部電極を形成する工程とを含み、
上記上部電極を形成する工程において、発振レーザ光の波長帯における屈折率が2.5以上の高屈折率層を合計の厚みが15nm以下となるように1つまたは複数形成し、上記高屈折率層上に屈折率が1.0以下の低屈折率層を形成することを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。 - 請求項11に記載の半導体レーザ素子の製造方法において、
上記上部電極を形成する工程において、上記高屈折率層として、チタニウム,クロムまたはモリブデンのうちの少なくとも1つからなり密着性改善層として機能する第1材料層を形成する工程と、白金族元素のうちの少なくとも1つからなり拡散防止層として機能する第2材料層を形成する工程と、屈折率が1.0以下の低屈折率層である第3材料層を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。 - 請求項11または12に記載の半導体レーザ素子の製造方法において、
上記活性層上に第2導電型の半導体層群を形成する工程において、上記活性層上に、少なくともドーピング濃度が1×1017cm-3以下の低濃度半導体層とドーピング濃度が1×1018cm-3以上の高濃度半導体層を形成する工程を有し、
上記上部電極を形成する工程の後に熱処理を行うことによって、上記第2導電型の半導体層群と上記上部電極の界面に化合物層を形成する工程を含むことを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。 - 請求項13に記載の半導体レーザ素子の製造方法において、
上記第2導電型の半導体層群を形成する工程において、上記低濃度半導体層と上記活性層との間に、少なくとも1×1017cm-3以上のドーピング濃度を有する第2導電型の半導体層を形成することを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。 - 請求項1乃至10のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子を用いていることを特徴とする光ディスク装置。
- 請求項1乃至10のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子を用いていることを特徴とする光伝送システム。
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