JP4120466B2 - 自動分注装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、薬物代謝試験などの試薬反応試験で、検体や試薬、酵素などの分注に用いられる自動分注装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
新薬の開発において、この種の薬物代謝試験は頻繁に実施されており、その作業は膨大傾向にあって、手作業による人的ミスを排除したいという要望もあり、人手に依る作業から自動化へと移行しつつある。
【0003】
代謝試験における従来の技術には、XYZ軸からなるロボットの先端に、分注プローブ1本を設けた自動試験装置を用いて、4群のバイアルがバイアルラック、サーモミキサー、クーラーユニット、試料容器で起立保持されて、それぞれ定位置に配置されている。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】
特開2000−83650号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特開2000−83650号公報に記載した手法では、分注プローブが1本のため高速に多くの試験を処理できないという欠点がある。そこで、最近では、コスト低減のため扱う試料を微量にして、バイアルの代わりに、縦m個、横n個のウェルがマトリックス状に形成されたマイクロプレートが用いられている。
【0005】
このマイクロプレートを使用して、一列に配置された複数連の着脱可能な分注チップを装着した分注ヘッドをロボットに持たせて、薬物代謝試験を高速・大量に処理できる自動分注装置が考案されている。分注ヘッドに装着される分注チップは、予め自動分注装置の所定の位置に配置しておく必要があり、マイクロプレートのウェルと同じ間隔で、縦m個、横n個のマトリックス状に配置される。
【0006】
ところで、この種の試験を行う場合、一連の試験工程において、マイクロプレートに対して縦方向に指向している分注ヘッドと、横方向に指向している分注ヘッドの両方で試薬の注入を行なえることが望ましい。そこで、縦方向に指向している分注ヘッドに装着させるための分注チップを収納する縦方向用分注チップ容器と、横方向に指向している分注ヘッドに装着させるための分注チップを収納する横方向用分注チップ容器をそれぞれ準備する必要がある。
【0007】
この場合、縦方向に指向している分注ヘッドに分注チップを装着できる回数はn回であり、横方向に指向している分注ヘッドに分注チップを装着できる回数はm回が限度となる。例えば、分注チップは分注チップ容器に縦12個、横8個の計96個マトリックス状に収納されており、縦方向に指向している分注ヘッドに分注チップを装着できる回数の限度が8回、横方向に指向している分注ヘッドに分注チップを装着できる回数の限度が12回となる。
【0008】
薬物代謝試験を行う場合、横方向を指向している分注ヘッドに分注チップを装着する回数が2回で、縦方向に指向している分注ヘッドに分注チップを装着する回数が12回といった運転工程(プロトコール)も有り得る。このような場合、横方向に指向している分注ヘッドに分注チップを装着できる回数に対しては十分余裕があり、横方向用分注チップ容器には分注チップが収納されていない無駄なスペースが存在するにも関わらず、縦方向に指向している分注ヘッドに分注チップを装着できる回数の限度を超えているため、運転を行うことができないという、効率の悪い分注機になってしまう。
【0009】
当然ながら、分注チップを収納する本数を増やすことによって、運転可能にできるが、プロトコールの設定によっては、上記とは逆に縦方向に対して分注チップ装着回数に余裕があるが、横方向に対して限度を超えているという場合もあるため、縦方向と横方向用の両方の分注チップ容器を大きくする必要があり、それだけ装置が大型になる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
一般的に、薬物代謝試験を行う場合は縦m個、横n個の分注チップをすべて装着するのではなく、設定されたプロトコールに応じて必要な数の分注チップを装着させる。すなわち、縦方向に指向している分注ヘッドが一つの分注チップ容器から分注チップを装着した後、横方向に指向している分注ヘッドが、同じ分注チップ容器から分注チップを装着することが可能な場合もある。
【0011】
複数の分注チップと、該分注チップを収納するための分注チップ容器と、該分注チップを装着して液体の吸引及び吐出が可能な分注ヘッドと、該分注ヘッドを移動させるための移送手段と、試薬が入った試薬容器と、複数のウェルを有するマイクロプレートを配置し、前記分注ヘッドの吸引及び吐出動作、並びに前記移送手段による分注ヘッドの移動を制御するための制御装置を備え、前記制御装置に入力された作業工程により、前記分注ヘッドが、前記マイクロプレートに複数の試薬を、第一の分注方向及び、第二の分注方向から注入するように構成される自動分注装置において、第一の分注方向用の分注チップ容器と、第二の分注方向用の分注チップ容器とを各々有し、前記制御装置が、前記第二の分注方向用の分注チップ容器への前記分注チップの配置が不可能な場合、前記第一の分注方向用の分注チップ容器の前記分注チップの配置状況に応じて前記第一の分注方向用の分注チップ容器に前記第二の分注方向用のチップを配置するよう指示することによって達成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例について図面を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明の自動分注装置1の斜視図であり、自動分注装置本体2とそれを制御する制御装置3、例えば汎用のパーソナルコンピュータから構成され、LAN(Local Area Network)などの通信ケーブル4で接続されている。自動分注装置本体2は、3次元空間を移動して位置決めが可能な移送手段であるロボット5と、ロボット5の先端に設けた分注ヘッド6と、それらを駆動する回路部7が設けられている。
【0013】
ロボット5は、各軸互いに直交に構成されたX軸・Y軸・Z軸を有し、図示していないステッピングモータによって位置決めされるようになっている。ロボット5の駆動モータはサーボモータなどであっても良い。分注ヘッド6は、一列に並んで配置された複数の分注チップ8が着脱可能であって、該分注チップ8において液体の吸引及び吐出を可能としている。
【0014】
例えば12連のシリンジ(図示せず)が一つのステッピングモータで駆動されるように構成され、そのシリンジ個々の間隔はマイクロプレート11のウェル間隔と同じ9mmピッチで配置され、分注チップ8を装着してシリンジを駆動することにより液体の吸引及び吐出動作を実行する。ロボット5に取り付けられた分注ヘッド6の可動範囲の下方には、分注チップ8がマイクロプレート11のウェル間隔と同じ9mmピッチで配置できる分注チップ容器9と、試薬が入った試薬容器10と、試験の対象となる供試物が入ったマイクロプレート11と、使用済みの分注チップ8を廃棄する廃棄容器14を配置している。
【0015】
マイクロプレート11は複数個のウェルが縦m個横n個あって格子状に配置されて形成され、例えば12×8の96ウェルを有する。また、分注ヘッド6は90度旋回できるようになっており、マイクロプレート11の縦・横どちらの方向からも分注動作ができるように構成してある。
【0016】
制御装置3は、ロボット5を制御して所望の位置へ分注ヘッド6を位置決めし、分注ヘッド6を制御して液体の吸引及び吐出動作を実行する。
自動分注装置本体2には天井部分と側面部分にカバー15が設けられており、手が本体内部に入らないようになっている。また、オペレータは前面のドア(図示せず)を開けて試薬や供試物などの準備をし、動作実行時はドアを閉じて自動分注装置1を動作させる。ドアには開閉を検出するリードスイッチ16を設けてある。人体への安全を確保するため、ドア開時はリードスイッチ16の接点が開いて、電気的に各軸のモータを駆動する電源ラインが遮断されてロボット5が停止するようになっている。
【0017】
図2は、本体上面から各容器の配置を示した図であり、左側に分注チップ8を整列して収容する分注チップ容器9a、9b、中央に試薬容器10a、10b、右側にマイクロプレート11と使用済みの分注チップ8を廃棄するための廃棄容器14を配置している。試薬容器10aは試薬を注入するエリアがA行〜H行まで分かれており、また試薬容器10bは試薬を注入するエリアが1列〜12列まで分かれているので、別々の試薬を注入することができる。
【0018】
廃棄容器14は分注ヘッド6が縦向きでも横向きでも廃棄可能な大きさにしてある。図2に示す配置は一例を示した物であり、これらの容器は自由に配置されても良い。但し、配置の情報は予め制御装置3に入力して記憶させる必要がある。
【0019】
試薬反応試験を実施する場合は、試薬は一般的に保冷するため、図1に示すように試薬容器10の下にクーラー12を配置して試薬を例えば4℃に保冷し、また、試薬注入後は、温度を一定に保ちながら振盪させる、いわゆるインキュベート動作を実行するため、マイクロプレート11は一定温度で振盪するシェーカー13に載せてある。
【0020】
また、制御装置3には、図3に示すように、試薬反応試験などのプロトコールが入力できるプロトコール設定機能30が設けられており、工程の入力は、キーボード17やマウス18を使って行なわれる。編集メニュー31には、分注31a、希釈31b、シェーカー31c、インキュベート後停止液分注31dなどの工程が準備されており、オペレータは編集メニュー31から工程を選択してプロトコール表示欄32に移動させることによって、プロトコールの構築を行うことができる。
【0021】
さらにプロトコール表示欄32の任意のステップを選択することによって、各工程の設定を行う情報入力画面33が表示される。設定する内容は、工程によって異なり、図3ではインキュベート後停止液分注工程の設定画面を示している。オペレータは、試薬選択手段33aを用いて、予め登録されている試薬のリストから、マイクロプレート11に分注する反応停止試薬の種類を選択する。また分注量設定手段33bを用いてマイクロプレート11に分注する反応停止試薬の量を設定する。
【0022】
さらに反応停止試薬を注入するまでの時間を、反応時間設定手段33cを用いて設定する。次に分注エリアと分注方向の設定手段33dを用いて、マイクロプレート11が持つ96個のウェルの内、どのウェルに反応停止試薬を分注するか設定し、さらにマイクロプレートに分注する際の向きの設定を行うことができる。以上の設定を行うことで、自動分注装置1はインキュベート後停止液分注の工程を行うことができるが、さらに詳細設定ボタン33eを選択することによって、詳細設定画面(図示せず)を表示し、吸引及び吐出時のシリンジ速度の設定など詳細な設定を行う手段も設けられている。
【0023】
上述したような手法で、オペレータは図4に示すようなプロトコール40を構築する。制御装置3は、構築されたプロトコール40における分注や希釈などの工程の詳細な情報から、分注チップ容器9a及び9bへセットすべき分注チップ8の配置を演算する分注チップ配置演算手段50を備えている。分注チップ配置演算手段50は、マイクロプレート11のウェルの分注エリアと分注方向の設定手段33dによって指定された情報から、分注チップ容器9a及び9bへセットすべき分注チップ8の配置を演算して表示し、オペレータへ知らせる。
【0024】
以下に、分注チップ8の配置を演算する分注チップ配置演算手段50について、図5から図7に示すフローチャートと図4に示すプロトコール40を参照しながら説明する。
先ず、処理ステップ51において、工程番号1をセットする。この番号は、プロトコール40に示す工程番号に対応している。工程番号1の運転内容が分注なので、処理ステップ52から処理ステップ53に進む。分注する方向が↑なので、処理ステップ53では上下(マイクロプレート11の1列から12列に向って分注する。)と判断して横方向分注チップ配置演算実行70(図7)へ進む。
【0025】
処理ステップ71で列カウンタに1をセットする。処理ステップ72において、分注チップ容器9bの1列がすでに、分注チップ8の配置データがセットされているかチェックする。
チェックした結果、分注チップ容器9bの1列は分注チップ配置禁止エリアではないと判断し、処理ステップ75へ進み、分注チップ容器9bの1列に工程番号1の分注チップ配置データA〜Eをセットする。また、分注チップ容器9bの1列を分注チップ配置禁止エリアに設定し、横方向分注チップ配置演算70を正常終了する。
【0026】
具体的には、図2に示す分注チップ容器9bの第1列のA〜Eに分注チップ8をセットしてくださいという意味を表すマークを付ける。横方向分注チップ配置演算70が正常に終了したので、処理ステップ54に進む。
さらに処置ステップ54から処理ステップ55に進み、工程番号が2にカウントアップされる。プロトコール40に示す通り、工程番号2では工程終了ではないので、処理ステップ56から処理ステップ52へ戻り、続けて工程番号2について、分注チップ配置の演算を行う。
【0027】
工程番号2の運転内容は分注なので、処理ステップ52から処理ステップ53に進む。分注する方向が→なので、処理ステップ53では左右(マイクロプレート11のA行目からH行目に向って分注する。)と判断して縦方向分注チップ配置演算実行60(図6)へ進む。
【0028】
処理ステップ61で行カウンタにAをセットする。処理ステップ62において、分注チップ容器9aのA行がすでに、分注チップ8の配置データがセットされているかチェックする。
チェックした結果、分注チップ容器9aのA行は分注チップ配置禁止エリアではないと判断し、処理ステップ65へ進み、分注チップ容器9aのA行に工程番号2の分注チップ配置データ2〜12をセットする。また、分注チップ容器9aのA行を分注チップ配置禁止エリアに設定し、縦方向分注チップ配置演算60を正常終了する。
【0029】
具体的には、図2に示す分注チップ容器9aの第A行の2〜12に分注チップ8をセットしてくださいという意味を表すマークを付ける。縦方向分注チップ配置演算60が正常に終了したので、処置ステップ54から処理ステップ55に進み、工程番号が3にカウントアップされる。プロトコール40に示す通り、工程番号3では工程終了ではないので、処理ステップ56から処理ステップ52へ戻り、続けて工程番号3について、分注チップ配置の演算を行う。
【0030】
工程番号3の運転内容は希釈なので、処理ステップ52から処理ステップ53に進む。希釈する方向が↑なので、処理ステップ53では上下と判断して横方向分注チップ配置演算実行70(図7)へ進む。
【0031】
処理ステップ71で列カウンタに1をセットする。工程番号1の分注チップ配置演算処理において、すでに分注チップ容器9bの1列は分注チップ配置禁止エリアに設定されているため、処理ステップ72から処理ステップ73へ進む。列カウンタを1から2にカウントアップし、処理ステップ74の判断において列カウンタが12以下であることから処理ステップ72へ戻る。処理ステップ72において、分注チップ容器9bの2列目が分注チップ配置禁止エリアに、設定されているかチェックし、は分注チップ配置禁止エリアではないと判断し、処理ステップ75へ進み、分注チップ容器9bの2列に工程番号3の分注チップ配置データA〜Eをセットする。また、分注チップ容器9bの2列を分注チップ配置禁止エリアに設定し、横方向分注チップ配置演算70を正常終了する。
【0032】
具体的には、図2に示す分注チップ容器9bの第2列のA〜Eに分注チップ8をセットしてくださいという意味を表すマークを付ける。横方向分注チップ配置演算70が正常に終了したので、処置ステップ54から処理ステップ55に進み、工程番号が4にカウントアップされる。プロトコール40に示す通り、工程番号4では工程終了ではないので、処理ステップ56から処理ステップ52へ戻り、続けて工程番号4について、分注チップ配置の演算を行う。
【0033】
工程番号4においては、運転内容がシェーカーなので分注チップ8の配置は不要であり、処理ステップ52から処理ステップ55に進み、工程番号が5にカウントアップされる。プロトコール40に示す通り、工程番号5では工程終了ではないので、処理ステップ56から処理ステップ52へ戻り、続けて工程番号5について、分注チップ配置の演算を行う。
【0034】
工程番号5の運転内容は分注なので、処理ステップ52から処理ステップ53に進む。分注する方向が→なので、処理ステップ53では左右と判断して縦方向分注チップ配置演算実行60(図6)へ進む。
【0035】
処理ステップ61で行カウンタにAをセットする。工程番号2の分注チップ配置演算処理において、すでに分注チップ容器9aのA行は分注チップ配置禁止エリアに設定されているため、処理ステップ62から処理ステップ63へ進む。行カウンタをAからBにカウントアップし、処理ステップ64の判断において行カウンタがH以下であることから処理ステップ62へ戻る。処理ステップ62において、分注チップ容器9aのB行は分注チップ配置禁止エリアではないと判断し、処理ステップ65へ進み、分注チップ容器9aのB行に工程番号5の分注チップ配置データ1〜10をセットする。また、分注チップ容器9aのB行を分注チップ配置禁止エリアに設定し、縦方向分注チップ配置演算60を正常終了する。
【0036】
具体的には、図2に示す分注チップ容器9aの第B行の1〜10に分注チップ8をセットしてくださいという意味を表すマークを付ける。縦方向分注チップ配置演算60が正常に終了したので、処置ステップ54から処理ステップ55に進み、工程番号が6にカウントアップされる。プロトコール40に示す通り、工程番号6では工程終了ではないので、処理ステップ56から処理ステップ52へ戻り、続けて工程番号6について、分注チップ配置の演算を行う。
以下同様に工程番号11まで実行することによって、分注チップ容器9aのC行からH行に分注チップ8の配置が決定される。
【0037】
次に、工程番号12の分注チップ配置演算を行うときについて説明する。
工程番号12の運転内容は分注なので、処理ステップ52から処理ステップ53に進む。分注する方向が→なので、処理ステップ53では左右と判断して縦方向分注チップ配置演算実行60(図6)へ進む。
【0038】
工程番号11までの分注チップ配置演算処理において、すでに分注チップ容器9aのA行からH行は分注チップ配置禁止エリアに設定されているため、処理ステップ63にて行カウンタはHの次のIまでカウントアップされ、処理ステップ64から処理ステップ65へ進み、すでに工程番号1、3で横方向に分注チップ8の配置が行なわれている分注チップ容器9bに配置を行うことが可能であるか演算を行う。
【0039】
先ず、処理ステップ66で行カウンタにAをセットする。処理ステップ67において、分注チップ容器9bのA行は分注チップ配置禁止エリアではないと判断し、処理ステップ610へ進む。処理ステップ610においては、分注チップ容器9bのA行に工程番号12の分注チップ配置データを配置可能であるかチェックする。
具体的には、分注チップ容器9bは、工程番号1と工程番号3の分注チップ配置演算処理によって、1列目及び2列目が分注チップ配置禁止エリアに設定されているが、工程番号12では、配置禁止エリアではないA行の11と12の位置に分注チップ8を2本配置するだけなので、分注チップ容器9bのA行に工程番号12の分注チップ配置データをセットすることが可能であると判断し、処理ステップ611に進む。処理ステップ611において、分注チップ容器9bのA行に工程番号12の分注チップ配置データ11、12をセットする。また、分注チップ容器9bのA行を分注チップ配置禁止エリアに設定し、縦方向分注チップ配置演算60を正常終了する。
【0040】
具体的には、図2に示す分注チップ容器9bの第A行の11、12に分注チップ8をセットしてくださいという意味を表すマークを付ける。縦方向分注チップ配置演算60が正常に終了したので、処置ステップ54から処理ステップ55に進み、工程番号が13にカウントアップされる。
【0041】
プロトコール40に示す通り、工程番号13では工程終了ではないので、処理ステップ56から処理ステップ52へ戻り、続けて工程番号13について、分注チップ配置の演算を行う。
【0042】
工程番号12と同様のルートを辿ることによって、工程番号13から工程番号15の分注チップ配置演算を行ない、工程番号15の演算を終了後は、処理ステップ56において工程終了と判断し、分注チップ配置演算70を終了する。
この結果プロトコール40に示す例においては、図2の分注チップ容器9a、9bに示す通りの分注チップ8の配置となる。
【0043】
例えば、工程の多いプロトコールの場合などは、分注チップ配置演算が処理ステップ69において行カウンタがHを超えてしまったり、また処理ステップ79において列カウンタが12を超えてしまったときは分注チップ8の配置が不可能であり、処理ステップ54の判断において配置不可能であることをオペレータに知らせる機能を有している。
【0044】
さらに、処理ステップ610において、分注チップ配置演算によって算出された配置データが、すでに設定されている配置禁止エリアと重なってしまう場合も同様に処理ステップ69において行カウンタがHを超えてしまったり、処理ステップ710において、分注チップ配置演算によって算出された配置データが、すでに設定されている配置禁止エリアと重なってしまう場合も同様に処理ステップ79において列カウンタが12を超えてしまうため、処理ステップ54の判断において配置不可能であると判断する。
【0045】
なお、処理ステップ610及び、処理ステップ710において、分注チップ配置演算によって算出された配置データが、すでに設定されている分注チップ配置禁止エリアと重なってしまう場合には、直ちに異常終了させても良い。
【0046】
本実施例の説明では、分注ヘッド6が縦向き用の分注チップ容器9aと、横向き用の分注チップ容器9bとを別々に配置しているが、分注ヘッド6が縦向きの分注と横向きの分注をするのに必要な分注チップ8をすべて配置することができるのであれば、分注チップ容器は一つであっても良い。
【0047】
次に、図4に示すプロトコール40を例にして実際の動作について以下説明する。先ず、オペレータは、マイクロプレート11の第1列A〜Eのウェルに手作業で予め供試物を6μL添加し、シェーカー13にセットしてドアを閉じ、運転をスタートさせる。
【0048】
工程番号1において、自動分注装置1は、分注チップ容器9bにセットされた第1列のA〜Eの分注チップ8を5個装着して、試薬容器10bの試薬1を144μL吸引し、シェーカー13上に置かれたマイクロプレート11の第1列A〜Eのウェルへ分注する。なお、シェーカー13の振幅は約±1mm程で、マイクロプレート11のウェルの直径約8mmに対して十分小さいので、インキュベート動作しながらでも分注動作は可能である。分注動作が終了するとコンタミネーションを避けるため、分注チップ8は廃棄容器14へ廃棄する。
【0049】
工程番号2において、自動分注装置1は分注チップ容器9aにセットされたA行の第2〜12分注チップ8を11個装着する。この動作の前に分注ヘッド6は90度向きを変えて旋回動作を完了しておく。試薬容器10aのAに入っている試薬2から100μL吸引し、シェーカー13上のマイクロプレート11のA行第2〜12のウェルへ分注する。その後、再び試薬容器10aのAから試薬2を100μL吸引し、次はB行の第2〜12のウェルへ分注する。
【0050】
この動作を繰返し行い、E行まで実行して分注チップ8を廃棄する。なお、分注ヘッド6の旋回方法は例えばステッピングモータやソレノイドなどのアクチュエータを用いて旋回させても良い。あるいは、円形部材を分注ヘッド6に設け、それと当接可能となる位置に当接部材を本体に設け、円形部材と当接部材を接触させながらX軸又はY軸に移動させることにより回転させるようにしても良い。回転軸は分注ヘッド6の中心と一致させている。
【0051】
工程番号3における希釈は、先ず分注ヘッド6を旋回させて分注チップ容器9bにセットされた第2列のA〜Eの分注チップ8を装着する。シェーカー13上のマイクロプレート11の第1列へ移動し、第1列A〜Eのウェルの液に分注チップ8を浸し、液を吸って吐くピペッティング動作を5回繰返す。その後に50μL吸引し、隣の第2列A〜Eのウェルへ50μL吐出する。同様に第2列から第3列へ50μL分注して希釈する。
【0052】
このような操作を第8列まで繰返して行い、第8列より吸引した50μLと一緒に分注チップ8を廃棄容器14へ廃棄する。この工程によって、マイクロプレート11の第1列から第8列まで、希釈された供試物が生成される。
【0053】
工程番号4では、マイクロプレート11を一定の温度、例えば37℃で2分間振盪させるためシェーカー13の振盪をスタートする。制御装置3は2分間インキュベートした後に次の工程を実行する。
【0054】
工程番号5〜9は、マイクロプレート11のA〜E行に試薬を注入する工程であり、マイクロプレート11の各行毎に設けたタイマA〜タイマEが、試薬の注入した時点から時間を計測するようになっており、以下説明する。
【0055】
工程番号5では、分注ヘッド6の向きをA行の向きに旋回して、分注チップ容器9aにセットされたB行第1〜10の分注チップ8を装着する。次に試薬容器10aのBに入っている試薬3から100μL吸引し、シェーカー13上のマイクロプレート11のA行第1〜10のウェルへ分注する。その直後から、制御装置3はタイマAを0クリアしてタイマAを起動(カウントアップ)させる。タイマAは例えば1000分の1秒単位でカウントアップする。分注後、10個の分注チップ8は廃棄容器14へ廃棄する。
【0056】
工程番号6では、工程番号5と同様に、分注チップ容器9aにセットされたC行第1〜10の分注チップ8を装着し、試薬容器10aのCに入っている試薬4を100μL吸引して、マイクロプレート11のB行第1〜10のウェルへ分注する。その直後から、制御装置3はタイマBを0クリアしてタイマBを起動する。
以後、工程番号9まで同様な動作を実行し、マイクロプレート11のC〜E行第1〜10のウェルへ試薬5〜7を分注して、タイマC、タイマD、タイマEを起動する。
分注作業に要する所要時間は各50秒なので、タイマAに対してタイマBは50秒遅れてスタートし、タイマCはタイマBに対して50秒遅れてスタートする。タイマD、Eも同様である。
【0057】
工程番号10においては、試薬が注入されたマイクロプレート11を37℃で30分間インキュベートした後に、停止試薬75μLをA〜Eの行に分注する。先ず、分注チップ容器9aのG行第1〜10の分注チップ8を装着し、試薬容器10aのHにセットされた反応停止試薬である試薬8を75μL吸入する。
【0058】
所望の反応時間である30分、つまり1800秒とタイマAの時間を比較しながらインキュベート動作を実行する。タイマAが所望の時間1800秒に達すると、試薬8をマイクロプレート11のA行へ注入する。注入後は再び試薬8を吸引して、マイクロプレートのB行で待機し、タイマBが1800秒に達するとB行へ試薬8を注入する。
【0059】
以後同じ動作を繰返し実行し、E行まで試薬8を注入して、各A〜E行の試薬反応を停止させる。なお、反応時間が経過するまでの待機位置は必ずしもウェル上空で待機する必要はなく、停止液が滴下しても支障のない位置で待機させても良い。また、温度管理が厳しい停止試薬の場合は、分注チップ8内に停止試薬を吸引したまま放置すると、周囲温度により停止試薬の温度が変化してしまうので、反応時間が経過する直前で試薬容器10aのHから吸引するようにすれば良い。
【0060】
工程番号11では、先ず、分注チップ容器9aのH行第11、12にセットされた分注チップ8を装着する。次に試薬容器10aのBに入っている試薬3から100μL吸引し、シェーカー13上のマイクロプレート11のA行第11、12のウェルへ分注する。分注後、2個の分注チップ8は廃棄容器14へ廃棄する。
【0061】
次に、工程番号12では、先ず、分注チップ容器9bのA行第11、12にセットされた分注チップ8を装着する。この際、分注チップ容器9bのA行第1、2にセットされてあった分注チップ8は、工程番号1、3の動作時にすでに使用され、廃棄容器14に廃棄されているため、分注ヘッド6に装着されることはない。次に試薬容器10aのCに入っている試薬4から100μL吸引し、シェーカー13上のマイクロプレート11のB行第11、12のウェルへ分注する。分注後、2個の分注チップ8は廃棄容器14へ廃棄する。
【0062】
同様に、工程番号13から15では、分注チップ容器9bのBからD行第11,12にセットされた分注チップ8をそれぞれ装着し、試薬容器10aのCからEに入っている試薬5から7をマイクロプレート11のCからE行第11、12のウェルへ分注を行う。
以後の作業は、オペレータがマイクロプレート11を取り出して、反応生成物の蛍光強度を蛍光プレートリーダ(図示せず)などで測定する。
【0063】
また、96ウェルのマイクロプレート11を用いた例を記述したが、さらに微量を扱う384ウェル、1536ウェルのマイクロプレート11を対象とした分注ヘッド6を使用すれば、本発明の適用は容易である。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、縦方向に指向している分注ヘッドに装着させる分注チップを収納する縦方向用分注チップ容器と、横方向に指向している分注ヘッドに装着させる分注チップを収納する横方向用分注チップ容器をそれぞれ限定するのではなく、
縦方向に指向している分注ヘッドと横方向に指向している分注ヘッドの両方が、一つの分注チップ容器から分注チップを装着可能にするように、適切な分注チップの配置を計算する機能を備えることによって、小さなスペースで分注チップを配置可能な自動分注装置を提供することができる。
さらに、第一の分注方向用の分注チップ容器と、第二の分注方向用の分注チップ容器とを各々有し、一方の分注チップ容器への配置がいっぱいになってしまった場合、もう一方の分注チップ容器に分注チップを配置するようにしたので、自動分注装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動分注装置の斜視図を示す。
【図2】 分注チップ容器、試薬容器、マイクロプレート、分注チップ廃棄容器の配置例を示す。
【図3】 プロトコール設定画面を示す。
【図4】 薬物代謝試験のプロトコール例を示す。
【図5】 分注チップ配置演算方法のフローチャートを示す。
【図6】 縦方向分注チップ配置演算方法のフローチャートを示す。
【図7】 横方向分注チップ配置演算方法のフローチャートを示す。
【符号の説明】
1は自動分注装置、2は自動分注装置本体、3は制御装置、4は通信ケーブル、5は移送手段、6は分注ヘッド、7は回路部、8は分注チップ、9は分注チップ容器、10は試薬容器、11はマイクロプレート、30はプロトコール設定機能、31は編集メニュー、32はプロトコール設定中のプロトコール表示欄、33は情報入力手段、40はプロトコールの一例、50は分注チップ配置演算機能、60は縦方向の分注チップ配置演算機能、70は横方向の分注チップ配置演算機能である。

Claims (1)

  1. 一列に並んだ複数の分注チップを装着し液体の吸引及び吐出が可能な分注ヘッドと、3次元空間を移動して位置決め可能な移送手段と、該移送手段の先端に前記分注ヘッドを設け、前記移送手段に設けられた前記分注ヘッドの可動範囲の下方に、
    前記分注チップをマトリックス状に並べて収納可能な分注チップ容器と、試薬が入った試薬容器と、複数のウェルがマトリックス状に形成されたマイクロプレートと、使用済みの前記分注チップを廃棄するための廃棄容器を配置し、
    試薬反応試験の工程入力手段を備え、入力された工程に従い試薬反応試験の運転を行う制御装置とから構成される自動分注装置において、
    前記制御装置は縦方向に指向している分注ヘッドと横方向に指向している分注ヘッドの両方が、一つの分注チップ容器から分注チップを装着可能にするように、適切な分注チップの配置を計算する機能を備え、且つその条件に基づき前記分注チップを配置された前記分注チップ容器に対して縦方向に指向している前記分注ヘッドと、横方向に指向している前記分注ヘッドが、一つの前記分注チップ容器から分注チップを適切に装着して運転することを特徴とする自動分注装置。
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