JP2002098704A - 細菌類の自動分析装置 - Google Patents

細菌類の自動分析装置

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JP2002098704A
JP2002098704A JP2000290980A JP2000290980A JP2002098704A JP 2002098704 A JP2002098704 A JP 2002098704A JP 2000290980 A JP2000290980 A JP 2000290980A JP 2000290980 A JP2000290980 A JP 2000290980A JP 2002098704 A JP2002098704 A JP 2002098704A
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Chieko Takeda
知恵子 武田
Akira Tamagawa
彰 玉川
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M33/00Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M41/00Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
    • C12M41/12Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of temperature

Abstract

(57)【要約】 【課題】 細菌類の分析を全自動で行なう細菌類の自動
分析装置を提供する。 【解決手段】 試験管131に試験液を作成する試験液作
成部100、試験液を反応させるプレインキュベーション
部200、試験液にトップアガーを分注するトップアガー
分注部300、試験液を寒天培地を有するプレート401に注
いで重層するプレーティング部500、プレート401をプレ
ート収納ラック721に収納するプレート収納部700、プレ
ート401内の細菌類を培養する培養部800、プレート401
内のコロニーを計数するコロニーカウント部900、コロ
ニー計数値を処理するデータ処理部1000、試験管131を
プレインキュベーション部200、トップアガー分注部300
およびプレーティング部500に順次移送する試験管移送
手段201,301、プレート収納ラック721を培養部800およ
びコロニーカウント部900に順次移送するプレート収納
ラック移送手段724,803を有し、細菌類の分析を全自動
で行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば化学物質の
ガン原性(変異原性)を評価する安全性試験の一つで細
菌を用いる変異原性試験(エームス試験)を自動的に行
なう細菌類の自動分析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、エームス試験では、5種類の菌
に対し、Buffer(緩衝液)およびS9mix(代謝酵素)液
ごとにサンプル処理群、陰性対照群、陽性対照群につい
て、図23にフローチャートを示すような手順で試験操
作が行われている。
【0003】すなわち、先ず、試験に使用する試験管の
本数を試験管立てに準備する(S1)。次に、サンプル
を秤量し(S2)、溶媒を用いて数段階の濃度の希釈系
列を作製し、濃度別にハンディピペッターを用いて試験
管に分注する。さらに、陰性対照物質および陽性対照物
質を分注し(S3)、すべての試験管に分注されたこと
を確認する。
【0004】次に、一定時間間隔で、非代謝系である緩
衝液の試薬を分注した後(S4)、軽く混和し、さらに
試験菌をマイクロピペットで分注する(S5)。その
後、試験管にキャップをはめ、37℃、100回/分、
20分間、恒温水浴中でプレインキュベート(プレイン
キュベーション法と言う)する(S6)。S9mix液の試
薬を用いる代謝活性化系についも同様の操作を行う(S
7およびS8)。これらの一連の操作は、菌株ごとに実
施される。
【0005】20分間のプレインキュベートが終了した
ら、プレインキュベートする前と同じ一定時間間隔で、
水浴中から試験管を取り出し、試験管の底の水滴を軽く
キムタオルで拭き、試験管キャプを外して、約45℃に
保温されたトップアガー(アミノ酸入り軟寒天)をディ
スペンセッティで分注する(S9)。その後、試験管を
両手に挟んで発泡しないように擦りあわせるようにして
混和し、プレートの蓋を取り、最少グルコース寒天平板
寒天培地上に最後の一滴も軽く寒天上に接触させて落下
させ、蓋をして、均一に広げる(S10)。
【0006】その後、2〜3分程度平面上に静置して固
化させてから、シャーレラックにプレートを逆さに入れ
て、37℃のインキュベーターで約2日間培養し(S1
1)、培養後、出現した変異コロニーを自動コロニーカ
ウンターあるいは目視でカウントする(S12)。
【0007】上記試験の一連の操作は、試験管1本づつ
について試験管の本数分を同様の操作で繰り返し実施さ
れる。なお、37℃20分間恒温水浴中でプレインキュ
ベートしないプレート法もある。
【0008】上記のエームス試験は、国が定めているG
LP(Good Laboratory Practice)に準拠して行われ、
医薬品GLP(厚生省)、安衛法GLP(労働省)、農
薬法GLP(農林水産省)等があり、試験成績の信頻性
を法的に確保している。さらに、国際的なOECD(Or
ganization for Economic Cooperation and developmen
t;経済協力開発機構)にも準拠して実施され、ヨーロッ
パ、アメリカをはじめ広く世界中で汎用されている試験
法である。したがって、分注すべき液が決められた試験
管に分注されているかの分注動作をはじめ試験の信頼性
を保証するために、信頼性保証責任者が監査することが
求められる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エーム
ス試験では、図23のフローチャートに示したように、 I. 濃度を変えてサンプルの影響をみること、 II. 5種類の菌を使用すること、 III.非代謝活性化系と代謝活性化系との試験系があるこ
と、 などに起因した以下の(1)〜(3)に示すような問題
がある。
【0010】(1)サンプル、陽性対照物質、陰性対照
物質、菌(5菌株)、緩衝液、S9mix液と、分注の種類
が多く、試験法の制約から複雑となり、しかも使用する
試験管の総数も多くなるため、入れ間違いや入れ忘れな
ど分注ミスの発生要因となっている。 (2)分注間隔をはじめプレーティングまでの操作間隔
が一定にならない。 (3)分注量の誤差が発生し易い。
【0011】このような問題を有することから、上述し
たエームス試験では、データにバラツキが生じたり、試
験の信頼性に重大な影響を及ぼすことが懸念されてい
た。
【0012】そこで、本出願人は、上記の問題を解決す
るため、試験工程の内のサンプル、試薬、菌液の分注作
業からプレインキュベーション前の作業までを自動的に
行うことのできる自動分注装置を既に開発した(特願平
11−356458号参照)。
【0013】この自動分注装置によると、用手法で分注
する場合に比べて、各種の液体を分注ミスを生じること
なく、常に高精度、かつ効率良く分注することができ
る。
【0014】ところが、かかる自動分注装置をエームス
試験に用いても、分注後の試験工程は依然として用手法
で行なわなければならないため、省力化および効率化を
十分に図ることができないと共に、常に信頼性の高い試
験結果を得ることが困難である。
【0015】したがって、かかる点に鑑みてなされた本
発明の目的は、エームス試験等の細菌類の分析を全自動
で行なうことができ、省力化および効率化を十分に図る
ことができると共に、常に信頼性の高い分析結果を得る
ことができる細菌類の自動分析装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る細菌類の自動分析装置の発明は、サ
ンプル、試薬、菌液等を試験管に分注して試験液を作成
する試験液作成部と、作成された試験液を試験管内で反
応させるプレインキュベーション部と、プレインキュベ
ーションされた試験管内の試験液にトップアガーを分注
するトップアガー分注部と、トップアガーが分注された
試験管内の試験液を寒天培地を有するプレートに注いで
重層するプレーティング部と、試験液が重層されたプレ
ートをプレート収納ラックに収納するプレート収納部
と、プレート収納ラックに収納されたプレート内の細菌
類を培養する培養部と、培養されたプレート内のコロニ
ーを計数するコロニーカウント部と、該コロニーカウン
ト部でのコロニー計数値を処理するデータ処理部と、上
記試験液作成部で試験液が作成された試験管を、上記プ
レインキュベーション部、トップアガー分注部およびプ
レーティング部に順次移送する試験管移送手段と、上記
プレート収納部でプレートが収納された上記プレート収
納ラックを上記培養部およびコロニーカウント部に順次
移送するプレート収納ラック移送手段とを有し、上記試
験液の作成からコロニー数を計数する一連の分析操作を
自動的に行なうよう構成したことを特徴とするものであ
る。
【0017】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
細菌類の自動分析装置において、上記試験液作成部は、
上記試験管へのサンプル、試薬、菌液等の分注動作をそ
れぞれディスポーザブルの分注チップを用いて重複しな
いようにシーケンシャルで実行するよう構成したことを
特徴とするものである。
【0018】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
細菌類の自動分析装置において、上記プレインキュベー
ション部は、試験液を所定の温度に保持する保温手段
と、試験液を振盪させる振盪手段とを有することを特徴
とするものである。
【0019】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
細菌類の自動分析装置において、上記トップアガー分注
部は、トップアガーを収容して分注するトップアガー分
注手段と、トップアガーが分注された試験管を攪拌する
攪拌手段と、上記トップアガー分注手段に収容されてい
るトップアガーを固まらないように保温するトップアガ
ー保温手段とを有することを特徴とするものである。
【0020】請求項5に係る発明は、請求項1に記載の
細菌類の自動分析装置において、上記プレーティング部
は、試験液が注がれたプレートを水平面内で公転および
自転させて、試験液をプレート上に均一に広げるプレー
ト攪拌手段を有することを特徴とするものである。
【0021】請求項6に係る発明は、請求項1に記載の
細菌類の自動分析装置において、上記プレート収納部
は、試験液が重層されたプレートを上下反転して上記プ
レート収納ラックに収納するプレート移送手段を有し、
上記プレート収納ラックは、プレートをグループ別に収
納する複数の棚を有することを特徴とするものである。
【0022】請求項7に係る発明は、請求項1に記載の
細菌類の自動分析装置において、上記培養部は、プレー
ト収納ラックを収容する培養ケースと、この培養ケース
のプレート収納ラックの出入り口にそれぞれ設けた自動
開閉式ドアと、上記培養ケース内に設けた温度センサと
を有し、この温度センサの出力に基づいて上記培養ケー
ス内の温度を所定の温度に維持するよう構成したことを
特徴とするものである。
【0023】請求項8に係る発明は、請求項1に記載の
細菌類の自動分析装置において、上記コロニーカウント
部は、培養されたプレートを撮像する画像読み取り手段
を有し、その読み取った画像データに基づいてコロニー
数を計数するよう構成したことを特徴とするものであ
る。
【0024】請求項9に係る発明は、請求項1に記載の
細菌類の自動分析装置において、上記データ処理部は、
上記コロニーカウント部からのコロニー計数値を記憶し
て処理するコンピュータと、このコンピュータでの処理
結果を出力する出力手段とを有することを特徴とするも
のである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る細菌類の自動
分析装置の一実施の形態について、図1〜図22を参照
して詳細に説明する。
【0026】図1は自動分析装置の全体の概略構成を示
す平面図である。この自動分析装置はエームス試験を自
動的に行なうもので、サンプルおよび菌液等を試験管内
に分注して試験液を作成する試験液作成ステーション1
00、分注された試験液を一定温度で反応させるプレイ
ンキュベーションステーション200、試験液に栄養入
寒天(アミノ酸入り軟寒天)溶液を分注するトップアガ
ー分注ステーション300、プレーティング前のプレー
トを収納するプレート供給ステーション400、寒天培
地を有するプレート上に試験液を重層するプレーティン
グステーション500、重層された試験液を固化するプ
レート固化ステーション600、プレートを反転させて
ラックに収納するプレート収納ステーション700、プ
レートを所定温度下で保持することにより試験液中の細
菌を寒天培地層で培養する培養ステーション800、プ
レート上に出現した細菌群を計測するコロニーカウント
ステーション900、計測したデータを処理すると共
に、装置全体の動作を制御するデータ処理制御ステーシ
ョン1000を有している。
【0027】以下、各ステーションについて説明する。
【0028】<試験液作成ステーション100>試験液
作成ステーション100は、エームス試験におけるサン
プル、陽性対照物質、陰性対照物質、菌(5菌株)、緩
衝液、S9mix 液の各液体を試験管に自動的に定量分注し
て試験液を作成するもので、ここには本出願人が先に特
願平11−356458号において提案した分注装置と
同様の構成の分注装置101を配置する。
【0029】すなわち、この分注装置101には、図2
〜図4に正面図、平面図および斜視図を示すように、基
台110上に無菌室(閉鎖室)111を形成し、この無
菌室111内に、試験管セット部112、菌液セット部
113、液注入部114、S9mix液セット部115、緩
衝液セット部116、サンプルセット部117、小チッ
プセット部118、大チップセット部119、チップ廃
棄部120、およびロボット121を設ける。
【0030】無菌室111には、内部を外から観察でき
るように、基台110上に透明カバー122を設け、そ
の上面にはHEPAフィルタを有する吸気装置123を設
け、基台110の内部には排気装置124を設ける。ま
た、装置正面側で無菌室111の外部には、例えば投光
器125aおよび受光器125bを有する人体進入セン
サ、試験管取り出し部126および操作パネル127を
設け、操作パネル127にメインスイッチ128、S9mi
x 液の温度を表示する温度表示器129、および分注動
作の進捗状況等を表示する表示部130を設ける。
【0031】試験管セット部112には、多数本の滅菌
したキャップ付き試験管(混合用容器)131を、菌株
別に別離可能な試験管ラック132に収納保持して着脱
自在にセットする。本実施の形態では、エームス試験に
用いるため、試験管ラック132には、1株菌の非代謝
活性化(緩衝液)試験系として、横2列に7濃度のサン
プル処理群の試験管を14本、陰性対照群の試験管を3
本、陽性対照群の試験管を3本収納し、次の横2列に代
謝活性化系(S9mix 液)の試験管を同様に収納するよう
にして、5種類の菌株に対して同様の配列で滅菌したキ
ャップ付試験管131を200本収納保持する。
【0032】菌液セット部113には、5種類の菌株に
対応して5個のL字型の菌液容器ホルダ135を設け、
その各菌液容器ホルダ135に所要の菌液を収容するL
字管(微生物用容器)136を選択的にセットする。ま
た、各菌液容器ホルダ135には、モータおよび偏心カ
ムを有する揺動機構137を設け、これによりセットさ
れたL字管136を独立して所望の速度でシーソ運動さ
せて、収容されている菌液を攪拌するようにする。な
お、菌液容器ホルダ135は、セットされたL字管13
6をその屈曲部付近を支点として上下に回動し得るよう
に支承し、これにより揺動時にL字管136内の菌液を
L字管136の水平管側と垂直管側との間でスムーズに
行き来させて、穏和な条件で菌液を均一な懸濁状態に有
効に保つようにする。
【0033】液注入部114には、試験管131を着脱
自在に保持して、該試験管131を選択的に傾斜および
揺動させるホルダ機構141と、該ホルダ機構141に
保持された試験管131を無菌室111から装置正面外
部の試験管取り出し部126に移送する移送機構142
とを設ける。
【0034】ホルダ機構141には、図5に正面図を、
図6に概略斜視図をそれぞれ示すように、軸143a,
143bによって揺動可能に支持されたコ字状部材14
4と、該コ字状部材144に設けられ、エアーを駆動源
として試験管131を着脱自在に挟持するエアーハンド
145a,145bと、コ字状部材144に偏心カム1
46を介して連結したモータ147と、偏心カム146
の回転角度を検出する角度センサ148とを設け、試験
管131をエアーハンド145a,145bによって挟
持した状態で、角度センサ148の出力に基づいてモー
タ147により偏心カム146を所定の方向に回動させ
て試験管131を所定角度(例えば45°)傾斜させた
り、偏心カム146を正逆方向に一定角度回動して試験
管131を揺動させるようにする。
【0035】また、移送機構142には、ホルダ機構1
41に保持された試験管131に対する分注位置から試
験管取り出し部126に延在して2本の平行なレール1
49a,149bを設け、ホルダ機構141全体をレー
ル149a,149bに沿って図示しない駆動機構によ
り移動させるようにする。
【0036】S9mix液セット部115には、S9mix液を収
容したS9mix液収容容器(ビーカ)151を着脱自在に
セットする。このS9mix液セット部115は、S9mix液収
容容器151のセット部を除いて、例えばアルミニウム
よりなるケース152で覆い、その内部にはペルチェ素
子153を設けてセットされたS9mix液収容容器151
を保冷し、これにより当該S9mix液収容容器151内に
収容されているS9mix液の酵素活性の低下を防止するよ
うにする。また、S9mix液セット部115には、モータ
154および偏心カム155を有する揺動機構156を
設け、これによりセットされたS9mix液収容容器151
を所望の速度で偏心回動させて、収容されているS9mix
液を攪拌するようにする。
【0037】緩衝液セット部116には、緩衝液を収容
した緩衝液収容容器(ビーカ)158を着脱自在にセッ
トする。
【0038】サンプルセット部117には、希釈系列サ
ンプル液、陰性対照液、陽性対照液を収容する16本の
サンプル容器161を収納保持するサンプルラック16
2を着脱自在にセットする。また、このサンプルセット
部117には、S9mix液セット部115に設けた揺動機
構156と同様の揺動機構を設け、これによりセットさ
れたサンプルラック162を所望の速度で偏心運動させ
て、各サンプル容器161内に収容されているサンプル
液を攪拌するようにする。
【0039】小チップセット部118には、未使用の滅
菌された複数の小チップ(小プローブ)165をケース
ごとセットし、大チップセット部119には、同様に未
使用の滅菌された複数の大チップ(大プローブ)166
をケースごとセットし、チップ廃棄部120には、使用
済みのチップを収容する着脱自在なチップ収容部167
を設ける。
【0040】ロボット121には、水平面内および垂直
面内で移動可能な水平多関節形の2軸アーム部171の
アーム先端部に、垂直方向を軸として回動可能で、かつ
図3に仮想線で示す範囲内で三次元的に移動可能に円板
状のヘッド部172を設ける。なお、図3では、2軸ア
ーム部171およびヘッド部172の図示を省略してあ
る。
【0041】ヘッド部172には、図7に正面図をも示
すように、その周囲にほぼ等間隔に、試験管つまみ機構
部173、サンプル用分注機構部174、試薬用分注機
構部175および菌用分注機構部176を設ける。
【0042】このように、本実施の形態では、2軸アー
ム部171の先方端部に回転可能にヘッド部172を設
けると共に、ヘッド部172に複数の処理機構部17
3,174,175,176を設けて、複雑な多機能の
処理を単体のロボット121で実行するようにしたの
で、ヘッド部172の回転により各処理機構部173,
174,175,176を処理し易い向きに選択的に位
置出しすることができると共に、基台110上の物体の
配置に制約されることなく、常に装置本体101の外側
に各処理機構部173,174,175,176を配向
させることができる。したがって、操作者が動作を観察
したり監視し得る点で、GLPに沿った処理も可能とな
る。この場合、無菌室111内において、2軸アーム部
171の移動軌跡の外側寄りに試験管131に対する分
注位置であるホルダ機構141を配置すれば、監査が一
層容易になる。
【0043】この点、本実施の形態では、ホルダ機構1
41に限らず、各種セット部112,113,115,
116を、2軸アーム部171の移動軌跡内、特に外側
寄りに分散配置させているので、全工程を人手による個
別の工程と同様に監査し得るレイアウトになっている。
なお、ヘッド部172が回転することと2軸アーム部1
71が二次元的に移動することとは、結果的に2軸アー
ム部171の移動軌跡を単純化し、制御ミスの削減や動
作異常対策を容易にするという相乗効果も生み出してい
る。
【0044】試験管つまみ機構部173には、ヘッド部
172に対して上下動可能で、かつエアーを駆動源とし
て試験管131を着脱自在に挟持するエアーハンド17
7a,177bを設ける。サンプル用分注機構部17
4、試薬用分注機構部175および菌用分注機構部17
6の各々には、チップ装着部178と、該チップ装着部
178に連結したシリンダ179と、該シリンダ179
を駆動するパルスモータ180とを設ける。本実施の形
態では、2軸アーム部171の水平面内および垂直面内
での移動によって、サンプル用分注機構部174および
菌用分注機構部176の各々のチップ装着部178に小
チップ165を着脱自在に装着し、試薬用分注機構部1
75のチップ装着部178に大チップ166を着脱自在
に装着する。
【0045】また、サンプル用分注機構部174、試薬
用分注機構部175および菌用分注機構部176の各々
のシリンジ179には、図8に示すように、例えば半導
体歪みゲージを有する圧力センサ181を設け、この圧
力センサ181により対応するシリンジ179による液
体の吸引・吐出の際に発生する圧力変動をリアルタイム
で検出するようにする。
【0046】次に、上記構成の分注装置101の動作を
説明する。分注動作の開始においては、先ず、ロボット
121においてヘッド部172が小チップセット部11
8および大チップセット部119に順次移動し、それら
の各位置で適宜回動、下降および上昇して、サンプル用
分注機構部174および菌用分注機構部176の各々の
チップ装着部178に小チップ165を装着し、試薬用
分注機構部175のチップ装着部178に大チップ16
6を装着する。その後、ヘッド部172は試験管セット
部112に移動して、試験管つまみ機構部173のエア
ーハンド177a,177bにより試験管ラック132
に収納保持されたキャップ付き試験管131を挟持して
取り出し、これを液注入部114に搬送して受け渡すと
共に、試験管131からキャップを取り外す。
【0047】図9(a)〜(f)は、試験管つまみ機構
部173から液注入部114へ試験管131を受け渡す
動作を示している。先ず、図9(a)に示すように、ロ
ボット121により試験管131を液注入部114の上
方へ搬送したら、ヘッド部172を下降させて、図9
(b)に示すように、液注入部114のエアーハンド1
45a,145bによって試験管131を挟持する。そ
の後、図9(c)に示すように、試験管つまみ機構部1
73による試験管131の挟持を解除して、図9(d)
に示すように、エアーハンド177a,177bが試験
管131のキャップ位置に位置するまでエアーハンド1
77a,177bを上昇させ、その状態で図9(e)に
示すように、エアーハンド177a,177bによって
キャップを挟持する。その後、図9(f)に示すよう
に、ヘッド部172を上昇させて、試験管131からキ
ャップを取り外す。
【0048】その後、ロボット121は、試験管つまみ
機構部173でキャップを保持したまま、ヘッド部17
2をサンプルセット部117へ移動させると共に、適宜
回動させて、サンプル用分注機構部174の小チップ1
65を、希釈調製したサンプル液を収容するサンプル容
器161の上方に位置決めし、その状態でヘッド部17
2を下降させた後、サンプル用分注機構部174のパル
スモータ180を駆動して、シリンジ179を介して小
チップ165内に所定量(例えば、50μl、100μ
lまたは200μl)のサンプル液を吸引する。このサ
ンプルの吸引動作を終了したら、小チップ165からの
液切れを良くするため、ヘッド部172をゆっくりと上
昇させる。
【0049】次に、ロボット121は、ヘッド部172
を緩衝液セット部116へ移動させると共に、適宜回動
させて、試薬用分注機構部175の大チップ166を緩
衝液収容容器158の上方に位置決めし、その状態で上
記と同様にして試薬用分注機構部175の大チップ16
6内に所定量(例えば、500μl)の緩衝液を吸引し
て、ヘッド部172をゆっくりと上昇させる。
【0050】その後、ヘッド部172を液注入部114
に移動させて、吸引したサンプル液および緩衝液を、液
注入部114に保持された試験管131に順次吐出す
る。この際、試験管131は、モータ147により偏心
カム146を所定の方向に回動させて例えば45°傾斜
させ、その状態で図10に示すように、サンプル液およ
び緩衝液を、それらの吐出位置の高さ方向の位置を変え
て、それぞれのチップ先端を試験管131の内壁に接触
させることで、試験管131の内壁をつたわらせて分注
する。
【0051】その後、ロボット121は、ヘッド部17
2を菌液セット部113へ移動させると共に、適宜回動
させて、菌用分注機構部176の小チップ165を所望
の菌液を収容するL字管136の上方に位置決めし、そ
の状態で上記と同様にして菌用分注機構部176の小チ
ップ165内に所定量(例えば、100μl)の菌液を
吸引して、ヘッド部172をゆっくりと上昇させる。
【0052】一方、液注入部114は、上記のサンプル
液および緩衝液の分注後、ヘッド部172が菌液セット
部113に移動して液注入部114から離れている間、
モータ147により偏心カム146を正逆方向に一定角
度回動させて、液注入部114に保持されている試験管
131を揺動させ、これにより分注されたサンプル液お
よび緩衝液を攪拌して混和する。
【0053】ロボット121は、菌液セット部113に
おいて所望の菌液の吸引が終了したら、ヘッド部172
を液注入部114へ移動させて、吸引した菌液を液注入
部114に保持されている試験管131に吐出する。こ
の菌液の分注の際も、図10に示すように上記のサンプ
ル液および緩衝液の分注時と同様に、試験管131を傾
斜させ、サンプル液および緩衝液とは異なる高さ方向の
吐出位置でチップ先端を試験管131の内壁に接触させ
ることで、試験管131の内壁をつたわらせて分注す
る。なお、本実施の形態では、図10に示すように、サ
ンプル液、緩衝液、菌液の分注順に吐出位置を高くし
て、試験管131内で先に分注された液体がつたわった
内壁を、次に分注する液体で洗い流すようにしているの
で、サンプルの条件を一定に保つことが可能である。な
お、菌液の分注が終了した試験管131は揺動させて混
和を完了するようにしてもよい。
【0054】その後、ロボット121は、図9(d)、
(e)および(f)で示した試験管131からのキャッ
プ取り外し動作とは逆の動作を行なって試験管131に
キャップをはめ、次のキャップ付き試験管131を取り
にヘッド部172を試験管セット部112に移動させ
る。
【0055】ヘッド部172が試験管セット部に移動し
ている間に、液供給部114において、3種類の液が分
注された試験管131は、移送機構142により試験管
取り出し部126に搬送し、ここからプレインキュベー
ションステーション200に移送する。
【0056】上記の一連の動作を、一つの菌株につい
て、試験管セット部112にセットされている14本の
サンプル処理群の試験管131に対して行なったら、ロ
ボット121はヘッド部172をチップ廃棄部120に
移動させて、サンプル用分注機構部174の使用済みの
小チップ165をチップ収容部167に廃棄する。
【0057】次に、ロボット121はヘッド部172を
小チップセット部118に移動させ、サンプル用分注機
構部174のチップ装着部178に新たな小チップ16
5を装着して、上記と同様の動作により、上記の菌株に
ついて試験管セット部112にセットされている陰性対
照(溶媒)処理群の3本の試験管131に対して、サン
プルセット部117にセットされている陰性対照液の分
注動作を行ない、その分注操作が終了した試験管131
を試験管取り出し部126に順次搬送してプレインキュ
ベーションステーション200に移送する。
【0058】その後、同様に、サンプル用分注機構部1
74の小チップ165を交換して、上記の菌株について
試験管セット部112にセットされている陽性対照処理
群の3本の試験管131に対して、サンプルセット部1
17にセットされている陽性対照液の分注動作を行な
い、その分注操作が終了した試験管131を試験管取り
出し部126に順次搬送してプレインキュベーションス
テーション200に移送する。
【0059】上記の動作により、一つの菌株についての
非代謝活性化試験系における分注動作が終了したら、サ
ンプル用分注機構部174、試薬用分注機構部175お
よび菌用分注機構部176の各チップをチップ廃棄部1
20に廃棄し、その後、同様の動作により上記菌株につ
いてのS9mix試験系の分注動作を行ない、その分注操作
が終了した試験管131を試験管取り出し部126に順
次搬送してプレインキュベーションステーション200
に移送する。
【0060】なお、投光器125aおよび受光器125
bを有する人体進入センサが人体の進入を検出した場合
には、移送機構142は試験管131の移送を停止して
待機すると共に、ロボット121は液注入部114の上
方で次の試験管131を把持したままの状態で停止して
待機する。この待機状態は、図示しない停止ランプまた
は警報手段によって操作者に告知され、操作者が試験管
131を抜き取ると共に、操作パネル127にて再スタ
ートさせることにより、全ての動作が正常に復帰するよ
うになっている。
【0061】上記の分注装置101では、ロボット12
1のヘッド部172が試験管セット部112に移動し
て、試験管つまみ機構部173で試験管131を持ち上
げて保持しながら移動している間は、菌液セット部11
3、S9mix液セット部115およびサンプルセット部1
17では攪拌動作が行われるようになっている。また、
サンプル液の吸引・吐出時、緩衝液あるいはS9mix液の
吸引・吐出時、および菌液の吐出時は、液注入部114
に保持されている試験管131は傾斜している。さら
に、菌吸引動作中は、液注入部114において試験管1
31の攪拌動作が行なわれ、これにより分注されたサン
プル液と緩衝液あるいはS9mix液が混和されるようにな
っている。
【0062】このように、液供給部114において、サ
ンプル液、緩衝液あるいはS9mix液、および菌液の分注
時に試験管131を傾斜させることにより、分注液の飛
散や発泡を有効に防止することができると共に、菌吸引
動作中に試験管131を攪拌することにより、サンプル
液、緩衝液あるいはS9mix液を均一に混和することがで
きるので、次に菌液を分注した際に、サンプルの毒性に
よって菌が直接阻害されるのを有好に防止することがで
きる。また、サンプル液、緩衝液あるいはS9mix液、お
よび菌液の分注時に、各チップの先端を試験管131の
内壁に接触させることにより、各チップ内に分注すべき
液体を残留させることなく分注できると共に、試験管1
31に対する各液の吐出位置を分注順に高くすることに
より、各チップへのコンタミネーションを有効に防止す
ることができる。また、各液の分注動作が重複しないよ
うにシーケンシャルで実行制御されているので、人手に
よる作業と同様に監査することも可能である。なお、こ
の場合、各分注動作の動作速度は、人手による作業に類
似した速度、例えば10秒〜20秒、好ましくは約15
秒に設定して、目で追認し易くするようにしてもよい。
【0063】<プレインキュベーションステーション2
00>プレインキュベーションステーション200は、
試験液作成ステーション100で作成された試験管13
1内の試験液を一定温度で反応させるもので、図11に
要部の斜視図をも示すように、試験管131の受け渡し
用のロボット201とプレインキュベーション装置20
2とを有している。
【0064】ロボット201には、水平面内で回動可能
で、かつ昇降可能なアーム210の回動先端部に、上述
した分注装置101のロボット121に設けた試験管つ
まみ機構部173と同様の構成よりなる試験管つまみ機
構部211を設け、このロボット201により分注装置
101の試験管取り出し部126に順次搬送されるキャ
ップ付き試験管131を把持して取り出し、これをプレ
インキュベーション装置202に移送する。
【0065】プレインキュベーション装置202にはタ
ーンテーブル220を設け、このターンテーブル220
には多数の試験管ホルダ穴221が同一円周上に等間隔
に形成して、その各試験管ホルダ穴221にロボット2
01により分注装置101から移送されるキャップ付き
試験管131を所定の挿入位置において順次収納する。
【0066】なお、各試験管ホルダ穴221は、試験管
131内に収容されている試験液が収納される深さに形
成し、ターンテーブル220は、各試験管ホルダ穴22
1に保持される試験管131内の試験液を所定の温度、
例えば37℃に維持するように、例えば金属製として図
示しない加熱手段で加熱する。
【0067】本実施の形態では、試験管ホルダ穴221
に保持される試験管131内の試験液が揺れる程度に、
ターンテーブル220を図示しないモータ等の駆動手段
により例えば正逆方向に回動させながら一方向にピッチ
送りして試験液を振盪攪拌し、所定の挿入位置から20
分経過して搬送される所定の取り出し位置において、ト
ップアガー分注ステーション300へ順次移送する。
【0068】<トップアガー分注ステーション300>
トップアガー分注ステーション300は、試験液にアミ
ノ酸入り軟寒天溶液(トップアガー)を分注するもの
で、受け渡し用のロボット301と、ヒスチジン用トッ
プアガーおよびトリプトファン用トップアガーを分注す
る分注部302とを有している。
【0069】ロボット301には、水平面内で回動可能
で、かつ昇降可能なアーム310の回動先端部に、水平
方向に突出する2つの挟持用部材を有し、試験管131
を着脱自在に挟持可能で、かつ挟持した試験管131を
垂直面内で回動可能な試験管つまみ機構部311を設け
る。
【0070】分注部302には、図12に要部の斜視図
を一部断面で示すように、試験管ホルダ320、試験管
ホルダ320に保持された試験管131を選択的に挟持
する試験管挟持器321、試験管ホルダ320に保持さ
れた試験管131内の試験液を攪拌するために試験管ホ
ルダ320を揺動させる攪拌器322、試験管キャップ
を回収するキャップ回収部323、試験管ホルダ320
に保持された試験管131内にヒスチジン用トップアガ
ーおよびトリプトファン用トップアガーを選択的に分注
するヒスチジン用シリンジ324およびトリプトファン
用シリンジ325を設ける。なお、ヒスチジンおよびト
リプトファンは、トップアガー中で混和させて使用して
も良く、この場合には、シリンジは一個あれば良い。
【0071】試験管ホルダ320およびキャップ回収部
323は、ロボット301のアーム310の回動による
試験管つまみ機構部311の移動軌跡下にそれぞれ配置
する。また、ヒスチジン用シリンジ324およびトリプ
トファン用シリンジ325は、図示しない移動支持機構
により試験管ホルダ320に保持された試験管131上
に選択的に位置決めできるように配置する。
【0072】攪拌器322は、例えば偏心カムを用いて
試験管ホルダ320を水平面内で偏心回転させたり、あ
るいは正逆方向に一定角度回転させるよう構成する。
【0073】ヒスチジン用シリンジ324は、図13に
その分注機構の要部の構成を示すように、チューブ33
0およびエアーコントローラ331を介して図示しない
コンプレッサ等の駆動源に結合する。このヒスチジン用
シリンジ324には、予めヒスチジン用トップアガーを
収容しておくと共に、その先端部には着脱自在に分注チ
ップ332を取り付け、エアーコントローラ331およ
びチューブ330を介してエアーを供給することにより
ピストン333を押下して、試験管ホルダ320に保持
された試験管131内に所定量のヒスチジン用トップア
ガーを分注するようにする。
【0074】また、ヒスチジン用シリンジ324および
分注チップ332は、内部のヒスチジン用トップアガー
の硬化を防止するために、その周囲を保温器334で覆
って約45℃に維持するようにする。このため、保温器
334には温度センサ335を取り付け、その出力に基
づいて温度コントローラ336を介して保温器用熱源3
37の駆動を制御するようにする。
【0075】トリプトファン用シリンジ325を有する
分注機構もヒスチジン用シリンジ324を有する分注機
構と同様に構成して、その内部に予めトリプトファン用
トップアガーを収容しておく。
【0076】このトップアガー分注ステーション300
では、先ず、ロボット301の試験管つまみ機構部31
1により、上記のターンテーブル220の所定の取り出
し位置にあるプリインキュベーションされたキャップ付
き試験管131を挟持して取り出し、これを分注部30
2に移送して試験管ホルダ320に収納保持する。その
後、試験管挟持器321で試験管131を挟持した状態
で、試験管つまみ機構部311により試験管キャップを
挟持して試験管131からキャップを取り外し、その取
り外したキャップをキャップ回収部323に回収する。
【0077】試験管131からキャップを取り外した後
は、試験管131内の試験液に対応するヒスチジン用シ
リンジ324またはトリプトファン用シリンジ325を
試験管131上に位置決めして、ヒスチジン用トップア
ガーまたはトリプトファン用トップアガーを所定量分注
する。その後、攪拌器322を作動して試験管ホルダ3
20を揺動させ、これにより試験管131内の試験液と
分注されたトップアガーとを発泡しない程度に攪拌して
混和する。
【0078】所定時間攪拌したら攪拌器322の作動を
停止して、ロボット301の試験管つまみ機構部311
により試験管131を挟持して試験管ホルダ320から
取り出し、これをプレーティングステーション500に
移送して、後述するように試験管つまみ機構部311に
より試験管131を垂直面内で回動させ、これにより試
験管131を傾けて試験液をプレート上に重層する。
【0079】なお、上記の説明では、キャップ付き試験
管131を試験管ホルダ320に移動させてからキャッ
プを取り外すようにしたが、上記のターンテーブル22
0から試験管131を取り出すのに先立ってロボット3
01によりキャップを取り外したり、あるいはキャップ
を磁性体または磁性体を含む材料で形成して、ロボット
301により試験管131をターンテーブル220から
分注部302に移送する途中で磁石等により吸着して取
り外すように構成することもできる。
【0080】<プレート供給ステーション400>プレ
ート供給ステーション400は、試験液をプレーティン
グする前の寒天培地を収容する蓋付きのプレート401
を多数収納して後述のプレーティングステーション50
0へ順次供給するもので、多数のプレート401を収納
して順次供給するプレート供給ラック部402と、プレ
ート供給ラック部402から順次供給されるプレート4
01をプレーティングステーション500へ移送するプ
レート移送部403とを有している。
【0081】プレート供給ラック部402には、図14
に断面図をも示すように、モータ410により選択的に
回転駆動されるターンテーブル411を設け、このター
ンテーブル411の同一円周上に等間隔に複数のプレー
ト収納部412を形成して、その各プレート収納部41
2に多数のプレート401を積み重ねて収納する。な
お、各プレート収納部412には、その底部中央部に小
孔413を形成する。
【0082】また、プレート供給位置において、ターン
テーブル411の下方には、駆動源414により昇降可
能に昇降リフト415を設け、この昇降リフト415を
プレート供給位置にあるプレート収納部412の底部の
小孔413に侵入させて、当該プレート収納部412に
積み重ねて収納される多数のプレート401を、一枚分
ずつ上昇させてターンテーブル411の上面から順次突
出させるようにする。
【0083】プレート移送部403には、図15に要部
の斜視図をも示すように、プレートスライド機構420
と搬送ベルト421とを設ける。プレートスライド機構
420には、駆動源422によりターンテーブル411
の径方向に移動可能にL字型の押し出し部材423を設
け、この押し出し部材423により、プレート供給位置
にあるプレート収納部412からターンテーブル411
の上面に突出して供給されるプレート401を、ターン
テーブル411の外周方向に向けて径方向にスライドさ
せてターンテーブル411から押し出し、その押し出さ
れたプレート401を搬送ベルト421によりプレーテ
ィングステーション500に搬送する。
【0084】<プレーティングステーション500>プ
レーティングステーション500は、プレート供給ステ
ーション400から供給されるプレート401内の寒天
培地上に、トップアガー分注ステーション300でトッ
プアガーが分注された試験液を重層するもので、図15
に示すように、プレート操作ロボット501、プレート
攪拌部502、搬送ベルト503および試験管回収部5
04を有している。
【0085】プレート操作ロボット501およびプレー
ト攪拌部502は、プレート供給ステーション400か
らのプレート401の搬送方向を挟んで対向するように
配置する。プレート操作ロボット501には、プレート
401を挟持する2本の爪部材511,512を有する
プレート挟持機構513と、プレート挟持機構513を
プレート供給ステーション400からのプレート401
の搬送方向とほぼ直交する水平方向に選択的に直線移動
させると共に、その直線移動軸を中心として垂直面内で
選択的に90°回動させる直線移動回動機構514と、
この直線移動回動機構514を昇降させる昇降機構51
5とを設ける。
【0086】プレート攪拌部502には、図16に部分
分解斜視図をも示すように、プレート401を載置する
プレート受け521、遊星歯車機構522およびモータ
523を設け、プレート受け521をモータ523によ
り遊星歯車機構522を介して水平面内で公転および自
転させる。プレート受け521は、円板形状として、そ
の周囲にはプレート401の脱落を防止するための脱落
防止用凸部524を形成すると共に、プレート受け52
1の一部には、プレーティング位置においてプレート挟
持機構513の爪部材511または512が侵入可能に
径方向に中央部から外周に開放してスリット525を形
成する。また、遊星歯車機構522は、プレーティング
位置でのプレート受け521の姿勢を維持するように、
すなわちプレート受け521に形成したスリット525
が常にプレート操作ロボット501側で、プレート供給
ステーション400からのプレート401の搬送方向と
ほぼ直交する方向を向くように、一回転の公転毎にプレ
ート受け521を一回転自転させるように構成する。
【0087】搬送ベルト503は、プレート供給ステー
ション400の搬送ベルト421から搬送されるプレー
ト401を受けるように、搬送ベルト421の下流側に
配置する。なお、搬送ベルト421の下流端と搬送ベル
ト503の上流端との間は、プレート挟持機構513の
爪部材511,512が侵入できる程度に離間させる。
【0088】試験管回収部504は、トップアガー分注
ステーション300に設けられたロボット301のアー
ム310の回動による試験管つまみ機構部311の移動
軌跡下に配置する。
【0089】このプレーティングステーション500で
は、搬送ベルト503およびプレート供給ステーション
400の搬送ベルト421の駆動を適切に制御して、搬
送ベルト421によって搬送されるプレート401を、
図15に仮想線で示すように搬送ベルト421と搬送ベ
ルト503とに跨った受け渡し位置に静止させる。ま
た、プレート操作ロボット501においては、爪部材5
11,512をプレート401の高さ以上に垂直方向に
十分離間させた状態で、プレート挟持機構513を直線
移動回動機構514により図17に示すように水平方向
に所定量移動させて、爪部材511,512を搬送ベル
ト421と搬送ベルト503との間で上下に位置させ
る。
【0090】その後、プレート挟持機構513により爪
部材511,512を互いに接近する方向に移動させ
て、それらの先端部で図16に示すように受け渡し位置
にあるプレート401の蓋および底の中央部を上下から
挟持し、その状態で図18に示すように昇降機構515
により直線移動回動機構514およびプレート挟持機構
513を一体に所定量上昇させると共に、プレート挟持
機構513を直線移動回動機構514により水平方向に
さらに所定量移動させて、図19に示すように挟持した
プレート401を、プレート攪拌部502のプレーティ
ング位置に位置決めされているプレート受け521の上
方に位置させる。
【0091】その後、昇降機構515により直線移動回
動機構514およびプレート挟持機構513を一体に下
降させる。この下降動作は、下側に位置する爪部材、こ
こでは爪部材512がプレート受け521のスリット5
25を通過して、プレート401の底部がプレート受け
521に近接または接近した時点で停止させ、その後、
プレート挟持機構513により爪部材511,512を
互いに離間する方向に移動させて、プレート401をプ
レート受け521に載置する。
【0092】その後、プレート挟持機構513を垂直面
内で90°回動させて爪部材511,512を水平方向
に対向させ、その状態で爪部材511,512を互いに
接近する方向に移動させて、図20に示すようにプレー
ト受け521に載置されたプレート401の蓋を周面か
ら挟持する。その後、昇降機構515により直線移動回
動機構514およびプレート挟持機構513を一体に上
昇させて、プレート401から蓋を上方に取り外し、さ
らにプレート挟持機構513を直線移動回動機構514
側に引き込んで取り外した蓋をプレート401上から退
避させ、その状態でトップアガー分注ステーション30
0でトップアガーが分注された試験液を重層するプレー
ティング処理を行なう。
【0093】プレーティング処理では、トップアガー分
注ステーション300においてロボット301の試験管
つまみ機構部311に挟持されたトップアガー分注済の
試験管131を、アーム310の回動によりプレーティ
ング位置の近傍に位置決めし、その状態で図21に示す
ように試験管つまみ機構部311を垂直面内で所定角度
回動させて試験管131を傾け、これにより試験液をプ
レート401内の寒天培地上に注ぎ出す。本実施の形態
では、試験管131からの試験液の注ぎ出しがほぼ終了
する適宜のタイミングで、ロボット301においてアー
ム310を短時間で上下動させて試験管131を一振り
し、これにより試験液を滴下させるようにして試験管1
31内に試験液が残存するのを防止する。
【0094】試験管131からのプレート401への試
験液の注ぎ出しが終了したら、ロボット301において
は、試験管つまみ機構部311を垂直面内で回動させて
試験管131を元の垂直状態に戻し、さらにアーム31
0を水平面内で回動させて試験管131を試験管回収部
504上に位置決めし、その状態で試験管つまみ機構部
311による試験管131の挟持を解除して、試験液の
注ぎ出しが終了した試験管131を試験管回収部504
に回収し、次のトップアガーの分注動作に備える。
【0095】また、プレート操作ロボット501におい
ては、直線移動回動機構514によりプレート挟持機構
513を繰り出して、爪部材511,512により挟持
しているプレート蓋をプレーティング位置にあるプレー
ト401上に位置決めし、その状態で昇降機構515に
より直線移動回動機構514およびプレート挟持機構5
13を下降させてプレート401に蓋を被せた後、プレ
ート挟持機構513により爪部材511,512を互い
に離間する方向に移動させて蓋の挟持を解除する。その
後、プレート挟持機構513を直線移動回動機構514
側に引き込んで爪部材511,512をプレート受け5
21から退避させる。
【0096】その後、プレート攪拌部502においては
モータ523を駆動して、プレート受け521に載置さ
れた蓋付きのプレート401を、遊星歯車機構522を
介してプレート受け521と一体に公転および自転さ
せ、これによりプレート401に注がれた試験液を寒天
培地上に均一に広げて重層する。
【0097】プレート401を所定回数公転および自転
させたら、プレート受け521をプレーティング位置に
静止させ、その状態でプレート操作ロボット501にお
いてプレート挟持機構513を繰り出すと共に、爪部材
511,512を互いに接近する方向に移動させて、そ
れらの先端部で図19に示したようにプレート401の
蓋および底の中央部を上下から挟持する。なお、プレー
ト挟持機構513は、プレート受け521上のプレート
401に蓋を被せた後、図19に示したように蓋付きプ
レート401を上下から挟持する直前までの間の任意の
タイミングで、独立してあるいは水平移動と同時に90
°回動させる。
【0098】その後、プレート操作ロボット501にお
いて、搬送ベルト421と搬送ベルト503とに跨った
受け渡し位置から、プレーティング位置にあるプレート
受け521にプレート401を受け渡す上述した動作と
は逆の動作を行なって、プレーティング処理の終了した
蓋付きのプレート401をプレーティング位置から受け
渡し位置に戻す。その後、搬送ベルト503を駆動する
ことにより、プレート401を搬送ベルト503上に載
せて次の処理ステーションであるプレート固化ステーシ
ョン600に搬送し、次にプレート供給ステーション4
00から供給されるプレート401に対する動作に備え
る。
【0099】なお、本実施の形態では、プレート攪拌部
502においてプレート401を公転および自転させる
ことで、プレート401に注がれた試験液を寒天培地上
に均一に広げて重層するようにしたが、プレート401
を傾斜面内で回転させるなどして、試験液を均一に重層
することもできる。
【0100】<プレート固化ステーション600>プレ
ート固化ステーション600は、重層された試験液を固
化するもので、プレーティングステーション500から
のプレート401を搬送する搬送ベルト601を有して
いる。
【0101】本実施の形態では、この搬送ベルト601
により、プレーティングステーション500から順次供
給されるプレート401を、試験液が固化する所定時間
経過後に、プレート収納ステーション700の所定の取
り出し位置に順次到達するように、ほぼ静置状態で搬送
する。なお、搬送ベルト601の両側には、外乱等によ
ってプレート401が搬送ベルト601からの落下する
のを防止するための落下防止用エッジ602を設ける。
【0102】<プレート収納ステーション700>プレ
ート収納ステーション700は、プレートを反転させて
ラックに収納するもので、プレート操作ロボット701
およびラック格納部702とを有している。
【0103】プレート操作ロボット701には、プレー
ト固化ステーション600から取り出し位置に搬送され
るプレート401を上下方向から挟持する2本の爪部材
711,712を有するプレート挟持機構713と、プ
レート挟持機構713を水平面内で選択的に直線移動さ
せると共に、その直線移動軸を中心として垂直面内で選
択的に180°回動させる直線移動回動機構714と、
この直線移動回動機構714を昇降させると共に、水平
面内で回動させる昇降回動機構715とを設ける。な
お、取り出し位置には、プレート固化ステーション60
0の搬送ベルト601から搬送されるプレート401を
受けるように、プレート挟持機構713の爪部材71
1,712が垂直方向から侵入できる程度に搬送ベルト
601から離間させてプレート受け716を配置する。
【0104】ラック格納部702には、複数のプレート
収納ラック721を並べてセットするラックセット部7
22と、このラックセット部722にセットされたプレ
ート収納ラック721をラック供給位置に順次押し出す
プッシャ723と、ラック供給位置に押し出されたプレ
ート収納ラック721をプレート挿入位置を経て培養ス
テーション800に移送する搬送ベルト724とを設け
る。
【0105】プレート収納ラック721には、例えば図
22に斜視図を示すように、5種の菌株の非代謝活性化
系または代謝活性化系に対応するように、5列20段の
プレート収納用の棚725を設け、その各棚725には
プレート挿脱方向に、プレート操作ロボット701の爪
部材711または712が侵入可能にスリット726を
形成する。
【0106】このプレート収納ステーション700で
は、プレート固化ステーション600から搬送されるプ
レート401が、取り出し位置において搬送ベルト60
1とプレート受け716とに跨った状態で、プレート操
作ロボット701を、プレーティングステーション50
0のプレート操作ロボット501と同様に動作させて、
その爪部材711,712によりプレート401を上下
方向から挟持する。
【0107】その後、昇降回動機構715により挟持し
たプレート401を上昇させた後、プレート挿入位置ま
で回動させる。この間またはプレート401をプレート
挿入位置まで回動させた後、直線移動回動機構714に
よりプレート401を垂直面内で180°回動させて上
下反転させると共に、昇降回動機構715によりプレー
ト401を昇降させて、当該プレート401を収納する
プレート収納ラック721の棚位置に合わせる。
【0108】その後、直線移動回動機構714によりプ
レート401を水平方向に移動して、プレート401を
所望の棚725内に侵入させ、その状態でプレート挟持
機構713により爪部材711,712を互いに離間す
る方向に移動させると共に、昇降回動機構715により
プレート挟持機構713を所定量下降させて、プレート
401を所望の棚725に上下反転させた状態で載置す
る。その後、直線移動回動機構714によりプレート挟
持機構713を引き込み、昇降回動機構715を作動さ
せて、プレート操作ロボット701を次のプレート40
1に対する収納動作の初期状態に復帰させる。
【0109】一方、ラック格納部702においては、プ
レート挿入位置にある一列20段の各棚725へのプレ
ート401の収納が終了したら、搬送ベルト724によ
りプレート収納ラック721を一列分搬送して次の列を
プレート挿入位置に位置決めして同様にプレート401
を各棚725に収納し、5列20段の全ての棚725へ
のプレート401の収納が終了したら、当該プレート収
納ラック721を搬送ベルト724の駆動により次の処
理ステーションである培養ステーション800へ搬送す
ると共に、プッシャ723を作動させてラックセット部
722にセットされている次のプレート収納ラック72
1をラック供給位置に押し出して同様に搬送制御する。
【0110】<培養ステーション800>培養ステーシ
ョン800は、プレートを所定温度下に保持して試験液
中の細菌を寒天培地層で培養するもので、プレート収納
ステーション700から搬送されるプレート収納ラック
721を複数個収容可能な培養ケース801と、培養ケ
ース801内に順次搬入されるプレート収納ラック72
1を搬入位置から待機位置および搬出位置へ押し出すプ
ッシャ802と、搬出位置に押し出されたプレート収納
ラック721を次の処理ステーションであるコロニーカ
ウントステーション900へ搬送する搬送ベルト803
とを有している。
【0111】培養ケース801には、プレート収納ステ
ーション700からのプレート収納ラック721の入口
に、プレート収納ラック721の搬入時に自動的に開く
自動ドア811を設けると共に、搬出位置からのプレー
ト収納ラック721の出口にも、プレート収納ラック7
21の搬出時に自動的に開く自動ドア812を設けて、
内部をほぼ密封状態に保持できるようにする。また、培
養ケース801の内部には、温度センサ813を設け、
その出力に基づいて公知の加熱手段により内部温度を一
定温度、ここでは37℃に保持するようにする。
【0112】この培養ステーション800では、プレー
ト収納ステーション700の搬送ベルト724により搬
送されるプレート収納ラック721を、培養ケース80
1の入口の自動ドア811を開いて培養ケース内に収容
し、その後、プッシャ802により搬入位置から待機位
置に移動させて、次のプレート収納ラック721の搬入
に備える。
【0113】培養ケース801内に搬入されたプレート
収納ラック721は、培養ケース内に2日間保持し、そ
の後、プッシャ802により培養ケース内の搬出位置に
移動して、出口の自動ドア812を開いて搬送ベルト8
03によりコロニーカウントステーション900へ搬送
する。
【0114】このようにして、プレート収納ステーショ
ン700から順次搬送されるプレート収納ラック721
を培養ケース801に収納し、ここで各プレート収納ラ
ック721に収納されているプレート401を37℃の
雰囲気で2日間保持することによりプレート401内の
細菌を培養して、コロニーカウントステーション900
へ順次搬送する。
【0115】<コロニーカウントステーション900>
コロニーカウントステーション900は、プレート40
1上に出現した細菌群を計測するもので、ラック収容部
901、ラック回収部902、プレート操作ロボット9
03および自動コロニーカウンタ装置904を有してい
る。
【0116】ラック収容部901には、培養ステーショ
ン800から順次搬送されるプレート収納ラック721
を、その搬送方向と直交する方向に移送して、先頭のプ
レート収納ラック721をラック搬出位置へ押し出すプ
ッシャ911と、ラック搬出位置に押し出されたプレー
ト収納ラック721をプレート取り出し位置を経てラッ
ク回収部902へ移送する搬送ベルト912とを設け
る。
【0117】ラック回収部902にはプッシャ921を
設け、これによりラック収容部901から順次搬送され
るプレート収納ラック721を、その搬送方向と直交す
る方向に押し出して複数個並べて収容するようにする。
【0118】プレート操作ロボット903には、プレー
ト401を上下または水平方向から選択的に挟持する2
本の爪部材931,932を有するプレート挟持機構9
33と、このプレート挟持機構933を水平面内で選択
的に直線移動させると共に、その直線移動軸を中心とし
て垂直面内で選択的に180°回動させる直線移動回動
機構934と、この直線移動回動機構934を昇降させ
ると共に、水平面内で回動させる昇降回動機構935と
を設ける。
【0119】自動コロニーカウンタ装置904には、搬
送ベルト941、CCDカメラを有する画像読み取り部
942、操作パネル部943およびディスプレイ部94
4を設ける。
【0120】このコロニーカウントステーション900
では、プレート操作ロボット903により、ラック収容
部901のプレート取り出し位置にあるプレート収納ラ
ック721の列からプレート401を取り出し、その取
り出したプレート401を垂直面内で180°回動させ
て、蓋を上方にして自動コロニーカウンタ装置904の
搬送ベルト941を有する所定の載置位置へ載置した
後、プレート401の蓋を取る。なお、プレート401
から取り外した蓋は、プレート操作ロボット903にお
いて保持しておく。
【0121】ここで、プレート収納ラック721からプ
レート401を取り出し、これを180°回動させて自
動コロニーカウンタ装置904の載置位置へ載置するプ
レート操作ロボット903の動作は、プレート収納ステ
ーション700におけるプレート操作ロボット701と
逆の動作を行なわせるようにすればよい。また、自動コ
ロニーカウンタ装置904の載置位置に載置されたプレ
ート401から蓋を取るプレート操作ロボット903の
動作は、プレーティングステーション500においてプ
レート操作ロボット501により蓋を取る動作と同様の
動作を行なわせるようにすればよい。なお、自動コロニ
ーカウンタ装置904の載置位置には、プレート挟持機
構933の爪部材931,932が垂直方向に対向した
状態で侵入できる程度に搬送ベルト941から離間させ
てプレート受け945を配置する。
【0122】自動コロニーカウンタ装置904の載置位
置において、プレート401の蓋を取り外したら、搬送
ベルト941を送り方向に駆動してプレート401を画
像読み取り部942へ搬送し、ここでCCDカメラによ
りプレート401を撮像して、その画像データに基づい
てコロニーを検出してその個数を計数すると共に、コロ
ニーと近似しない形と色の析出物を検出してその個数を
計数し、それらの計数データをディスプレイ部944に
表示すると共に、後述するデータ処理制御ステーション
1000に転送する。なお、この自動コロニーカウンタ
装置904におけるコロニーの検出条件や、コロニーと
近似しない析出物の検出条件等は、操作パネル部943
によりディスプレイ部944に表示しながら設定する。
【0123】自動コロニーカウンタ装置904におい
て、計数処理が終了したプレート401は、搬送ベルト
941を逆方向に駆動して載置位置に静止させ、その状
態でプレート操作ロボット501を上記とは逆に動作さ
せて、プレート401に蓋をしてラック収容部901の
プレート取り出し位置にあるプレート収納ラック721
の元の位置に戻す。なお、このプレート401の戻し動
作においては、プレート401の上下反転動作を省くこ
ともできる。
【0124】以上の動作が、プレート取り出し位置にあ
る一列20段の各棚725に収納されているプレート4
01について終了したら、搬送ベルト912によりプレ
ート収納ラック721を一列分搬送して次の列をプレー
ト取り出し位置に位置決めして、その各棚725に収納
されているプレート401について同様の処理を行な
い、5列20段の全ての棚725に収納されているプレ
ート401についての処理が終了したら、当該プレート
収納ラック721を搬送ベルト912の駆動によりラッ
ク回収部902に搬送して回収すると共に、プッシャ9
11を作動させて次のプレート収納ラック721をラッ
ク搬出位置に押し出して同様に処理する。
【0125】<データ処理制御ステーション1000>
データ処理制御ステーション1000は、コロニーカウ
ントステーション900で計測したデータを処理すると
共に、装置全体の動作を制御するもので、コンピュータ
1001とプリンタ1002とを有している。
【0126】このデータ処理制御ステーション1000
では、コンピュータ1001により装置全体の動作を制
御すると共に、コロニーカウントステーション900か
らのデータを記憶すると共に、そのデータに基づいて試
験の結果表、量−反応図、試験管理データを作成してプ
リンタ1002によりプリントアウトする。
【0127】以上のように、本実施の形態による自動分
析装置によれば、エームス試験における検体処理からデ
ータの記録までを全自動で行なうことができるので、用
手法で試験を行なう場合に比べ、分注ミス等を生じるこ
となく、常に高精度で試験操作を行なうことができ、省
力化および効率化に十分寄与することができると共に、
試験結果の信頼性を高めることができる。
【0128】なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限
定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能で
ある。例えば、上記実施の形態では、分注装置101に
おいて、サンプル液、試薬、菌液毎に独立して分注機構
を設けたが、これらの液体を共通の分注機構でチップを
交換しながら分注するよう構成することもできる。ま
た、本発明は、上記のエームス試験に限らず、広義の細
菌類の自動分析装置に有効に適用することができる。
【0129】
【発明の効果】本発明によれば、細菌類の分析を自動的
に行なうことができるので、例えばエームス試験を行な
う場合には、用手法で試験する場合に比べ、分注ミス等
を生じることなく、常に高精度で試験操作を行なうこと
ができ、省力化および効率化に十分寄与することができ
ると共に、常に信頼性の高い試験結果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動分析装置の一実施の形態の
全体の概略構成を示す平面図である。
【図2】 図1に示す分注装置の概略構成を示す正面図
である。
【図3】 同じく、平面図である。
【図4】 同じく、斜視図である。
【図5】 図2に示す液注入部のホルダ機構の一例の構
成を示す正面図である。
【図6】 同じく、概略斜視図である。
【図7】 図2に示すロボットのヘッド部を拡大して示
す正面図である。
【図8】 同じく、ヘッド部に設けられる各分注機構の
構成を示す図である。
【図9】 同じく、ヘッド部の試験管つまみ機構から液
注入部への試験管の受け渡し動作を説明するための図で
ある。
【図10】 図2に示す分注装置による試験管への各液
の吐出位置を示す図である。
【図11】 図1に示すプレインキュベーションステー
ションの要部の構成を示す斜視図である。
【図12】 図1に示すトップアガー分注ステーション
における分注部の要部の構成を一部断面で示す斜視図で
ある。
【図13】 図12に示すヒスチジン用シリンジを有す
る分注機構の要部の構成を示す図である。
【図14】 図1に示すプレート供給ステーションにお
けるプレート供給ラック部の構成を示す断面図である。
【図15】 同じく、プレート移送部の要部の構成を示
す斜視図である。
【図16】 図1に示すプレーティングステーションに
おけるプレート攪拌部の構成を示す部分分解斜視図であ
る。
【図17】 プレーティングステーションにおけるプレ
ート操作ロボットの動作を説明するための斜視図であ
る。
【図18】 同じく、プレート操作ロボットの動作を説
明するための斜視図である。
【図19】 同じく、プレート操作ロボットの動作を説
明するための斜視図である。
【図20】 同じく、プレート操作ロボットの動作を説
明するための斜視図である。
【図21】 プレーティングステーションにおける試験
液のプレーティング処理を説明するための図である。
【図22】 図1に示すプレート収納ラックの構成を示
す斜視図である。
【図23】 エームス試験の操作手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
100 試験液作成ステーション 101 分注装置 110 基台 111 無菌室(閉鎖室) 112 試験管セット部 113 菌液セット部 114 液注入部 115 S9mix液セット部 116 緩衝液セット部 117 サンプルセット部 118 小チップセット部 119 大チップセット部 120 チップ廃棄部 121 ロボット 126 試験管取り出し部 131 試験管 132 試験管ラック 135 菌液容器ホルダ 136 L字管 142 移送機構 151 S9mix液収容容器 158 緩衝液収容容器 161 サンプル容器 162 サンプルラック 171 2軸アーム部 172 ヘッド部 173 試験管つまみ機構部 174 サンプル用分注機構部 175 試薬用分注機構部 176 菌用分注機構部 200 プレインキュベーションステーション 201 ロボット 202 プレインキュベーション装置 210 アーム 211 試験管つまみ機構部 220 ターンテーブル 221 試験管ホルダ穴 300 トップアガー分注ステーション 301 ロボット 302 分注部 310 アーム 311 試験管つまみ機構部 320 試験管ホルダ 321 試験管挟持器 322 攪拌器 323 キャップ回収部 324 ヒスチジン用シリンジ 325 トリプトファン用シリンジ 330 チューブ 331 エアーコントローラ 332 分注チップ 333 ピストン 334 保温器 335 温度センサ 336 温度コントローラ 337 保温器用熱源 400 プレート供給ステーション 401 プレート 402 プレート供給ラック部 403 プレート移送部 410 モータ 411 ターンテーブル 412 プレート収納部 413 小孔 414 駆動源 415 昇降リフト 420 プレートスライド機構 421 搬送ベルト 422 駆動源 423 押し出し部材 500 プレーティングステーション 501 プレート操作ロボット 502 プレート攪拌部 503 搬送ベルト 504 試験管回収部 511,512 爪部材 513 プレート挟持機構 514 直線移動回動機構 515 昇降機構 521 プレート受け 522 遊星歯車機構 523 モータ 524 脱落防止用凸部 525 スリット 600 プレート固化ステーション 601 搬送ベルト 602 落下防止用エッジ 700 プレート収納ステーション 701 プレート操作ロボット 702 ラック格納部 711,712 爪部材 713 プレート挟持機構 714 直線移動回動機構 715 昇降回動機構 716 プレート受け 721 プレート収納ラック 722 ラックセット部 723 プッシャ 724 搬送ベルト 725 棚 726 スリット 800 培養ステーション 801 培養ケース 802 プッシャ 803 搬送ベルト 811,812 自動ドア 813 温度センサ 900 コロニーカウントステーション 901 ラック収容部 902 ラック回収部 903 プレート操作ロボット 904 自動コロニーカウンタ装置 911 プッシャ 912 搬送ベルト 921 プッシャ 931,932 爪部材 933 プレート挟持機構 934 直線移動回動機構 935 昇降回動機構 941 搬送ベルト 942 画像読み取り部 943 操作パネル部 944 ディスプレイ部 1000 データ処理制御ステーション 1001 コンピュータ 1002 プリンタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2G058 BA08 BB15 CB15 CC17 CD04 CD12 CD23 CE08 CF11 CF28 EA02 EA04 ED03 ED35 FA03 GD07 GE04 4B029 AA07 AA08 AA09 BB02 FA02 FA10 GA01 GA06 GB05 GB06 HA02 HA05 HA09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプル、試薬、菌液等を試験管に分注
    して試験液を作成する試験液作成部と、 作成された試験液を試験管内で反応させるプレインキュ
    ベーション部と、 プレインキュベーションされた試験管内の試験液にトッ
    プアガーを分注するトップアガー分注部と、 トップアガーが分注された試験管内の試験液を寒天培地
    を有するプレートに注いで重層するプレーティング部
    と、 試験液が重層されたプレートをプレート収納ラックに収
    納するプレート収納部と、 プレート収納ラックに収納されたプレート内の細菌類を
    培養する培養部と、 培養されたプレート内のコロニーを計数するコロニーカ
    ウント部と、 該コロニーカウント部でのコロニー計数値を処理するデ
    ータ処理部と、 上記試験液作成部で試験液が作成された試験管を、上記
    プレインキュベーション部、トップアガー分注部および
    プレーティング部に順次移送する試験管移送手段と、 上記プレート収納部でプレートが収納された上記プレー
    ト収納ラックを上記培養部およびコロニーカウント部に
    順次移送するプレート収納ラック移送手段とを有し、 上記試験液の作成からコロニー数を計数する一連の分析
    操作を自動的に行なうよう構成したことを特徴とする細
    菌類の自動分析装置。
  2. 【請求項2】 上記試験液作成部は、上記試験管へのサ
    ンプル、試薬、菌液等の分注動作をそれぞれディスポー
    ザブルの分注チップを用いて重複しないようにシーケン
    シャルで実行するよう構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の細菌類の自動分析装置。
  3. 【請求項3】 上記プレインキュベーション部は、試験
    液を所定の温度に保持する保温手段と、試験液を振盪さ
    せる振盪手段とを有することを特徴とする請求項1に記
    載の細菌類の自動分析装置。
  4. 【請求項4】 上記トップアガー分注部は、トップアガ
    ーを収容して分注するトップアガー分注手段と、トップ
    アガーが分注された試験管を攪拌する攪拌手段と、上記
    トップアガー分注手段に収容されているトップアガーを
    固まらないように保温するトップアガー保温手段とを有
    することを特徴とする請求項1に記載の細菌類の自動分
    析装置。
  5. 【請求項5】 上記プレーティング部は、試験液が注が
    れたプレートを水平面内で公転および自転させて、試験
    液をプレート上に均一に広げるプレート攪拌手段を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の細菌類の自動分析
    装置。
  6. 【請求項6】 上記プレート収納部は、試験液が重層さ
    れたプレートを上下反転して上記プレート収納ラックに
    収納するプレート移送手段を有し、上記プレート収納ラ
    ックは、プレートをグループ別に収納する複数の棚を有
    することを特徴とする請求項1に記載の細菌類の自動分
    析装置。
  7. 【請求項7】 上記培養部は、プレート収納ラックを収
    容する培養ケースと、この培養ケースのプレート収納ラ
    ックの出入り口にそれぞれ設けた自動開閉式ドアと、上
    記培養ケース内に設けた温度センサとを有し、この温度
    センサの出力に基づいて上記培養ケース内の温度を所定
    の温度に維持するよう構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の細菌類の自動分析装置。
  8. 【請求項8】 上記コロニーカウント部は、培養された
    プレートを撮像する画像読み取り手段を有し、その読み
    取った画像データに基づいてコロニー数を計数するよう
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の細菌類の自
    動分析装置。
  9. 【請求項9】 上記データ処理部は、上記コロニーカウ
    ント部からのコロニー計数値を記憶して処理するコンピ
    ュータと、このコンピュータでの処理結果を出力する出
    力手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の細
    菌類の自動分析装置。
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