JP4120430B2 - 物体判別装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、道路に沿って移動している物体を検出し、この物体の種類を判別する物体判別装置に関し、特に道路を通行している歩行者、二輪車、四輪車を区別して検出する物体判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザレーダを用いて道路を通行している車両(二輪車、四輪車)の検出、およびこの検出した車両の種類(普通車、大型車、二輪車等)を判別する判別装置があった(例えば、特許文献1、2)。この装置は、ETC(Electronic Toll Collection System)の実用化にともない、高速道路等の有料道路の出入 口(インタチェンジ)に設置されている。ETCは、周知のように、有料道路の出入口における通行券の発行や、通行料金の支払いを車両に搭載された端末機 (車載機)との間で電子的に行うシステムである。車載機を搭載した車両は、有料道路の出入口において、通行券の受け取りや、通行料金の支払いのために車両を一時停止させなくてもよい。ETCでは、有料道路の出入口であるETCブースに進入してきた通行車両を上記判別装置に検出させるとともに、この車両の種類を判別させている。車両に対する通行料金は、判別装置で判別された車両の種類に基いて決定される。
【0003】
この判別装置は、レーザパルスを道路の幅方向に走査し、その反射光を検出することにより、道路上に位置している物体の高さ、および幅を取得し(レーザパルスの走査ライン上における物体の断面形状から物体の高さ、および幅を取得し)、この物体の高さ、および幅の大きさに基づいて、この物体の種類を判別している。具体的には、レーザパルスを路面に向けて照射した照射タイミングと、その反射光を検出した検出タイミングとの時間差(飛行時間)から、レーザパルスが反射された反射位置までの距離を算出する。判別装置は、レーザパルスを道路の幅方向に走査しているので、道路の幅方向に対するレーザパルスの反射位置までの距離の変化を取得できる。道路上に位置している物体の高さ、および幅は、この道路の幅方向に対するレーザパルスの反射位置までの距離と道路に対する照射角度の変化から得られる。
【0004】
なお、特許文献1は、ポリゴンミラーを用いてレーザパルスを道路の幅方向に走査する方式であり、特許文献2は道路の幅方向に複数組並べた一対の光源(LD)と受光部(APD)により個々のレーザパルスの走査から道路の幅方向を判別する方式である。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−269489号公報
【特許文献2】
特開平8−124081号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の判別装置は、上述のようにETCブースに進入してきた車両の検知、およびこの車両の種類の判別を目的とした装置であったことから、歩行者を判別することについては考慮されていなかった。このため、従来の判別装置は、歩行者と二輪車とを区別することができなかった。一方、判別装置を車両だけでなく、歩行者も通行する一般道路に設置し、利用することが最近検討されている。
【0007】
例えば、トンネル内における車両の台数、および歩行者の人数を確認するために、トンネルの入口、および出口のそれぞれに判別装置を設置することが検討されている。その目的は、トンネル内での事故の発生時にトンネル内に閉じ込められた車両の台数や歩行者の人数を確認し、非難誘導等を迅速、且つ適正に行うことである。また、トンネル内の歩行者や大型車の有無を対向車のドライバに知らせ未然に事故防止を図ることも考えられている。また、渋滞の解消のために道路における通行量の変化(曜日や時間帯の変化)を調査する目的で判別装置を設置することも検討されている。
【0008】
しかし、上述のように従来の判別装置は、二輪車と歩行者とを区別して検出することができないため、歩行者が通行する一般道路に設置しても車両や、歩行者の通行量を正確に検出できない(歩行者を二輪車であると判別する)。このため、二輪車と歩行者とを区別して検出できる判別装置が要望されている。
【0009】
この発明の目的は、二輪車と歩行者とを区別して検出できるようにすることで、歩行者が通行する一般道路に設置しても車両(特に大型車)や、歩行者の有無または通行量を正確に検出できる物体判別装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の物体判別装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
【0011】
(1)レーザパルスを道路の幅方向に走査する走査手段と、
上記走査手段がレーザパルスを道路の幅方向に走査したときの、このレーザパルスの反射光を検出する反射光検出手段と、
上記走査手段がレーザパルスで道路を幅方向に走査した照射タイミングと、上記反射光検出手段が道路の幅方向に走査したレーザパルスの反射光を検出した検出タイミングと、の時間差を用いて、上記走査手段によるレーザパルスの走査ライン上に位置する物体の高さ、および幅を取得し、この物体の種類を判別する判別手段と、を備えた物体判別装置において、
上記判別手段は、道路の側部に設定した所定幅の歩行者検知領域内において検出された物体の高さ、および幅が、それぞれ予め定められた範囲内であれば、この物体を歩行者であると判別し、且つ、上記歩行者検知領域外において検出された物体の高さ、および幅が、それぞれ予め定められた上記範囲内であっても、この物体を歩行者であると判別しない。
【0012】
この構成では、道路の側部に設定した所定幅の歩行者検知領域内において、高さ、および幅が、それぞれ予め定められた範囲内、例えば高さが100cm〜200cm、幅が50cm〜80cm、の物体が検出された場合、この物体を歩行者であると判別する。
【0013】
通常、歩行者は道路の中央を通行するのではなく、側端部を通行することから、道路の側端部に設定した所定幅の歩行者検知領域内において検出された高さ、および幅が人の大きさ(上記予め定められた範囲内)である物体については、歩行者である可能性が極めて高い。反対に、上記歩行者検知領域外において検出された高さ、および幅が人の大きさである物体については、歩行者ではなく、バイク等の二輪車(乗っている人を含む)である可能性が極めて高い。したがって、上記歩行者検知領域内において検出された高さ、および幅が人の大きさである物体については歩行者であると判別し、反対に上記歩行者検知領域外において検出された高さ、および幅が人の大きさである物体については二輪車であると判別することにより、歩行者と二輪車とを精度良く区別することができる。このため、歩行者が通行する一般道路に設置した場合に二輪車と、歩行者とを区別して通行量を検出できる。
【0014】
また、検出された物体の幅が人の幅よりも大きい場合、四輪車であると判別することにより、歩行者、二輪車、四輪車を区別した通行量の検出が行える。
【0015】
(2)レーザパルスを道路の幅方向に走査する走査手段と、
上記走査手段がレーザパルスを道路の幅方向に走査したときの、このレーザパルスの反射光を検出する反射光検出手段と、
上記走査手段がレーザパルスで道路を幅方向に走査した照射タイミングと、上記反射光検出手段が道路の幅方向に走査したレーザパルスの反射光を検出した検出タイミングと、の時間差を用いて、上記走査手段によるレーザパルスの走査ライン上に位置する物体の高さ、および幅を取得し、この物体の種類を判別する判別手段と、を備えた物体判別装置において、
上記判別手段は、道路の側部に設定した所定幅の歩行者検知領域内において検出された物体の高さ、および幅が、それぞれ予め定められた範囲内であれば、この物体を歩行者であると判別し、
上記走査手段は、上記歩行者検知領域におけるレーザパルスの走査分解能を、他の領域よりも高くした。
【0016】
この構成では、上記歩行者検知領域におけるレーザパルスの走査分解能を、他の領域よりも高くすることで、歩行者検知領域に位置する物体の断面形状を一層精度よく検出できる。これにより、排ガスやスプラッシュのような浮遊物を歩行者とする誤検出を抑えることができ、歩行者の検出精度の一層の向上が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態である物体判別装置について説明する。
【0018】
図1は、この発明の実施形態である物体判別装置の設置例を示す図である。物体判別装置1は、車両だけでなく、歩行者も通行する一般道路、例えばトンネルの出入口、に設置される。図1において、1はこの実施形態の物体判別装置である。物体判別装置1は、道路RDの側端部に立設されたポール2の上端部に取り付けられている。物体判別装置1は、レーザパルスで道路RDを幅方向に走査する。走査範囲は、図1に示す範囲Aであり、道路RDの幅よりも広い。
【0019】
なお、道路RDの外側に照射されたレーザパルスは、道路上RDに位置している物体で反射されるか、道路RDの外側に位置する図示していない建物等の壁で反射される。
【0020】
車両が通行する道路では、殆どの歩行者は危険な道路RDの中央部を避け、道路RDの側部を通行する。このことを考慮し、この実施形態の物体判別装置1は、道路RDの両側に歩行者検知領域を設定している。歩行者検知領域は、図1に示すように道路RDの側端部から所定幅、例えば80cm、の範囲である。図1に示すように、道路RD側端部に設定された歩行者検知領域は、走査範囲Aに含まれている。
【0021】
図2は、この実施形態の物体判別装置1の構成を示すブロック図である。図2において、11は装置本体の動作を制御する制御部である。12は道路RDを幅方向に走査するレーザパルス(パルスレーザ光)を出力するレーザダイオード (以下LD12と言う。)、13はLD12の発光タイミングを制御するLDドライバ、14は投光レンズである。
【0022】
15はLD12から出力されたレーザパルスを道路RDの幅方向に走査するためのポリゴンミラーである。このポリゴンミラー15は、図示していないモータにより回転される。16は、ポリゴンミラー15の回転(ポリゴンミラー15を回転させるモータの回転)を制御するモータドライバであり、17はポリゴンミラー15の回転角度、すなわち道路RDにおけるレーザパルスの照射角度、を検出するためのエンコーダである。
【0023】
18はLDドライバ13がLD12に供給している駆動電流をモニタするモニタ回路であり、19はモニタ回路18でモニタしているLD12の駆動電流に基づいてLD12の発光タイミングに応じたスタート信号を出力するスタート信号発生回路である。また、20はLD12から出力されたレーザパルスの反射光を受光する受光素子である。21は受光レンズ、22は光学フィルタ、23は反射光を受光素子20に導くための反射ミラーである。
【0024】
なお、LD12から出力されたレーザパルスは、反射ミラー23で反射されることなくポリゴンミラー15に照射される。
【0025】
24は受光素子20の出力電流をI/V変換(電流→電圧変換)するI/V変換回路であり、25はI/V変換回路24の出力を増幅するアンプであり、26はアンプ25の出力に基づいて反射光の受光タイミングに応じたストップ信号を出力するストップ信号発生回路である。
【0026】
27はスタート信号発生回路19から入力されたスタート信号と、ストップ信号発生回路26から入力されたストップ信号とに基づいて、LD12から出力されたレーザパルスの飛行時間を検出する時間差検出回路である。ここで言う飛行時間とは、LD12からレーザパルスが出力されてから、受光素子20でその反射光が受光されるまでの時間である。すなわち、スタート信号とストップ信号との時間差である。LD12から出力されたレーザパルスを反射した物体までの距離がこの飛行時間から得られる。28は時間差検出回路27で検出された飛行時間をディジタル信号に変換するA/D変換部、29はこのディジタル信号を処理して道路RDにおける通行車両や歩行者の有無を検出するとともに、通行車両の車種(二輪車、普通車、大型車等)を判別するディジタル処理部である。30は、光学窓である。
【0027】
また、この実施形態の物体判別装置1は、図示していない出力部を備え、この出力部から道路RDにおける歩行者や車両の通行にかかる検出結果を出力する。
【0028】
ここでは、道路の幅方向に走査するレーザパルスの走査分解能は一定である。具体的には、LD12の発光周期を一定に制御するとともに、ポリゴンミラー15の回転速度も一定に制御している。走査分解能は、連続するレーザパルスの照射角度の差を小さくするほど高くなる。
【0029】
以下、この実施形態の物体判別装置1の動作について説明する。
【0030】
図3は、この実施形態の物体判別装置の動作を示すフローチャートである。物体判別装置1は、ポリゴンミラー15を回転させて、LD12から出力されたレーザパルスを道路RDの幅方向に繰り返し走査している。このとき、LD12は一定周期で発光、停止を繰り返している。LDドライバ13が、LD12の発光を制御している。
【0031】
物体判別装置1は、レーザパルスを道路RDの幅方向に1走査する毎に、この間にLD12から照射された各レーザパルスの反射位置である走査ポイントを算出し(s1)、今回の走査で得られたレーザパルスの走査ライン上に位置している物体の断面形状データを取得する(s2)。
【0032】
走査ポイントは、LD12からレーザパルスが照射されたタイミングと、受光素子20でこのレーザパルスの反射が検出されたタイミングとの時間差(飛行時間)、およびこのレーザパルスの道路RDに対する照射角度から算出される。飛行時間は、スタート信号発生回路19で発生されたスタート信号と、ストップ信号発生回路26で発生されたストップ信号との時間差であり、時間差検出回路27で検出されている。また、レーザパルスの道路RDに対する照射角は、エンコーダ17により検出されている。
【0033】
例えば、図4(A)に示すように道路RDの走査ライン上に車両、および歩行者が位置しない場合、道路RDの幅方向に走査された各レーザパルスの走査ポイントは路面である。但し、道路RDの外側に照射されたレーザパルスについては、道路上RDに物体が位置していないので、道路RDの外側に位置する建物等の壁で反射される。ここでは、道路RDの外側に照射されたレーザパルスの反射位置を道路RDと同じ高さであるとしている。この場合、物体判別装置1は、s2で図4(B)に示す断面形状データを取得する(生成する)。また、図5(A)に示すように道路RDの歩行者検知領域に歩行者が位置している場合、走査されたレーザパルスの一部がこの歩行者で反射される。この場合、物体判別装置1は、s2で図5(B)に示す断面形状データを取得する。さらに、図6(A)に示すように道路RDに四輪車が位置している場合、走査されたレーザパルスの一部がこの四輪車で反射される。この場合、物体判別装置1は、図6(B)に示す断面形状データを取得する。
【0034】
物体判別装置1は、s2で取得した断面形状データから、道路RDに物体が位置しているかどうかを判定する(s3)。図4〜図6に示したように、道路RDに物体が位置していると、s2で取得した断面形状データにこの物体の断面形状に応じた山ができている。物体判別装置1は、s2で取得した断面形状データに山ができているかどうかにより、道路RDに物体が位置しているかどうかを判定する。物体判別装置1は、s3で道路RDに物体が位置していないと判定すると、s1に戻って上記処理を繰り返す。
【0035】
反対に、s3で道路RDに物体が位置していると判定すると、道路RDに位置している物体の高さ、および幅を取得する(s4)。図4〜図6に示したように、道路RDに位置している物体(歩行者、車両等)の高さ、および幅は、s2で得た断面形状データにできた山の高さ、および幅から取得できる。
【0036】
物体判別装置1は、s4で取得した道路RDに位置している物体の高さ、および幅が、歩行者に対応するサイズであるかどうかを判定する(s5)。ここで、歩行者に対応するサイズは、予め定められている。このサイズは、高さおよび幅で定められている。例えば、高さが100cm〜200cmであり、且つ幅が50cm〜80cmと定められている。この場合、検出された物体の大きさが、高さが100cm〜200cmであり、且つ幅が50cm〜80cmであれば、歩行者に対応するサイズであると判定する。
【0037】
物体判別装置1は、s5で歩行者に対応するサイズであると判定すると、この物体の位置が道路RDの側端部に設定した歩行者検知領域内であるかどうかを判定する(s6)。物体判別装置1は、s6で歩行者検知領域であると判別すると、今回検出された道路RDに位置している物体を歩行者であると判別し (s7)、上記s1に戻る。反対に、物体判別装置1は、s5で歩行者に対応するサイズであると判定しても、s6でこの物体の位置が道路RDの側端部に設定した歩行者検知領域外であると判別すると、今回検出された道路RDに位置している物体を歩行者ではなく、バイク(二輪車)であると判別し(s8)、上記s1に戻る。
【0038】
図7に示すように道路RDにバイクが位置している場合に、s2で取得される断面形状データから得られる、物体の高さ、および幅が歩行者に対応するサイズとなる。したがって、s4で取得した物体の高さ、および幅だけでは、この物体が歩行者であるのか、バイクであるのかを区別することができない。そこで、上述のように、道路RDの側端部に設定した歩行者検知領域内で検出された歩行者サイズの物体については歩行者であると判別し、歩行者検知領域外で検出された歩行者サイズの物体についてはバイクであると判別するようにしている。上述のように、殆どの歩行者は道路RDの中央を通行すると危険であることから、道路RDの側端部に設定されている歩行者検知領域を通行する。反対に、バイクは歩行者検知領域に歩行者がいると考え、危険を避けるために、道路RDの中央よりを走行する。
【0039】
したがって、上述したように、歩行者検知領域内において検出された歩行者に対応するサイズの物体を歩行者と判別し、歩行者検知領域外において検出された歩行者に対応するサイズの物体をバイクと判別することにより、歩行者とバイクとを精度良く区別することができる。
【0040】
なお、物体検出装置1は、道路RDの幅方向における略同じ位置で、同じサイズの物体を検出しつづけている場合、この物体を1つの物体として処理する。
【0041】
また、物体検出装置1は、s5で検出された物体のサイズが歩行者のサイズでないと判別すると、四輪車であるかどうかを判別する(s9)。四輪車のサイズも、上記歩行者のサイズと同様に予め設定されている。四輪車のサイズは、例えば高さが50cm以上で、且つ幅が100cm以上と設定されている。物体検出装置1は、s9で四輪車のサイズでないと判別すると、排ガスやスプラッシュの影響であると判断し(物体無しと判断し)、s1に戻って上記処理を繰り返す。
【0042】
また、s9で四輪車のサイズであると判定すると、そのサイズから普通車であるか大型車であるかを判別し(s10〜s12)、s1に戻って上記処理を繰り返す。
【0043】
なお、物体判別装置1には、予め普通車と、大型車とを区別するために、その境界となる物体の大きさ(高さ、および幅)が設定されている。
【0044】
このように、この実施形態の物体判別装置1は、道路RDに位置している歩行者と、二輪車とを区別することができるので、歩行者が通行する一般道路に設置し、歩行者、二輪車、四輪車(普通車、大型車)を区別して物体の有無もしくは通行量を検出することができる。
【0045】
また、上記実施形態では、物体検出装置1は道路を幅方向に走査するレーザパルスの走査分解能が一定であるとしたが、歩行者検知領域における走査分解能を他の領域よりも高くしてもよい(図8参照)。走査分解能を高くすることにより、取得できる物体の断面形状の精度が高くなる。
【0046】
このようにすれば、歩行者検知領域に発生した、排ガスやスプラッシュ等の浮遊物を歩行者として誤って検出するのを抑えることができ、道路RD上に位置する物体の判別精度の一層の向上が図れる。
【0047】
また、走査分解能を高くする方法としては、レーザパルスを歩行者検知領域に走査しているときにおけるLD12の発光周期を、他の領域を走査しているときよりも短くすればよい。LDドライバ13がこの制御を行う。
【0048】
なお、ポリゴンミラー15の回転速度については一定に制御される。
【0049】
また、上記実施形態では、1車線の道路を例にして説明したが、2車線や3車線の道路にも、本願発明の物体判別装置1を適用できる。
【0050】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、道路を通行している歩行者と、二輪車とを区別することができるので、歩行者が通行する一般道路に設置した場合に、車両や、歩行者の物体の有無もしくは通行量を正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である物体判別装置の設置例を示す図である。
【図2】この実施形態の物体判別装置の構成を示すブロック図である。
【図3】この実施形態の物体判別装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】この実施形態の物体判別装置で得られる物体の断面形状データを説明する図である。
【図5】この実施形態の物体判別装置で得られる物体の断面形状データを説明する図である。
【図6】この実施形態の物体判別装置で得られる物体の断面形状データを説明する図である。
【図7】この実施形態の物体判別装置で得られる物体の断面形状データを説明する図である。
【図8】この発明にかかる別の実施形態の物体判別装置による走査パターンを示す図である。
【符号の説明】
1−物体判別装置
2−ポール
11−制御部
12−LD
13−LDドライバ
15−ポリゴンミラー
17−エンコーダ
19−スタート信号発生回路
20−受光素子
26−ストップ信号発生回路
27−時間差検出回路
29−ディジタル処理部
RD−道路

Claims (4)

  1. レーザパルスを道路の幅方向に走査する走査手段と、
    上記走査手段がレーザパルスを道路の幅方向に走査したときの、このレーザパルスの反射光を検出する反射光検出手段と、
    上記走査手段がレーザパルスで道路を幅方向に走査した照射タイミングと、上記反射光検出手段が道路の幅方向に走査したレーザパルスの反射光を検出した検出タイミングと、の時間差を用いて、上記走査手段によるレーザパルスの走査ライン上に位置する物体の高さ、および幅を取得し、この物体の種類を判別する判別手段と、を備えた物体判別装置において、
    上記判別手段は、道路の側部に設定した所定幅の歩行者検知領域内において検出された物体の高さ、および幅が、それぞれ予め定められた範囲内であれば、この物体を歩行者であると判別し、且つ、上記歩行者検知領域外において検出された物体の高さ、および幅が、それぞれ予め定められた上記範囲内であっても、この物体を歩行者であると判別しない物体判別装置。
  2. レーザパルスを道路の幅方向に走査する走査手段と、
    上記走査手段がレーザパルスを道路の幅方向に走査したときの、このレーザパルスの反射光を検出する反射光検出手段と、
    上記走査手段がレーザパルスで道路を幅方向に走査した照射タイミングと、上記反射光検出手段が道路の幅方向に走査したレーザパルスの反射光を検出した検出タイミングと、の時間差を用いて、上記走査手段によるレーザパルスの走査ライン上に位置する物体の高さ、および幅を取得し、この物体の種類を判別する判別手段と、を備えた物体判別装置において、
    上記判別手段は、道路の側部に設定した所定幅の歩行者検知領域内において検出された物体の高さ、および幅が、それぞれ予め定められた範囲内であれば、この物体を歩行者であると判別し、
    上記走査手段は、上記歩行者検知領域におけるレーザパルスの走査分解能を、他の領域よりも高くした物体判別装置。
  3. 上記判別手段は、上記歩行者検知領域外において検出された物体の高さ、および幅が、それぞれ予め定められた上記範囲内であれば、この物体を二輪車であると判別する請求項1または2に物体判別装置。
  4. 上記判別手段は、上記走査手段によるレーザパルスの走査ライン上に位置する物体の高さ、および幅が、それぞれ予め定められた閾値を超える場合、この物体を四輪車であると判別する請求項1〜のいずれかに記載の物体判別装置。
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