JP4120290B2 - メディアゲートウェイ、蓄積データ配信システム及び蓄積データ配信方法並びにそのプログラム - Google Patents

メディアゲートウェイ、蓄積データ配信システム及び蓄積データ配信方法並びにそのプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はメディアゲートウェイ、蓄積データ配信システム及び蓄積データ配信方法並びにそのプログラムに関し、特にIP(Internet Protocol)網を用いて留守番機能付き音声画像蓄積サービス等におけるA/V(Audio/Video)等のデータを配信するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
A/V等のデータをインタネット(Internet)を用いて転送しようとする場合、その転送に際してリアルタイム性を保証するためには、IP/UDP/RTP(Internet Protocol/User DatagramProtocol/Real−time Transport Protocol)プロトコルを用いるのが一般的である。しかしながら、インタネットではQoS(Quality of Service)制御が困難であり、パケットロスの発生による音質/画質の劣化を抑えることができない。
【0003】
従来の技術では、ロスしたパケットを補間するために、ロスしたパケットを再送する等の対策がとられいる。しかしながら、パケットの再送が余分なトラフィックを発生させるため、かえって輻輳状態を発生させる要因となり、ネットワークの効率を悪化させ、送りたいパケットのロス発生率を上昇させる要因ともなっている。
【0004】
また、ロスしたパケットを補間するためにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いると、再送パケットによってデータの完全性は保証される。しかしながら、輻輳時にパケットがロスすると、再送処理が行われるために遅延が増加し、リアルタイム性の高いA/V等のデータの配信には不向きである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の蓄積データを配信するシステムでは、IP網を用いてデータの転送を行う場合、TCP/IPプロトコルを用いて、ネットワーク上での輻輳によるパケットロスに対してパケットの再送を行っている。このように、従来のシステムではロスしたパケットの保証を行うことで、データ転送の正常性を保っている。
【0006】
しかしながら、TCP/IPプロトコルでは、パケットロスが発生すると、それにともなってパケットの再送が発生するため、遅延が発生する。しかしながら、IPを用いたテレビ電話等におけるA/V等のデータの通信においては、リアルタイム性が強く要求されるため、TCP/IPプロトコルを用いることは望ましくない。
【0007】
そのため、A/V等のデータの通信においては、パケットロスが発生しても再送を行わないUDPプロトコルが一般的に用いられているが、インタネットを通過するようなIP/UDP/RTP通信においては、インタネットでQoSを制御することが困難であるため、End−to−Endでの品質をユーザに対して保証することが困難である。
【0008】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、留守番機能付き音声画像蓄積サービス等の蓄積データをインタネットを用いて劣化を少なくかつ低遅延で配信することができるメディアゲートウェイ、蓄積データ配信システム及び蓄積データ配信方法並びにそのプログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によるメディアゲートウェイは、各々ユーザ端末に接続されかつインタネットを介して他のゲートウェイに接続可能なメディアゲートウェイであって、
送信側のユーザ端末からのデータをファイル化する手段と、
ファイル化したデータを内部ディスクに保存する手段と、
受信側のユーザ端末に対して呼の設定が最短になるゲートウェイを決定する手段と、
決定した前記呼の設定が最短になるゲートウェイに対してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)で前記内部ディスクの蓄積情報をやり取りする手段と、
他のゲートウェイからのファイルをIP/UDP/RTP(Internet Protocol/User Datagram Protocol/Real−time Transport Protocol)パケット化して前記受信側のユーザ端末に送信する手段とを備えている。
【0010】
本発明による蓄積データ配信システムは、各々ユーザ端末に接続されかつインタネットを介して他のゲートウェイに接続可能な複数のゲートウェイを含む蓄積データ配信システムであって、
送信側のユーザ端末からのデータをファイル化する手段と、
ファイル化したデータを内部ディスクに保存する手段と、
受信側のユーザ端末に対して呼の設定が最短になるゲートウェイを決定する手段と、
決定した前記呼の設定が最短になるゲートウェイに対してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)で前記内部ディスクの蓄積情報をやり取りする手段と、
他のゲートウェイからのファイルをIP/UDP/RTP(Internet Protocol/User Datagram Protocol/Real−time Transport Protocol)パケット化して前記受信側のユーザ端末に送信する手段とを前記複数のゲートウェイ各々に備え、
前記受信側のユーザ端末の移動先に従って前記蓄積情報を前記呼の設定が最短になるゲートウェイへと転送させている。
【0011】
本発明による蓄積データ配信方法は、各々ユーザ端末に接続されかつインタネットを介して他のゲートウェイに接続可能な複数のゲートウェイを含む蓄積データ配信システムに用いる蓄積データ配信方法であって、
送信側のユーザ端末からのデータをファイル化するステップと、
ファイル化したデータを内部ディスクに保存するステップと、
受信側のユーザ端末に対して呼の設定が最短になるゲートウェイを決定するステップと、
決定した前記呼の設定が最短になるゲートウェイに対してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)で前記内部ディスクの蓄積情報をやり取りするステップと、
他のゲートウェイからのファイルをIP/UDP/RTP(Internet Protocol/User Datagram Protocol/Real−time Transport Protocol)パケット化して前記受信側のユーザ端末に送信するステップとを前記複数のゲートウェイに備えている。
【0012】
本発明によるプログラムは、各々ユーザ端末に接続されかつインタネットを介して他のゲートウェイに接続可能な複数のゲートウェイ各々に実行させるプログラムであって、
前記ゲートウェイ内のコンピュータに、送信側のユーザ端末からのデータをファイル化する処理と、ファイル化したデータを内部ディスクに保存する処理と、受信側のユーザ端末に対して呼の設定が最短になるゲートウェイを決定する処理と、決定した前記呼の設定が最短になるゲートウェイに対してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)で前記内部ディスクの蓄積情報をやり取りする処理と、他のゲートウェイからのファイルをIP/UDP/RTP(Internet Protocol/User Datagram Protocol/Real−time Transport Protocol)パケット化して前記受信側のユーザ端末に送信する処理とを実行させている。
【0013】
すなわち、本発明の蓄積データ配信システムは、ネットワーク上の輻輳によって発生するパケットロスによる音質/画質を最小限に抑え、ユーザに対してより高い品質のA/V(Audio/Video)等のデータの配信を行い、かつユーザに対するレスポンスを最小限に抑える方式に関する。
【0014】
そこで、本発明では、留守番機能付き音声画像蓄積サービス等の蓄積データをインタネットを用いて劣化を少なくかつ低遅延で配信することが可能なシステムを提案する。そのために、本発明では蓄積データをインタネットを用いて配信する際、ユーザが属するアクセス網[ISP(Internet ServiceProvider)等]とインタネットとの間にゲートウェイを設置し、A/V等の蓄積データをゲートウェイで一旦ファイル化し、インタネットを跨る通信の際、ゲートウェイ間同士をTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)でファイル化された蓄積データを転送し、蓄積データの正常性を保証する。
【0015】
また、蓄積データを転送するゲートウェイは、ユーザに配信する際に最も適したゲートウェイを選択することで、ゲートウェイと受信端末との間でのパケットロスを極力抑えることが可能となる。
【0016】
このように、本発明ではQoS(Quality of Service)の制御が非常に困難なインタネットにおいて、UDP(User Datagram Protocol)パケットを用いず、信頼性の高いTCP/IPプロトコルを用いることで、パケットロスによるA/V等の蓄積データの劣化をなくすことが可能となる。
【0017】
また、本発明では、A/V等の蓄積データを格納するゲートウェイを分散することが可能となるため、ある1つのゲートウェイ( もしくはサーバ) に負荷が集中し、サービスの提供が困難になる事態を回避することが可能となり、大規模なネットワークを構築しやすくなる。
【0018】
さらに、本発明では、ゲートウェイ同士が互いに通信を行い、受信者が属するネットワークに対して最も高い品質でサービスが提供可能なゲートウェイを検索し、そのゲートウェイにA/V等の蓄積データを保存することで、つまり、受信側のユーザ端末の移動先に従って蓄積データが最適なゲートウェイへと転送されていくので、受信者に対して最も高い品質、かつ最も低遅延のレスポンスで蓄積データの配信が可能となる。
【0019】
さらにまた、本発明では、送信者側のゲートウェイにおいて送信者からのデータをIP網で転送可能な汎用のファイルフォーマットに変更し、受信者側のゲートウェイに転送するため、送信側の端末と受信側の端末とが同じプロトコルを用いて通信を行う必要がなく、異なるネットワーク、異なる機種同士で通信を行うことが容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による蓄積データ配信システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による蓄積データ配信システムはメディアゲートウェイ(A〜C)1〜3と、送信者端末4と、受信者端末5と、インタネット100と、ISP(Internet Service Provider)(A〜C)101〜103とから構成されている。
【0021】
本実施例では、送信者端末4からのA/V(Audio/Video)等のデータがメディアゲートウェイ(A)1で受信されると、メディアゲートウェイ(A)1ではそのデータをファイル化し、ファイル化したデータを蓄積する。
【0022】
メディアゲートウェイ(A)1は受信者端末5がどのネットワークに存在するかを示す情報を、ゲートウェイ同士で定められたプロトコルを用いて取得する。メディアゲートウェイ(A)1は得られた情報から、受信者に対して最も高い品質でサービスを提供可能なゲートウェイを探し出し、そのゲートウェイに対して、高信頼なTCP/IPプロトコルを用いてファイル化したデータの転送を行う。ゲートウェイ間同士はTCP/IPプロトコルで蓄積データのやりとりを行うため、データの欠落は生じない。そのため、蓄積データの劣化は発生しない。
【0023】
メディアゲートウェイ(A)1はメディアゲートウェイ(B)2を受信者端末5に最適なゲートウェイと判断すると、蓄積データをメディアゲートウェイ(B)2に転送する。この後に、メディアゲートウェイ(A)1上の蓄積データはディスク容量を効率的に使うために消去される。
【0024】
メディアゲートウェイ(B)2では、受信者端末5が蓄積データを引き出すのを待機しているが、受信者端末5がさらにネットワークを移動したことを検知した場合、ゲートウェイ同士で情報のやりとりを行い、受信者に対して最適なサービスを提供可能なゲートウェイを検索する。
【0025】
メディアゲートウェイ(B)2はメディアゲートウェイ(C)3を最適と判断すると、上記と同様に、メディアゲートウェイ(C)3に対してTCP/IPプロトコルを用いて蓄積データの転送を行い、転送後に自器の蓄積データを削除する。
【0026】
メディアゲートウェイ(C)3は受信者端末5がデータを引き出すのを待機し、受信者端末5が蓄積データの引き取りを開始すると、ファイル化された蓄積データをリアルタイム伝送に適したIP/UDP/RTP(Internet Protocol/User Datagram Protocol/Protocol)パケット化し、受信者端末5に蓄積データの配信を行う。
【0027】
メディアゲートウェイ(C)3と受信者端末5との間では、UDPプロトコルを用いるため、パケットロス発生時に復旧機能が存在しないが、QoSの制御が困難なインタネット100と異なり、サービス提供者(ISP103等)が用意するIP網であるため、ネットワークの状態を監視し、QoSの制御を行うことは比較的容易である。
【0028】
また、端末間(End−to−End)をすべてIP/UDP/RTPパケットで通信するのではなく、端末とゲートウェイとの間のみIP/UDP/RTP通信するため、通常行われるEnt−to−EndのRTP通信と比較して、パケットロスが発生しうる区間が短縮されるため、ロスが発生する確率を抑えて、高いQoSを受信者に提供することが可能となる。
【0029】
さらに、受信者端末5に対して、蓄積データを配信するための呼の設定が最短になるメディアゲートウェイ(C)3が選択されているため、ユーザが実際に蓄積データを受取るまでの時間を最小に抑えることも可能となる。
【0030】
送信者端末4はISP(A)101が規定する呼の設定プロトコルを用いて、メディアゲートウェイ(A)1と通信可能であれば良く、受信者端末5とEnd−to−Endで呼の設定プロトコルを一致させる必要はない。
【0031】
そのため、様々な呼の設定プロトコル(H.323/SIP/MeGaCo等) を、各ネットワーク(ISP(A)101、ISP(B)102、ISP(C)103)で統一する必要がなくなり、蓄積データのファイル形式のみの整合をとることで、高品質かつ低遅延での留守番機能付き音声画像蓄積サービスを提供することが可能となる。
【0032】
本実施例では、ゲートウェイ同士が互いに通信を行い、受信者が属するネットワークに対して最も高い品質でサービスが提供可能なゲートウェイを検索し、そのゲートウェイにA/V等の蓄積データを保存することで、つまり、受信側のユーザ端末の移動先に従って蓄積データが最適なゲートウェイへと転送されていくので、受信者に対して最も高い品質、かつ最も低遅延のレスポンスで蓄積データの配信が可能となる。
【0033】
図2は図1のメディアゲートウェイ(A〜C)1〜3の構成を示すブロック図である。図2においては、メディアゲートウェイ(A〜C)1〜3をまとめてメディアゲートウェイ1として表している。
【0034】
メディアゲートウェイ1はRTPパケット生成器(RTP Packetizer)11と、RTPパケット受信器(RTP DePacketizer)12と、ファイル送信器(File Sender)13と、ファイル受信器(File Receiver)14と、ハードディスク(Hard Disk)15と、制御部16と、制御CPU(中央処理装置)17とから構成されている。
【0035】
RTPパケット生成器11及びRTPパケット受信器12は端末とのIP/UDP/RTP通信(端末とのデータの送受信)行う部分であり、ファイル送信器13及びファイル受信器14はインタネット100を介して他のゲートウェイとの通信を行う部分である。
【0036】
制御CPU17は送受信データのファイルを制御する部分であり、制御部16はゲートウェイ同士でユーザ情報を交換する部分であり、ハードディスク15はデータを格納するための部分である。
【0037】
RTPパケット受信器12は端末から送信されてくるRTPパケットを受信すると、送信データの順番をチェックし、そのデータをハードディスク15に格納する。全てのデータの受信が完了すると、制御CPU17が受信データに基づいてファイル化の処理を行う。尚、一般的に用いられるフォーマット形式としては、MP4[MPEG(Moving Picture Experts Group)−4 File Format]が今後幅広く利用されると予想されるが、本方式ではファイルフォーマット形式には依存しないサービスが可能である。
【0038】
RTPパケット生成器11は受信者端末5に向かって、ハードディスク15に格納された蓄積データのファイルをRTPパケット化し、端末に向けて送信する機能を有する。
【0039】
ファイル送信器13はゲートウェイ間の蓄積データの通信で、他のゲートウェイにファイルを高信頼性なTCP/IPプロトコルを用いて送信する機能を有する。ファイル受信器14はゲートウェイ間の蓄積データの通信で、TCP/IPプロトコルを用いて他のゲートウェイからファイルを受信し、ハードディスク15にデータを格納する機能を有する。
【0040】
制御部16はゲートウェイ同士でユーザ情報を交換する機能を有する。制御CPU17はゲートウェイと端末との間、ゲートウェイ間でやり取りされるデータ形式を管理し、ハードディスク15に蓄積データを格納し、ネットワーク上でデータのやり取りが可能なようにする機能を有する。ハードディスク15はファイル化された蓄積データを格納する機能を有するとともに、上記の各部で実行されるプログラムを格納している。但し、プログラムは他の記録媒体、例えばメモリ等に格納してもよい。
【0041】
図3は図2の制御部16 の動作を示すフローチャートである。これら図1〜図3を参照して制御部16の動作について説明する。尚、図3に示す処理はゲートウェイ1を主に構成するコンピュータ(図示せず)がハードディスク15(または、メモリ等の他の記録媒体)に格納されたプログラムを実行することで実現される。
【0042】
制御部16は送信者端末4からデータがIP/UDP/RTPで送信されてくると(図3ステップS1)、そのデータをファイル化してハードディスク15に蓄積する(図3ステップS2)。
【0043】
その後に、制御部16は受信者端末5の位置を検索し(図3ステップS3,S4)、ハードディスク15の蓄積データを配信するのに最も適したゲートウェイを検索する(図3ステップS5)。制御部16は最適なゲートウェイを検索すると(図3ステップS6)、制御CPU17に対してハードディスク15上の蓄積データをファイル送信器13からTCP/IPプロトコルを用いて転送を行うよう指示し(図3ステップS7)、転送後にその蓄積データを削除する(図3ステップS8)。
【0044】
また、制御部16は受信者端末5が見つからない場合(図3ステップS4)、その蓄積データを保存しておき(図3ステップS9)、電源がオンになった場合や、電波受信可能地域にユーザ端末が入った場合等、ユーザ情報が新たに現れたことを他のゲートウェイから通知されて認識すると(図3ステップS10)、ステップS5に戻って最適なゲートウェイを検索し、そこに対して蓄積データの配信を行う。
【0045】
図4は本発明の一実施例による蓄積データ配信システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図1と図2と図4とを参照して本発明の一実施例による蓄積データ配信システムの動作について説明する。
【0046】
メディアゲートウェイ(A)1は送信者端末4からA/V等のデータを受信すると(図4のa1)、そのA/V等のデータをファイル化してハードディスク15に蓄積する(図4のa2)。
【0047】
メディアゲートウェイ(A)1は受信者端末5がどのネットワークに存在するかをゲートウェイ同士で定められたプロトコルを用いて情報を取得し、得られた情報から受信者端末5に対して最も高い品質を提供可能なゲートウェイを探し出し(図4のa3)、そのゲートウェイに対して、高信頼なTCP/IPプロトコルを用いてファイル化したデータの転送を行う(図4のa4)。
【0048】
ゲートウェイ間同士はTCP/IPプロトコルで蓄積データのやりとりを行うため、データの欠落は生じない。そのため、A/V等のデータの劣化は発生しない。
【0049】
メディアゲートウェイ(A)1はメディアゲートウェイ(B)2が受信者端末5に最適なゲートウェイと判断すると、ファイル化した蓄積データをメディアゲートウェイ(B)2に転送する。蓄積データが転送されると、メディアゲートウェイ(A)1上の蓄積データはディスク容量を効率的に使うために消去される(図4のa5)。
【0050】
メディアゲートウェイ(B)2では、受信者端末5が蓄積データを引き出すのを待機しているが、受信者端末5がさらにネットワークを移動したことを検知した場合 (図4のa6)、ゲートウェイ同士で情報のやりとりを行い、受信者端末5に対して最適なサービスを提供可能なゲートウェイを検索する(図4のa7)。
【0051】
メディアゲートウェイ(B)2はメディアゲートウェイ(C)3を最適と判断すると、メディアゲートウェイ(C)3に対して、上記と同様に、TCP/IPプロトコルを用いて蓄積データの転送を行い(図4のa8)、転送後に自器分の蓄積データを削除する(図4のa9)。
【0052】
メディアゲートウェイ(C)3は受信者端末5が蓄積データを引き出すのを待機し、受信者が蓄積データの引き取りを開始すると(図4のa10)、ファイル化された蓄積データをリアルタイム伝送に適したIP/UDP/RTPパケット化し(図4のa11)、受信者端末5に蓄積データの配信を行う(図4のa12)。
【0053】
メディアゲートウェイ(C)3と受信者端末5との間では、UDPプロトコルを用いるために、パケットロス発生時に復旧機能が存在しないが、QoSの制御が困難なインタネット100と異なり、サービス提供者[ISP(C)103等]が用意するIP網であるため、ネットワークの状態を監視して、QoSの制御を行うことが比較的容易である。
【0054】
また、端末間(End−to−End)をすべてIP/UDP/RTPパケットで通信するのではなく、端末とゲートウェイとの間のみIP/UDP/RTP通信するため、通常行われるEnt−to−EndのRTP通信と比較し、パケットロスが発生しうる区間が短縮されるため、ロスが発生する確率を抑えて、高いQoSを受信者端末5に提供することができる。
【0055】
さらに、受信者端末5に対して、蓄積データを配信するための呼の設定が最短になるメディアゲートウェイ(C)3が選択されているため、ユーザが実際に蓄積データを受取るまでの時間を最小に抑えることもできる。
【0056】
送信者端末4のデータはISP(A)101が規定する呼の設定プロトコルを用いて、メディアゲートウェイ(A)1との間で通信可能であれば良く、受信者端末5とEnd−to−Endで呼の設定プロトコルを一致させる必要はない。そのため、様々な呼の設定プロトコル(H.323/SIP/MeGaCo等) を、各ネットワークISP(A)101、ISP(B)102、ISP(C)103で統一する必要がなくなり、蓄積データをゲートウェイ間で転送するデータ・プレーンでの整合及び蓄積データのファイル形式のみの整合を行うことで、高品質かつ低遅延での留守番電話等の蓄積サービスを提供することができる。
【0057】
このように、本実施例ではQoSの制御が非常に困難なインタネットにおいて、UDPパケットを用いず、信頼性の高いTCP/IPプロトコルを用いてゲートウェイ間で蓄積データの転送を行うことで、パケットロスによるA/V等の蓄積データの劣化をなくすことができる。
【0058】
また、本実施例では、データを蓄積するゲートウェイを分散することが可能となるため、ある1つのゲートウェイ( もしくはサーバ) に負荷が集中し、サービスの提供が困難になる事態を回避することができ、大規模なネットワークが構築しやすくなる
【0059】
さらに、本実施例では、ゲートウェイ同士が互いに通信を行い、受信者端末が属するネットワークに対して最も高い品質でサービスが提供可能なゲートウェイを検索し、蓄積データを保存することで、つまり、受信者端末5の移動先に従って蓄積データが最適なゲートウェイへと転送されていくので、受信者端末に対して最も高い品質、かつ最も低遅延のレスポンスでデータの配信を行うことができる。
【0060】
さらにまた、本実施例では、送信者側のゲートウェイで送信者端末からのデータをIP網で転送可能な汎用のファイルフォーマットに変更し、受信者側のゲートウェイに転送するため、送信側の端末と受信側の端末とが同じプロトコルを用いて通信を行う必要がなく、異なるネットワーク、異なる機種同士で通信を行うことが容易となる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、各々ユーザ端末に接続されかつインタネットを介して他のゲートウェイに接続可能な複数のゲートウェイを含む蓄積データ配信システムにおいて、送信側のユーザ端末からのデータをファイル化して内部ディスクに保存し、受信側のユーザ端末に対して最適なゲートウェイを決定し、そのゲートウェイに対してTCP/IPで内部ディスクの蓄積情報をやり取りし、他のゲートウェイからのファイルをIP/UDP/RTPパケット化して受信側のユーザ端末に送信することによって、留守番機能付き音声画像蓄積サービス等の蓄積データをインタネットを用いて劣化を少なくかつ低遅延で配信することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による蓄積データ配信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のメディアゲートウェイの構成を示すブロック図である。
【図3】図2の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例による蓄積データ配信システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1〜3 メディアゲートウェイ
4 送信者端末
5 受信者端末
11 RTPパケット生成器
12 RTPパケット受信器
13 ファイル送信器
14 ファイル受信器
15 ハードディスク
16 制御部
17 制御CPU
100 インタネット
101〜103 ISP

Claims (17)

  1. 各々ユーザ端末に接続されかつインタネットを介して他のゲートウェイに接続可能なメディアゲートウェイであって、
    送信側のユーザ端末からのデータをファイル化する手段と、
    ファイル化したデータを内部ディスクに保存する手段と、
    受信側のユーザ端末に対して呼の設定が最短になるゲートウェイを決定する手段と、
    決定した前記呼の設定が最短になるゲートウェイに対してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)で前記内部ディスクの蓄積情報をやり取りする手段と、
    他のゲートウェイからのファイルをIP/UDP/RTP(Internet Protocol/User Datagram Protocol/Real−time Transport Protocol)パケット化して前記受信側のユーザ端末に送信する手段とを有することを特徴とするメディアゲートウェイ。
  2. 前記呼の設定が最短になるゲートウェイを決定する手段は、他のゲートウェイとの間でユーザ端末情報のやり取りを行って前記呼の設定が最短になるゲートウェイを決定することを特徴とする請求項1記載のメディアゲートウェイ。
  3. 前記送信側のユーザ端末からのIP/UDP/RTPパケットを取込む手段を含み、
    取込んだ前記IP/UDP/RTPパケットをファイル化することを特徴とする請求項1または請求項2記載のメディアゲートウェイ。
  4. 前記送信側のユーザ端末からの音声/画像データを蓄積し、前記受信側のユーザ端末からの転送要求に応答して配信するサービスに用いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載のメディアゲートウェイ。
  5. 前記ユーザ端末が自端末の属するアクセス網を介して接続されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載のメディアゲートウェイ。
  6. 各々ユーザ端末に接続されかつインタネットを介して他のゲートウェイに接続可能な複数のゲートウェイを含む蓄積データ配信システムであって、
    送信側のユーザ端末からのデータをファイル化する手段と、
    ファイル化したデータを内部ディスクに保存する手段と、
    受信側のユーザ端末に対して呼の設定が最短になるゲートウェイを決定する手段と、
    決定した前記呼の設定が最短になるゲートウェイに対してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)で前記内部ディスクの蓄積情報をやり取りする手段と、
    他のゲートウェイからのファイルをIP/UDP/RTP(Internet Protocol/User Datagram Protocol/Real−time Transport Protocol)パケット化して前記受信側のユーザ端末に送信する手段とを前記複数のゲートウェイ各々に有し、
    前記受信側のユーザ端末の移動先に従って前記蓄積情報を前記呼の設定が最短になるゲートウェイへと転送させていくことを特徴とする蓄積データ配信システム。
  7. 前記呼の設定が最短になるゲートウェイを決定する手段は、他のゲートウェイとの間でユーザ端末情報のやり取りを行って前記呼の設定が最短になるゲートウェイを決定することを特徴とする請求項6記載の蓄積データ配信システム。
  8. 前記送信側のユーザ端末からのIP/UDP/RTPパケットを取込む手段を前記複数のゲートウェイ各々に含み、
    取込んだ前記IP/UDP/RTPパケットをファイル化することを特徴とする請求項6または請求項7記載の蓄積データ配信システム。
  9. 前記送信側のユーザ端末からの音声/画像データを蓄積し、前記受信側のユーザ端末からの転送要求に応答して配信するサービスに用いることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか記載の蓄積データ配信システム。
  10. 前記ユーザ端末が自端末の属するアクセス網を介して前記ゲートウェイに接続することを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか記載の蓄積データ配信システム。
  11. 各々ユーザ端末に接続されかつインタネットを介して他のゲートウェイに接続可能な複数のゲートウェイを含む蓄積データ配信システムに用いる蓄積データ配信方法であって、
    送信側のユーザ端末からのデータをファイル化するステップと、
    ファイル化したデータを内部ディスクに保存するステップと、
    受信側のユーザ端末に対して呼の設定が最短になるゲートウェイを決定するステップと、
    決定した前記呼の設定が最短になるゲートウェイに対してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)で前記内部ディスクの蓄積情報をやり取りするステップと、
    他のゲートウェイからのファイルをIP/UDP/RTP(Internet Protocol/User Datagram Protocol/Real−time Transport Protocol)パケット化して前記受信側のユーザ端末に送信するステップとを前記複数のゲートウェイに有することを特徴とする蓄積データ配信方法。
  12. 前記呼の設定が最短になるゲートウェイを決定するステップは、他のゲートウェイとの間でユーザ端末情報のやり取りを行って前記呼の設定が最短になるゲートウェイを決定することを特徴とする請求項11記載の蓄積データ配信方法。
  13. 前記送信側のユーザ端末からのIP/UDP/RTPパケットを取込み、取込んだ前記IP/UDP/RTPパケットをファイル化することを特徴とする請求項11または請求項12記載の蓄積データ配信方法。
  14. 前記送信側のユーザ端末からの音声/画像データを蓄積し、前記受信側のユーザ端末からの転送要求に応答して配信するサービスに用いることを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか記載の蓄積データ配信方法。
  15. 前記ユーザ端末が自端末の属するアクセス網を介して前記ゲートウェイに接続されることを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか記載の蓄積データ配信方法。
  16. 前記受信側のユーザ端末の移動先に従って前記蓄積情報を前記呼の設定が最短になるゲートウェイへと転送させていくことを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか記載の蓄積データ配信方法。
  17. 各々ユーザ端末に接続されかつインタネットを介して他のゲートウェイに接続可能な複数のゲートウェイ各々に実行させるプログラムであって、
    前記ゲートウェイ内のコンピュータに、送信側のユーザ端末からのデータをファイル化する処理と、ファイル化したデータを内部ディスクに保存する処理と、受信側のユーザ端末に対して呼の設定が最短になるゲートウェイを決定する処理と、決定した前記呼の設定が最短になるゲートウェイに対してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)で前記内部ディスクの蓄積情報をやり取りする処理と、他のゲートウェイからのファイルをIP/UDP/RTP(Internet Protocol/User Datagram Protocol/Real−time Transport Protocol)パケット化して前記受信側のユーザ端末に送信する処理とを実行させるためのプログラム。
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