JP4120265B2 - 信号処理装置およびその方法、並びにそのプログラム - Google Patents
信号処理装置およびその方法、並びにそのプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4120265B2 JP4120265B2 JP2002149068A JP2002149068A JP4120265B2 JP 4120265 B2 JP4120265 B2 JP 4120265B2 JP 2002149068 A JP2002149068 A JP 2002149068A JP 2002149068 A JP2002149068 A JP 2002149068A JP 4120265 B2 JP4120265 B2 JP 4120265B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- field
- signal
- luminance signal
- signal component
- delayed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/01—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G5/00—Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
- G09G5/003—Details of a display terminal, the details relating to the control arrangement of the display terminal and to the interfaces thereto
- G09G5/006—Details of the interface to the display terminal
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/20—Circuitry for controlling amplitude response
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/01—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
- H04N7/0112—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level one of the standards corresponding to a cinematograph film standard
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G2320/00—Control of display operating conditions
- G09G2320/06—Adjustment of display parameters
- G09G2320/0626—Adjustment of display parameters for control of overall brightness
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G2340/00—Aspects of display data processing
- G09G2340/02—Handling of images in compressed format, e.g. JPEG, MPEG
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、簡単な構成で、信号のフォーマットを判定できる信号処理装置およびその方法、並びにそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
映像信号をフリッカがより少ない状態で見ることができるようにするために、最近、インターレース方式の映像信号を、プログレシブ方式の映像信号に変換することが多くなってきた。
【0003】
NTSC(National Television System Committee)方式の映像信号は、1秒間あたり60フィールド(30フレーム)で構成される。これに対して、映画フィルムにより撮影された信号は、1秒間あたりのコマ数が、24コマとされている。従って、映画の画像を、NTSC方式のビデオ信号に変換する場合、3−2プルダウン方式で変換処理が行われる。この変換処理が行われた場合、連続する2フィールドに同一のコマの画像が配置され、続く連続する3フィールドに次のコマの同一の画像が配置される。その結果、24コマの画像を60フィールドに割り当てることができる。
【0004】
このように、3−2プルダウン変換されたフィルム映像信号は、連続する3フィールドのうちの最初のフィールドと、3番目のフィールドの映像信号は、全く同一の映像信号となる。インターレース方式の映像信号を、プログレシブ方式の映像信号に変換するとき、同一の映像信号が既に符号化されている場合には、2番目に現れる映像信号の処理を省略することができる。従って、フィルム映像信号であるか否かが予めわかっている場合には、より効率的な符号化が可能となる。
【0005】
そこで、3−2プルダウン変換処理されたフィルム映像信号であるか否かを判定する方法が、例えば、米国特許4982280号に開示されている。
【0006】
図11は、この米国特許で提案されている方式の原理を表している。同図に示されるように、映像信号は、オッド(O)とイーブン(E)のフィールドが交互に現れる信号となる。そして、3−2プルダウン変換された映像信号の場合、最初のコマAの画像(輝度信号)は、オッドフィールドAoとイーブンフィールドAeの2つのフィールドの映像信号とされる。
【0007】
次のコマBの画像は、オッドフィールド、イーブンフィールド、さらにその次のオッドフィールドの3フィールドに配置される。すなわち、最初のフィールドは、オッドフィールドBoとされ、次のフィールドは、イーブンフィールドBeとされ、3番目のフィールドは、オッドフィールドBoとされる。従って、3フィールドのうちの最初のオッドフィールドBoと3番目のオッドフィールドBoは、全く同一の信号となる。
【0008】
以下、コマC、コマD、コマE、コマFといったフィルムの各コマの映像信号は、同様にビデオ信号の各フィールドに割り当てられる。
【0009】
いま、輝度信号のうち、遅延されていない原信号をF0とすると、この原信号F0は、1フィールド分だけ遅延され、信号F1とされる。この信号F1は、さらに1フィールド分だけ遅延され、信号F2とされる。
【0010】
信号F0から信号F2を減算して得られるフレームデイファレンスの値は、図11に示されるように、5フィールドを周期として、各周期に1回は、信号F0とF2の値がBo,De,Fo,He・・・で同一となる。その結果、F0−F2の値は、1101111011110・・・となる。すなわち、5フィールドを周期として、各周期に1回は、値が0となる。
【0011】
これに対して、3−2プルダウン変換された映像信号でない、通常のNTSC方式のビデオ信号の場合、フレームディファレンスは、11111111・・・となる。
【0012】
従って、フレームデイファレンスのパターンの違いからフイルム映像信号であるか否かを判定することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フィルム映像信号の判定を行う際に、信号F1を生成するための1フィールド遅延回路と、信号F2を生成するための1フィールド遅延回路との2つのフィールド遅延回路を備える必要があり、装置が大規模化してしまう。同様の問題は、複数のモジュール信号からなる被検出信号であって、所定のモジュール信号を挟んで両側に位置する2つのモジュール信号が一致するパターンが、連続した所定数のモジュール信号内の所定の位置に存在する前記被検出信号を検出する場合にも生じる。
【0014】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、所定のフィールドを挟んで両側に位置する2つのフィールドが一致するパターンが、連続した所定数のフィールド内の所定の位置に存在する映像信号を検出する場合に、小規模化が図れる信号処理装置およびその方法とそのプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、複数のモジュール信号からなる被検出信号であって、所定のモジュール信号を挟んで両側に位置する2つのモジュール信号が一致するパターンが、連続した所定数のモジュール信号内の所定の位置に存在する前記被検出信号を検出する場合に、小規模化が図れる信号処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、映像信号の1フィールドの輝度信号成分を入力して1フィールド分遅延して出力するフィールド・メモリ手段と、前記フィールド・メモリ手段により遅延された1フィールド分の第1の遅延輝度信号成分と、前記遅延されていない1フィールド分の輝度信号成分との差分を画素単位で求める差分手段と、前記差分手段が1フィールドについて画素単位で求めて差分を累積して1個の累積差分輝度信号成分を生成する加算手段と、前記加算手段が生成した前記1個の累積差分輝度信号成分を1フィールド時間遅延して1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第1の遅延手段と、該第1の遅延手段において遅延された1個の遅延累積差分輝度信号成分をさらに1フィールド遅延して1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第2の遅延手段と、前記1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分と前記1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分とを比較し、一致した場合第1の論理信号を出力し、一致していない場合は第2の論理信号を出力する比較手段と、該比較手段からの比較結果論理信号が、5フィールドに1回、第1の論理信号である場合に、前記映像信号がフィルム信号であると判定する判定手段とを有する信号処理装置が提供される。
【0019】
また本発明によれば、映像信号の1フィールドの輝度信号成分を入力して1フィールド分遅延して出力するフィールド遅延ステップと、前記フィールド遅延ステップにより遅延された1フィールド分の第1の遅延輝度信号成分と、前記遅延されていない1フィールド分の輝度信号成分との差分を画素単位で求める差分ステップと、前記差分ステップにおいて1フィールドについて画素単位で求めて差分を累積して1個の累積差分輝度信号成分を生成する加算ステップと、前記加算ステップにおいて生成された前記1個の累積差分輝度信号成分を1フィールド時間遅延して1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第1の遅延ステップと、該第1の遅延ステップにおいて遅延された1個の遅延累積差分輝度信号成分をさらに1フィールド遅延して1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第2の遅延ステップと、前記1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分と前記1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分とを比較し、一致した場合第1の論理信号を出力し、一致していない場合は第2の論理信号を出力する比較ステップと、該比較ステップにおいて得られた比較結果論理信号が、5フィールドに1回、第1の論理信号である場合に、前記映像信号がフィルム信号であると判定する判定ステップとを有する信号処理方法が提供される。
【0020】
さらに本発明によれば、コンピュータを含む信号処理装置によって実行されるプログラムであって、映像信号の1フィールドの輝度信号成分を入力して1フィールド分遅延して出力するフィールド遅延手順と、前記フィールド遅延手順により遅延された1フィールド分の第1の遅延輝度信号成分と、前記遅延されていない1フィールド分の輝度信号成分との差分を画素単位で求める差分手順と、前記差分手順において1フィールドについて画素単位で求めて差分を累積して1個の累積差分輝度信号成分を生成する加算手順と、前記加算手順において生成された前記1個の累積差分輝度信号成分を1フィールド時間遅延して1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第1の遅延手順と、該第1の遅延手順において遅延された1個の遅延累積差分輝度信号成分をさらに1フィールド遅延して1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第2の遅延手順と、前記1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分と前記1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分とを比較し、一致した場合第1の論理信号を出力し、一致していない場合は第2の論理信号を出力する比較手順と、該比較手順において得られた比較結果論理信号が、5フィールドに1回、第1の論理信号である場合に、前記映像信号がフィルム信号であると判定する判定手順とを有するプログラムが提供される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係わる信号処理装置について説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態の信号処理装置20の機能ブロック図である。
図1に示すように、信号処理装置20は、例えば、1フィールド遅延回路21、減算回路22、加算回路23、1フィールド遅延回路24,25、比較回路26および判定回路27を有する。
ここで、1フィールド遅延回路21が本発明の第1の遅延手段に対応し、減算回路22および加算回路23が本発明の演算手段に対応し、1フィールド遅延回路25が本発明の第2の遅延手段に対応し、減算回路22および判定回路27が本発明の判定手段または検出手段に対応している。
【0026】
図2は、信号処理装置20に、図11を用いて前述した3−2プルダウン変換されたフィルム映像信号の輝度信号F0(Y)が入力された場合の図1に示す各信号を説明するための図である。
図2に示すように、フィルム映像信号の輝度信号は、5フィールドの連続した輝度信号(例えば、Ao,Ae,Bo,Be,Bo)を見た場合に、2番目のフィールドの輝度信号を挟んで両側に位置する2つのフィールドの輝度信号Bo,Boが存在している。また、輝度信号F0内には、当該一致のパターンが、連続した5フィールド内の同じ位置に存在している。
なお、各フィールドの信号が第4の発明のモジュール信号に対応している。
従って、輝度信号FD0を1フィールド遅延した輝度信号F1と、輝度信号F0との差分を示す差分信号F0では、3番目のBeと4番目のBoとの差分を示すd2と、4番目のBoと5番目のBeとの差分を示すd3とは一致する(同じになる)。本実施形態の信号処理装置20では、当該一致を検出することで、入力した輝度信号がフィルム映像信号であるか否かを判定する。
当該フィルム映像信号は、例えば、24コマ/秒のフィルム素材を3−2Pull−Down処理により、60Hzのインターレース信号に変換して得られた信号である。
【0027】
以下、図1および図2を参照して信号処理装置20の各構成要素について説明する。
1フィールド遅延回路21は、入力された図2(A)に示す輝度信号F0(Y)を1フィールド分だけ遅延した輝度信号F1を減算回路22に出力する。
減算回路22は、遅延されていない輝度信号F0と、1フィールド遅延回路21から入力した1フィールド分だけ遅延された図2(B)輝度信号F1との差分を各フィールド内の画素データを単位として求めた値を示す差分信号S22を生成し、これを加算回路23に出力する。
加算回路23は、減算回路22からの差分信号S22が示す差分を各フィールド毎に累積した値を示す差分信号S23を生成し、これを1フィールド遅延回路24に出力する。
【0028】
1フィールド遅延回路24は、加算回路23から入力した差分信号S23を例えば1フィールド分だけ遅延した図2(C)に示す差分信号FD0を1フィールド遅延回路25および比較回路26に出力する。
1フィールド遅延回路25は、1フィールド遅延回路24から入力した差分信号FD0を1フィールド分だけ遅延した図2(D)に示す差分信号FD1を比較回路26に出力する。
比較回路26は、差分信号FD0とFD1とが各フィールドに対応する単位で比較され、それらが一致したタイミングで論理値「1」(第1の論理値)を示し、不一致のタイミングで論理値「0」(第2の論理値)を示す図2(E)に示される比較結果信号COMPを生成し、これを判定回路27に出力する。
具体的には、比較回路26は、差分信号FD0とFD1との差分を各フィールドに対応する単位で演算し、当該差分が所定の基準値より大きいか否かを判断し、大きいと判断した場合には対応するフィールド期間の比較結果信号COMPの値を論理値「0」にし、小さいと判断した場合には対応するフィールド期間の比較結果信号COMPの値を論理値「1」にする。
【0029】
このとき、比較結果信号COMPは、輝度信号F0がフィルム映像信号の輝度信号である場合に、図11を用いて説明したフィルム映像信号の形式により、5フィールドに1回、定期的に論理値「1」のパルスを発生する。
なお、輝度信号F0がA/D変換後の信号などの場合に、輝度信号F0内の同じ素材から得られた異なるフィールドの信号がノイズ等の影響で完全に一致しない場合があるため、このことを考慮して比較回路26による一致、不一致の判断を行う。
【0030】
判定回路27は、比較回路26からの比較結果信号COMPを基に、輝度信号F0に対応する映像信号がフィルム映像信号であるか否かと、そのシーケンスを判定する。
具体的には、判定回路27は、比較結果信号COMPが5フィールドに1回、定期的に論理値「1」のパルスを発生すると判断した場合に、輝度信号F0がフィルム映像信号の輝度信号であると判定する。
【0031】
以下、図1に示す信号処理装置20の動作例を説明する。
図3は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
1フィールド遅延回路21が、入力された図2(A)に示す輝度信号F0(Y)を1フィールド分だけ遅延した輝度信号F1を減算回路22に出力する。
ステップST2:
減算回路22が、遅延されていない輝度信号F0と、1フィールド遅延回路21から入力した1フィールド分だけ遅延された図2(B)輝度信号F1との差分を各フィールド内の画素データを単位として求めた値を示す差分信号S22を生成し、これを加算回路23に出力する。
ステップST3:
加算回路23が、減算回路22からの差分信号S22が示す差分を各フィールド毎に累積した値を示す差分信号S23を生成し、これを1フィールド遅延回路24に出力する。
そして、1フィールド遅延回路24は、加算回路23から入力した差分信号S23を例えば1フィールド分だけ遅延した図2(C)に示す差分信号FD0を1フィールド遅延回路25および比較回路26に出力する。
【0032】
ステップST4:
1フィールド遅延回路25が、1フィールド遅延回路24から入力した差分信号FD0を1フィールド分だけ遅延した図2(D)に示す差分信号FD1を比較回路26に出力する。
ステップST5:
比較回路26が、差分信号FD0とFD1との差分を各フィールドに相当する単位で演算する。
ステップST6:
比較回路26が、ステップST5で演算した差分が所定の基準値より大きいか否かを判断し、大きいと判断した場合にはステップST7の処理に進み、そうでない場合にはステップST8の処理に進む。
【0033】
ステップST7:
比較回路26が、対応するフィールド期間の比較結果信号COMPの値を論理値「0」にする。
ステップST8:
比較回路26が、対応するフィールド期間の比較結果信号COMPの値を論理値「1」にする。
ステップST9:
比較回路26が、比較結果信号COMPの生成が完了したか否かを判断し、完了したと判断した場合にはステップST10の処理に進み、そうでない場合にはステップST6の処理に戻る。
ステップST10:
判定回路27が、比較回路26からの比較結果信号COMPを基に、輝度信号F0に対応する映像信号がフィルム映像信号であるか否かと、そのシーケンスを判定する。具体的には、判定回路27は、比較結果信号COMPが5フィールドに1回、定期的に論理値「1」のパルスを発生すると判断した場合に、輝度信号F0がフィルム映像信号の輝度信号であると判定する。
【0034】
以上説明したように、信号処理装置20によれば、図11を用いて説明した従来の場合のように、輝度信号F0を1フィールド分遅延させる遅延回路の他に2フィールド分遅延させる遅延回路を設ける必要がなく、小規模化が図れる。
なお、上述した実施形態では、図1に示すハードウェアを用いて図3に示す処理を行う場合を例示したが、図3に示す各手順を記述したプログラムをCPUが実行することで図3を用いて説明した処理を行うようにしてもよい。
【0035】
〔第2実施形態〕
以下、上述した第1実施形態の信号処理装置20をDVD(Digital Versatile
Disc)プレーヤに用いた場合を説明する。
図4は、本実施形態のDVDプレーヤ30の機能ブロック図である。
図4に示すように、DVDプレーヤ30は、例えば、DVDドライブ1、MPEGデコーダ(Moving Picture Expert Group) 2、1フィールド遅延回路3、セレクタ回路4、時間軸圧縮回路5、時間軸圧縮回路6、セレクタ回路7、D/A変換回路8、コントローラ9、1フィールド遅延回路21、減算回路22、加算回路23、1フィールド遅延回路24、1フィールド遅延回路25および比較回路26を有する。
図4において、図1と同じ符号を付した1フィールド遅延回路21、減算回路22、加算回路23、1フィールド遅延回路24、1フィールド遅延回路25および比較回路26は、第1実施形態で説明したものと同じである。
【0036】
DVDドライブ1は、DVDから再生された映像信号をMPEGデコーダ2に出力する。
MPEGデコーダ2は、DVDドライブ1から入力した映像信号をデコードし、当該デコードによって得られた映像信号の輝度信号F0(Y)を1フィールド遅延回路21に出力し、垂直同期信号VSNCを減算回路22、加算回路23、1フィールド遅延回路24、1フィールド遅延回路25および比較回路26に出力する。
1フィールド遅延回路21は、MPEGデコーダ2から入力した図5(A)に示す輝度信号F0(Y)を1フィールド分だけ遅延した輝度信号F1を減算回路22、1フィールド遅延回路3および時間軸圧縮回路5に出力する。
1フィールド遅延回路3は、1フィールド遅延回路21から入力した輝度信号F1をさらに1フィールド分だけ遅延した輝度信号F2をセレクタ回路4に出力する。
減算回路22、加算回路23、1フィールド遅延回路24、1フィールド遅延回路25および比較回路26は、MPEGデコーダ2からの垂直同期信号VSNCを基準として動作し、動作内容は第1実施形態で説明したものと同じである。但し、比較回路26は、図5(F)に示す比較結果信号COMPをコントローラ9に出力する。
【0037】
セレクタ回路4は、MPEGデコーダ2から入力した遅延されていない輝度信号F0内のフィールドの信号と、1フィールド遅延回路3から入力した2フィールド遅延された輝度信号F2内のフィールドの信号とのうち、コントローラ9からの選択信号S9aによって図5(G)に示すように選択された図5(H)に示す信号S4を時間軸圧縮回路6に出力する。
図5(G)に示すように、セレクタ回路4は、連続した5フィールドについて、F2,F0,F2,F0,F0のパターンによる信号選択を繰り返す。
【0038】
時間軸圧縮回路5は、コントローラ9からの制御信号S9cに基づいて、1フィールド遅延回路21から入力した1フィールド遅延された輝度信号F1を各ライン信号毎に時間軸圧縮した信号S5をセレクタ回路7に出力する。
時間軸圧縮回路6は、コントローラ9からの制御信号S9bに基づいて、セレクタ回路4から入力した信号S4を各ライン信号毎に時間圧縮した信号S6をセレクタ回路7に出力する。
セレクタ回路7は、信号S5と信号S6とのうち、コントローラ9からの図5(J)に示す選択信号S9dを基に選択した各ラインの信号によって構成されるプログレシブ信号S7を生成し、これをD/A変換回路8に出力する。
セレクタ回路7は、例えば、図5(J)に示す選択信号S9dが論理値「1」を示す間にライン信号の選択動作を行う。
D/A変換回路8は、デジタルのプログレシブ信号S7をアナログのプログレシブ信号S8に変換して出力する。
【0039】
図6〜図9は、時間軸圧縮回路5と時間軸圧縮回路6における輝度信号F1のフィールド内のライン信号の入力、信号S5内のライン信号の出力、信号S4のフィールド内のライン信号の入力、信号S6内のライン信号の出力のタイミング、並びにセレクタ回路7が生成するプログレシブ信S7を説明するための図である。
ここで、図7〜図9は、それぞれ図6における期間T1〜T3の部分をそれぞれ拡大して示している。
なお、これらの図において、説明の便宜上、各フィールドは、6本のラインにより構成されているものとされている。
【0040】
時間軸圧縮回路5は、図6と図7に示されるオッドフィールドの期間T1において、1フィールド遅延回路3より出力された信号F1の第1ラインのデータを書き込み、時間軸圧縮して、セレクタ回路7に出力する。
時間軸圧縮回路6は、セレクタ回路4より供給された第2ラインのデータを圧縮し、時間軸圧縮回路5が第1ラインのデータを出力した後、セレクタ回路7に出力する。
【0041】
以下同様に、時間軸圧縮回路5は、第3ライン、第5ラインのデータを順次圧縮し、出力し、時間軸圧縮回路6は、第4ラインおよび第6ラインのデータを順次圧縮し、出力する。
セレクタ回路7は、時間軸圧縮回路5または時間軸圧縮回路6より出力された各ラインのデータを交互に選択することにより、第1ライン、第2ライン、第3ライン、第4ライン、第5ライン、第6ラインの順番でD/A変換回路8に出力する。D/A変換回路8は、入力されたデータをD/A変換し、出力する。
【0042】
図6と図8に示されるように、イーブンフィールドの期間T2においては、時間軸圧縮回路5は、第2ライン、第4ライン、第6ラインのデータを順次圧縮、出力し、時間軸圧縮回路6は、第1ライン、第3ライン、第5ラインのデータを順次圧縮し、出力する。
セレクタ回路7は、この場合においても時間軸圧縮回路5と時間軸圧縮回路6の出力を交互に選択することにより、第1ライン乃至第6ラインのデータを順番に選択、出力する。
図6と図9に示されるオッドフィールドの期間T3においては、期間T1における場合と同様の処理が実行される。
【0043】
以下、図4に示すDVDプレーヤ30の動作例を説明する。
DVDドライブ1においてDVDから再生された映像信号がMPEGデコーダ2に出力される。
そして、MPEGデコーダ2において、DVDドライブ1から入力した映像信号がデコードされ、当該デコードによって得られた映像信号の輝度信号F0(Y)が1フィールド遅延回路21に出力される。
そして、1フィールド遅延回路21において、MPEGデコーダ2から入力した図5(A)に示す輝度信号F0(Y)を1フィールド分だけ遅延した輝度信号F1が生成され、これが減算回路22、1フィールド遅延回路3および時間軸圧縮回路5に出力される。
そして、1フィールド遅延回路3において、1フィールド遅延回路21から入力した輝度信号F1をさらに1フィールド分だけ遅延した輝度信号F2が生成され、これがセレクタ回路4に出力される。
また、減算回路22、加算回路23、1フィールド遅延回路24、1フィールド遅延回路25および比較回路26が、第1実施形態で説明した信号処理装置20と同様の動作を行い、比較回路26からコントローラ9に図5(F)に示す比較結果信号COMPが出力される。
【0044】
そして、コントローラ9が、前述したように、選択信号S9a,S9dおよび制御信号S9b,S9cを生成し、これらをセレクタ回路4、時間軸圧縮回路5、時間軸圧縮回路6およびセレクタ回路7に出力する。
これにより、セレクタ回路4が、輝度信号F0内のフィールドの信号と、輝度信号F2内のフィールドの信号とのうち、選択信号S9aによって図5(G)に示すように選択された図5(H)に示す信号S4を時間軸圧縮回路6に出力する。
そして、時間軸圧縮回路6が、制御信号S9bに基づいて、セレクタ回路4から入力した信号S4を各ライン信号毎に時間圧縮した信号S6をセレクタ回路7に出力する。
また、時間軸圧縮回路5が、制御信号S9cに基づいて、輝度信号F1を各ライン信号毎に時間軸圧縮した信号S5をセレクタ回路7に出力する
そして、セレクタ回路7が、信号S5と信号S6とのうち、選択信号S9dを基に選択した各ラインの信号によって構成されるプログレシブ信号S7を生成し、これをD/A変換回路8に出力する。
そして、D/A変換回路8が、デジタルのプログレシブ信号S7をアナログのプログレシブ信号S8に変換して出力する。
【0045】
〔第3の実施形態〕
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、例えば、DVDプレーヤは、図10に示されるようなパーソナルコンピュータにより構成される。
【0046】
図10において、CPU(Central Processing Unit)41は、ROM(Read Only Memory)42に記憶されているプログラム、または記憶部48からRAM(Random Access Memory)43にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。当該プログラムは、本発明のプログラムに対応し、例えば、図3に示す各手順を含む種々の手順を記述している。
RAM43には、CPU41が各種の処理を実行する上において必要なデー夕なども適宜記憶される。
【0047】
CPU41、ROM42、およびRAM43は、バス44を介して相互に接続されている。このバス44にはまた、入出力インタフェース45も接続されている。
【0048】
入出力インタフェース45には、キーボード、マウスなどよりなる入力部46、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部47、ハードディスクなどより構成される記憶部48、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部49が接続されている。通信部49は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース45には、必要に応じてドライブ50が接続され、磁気ディスク61、光ディスク62、光磁気ディスク63、或いは半導体メモリ64などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部48にインストールされる。
【0049】
上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図10に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク61(フロッピディスクを含む)、光ディスク62(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク63(MD(Mini−Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ64などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM42や、記憶部48に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0050】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0051】
本発明は、上述した実施形態には限定されない。
例えば、上述した実施形態では、第4〜6の発明のモジュール信号として、輝度信号の各フィールドの信号を例示したが、これに限定されるものではなく、フィールド信号以外の種々のモジュール信号を用いた場合にも本発明は適用可能である。この場合に、被検出信号として、所定のモジュール信号を挟んで両側に位置する2つのモジュール信号が一致するパターンが、連続した所定数のモジュール信号内の所定の位置に存在する信号が用いられる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、第1〜第3の発明によれば、所定のフィールドを挟んで両側に位置する2つのフィールドが一致するパターンが、連続した所定数のフィールド内の所定の位置に存在する映像信号を検出する場合に、小規模化が図れる信号処理装置およびその方法とそのプログラムを提供することができる。
また、第4〜6の発明によれば、複数のモジュール信号からなる被検出信号であって、所定のモジュール信号を挟んで両側に位置する2つのモジュール信号が一致するパターンが、連続した所定数のモジュール信号内の所定の位置に存在する前記被検出信号を検出する場合に、小規模化が図れる信号処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の信号処理装置の機能ブロック図である。
【図2】図2は、図1に示す信号処理装置に3−2プルダウン変換されたフィルム映像信号の輝度信号F0(Y)が入力された場合の図1に示す各信号を説明するための図である。
【図3】図3は、図1に示す信号処理装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態に係わるDVDプレーヤの機能ブロック図である。
【図5】図5は、図4に示すDVDプレーヤの各信号を説明するための図である。
【図6】図6は、図4に示す時間軸圧縮回路および後段のセレクタ回路の処理を説明するための図である。
【図7】図7は、図4に示す時間軸圧縮回路および後段のセレクタ回路の処理を説明するための図である。
【図8】図8は、図4に示す時間軸圧縮回路および後段のセレクタ回路の処理を説明するための図である。
【図9】図9は、図4に示す時間軸圧縮回路および後段のセレクタ回路の処理を説明するための図である。
【図10】図10は、本発明の第3実施形態を説明するための図である。
【図11】図11は、従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1…DVDドライブ、2…MPEGデコーダ、3…1フィールド遅延回路、4…セレクタ回路、5…時間軸圧縮回路、6…時間軸圧縮回路、7…セレクタ回路、8…D/A変換回路、9…コントローラ、20…信号処理装置、21…1フィールド遅延回路、22…減算回路、23…加算回路、24…1フィールド遅延回路、25…1フィールド遅延回路、26…比較回路、27…判定回路
Claims (9)
- 映像信号の1フィールドの輝度信号成分を入力して1フィールド分遅延して出力するフィールド・メモリ手段と、
前記フィールド・メモリ手段により遅延された1フィールド分の第1の遅延輝度信号成分と、前記遅延されていない1フィールド分の輝度信号成分との差分を画素単位で求める差分手段と、
前記差分手段が1フィールドについて画素単位で求めて差分を累積して1個の累積差分輝度信号成分を生成する加算手段と、
前記加算手段が生成した前記1個の累積差分輝度信号成分を1フィールド時間遅延して1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第1の遅延手段と、
該第1の遅延手段において遅延された1個の遅延累積差分輝度信号成分をさらに1フィールド遅延して1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第2の遅延手段と、
前記1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分と前記1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分とを比較し、一致した場合第1の論理信号を出力し、一致していない場合は第2の論理信号を出力する比較手段と、
該比較手段からの比較結果論理信号が、5フィールドに1回、第1の論理信号である場合に、前記映像信号がフィルム信号であると判定する判定手段と
を有する信号処理装置。 - 前記比較手段は、前記1フィールド遅延累積差分輝度信号成分と前記2フィールド遅延累積差分輝度信号成分とを比較し、比較した結果が所定の基準値以内である場合第1の論理信号を出力し、比較した結果が所定の基準値以内ではない場合は第2の論理信号を出力する、
請求項1に記載の信号処理装置。 - 前記判定手段の判定の結果に基づいて、前記遅延されていない輝度信号成分、前記フィールド・メモリ手段で遅延された前記1フィールド遅延輝度信号成分、並びに前記第2の遅延手段で遅延された前記2フィールド遅延累積差分輝度信号成分内の各ライン信号を組み合わせてプログレシブ信号を生成する信号生成手段と
をさらに有する、
請求項1に記載の信号処理装置。 - 映像信号の1フィールドの輝度信号成分を入力して1フィールド分遅延して出力するフィールド遅延ステップと、
前記フィールド遅延ステップにより遅延された1フィールド分の第1の遅延輝度信号成分と、前記遅延されていない1フィールド分の輝度信号成分との差分を画素単位で求める差分ステップと、
前記差分ステップにおいて1フィールドについて画素単位で求めて差分を累積して1個の累積差分輝度信号成分を生成する加算ステップと、
前記加算ステップにおいて生成された前記1個の累積差分輝度信号成分を1フィールド時間遅延して1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第1の遅延ステップと、
該第1の遅延ステップにおいて遅延された1個の遅延累積差分輝度信号成分をさらに1フィールド遅延して1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第2の遅延ステップと、
前記1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分と前記1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分とを比較し、一致した場合第1の論理信号を出力し、一致していない場合は第2の論理信号を出力する比較ステップと、
該比較ステップにおいて得られた比較結果論理信号が、5フィールドに1回、第1の論理信号である場合に、前記映像信号がフィルム信号であると判定する判定ステップと
を有する信号処理方法。 - 前記比較ステップにおいて、前記1フィールド遅延累積差分輝度信号成分と前記2フィールド遅延累積差分輝度信号成分とを比較し、比較した結果が所定の基準値以内である場合第1の論理信号を出力し、比較した結果が所定の基準値以内ではない場合は第2の論理信号を出力する、
請求項4に記載の信号処理方法。 - 前記判定ステップにおける判定の結果に基づいて、前記遅延されていない輝度信号成分、前記フィールド・メモリ手段で遅延された前記1フィールド遅延輝度信号成分、並びに前記第2の遅延手段で遅延された前記2フィールド遅延累積差分輝度信号成分内の各ライン信号を組み合わせてプログレシブ信号を生成する信号生成ステップと
をさらに有する、
請求項4に記載の信号処理方法。 - コンピュータを含む信号処理装置によって実行されるプログラムであって、
映像信号の1フィールドの輝度信号成分を入力して1フィールド分遅延して出力するフィールド遅延手順と、
前記フィールド遅延手順により遅延された1フィールド分の第1の遅延輝度信号成分と、前記遅延されていない1フィールド分の輝度信号成分との差分を画素単位で求める差分手順と、
前記差分手順において1フィールドについて画素単位で求めて差分を累積して1個の累積差分輝度信号成分を生成する加算手順と、
前記加算手順において生成された前記1個の累積差分輝度信号成分を1フィールド時間遅延して1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第1の遅延手順と、
該第1の遅延手順において遅延された1個の遅延累積差分輝度信号成分をさらに1フィールド遅延して1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分を生成する第2の遅延手順と、
前記1個の1フィールド遅延累積差分輝度信号成分と前記1個の2フィールド遅延累積差分輝度信号成分とを比較し、一致した場合第1の論理信号を出力し、一致していない場合は第2の論理信号を出力する比較手順と、
該比較手順において得られた比較結果論理信号が、5フィールドに1回、第1の論理信号である場合に、前記映像信号がフィルム信号であると判定する判定手順と
を有するプログラム。 - 前記比較手順において、前記1フィールド遅延累積差分輝度信号成分と前記2フィールド遅延累積差分輝度信号成分とを比較し、比較した結果が所定の基準値以内である場合第1の論理信号を出力し、比較した結果が所定の基準値以内ではない場合は第2の論理信号を出力する、
請求項7に記載のプログラム。 - 前記判定手順における判定の結果に基づいて、前記遅延されていない輝度信号成分、前記フィールド・メモリ手段で遅延された前記1フィールド遅延輝度信号成分、並びに前記第2の遅延手段で遅延された前記2フィールド遅延累積差分輝度信号成分内の各ライン信号を組み合わせてプログレシブ信号を生成する信号生成ステップと
をさらに有する、
請求項7に記載のプログラム。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002149068A JP4120265B2 (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 信号処理装置およびその方法、並びにそのプログラム |
US10/515,406 US7576801B2 (en) | 2002-05-23 | 2003-05-23 | Signal processing apparatus, method of same, and program of same |
CNA038168944A CN1669319A (zh) | 2002-05-23 | 2003-05-23 | 信号处理设备及其方法和程序 |
EP03733036A EP1507411A1 (en) | 2002-05-23 | 2003-05-23 | Signal processing apparatus, method and program |
KR10-2004-7018644A KR20050003471A (ko) | 2002-05-23 | 2003-05-23 | 신호 처리 장치와 그 방법 및 그 프로그램 |
PCT/JP2003/006445 WO2003101099A1 (fr) | 2002-05-23 | 2003-05-23 | Dispositif, procede et programme de traitement de signal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002149068A JP4120265B2 (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 信号処理装置およびその方法、並びにそのプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003348546A JP2003348546A (ja) | 2003-12-05 |
JP4120265B2 true JP4120265B2 (ja) | 2008-07-16 |
Family
ID=29561201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002149068A Expired - Fee Related JP4120265B2 (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 信号処理装置およびその方法、並びにそのプログラム |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7576801B2 (ja) |
EP (1) | EP1507411A1 (ja) |
JP (1) | JP4120265B2 (ja) |
KR (1) | KR20050003471A (ja) |
CN (1) | CN1669319A (ja) |
WO (1) | WO2003101099A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4936857B2 (ja) | 2006-10-31 | 2012-05-23 | 株式会社東芝 | プルダウン信号検出装置、プルダウン信号検出方法及び順次走査変換装置 |
US8462264B2 (en) * | 2008-04-23 | 2013-06-11 | Panasonic Corporation | Video scan converter for performing interlaced to progressive scan conversion |
KR101625983B1 (ko) * | 2008-08-14 | 2016-06-14 | 삼성디스플레이 주식회사 | 표시장치의 구동방법 및 이를 이용한 표시장치의 구동회로 |
Family Cites Families (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2050752B (en) * | 1979-06-07 | 1984-05-31 | Japan Broadcasting Corp | Motion compensated interframe coding system |
US4982280A (en) | 1989-07-18 | 1991-01-01 | Yves C. Faroudja | Motion sequence pattern detector for video |
DE4213551A1 (de) * | 1992-04-24 | 1993-10-28 | Thomson Brandt Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Film-Mode-Detektion |
US5828786A (en) * | 1993-12-02 | 1998-10-27 | General Instrument Corporation | Analyzer and methods for detecting and processing video data types in a video data stream |
GB9401897D0 (en) * | 1994-02-01 | 1994-03-30 | Snell & Wilcox Ltd | Video processing |
JP2846840B2 (ja) * | 1994-07-14 | 1999-01-13 | 三洋電機株式会社 | 2次元映像から3次元映像を生成する方法 |
JP3144245B2 (ja) | 1994-11-30 | 2001-03-12 | 松下電器産業株式会社 | テレビジョン信号変換装置 |
MY113223A (en) * | 1994-12-29 | 2001-12-31 | Sony Corp | Processing of redundant fields in a moving picture to achive synchronized system operation |
KR960028124A (ko) * | 1994-12-30 | 1996-07-22 | 이몬 제이. 월 | 필름 소스에 의해 생성된 비디오 필드 식별 방법 및 장치 |
US5563651A (en) * | 1994-12-30 | 1996-10-08 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Method and apparatus for identifying video fields produced by film sources employing 2-2 and 3-2 pull down sequences |
US5864368A (en) | 1995-02-28 | 1999-01-26 | Sony Corporation | Picture signal editing and encoding method and apparatus, signal recording medium and picture signal decoding method and apparatus |
JP3596137B2 (ja) | 1995-02-28 | 2004-12-02 | ソニー株式会社 | 画像信号符号化方法及び装置、並びに画像信号復号方法及び装置 |
JP3094903B2 (ja) | 1995-06-08 | 2000-10-03 | 松下電器産業株式会社 | テレビジョン信号変換装置、および画像符号化装置 |
US6014182A (en) * | 1997-10-10 | 2000-01-11 | Faroudja Laboratories, Inc. | Film source video detection |
JP3433086B2 (ja) * | 1998-01-22 | 2003-08-04 | 松下電器産業株式会社 | 画像変換方法および画像変換装置 |
JP3812921B2 (ja) | 1998-03-06 | 2006-08-23 | パイオニア株式会社 | 映像信号識別方法及びそれを用いた映像信号の処理方 法 |
US6154257A (en) | 1998-03-06 | 2000-11-28 | Pioneer Electronic Corporation | Method for identifying input video signal and processing the video signal |
US6700622B2 (en) * | 1998-10-02 | 2004-03-02 | Dvdo, Inc. | Method and apparatus for detecting the source format of video images |
US6297848B1 (en) * | 1998-11-25 | 2001-10-02 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | Low-delay conversion of 3:2 pulldown video to progressive format with field averaging |
WO2000041389A1 (de) * | 1999-01-05 | 2000-07-13 | Infineon Technologies Ag | Signalverarbeitungseinheit für digitales tv-system |
JP3847024B2 (ja) * | 1999-05-25 | 2006-11-15 | パイオニア株式会社 | 映像信号変換装置 |
JP2001169252A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-06-22 | Victor Co Of Japan Ltd | 順次走査変換装置及び方法 |
WO2003015422A1 (fr) * | 2001-07-10 | 2003-02-20 | Sony Corporation | Appareil et procede de detection de signal video |
-
2002
- 2002-05-23 JP JP2002149068A patent/JP4120265B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-05-23 EP EP03733036A patent/EP1507411A1/en not_active Withdrawn
- 2003-05-23 KR KR10-2004-7018644A patent/KR20050003471A/ko not_active Application Discontinuation
- 2003-05-23 US US10/515,406 patent/US7576801B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-05-23 CN CNA038168944A patent/CN1669319A/zh active Pending
- 2003-05-23 WO PCT/JP2003/006445 patent/WO2003101099A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7576801B2 (en) | 2009-08-18 |
JP2003348546A (ja) | 2003-12-05 |
KR20050003471A (ko) | 2005-01-10 |
US20050243214A1 (en) | 2005-11-03 |
CN1669319A (zh) | 2005-09-14 |
EP1507411A1 (en) | 2005-02-16 |
WO2003101099A1 (fr) | 2003-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5517248A (en) | Frame-frequency converting apparatus for a video signal resulting from 2-3 conversion of original picture information | |
US6317165B1 (en) | System and method for selective capture of video frames | |
JP2008135965A (ja) | インタレース映像の生成シーケンスの検出方法およびインタレース/プログレッシブ変換方法並びに装置 | |
US20120274845A1 (en) | Image processing device and method, and program | |
US8203650B2 (en) | Pull-down signal detecting apparatus, pull-down signal detecting method, and video-signal converting apparatus | |
JP2009194843A (ja) | 映像処理装置、及び映像処理方法 | |
JP4120265B2 (ja) | 信号処理装置およびその方法、並びにそのプログラム | |
WO2006000977A1 (en) | Image processor and image processing method using scan rate conversion | |
US20080100744A1 (en) | Method and apparatus for motion adaptive deinterlacing | |
US20120293711A1 (en) | Image processing apparatus, method, and program | |
KR100786926B1 (ko) | 영상 기록 재생 장치 및 방법 | |
JP2004015700A (ja) | プログレッシブ変換方法、プログレッシブ変換装置、シーケンス検出方法、シーケンス検出装置および映像データ処理装置 | |
KR100898133B1 (ko) | 영상신호판별장치 및 방법 | |
JP2005026885A (ja) | テレビジョン受信装置及びその制御方法 | |
JP3674607B2 (ja) | 映像信号判別装置および方法、記録媒体、並びにプログラム | |
KR20060132877A (ko) | 모션 보상 시간적 보간법을 사용하여 비디오를디인터레이스하기 위한 방법 및 장치 | |
JP2001333391A (ja) | 映像表示装置 | |
US8374493B2 (en) | Playback apparatus | |
TW200527904A (en) | Video signal processing device and video signal processing method | |
WO2006046203A1 (en) | A system and a method of processing data, a program element and a computer-readable medium | |
JP2009267753A (ja) | 画像フォーマット変換装置 | |
JP2010251880A (ja) | 映像処理装置およびその制御方法 | |
JP2002016822A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2009077034A (ja) | 映像信号処理装置および映像信号処理方法 | |
JP2007067737A (ja) | 映像信号処理装置と映像信号処理方法およびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060704 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060901 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070521 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070605 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080401 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080414 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |