JP4119942B1 - ビューラー及びビューラー用取り替えアダプター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】睫毛を上下の挟持片11、12で挟み成形する成形部10と、手で操作するための把持部20と、成形部10と把持部20とを連結すると共に下挟持片12を上下動自在とする連結機構部30とから構成されるビューラー1であって、睫毛を上下の挟持片11、12で挟持する際に睫毛の間に進入し睫毛を分散させて整える睫毛整列手段を下挟持片12に備える。
【選択図】 図1
Description
下記特許文献1に示すビューラーは、睫毛を挟みこむ上下挟圧体を支持する支持体が障害となることなく睫毛を好適にカールできるメリットがある。
また下記特許文献1に示すゴム等の弾性材は、取り替え可能であるというメリットがある。
またビューラー用替えゴムとしてのゴム等の弾性材は一般的にあるものの、ビューラーに着脱容易で睫毛を分散させて整えることができるビューラー用取り替えアダプターというものはなかった。
また本発明のビューラー取り替え用アダプターは、睫毛を上下の挟持片11、12で挟持する際に睫毛の間に侵入し睫毛を分散させて整える睫毛整列手段41を備えたビューラー用取り替えアダプターであって、下挟持片12に着脱自在に嵌め合わせるための連結用部42を備え、前記睫毛整列手段41を、コイル若しくは並列するリングからなる整毛部41aと、該整毛部41aを前記連結用部42に固定するための心棒41bとで構成し、且つ前記心棒41bを用いて前記コイル若しくは並列するリングを瞼に沿った湾曲形状にしてあることを第2の特徴としている。
また手で操作するための把持部を備える構成としてあることから、把持部によりビューラーを手で容易に操作することができる。
また成形部と把持部とを連結すると共に下挟持片を上下動自在とする連結機構部を備える構成としてあることから、連結機構部により成形部と把持部とを確実に連結させることができる。また下挟持片を上下動自在とすることで、上挟持片とで睫毛を自由に挟んだり離したりすることができる。
加えて、前記睫毛整列手段を、コイル若しくは並列するリングからなる整毛部と、該整毛部を前記連結用部に固定するための心棒とで構成していることにより、肌を傷つけることを防止しながら睫毛の整毛を行うことができると共に、心棒により整毛部を連結用部に取り付けることができる。
また下挟持片に着脱自在に嵌め合わすための連結用部材を備えているので、連結用部によりビューラー用取り替えアダプターを下挟持片と着脱自在なものとすることができる。
図1は本発明の実施形態に係るビューラーの正面図、図2は本発明の実施形態に係るビューラーの右側面図、図3は本発明の実施形態に係るビューラーの成形部の拡大斜視図、図4は本発明の実施形態に係るビューラーの成形部の拡大分解図である。図5は本発明の実施形態に係るビューラーの成形部の使用状態を示す部分拡大図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。図6は図3のA−A断面図である。図7は本発明の実施形態に係るビューラーにおける取り替えアダプターの変形例1の部分拡大図、図8は本発明の実施形態に係るビューラーにおける取り替えアダプターの変形例2の部分拡大図、図9は本発明の実施形態に係るビューラーにおける取り替えアダプターの変形例3の部分拡大図、図10は本発明の実施形態に係るビューラーにおける取り替えアダプターの変形例4の部分拡大図である。
ビューラー1は、睫毛を分散させた状態で整えるためのものである。このビューラー1は成形部10と、把持部20と、連結機構部30と、取り替えアダプター40とから構成される。
この成形部10は上挟持片11と、下挟持片12と、替えゴム13とから構成される。
また上挟持片11は、その左右両端に突起片11aを有し、該突起片11aを後述の連結機構部30の支持体31の嵌合溝31aに嵌入させることで、該支持体31と連結される。
このような構成とすることで、下挟持片12と連動させて替えゴム13と連結用部42に取り付けられる睫毛整列手段40とを一体的に可動させることができる。
また図3に示すように、下挟持片12はその両端部に挿通孔12cを有し、該挿通孔12cに連結機構部30の支持体31を挿通させてある。このような構成とすることで、下挟持片12を支持体31に沿わせて上下動させることができる。また図4に示すように、底部に後述の連結機構部30の連動部材32を連結するための嵌入穴12dを有し、該嵌入穴12dに連動部材32の上端部を嵌入することで連動部材32を連結してある。
替えゴムとしては、ビューラー用替えゴムとして一般的に用いられているものを用いることができる。その大きさ、太さ等は適宜変更可能であるが、図6に示すように、少なくとも断面視横方向の最長部分が下挟持片12の内側凸片12bから連結用部42までの幅と略同一であることが必要である。
なお本実施例においては、図2に示すように、第1アーム21はスチール等の金属製線材を屈曲することで支持体31と1部材で形成されてある。
このように連動部材32により、下挟持片12と第2アーム22とが相互に連結されるので、第2アームを、ピン33を支点として可動させることで下挟持片12を支持体31に沿わせて上下動させることができる。また本実施例においては、連動部材32はスチール等の金属製線材を屈曲することで成型される。
この睫毛整列手段41は、整毛部41aと、心棒41bとから構成される。
本実施例においては、整毛部41aは一定のピッチを有するコイルで構成されてある。このように整毛部41aをコイルとし、それぞれの輪が一定のピッチで配置されることで、上下の挟持片11、12で睫毛を挟む際に、図5の(a)、(b)に示すように、整毛部41aを構成するコイルが睫毛の間に進入し、睫毛を1本若しくは少数本ずつにピッチ幅で確実に分散させることができる。即ち上下の挟持片11、12で睫毛を挟持する際に、睫毛がダマになった状態で挟持されることを確実に防止し、放射状にセパレートされた状態で挟持させることができる。よって睫毛がダマになった状態で挟持される場合に比べて、睫毛1本1本に確実に挟持力を伝えることが可能となり、毛先まで一段としっかりと癖付けを行うことができる。睫毛が毛先までしっかりと癖付けされることで、マスカラの塗布もより滑らかに且つ効果的に行うことができる。また癖付けさせにくい目尻、目頭、下睫毛の癖付けも一段と容易に行うことができる。また睫毛がダマにならないことで、睫毛の全体量をより多く見せることが可能となる。
連結用部42の湾曲は、瞼と略同一に湾曲させた下挟持片12の湾曲と同一であるので、中央部から目尻に向かって外側へ緩やかに広がるように放射状に生えている睫毛の1本1本にフィットさせて整毛部41aを進入させることができる。従って一段と睫毛を1本若しくは数本ずつに確実に分散させることができる。
ビューラー1で睫毛を挟持するには、まず上挟持片11を瞼に押し付け、その後下挟持片12を上挟持片11へと近づけていくことで睫毛を挟む。その際、整毛部41aが下挟持片12の上面よりも上に配置されてあるので、まず整毛部41aを下挟持片12よりも先に睫毛の間に進入させて睫毛を分散させることができる。更に整毛部41aは上下の挟持片11、12の挟持部分よりも外側に配置されてあるので、睫毛を分散させた状態を保ったまま、整毛部41aが邪魔になることなく、下挟持片12を上挟持片11に密着させ、確実に睫毛を挟持させることができる。このような構成とすることで、睫毛を容易且つ確実に整えることができる。
なおコイルの材質としては、弾性を有する針金等の金属線材等を適宜用いることができる。また各コイルのピッチ幅は適宜変更可能であるが、睫毛の間隔を考慮して0.5ミリ間隔とすることが望ましい。また各コイルの高さも適宜変更可能であるが、2ミリ前後とすることが望ましい。
図3〜図5に示すように、心棒41bは細長い棒状部材で構成されてある。整毛部41aへの取り付けは、整毛部41aを構成する全ての輪の内側下部に心棒41bを沿わせた状態で取り付ける。このように取り付けることで、コイルで構成される整毛部41aを心棒41bに同調させて一体的に変形させることができる。また心棒41bの整毛部41aへの取り付けは、接着剤による貼り付けや溶接等で相互を固定し、コイルを心棒41bに同調させて変形できるものであれば如何なるものであってもよい。一方、心棒41bと連結用部42との取り付けは、接着剤による貼り付けや溶接等で相互を固定できるものであってもよいし、相互を着脱可能に取り付けるものの何れであってもよいが、相互を着脱可能に取り付けることが望ましい。このような構成とすることで、取り替えアダプター40において更に睫毛整列手段41のみの取り替えを可能とすることができると共に、睫毛整列手段41、連結用部42の清掃やメンテナンスを容易に行うことができる。
なお心棒41bの材質は、如何なるものであってもよいし、その断面形状も必ずしも楕円に限られる必要はなく、適宜変更可能である。
なお連結用部42の材質は如何なるものであってもよい。またその形状も必ずしも断面視コ字を下向きにしたような形状である必要はなく、下挟持片12に着脱容易に取り付けることができるものであれば、如何なる形状であってもよい。
本変形例1においては、整毛部41aの形状を実施形態におけるコイルとせず、一定のピッチを有する櫛歯とし、心棒41bを用いずに連結用部42の上面に同心円弧上に配置する構成としてある。その他の構成については前記本発明の実施形態に係るビューラー1と同じである。同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付し、以下の説明を省略する。
また櫛歯の断面形状も円形のみに限られるものではなく、適宜変更可能である。また櫛歯の角度も連結用部42の上面に対して垂直である必要はなく、適宜変更可能である。
勿論、心棒41bを用いて各櫛歯を一体的に心棒41bに取り付けるような構成としてもよい。
本変形例2においては、整毛部41aの形状を実施形態におけるコイルとせず、多数のリングを一定のピッチで並列させてある。その他の構成については前記本発明の実施形態に係るビューラー1と同じである。同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付し、以下の説明を省略する。
本変形例3においては、心棒41bの形状を実施形態における細長い棒状部材とはせずに、細長い平板状部材としてある。また連結用部42を用いる構成とはしていない。更に本変形例3においては、整毛部41aを取り付けた心棒41bの両端を略上向きコ字状に曲げ、該コ字状部分に替えゴム13を嵌め合わせた状態で心棒41bを下挟持片12の内側に嵌め合わせることで取り替えアダプター40を下挟持片12に取り付ける構成としてある。
その他の構成については前記本発明の実施形態に係るビューラー1と同じである。同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付し、以下の説明を省略する。
また心棒41bを平板状部材とすることで、替えゴム13との接合箇所を面とすることができ、替えゴム13の取り替えアダプター40への嵌め合わせを確実且つ強固に行うことができる。
また心棒41bを下挟持片12の内側に嵌め合わせる構成とすることで、下挟持片12の外側に部材がはみ出すことがない。よって特にマスカラ塗布時にビューラー1を使用する場合において、整毛部41aに付着した余分なマスカラが下挟持片12の外部へとたれることを防止することができる。またデザイン的にもすっきりとした印象を与える取り替えビューラー1及び取り替えアダプター40とすることができる。
このような構成とすることで、通常ビューラー1で睫毛を整える場合、上下の挟持片11、12で睫毛を挟んだ状態で把持部20を上へ持ち上げるような動作や睫毛を梳かすような動作を数回繰り返し睫毛を整えるところ、心棒41bが邪魔になることなく、替えゴム13の上面全体を台座として睫毛をしっかりと挟むことができる。また整毛部41aと心棒41bの間に睫毛が進入することを防止することができる。よって整毛部41aと心棒41bの間に睫毛が進入することによって睫毛が抜けることを確実に防止することができる。
なお心棒41bを構成する平板状部材の材質としては、如何なるものを用いてもよいが、少なくとも心棒41bのコ字状部分の最長幅が下挟持片12の内壁幅と略同一であることが必要である。また替えゴム13をコ字状部分に嵌め込んだ状態で、ある程度の強度で取り付けることができるような大きさであることが必要である。
本変形例4においては、心棒41bの形状を実施形態における細長い棒状部材とせず、細長い平板状部材としてある。また連結用部42の形状を略下向きコ字状とはせずに、内部に空洞部を有する側面視略半円状の箱型としてある。またその空洞部に替えゴム13を嵌め込み、その替えゴム13の上面に整毛部41aを取り付けた心棒41bを沿わすようにして連結用部42の左右外側両面に着脱自在に取り付ける構成としてある。
その他の構成については前記本発明の実施形態に係るビューラー1と同じである。同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付し、以下の説明を省略する。
なお平板状部材及び連結用部42の材質は如何なるものであってもよいが、少なくとも連結用部42の半円の外周が下挟持片12の内壁に沿うものであることが必要である。また替えゴム13が連結用部42に嵌め込んだ状態で、ある程度の強度で取り付けることができるような大きさであることが必要である。
また整毛部41aは複数本の櫛歯からなる構成としてあるが、このような構成とせず、整毛部41aを外側へ出っ張った側面視三日月形状をした1部材とし、その上部のみを櫛歯状とする形状とすることができる。このような構成とすることで、上挟持片11を瞼に当て下挟持片12を上挟持片11に近づけていくことで、まず上部に設けられる櫛歯により睫毛を確実に分散させることができる。その後、更に下挟持片12を上挟持片11に近づけることにより、三日月形状をした整毛部41aの傾斜で睫毛が自然に内向きにカールされる。よって一段と睫毛を癖付けさせ易くすることができる。従って一段と睫毛の癖付けを容易且つ確実に行うことが可能となる。
10 成形部
11 上挟持片
11a 突起片
12 下挟持片
12a 外側凸片
12b 内側凸片
12c 挿通穴
12d 嵌入穴
13 替えゴム
20 把持部
21 第1アーム
22 第2アーム
30 連結機構部
31 支持体
31a 嵌合穴
32 連動部材
33 ピン
40 取り替えアダプター
41 睫毛整列手段
41a 整毛部
41b 心棒
42 連結用部
42a 外側凸片
42b 内側凸片
Claims (2)
- 睫毛を上下の挟持片11、12で挟み成形する成形部10と、手で操作するための把持部20と、成形部10と把持部20とを連結すると共に下挟持片12を上下動自在とする連結機構部30とから構成され、睫毛を上下の挟持片11、12で挟持する際に睫毛の間に進入し睫毛を分散させて整える睫毛整列手段41を備えたビューラー1であって、嵌合用の連結用部42を用いて前記睫毛整列手段41を前記下挟持片12に着脱自在に取り付けるようにすると共に、前記睫毛整列手段41を、コイル若しくは並列するリングからなる整毛部41aと、該整毛部41aを前記連結用部42に固定するための心棒41bとで構成し、且つ前記心棒41bを用いて前記コイル若しくは並列するリングを瞼に沿った湾曲形状にしてあることを特徴とするビューラー。
- 睫毛を上下の挟持片11、12で挟持する際に睫毛の間に侵入し睫毛を分散させて整える睫毛整列手段41を備えたビューラー用取り替えアダプターであって、下挟持片12に着脱自在に嵌め合わせるための連結用部42を備え、前記睫毛整列手段41を、コイル若しくは並列するリングからなる整毛部41aと、該整毛部41aを前記連結用部42に固定するための心棒41bとで構成し、且つ前記心棒41bを用いて前記コイル若しくは並列するリングを瞼に沿った湾曲形状にしてあることを特徴とするビューラー用取り替えアダプター。
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