JP4119583B2 - 差動四爪チャック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不規則な形状の加工物を安定かつ求心的に把持することができる差動四爪チャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、組立てロボット等に用いられるニューマチックハンド等の四方締め型チャックは、十字に配置された4個の爪が一様に同方向に連動して開閉し、ワークを把持するので、同形のワークを連続して把持する場合、ワークの形状に合せて爪位置を予め調整しておいても、ワークの仕上げり寸法のバラツキやワークの供給の仕方等によって把持した時遊びの出る爪が生じて安定した把持ができず材料を落してしまったり、落さないように強力に把持してワークに傷をつけ、あるいは変形させたり、またワークを所定位置に正確にセットできない等の不都合があった。
【0003】
そこで本出願人は、シリンダー本体内に直列状に挿入した2個のピストンの各出力端を共通軸線上同方向に取出し、上記各出力軸の取出し部と、十字二方向に対向する各対向1対の爪とを係合し、前記2個のピストンを互いに逆方向に駆動させて、十字各方向の対向一対の爪が夫々ワークに当接して停止されるまで差動することによりワークを把持するようにした差動四爪チャックを提案し、特許第2668274号で権利設定登録がなされた。しかしながら上記提案の差動四爪チャックは、軸線方向に出没するピストンで十字各方向の対向一対の爪を差動開閉する直動構造であるため、必要最低限のピストンストロークを確保しなければならず、それ故に差動四爪チャックのコンパクト化に自ずから限界を有するものであった。
【0004】
また本出願人は、チャックボディの前面に形成された直交二方向のジョー溝に、2箇ずつ対向された摺動自在に保持された4箇のジョーに対し、移動するドローバーの軸線回りに回動自在な差動カム駆動カムと、上記差動カム駆動カムと同時に係合する互いに逆方向の受動斜面を有し、差動カム駆動カムの前記軸線方向の移動によって互いに逆方向に駆動され、一方の駆動が拘束された時、拘束された側の受動斜面に沿って差動カム受動カムが回動して移動することによって他方が差動される外輪差動カムおよび内輪差動カムと、該外輪差動カムおよび内輪差動カムのいずれかに係合する差動カム受動部と、前記各ジョーの夫々に係合するジョー駆動部とを組み合わせて差動四爪パワーチャックを構成し、ジョー駆動部の駆動カムの選択によって、外締め型、内締め型、位置決め型に変換可能にする提案をした。
【0005】
この提案に対しては特許第2717294号で権利設定登録がなされたが、差動四爪パワーチャックの構成要素として多くの部材を必要とするため、組立、分解に高度の技術を要する上に製造コストの上昇を余儀なくされるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述のような権利設定登録に驕ることなく差動四爪チャックの性能向上を追求する研究、開発の課程において、全く新規な着想に基づいて創案されたものであって、その目的とするところは、極めて簡素でありながらベーン形揺動シリンダの利点を生かしつつコンパクトに差動四爪チャックを構成し得て、いかなる異形物であっても爪位置の初期調整を必要とせず四個の爪を有効に働らかせて確実かつ求心的にワークを把持でき、把持方法もワークの形状によって内締め、外締め、等多様な把持方法に変更することが可能であり、さらに駆動方法も空圧、油圧等の需用者の要望に沿って任意の方法が選べる差動四爪チャックを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するため本発明が採用した技術的手段は、チャックボディの前面に、その軸芯位置で直交するジョー溝を形成し、かつ二個一対で対向する摺動自在なジョーを各ジョー溝にそれぞれ保持する一方、上記チャックボディの後面に、第1のベーン形揺動シリンダ部と第2のベーン形揺動シリンダ部を同軸状に連設し、当該各シリンダ部のベーンシャフトにそれぞれ連結したジョー駆動部を介して各組のジョーを差動開閉駆動するように構成したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1ないし図5において、1は差動四爪チャックであり、該差動四爪チャック1は、前面にジョー溝2、2を直交状に形成したチャックボディ3と、その後面に第1のベーン形揺動シリンダ部4と第2のベーン形揺動シリンダ部5を形成したケーシング6を同軸状に連設して差動四爪チャック1が構成されている。
【0009】
上記チャックボディ3は、ジョー溝2、2に二個一対で対向する摺動自在なジョー7、7…をそれぞれ保持させ、かつこれらを摺動駆動するジョー駆動部8を内装して構成されると共に、上記ジョー駆動部8は、外周縁の対向位置に係止凹部9、9を形成してなる円盤カム10、11を、第1のベーン形揺動シリンダ部4のベーンシャフト4aと、これを回動自在に内挿する第2のベーン形揺動シリンダ部5のベーンシャフト5aに、当該各円盤カム10、11の係止凹部9、9間を結ぶ延長線が直交する位置でそれぞれ同軸状に軸支して構成されており、各ジョー7、7…の裏面に突設したピン12、12…を上記各係止凹部9、9に係合させて、各ベーンシャフト4a、5aの揺動回動に連繋して各組のジョー7、7を差動開閉駆動するようになっている。
【0010】
また上記ケーシング6は、油圧または空気圧の入出口13、14を形成したケース部6aに、チャックボディ3を一体形成したケース部6bを中間ケース部6cを介して同軸状に密接して構成されており、各ケース部6a〜6c間に第1のベーン形揺動シリンダ部4および第2のベーン形揺動シリンダ部5の各圧力室4b、5bをそれぞれ形成すると共に、上記中間ケース部6cには、各圧力室4b、5b間を連通する流通路15、16が形成されており、第1のベーン形揺動シリンダ部4に入出口13、14を介して入出する油圧または空気圧が、上記流通路15、16を介して第2のベーン形揺動シリンダ部5に入出する構成となっている。
【0011】
上記ベーンシャフト4a、5aにはステータ17、18が密接されており、当該ステータ17、18と、各シャフト4a、5aに一体形成したベーン19、20とで各シリンダ部4、5の圧力室4b、5bを二分に区画し、入出口13、14からの何れかから流入した油圧または空気圧により、各ステータ17、18との間でベーン19、20を押し作動させて、それぞれに対応するベーンシャフト4a、5aを正逆揺動するようになっている。
【0012】
本発明は叙上の如く構成されているから、例えば作動四爪チャック1の入出口13から圧力油が注入されると、図2(a)において、その圧力により第1のベーン形揺動シリンダ部4を構成するベーン19が、ベーンシャフト4aを中心に矢印方向に移動し、これに伴って当該ベーンシャフト4aも矢印方向に揺動回動すると共に、上記ベーンシャフト4aの先端に軸支された円盤カム11も図2(c)の矢印方向に回動する。そして、当該円盤カム11の係止凹部9、9にピン12、12を介して同図で左右対向位置のジョー7、7が相互に軸芯位置に向けて移動すると、該ジョー7、7の表面に取り付けた図示しない爪部がワークに対して対向位置で当接する。
【0013】
この時、ワークに当接するまで移動したベーン19とステータ17との間に続行して注入される圧力油は、流通路15を介して第2のベーン形揺動シリンダ部5の圧力室5bに流入するが、前記した図2(c)における左右対向位置のジョー7、7はワークに当接したまま、当該ワークに対する把持力は発生していない。
【0014】
そして、第2のベーン形揺動シリンダ部5への圧力油の流入で、前記第1のベーン形揺動シリンダ部4での揺動作用と同様に、ベーンシャフト5aを中心に移動するベーン20により、該ベーンシャフト5aの先端に軸支された円盤カム10が回動すると共に、上記円盤カム10の係止凹部9、9に係合するピン12、12を介して、図2(c)で上下対向位置のジョー7、7が相互に軸芯位置に向けて移動し、該ジョー7、7の表面に取り付けた図示しない爪部がワークに対して上下対向位置で当接した時点で、初めて各シリンダ部4、5の圧力室4b、5bに高い油圧力が作用して、ベーン19、20およびベーンシャフト4a、5aを介して左右対向、上下対向の各ジョー7、7間に発生した強い把持力により、ワークがその側方の図示しない爪部で四方向から強固に外締め状態で把持されることになる。
【0015】
従って、いかなる異形物であっても爪位置の初期調整を必要とせずに、四個の爪部を有効に働らかせて確実かつ求心的にワークを把持することができる。
なお、上述のようにワークを把持した状態からこれを解除する際には、作動四爪チャック1の入出口13から注入された圧力油の排出と同時に入出口14から圧力油を注入すれば、前記把持動作と逆の開放動作がなされてワークの把持が解除される。
【0016】
図6ないし図8は、前記ジョー駆動部8を構成する円盤カム10、11に代えて、第1のベーン形揺動シリンダ部4および第2のベーン形揺動シリンダ部4の各ベーンシャフト4a、5aに、それぞれ平歯車10´、11´を同軸状に軸支し、当該各平歯車10´、11´に噛合するラックギヤ部21を、二個一対で対向する各ジョー7´、7´側にそれぞれ設けて、各ベーンシャフト4a、5aの揺動回動に連繋する平歯車10´、11´およびラックギヤ部21、21を介して各組のジョー7´、7´を差動開閉駆動するようにジョー駆動部22を構成した場合を示すものである。
【0017】
この構成例では、前記したジョー駆動部8のように、構成を簡易化し得てコスト低減に寄与するものの、円盤カム10、11の係止凹部9、9と、これに係合するピン12との間で遊びが発生し易い駆動構成に比して、遊びの少ないより精度の高い把持作用を得ることができる。
【0018】
図9ないし図11は、第1のベーン形揺動シリンダ部4および第2のベーン形揺動シリンダ部5の各ベーンシャフト4a、5aに、外周縁側から軸芯側の内方に向けて放射状に湾曲する案内溝23、23を形成してなる回動プレート24a、24bを、相互に直交する位置で同軸状に軸支し、二個一対で対向する各ジョー7、7に、各回動プレート24a、24bの案内溝23、23に嵌入するピン25、26をそれぞれ突設して、各ベーンシャフト4a、5aが揺動回動した際に、案内溝23、23に沿って移動する各ピン25、26を介して各組のジョー7、7を差動開閉駆動するようにジョー駆動部27を構成した場合を示すものである。
【0019】
この構成例では、前記各実施例のジョー駆動部8、22に比して各ジョー7、7の摺動方向の移動距離を多く確保することはできないものの、ワークに対する把持トルクを大とすることができる。
【0020】
なお、上記各実施例においては、第1のベーン形揺動シリンダ部4と第2のベーン形揺動シリンダ部5との間に流通路15、16を設けてそれぞれを揺動回動する構成としたが、これに限定されるものではなく、各シリンダ部4、5に対して一対をなす入出口を各別に独立して設けて差動四爪チャック1を構成するようにしても良く、この場合には、各シリンダ部4、5に対して把持力の大小あるいは揺動回動の時間差等を任意に設定することが可能となり、種々の作業内容に応じてより柔軟な差動四爪チャックを構成することができる。更に第2のベーン形揺動シリンダ部5のベーンシャフト5aに、第1のベーン形揺動シリンダ部4のベーンシャフト4aを内挿する構成なので、該ベーンシャフト4aに、いわゆるエアーチャックという名称で一般に知られている負圧吸引機構用の連通孔を両端部間に亘って形成すれば、差動四爪チャックとエアーチャックとの協働でより確実なワークの把持構造とすることが可能となる。
【0021】
図12ないし図17は、前記実施例の構成に代えて、第1および第2のベーン形揺動シリンダ部28、29をケーシング6内に設けた単一の圧力室30に内装する構成としたものである。
図において、上記圧力室30には、第1のベーン形揺動シリンダ部28のベーンシャフト28aと、第2のベーン形揺動シリンダ部29のベーンシャフト29aが同軸状に内挿されており、各シャフト28a、29aのベーン28b、29bは断面視で扇形に形成されていると共に、上記各シャフト28a、29aに密接する断面扇形のステータ31には、図16に示すように、その両側面31a、31bに入出口13、14に連通する油溝32、32が上下方向に延設されており、入出口13、14からの何れかから油圧または空気圧が油溝32に沿って流入すると、ステータ31との間で各ベーンベーン28b、29bが押し作動されて、それぞれに対応するベーンシャフト28a、29aが正逆揺動する構成となっている。
【0022】
また上記各ベーンシャフト28a、29aには、前記実施例(図9〜図11)に採用したジョー駆動部27が連結されており、外周縁側から軸芯側の内方に向けて放射状に湾曲する案内溝23、23を形成してなる回動プレート24a、24bを、相互に直交する位置で当該各ベーンシャフト28a、29aに同軸状に軸支し、二個一対で対向する各ジョー7、7にそれぞれ突設したピン25、26を、各回動プレート24a、24bの案内溝23、23に嵌入させて、各ベーンシャフト28a、29aが揺動回動した際に、案内溝23、23に沿って移動する各ピン25、26を介して各組のジョー7、7を差動開閉駆動するようになっている。
【0023】
本実施例は叙上の如く構成されているから、例えば作動四爪チャック1の入出口13から圧力油が注入されると、図17において、その圧力により各ベーン28b、29bが、各ベーンシャフト28a、29aを中心に同時または所要の時間差をもって矢印方向に移動し、これに伴ってベーンシャフト28a、29aがそれぞれ揺動回動することによりジョー駆動部27が駆動され、各ジョー7、7の表面に取り付けた図示しない爪部がワークに対して全て当接した時点で、初めて各シリンダ部28、29を内装した圧力室30に高い油圧力が作用し、ベーン28b、29bおよびベーンシャフト28a、29aを介して左右対向、上下対向の各ジョー7、7間に強い把持力が掛かり、ワークが四方向から強固に把持されることになる。従って、いかなる異形物であっても爪位置の初期調整を必要とせずに、四個の爪部を有効に働らかせて確実かつ求心的にワークを把持することができる。
【0024】
【発明の効果】
これを要するに本発明は、チャックボディの前面に、その軸芯位置で直交するジョー溝を形成し、かつ二個一対で対向する摺動自在なジョーを各ジョー溝にそれぞれ保持する一方、上記チャックボディの後面に、第1のベーン形揺動シリンダ部と第2のベーン形揺動シリンダ部を同軸状に連設し、当該各シリンダ部のベーンシャフトにそれぞれ連結したジョー駆動部を介して各組のジョーを差動開閉駆動するように構成したから、極めて簡素でありながらベーン形揺動シリンダの利点を生かしつつコンパクトに差動四爪チャックを構成し得て、いかなる異形物であっても爪位置の初期調整を必要とせず四個の爪を有効に働らかせて確実かつ求心的にワークを把持でき、把持方法もワークの形状によって内締め、外締め、等多様な把持方法に変更することが可能であると共に、差動四爪チャックの本体は共通化して、ジョー駆動部のみを種々の利用分野に対応したものに交換可能であるので、空圧、油圧等の駆動方法の選択を任意に行えることと相俟って需用者の要望に沿った差動四爪チャックを低コストで提供することができる、という極めて有用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は差動四爪チャックの平面図である。
(b)は同上断面図である。
(c)は同上底面図である。
【図2】(a)は差動四爪チャックのA−A断面図である。
(b)は同上断面図である。
(c)は同上B−B断面図である。
【図3】 (a)は円盤カム10の側面図である。
(b)は同上正面図である。
(c)は円盤カム11の側面図である。
(d)は同上正面図である。
【図4】(a)はベーンシャフト4aおよびベーン19の一部断面平面図である。
(b)は同上一部断面正面図である。
(c)は同上一部断面底面図である。
【図5】(a)はベーンシャフト5aおよびベーン20の一部断面平面図である。
(b)は同上一部断面正面図である。
(c)は同上一部断面底面図である。
【図6】(a)は他の差動四爪チャックの平面図である。
(b)は同上断面図である。
(c)は同上底面図である。
【図7】(a)は他の差動四爪チャックのC−C断面図である。
(b)は同上断面図である。
(c)は同上D−D断面図である。
(d)は同上E−E断面図である。
【図8】(a)は平歯車10´の断面図である。
(b)は同上正面図である。
(c)は平歯車11´の断面図である。
(d)は同上正面図である。
【図9】(a)は他の差動四爪チャックの平面図である。
(b)は同上断面図である。
(c)は同上底面図である。
【図10】 (a)は他の差動四爪チャックのF−F断面図である。
(b)は同上断面図である。
(c)は同上G−G断面図である。
【図11】(a)は回動プレート24bの側面図である。
(b)は同上正面図である。
(c)は回動プレート24aの側面図である。
(d)は同上正面図である。
【図12】(a)は他の差動四爪チャックの平面図である。
(b)は同上断面図である。
(c)は同上底面図である。
【図13】 (a)は他の差動四爪チャックのH−H断面図である。
(b)は同上断面図である。
(c)は同上I−I断面図である。
【図14】(a)はベーンシャフト28aおよびベーン28bの一部断面平面図である。
(b)は同上一部断面正面図である。
(c)は同上一部断面底面図である。
【図15】(a)はベーンシャフト29aおよびベーン29bの一部断面平面図である。
(b)は同上一部断面正面図である。
(c)は同上一部断面底面図である。
【図16】(a)はステータ31の平面図である。
(b)は同上正面図である。
【図17】(a)〜(d)は各シリンダ部の動作を示す作用説明図である。
【符号の説明】
3 チャックボディ
2 ジョー溝
7 ジョー
4 第1のベーン形揺動シリンダ部
5 第2のベーン形揺動シリンダ部
4a ベーンシャフト
5a ベーンシャフト
8 ジョー駆動部
1 差動四爪チャック
4b 圧力室
5b 圧力室
15 流通路
16 流通路
30 圧力室
9 係止凹部
10 円盤カム
11 円盤カム
12 ピン
10´ 平歯車
11´ 平歯車
21 ラックギヤ部
23 案内溝
24a 回動プレート
24b 回動プレート
25 ピン
26 ピン

Claims (7)

  1. チャックボディの前面に、その軸芯位置で直交するジョー溝を形成し、かつ二個一対で対向する摺動自在なジョーを各ジョー溝にそれぞれ保持する一方、上記チャックボディの後面に、第1のベーン形揺動シリンダ部と第2のベーン形揺動シリンダ部を同軸状に連設し、当該各シリンダ部のベーンシャフトにそれぞれ連結したジョー駆動部を介して各組のジョーを差動開閉駆動するように構成したことを特徴とする差動四爪チャック。
  2. 上記第1および第2のベーン形揺動シリンダ部は、各別に独立する圧力室を有して構成されていることを特徴とする請求項1記載の差動四爪チャック。
  3. 上記第1および第2のベーン形揺動シリンダ部は、各別に独立する圧力室にそれぞれ内装され、かつ該各圧力室間に設けた流通路を介して連通されていることを特徴とする請求項1または2に記載の差動四爪チャック。
  4. 上記第1および第2のベーン形揺動シリンダ部は、単一の圧力室に内装されていることを特徴とする請求項1記載の差動四爪チャック。
  5. 上記ジョー駆動部は、第1のベーン形揺動シリンダ部および第2のベーン形揺動シリンダ部の各ベーンシャフトに、外周縁の対向位置に係止凹部を形成してなる円盤カムを、その係止凹部間を結ぶ延長線が直交する位置でそれぞれ同軸状に軸支すると共に、上記各係止凹部に係合するピンを、二個一対で対向する各ジョーにそれぞれ突設して、各ベーンシャフトの揺動回動に連繋して各組のジョーを差動開閉駆動するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の差動四爪チャック。
  6. 上記ジョー駆動部は、第1のベーン形揺動シリンダ部および第2のベーン形揺動シリンダ部の各ベーンシャフトに、それぞれ平歯車を同軸状に軸支すると共に、上記各平歯車に噛合するラックギヤ部を、二個一対で対向する各ジョーにそれぞれ設けて、各ベーンシャフトの揺動回動に連繋して各組のジョーを差動開閉駆動するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の差動四爪チャック。
  7. 上記ジョー駆動部は、第1のベーン形揺動シリンダ部および第2のベーン形揺動シリンダ部の各ベーンシャフトに、外周縁側から軸芯側の内方に向けて放射状に湾曲する案内溝を形成してなる回動プレートを、相互に直交する位置で同軸状に軸支すると共に、二個一対で対向する各ジョーに、上記各回動プレートの案内溝に嵌入するピンをそれぞれ突設して、各ベーンシャフトが揺動回動した際に、案内溝に沿って移動する各ピンを介して各組のジョーを差動開閉駆動するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の差動四爪チャック。
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