JP4119203B2 - ファイル加工プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータに対してファイルを加工させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、特定のプラットフォームに依存せずに表示できるドキュメントフォーマットとして、例えば、文書管理用のPDF(Portable Document Format)が知られている。このPDF形式のファイル(以下、PDFファイルという)は、その利便性から広く使用されており、現在の電子ドキュメントの事実上の標準フォーマットとなっている。このPDFファイルについて、複数頁の画像データを含む1つのファイルを各頁毎に分割して複数のファイルに加工する等の加工を行う場合は、画像編集用のアプリケーション(例えばAcrobat PDF等)が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数頁の画像データを含むPDFファイルを各頁毎に分割する場合、分割したい画像データがPDFファイル内の何頁目か等の値を入力して、加工対象となる画像データを特定する作業を行わなければならない。よって、ユーザはPDFファイル内の画像データのページ順等を把握しておかなければ加工対象にする画像データを特定することができなかった。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、簡単な操作で当該ファイル内の加工対象とする画像データを特定してファイルを加工することができるファイル加工プログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、記録媒体に記録され、ヘッダ、オブジェクト、クロスレファレンスセクション及びトレイラから構成されるファイルを読み出すファイル読み出し手段と、
前記ファイル読み出し手段が読み出したファイルのインデックス画像を生成するインデックス画像生成手段と、
前記インデックス画像生成手段によって生成されたインデックス画像をディスプレイ画面上に表示させる画像表示手段と、
前記画像表示手段によってディスプレイ画面上に表示されたインデックス画像の中から所望のインデックス画像が選択されたことを認識するインデックス画像認識手段と、
前記インデックス画像認識手段によって認識されたインデックス画像に対応する元のファイルを複製し、当該複製ファイルから不要なオブジェクトを削除し、クロスレファレンスセクション及びトレイラを削除後に残ったオブジェクトに対応した内容に書き換えて新たなファイルを生成する加工手段として
コンピュータを機能させることを特徴とするファイル加工プログラムである。
【0006】
この発明によれば、ディスプレイ上に表示されているインデックス画像の中から、ユーザが所望のインデックス画像を選択すれば、選択されたインデックス画像に対応する画像データが、当該ファイルから分割されて別個の新たなファイルとして生成される。これにより、ユーザはファイル内の画像データのページ順等を把握していなくても、画像表示手段に表示される情報(インデックス画像)に基づいて、簡単な操作(マウスポインタの操作等)をするだけで、ファイル内の画像データを分割して別個の新たなファイルを作成することが可能となる。更に、従来のような、ファイル内の画像データを削除したにも拘らず、削除した画像データ及びそれまでのクロスレファレンスセクション及びトレイラをそのまま残し、当該画像データを削除したと取り扱う内容のクロスレファレンスセクション及びトレイラを更に追加するといった処理を行わない。当該発明では、分割後の新たなファイルでは、不要になったオブジェクトは消去して新たなファイルに残さないと共に、加工後の新たなオブジェクトに合わせてクロスレファレンスセクション及びトレイラを書き換え、加工前のクロスレファレンスセクション及びトレイラを新たなファイルに残さない。よって、1つのファイルを複数のファイルに分割しても、分割後に増加するデータ量は極めて少なくなる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のファイル加工プログラムにおいて、前記加工手段は、元のファイルから1つの複製ファイルを生成して不要なオブジェクトを削除し、クロスレファレンスセクション及びトレイラを書き換えて1つの新たなファイルを生成した後に、元のファイルを更に複製して別個の新たなファイルの生成処理に移るものである。
【0010】
この構成によれば、ファイルの分割処理時に、1つの新たなファイルを生成処理を終えてから別個の新たなファイルの生成処理を行うので、一度に複数の複製ファイルを生成したり、複数のファイルについての分割処理を並行して行わない。よって、当該ファイル分割処理時にコンピュータに大きなストレージ空き容量を必要としないので、コンピュータにかかる負担が軽減され、ハングアップ等の不具合が防止される。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のファイル加工プログラムにおいて、前記加工手段は、コンピュータのストレージ空き容量が少ない場合に、前記1つの新たな分割ファイルの生成後に別個の新たな分割ファイルの生成処理に移るファイル分割処理を実行し、コンピュータのストレージ空き容量が多い場合には、分割処理に必要な数だけのファイルを一度に複製して、複製した各ファイルについてのオブジェクト削除、クロスレファレンスセクション及びトレイラ変更の処理を並行して行うものである。
【0012】
この発明によれば、コンピュータのストレージ容量の空きが少ない場合は、前記1つの新たな分割ファイルの生成後に別個の新たな分割ファイルの生成処理に移るようにすることでコンピュータにかかる負担を軽減し、ハングアップ等の不具合を防止する一方、コンピュータのストレージ容量が多くある場合には、一度に複数の複製ファイルを生成して、各複製ファイルについて並行してオブジェクト削除、クロスレファレンスセクション及びトレイラの書き換えを行って、分割処理を短時間で終了させることが可能となる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のファイル加工プログラムにおいて、前記画像表示手段は、前記加工手段がファイル分割処理を実行する前に、分割後にデータ量が増加する旨のメッセージをディスプレイ画面上に表示させるものである。
【0014】
この構成によれば、新たに生成した分割ファイルの各々に、新たに生成されたヘッダ、クロスレファレンスセクション及びトレイラが付されることによって、分割後の各ファイルのデータ量合計が分割前のファイルデータ量よりも増加することをユーザが前もって知ることができるので、当該分割処理のためにコンピュータのストレージ容量不足によるハングアップや異常終了を生じる事態を未然に防止することができる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のファイル加工プログラムにおいて、前記加工手段は、前記画像表示手段が前記分割後のデータ量が増加する旨のメッセージをディスプレイに表示させた後にユーザからファイル分割処理実行の指示があった場合にのみ、当該ファイル分割処理を実行するものである。
【0016】
この構成によれば、前記分割後にファイルデータ量が増加する旨のメッセージ表示後に、ユーザからファイル分割処理の実行指示があった場合にのみ、加工手段がファイル分割処理を実行するので、より確実にコンピュータのハングアップや異常終了を生じることを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係るファイル加工プログラムについて図面を参照して説明する。本実施形態では、加工対象となるファイルとして、PDFファイルを例にして説明する。図1は、本発明に係るファイル加工プログラムがインストールされるパーソナルコンピュータの概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、パーソナルコンピュータ(以下、PC)1は、装置全体の動作制御を司るCPU2を備え、このCPU2には、内部バスによって入力装置3,ROM4,RAM5,記憶装置6,ディスプレイ7及び記録媒体読取装置8が接続されている。これら各部はCPU2の制御の下、内部バスを介して各種データが各部間で入出力され、各種処理が実行される。
【0018】
入力装置3はキーボードやマウス等から構成され、ユーザによって操作指示等が入力されるものである。ROM4には、装置全体の動作制御用のシステムプログラム等が記憶されている。記憶装置6は、ハードディスクドライブ等から構成され、本発明に係るファイル加工プログラム等が記憶されている。CPU2は、記憶装置6からファイル加工プログラム等を読み出し、その処理を実行して各ブロックの動作を制御する。また、RAM5はCPU2の作業領域として用いられる。ディスプレイ7はCRT又は液晶表示装置等からなり、CPU2による制御で各種画面を表示する。なお、当該PC1の構成はあくまでも一例に過ぎない。
【0019】
上記ファイル加工プログラムを、CD−ROM、FD等の記録媒体9から、ディスクドライブ等で構成される記録媒体読取装置8を用いて読み取り、記憶装置6に記録するようにしてもよい。また、当該PC1がネットワークを介して他のコンピュータ等に接続されている場合には、当該コンピュータ等からネットワークを介してファイル加工プログラム等をダウンロードしてもよい。
【0020】
次に、上記のように構成されたPC1の主要な機能について説明する。 次に、上記のように構成されたPC1の主要な機能について説明する。図2はPC1の主要機能ブロック図である。図2に示すように、PC1では、記録装置6に記憶されたファイル加工プログラムに従って、CPU2がプログラム実行部として機能する。1又は2以上の画像データを含むPDFファイル1〜nが記憶されたCD−ROM等の記録媒体9は、記録媒体読取装置8を介してCPU2によって読み出される。当該PDFファイルは記憶装置6に記憶されたものであってもよい。記録媒体9又は記憶装置6から読み出されたPDFファイルは、その内容を表示するインデックス画像がCPU2によって生成され、生成されたインデックス画像は画像メモリとして機能するRAM5に一旦転送され、ディスプレイ7に表示される。
【0021】
CPU2は、記憶装置6内のファイル加工プログラムによる指示に基づいて、記録媒体9に記録されているPDFファイルを読み出す画像ファイル読出部(画像ファイル読出手段)21と、PDFファイル内の画像データの内容を縮小表示するインデックス画像を生成するインデックス画像生成部(インデックス画像生成手段)22と、生成したインデックス画像をRAM5を介してディスプレイ7の画面上に表示させる画像表示部(画像表示手段)23と、ユーザのマウスポインタの操作等によりディスプレイ7の画面上のインデックス画像の中から所望のインデックス画像が選択されたことを認識するインデックス画像認識部(インデックス画像認識手段)25と、インデックス画像認識部25が認識した内容に基づいてPDFファイルを構成するヘッダ、オブジェクト、クロスレファレンスセクション及びトレイラ等を複写、削除又は書き換え等して、新たなPDFファイルを生成するためのデータ加工部(加工手段)26として機能する。
【0022】
なお、上記のようなファイル加工処理を行う機能を備えた当該PC1を、上記ファイル加工処理用の画像処理装置として扱うことも可能である。
【0023】
次に、本発明に係るファイル加工プログラムによるPDFファイルの分割処理について説明する。図3は当該分割処理を示すフローチャート、図4は分割処理前後におけるPDFファイルの概略構成を示す図、図5は分割処理不可の表示画面を示す図、図6は分割処理に必要なストレージ容量及び分割処理実行確認のメッセージの表示画面を示す図、図7は分割処理を行うファイルを選択する操作時のディスプレイ画面を示す図である。なお、分割処理とは、1つのPDFファイルの複数頁の画像データが含まれている場合に、当該PDFファイルを各画像データ毎に分割して新たなファイルを生成する処理をいう。また、当該分割処理には、PDFファイル内の画像データを抽出して、抽出した画像データを別個の新たなPDFファイルとして生成する処理を含んでもよい。
【0024】
ディスプレイ7に、記録媒体9に記憶されているPDFファイル(当該ファイルに含まれる第1頁の画像データ)をインデックス画像で一覧表示している状態において(S1)、ユーザが所望のインデックス画像上でマウスポインタ(ポインタの一例)を操作する等によって、分割しようとするPDFファイルが選択されると、図7に示すように各メニューをディスプレイ7に表示させる。この各メニューから「積み重ね解除」(分割処理)が指示されると、当該選択されたPDFファイルを分割処理の対象となるPDFファイルとして認識する(S2)。
【0025】
そして、当該PDFファイルの分割に必要な作業領域量と、ストレージ空き容量とを比較し(S3)、ストレージの空き容量が足りない場合は(S3でNO)、当該分割処理ができない旨(図5)を表示させる(S9)。ストレージ空き容量が足りる場合は(S3でYES)、例えば図6に示すように、ディスプレイ7の画面上に、当該分割処理に必要なストレージ空き容量及び当該分割処理を行うか否かを確認するメッセージを表示させる(S4)。
【0026】
S4の表示後、ユーザから分割処理実行の指示があった場合は(S5でYES)、当該分割処理の対象となるPDFファイルを分割処理に必要な数だけ複製する(S6)。具体的には、図4に示すように、ヘッダ(ファイル情報等)、オブジェクト(body、画像データ又は文書データ部分)1、クロスレファレンスセクション(bodyを管理するための索引情報等)及びトレイラ(ファイルの終わりを識別するための情報であり、制御データ等を有する)で構成されるPDFファイルを、当該PDFファイルに含まれる画像データ(body)の数よりも1つ少ない数だけ複製ファイルを生成する。そして、これら各ファイルから不要なオブジェクト(body)を削除する(S7)。すなわち、分割後の新たなPDFファイルの画像データとして残したいオブジェクト以外のオブジェクトを削除する。
【0027】
各PDFファイルについて上記不要なオブジェクト削除を行った後、各ファイルのクロスレファレンスセクション及びトレイラを、削除後に残した新たなオブジェクトを示す内容に書き換える(S8)。以上により、分割処理が終了する。
【0028】
次に、本発明に係るファイル加工プログラムによるPDFファイルの分割処理の第2実施形態について説明する。図8は当該分割処理を示すフローチャート、図9は分割処理前後におけるPDFファイルの概略構成を示す図である。
【0029】
上記第1実施形態では、分割処理に必要な数だけのファイルを一度に複製して、複製した各ファイルについてのオブジェクト削除、クロスレファレンスセクション及びトレイラ変更の処理を並行して行っていたが(図3のS6〜S8)、本第2実施形態では、新たに作成する分割ファイルを1つずつ生成処理するものとし、1つの分割ファイルの生成処理を終えてから、別の分割ファイルの生成処理に移る(図8のS16〜S21)。
【0030】
すなわち、ユーザから分割処理実行の指示があると(S15でYES)、当該分割処理の対象となるPDFファイルを1つだけ複製し(S16)、当該複製したファイルから分割後に不要となるオブジェクトを削除し(S17)、当該ファイルのクロスレファレンスセクション及びトレイラを削除後に残した新たなオブジェクトを示す内容に書き換える(S18)。このS16〜S18の処理は、元のPDFファイルに含まれるオブジェクト数よりも1つ少ない数だけの新たな分割ファイルの生成を終えるまで繰り返す(S19)。
【0031】
そして、元のPDFファイルに含まれるオブジェクト数よりも1つ少ない数だけの新たな分割ファイルの生成を終えると(S19でYES)、元のPDFファイル自体を処理の対象とし、当該元のPDFファイルから分割後に不要となるオブジェクトを削除すると共に(S20)、元のPDFファイルのクロスレファレンスセクション及びトレイラを削除後のオブジェクトを示す内容に書き換える(S21)。以上により、分割処理が終了する。
【0032】
なお、S19では、元のPDFファイルに含まれるオブジェクト数よりも1つ少ない数の新たな分割ファイルを生成し、最後は元のファイル自体を処理の対象としているが、このような処理の代わりに、元のPDFファイルのオブジェクト数だけ新たな分割ファイルを生成し、その後に元のファイルを消去するようにしてもよい。
【0033】
この第2実施形態の場合、元のPDFファイルから一度に複数の複製ファイルを生成する処理を行わず、図9に示すように、1つの複製ファイルについてオブジェクト削除等を行ってデータ量を減らした後に、次の新たな分割ファイル生成処理に移るので、上述した図4に示した分割処理のようにファイル複製のために大きな作業領域が必要となることがない。従って、本第2実施形態では、分割処理実行前にS13でストレージの空き容量を確認するときは、第1実施形態よりも少ない空き容量であっても分割処理可能と判断する。
【0034】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、分割処理実行前にストレージ容量を確認したとき、第1実施形態の分割処理(分割処理に必要な数だけのファイルを一度に複製して、複製した各ファイルについてのオブジェクト削除、クロスレファレンスセクション及びトレイラ変更の処理を並行して行う処理)を実行するに足りるストレージ容量がある場合は、当該第1実施形態に係る分割処理を実行し、ストレージの空き容量が第1実施形態の分割処理を実行するに足りない場合は、第2実施形態の分割処理(新たな分割ファイルを1つずつ生成し、1つの分割ファイルの生成処理を終えてから次の分割ファイルの生成処理に移る処理)を実行するようにしてもよい。このようにすれば、ストレージに空き容量が十分にある場合には、複数の分割ファイル生成処理を並行して行って処理時間を短縮し、ストレージの空き容量に余裕がない場合には、複数の分割ファイル生成処理を1つずつ行って、コンピュータに大きな負担をかけずにハングアップ等の不具合を防止することができる。
【0035】
また、上記実施形態では、ディスプレイ7に各PDFファイルのインデックス画像を一覧表示している状態において、ユーザが所望のインデックス画像(PDFファイル)を選択したときに、上記各分割処理を実行するようにしているが、図10に示すような、1つのPDFファイル内の各頁毎の画像データの一覧を表示している状態のときに、ユーザが所望のインデックス画像を選択すれば、選択したインデックス画像に対応する画像データを、当該PDFファイルから抽出して、別個の新たなPDFファイルとして生成するようにしてもよい。かかる別個の新たなPDFファイルの生成処理は、上記図3及び図8に示した処理と同様にして行う。
【0036】
また、上記実施形態では、加工対象となるPDFファイル又はPDFファイル内の画像データの選択を、マウスポインタの操作によって行うものとして説明しているが、キーボード入力や他のポインタを用いた選択操作によって行うものでも構わない。
【0037】
また、上記実施形態では、本発明に係るファイル加工プログラムの加工対象になるファイルをPDFファイルとして説明しているが、PDFファイル以外の形式のファイルを加工対象とすることも可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載の発明によれば、ディスプレイ上に表示されているインデックス画像の中から、ユーザが所望のインデックス画像を選択すれば、選択されたインデックス画像に対応する画像データが、当該ファイルから分割されて別個の新たなファイルとして生成される。これにより、ユーザはファイル内の画像データのページ順等を把握していなくても、画像表示手段に表示される情報(インデックス画像)に基づいて、簡単な操作(マウスポインタの操作等)をするだけで、ファイル内の画像データを分割して別個の新たなファイルを作成することが可能になる。
【0039】
更に、不要になったオブジェクトは消去して分割後の新たなファイルに残さず、加工後の新たなオブジェクトに合わせてクロスレファレンスセクション及びトレイラを書き換えて、加工前のクロスレファレンスセクション及びトレイラを新たなファイルに残さないので、1つのファイルを複数のファイルに分割した後に増加するデータ量を極めて少なくすることができる。
【0040】
また、請求項2に記載の発明によれば、ファイルの分割処理時に、1つの新たなファイルを生成処理を終えてから別個の新たなファイルの生成処理を行うので、当該分割処理時にコンピュータに大きなストレージ空き容量を必要とせず、コンピュータにかかる負担が軽減されてハングアップ等の不具合が防止される。
【0041】
また、請求項3に記載の発明によれば、コンピュータのストレージ容量が少ない場合は、前記1つの新たな分割ファイルの生成後に別個の新たな分割ファイルの生成処理に移るようにして、コンピュータにかかる負担を軽減してハングアップ等の不具合を防止できる一方、コンピュータのストレージ容量が多くある場合には、一度に複数の複製ファイルを生成して、各複製ファイルについて並行してオブジェクト削除、クロスレファレンスセクション及びトレイラの書き換えを行うことによって、分割処理を短時間で終了させることができる。
【0042】
また、請求項4に記載の発明によれば、分割後の各ファイルのデータ量合計が分割前のファイルデータ量よりも増加することをユーザが前もって知ることができるので、当該分割処理によってコンピュータのストレージ装置の空き容量不足によるハングアップや異常終了を生じることを未然に防止することができる。
【0043】
また、請求項5に記載の発明によれば、前記分割後にファイルデータ量が増加する旨のメッセージ表示後に、ユーザからファイル分割処理の実行指示があった場合にのみ、加工手段がファイル分割処理を実行するので、より確実にコンピュータのハングアップや異常終了が生じることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファイル加工プログラムがインストールされたPCの概略構成を示すブロック図である。
【図2】ファイル加工プログラムがインストールされたPCの主要機能ブロック図である。
【図3】本発明に係るファイル加工プログラムによるPDFファイルの分割処理を示すフローチャートである。
【図4】分割処理前後におけるPDFファイルの概略構成を示す図である。
【図5】分割処理不可の旨の表示画面を示す図である。
【図6】分割処理に必要なストレージ容量及び分割処理実行確認のメッセージの表示画面を示す図である。
【図7】分割処理を行うファイルを選択する操作時のディスプレイ画面を示す図である。
【図8】本発明に係るファイル加工プログラムによるPDFファイルの分割処理の第2実施形態を示すフローチャートである。
【図9】分割処理前後におけるPDFファイルの概略構成を示す図である。
【図10】分割処理におけるファイル選択操作時のディスプレイ画面を示す図である。
【符号の説明】
1 PC
7 ディスプレイ
21 画像ファイル読出部
22 インデックス画像生成部
23 画像表示部
25 インデックス画像認識部
26 データ加工部
Claims (5)
- 記録媒体に記録され、ヘッダ、オブジェクト、クロスレファレンスセクション及びトレイラから構成されるファイルを読み出すファイル読み出し手段と、
前記ファイル読み出し手段が読み出したファイルのインデックス画像を生成するインデックス画像生成手段と、
前記インデックス画像生成手段によって生成されたインデックス画像をディスプレイ画面上に表示させる画像表示手段と、
前記画像表示手段によってディスプレイ画面上に表示されたインデックス画像の中から所望のインデックス画像が選択されたことを認識するインデックス画像認識手段と、
前記インデックス画像認識手段によって認識されたインデックス画像に対応する元のファイルを複製し、当該複製ファイルから不要なオブジェクトを削除し、クロスレファレンスセクション及びトレイラを削除後に残ったオブジェクトに対応した内容に書き換えて新たなファイルを生成する加工手段として
コンピュータを機能させることを特徴とするファイル加工プログラム。 - 前記加工手段は、元ファイルから1つの複製ファイルを生成して不要なオブジェクトを削除し、クロスレファレンスセクション及びトレイラを書き換えて1つの新たなファイルを生成した後に、元のファイルを更に複製して別個の新たなファイルの生成処理に移ることを特徴とする請求項1に記載のファイル加工プログラム。
- 前記加工手段は、コンピュータのストレージ空き容量が少ない場合に、前記1つの新たなファイルの生成後に別個の新たな分割ファイルの生成処理に移るファイル分割処理を実行し、コンピュータのストレージ空き容量が多い場合は、分割処理に必要な数だけのファイルを一度に複製して、複製した各ファイルについてのオブジェクト削除、クロスレファレンスセクション及びトレイラ変更の処理を並行して行うことを特徴とする請求項2に記載のファイル加工プログラム。
- 前記画像表示手段は、前記加工手段がファイル分割処理を実行する前に、分割後にデータ量が増加する旨のメッセージをディスプレイ画面上に表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のファイル加工プログラム。
- 前記加工手段は、前記画像表示手段が前記分割後のデータ量が増加する旨のメッセージをディスプレイに表示させた後にユーザからファイル分割処理実行の指示があった場合にのみ、当該ファイル分割処理を実行することを特徴とする請求項4に記載のファイル加工プログラム。
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