JP4117932B2 - 車両等の断熱荷室構造 - Google Patents

車両等の断熱荷室構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両等の断熱荷室構造に関し、重量の軽減を図るとともに、断熱性能および生産性の向上を図るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
野菜などの生鮮食品や冷凍食品などの輸送に保冷車や冷凍車が用いられており、図3に示すように、トラック1やトレーラ等の荷台に断熱構造の荷室2が設けられ所定の温度を保持しながら輸送できるようになっている。
【0003】
このような断熱構造の荷室2は、図4(a),(b)に側壁の部分斜視構造および水平断面構造示すように、外壁材3である波形アルミ板に上下方向に連続(あるいは上下方向に一定間隔)したハット形の外壁固定金具4をビス5で取付け、この外壁固定金具4の脚部4aに木材の支柱6を、支柱6を貫通させて内側から釘7で固定するとともに、この木材の支柱6の内側に内壁材8を釘9で固定し、これら内外壁材3,8の間に発泡性合成樹脂などの断熱材10を充填して構成されており、断熱材10は内壁材8の取付け前に吹き付けなどで充填され、固化後平坦に仕上げて隙間ができないようにして内壁材8が取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような木材の支柱6を用いて内壁材8を支持する構造では、支柱としての木材の使用量が多く、使用する木材の含水量によっては支柱6の重量が重くなるとともに、支柱6の重量にバラツキが生じ、断熱性能も劣るという問題がある。
【0005】
また、支柱6の重量のバラツキによって車両重量が変化し、積載量も変化してしまうという問題がある。
【0006】
さらに、支柱6と外壁固定金具4との固定に釘を用いるため、生産性が悪いという問題もある。
【0007】
この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、支柱材の重量のバラツキを無くすとともに、軽減することで積載量を増大でき、断熱性および生産性の向上を図ることができる車両等の断熱荷室構造を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術が有する課題を解決するこの発明の請求項1記載の車両等の断熱荷室構造は、外壁材と内壁材の間に、支柱材および断熱材が設けられた車両等の断熱荷室構造であって、前記支柱材は、発泡性合成樹脂の押出成形により製作され、外壁材固定具への固定用凹部を設けて前記外壁材に前記外壁材固定具を介して取付けられており、前記内壁材は、前記支柱材に固定されており、前記断熱材は合成樹脂発泡材よりなり、前記内壁材が前記支柱材に固定される前または後に、吹き付けまたは充填されたものであることを特徴とするものである。
【0009】
この車両等の断熱荷室構造によれば、スチレンなどの発泡性合成樹脂で押出成形した支柱材に固定用凹部を形成して外壁材固定具へ、直接または他の部材を介して外壁材に取付け、この支柱材の内側に内壁材を取付け、内外壁材の間に、内壁材の取付け前または取付け後に合成樹脂発泡断熱材を設けるようにしており、スチレンなどの発泡性合成樹脂の押出成形による支柱材で含水の影響をなくし、しかも軽量化を図り、施工性の向上も図るようにしている。また、支柱材に固定用凹部を形成して外壁材固定具へ、直接または他の部材を介して取付けるようにしており、支柱材の外壁材固定具への取付けが一層容易になるようにしている。
【0011】
この車両等の断熱荷室構造によれば、支柱材に固定用凹部を形成して外壁材固定具へ、直接または他の部材を介して取付けるようにしており、支柱材の外壁材固定具への取付けが一層容易になるようにしている。
【0012】
さらに、この発明の請求項記載の車両等の断熱荷室構造は、請求項記載の構成に加え、前記支柱材の前記固定用凹部に、固定部材を介して、前記外壁材固定具に固定されることを特徴とするものである。
【0013】
この車両等の断熱荷室構造によれば、支柱材の固定用凹部を直接外壁材固定具に取付けること無く、固定部材を介して外壁材固定具に取付けるようにしており、外壁材固定具への支柱材の取付強度の一層の向上を図るようにしている。
【0014】
また、この発明の請求項記載の車両等の断熱荷室構造は、請求項1または2記載の構成に加え、前記支柱材の少なくとも前記固定用凹部周辺の発泡倍率を他の発泡倍率より小さくしたことを特徴とするものである。
【0015】
この車両等の断熱荷室構造によれば、支柱材の少なくとも固定用凹部周辺の発泡倍率を他の部分の発泡倍率より小さくするようにしており、この部分の強度向上を図りつつ支柱材全体の一層の軽量化を図るようにしている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a),(b)はこの発明の車両等の断熱荷室構造の一実施の形態にかかる側壁の部分斜視図および水平断面図である。
【0017】
この車両等の断熱荷室構造20では、外壁材21である波形アルミ板に、図示例のように上下方向に連続(あるいは図示しない上下方向一定間隔)したハット形の外壁材固定具としてステンレス製の外壁固定金具22がビス23で取付けられ、この外壁固定金具22の脚部22aに発泡性合成樹脂であるスチレン発泡樹脂で押出成形された支柱材24が取付けられ、さらにこのスチレン発泡樹脂で押出成形された支柱材24の内側に内壁材25が取付けられ、これら内外壁材21,25の間に発泡性合成樹脂などの発泡断熱材26が内壁材25の取付け前に吹き付けられたり、あるいは取付け後に充填されて構成される。
【0018】
このスチレン発泡樹脂で押出成形された支柱材24は、略矩形の断面の柱状に形成され、外壁材21が取付けられる外側面と内壁材25が取付けられる内側面が平面状とされており、両側面には、外壁固定金具22を上下方向に所定の間隔で固定するため固定用凹部27が形成してある。なお、この固定用凹部27を上下方向に間隔をあけること無く連続して形成するようにしても良い。
【0019】
なお、支柱材24に用いる発泡性合成樹脂としては、スチレン系樹脂やオレフィン系樹脂などが使用でき、それぞれの樹脂の単量体の単独重合体に限らず、他の樹脂の単量体との共重合体やブレンド樹脂も使用でき、それらにプロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサンなどの揮発性発泡剤や有機発泡剤を加えて押出機にて発泡成形される。
【0020】
例えば、スチレン系単量体には、単独のスチレンのほかに、α−メチルスチレン、エチルスチレン、p−クロロスチレンなどの置換スチレンが含まれる。また、共重合体の相手の単量体としては、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、ブチルメタクリレート、ブチルメタリレート、ブチルアクリレートなどの(メタ)アクリレート、並びにアクリルニトリル、ビニルトルエン、ビニルカルバゾールなどのビニル系単量体などが挙げられる。これらは単独で用いても、2種以上のものを併用しても良い。またさらに、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体及びその水素添加物及びそれらの樹脂、ポニフェニレン−エーテルなどの樹脂と上記スチレン単量体及び共重合体との重合体、ブレンド樹脂などを使用できる。
【0021】
オレフィン系樹脂であるポリプロピレンやポリエチレンなどの場合も同様に他の樹脂との共重合体やブレンド樹脂などを使用することができる。
【0022】
そして、この車両等の断熱荷室構造20では、固定用凹部27に直接外壁固定金具22を取付けずに、固定部材28を介して外壁固定金具22に支柱材24を取付ける。
【0023】
この固定部材28は、ステンレスなどの金属や合成樹脂などで、図示例のように、上下方向がある長さで作られたものを上下に複数個用いたり、あるいは上下方向に連続した長さに作られたものが上下に1個用いられ、その形状は、支柱材24の外側面と両側面に当てられる略断面コ字状の固定部材本体28aの両端部に突起部28bが形成されて支柱材24の固定用凹部27に挿入して両側から挾むようにして固定できるようになっており、固定部材本体28aの外側に外側面と略平行に外壁固定金具22の脚部22aの間隔よりわずかに広い間隔で押え部28cが形成され、脚部22aを外側から被せて押さえることができるように内側が開口し、開口部が狭く形成してある。
【0024】
なお、この固定部材28は、図1で明らかなように、上下を反転して用いることで外壁固定金具22の両方の脚部22aのいずれの取付けにも用いることができるようになっている。
【0025】
また、この固定部材28を用いて外壁固定金具22を固定することから、脚部22aの先端部外側に係止用突起22bが形成してある。
【0026】
このような固定部材28を介して外壁固定部材22に取付けられる支柱材24は、スチレン樹脂などの発泡性合成樹脂を用いて押出成形によって製造し、この発泡倍率を1.0以上、3.0以下の範囲とすることで、従来の木材の支柱と同等以上の強度を確保しつつ軽量化を図るようにしてある。
【0027】
また、支柱材24の発泡倍率は支柱材24の全体を同一にする場合に限らず、例えば図1(b)に示すように、支柱材24の両側面に固定用凹部27が形成される外側の半分の発泡倍率を他の部分に比べて小さくし、荷室の内側となる支柱材24の残りの内側半分の発泡倍率を他の部分に比べて大きくし、こうすることによって一層の強度向上と軽量化を図るようにしても良く、発泡倍率のことなるものを押出成形した後、スチレン用接着剤で接着したり、押出成形により表面が平坦になることから両面接着テープで接着することで製造することができる。
【0028】
内壁材25としては、アルミニウムなどの金属板など従来と同一の材料の平板が用いられる。
【0029】
また、外壁材21と内壁材25との間に充填される発泡断熱材26としては、硬質ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフオーム、ポリスチレンフォーム、ABSフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム、ポリオレフィンフォーム、EVAフォーム、PVCフォーム、ユリアフォーム、エポキシフォーム、ポリエステルフォーム、フォームラバーなどが用いることができるが、現場で充填発泡できる硬質ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォームが好ましく、特に発泡圧の小さい連通化硬質ポリウレタンフォームが好適である。
【0030】
このような発泡断熱材26は、内壁材25を取付ける前に充填発泡させ、固化後表面を平坦に仕上げて隙間ができないようにし、その後に内壁材25を取付ける場合でも、内壁材25を取り付けた後に外壁材21と内壁材25との間に充填発泡させる場合のいずれでも良く、発泡断熱材26の種類によって発泡圧力が異なることから発泡圧力による内壁材25の変形の発生などを考慮して適宜選定すれば良い。
【0031】
このような車両等の断熱荷室構造20は、次のようにして組み立てられる。
(1) 外壁材21の内側に上下方向に連続した外壁固定金具22を配置してビス23で取付ける。この外壁固定金具22は複数個を上下方向に一定間隔で配置したものを用いるようにしても良い。
【0032】
(2) 次に、支柱材24に予め上下方向に複数個の固定部材28を配置し、各固定部材28の固定部材本体28aを被せるようにして突起部28bを固定用凹部27に入れて取り付けておく。このとき、支柱材24が発泡性合成樹脂の押出成形品であることから表面が平坦であり、支柱材24と固定部材28との接触面に両面接着テープを貼って接着することで固定部材28を強固に取付ける。
【0033】
こうして、複数個の固定部材28が取付けられてユニットとされた支柱材24を外壁固定金具22の脚部22aに取付ける。
この外壁固定金具22へのユニット化された支柱材24の取付けは、固定部材28の押え部28cの間に脚部22aを位置させてプラスチックハンマーで叩き込むようにして取付ける。この場合にも固定部材28と外壁固定金具22との間に両面接着テープを貼り取付強度の向上を図るようにしても良い。
なお、外壁固定金具22を上下方向に一定間隔で複数個配置する場合には、これに対応して固定部材28を複数個支柱材24に取付けるようにしたり、上下方向全長にわたる1本の連続した固定部材28を支柱材24に取付けるようにすれば良い。
【0034】
そして、支柱材24の内側から釘29で固定部材28及び外壁固定金具22の脚部22aを貫通させて固定する。このとき、支柱材24と固定部材28との取付け及び固定部材28と外壁固定金具22との取付けに両面接着テープを用いているので、釘29の本数を従来に比べて大巾に減らすことができ、例えば従来支柱材24の1本当たり7本程度必要であったものを2本程度にすることができた。
【0035】
(3) こうして支柱材24まで組み立てた後、発泡断熱材26を現場施工によって吹き付けて充填発泡させる。この場合の発泡断熱材26の充填量は内壁材25の取付面を越えるように支柱材24より高くし、後工程で取付けられる内壁材25との間に隙間ができないようにする。
そして、発泡完了後、固化した発泡断熱材26の表面をグラインダーなどで削り落とすなどの加工を行って平坦面に仕上げる。
【0036】
(4) 発泡断熱材26を平坦に仕上げた後、支柱材24の内側に内壁材25を当て、釘30で固定することで組立が完了する。この場合にも支柱材24の内側面に両面接着テープを貼り内壁材25を取付けることで内壁材25を固定する釘30の本数を大巾に減らすようにしている。
このような車両等の断熱荷室構造20によれば、木材を使用する必要がないため、含水量などの影響による重量のバラツキが少なく、しかも木材に比べて軽量化を図ることができ、車両等の積載量を増大することができる。
【0037】
また、スチレンの発泡押出成形の支柱材24を用いることから、木材に比べてて断熱性能も向上できる。
【0038】
さらに、支柱材24と固定部材28とを予め組み立ててユニット化しておくことで、外壁固定金具22の脚部22aに叩き込むだけで取付けることができ、施工も容易となる。
【0039】
また、支柱材24の表面が平坦であり、木材の場合に使用できなかった両面接着テープの使用が可能となり、支柱材24と固定部材28及び外壁固定金具22とを取付ける釘29の本数や内壁材25を取付ける釘30の本数を大巾に減らすことができるとともに、その分だけ軽量化を図ることができ、施工も容易となる。
【0040】
次に、この発明の他の一実施の形態について図2(a),(b)により説明するが、既に説明した実施の形態と同一部分には、同一番号を記し、説明を省略する。
【0041】
この車両等の断熱荷室構造40では、支柱材41の形状が異なるとともに、固定部材を用いずに直接外壁固定金具22に支柱材41を取付けるようにしている。
【0042】
この支柱材41は、一方の側面に固定用凹部42が形成され、この固定用凹部42に外壁固定金具22の脚部22aを挿入して固定できるようになっている。
【0043】
したがって、この支柱材41でも固定用凹部42が形成される荷室の外側となる半分の発泡倍率を他の部分に比べて小さくし、荷室の内側となる支柱材41の残りの内側半分の発泡倍率を他の部分に比べて大きくし、こうすることによって一層の強度向上と軽量化を図るようにしても良く、発泡倍率のことなるものを押出成形した後、スチレン用接着剤で接着したり、両面接着テープで接着することで製造することができる。
なお、他の構成は既に説明した実施の形態と同一である。
【0044】
このような車両等の断熱荷室構造40は、次のようにして組み立てられる。
(1) 外壁材21の内側に上下方向連続した1本の外壁固定金具22を配置してビス23で取付ける。この外壁固定金具22は上下方向に複数個間隔をあけて取付けるようにしても良い。
【0045】
(2) この後、外壁材21に取付けられた外壁固定金具22の脚部22aに支柱材41の固定用凹部42を被せるようにして取付ける。
そして、支柱材41の内側から釘29で外壁固定金具22の脚部22aを貫通させて固定する。このとき、支柱材24の固定用凹部42の内面などの外壁固定金具22との接触面に両面接着テープを貼って取付強度を高めることで釘29の本数を大巾に減らすようにする。
【0046】
(3) こうして支柱材41まで組み立てた後、発泡断熱材26を現場施工によって吹き付けて充填発泡させ、充填量を支柱材24より高くしておく。
発泡完了後、支柱材24より高くなっている発泡断熱材26の表面をグラインダなどによって加工し平坦に仕上げる。
【0047】
(4) 発泡断熱材26の表面を平坦に仕上げた後、支柱材41の内側に内壁材25を当て、釘30で固定することで組立が完了する。この場合にも支柱材41の内側面に両面接着テープを張ることで内壁材25との取付強度を向上し、釘30の使用本数を大巾に減少する。
このような車両等の断熱荷室構造40によれば、部材点数も少なく、一層簡単に組み立てることができるほか、既に説明した上記実施の形態と同一の効果を奏する。
なお、上記の各実施の形態では、荷室の側壁を例に説明したが、天井や床部分へも同様に適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上、一実施の形態とともに具体的に説明したようにこの発明の請求項1記載の車両等の断熱荷室構造によれば、スチレンなどの発泡性合成樹脂で押出成形した支柱材に固定用凹部を形成して外壁材固定具へ、直接または他の部材を介して外壁材に取付け、この支柱材の内側に内壁材を取付け、内外壁材の間に、内壁材の取付け前または取付け後に合成樹脂発泡断熱材を設けるようにしたので、スチレンなどの発泡性合成樹脂の押出成形による支柱材で含水の影響がなく、しかも軽量化を図り、施工性の向上も図ることができる。また、支柱材に固定用凹部を形成して外壁材固定具へ、直接または他の部材を介して取付けるようにしたので、支柱材の外壁材固定具への取付けが一層容易になる。
【0050】
さらに、この発明の請求項記載の車両等の断熱荷室構造によれば、支柱材の固定用凹部を直接外壁材固定具に取付けること無く、固定部材を介して外壁材固定具に取付けるようにしたので、外壁材固定具への支柱材の取付強度の一層の向上を図ることができる。
【0051】
また、この発明の請求項記載の車両等の断熱荷室構造によれば、支柱材の少なくとも固定用凹部周辺の発泡倍率を他の部分の発泡倍率より小さくしたので、この部分の強度向上を図りつつ支柱材全体の一層の軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両等の断熱荷室構造の一実施の形態にかかる側壁の部分斜視図および水平断面図である。
【図2】この発明の車両等の断熱荷室構造の他の一実施の形態にかかる側壁の部分斜視図および水平断面図である。
【図3】この発明の車両等の断熱荷室構造が適用されるトラックの一部分を切り欠いて示す概略斜視図である。
【図4】従来の車両等の断熱荷室構造にかかる側壁の部分斜視図および水平断面図である。
【符号の説明】
20 車両等の断熱荷室構造
21 外壁材
22 外壁固定金具
22a 脚部
22b 係止用突起
23 ビス
24 支柱材
25 内壁材
26 発泡断熱材
27 固定用凹部
28 固定部材
28a 固定部材本体
28b 突起部
28c 押え部
29,30 釘
40 車両等の断熱荷室構造
41 支柱材
42 固定用凹部

Claims (3)

  1. 外壁材と内壁材の間に、支柱材および断熱材が設けられた車両等の断熱荷室構造であって、
    前記支柱材は、発泡性合成樹脂の押出成形により製作され、外壁材固定具への固定用凹部を設けて前記外壁材に前記外壁材固定具を介して取付けられており、
    前記内壁材は、前記支柱材に固定されており、前記断熱材は合成樹脂発泡材よりなり、
    前記内壁材が前記支柱材に固定される前または後に、吹き付けまたは充填されたものであることを特徴とする車両等の断熱荷室構造。
  2. 前記支柱材の前記固定用凹部に、固定部材を介して、前記外壁材固定具に固定されることを特徴とする請求項記載の車両等の断熱荷室構造。
  3. 前記支柱材の少なくとも前記固定用凹部周辺の発泡倍率を他の発泡倍率より小さくしたことを特徴とする請求項1または2記載の車両等の断熱荷室構造。
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