JP4117479B2 - 燃焼器の点火装置 - Google Patents

燃焼器の点火装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4117479B2
JP4117479B2 JP2003306641A JP2003306641A JP4117479B2 JP 4117479 B2 JP4117479 B2 JP 4117479B2 JP 2003306641 A JP2003306641 A JP 2003306641A JP 2003306641 A JP2003306641 A JP 2003306641A JP 4117479 B2 JP4117479 B2 JP 4117479B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
power supply
zero
trigger
timer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003306641A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005076946A (ja
Inventor
孝治 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2003306641A priority Critical patent/JP4117479B2/ja
Publication of JP2005076946A publication Critical patent/JP2005076946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4117479B2 publication Critical patent/JP4117479B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)

Description

本発明は、石油バーナーやガスバーナーなどの燃焼器に供せられる点火装置で、特に点火放電の間隔が電源周波数に同期するいわゆる電源同期式の点火装置に関するものである。
従来、この種の点火装置は、電源に交流電源を用いコンデンサに充電しておいた電荷をサイリスタなどのスイッチ素子で昇圧トランスの1次巻線に流して2次側の電極に高電圧火花を得るもので、通常半波整流回路でコンデンサを充電し逆位相の半波時にサイリスタをトリガーして充電電荷を放電するいわゆる電源同期式のものが、構成が単純で安価なため広く利用されている。しかし、火花放電が連続するため放電音を高く感じるという課題があった。そこで、その課題を解決するため、サイリスタのゲート部にCR時定数回路と印加電圧が所定以上になるとオンするダイアックで構成されるトリガー回路を設け約5〜100m秒間隔に1回サイリスタをオンする電源非同期式のものがある。しかし、電源非同期式のものは回路が複雑で大きくなり高価となるため、マイクロコンピュータを用いて電源同期式の点火回路のトリガー制御信号をゼロクロス電源信号に同期して間欠制御することで火花放電回数を減らし放電音の低減を図っているものもある(例えば、特許文献1)。
図4は、上記文献1に記載された従来の燃焼器の点火装置の回路構成を示すものである。図4において、1は交流電源、2は点火電極、3は点火装置で、交流電源1のS側が正の半サイクルでダイオード4と抵抗5を経由しコンデンサ6に電荷が充電され、次のR側が正になる半サイクルで抵抗7と抵抗8とでの分圧点にゲート端子を接続されたサイリスタ9がオンするので、コンデンサ6の電荷が昇圧トランス10、サイリスタ9、コンデンサ6と流れ、点火電極2間に火花放電が発生する。11はホトカップラのホトトランジスタ側11a端子が前記サイリスタ9のゲート−カソード間に接続されたトリガー回路である。12はゼロクロス検出回路で双方向LEDとホトトランジスタを配したホトカップラのLED側を交流電源1に接続し、ホトトランジスタ側の出力端子12aにはゼロクロス電源に同期したパルス信号が出力される。13はマイクロコンピュータで少なくとも前記ゼロクロス検出回路12、トリガー回路11が接続されている。
各部の波形を図5に示す。図5(a)の(1)は交流電源1の波形、同(2)はサイリスタ9のカソードKを基準にした交流電源1のR側の電圧(放電がない状態の波形を記載、放電サイクルではコンデンサ6の充電電圧分低下する)で、抵抗7と抵抗8とで分圧されサイリスタ9のゲートトリガー電圧としてサイリスタ9をオンする。サイリスタ9のトリガータイミングが交流電源1のS側からR側に切換わり(ア)からR側が最大(イ)となるまでの間(ウ)となるように抵抗7と抵抗8とを選択する。(3−a)はゼロクロス信号波形、(4−a)はマイクロコンピュータ13がゼロクロス信号に基づき制御する出力信号波形である。マイクロコンピュータ13はゼロクロス信号の6個を1周期として計数し、1〜2個目のゼロクロス信号で出力信号をHとし、3〜6個目のゼロクロス信号で出力信号をLとする。(5−a)はサイリスタ9のカソード−ゲート電圧波形であり、出力信号がHの時、トリガー回路11のLED11bの電流が遮断されホトトランジスタ11aがオフすることで(2)に示すR〜K電圧が(5−a)に示すG−K電圧としてサイリスタ9のゲートに伝達される。出力信号が間欠してHとなりサイリスタ9をオンするので、点火装置の火花放電(6−a)は電源周期を3分周したタイミングで発生する。図5(a)は交流電源1のS側が正となる時のゼロクロス信号(添え数字1)を基点に計数した場合の波形である。また図5(b)は交流電源1のR側が正となる時のゼロクロス信号(添え数字1)を基点に計数した場合の波形であり、同様に火花放電は交流電源1の周期を3分周したものとなっている。このように点火装置を間欠動作させることで火花放電回数を減らし火花放電音を軽減させている。
特公平6−54172号公報
しかしながら上記従来の構成では、サイリスタ9のゲート電圧となる図5(2)のR〜K電圧は、交流電源1のS側が正の時にコンデンサ6に充電した電圧を基準にR側を整流して加算されていくため、交流電源1すなわちゼロクロス信号と位相のずれが生じ、出力信号を電源周波数1サイクルの間Hとすると、(5−a)または(5−b)のG〜K電圧は2つの立ち上がりa波形とb波形、またはc波形とd波形を持つようになる。抵抗7と抵抗8は(2)R〜K電圧の(ウ)の時期に放電するように設計してあるので、通常は(5−a)または(5−b)のG〜K電圧のb波形またはc波形でサイリスタ9は動作する。しかし、サイリスタ9のゲートトリガー電圧の素子間のばらつき、ゲートトリガー電圧の温度特性、交流電源1の電圧変動、抵抗7や抵抗8のばらつきなどの変動要因により、交流電源1のS>R領域すなわち(5−a)または(5−b)のG〜K電圧のa波形またはd波形でサイリスタ9が動作する可能性がある。例えば、a波形でサイリスタ9が誤動作すると、コンデンサ6をS側のA波形で充電した電荷で放電し、更にその後のS側のB波形での充電電荷をb波形で再放電することとなる。図5(b)における交流電源1のC波形とG−K電圧のc波形、交流電源1のD波形とG−K電圧のd波形の関係についても同様でありる。このように、点火装置3の各種変動要因によって連続放電による誤放電が生じる可能性があり、火花放電音が不規則に聞こえ使用者に不安感を与えてしまう欠点がある。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、単純な構造で安価の電源同期式の点火装置を用い間欠放電して放電音を軽減するとともに、誤放電のない安定した放電で放電音を均一化することで安心感のある燃焼器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の燃焼器の点火装置は、交流電源の半サイクル期間に充電されたコンデンサの電荷をスイッチ素子で放電させる構成の点火回路と、ゼロクロス電源に同期したゼロクロス信号をn回分周し、分周信号から交流電源の位相角の概π/2相当時間後に概π相当時間だけスイッチ素子のトリガー信号を出力するようにしたものである。
上記発明によれば、電源同期式の点火装置を用いて、ゼロクロス信号のn回分周の周期でトリガー信号を出力して間欠放電し、サイリスタのトリガー信号をゼロクロス信号より位相角で概π/2遅らせて概πの間出力するので、1回のトリガー信号出力期間においてトリガー電圧波形の立ち上がりが1回となる。
以上のように本発明によれば、構成が簡素で安価な電源同期式の点火装置を利用し、間欠放電動作で火花放電音を軽減するとともに、放電タイミングでの連続的な誤放電を防ぎ放電音を均一に安定させることができる。
請求項1に記載の発明は、交流電源の半サイクル期間に充電されたコンデンサの電荷をサイリスタ等のスイッチ素子で放電させることにより、該放電電流を昇圧トランスの1次巻線に流して前記昇圧トランスの二次巻線側に高電圧を得る点火回路と、交流電源の逆側の半サイクルを整流して前記コンデンサの充電電圧に加算して分圧した電圧により前記点火装置のスイッチ素子を動作させるトリガー回路と、前記スイッチ素子へのトリガー信号をゼロクロス電源に同期させるための信号を出力するゼロクロス検出回路と、少なくとも前記ゼロクロス信号を受けて前記トリガー回路に動作タイミングを指示するマイクロコンピュータを備えた燃焼器の点火装置であって、該マイクロコンピュータは前記ゼロクロス信号をn回分周する分周手段と、前記分周信号に同期して起動する第1のタイマ手段と、この第1のタイマがタイマアップすると起動する第2のタイマ手段と、前記点火回路動作時は第2のタイマ手段がカウント動作中のみ前記トリガー回路を動作させるトリガー信号とを備え、前記第1のタイマは交流電源の位相角の概π/2相当時間とし、前記第2のタイマは交流電源の位相角の概π相当時間としたことを特徴とするものである。
そして、電源同期式の点火装置を用いて、マイクロコンピュータでゼロクロス信号のn回分周の周期でサイリスタのトリガー信号を出力し間欠放電することができるので、簡単な構成で安価に火花放電音を軽減することができる。
また、サイリスタのトリガー信号をゼロクロス信号より位相角で概π/2遅らせて概πの間出力するので、1回のトリガー信号出力期間においてトリガー電圧波形の立ち上がりが1回となり、誤放電がなくなり安定した均一の火花放電音となり、使用者に不安感を与えないようにすることができる。
請求項2に記載の発明は、ゼロクロス信号の分周手段はゼロクロス信号を6から10分周することを特徴とするものである。
そして、火花放電回数が電源周期式の1/3〜1/5となり、火花放電音を軽減させると共に、供給される燃料に点火するために必要な放電エネルギーが確保され安定した点火動作を行うことができる。
以下、本発明の一実施例をガスファンヒーターに適応した場合について図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
図1は、本発明の一実施例における燃焼器の点火装置の回路構成を示すものである。図において、19はバーナー、20はバーナー19にガスを供給するガス導管、21はガスの供給を開閉する電磁弁、22はガス量を調節する電磁比例弁、23は炎24を検出する熱電対からなる炎センサーである。バーナー19への点火は、電磁弁21と電磁比例弁22を開放しガス導管20よりバーナー19にガスを供給した状態で点火電極2で火花放電するよう点火装置3を動作させ、炎センサー23が炎24を検出した時点で点火装置3を停止する。14はマイクロコンピュータで少なくとも交流電源1のゼロクロス信号を検出するゼロクロス検出回路12が端子I0に、点火装置3のサイリスタ9へトリガー電圧を与えるトリガー回路11が端子Oiに接続されている。15は前記ゼロクロス信号をn回分周しゼロクロスの分周信号を出力する分周手段、16は前記分周信号により起動しT1時間をカウントする第1のタイマ手段、17は第1のタイマ手段のカウントアップにより起動しT2時間をカウントする第2のタイマ手段、18は第2のタイマ手段がカウント中に前記トリガー回路をオンしサイリスタ9にトリガーゲート電圧を与えるトリガー信号制御手段であり、これらはマイクロコンピュータ14の内部処理にて構成される。トリガー信号出力手段18がH(例えば5V)を出力した時、トリガー回路11のLED11bは電流が遮断されホトトランジスタ11aがオフしてサイリスタ9のゲート〜カソード間にR〜K電圧を抵抗7と抵抗8とで分圧した電圧が印加されサイリスタ9はスイッチングし、コンデンサ6の充電電荷が昇圧トランス10の一次巻線に流れ2次側に高電圧(14〜18kV)を誘起し点火電極2で火花放電を行う。また、L(例えば0V)を出力した時、LED11bに電流流れホトトランジスタ11aがオンしてサイリスタ9のゲート〜カソード間がショートされサイリスタ9はオフを継続しコンデンサ6の放電経路が形成されず火花放電は発生しない。第1のタイマT1は交流電源1の位相角で概π/2に相当する時間であり、50Hz電源の場合は約5m秒、60Hzの場合は約4.2秒とし、また、第1のタイマT1は交流電源1の位相角で概πに相当する時間であり、50Hz電源の場合は約10m秒、60Hzの場合は約8.3秒とする。
図2にマイクロコンピュータ14の内部処理を示すフローチャートを示す。図2(a)は電源周波数判定の処理で、最初のゼロクロス信号を検出(S1)したら、次のゼロクロス信号を検出(S3)するまで内部タイマをカウント(S2)し、内部タイマ値が概10秒(S4)ならば電源周波数を50Hz(S5)とし、内部タイマ値が概8.3秒(S6)ならば電源周波数を60Hz(S7)とする。図2(b)はゼロクロス信号の分周判定の処理で、まず分周カウンタに分周値nを設定(S8)し、ゼロクロス信号を検出(S9)したら分周カウンタに1を加算(S10)する。加算後、分周カウンタ値と分周値nとを比較(S11)し、カウンタ値がn以下ならば次のゼロクロス信号の検出(S9)をし、nより大きければ分周カウンタに1を設定(S12)し、ゼロクロスn分周信号を出力(S13)し、次のゼロクロス信号の検出(S9)をする。図2(c)はタイマの処理で、前記のゼロクロスn分周信号を検出(S14)したら、前記電源周波数判定で確定した電源周波数(S15)に従い第1タイマを設定する。50HzならばT1=約5m秒(S16)、60HzならばT1=4.2m秒(S17)とし、第1タイマのカウントを開始(S18)する。その後、第1タイマのカウントアップを判定(S19)したら第1タイマを停止(S20)し、電源周波数(S21)に従い第2タイマを設定する。50HzならばT2=約10m秒(S22)、60HzならばT2=約8.3m秒(S23)とし、第2タイマのカウントを開始(S24)する。その後、第2タイマのカウントアップを判定(S25)したら第2タイマを停止(S20)し、ゼロクロスn分周信号の検出(S14)にもどる。図2(d)はトリガー信号制御の処理で、点火指示から炎センサー23が炎24を検出するまでの点火回路動作時(S27)であり、且つ前記タイマ処理における第2タイマカウント中(S24〜S25)は、トリガー信号をH(S29)とし、それ以外はL(S30)とする。
図3に本発明の実施例における点火装置の各部波形図を示す。図3(a)の(1)は交流電源1の波形、同(2)はサイリスタ9のカソードを基準にしたR〜K電圧(放電がない状態の波形を記載、放電サイクルではコンデンサ6の充電電圧分低下する)で抵抗7と抵抗8とで分圧されサイリスタ9のゲートトリガー電圧としてサイリスタ9をオンする。(3−a)はゼロクロス信号波形であり、(4−a)は分周手段15が出力するゼロクロス信号の6分周信号であり、交流電源1のS側が正となるタイミングのゼロクロス信号(添え数字1)で分周した場合を示している。(5−a)はトリガ信号制御手段18の出力信号であり、6分周信号からT1(位相角90°相当時間)後、T2(位相角180°相当時間)間Hを出力し、トリガ回路11であるホトトランジスタ11aをオフし(2)R〜K電圧(斜線部分)をサイリスタ9のゲートに伝達する。(6−a)に示すトリガー電圧(G〜K電圧)がサイリスタ9のゲートに印加されコンデンサ6の充電電荷が放出され、(7−a)のようにゼロクロス信号を6分周したタイミングで火花放電が発生する。出力信号がH出力においては、(1)交流電源1はS側の最大値からR側の最大値へ変化し、(2)R〜K電圧は最小値から最大値に変化する。(1)交流電源1のS側のA波形が充電したコンデンサ6の電荷を(6−a)G〜K電圧のa波形が交流電源1のR側が正に立ち上がるタイミング(180°以降)で放電する。G〜K電圧波形はコンデンサ6の電荷が放電直後コンデンサ充電電圧分低下し交流電源1のR側が最大となる(270°)まで上昇する。ここで(5−a)出力信号がLとなり、(1)交流電源1の次のS側のB波形がコンデンサ6を充電する前にトリガー信号が無くなる。出力信号H出力中には1度の放電機会しか与えられない構成となり、誤トリガーによる連続放電が生じるような誤放電の可能性をなくすことができる。
次に、図3(b)の(4−b)は分周手段15が出力するゼロクロス信号の6分周信号であり、交流電源1のR側が正となるタイミングのゼロクロス信号(添え数字1)で分周した場合を示している。(5−b)はトリガ信号制御手段18の出力信号であり、6分周信号からT1(位相角90°相当時間)後、T2(位相角180°相当時間)間Hを出力し、(2)R〜K電圧(斜線部分)をサイリスタ9のゲートに伝達する。出力信号がH出力においては、(1)交流電源1はR側の最大値からS側の最大値へ変化し、(2)R〜K電圧は最大値から最小値に変化する。(1)交流電源1のS側のC波形が充電したコンデンサ6の電荷を(6−b)G〜K電圧のc波形が出力信号がHとなったタイミング(90°)で放電する。G〜K電圧波形はコンデンサ6の電荷が放電直後コンデンサ充電電圧分低下し交流電源1のR側が最小となる(180°)まで減少する。その後、交流電源1の次のS側のD波形が立ち上がりコンデンサ6が充電を開始するが、D波形が最大値となる(270°)までは(6−b)G〜K電圧はゼロを継続し、D波形が最大となったタイミングで出力信号はLとなり、 充電を開始したD波形を放電することはない。この場合も図3(a)同様に、出力信号H出力中には1度の放電機会しか与えられない構成となり、誤トリガーによる連続放電が生じるような誤放電の可能性をなくすことができる。
また、T1およびT2のタイマ分解能が大きく位相角π/2およびπ相当の時間が厳密に実現できなくても、(6−aまたはb)G〜K電圧は正弦波の緩やかな変化に従うため、サイリスタ9のゲートトリガー電圧を超えるほどの波形の立ち上がりは生じない。そのため、T1、T2を位相角に対し概ねの時間としても誤放電には至らない。
このようにトリガー回路11の動作期間をトリガー電圧が最小値から最大値へまたは最大値から最小値へ変化する位相角180°相当の期間に限定しトリガ電圧のピークを1にすることで、従来例であった部品の特性ばらつきや温度特性や電源電圧変動などによる誤放電がなくなり、均一で安定したな放電を繰り返すことができる。
また、分周値nは、ゼロクロスn分周信号の周期=位相角:nπがT1+T2=位相角:1.5πより大きくなる必要があり、分周値nの取り得る最小値は2であり、その際は電源周波数同期で放電することになる。本実施例では分周値nを6として実現しており、電源周波数の1/3の放電回数としてある。これは、間欠放電による放電音の低減に配慮する一方、確実に安定した点火をするための放電エネルギーを確保する必要があり、実験的に6から10分周した電源周波数の1/3から1/5の点火回数が必要となっている。
本発明の一実施例における点火装置の回路構成図 同点火装置のマイクロコンピュータの内部処理を示すフローチャート 同点火装置の各部波形図 従来の点火装置の回路構成図 従来の点火装置の各部波形図
符号の説明
1 交流電源
3 点火装置
4 ダイオード(整流素子)
6 コンデンサ
7 抵抗器
8 抵抗器
9 サイリスタ(スイッチ素子)
10 昇圧トランス
11 トリガー回路
12 ゼロクロス検出回路
14 マイクロコンピュータ
15 分周手段
16 第1のタイマ手段
17 第2のタイマ手段
18 トリガ信号(トリガ信号制御手段)

Claims (2)

  1. 交流電源の半サイクル期間に充電されたコンデンサの電荷をサイリスタ等のスイッチ素子で放電させることにより、放電電流を昇圧トランスの1次巻線に流して前記昇圧トランスの二次巻線側に高電圧を得る点火回路と、交流電源の逆側の半サイクルを整流して前記コンデンサの充電電圧に加算して分圧した電圧により前記点火装置のスイッチ素子を動作させるトリガー回路と、前記スイッチ素子へのトリガー信号をゼロクロス電源に同期させるための信号を出力するゼロクロス検出回路と、少なくとも前記ゼロクロス信号を受けて前記トリガー回路に動作タイミングを指示するマイクロコンピュータを備えた燃焼器の点火装置であって、該マイクロコンピュータは前記ゼロクロス信号をn分周する分周手段と、前記分周信号に同期して起動する第1のタイマ手段と、この第1のタイマがタイムアップすると起動する第2のタイマ手段と、前記点火回路動作時は第2のタイマ手段がカウント動作中のみ前記トリガー回路を動作させるトリガー信号とを有し、前記第1のタイマは交流電源の位相角の概π/2相当時間とし、前記第2のタイマは交流電源の位相角の概π相当時間とした燃焼器の点火装置。
  2. 分周手段はゼロクロス信号を6から10分周する請求項1記載の燃焼器の点火装置。
JP2003306641A 2003-08-29 2003-08-29 燃焼器の点火装置 Expired - Fee Related JP4117479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003306641A JP4117479B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 燃焼器の点火装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003306641A JP4117479B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 燃焼器の点火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005076946A JP2005076946A (ja) 2005-03-24
JP4117479B2 true JP4117479B2 (ja) 2008-07-16

Family

ID=34409671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003306641A Expired - Fee Related JP4117479B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 燃焼器の点火装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4117479B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005076946A (ja) 2005-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6774610B2 (en) AC voltage regulator apparatus and method
US5994883A (en) Alternating current power control device
JP4117479B2 (ja) 燃焼器の点火装置
JP4225047B2 (ja) 電力制御装置および電力制御方法
US7196478B2 (en) Circuit arrangement
EP2245908B1 (en) Device for controlling a discharge lamp
US20110050115A1 (en) Method and igniter for igniting a gas discharge lamp
JP2006317123A (ja) 燃焼器の点火装置
CN1781343B (zh) 具有调节的点火电压的点火电路
USRE29204E (en) Controlled high voltage lighting system for gaseous-discharge lamps
US8395333B2 (en) Electro magnetic ballast for a gas discharge lamp
JPH0728535A (ja) 電源回路
JPH08171842A (ja) リレー制御回路
JPH0722603Y2 (ja) 点火装置
JPH0654171B2 (ja) 燃焼器の点火装置
JP2006017068A (ja) 内燃機関用点火装置の点火時点制御方法と点火時点制御装置。
JPS5922101A (ja) 燃焼制御回路
JPH0654172B2 (ja) 燃焼器の点火装置
JP2018057204A (ja) 交流モータの制御装置
JPH03109613A (ja) 温度制御装置
JPS617589A (ja) 高周波加熱装置
JPH07235384A (ja) 放電灯点灯装置
JPS6322039B2 (ja)
JPH03230021A (ja) 燃焼器の点火装置
JPH0945484A (ja) 放電灯点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060524

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060613

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130502

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130502

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees