JP4117137B2 - 浴室用環境情報の発生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入浴者が心地良い環境で入浴できるようにするための浴室用環境情報の発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、不況やリストラ、スピード社会等の影響により、ストレスを解消するために入浴中にリラックスしたいという要求が増大している。具体的には、入浴者が浴室用環境情報として音楽等を聴きながら、ぬるめの湯に長時間入ってリラックスするような形態が考えられる。
かかる浴室用環境情報の発生装置の従来技術として、例えば特許第2928580号公報(第1の従来技術とする)には、入浴に伴って浴槽内の水位上昇が検出されると、予め登録した音楽等を浴室リモコンに内蔵したスピーカーから浴室内に流し、水位低下が検出されると音楽等の再生を停止させるようにした技術が開示されている。
又、特許第2594217号公報(第2の従来技術とする)には、入浴中の入浴者の心電図や心拍数等を計測し、その計測信号を基準値と比較することによって判断される入浴者の状態に応じて、音響装置のオンオフ制御、強弱制御、音色の種類の制御を行うようにした技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記第1の従来技術では、入浴者のストレス等の状態とは無関係に、予め登録されている決まった音楽等を入浴中に流すだけであるため、インタラクティブ性に欠け、その結果、極力長時間の入浴を持続させてリラックス効果を高めることが難しいという問題があった。
第2の従来技術では、心電図等の計測信号から判断される入浴者の生理的、心理的な状態に応じて音響装置の制御を行うものであるため、インタラクティブ性は有するが、浴室内において検出される浴室情報が、入浴者の心電図等の生体情報に限られているため、リラックス効果を高める上で必ずしも十分でないという問題があった。また、この第2の従来技術では、音響装置の制御において、選曲や音量調整を行うようにしているが、音のリズムや楽曲のテンポを変更することはできなかった。
【0004】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、浴室内における入浴者を含む種々の状況を把握するための浴室情報に基づいて、より適切な浴室用環境情報を発生させることができる浴室用環境情報の発生装置を提供することである。
さらに、上記浴室用環境情報によって、浴室内の状況を外部から判断できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明に係る浴室用環境情報の発生装置の第一の特徴構成は、浴室内に音響を放出する音響手段が設けられるとともに、浴室内における入浴者の動作を、浴室内の振動、浴槽内の湯水の圧力、浴槽内の湯水の水位変化もしくは圧力変化の振幅値に基づいて検出する動作検出手段が設けられ、前記動作検出手段により検出される前記入浴者の動作の検出情報に基づいて、前記音響手段にて浴室内に放出される音響の特性を調整する調整制御を実行する制御手段を設けた点にある。
【0006】
同第二の特徴構成は、前記動作検出手段が、前記入浴者の動作を、浴室内に設定した複数の検出領域で発生する前記振動として各別に検出可能に構成され、
前記制御手段が、前記調整制御として、前記振動の検出された検出領域に対応させた調整内容を実行するように構成されている点にある。
【0007】
同第三の特徴構成は、前記動作検出手段が、前記入浴者の動作を、前記振動の強度として検出可能に構成され、前記制御手段が、前記振動の強度に応じて前記調整内容を補正するように構成されている点にある。
【0008】
同第四の特徴構成は、前記動作検出手段が、前記複数の検出領域を浴槽の縁部に設定して、その複数の検出領域で発生した前記振動を浴槽の異なる位置で検出する複数の振動検出センサを備えている構成されている点にある。
【0009】
同第五の特徴構成は、前記動作検出手段が、前記複数の検出領域を浴槽内の湯面上又は水中に設定して、その複数の検出領域で発生した振動を浴槽内の異なる位置で検出する複数の振動検出センサを備えている点にある。
【0010】
同第六の特徴構成は、前記制御手段が、前記調整内容として、前記音響手段にて各検出領域に対応させて互いに異なる特性の音響を放出させるように構成されている点にある。
【0011】
同第七の特徴構成は、前記浴槽内の湯水の圧力を検出する水圧検出手段が設けられ、前記動作検出手段が、前記入浴者の動作を、前記水圧検出手段により検出される湯水の圧力の検出情報に基づいて検出可能に構成され、前記制御手段が、前記水圧検出手段の検出情報に基づいて、前記調整制御を実行するように構成されている点にある。
【0012】
同第八の特徴構成は、前記制御手段が、前記調整制御として、前記浴槽内の湯水の水位変化もしくは圧力変化の振幅値に応じた調整内容を実行するように構成されている点にある。
【0013】
同第九の特徴構成は、入浴者の生体情報を検出する生体情報検出手段がさらに設けられ、
前記制御手段が、前記生体情報検出手段にて検出される入浴者の生体情報をも用いて、前記調整制御を実行するように構成されている点にある。
【0014】
同第十の特徴構成は、前記生体情報検出手段が、浴槽内壁面に設置された複数の心電図電極に現れる電気信号から生成した入浴者の心電図情報を前記生体情報として検出する浴槽心電計にて構成されている点にある。
【0015】
同第十一の特徴構成は、浴室の外部に音響を放出する浴室外音響手段が設けられ、
前記制御手段が、前記動作検出手段により検出される前記入浴者の動作の検出情報に基づいて、前記浴室外音響手段にて浴室の外部に放出される音響の特性を調整するように構成されている点にある。
【0016】
同第十二の特徴構成は、浴室内を照明する照明手段が設けられ、前記制御手段が、さらに、前記動作検出手段により検出される前記入浴者の動作の検出情報に基づいて、前記照明手段にて照明される浴室内の照明の特性を調整するように構成されている点にある。
【0017】
同第十三の特徴構成は、浴室の外部を照明する浴室外照明手段がさらに設けられ、前記制御手段が、前記動作検出手段により検出される前記入浴者の動作の検出情報に基づいて、前記浴室外照明手段にて照明される浴室の外部の照明の特性を調整するように構成されている点にある。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
以下に作用並びに効果を説明する。
本発明の第一の特徴構成によれば、浴室内の振動、浴槽内の湯水の圧力、浴槽内の湯水の水位変化もしくは圧力変化の振幅値に基づいて検出される入浴者の動作の検出情報に基づいて、音響手段にて浴室内に放出される音響の特性が調整制御される。
すなわち、上記入浴者の動作の検出情報により浴室内における入浴者を含む種々の状況が把握され、それらの状況に応じて浴室内に放出される音響の特性が調整される。
従って、音響手段により浴室内に放出させる音響の特性を浴室内における入浴者及び入浴者をとりまく種々の状況に応じて調整することで、入浴者をリラックスさせるためのより適切な浴室用環境情報として、浴室内に適切に調整された音響を放出させることができる浴室用環境情報の発生装置が提供される。
この浴室用環境情報の発生装置を用いれば、入浴者に対して浴室内の振動若しくは浴槽内の湯水の状態と調和するような、換言すると入浴者に対してその意志や感情等と調和するような浴室用環境情報を与えて適切にリラックスさせることができる。
【0022】
同第二の特徴構成によれば、入浴者の動作が、浴室内に設定した複数の検出領域で発生する振動として各別に検出され、前記調整制御として、その振動が検出された検出領域に対応させた調整内容が実行される。
すなわち、上記複数の検出領域には予め所定の調整内容が対応づけられており、浴室内における入浴者の動作によって上記複数の検出領域のうちのいずれかの検出領域で振動が発生すると、その検出領域に対応させた調整内容で浴室内に放出される音響の特性等が調整される。
従って、入浴者が上記複数の検出領域のうちで実行させたい調整内容に対応づけた検出領域で振動を発生させる動作を行うと、その振動の発生タイミングに合わせて入浴者の希望する調整内容で浴室内に放出される音響の特性等が調整されるので、入浴者の意志や感情等に一層調和した状態で浴室用環境情報を発生させて、一層適切にリラックスさせることができる。
【0023】
同第三の特徴構成によれば、入浴者の動作が、前記複数の検出領域で発生する振動の強度として検出され、その各検出領域で発生する振動の強度に応じて、その振動が検出された検出領域に対応させた調整内容が補正される。
すなわち、入浴者が希望する調整内容に対応した検出領域で振動を発生させるときに振動の強度を変化させると、その振動の強度に応じて補正された調整内容で、浴室内に放出される音響の特性等が調整される。
従って、例えば上記振動の強度が大きいときは、音響手段で大なる音響を放出させたる一方、上記振動の強度が小さいときは、音響手段で放出させる音響を小さくするような調整が可能となるので、入浴者の意志や感情等により一層調和した状態で浴室用環境情報を発生させることができる。
【0024】
同第四の特徴構成によれば、浴槽の縁部に設定した複数の検出領域で発生した振動が浴槽の異なる位置に備えた複数の振動検出センサによって検出され、その複数の振動検出センサの振動検出情報に基づいて浴槽の縁部に設定した複数の検出領域のいずれで振動が発生したかが特定される。
すなわち、入浴者が手等を使って浴槽の縁部の検出領域を叩いて振動を発生させると、その振動が浴槽を伝播して異なる位置の複数の振動検出センサによって検出されて振動が発生した検出領域が特定され、その特定された検出領域に対応させた調整内容で浴室内に放出される音響の特性等が調整される。
従って、入浴者が浴槽内に入浴した楽な姿勢状態でリラックスしながら、手等で浴槽の縁部を叩く動作により所望の浴室用環境情報を発生させて、リラックス効果を高めることが可能となる。
【0025】
同第五の特徴構成によれば、浴槽内の湯面上又は水中に設定した複数の検出領域で発生した振動が浴槽内の異なる位置に備えた複数の振動検出センサによって検出され、その複数の振動検出センサの振動検出情報に基づいて浴槽内の湯面上又は水中に設定した複数の検出領域のいずれで振動が発生したかが特定される。
すなわち、入浴者が手等を使って浴槽内の湯面上又は水中の検出領域を叩いて振動を発生させると、その振動が浴槽内を伝播して異なる位置の複数の振動検出センサによって検出されて振動が発生した検出領域が特定され、その特定された検出領域に対応させた調整内容で浴室内に放出される音響の特性等が調整される。
従って、入浴者が浴槽内に入浴した楽な姿勢状態でリラックスしながら、手等で湯面上又は水中を叩く動作により所望の浴室用環境情報を発生させて、リラックス効果を高めることが可能となる。
【0026】
同第六の特徴構成によれば、前記複数の検出領域での振動が検出されると、音響手段によって各検出領域に対応させて互いに異なる特性の音響が放出される。
従って、入浴者が手等の動作によって各検出領域で振動を発生させると、各検出領域に対応させて互いに異なる特性の音響が放出されるので、例えばそれらの異なる特性の音響を異なる楽器の音色に対応させることにより、入浴状態であたかも楽器を奏でて所望の音楽を発生させるようにして、より一層大きなリラックス効果を得ることが可能となる。
【0027】
同第七の特徴構成によれば、浴槽内の湯水の圧力が検出され、その浴槽内の湯水の圧力の検出情報を用いて入浴者の動作が検出され、前記調整制御が実行される。
すなわち、上記浴槽内の湯水の圧力により浴室内における入浴者をとりまく状況が把握され、その浴槽内の湯水の圧力に応じて浴室内に放出される音響の特性が調整される。
従って、音響手段により浴室内に放出させる音響の特性を浴槽内の湯水の圧力に応じて調整することで、入浴者に加わる浴槽内の湯水の圧力と調和するような浴室用環境情報を与えて適切にリラックスさせることができる。
【0028】
同第八の特徴構成によれば、浴槽内の湯水の水位変化もしくは圧力変化の振幅値に応じた調整内容で前記調整制御が実行される。
すなわち、上記浴槽内の湯水の水位変化もしくは圧力変化により、入浴者の動作に現われる意思や感情等並びに入浴者をとりまく状況が把握される。
従って、音響手段により浴室内に放出させる音響の特性を浴槽内の湯水の水位変化もしくは圧力変化の振幅値に応じて調整する場合に、浴槽内の湯水の水位変化もしくは圧力変化に現われる入浴者の意思や感情等並びに入浴者をとりまく状況に一層適正に調和するような浴室用環境情報を与えて適切にリラックスさせることができる。
【0029】
同第九の特徴構成によれば、制御手段が、音響手段にて浴室内に放出される音響の特性を調整する調整制御を実行することに加えて、入浴者の生体情報が検出され、その入浴者の生体情報をも用いて、前記調整制御が実行される。
すなわち、入浴者の生体情報により入浴者の生理的及び心理的な状況が把握され、その入浴者の生体情報に応じて、浴室内に放出される音響の特性が調整される。
従って、入浴者の生理的及び心理的な状況と調和するような浴室用環境情報を与えて、入浴者をより適切にリラックスさせることができる。
【0030】
同第十の特徴構成によれば、入浴者の生体情報として、浴槽内壁面に設置された複数の心電図電極に現れる電気信号から生成した入浴者の心電図情報が検出される。
すなわち、入浴者の心電図情報により入浴者の心臓の動きに現れる生理的及び心理的な状況が把握され、その入浴者の心電図情報に応じて、浴室内に放出される音響の特性が調整される。
従って、入浴者の心臓の動きに現れる生理的及び心理的な状況と調和するような浴室用環境情報を与えて、入浴者をより適切にリラックスさせることができる。
【0031】
同第十一の特徴構成によれば、制御手段が、音響手段にて浴室内に放出される音響の特性を調整する調整制御を実行することに加えて、動作検出手段により検出される入浴者の動作の検出情報に基づいて、浴室外音響手段にて浴室の外部に放出される音響の特性が調整される。
従って、例えば台所リモコンを利用した浴室外音響手段によって浴室の外部に放出される音響の特性を、浴室内における入浴者及び入浴者をとりまく種々の状況に応じて調整することで、家人等の外部者がその浴室外に放出される音響の特性から、浴室内部の状況(異常の発生等)を判断することできる効果がある。この場合に、浴室内の音をマイク等によって直接聞くことは、プライバシーの点で問題があるが、上述のように、浴室情報に基づいて調整された音響により、浴室内の状況を間接的に知らせるようにするのでプライバシーの問題も回避される。
【0032】
同第十二の特徴構成によれば、制御手段が、音響手段にて浴室内に放出される音響の特性を調整する調整制御を実行することに加えて、動作検出手段により検出される入浴者の動作の検出情報に基づいて、前記照明手段にて照明される浴室内の照明の特性が調整制御される。
すなわち、上記入浴者の動作の検出情報により浴室内における入浴者を含む種々の状況が把握され、それらの状況に応じて、浴室内に放出される音響の特性と浴室内の照明の特性が調整される。
従って、音響手段にて浴室内に放出される音響の特性及び照明手段にて照明される浴室内の照明の特性を、浴室内における入浴者及び入浴者をとりまく種々の状況に応じて調整することで、入浴者をリラックスさせるためのより適切な浴室用環境情報として、浴室内に適切に調整された音響及び照明状態を発生させることができる浴室用環境情報の発生装置が提供される。
尚、この場合にも、浴室外に洩れる照明光によって浴室内の照明状態を外部から観察するようにして、浴室内の状況(異常の発生等)を外部から判断することできる効果がある。
【0033】
同第十三の特徴構成によれば、制御手段が、音響手段にて浴室内に放出される音響の特性を調整する調整制御を実行することに加えて、動作検出手段により検出される入浴者の動作の検出情報に基づいて、浴室外照明手段にて照明される浴室の外部の照明の特性が調整される。
すなわち、上記入浴者の動作の検出情報により把握される浴室内における入浴者を含む種々の状況に応じて、浴室の外部の照明の特性が調整される。
従って、例えば浴室の前の洗面室の照明灯、または寝室やリビングルームの白熱ランプを利用した浴室外照明手段によって照明される浴室の外部(洗面室等)の照明の特性を、浴室内における入浴者及び入浴者をとりまく種々の状況に応じて調整することで、家人等の外部者がその浴室外部の照明の特性から、浴室内部の状況(異常の発生等)を判断することできる効果がある。この場合にも同様に、動作検出手段により検出される入浴者の動作の検出情報に基づいて調整された浴室外の照明状態により、浴室内の状況を間接的に知らせるようにするのでプライバシーの問題も回避される。
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
本発明に係る浴室用環境情報の発生装置の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、水道から供給される水をガス燃焼式のバーナにて加熱した湯を給湯路6を通して浴室9内の浴槽5に給湯するための給湯機Kに、給湯部1と、その給湯部1の運転を制御するためのコントローラ2とが設けられ、さらに、そのコントローラ2に夫々通信可能に接続された風呂リモコン3及び台所リモコン4等が設けられて、自動給湯風呂が構成されている。尚、風呂リモコン3は浴室9の横壁部に設置されている。
【0038】
前記浴槽5内の水位を検出する水位センサ7が設けられ、この水位センサ7の検出情報が前記コントローラ2に入力されている。水位センサ7は、具体的には、前記給湯路6の浴槽5への連通箇所に設けられた圧力センサにて構成されている。すなわち、浴槽5内の水位が上昇すると、圧力センサにて検出される圧力が高くなるので、その圧力検出値に基づいて浴槽5内の水位が検出される。
従って、上記水位センサ7によって、浴槽5内の湯水の状態を検出する湯水状態検出手段101が構成されるとともに、浴槽5内の湯水の圧力を検出する水圧検出手段102が構成される。すなわち、浴槽5内の水位が浴槽5内の湯水の状態として検出される。
【0039】
さらに、例えば、入浴者が浴槽5内の湯水を手でかき混ぜて湯面に波を発生させるような動作を行うと、圧力センサからなる上記水位センサ7によって、その入浴者の動作が浴槽5内の湯水の水位の変化や圧力の変化として検出されるので、上記水位センサ7によって、浴室9内における入浴者の動作を検出する動作検出手段103が構成される。
【0040】
図2に示すように、前記風呂リモコン3には、前記コントローラ2と通信自在に接続された制御部30と、この制御部30に接続される状態で、各種の情報を表示する表示部31、浴室9内に音響を放出する音響手段としてのスピーカー32、アップダウン式の変更キー33、運転スイッチ34、自動湯張りスイッチ35等が設けられている。
尚、図示は省略するが、前記台所リモコン4も、上記風呂リモコン3と同様に構成されている。そして、台所リモコン4のスピーカー32によって、浴室9の外部に音響を放出する浴室外音響手段が構成されている。
浴室9の天井には、浴室9内を照明する照明手段8が設けられている。この照明手段8は電球等にて構成され、上記風呂リモコン3の制御部30によって駆動されて照度が調整できるように構成されている。
【0041】
さらに、浴室9の前の洗面室(図示しない)の天井には、浴室9の外部(この場合には、洗面室内)を照明する浴室外照明手段15が設けられている。この浴室外照明手段15は電球等にて構成され、上記風呂リモコン3の制御部30によって駆動されて照度が調整できるように構成されている。
【0042】
前記風呂リモコン3の制御部30を利用して、浴室9内において検出される浴室情報に基づいて、前記スピーカー32にて浴室9内に放出される音響の特性及び前記照明手段8にて照明される浴室9内の照明の特性を調整する調整制御を実行する制御手段100が構成されている。
そして、この制御手段100は、前記湯水状態検出手段101(水位センサ7)にて検出される浴槽5内の湯水の状態の検出情報を前記浴室情報として用いて、前記調整制御を実行するように構成されている。
【0043】
上記湯水の状態の検出情報に基づく音響特性の調整について説明すると、具体的には、入浴者が入浴中であることを風呂リモコン3の操作等によって確認すると、前記スピーカー32から、例えば波の音や、波の音を含む音楽を浴室9内に流すと共に、浴槽5内の水位レベルに応じて、スピーカー32の音量を変更する。例えば、水位レベルが高い全身浴の状態では、音量を大きくし、水位レベルが低い半身浴の状態では、音量を小さくする。
また、上記浴槽5内の水位レベルの変動に応じて、音楽のテンポやリズム等を制御する。例えば、水位が上がるときは、テンポを速くしたり、リズムを激しくし、水位が下がるときは、テンポを遅くしたり、リズムを穏やかにする。
【0044】
また、前記制御手段100は、前記水圧検出手段102(水位センサ7)にて検出される浴槽5内の湯水の圧力の検出情報を前記浴室情報として用いて、前記調整制御を実行するように構成されている。
さらに、前記制御手段100は、前記動作検出手段103(水位センサ7)にて検出される浴室9内における入浴者の動作の検出情報を前記浴室情報として用いて、前記調整制御を実行するように構成されている。
上記湯水の圧力の検出情報及び入浴者の動作の検出情報に基づく音響特性の調整について説明すると、上記浴室9内における入浴者の動作として、入浴者が浴槽5内の湯水を手でかき混ぜて湯面に波を発生させるような動作を行うと、その入浴者の動作は、水位センサ7によって浴槽5内の湯水の圧力変化として検出され、その圧力変化に応じて、スピーカー32からの前記波の音や音楽の音量が調整される。具体的には、波の大小に応じて、大きな波の場合は、圧力検出値の変動が大きくなるので、音量を大きくして大きな波音を発生させ、小さな波の場合は、圧力検出値の変動が小さくなるので音量を小さくして、さざなみの音を発生させる。
【0045】
又、前記制御手段100は、前記浴室情報に基づいて、前記浴室外音響手段(台所リモコン4のスピーカー32)にて浴室の外部(台所等)に放出される音響の特性を調整するように構成されている。具体的には、上述のように、浴室9内の入浴者が浴槽5内の湯水を手でかき混ぜるような動作をして、湯水の圧力変化が検出されると、台所リモコン4のスピーカー32から上記圧力変化に応じて調整された波の音や音楽が放出される。そして、この外部への音の特性が安定していれば、正常状態と判断されるが、例えば、入浴者が浴槽内で溺没したような場合に、けいれんや発作等が起こって異常状態になると、上記台所リモコン4のスピーカー32から放出される音も正常状態のときとは異なるので、その音を聞いた家人等が浴室内の異常発生を知ることができる。
【0046】
次に、前記制御手段100が、前記水位センサ7にて検出される浴室情報(浴槽5内の湯水の水位や圧力、及び、浴槽5内における入浴者の動作)に基づいて、前記照明手段8にて照明される浴室9内の照明の特性を調整する調整制御について説明する。
具体的には、前記水位センサ7にて検出される浴槽5内の水位から、入浴者が、洗い場にいるのか、全身浴で入浴しているのか、半身浴で入浴しているのかを判断して、非入浴時(入浴者が洗い場にいるとき)、全身浴で入浴しているとき、半身浴で入浴しているときの順で浴室内の明るさを暗くする。即ち、非入浴時は、体を洗うので明るくする必要があり、半身浴では暗くしてリラックスできるようにし、全身浴では入浴中の事故の危険が高くなるので、半身浴より明るくする。尚、この浴室9内の明るさ(照度)の変化を、浴室9の外から観察することにより、浴室内の入浴者の状態を間接的に判断することができる。
【0047】
さらに、前記制御手段100は、前記浴室情報に基づいて、前記浴室外照明手段15にて照明される浴室9の外部(洗面室内)の照明の特性を調整するように構成されている。具体的には、上述のように、浴室9内の入浴者が浴槽5内の湯水を手でかき混ぜるような動作をして、湯水の圧力変化が検出されると、浴室外照明手段15の照度が上記圧力変化に応じて調整される。そして、この浴室外(洗面室内)での照度変化が安定している(例えば、緩やかに照度が変化する)場合には、正常状態と判断されるが、例えば、入浴者が浴槽内で溺没したような場合に、けいれんや発作等が起こって異常状態になると、上記浴室外照明手段15の照度も正常状態のときとは異なる(例えば、照度変化が激しい状態や、全く変化しない状態になる)ので、その照明状態を見て家人等が浴室内の異常発生を知ることができる。
【0048】
尚、前記制御手段100は、前記浴室情報に基づいて浴室9内の音響及び照明の特性を調整する制御を行う場合に、前記コントローラ2を経由して、前記水位センサ7にて検出される浴室情報を入手するように構成されている。
【0049】
次に、前記水位センサ7にて検出される浴槽5内の湯水の水位変化や圧力変化に基づいて、浴室9内の音響及び照明の特性を調整する場合の制御形態について説明する。
即ち、前記制御手段100が、前記調整制御として、前記浴室情報として検出される浴槽5内の湯水の水位変化もしくは圧力変化の振幅値に応じた調整内容を、入浴者が浴槽5内に入浴している時と入浴していない時とで前記水位変化もしくは圧力変化の振幅値に対する調整比率を変更しながら実行するように構成されている。
【0050】
先ず、入浴者が浴槽5内に入浴していない時に、浴槽5内の湯水を手でかき回したときの水位センサ7の出力波形を、図3(イ)及び(ロ)に示す。ここで、(イ)はかき回す動作が小さい場合で、水位センサ7の出力変化の振幅値が小さく、(ロ)はかき回す動作が大きい場合で、水位センサ7の出力変化の振幅値が大きいことが判る。また、入浴者が浴槽5内に入浴するときの水位センサ7の出力波形を図3(ハ)に示し、入浴動作に伴って水位が上昇することが判る。
さらに、入浴者が浴槽5内で安静状態で入浴しているときの水位センサ7の出力波形を、図4(イ)に示し、入浴者が浴槽5内に入浴している時に、浴槽5内の湯水を手で大きくかき回したときの水位センサ7の出力波形を、図4(ロ)に示す。ここで、図3(ロ)と比較すると、浴槽5内の湯水をかき回す動作が同じように大きい場合でも、入浴者が浴槽5内に入浴している時は、入浴していない時に比べて水位センサ7の出力変化の振幅値が小さくなることが判る。また、入浴者が浴槽5から出るときの水位センサ7の出力波形を図4(ハ)に示し、出浴動作に伴って水位が下降することが判る。
【0051】
従って、上記結果より、制御手段100は、入浴者が浴槽5内に入浴している時の前記水位変化もしくは圧力変化の振幅値に対する調整比率を、入浴者が浴槽5内に入浴していない時の調整比率よりも大きくする。浴室9内への音響特性の調整を例に説明すると、例えば波打ち音を浴室9内に常時流すとともに、非入浴時は、前記水位変化もしくは圧力変化の振幅値が大きくても波打ち音の音量は相対的に小さくし、入浴時は、前記水位変化もしくは圧力変化の振幅値が小さくても波打ち音の音量は相対的に大きくするように調整する。
【0052】
また、制御手段100は、入浴動作時と出浴動作時の夫々に対応して貝殻音を発生させて各動作が行われたことが判るようにするが、この場合、出浴動作時の貝殻音の発音時間を入浴動作時の発音時間よりも長くすることで、入浴動作と出浴動作のいずれであるかを容易に区別できるようにしている。
さらに、制御手段100は、入浴中において、低音のシンセサイザ音を基調音として繰り返し発生させるとともに、例えば入浴者のかき回し動作によって浴槽5内の湯水の水位変化もしくは圧力変化の振幅値が設定値を超えた場合(このとき、後述の振幅トリガが出る)に、所定時間だけ、中高音メロディのシンセサイザ音と、フレーズ単位のピアノ音を発生させる。ここで、各振幅トリガにより、シンセサイザ音の中高音メロディは発生確率(乱数)が変化し、ピアノ音で鳴らすフレーズが選択される。
【0053】
図5に、上記浴槽5内の湯水の水位変化や圧力変化に基づく音響特性の調整制御のフローを示す。先ず、水位センサ7の出力をAD変換してデジタルデータに変換した後、ノイズ処理を行い、水位データに換算する(ステップ#1〜#2)。因みに、図3及び図4に示す波形はノイズ処理前の水位センサ7の出力を示す。
次に、上記水位データにより入浴中か否かを判定する処理を行う(ステップ#3)。具体的には、非入浴時の平均水位(図3(イ)(ロ)参照)を基準として、この非入浴時の平均水位よりも所定水位高い閾値を設定し、この閾値よりも高い水位が一定時間継続した場合に入浴中と判定する。
一方、上記水位データにおいて水位変化もしくは圧力変化の振幅値を抽出する処理を行う(ステップ#4)。具体的には、図6に示すように、所定時間幅の窓を設定し、この時間窓内の水位データの最大値と最小値の差を振幅値として求める。因みに、上記窓の時間幅は、水位センサ出力の変動周期に対応し、この例では1.5secである。そして、時間経過に伴って時間窓を移動させる。
さらに、上記抽出した振幅値が前記閾値を超えたか否かの判定処理を行う(ステップ#5)。具体的には、上記抽出した振幅値の所定時間幅(例えば、800msec)の窓内での最大振幅値を求め、この最大振幅値が前記閾値を超えていて、且つ、前記入浴・非入浴判定処理で入浴中と判定されているときに、振幅トリガ信号を出力する。
そして、前記入浴・非入浴判定処理で判定される入浴状態の信号に基づいて、入浴動作と出浴動作に対応した音響調整(貝殻音の発生)を行い(ステップ#6)、上記振幅トリガ信号に対応した音響調整(シンセサイザ音とピアノ音の発生)を行い(ステップ#7)、浴槽5内の湯水の水位変化や圧力変化の振幅値に応じた音響調整(波打ち音の音量調整)を行う(ステップ#8)。
【0054】
〔第2実施形態〕
次に、本発明に係る浴室用環境情報の発生装置の第2実施形態について説明する。
この第2実施形態では、図7に示すように、入浴者の生体情報を検出する生体情報検出手段104が設けられ、前記制御手段100が、前記生体情報検出手段104にて検出される入浴者の生体情報(具体的には、入浴者の心電図情報)を用いて、前記調整制御を実行する点を除いて、上記第1実施形態と同様に構成されている。以下、第1実施形態との相違点について説明する。尚、具体的には、制御手段100は、上記生体情報を、前記湯水状態検出手段101(水位センサ7)にて検出される浴室情報(具体的には、浴槽5内の水位レベル)と共に用いて、前記調整制御を実行している。
上記生体情報検出手段104は、浴槽5内壁面に設置された複数の心電図電極10に現れる電気信号から生成した心電図情報を前記生体情報として検出する浴槽心電計20にて構成されている。
【0055】
図8及び図9に示すように、浴槽心電計20は、前記複数の心電図電極10と、その複数の心電図電極10に現れる電気信号から心電図信号を生成処理する心電図信号生成手段11と、心電図信号生成手段11にて生成された心電図信号に対して所定の信号処理を行う信号処理手段12とを備えている。そして、この浴槽心電形20にて得られる心電図情報が前記風呂リモコン3の制御部30に入力されている。
【0056】
複数の心電図電極10は4つの電極10a〜10dからなり、各電極10a〜10dは浴槽5の内壁面の湯水に漬かる所定位置に各別に設置される。具体的には、第1の電極10aが入浴者の右腕付け根外側に近い位置に、第2の電極10bが入浴者の左腕付け根外側に近い位置に、第3の電極10cが入浴者の左足付け根外側に近い位置に、第4の電極10dが入浴者の右足付け根外側に近い位置に、夫々設置されている。そして、上記各電極10a〜10dに、浴槽内の湯水を介して形成される導電経路によって、入浴者の各対応する部位の表面電位が誘導される。
【0057】
心電図信号生成手段11は、基本的には、上記各電極10a〜10dに誘導される電気信号を組み合せて、その組み合わせた信号同士の差信号を求める複数の差動増幅器を備えて構成され、下式にて表わされる標準12誘導法における6種の標準肢誘導の心電図信号(V1,V2,V3,aV,aV,aV)を生成する。尚、式中、V,V,Vは、夫々、第1の電極10a、第2の電極10b、第3の電極10cに誘導される電位である。
【0058】
[数1]
V1=V−V
V2=V−V
V3=V−V
aV=V−0.5(V+V
aV=V−0.5(V+V
aV=V−0.5(V+V
【0059】
信号処理手段12は、心電図信号生成手段11にて生成された心電図信号に対して、浴槽5内での湯水の動きや入浴者の体の動き等に起因して発生する低周波の基線動揺成分を除去し、さらに、この基線動揺除去後の心電図信号から、P波、Q波、R波、S波、T波、QRS群等の特徴的信号成分の中の特定の信号波を抽出し、その特定の信号波に含まれる心電情報を更に抽出して出力する。具体的には、図10に示すように、R波を抽出して、その発生時相を検出し、その発生間隔から心拍数及びその時間変動を検出する。
【0060】
そして、前記制御手段100が、例えば水位センサ7にて検出される水位レベルが高い全身浴の状態では音量の平均値を大きくし、水位レベルが低い半身浴の状態では音量の平均値を小さくしながら、上記信号処理手段12にて検出される心拍数に応じて、具体的にはR波のタイミングで、前記スピーカー32から浴室9内に放出される波の音や音楽の音量を強弱調整する。例えば、R波の発生時相のときに音量を大きくし、R波の発生時相から離れると音量を小さくする。これにより、入浴者が浸かる水位に応じて音量レベルを調整することによるリラックス効果と、例えば幼児をリラックスさせる音楽として胎児のときの心音を組込んだCDを聴かせるのと同様に、入浴者の心拍に応じて浴室内に流す音楽の調子を変化させることによるリラックス効果との複合により、より一層適切なリラックス効果が得られる。
【0061】
さらに、前記制御手段100が、前記水位レベルの情報と心電図情報とに基づいて、前記照明手段8にて照明される浴室9内の照明の特性(照度)を調整する。具体的には、水位レベルが高い全身浴の状態では照度の平均値を大きくし、水位レベルが低い半身浴の状態では照度の平均値を小さくしながら、例えば、R波の発生周期で照明手段8を点滅作動させたり、あるいは、R波の発生時相のときに明るくし、R波の発生時相から離れると暗くするように明暗調整する。これにより、上記音量を調整する場合と同様に、入浴者が浸かる水位に応じて明るさを調整することによるリラックス効果と、入浴者の心拍に応じて明るさを変化させることによるリラックス効果との複合により、より一層適切なリラックス効果が得られる。
【0062】
〔第3実施形態〕
次に、本発明に係る浴室用環境情報の発生装置の第3実施形態について説明する。
この第3実施形態では、前記動作検出手段103及び前記制御手段100の具体構成が異なる点を除いて、上記第1実施形態と同様に構成されている。即ち、前記動作検出手段103が、浴室9内に設定した複数の検出領域Mで発生する振動を各別に検出可能に構成され、前記制御手段100が、浴室9内の前記振動の検出情報を前記浴室情報(入浴者の動作の検出情報)として使用し、
前記調整制御として、前記振動の検出された検出領域Mに対応させた調整内容を実行するように構成されている。
【0063】
具体的には、図11に示すように、前記動作検出手段103が、前記複数の検出領域Mを浴槽5の縁部に設定して、その複数の検出領域Mで発生した振動を浴槽5の異なる位置で検出する複数の振動検出センサ16を備えている。上記検出領域Mは、入浴者の左右両側及び前側の浴槽縁部上に8個設定され、振動検出センサ16は歪みゲージにて構成されて、浴槽5の縁部上の4隅箇所に設置されている。尚、入浴者が各検出領域Mの位置と調整内容(後述の打楽器の名称)を確認できるように、上記各検出領域Mの位置に表示(マーク)が付されている。
【0064】
そして、図12に示すように、入浴者が上記複数の検出領域Mのいずれかを手等で叩いて振動を発生させると、その振動は浴槽5の縁部上を伝播していくが、各振動検出センサ16(図8では、16aと16bで区別している)までの距離の違いによって各振動検出センサ16で振動が検出される時刻に差が生じ、この時間差Tと各振動検出センサ16の配置及び浴槽部材中の振動伝播速度に基づいて、振動が発生した浴槽縁部上の検出領域Mを特定することができる。
【0065】
次に、複数の検出領域Mに対応させた調整内容の具体例について説明すると、前記制御手段100が、前記調整内容として、前記音響手段(風呂リモコン3のスピーカー32)及び浴室外音響手段(台所リモコン4のスピーカー32)にて各検出領域Mに対応させて互いに異なる特性の音響を放出させるように構成されている。
具体的には、図11に示すように、各検出領域Mに、複数の打楽器(ライトシンバル、タムタム、バスドラム、スネアドラム、ハイハット、クラッシュシンバル、タンバリン)の各音色を対応させている。
同時に、前記制御手段100が、前記調整内容として、前記照明手段8及び浴室外照明手段15にて各検出領域Mに対応させて互いに異なる照明状態にするように構成されている。具体的には、各検出領域Mに対応させて、照明の明るさや照明光の色を変化させる。
【0066】
さらに、前記動作検出手段103が、前記振動の強度を検出可能に構成され、前記制御手段100が、前記振動の強度に応じて前記調整内容を補正するように構成されている。具体的には、振動検出センサ16にて検出される振動波の振幅によって振動の強度を検出し、振動の強度が大であるほど、放出される音響を強くし、また、照明を明るくするようにしている。
【0067】
図13に第3実施形態における制御構成のブロック図を示す。図において、風呂リモコン3の制御部30内に、前記複数の振動検出センサ16の検出信号に基づいて、振動の発生タイミング及び振動の強度を検出するタイミング及び強度検出部30aと、振動の発生した検出領域Mの位置を特定する位置検出部30bが設けられ、さらに、これらの各検出部30a,30bの検出情報に基づいて、前記調整制御を実行する音響制御部30cと照明制御部30dが設けられている。
そして、上記タイミング及び強度検出部30a、位置検出部30b及び前記複数の振動検出センサ16によって前記動作検出手段103が構成されている。また、上記音響制御部30cと照明制御部30dによって前記制御手段100が構成されている。
【0068】
〔第4実施形態〕
次に、本発明に係る浴室用環境情報の発生装置の第4実施形態について説明する。この第4実施形態では、前記動作検出手段103の具体構成及び前記制御手段100が実行する調整内容が一部異なる点を除いて、上記第3実施形態と同様に構成されている。
具体的には、図14に示すように、前記動作検出手段103が、前記複数の検出領域Mを浴槽5内の湯面上に設定して、その複数の検出領域Mで発生した振動を浴槽5内の異なる位置で検出する複数の振動検出センサ17を備えている。上記検出領域Mは、入浴者の左右両側及び前側の湯面上に8個設定され、振動検出センサ17は水中マイクにて構成されて、浴槽5内の少なくとも3箇所に設置されている。尚、図示しないが、入浴者が各検出領域Mの位置と調整内容(後述の打楽器や特殊音の名称)を確認できるように、各検出領域Mの横に位置する浴槽5の縁部上に表示(マーク)が付されている。
【0069】
そして、入浴者が上記複数の検出領域Mの位置の湯面を手等で叩いて振動を発生させると、その振動は浴槽5内の水中を伝播するが、各振動検出センサ17までの距離の違いによって各振動検出センサ17で振動が検出される時刻に差が生じ、この時間差と3個の振動検出センサ17の配置及び水中での振動伝播速度に基づいて、振動が発生した湯面上の検出領域Mを特定することができる。また、振動波の振幅によって振動の強度が検出される。
【0070】
次に、複数の検出領域Mに対応させた調整内容の具体例について説明すると、図14に示すように、各検出領域Mに、複数の打楽器(タンバリン、アゴゴ、シェイカー、ボンゴ低音(Low)、ボンゴ高音(High))の各音色と特殊音(レーザービーム音、ショットガン音、ホイッスル音)を対応させている。
【0071】
図15に第4実施形態における制御構成のブロック図を示す。尚、この図15は第3実施形態における図13に対応するものであり、図13との違いは、複数の振動検出センサ17が水中マイクで構成されている点であり、その他は図13と同様に構成されている。
【0072】
〔別実施形態〕
以下に別実施形態を説明する。
上記第1実施形態では、湯水状態検出手段101が、浴槽5内の湯水の状態として浴槽5内の水位を検出するように構成したが、水位以外に、例えば、浴槽内の湯水の温度を浴槽5内の湯水の状態として検出するように構成してもよい。具体的には、温度センサによって浴槽内の湯の温度を測定するか、あるいは、風呂リモコン3にて入浴者が設定した設定温度を湯の温度とする。そして、制御手段100が、温度センサにて測定した浴槽内の湯の温度、あるいは、風呂リモコン3にて入浴者が設定した設定温度の情報を前記浴室情報として用いる。
【0073】
上記第1実施形態では、動作検出手段103が、入浴者の動作として、浴槽5内の湯水を手でかき混ぜて湯面に波を発生させる動作を検出し、制御手段100が、この入浴者の動作に応じて波の音等を調整制御するように構成したが、この他に、動作検出手段103が、入浴者の動作として、入浴者が湯面を太鼓をたたくように手でたたくと、その動作を前記水位センサ7によって検出し、制御手段100が、この湯面をたたく動作に合わせて太鼓の音をスピーカー32から発生させるようにしてもよい。尚、この場合に、水位センサの設置箇所は、浴槽5への給湯路6ではなく、浴槽5の手すり付近に貼り付けて設置してもよい。
また、湯面をたたく場合に、手ではなく、バチのようなものを用いてもよい。この場合に、バチに沈水検出部を備えさせてその沈水を検出するか、あるいは、バチに微弱電流の発信部を備えさせて、その電流発信部から浴槽内に流れる電流のパターンを検出してバチの沈水を検出し、その沈水検出情報で前記スピーカー32からの音楽を調整制御するようにしてもよい。
【0074】
さらに、動作検出手段103が、入浴者が入浴時に扱う手桶や洗面器に組み込まれたセンサの検出情報に基づいて入浴者の動作を検出するように構成してもよい。例えば、センサとして、水位センサや、重量センサや、傾きセンサや、浴槽に浸ける深さを検出する圧力センサや、水中でかき回すときの抵抗を検出する抵抗センサなどを用いる。そして、これらのセンサで検出される湯の汲み方、注ぎ方、湯量、浴槽に浸けた深さ、浴槽内でかき回す動作等を検出して、その動作に応じて音楽を調整制御する。尚、この場合に、手桶等に電池と、スピーカーを内蔵させて、手桶等から音楽を発生させるようにしてもよい。
また、動作検出手段103が、入浴者がシャワーを浴びるときに手に持って操作するシャワーヘッドに組み込まれたセンサの検出情報に基づいて入浴者の動作を検出するように構成してもよい。例えば、センサとして、湯温センサや、水量センサや、傾きセンサなどを用いる。そして、これらのセンサで検出されるシャワーの温度、水量、ヘッドの傾きなどにより、浴室内に流す音楽を調整制御する。この場合に、シャワーヘッドに電池と、スピーカーを内蔵させて、シャワーヘッドから音楽を発生させるようにしてもよい。
【0075】
また、動作検出手段103が、入浴者が浴室内の洗い場にいるときの動作を検出するように構成してもよい。具体的には、排水口に、水量又は水流の有無を検知する水流センサを設置し、この水流センサによって所定の水量が検知されるか、あるいは、水流有りが検知されるときは、洗い場で入浴者がシャワーを使っていたり、浴槽内から手桶で汲んだ湯で体を洗っているような状態と判断されるので、前記風呂リモコン3や台所リモコン4等により音楽を流す。この場合、水流センサで検知した水量の値(水量が多いか、少ないか)により、種類、音量、テンポ等の音楽の内容を制御するようにしてもよい。
この結果、入浴者がシャワー中等に音楽を聴いて楽しむことができる効果があり、また、音楽が異常に長時間流れ続けているような場合に、入浴者が例えばシャワー中に倒れたような異常事態に家人が気づくことができる効果がある。
【0076】
さらに、動作検出手段103が、入浴者が手に指揮棒のようなものを持って入浴中に振り回したときのその指揮棒の位置を磁気センサ等により検知して、その指揮棒の位置の変化を入浴者の動作として検出するように構成してもよい。この形態では、上記指揮棒の移動に伴って音楽が変化するので、入浴者が指揮者になったような楽しい気分になるというリラックス効果が得られる。
【0077】
上記第1実施形態では、動作検出手段103が、入浴者の動作として、手による動作を検出するように構成したが、手の他に、例えば、水中で入浴者が足を曲げたり、伸ばしたりする動作を検出し、制御手段100が、この入浴者の足の動きに合わせて、スピーカー32からの音を変化させるようにしてもよい。尚、上記入浴者の足の動作は浴槽内に設置した超音波センサ等により検出できる。
【0078】
上記第2実施形態では、生体情報検出手段104が、生体情報として、入浴者の心電図情報(心拍数)を検出するように構成したが、これ以外に、例えば、呼吸数や、リラックス度、体脂肪率などを検出するようにしてもよい。尚、リラックス度は前記心電図情報(心拍数)に基づいて判別することができる。
【0079】
上記第2実施形態では、制御手段100が、生体情報(心電図情報)を他の入浴情報、即ち湯水状態検出手段101にて検出される浴槽5内の湯水の状態(具体的には、浴槽5内の水位)と組み合せて、浴室内における音響及び照明の特性を調整するように構成したが、生体情報のみに基づいて浴室内における音響及び照明の特性を調整するように構成してもよい。又、生体情報を他の入浴情報と組み合せる場合でも、生体情報と組み合せる浴室情報として、水圧検出手段102にて検出される浴槽5内の湯水の圧力検出情報や、動作検出手段103にて検出される入浴者の動作の検出情報を用いるようにしてもよい。
【0080】
上記実施形態では、浴室内に音響を放出する音響手段(スピーカー32)を風呂リモコン3に内蔵させるタイプに構成したが、これ以外に、浴室9内に据え置き設置するタイプや、あるいは、浴槽内の水面上に浮く水面浮上タイプ(風呂ロボット)でもよい。
【0081】
上記第1及び第2実施形態では、制御手段100が、浴室情報に基づいて、前記照明手段8にて照明される浴室9内の照明の特性を調整する調整制御として、浴室9内の照度(明るさ)を調整するようにしたが、照度の他に、例えば照明の色を変更調整するように構成してもよい。具体的には、例えば、心電図情報にて判断される入浴者の状態により、正常でないような状態(危険な状態)では照明の色を赤色に調整し、正常な状態でリラックスさせるときは照明の色を暖色系に調整する。さらに、制御手段100が、浴室情報に基づいて、浴室外照明手段15にて照明される浴室9の外部(洗面室等)の照明の特性を調整する場合にも、上記と同様に、照度を調整すること以外に、例えば照明の色を変更調整するように構成してもよい。
【0082】
なお、上記実施形態では、浴室外照明手段15を、浴室9の前の洗面室内を照明する電球等にて構成したが、これ以外に、浴室外照明手段15を、入浴中に他の家族がいる可能性が高い寝室やリビングルームに設けた照明ランプにて構成してもよい。
【0083】
上記第3実施形態では、動作検出手段103が、複数の検出領域Mを浴槽5の縁部に設定する場合に浴槽5の縁部上(上面)に設定したが、これ以外の場所、例えば浴槽5の縁部側面に設定するようにしてもよい。
また、上記第4実施形態では、動作検出手段103が、複数の検出領域Mを浴槽内の湯面上に設定したが、これ以外に、複数の検出領域Mを浴槽内の水中(具体的には、図14に示す湯面上の各検出領域Mから所定深さ下方の水中位置)に設定するようにしてもよい。
さらに、動作検出手段103が、浴槽5の縁部や浴槽内の湯面上又は水中以外の他の場所、例えば浴槽5の内壁部の所定位置に複数の検出領域Mを設定するようにしてもよい。
【0084】
上記第1〜第4実施形態では、制御手段100が、浴室9内において検出される浴室情報に基づいて、前記音響手段32にて浴室9内に放出される音響の特性及び前記照明手段8にて照明される浴室9内の照明の特性を調整する調整制御を実行するようにしたが、必ずしも上記音響の特性と照明の特性の両方を調整する必要はない。すなわち、制御手段100が、上記浴室情報に基づいて、前記音響手段32にて浴室9内に放出される音響の特性を調整する調整制御を実行するように構成してもよく、あるいは、上記浴室情報に基づいて、前記照明手段8にて照明される浴室9内の照明の特性を調整する調整制御を実行するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る浴室用環境情報の発生装置を備えた給湯風呂の全体構成図
【図2】 風呂リモコンの構成を示すブロック図
【図3】 水位センサの波形を示すタイムチャート
【図4】 水位センサの波形を示すタイムチャート
【図5】 水位センサの出力信号に基づく音響調整の制御フロー
【図6】 水位変化もしくは圧力変化の振幅値を求める方法を示すタイムチャート
【図7】 第2実施形態に係る浴室用環境情報の発生装置を備えた給湯風呂の全体構成図
【図8】 浴槽心電計の構成を示すブロック図
【図9】 浴槽心電計の電極配置を示す浴槽の斜視図
【図10】 浴槽心電計による心電図信号を示すグラフ
【図11】 第3実施形態に係る浴室用環境情報の発生装置を備えた浴槽の斜視図
【図12】 第3実施形態における振動検出を説明するための側面図及びタイムチャート
【図13】 第3実施形態に係る浴室用環境情報の発生装置の制御ブロック図
【図14】 第4実施形態に係る浴室用環境情報の発生装置を備えた浴槽の斜視図
【図15】 第4実施形態に係る浴室用環境情報の発生装置の制御ブロック図
【符号の説明】
5 浴槽
8 照明手段
9 浴室
10 心電図電極
15 浴室外照明手段
16 振動検出センサ
17 振動検出センサ
20 浴槽心電計
32 音響手段
32 浴室外音響手段
100 制御手段
101 湯水状態検出手段
102 水圧検出手段
103 動作検出手段
104 生体情報検出手段

Claims (13)

  1. 浴室内に音響を放出する音響手段が設けられるとともに、
    浴室内における入浴者の動作を、浴室内の振動、浴槽内の湯水の圧力、浴槽内の湯水の水位変化もしくは圧力変化の振幅値に基づいて検出する動作検出手段が設けられ、
    前記動作検出手段により検出される前記入浴者の動作の検出情報に基づいて、前記音響手段にて浴室内に放出される音響の特性を調整する調整制御を実行する制御手段を設けた浴室用環境情報の発生装置。
  2. 前記動作検出手段が、前記入浴者の動作を、浴室内に設定した複数の検出領域で発生する前記振動として各別に検出可能に構成され、
    前記制御手段が、前記調整制御として、前記振動の検出された検出領域に対応させた調整内容を実行するように構成されている請求項1記載の浴室用環境情報の発生装置。
  3. 前記動作検出手段が、前記入浴者の動作を、前記振動の強度として検出可能に構成され、
    前記制御手段が、前記振動の強度に応じて前記調整内容を補正するように構成されている請求項2記載の浴室用環境情報の発生装置。
  4. 前記動作検出手段が、前記複数の検出領域を浴槽の縁部に設定して、その複数の検出領域で発生した前記振動を浴槽の異なる位置で検出する複数の振動検出センサを備えている請求項2又は3記載の浴室用環境情報の発生装置。
  5. 前記動作検出手段が、前記複数の検出領域を浴槽内の湯面上又は水中に設定して、その複数の検出領域で発生した振動を浴槽内の異なる位置で検出する複数の振動検出センサを備えている請求項2又は3記載の浴室用環境情報の発生装置。
  6. 前記制御手段が、前記調整内容として、前記音響手段にて各検出領域に対応させて互いに異なる特性の音響を放出させるように構成されている請求項2〜5のいずれかに記載の浴室用環境情報の発生装置。
  7. 記浴槽内の湯水の圧力を検出する水圧検出手段が設けられ、
    前記動作検出手段が、前記入浴者の動作を、前記水圧検出手段により検出される湯水の圧力の検出情報に基づいて検出可能に構成され、
    前記制御手段が、前記水圧検出手段の検出情報に基づいて、前記調整制御を実行するように構成されている請求項1記載の浴室用環境情報の発生装置。
  8. 前記制御手段が、前記調整制御として、前記浴槽内の湯水の水位変化もしくは圧力変化の振幅値に応じた調整内容を実行するように構成されている請求項1又は7に記載の浴室用環境情報の発生装置。
  9. 入浴者の生体情報を検出する生体情報検出手段がさらに設けられ、
    前記制御手段が、前記生体情報検出手段にて検出される入浴者の生体情報をも用いて、前記調整制御を実行するように構成されている請求項1〜8のいずれかに記載の浴室用環境情報の発生装置。
  10. 前記生体情報検出手段が、浴槽内壁面に設置された複数の心電図電極に現れる電気信号から生成した入浴者の心電図情報を前記生体情報として検出する浴槽心電計にて構成されている請求項9記載の浴室用環境情報の発生装置。
  11. 浴室の外部に音響を放出する浴室外音響手段が設けられ、
    前記制御手段が、前記動作検出手段により検出される前記入浴者の動作の検出情報に基づいて、前記浴室外音響手段にて浴室の外部に放出される音響の特性を調整するように構成されている請求項1〜10のいずれかに記載の浴室用環境情報の発生装置。
  12. 浴室内を照明する照明手段が設けられ、
    前記制御手段が、さらに、前記動作検出手段により検出される前記入浴者の動作の検出情報に基づいて、前記照明手段にて照明される浴室内の照明の特性を調整するように構成されている請求項1〜11のいずれかに記載の浴室用環境情報の発生装置。
  13. 浴室の外部を照明する浴室外照明手段がさらに設けられ、
    前記制御手段が、前記動作検出手段により検出される前記入浴者の動作の検出情報に基づいて、前記浴室外照明手段にて照明される浴室の外部の照明の特性を調整するように構成されている請求項1〜12のいずれかに記載の浴室用環境情報の発生装置。
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