JP4115959B2 - デルタシグマ変調回路及びそれを備えた増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、オーディオ信号を再生又は増幅するシステムに関するものであり、オーディオ信号を比較的小さなビット数でデジタル符号化するデルタシグマ変調回路、及びデルタシグマ変調回路にて生成される信号を制御信号として複数の電圧をスイッチングすることにより増幅動作を行う増幅器に関するものである。
デルタシグマ変調回路及びそれを備えた増幅器に関する従来の技術について、以下に説明する。
オーディオ信号を比較的小さなビット数でデジタル符号化するデルタシグマ変調の技術に関しては、例えば非特許文献1に開示されている。
また、最小となるパルス幅を制限するパルス幅制限手段の考え方は、2値符号化の変調方式の一種であるRLLC(Run Length Limited Code)と共通するものであり、RLLCについては例えば非特許文献2に開示されている。
さらに、デルタシグマ変調回路にて生成される信号を制御信号として、複数の電圧をスイッチングすることにより、増幅動作を行う増幅器に関しては、例えば、特許文献1、2に開示されている。
すなわち、特許文献1、2に開示されてスピーカ駆動回路のように、デルタシグマ変調回路によってオーディオ信号を2値又は比較的小さなビット数に符号化する技術があり、上記符号化された信号を制御信号としてスイッチング回路を動作させ、オーディオ電力を供給するような増幅技術は既に実用化されている。また、スイッチング回路のスイッチング速度には限界があるために、スイッチングの時間間隔が短くなり過ぎないように最小パルス幅を制限して制御信号を生成する考え方も、スイッチング増幅器には応用されている。
特許2683310号(1997年8月8日登録) 特許2828543号(1998年9月18日登録) 「音響システムとデジタル処理」:電子情報通信学会編(平成7年3月25日初版発行)/著者:大賀寿郎・山崎芳男・金田豊/P78〜95 「サウンドエンジニアのためのディジタルオーディオ」:兼六館出版(昭和62年12月20日第1版発行)/監修:二階堂誠也・山崎芳男/P114
しかしながら、上記従来のデルタシグマ変調回路及びそれを備えた増幅器では、以下のような問題を有している。
まず、「振幅利用率」という性能変数を定義する。例えばデルタシグマ変調器によって生成された2値信号を、電位差をもつ2つの電圧に割り当てて、パルス波形を形成した場合、このパルス波形から取り出せるアナログ信号の振幅は、パルス波形の振幅よりも小さい。したがって、この割合を「振幅利用率」とする。
(1)一般に、3次以上のデルタシグマ変調にて、発振せずに変調できるオーディオ信号の振幅には限界があるが、デルタシグマ変調の性質として、サンプリング周波数を高く取るほど振幅利用率を向上させることができる。
(2)一方、スイッチング増幅器側から見ると、サンプリング周波数を高くとることによって、単位時間当たりのスイッチング回数が増加し、熱損失が増加する。
(3)このスイッチング回路の負荷を軽減する目的として、前標本化値(1クロック前の量子化値)と同値とする時間幅を、予め設定された標本化クロックのカウント数により一定値以上に制限する最小パルス幅制限手段を用いることによって、単位時間当たりのスイッチング回数を減少させることができるが、最小パルス幅を広げることによって、振幅利用率が下がる。
ここで、(1)のサンプリング周期と(3)の最小パルス幅が同じであれば、
(1)の振幅利用率≦(3)の振幅利用率
の関係にある。なお、上記不等号は、以下の理由による。
すなわち、(1)については、サンプリング周期毎にパルスの値(量子化結果:Low又はHigh)が独立に設定できるものに対して、サンプリング周波数を高く取るほど振幅利用率が向上できることを意味し、(3)については、例えば、サンプリング周波数を(1)の場合の10倍に設定し、「前の量子化値と同値とする時間幅」をサンプリング周期の10倍となるように最小パルス幅を制限すると、この場合、
〔(1)のサンプリング周期〕=〔(3)の最小パルス幅〕
となる。この時間幅はそれぞれの場合の取り得る〔最小パルス幅〕であることは自明である。これをTwとする。ここで、それぞれのパルスの変化し得る時間幅は、
(1)の場合:1×Tw、2×Tw、3×Tw、……
(3)の場合:1×Tw、1.1×Tw、1.2×Tw、1.3×Tw、……
というように、(3)の方が時間分解能が高い形で変化できるので、時間分解能の向上に応じて、振幅利用率を高めることができる。
ところで、図5に示すように、(1)と(3)とを単純に組み合わせたデルタシグマ変調回路100では、単位時間当たりの出力が変化する回数の軽減、すなわち図示しないスイッチング増幅器と組み合わせた場合の単位時間当たりのスイッチング回数の軽減と、振幅利用率の向上とを両立させるには限界があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、単位時間当たりのスイッチング回数の軽減と、振幅利用率の向上とを両立させ得るデルタシグマ変調回路及びそれを備えた増幅器を提供することにある。
本発明のデルタシグマ変調回路は、上記課題を解決するために、オーディオ信号が入力される入力部と、複数の積分器が縦続接続され、上記複数の積分器の出力値を量子化する量子化器とを備え、上記入力部に入力された信号をデルタシグマ変調するデルタシグマ変調回路において、上記入力部に入力された信号の振幅を検出する入力信号振幅検出手段と、上記量子化器の出力信号のパルス幅を変化させるパルス幅変更手段と、上記入力信号振幅検出手段の検出結果に基づいて上記パルス幅変更手段によるパルス幅変化を制御するパルス幅制御手段とが設けられていることを特徴としている。
上記の発明によれば、入力部に入力された信号の振幅を検出する入力信号振幅検出手段が設けられており、パルス幅制御手段は、上記入力信号振幅検出手段の検出結果に基づいて上記パルス幅変更手段によるパルス幅変化を制御する。
したがって、入力部に入力された信号の振幅の大きさによって、パルス幅変更手段によるパルス幅変化を制御するので、例えば、入力信号振幅の絶対値が小さい場合、最小パルス幅を広く取るように制御することができる。これにより、振幅利用率が小さくなるが、入力信号自体が小さいので、振幅利用率の影響は小さい。また、最小パルス幅を広く取るように制御することによって、単位時間当たりの出力が変化する回数を軽減することができる。このため、スイッチングで消費される電力を低減させることができる。
一方、入力信号振幅の絶対値が大きい場合、例えば、最小パルス幅を決定するクロックのカウント数を減少させ、最小パルス幅を短くするように動作させることができる。これにより、振幅利用率が大きくなるので、同じ電圧値の電源に対し、取り出せる電力が大きくなる。
また、振幅が大きい場合、量子化器からは、同一量子化値(プラス側の量子化値又はマイナス側の量子化値)の出力密度が高まり、単位時間当たりの出力が変化する回数は増加しない。このため、サンプリング周波数は増加しないので、単位時間当たりのスイッチング回数の増加を防止できる。
したがって、単位時間当たりのスイッチング回数の軽減と、振幅利用率の向上とを両立させ得るデルタシグマ変調回路を提供することができる。
また、本発明のデルタシグマ変調回路は、上記記載のデルタシグマ変調回路において、前記パルス幅制御手段は、前記入力信号振幅検出手段の検出結果に基づいて、最小となるパルス時間幅を設定することを特徴としている。
上記の発明によれば、入力信号振幅検出手段の検出結果に基づいて、最小となるパルス時間幅を設定する。このため、サンプリング周期が小さくなり過ぎないようにするための最小となるパルス時間幅を、一定に設定するのではなく、入力信号の振幅に応じて設定することが可能となる。
また、本発明のデルタシグマ変調回路は、上記記載のデルタシグマ変調回路において、前記パルス幅制限手段の出力情報を入力側に負帰還することを特徴としている。
上記の発明によれば、パルス幅制限手段の出力情報を入力側に負帰還するので、入力信号に追随する出力を得ることができる。
また、本発明のデルタシグマ変調回路は、上記記載のデルタシグマ変調回路において、前記パルス幅制限手段は、量子化器から出力された複数の量子化値に対して、1クロック前の量子化値である前標本化値と同値とする時間幅を、予め設定された標本化クロックのカウント数により、
前標本化値と同値とする時間幅=標本化クロック時間幅×カウント数
となる時間幅に制限することを特徴としている。
上記の発明によれば、パルス幅制限手段は、「前標本化値と同値とする時間幅=標本化クロック時間幅×カウント数」により、パルスの時間幅を制限する。したがって、パルスのカウント数により、最小となるパルスの時間幅を設定できるので、パルスの時間幅の設定が容易となる。
また、本発明のデルタシグマ変調回路は、上記記載のデルタシグマ変調回路において、前記入力信号振幅検出手段は入力信号の絶対値を検出する一方、前記パルス幅制限手段は、該入力信号の絶対値が予め設定した閾値を超えた時点で標本化クロックのカウント数を変更することを特徴としている。
上記の発明によれば、入力信号振幅検出手段は、入力信号の絶対値を検出する。すなわち、入力信号は正負の値をとるので、振幅の大きさを検出するためには、入力信号の絶対値を検出するのが好ましい。また、前記パルス幅制限手段は、該入力信号の絶対値が予め設定した閾値を超えた時点で標本化クロックのカウント数を変更する。したがって、入力信号の振幅に基づいて、パルス幅変更手段によるパルス幅変化を制御するのに際して、閾値を越えたか否かで制御するので制御が容易である。
また、本発明のデルタシグマ変調回路は、上記記載のデルタシグマ変調回路において、前記入力信号振幅検出手段からの入力信号の絶対値の情報に対して予め設定される閾値は、「絶対値が増加するときの閾値≧絶対値が減少するときの閾値」の関係を保つように設定されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、入力信号振幅検出手段からの入力信号の絶対値の情報に対して予め設定される閾値は、「絶対値が増加するときの閾値≧絶対値が減少するときの閾値」の関係を保つように設定されている。
すなわち、デルタシグマ変調器は複数の積分器で構成され、これに振幅の変化する信号が入力される。ここで、入力信号の振幅変化と積分器出力の変化、特に発振に至る積分値(以降、発振積分値と呼ぶ)付近の積分器出力の変化を比べる。まず、入力信号が増加する場合の、積分器出力が発振積分値に至る時の入力信号振幅の絶対値をAとし、入力信号が減少する場合の、発振積分値を超えていた積分器出力が発振積分値以下に回復する時の入力信号振幅の絶対値をBとすると、
A>B
となる。この理由は、良く知られているように、入力信号の変化に対して、積分器の時定数により積分器出力の変化が遅れるためである。
したがって、本発明のように、
〔入力信号振幅の絶対値が増加する時の閾値〕≧〔入力信号振幅の絶対値が減少する時の閾値〕
の関係にすることにより、最小パルス幅の制限値を切替える際、例えば、発振に至るぎりぎりのところで最小パルス幅を狭く制御できると共に、入力信号振幅が減少過程で最小パルス幅を広くなるように切替える際、確実に発振を回避するように設計することができる。
すなわち、上記の関係の方が、発振を回避しながら単位時間当たりのスイッチング回数をより少なくすることが可能となり、このデルタシグマ変調器でスイッチングアンプを構成した場合、電力効率を相対的に向上させることができる。
また、本発明のデルタシグマ変調回路は、上記記載のデルタシグマ変調回路において、 前記入力信号振幅検出手段にて検出される入力信号の絶対値が大きいほど、パルス幅制限手段は、標本化クロックのカウント数が小さくなるように変更することを特徴としている。
上記の発明によれば、入力信号振幅検出手段にて検出される入力信号の絶対値が大きいほど、パルス幅制限手段は、標本化クロックのカウント数が小さくなるように変更する。
したがって、入力信号振幅の絶対値が大きい場合、最小パルス幅を決定するクロックのカウント数を減少させ、最小パルス幅を短くするように動作させることによって、振幅利用率が大きくなるので、同じ電圧値の電源に対し、取り出せる電力が大きくなる。
また、振幅が大きい場合、量子化器からは、同一量子化値(プラス側の量子化値又はマイナス側の量子化値)の出力密度が高まり、単位時間当たりの出力が変化する回数は増加しない。このため、サンプリング周波数は増加しないので、単位時間当たりのスイッチング回数の増加を防止できる。
また、本発明の増幅器は、上記課題を解決するために、上記記載のデルタシグマ変調回路の後段にパルス増幅するパルス増幅手段を備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、増幅器は、上記記載のデルタシグマ変調回路の後段にパルス増幅するパルス増幅手段を備えている。
したがって、上記の作用効果を備えたデルタシグマ変調回からの出力信号をパルス増幅手段により増幅するので、単位時間当たりのスイッチング回数の軽減と、振幅利用率の向上とを両立させ得る増幅器を提供することができる。
また、本発明の増幅器は、上記記載のデルタシグマ変調回路と、パルス幅制限手段の後段にパルス増幅するパルス増幅手段とを備え、上記パルス増幅手段の該増幅出力情報を上記デルタシグマ変調回路の入力側に負帰還することを特徴としている。
上記の発明によれば、増幅器は、パルス増幅手段の該増幅出力情報を上記デルタシグマ変調回路の入力側に負帰還する。
したがって、デルタシグマ変調回路の出力信号を増幅した後に、その出力信号をデルタシグマ変調回路の入力側に戻しても、同様に、入力信号に追随する出力信号を得ることができる。
本発明のデルタシグマ変調回路は、以上のように、入力部に入力された信号の振幅を検出する入力信号振幅検出手段と、上記量子化器の出力信号のパルス幅を変化させるパルス幅変更手段と、上記入力信号振幅検出手段の検出結果に基づいて上記パルス幅変更手段によるパルス幅変化を制御するパルス幅制御手段とが設けられているものである。
それゆえ、入力部に入力された信号の振幅の大きさによって、パルス幅変更手段によるパルス幅変化を制御するので、例えば、入力信号振幅の絶対値が小さい場合、最小パルス幅を広く取るように制御することができる。これにより、振幅利用率が小さくなるが、入力信号自体が小さいので、振幅利用率の影響は小さい。また、最小パルス幅を広く取るように制御することによって、単位時間当たりの出力が変化する回数を軽減することができる。このため、スイッチングで消費される電力を低減させることができる。
一方、入力信号振幅の絶対値が大きい場合、例えば、最小パルス幅を決定するクロックのカウント数を減少させ、最小パルス幅を短くするように動作させることができる。これにより、振幅利用率が大きくなるので、同じ電圧値の電源に対し、取り出せる電力が大きくなる。
また、振幅が大きい場合、量子化器からは、同一量子化値(プラス側の量子化値又はマイナス側の量子化値)の出力密度が高まり、単位時間当たりの出力が変化する回数は増加しない。このため、サンプリング周波数は増加しないので、単位時間当たりのスイッチング回数の増加を防止できる。
したがって、単位時間当たりのスイッチング回数の軽減と、振幅利用率の向上とを両立させ得るデルタシグマ変調回路を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明の増幅器は、以上のように、上記記載のデルタシグマ変調回路の後段にパルス増幅するパルス増幅手段を備えている。
それゆえ、単位時間当たりのスイッチング回数の軽減と、振幅利用率の向上とを両立させ得る増幅器を提供することができるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1及び図2に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施の形態のデルタシグマ変調回路10は、図1に示すように、オーディオ信号が入力される入力部としての入力端子1と、加算器2と、積分器加算器群3と、上記積分器加算器群3の出力値を量子化する量子化器4、パルス幅変更手段としての最小パルス幅制限部5、パルス幅変更手段としてのクロックカウンタ6と、出力端子7とを備えており、入力端子1に入力された信号をデルタシグマ変調して出力端子7から出力するようになっている。
上記積分器加算器群3は、図2に示すように、複数の積分器3aと加算器3bとが縦続接続されたものとなっている。
上記量子化器4及び最小パルス幅制限部5は、図1に示すように、標本化クロック8により動作が制御されるようになっている。また、最小パルス幅制限部5は、量子化器4の出力信号のパルス幅を変化させるものである。
また、出力端子7の出力は、加算器2に負帰還されるようになっている。
さらに、本実施の形態のデルタシグマ変調回路10では、入力端子1に入力された信号の振幅を検出する入力信号振幅検出手段としての入力信号振幅検出部9を有しており、最小パルス幅制限部5は、この入力信号振幅検出部9による入力信号の振幅の検出結果に基づいて、パルス幅変化を制御するようになっている。
すなわち、入力信号振幅検出部9からの出力に応じて、クロックカウンタ6は最小パルス幅を決定するクロックのカウント数を変更して、最小パルス幅制限部5を制御するようになっている。
詳細には、上記デルタシグマ変調回路10は、入力信号振幅検出部9にて検出された入力信号振幅の絶対値が一定の値より増大した場合、最小パルス幅を決定するクロックのカウント数を減少させ、最小パルス幅を短くするように動作させる。すなわち、入力信号の振幅が小さい場合、最小パルス幅を広く取ることにより、
(1)振幅利用率が小さくなるが、入力信号自体が小さいので良好に動作する。
(2)単位時間当たりの出力が変化する回数を軽減することができる。
という動作が得られる。
また、入力信号の振幅が一定の値より増大した場合、最小パルス幅を短くすることにより、
(3)振幅利用率が大きくなるので、入力信号振幅が大きくても良好に動作する。
(4)振幅が大きい場合、量子化器4からは、同一量子化値(プラス側の量子化値又はマイナス側の量子化値)の出力密度が高まり、単位時間当たりの出力が変化する回数は増加しない。
という動作が得られる。
このように、本実施の形態のデルタシグマ変調回路10では、入力端子1に入力された信号の振幅を検出する入力信号振幅検出部9が設けられており、最小パルス幅制限部5は、入力信号振幅検出部9の検出結果に基づいてクロックカウンタ6によるパルス幅変化を制御する。
したがって、入力端子1に入力された信号の振幅の大きさによって、クロックカウンタ6によるパルス幅変化を制御するので、例えば、入力信号振幅の絶対値が小さい場合、最小パルス幅を広く取るように制御することができる。これにより、振幅利用率が小さくなるが、入力信号自体が小さいので、振幅利用率の影響は小さい。また、最小パルス幅を広く取るように制御することによって、単位時間当たりの出力が変化する回数を軽減することができる。このため、スイッチングで消費される電力を低減させることができる。
一方、入力信号振幅の絶対値が大きい場合、例えば、最小パルス幅を決定するクロックのカウント数を減少させ、最小パルス幅を短くするように動作させることができる。これにより、振幅利用率が大きくなるので、同じ電圧値の電源に対し、取り出せる電力が大きくなる。
また、振幅が大きい場合、量子化器からは、同一量子化値(プラス側の量子化値又はマイナス側の量子化値)の出力密度が高まり、単位時間当たりの出力が変化する回数は増加しない。このため、サンプリング周波数は増加しないので、単位時間当たりのスイッチング回数の増加を防止できる。
したがって、単位時間当たりのスイッチング回数の軽減と、振幅利用率の向上とを両立させ得るデルタシグマ変調回路10を提供することができる。
また、本実施の形態のデルタシグマ変調回路10では、入力信号振幅検出部9の検出結果に基づいて、最小となるパルス時間幅を設定する。このため、サンプリング周期が小さくなり過ぎないようにするための最小となるパルス時間幅を、一定に設定するのではなく、入力信号の振幅に応じて設定することが可能となる。
また、本実施の形態のデルタシグマ変調回路10では、最小パルス幅制限部5の出力情報を入力側に負帰還するので、入力信号に追随する出力を得ることができる。
また、本実施の形態のデルタシグマ変調回路10では、最小パルス幅制限部5は、「前標本化値と同値とする時間幅=標本化クロック時間幅×カウント数」により、パルスの時間幅を制限する。したがって、パルスのカウント数により、最小となるパルスの時間幅を設定できるので、パルスの時間幅の設定が容易となる。
また、本実施の形態のデルタシグマ変調回路10では、入力信号振幅検出部9は、入力信号の絶対値を検出する。すなわち、入力信号は正負の値をとるので、振幅の大きさを検出するためには、入力信号の絶対値を検出するのが好ましい。さらに、最小パルス幅制限部5は、該入力信号の絶対値が予め設定した閾値を超えた時点で標本化クロックのカウント数を変更する。したがって、入力信号の振幅に基づいて、クロックカウンタ6によるパルス幅変化を制御するのに際して、閾値を越えたか否かで制御するので制御が容易である。
また、本実施の形態のデルタシグマ変調回路10では、入力信号振幅検出部9からの入力信号の絶対値の情報に対して予め設定される閾値は、「絶対値が増加するときの閾値≧絶対値が減少するときの閾値」の関係を保つように設定されている。
すなわち、デルタシグマ変調回路10は複数の積分器で構成され、これに振幅の変化する信号が入力される。ここで、入力信号の振幅変化と積分器出力の変化、特に発振に至る積分値(以降、発振積分値と呼ぶ)付近の積分器出力の変化を比べる。まず、入力信号が増加する場合の、積分器出力が発振積分値に至る時の入力信号振幅の絶対値をAとし、入力信号が減少する場合の、発振積分値を超えていた積分器出力が発振積分値以下に回復する時の入力信号振幅の絶対値をBとすると、
A>B
となる。この理由は、良く知られているように、入力信号の変化に対して、積分器の時定数により積分器出力の変化が遅れるためである。
したがって、本実施の形態のように、
〔入力信号振幅の絶対値が増加する時の閾値〕≧〔入力信号振幅の絶対値が減少する時の閾値〕
の関係にすることにより、最小パルス幅の制限値を切替える際、例えば、発振に至るぎりぎりのところで最小パルス幅を狭く制御できると共に、入力信号振幅が減少過程で最小パルス幅を広くなるように切替える際、確実に発振を回避するように設計することができる。
すなわち、上記の関係の方が、発振を回避しながら単位時間当たりのスイッチング回数をより少なくすることが可能となり、このデルタシグマ変調回路10でスイッチングアンプを構成した場合、電力効率を相対的に向上させることができる。
また、本実施の形態のデルタシグマ変調回路10では、入力信号振幅検出部9にて検出される入力信号の絶対値が大きいほど、最小パルス幅制限部5は、標本化クロックのカウント数が小さくなるように変更する。
したがって、入力信号振幅の絶対値が大きい場合、最小パルス幅を決定するクロックのカウント数を減少させ、最小パルス幅を短くするように動作させることによって、振幅利用率が大きくなるので、同じ電圧値の電源に対し、取り出せる電力が大きくなる。
また、振幅が大きい場合、量子化器からは、同一量子化値(プラス側の量子化値又はマイナス側の量子化値)の出力密度が高まり、単位時間当たりの出力が変化する回数は増加しない。このため、サンプリング周波数は増加しないので、単位時間当たりのスイッチング回数の増加を防止できる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図3及び図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、上記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、上記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の増幅器20は、図1に示すように、前段に前記実施の形態1で説明したデルタシグマ変調回路10を有し、後段にパルス増幅するパルス増幅手段としてのパルス増幅部30を有している。上記パルス増幅部30は、スイッチング回路31と、ローパスフィルタ(LPFす()32とからなっている。
上記増幅器20では、入力されたオーディオ信号は、デルタシグマ変調回路10に入力されると同時に、入力信号振幅検出部9により、その振幅の絶対値が連続的に検出される。検出値に対して、クロックカウンタ6のカウント数が予め設定されており、カウント情報をクロックカウンタに伝達する。
一方、デルタシグマ変調回路10に入力されたオーディオ信号は、積分器加算器群3により演算処理され、その結果が量子化器4に入力される。2値に量子化される場合は、積分器加算器群3による演算結果が正であるか、負であるか否かによって量子化値が決定されるが、この動作は標本化クロック(サンプリングクロック)毎に行われる。
量子化結果は、標本化クロック毎に次段の最小パルス幅制限部5に入力されるが、このブロックでは、量子化器4の出力が変化しても、一定の期間、すなわち、設定された最小パルス幅に相当する時間は、前標本化時の量子化値を保持した値が出力される。この保持する時間は、クロックカウンタ6により標本化クロックをカウントすることにより設定し、そのカウント数は上記の入力信号振幅検出部9により決定される。
最小パルス幅制限部5から出力されたパルス情報は、積分器加算器群3の入力部である加算器2に負帰還され、パルス幅が制御された状態でデルタシグマ変調動作を行う。これと同時に、該パルス情報を制御信号として、別のDC電圧源、ここでは+Eo、及び−EoをON/OFFするスイッチング回路31を動作させることにより、パルス増幅を行う。
パルス増幅された信号は、オーディオ帯域より高い帯域に量子化ノイズ成分を含んでいるので、これを遮断するためのローパスフィルタ(LPF)32を通過させることにより、入力されたオーディオ信号に対応した増幅信号を取り出すことができる。
以上のような信号の流れの中で、本実施の形態のデルタシグマ変調回路10は、入力信号振幅検出部9で検出された入力信号振幅の絶対値が一定の値より増大した場合、最小パルス幅を決定するクロックのカウント数を減少させ、最小パルス幅を短くするように動作させる。
具体的には、入力信号の振幅が小さい場合、最小パルス幅を広く取ることにより、振幅利用率が小さくなるが、入力信号自体が小さいので、良好に、発振等の破綻に至ることなく動作する。したがって、単位時間当たりの出力が変化する回数を軽減することができるという動作が得られる。
一方、入力信号の振幅が一定の値より増大した場合、最小パルス幅を短くすることにより、振幅利用率が大きくなるので、入力信号振幅が大きくても良好に動作する。振幅が大きい場合、量子化器4からは、同一量子化値(プラス側の量子化値又はマイナス側の量子化値)の出力密度が高まり、単位時間当たりの出力が変化する回数は増加しない。
上記の動作により、単位時間当たりの出力が変化する回数を増加させないで、振幅利用率を拡大するデルタシグマ変調が行われる。
この結果、従来の構成では困難であった、単位時間当たりの出力が変化する回数の軽減、すなわち、スイッチング増幅器と組み合わせた場合の単位時間当たりのスイッチング回数の軽減を図ることが可能となり、消費電力の軽減を実現すると同時に、振幅利用率の向上を両立させることが可能となる。
以上のように、デルタシグマ変調により、オーディオ信号から2値信号を生成する場合、本実施の形態によれば、単位時間当たりの出力が変化する回数を増加させないで、振幅利用率を拡大するデルタシグマ変調動作を実現することができる。特に、後段に電力増幅を行う増幅器20にてスイッチング回路31が接続される場合、単位時間当たりのスイッチング回数が減るので、スイッチングで消費される電力を低減させることが可能である。
また、振幅利用率が拡大するので、同じ電圧値の電源に対し、取り出せる電力が大きくなる。
さらに、振幅利用率が拡大した場合、同じ電力を取り出すのに低い電圧の電源で対応できるので、電圧に起因する消費電力量の軽減を図れる。また、低い電圧の電源で対応できる場合、耐圧の低いローコストの部品で増幅部が構成できるというメリットがある。
なお、本実施の形態の増幅器20のように、デルタシグマ変調回路10とパルス増幅部30とを組み合わせる場合、図3に示すように、完結したデルタシグマ変調回路10の後段にスイッチング回路31を接続する方法以外に、図4に示すように、デルタシグマ変調回路10のループの中にスイッチング回路31を設ける方法を採用した増幅器20によっても同様の効果が得られる。
このように、本実施の形態の増幅器20は、デルタシグマ変調回路10の後段にパルス増幅するパルス増幅部30を備えている。
したがって、前記の作用効果を備えたデルタシグマ変調回路10からの出力信号をパルス増幅部30により増幅するので、単位時間当たりのスイッチング回数の軽減と、振幅利用率の向上とを両立させ得る増幅器20を提供することができる。
また、本実施の形態の増幅器20は、デルタシグマ変調回路10と、最小パルス幅制限部5の後段にパルス増幅するパルス増幅部40とを備え、パルス増幅部40におけるスイッチング回路31出力情報をデルタシグマ変調回路10の入力側である加算器2に負帰還することも可能である。
したがって、デルタシグマ変調回路10の出力信号を増幅した後に、その出力信号をデルタシグマ変調回路10の入力側に戻しても、同様に、入力信号に追随する出力信号を得ることができる。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、オーディオ信号を比較的小さなビット数でデジタル符号化するデルタシグマ変調回路、及びデルタシグマ変調回路にて生成される信号を制御信号として複数の電圧をスイッチングすることにより増幅動作を行う増幅器、ひいてはCD及びMD等の音響製品に適用できる。
本発明におけるデルタシグマ変調回路の実施の一形態を示すブロック図である。 上記デルタシグマ変調回路における積分器加算器群の構成を示すブロック図である。 上記デルタシグマ変調回路を備えた増幅器の構成を示すブロック図である。 上記デルタシグマ変調回路を備えた他の増幅器の構成を示すブロック図である。 従来のデルタシグマ変調回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 入力端子(入力部)
2 加算器
3 積分器加算器群
4 量子化器
5 最小パルス幅制限部(パルス幅制御手段)
6 クロックカウンタ(パルス幅変更手段)
7 出力端子
8 標本化クロック
9 入力信号振幅検出部(入力信号振幅検出手段)
20 増幅器
30 パルス増幅部(パルス増幅手段)
31 スイッチング回路
32 ローパスフィルタ(LPF)
40 増幅器

Claims (9)

  1. オーディオ信号が入力される入力部と、複数の積分器が縦続接続され、上記複数の積分器の出力値を量子化する量子化器とを備え、上記入力部に入力された信号をデルタシグマ変調するデルタシグマ変調回路において、
    上記入力部に入力された信号の振幅を検出する入力信号振幅検出手段と、
    上記量子化器の出力信号のパルス幅を変化させるパルス幅変更手段と、
    上記入力信号振幅検出手段の検出結果に基づいて上記パルス幅変更手段によるパルス幅変化を制御するパルス幅制御手段とが設けられていることを特徴とするデルタシグマ変調回路。
  2. 前記パルス幅制御手段は、前記入力信号振幅検出手段の検出結果に基づいて、最小となるパルス時間幅を設定することを特徴とする請求項1記載のデルタシグマ変調回路。
  3. 前記パルス幅制限手段の出力情報を入力側に負帰還することを特徴とする請求項1又は2記載のデルタシグマ変調回路。
  4. 前記パルス幅制限手段は、量子化器から出力された複数の量子化値に対して、1クロック前の量子化値である前標本化値と同値とする時間幅を、予め設定された標本化クロックのカウント数により、
    前標本化値と同値とする時間幅=標本化クロック時間幅×カウント数
    となる時間幅に制限することを特徴とする請求項1又は2記載のデルタシグマ変調回路。
  5. 前記入力信号振幅検出手段は入力信号の絶対値を検出する一方、前記パルス幅制限手段は、該入力信号の絶対値が予め設定した閾値を超えた時点で標本化クロックのカウント数を変更することを特徴とする請求項4記載のデルタシグマ変調回路。
  6. 前記入力信号振幅検出手段からの入力信号の絶対値の情報に対して予め設定される閾値は、
    絶対値が増加するときの閾値≧絶対値が減少するときの閾値
    の関係を保つように設定されていることを特徴とする請求項5記載のデルタシグマ変調回路。
  7. 前記入力信号振幅検出手段にて検出される入力信号の絶対値が大きいほど、パルス幅制限手段は、標本化クロックのカウント数が小さくなるように変更することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のデルタシグマ変調回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のデルタシグマ変調回路の後段にパルス増幅するパルス増幅手段を備えていることを特徴とする増幅器。
  9. 請求項1、2、4、5、6又は7に記載のデルタシグマ変調回路と、パルス幅制限手段の後段にパルス増幅するパルス増幅手段とを備え、上記パルス増幅手段の該増幅出力情報を上記デルタシグマ変調回路の入力側に負帰還することを特徴とする増幅器。
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