JP4115741B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙葉類(例えば紙幣)を重積状態で収納する収納庫を備えた、例えば紙幣入出金装置のような紙葉類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような紙葉類の収納庫を備えた紙葉類処理装置においては、例えば、収納庫の本体内に、紙葉類を載置して昇降するセパレータを設けたものが知られている(特開平1−104562号その他)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような紙葉類処理装置には従来、次のような問題点がある。すなわち、膨らみ、皺、折れ癖、曲がり癖などの紙葉類(例えば使用済みの紙幣)の状態や紙質などにより紙葉類が重積方向に嵩張りやすい場合、収納庫への紙葉類の収納枚数が少なくなってしまう問題がある。また、そのような場合、収納庫内で紙葉類の安定的な保持が図れないといった問題を生ずることもある。
【0004】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、紙葉類を重積状態で収納する収納庫を備えた紙葉類処理装置において、紙葉類の紙質や状態にかかわらず、収納庫内により多くの紙葉類を安定した状態で収納することができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、紙葉類を重積状態で収納する紙葉類収納庫を備え、この収納庫は、収納庫本体と、この本体内で紙葉類を載置して昇降可能な進出状態と、前記本体内の紙葉類を避けて昇降可能な退避状態との間で、略水平方向で伸縮自在に構成された、少なくとも2つのセパレータと、各セパレータを前記本体内で昇降させる昇降駆動手段と、各セパレータを伸縮させる伸縮駆動手段とを具備し、前記収納庫本体内において、上方から紙葉類を受け入れて下部に収納する収納空間が形成され、前記収納庫本体内の前記収納空間上方において、前記進出状態で向い合って間に中間空間を形成する2つの前記セパレータを前記昇降駆動手段によって相対的に接近させることで、当該2つのセパレータ同士の間の前記中間空間内で重積状態の紙葉類を圧縮して保持するように構成されている、ことを特徴とする紙葉類処理装置である。
【0006】
この第1の発明によれば、紙葉類がその紙質や状態により重積方向に嵩張りやすい場合であっても、収納庫内の中間空間内において紙葉類を圧縮して保持することで重積方向の嵩を抑えることができる。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、前記収納庫本体の底部に設けられる紙葉類の繰出し手段をさらに備え、この繰出手段は、前記収納空間内に収納された最下位の紙葉類の底面と接触してこれを送り出す送出し部材を有しているものである。
【0008】
この場合、収納庫本体の底部に向かって収納空間の紙葉類を圧縮すると、紙葉類の自重に圧縮力が加わって、送出し部材に対する紙葉類の接触圧が過大となり、収納庫からの紙葉類の繰り出しがうまくいかなくなる可能性が高い。そこで、第1の発明のように2つのセパレータ同士の間に形成される収納空間上方の中間空間内で紙葉類を圧縮することで、そのような問題を回避することができる。
【0009】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記収納庫は3つ以上の前記セパレータを具備するものである。
【0010】
この第3の発明によれば、向い合う2つのセパレータ同士の間で紙葉類を圧縮して保持しながら、その他のセパレータによって紙葉類の受け入れ等の他の動作を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図1乃至図8は本発明による紙葉類処理装置の実施の形態を示す図である。以下、本実施形態の全体構成、主要部の具体的構成、動作および作用効果、並びに変形例について順次説明する。
【0012】
[全体構成]
図1に示すように、本実施形態の紙幣処理装置は、内部に紙幣等の紙葉類を重積状態で収納するための紙幣収納庫3を備えている。この収納庫3は、上端に開口32を有する収納庫本体30と、この本体30内に設けられた上中下3段のセパレータ5A〜5Cとを具備している。また、収納庫3は、その本体30の上部から紙葉類を受け入れて本体30の底部から紙葉類を取り出すことが出来るように構成されている。
【0013】
具体的には、収納庫3の上方には、その本体30の開口32上へ紙葉類を送り込むための送込み手段78が設けられている。この送込み手段78は、ローラや駆動ベルトで構成され、図1の右下方へ紙葉類を1枚ずつ送り込むようになっている。また、収納庫3の下方には、収納庫本体30に収納された紙葉類を底部から繰り出すための繰出し手段8が設けられている。この繰出し手段8は、収納庫本体30内に収納された最下位の紙葉類の底面と接触してこれを送り出す摩擦ローラ等の送出し部材80を有している。
【0014】
収納庫3の開口32部分には、上蓋4が収納庫本体30に対して昇降可能に設けられている。この上蓋4は、図1に二点鎖線で示す上昇位置にあるとき、収納庫3の開口32上において、送込み手段78で送り込まれる紙葉類を受け入れ可能な上方空間3Aを区画するようになっている。上蓋4は、上蓋4全体の昇降に伴って収納庫本体30の開口32を開閉する上板40を有している。その上板40の裏面側には、上蓋4の降下時に紙葉類の上面を押圧する左右一対のガイド板43が取り付けられている(図7(b)参照)。
【0015】
また、上記セパレータ5A〜5Cは、それぞれ昇降駆動ベルト(昇降駆動手段)90(図2乃至図5)によって、ガイドテープ95に沿って収納庫本体30内を昇降可能に構成されている。また、各セパレータ5A〜5Cは、収納庫本体30内で紙葉類を載置して昇降可能な進出状態(図1に二点鎖線で示す状態)と、収納庫本体30内の紙葉類を避けて昇降可能な退避状態との間で、略水平方向で伸縮自在に構成されている。なお、セパレータ5A〜5Cの具体的な構成については後述する。
【0016】
上記のようなセパレータ5A〜5Cによって、収納庫本体30の内部が、上部空間3Aおよび下部空間3Bと、それらの間の2つの中間空間3C,3Dとに、互いに連通可能に仕切られるようになっている。また、(上昇した位置にある)上蓋4によって区画された上方空間3Aと、上段側のセパレータ5Aによって仕切られた上部空間3Aとが一体となって、送込み手段78で送り込まれる紙葉類を一時保留するための保留空間3Aを形成するようになっている。
【0017】
厳密に言えば、図1に実線で示す上蓋4の降下時には、上方空間3A自体の容積は実質的にゼロになって、上部空間3Aだけで保留空間3Aを形成している状態となる。なお、上蓋4で区画される上方空間3Aは、上蓋4の上昇に伴って上方へ拡張される上部空間3Aの一部であって、上蓋4の降下によって元の上部空間3Aに吸収されるものと考えることも出来る。
【0018】
また、下段側のセパレータ5Cによって仕切られた下部空間3Bは、保留空間3Aに一時保留されていた紙葉類を受け入れて収納する収納空間を形成する。そして、中間空間3Cは、上部空間3Aないし中間空間3Dと適宜連通し、中間空間3Dは、中間区間3Cないし下部空間3Bと適宜連通することで、上部空間3A(保留空間3A)から下部空間3Bへの紙葉類の受け渡しを行うための空間をそれぞれ形成している。
【0019】
この収納庫3は、進出状態で向い合う2つのセパレータ5B,5Cを上記昇降駆動手段(昇降駆動ベルト)によって相対的に接近させることで、当該2つのセパレータ5B,5C同士の間で重積状態の紙葉類を圧縮して保持するように構成されている。その場合、当該2つのセパレータ5B,5C同士の間の中間空間3Dは、紙葉類を圧縮して保持するための空間を形成することになる(図8(f)参照)。
【0020】
[主要部の具体的構成]
次に、図2乃至図6を参照して、上記セパレータ5A〜5Cを中心とした主要部の具体的構成について説明する。
【0021】
図2および図3に示すように、各セパレータ5A〜5Cは、収納庫本体30に対して昇降する昇降部50と、この昇降部50に対して(上記の進出状態と退避状態との間で)伸縮する伸縮部55とを有している。伸縮部55は昇降部50に対して、図2に示す収納庫本体30の前面37側から後面38側に向かって略水平に伸びる(その逆方向に縮む)ようになっている。
【0022】
伸縮部55は、その伸縮方向で互いにスライド自在に連結された5枚のスライド板56−1〜56−5を有している。これらのスライド板56−1〜56−5は、それぞれ略長方形の上面を有し、伸縮部55が伸長した進出状態において、上方から見て隙間なく連続した紙葉類載置面56を形成するようになっている。
【0023】
図3に示すように、各スライド板56−1〜56−5の左右両端には、上面から下向きに突き出した側面部56aが設けられている。これらの側面部56aには、(先頭のスライド板56−5を除いて)伸縮方向の長孔56bが形成されている。また、各側面部56aには、隣接したスライド板の長孔56b内に係合する突起56cが形成されている。そして、これらの長孔56bおよび突起56cを介して、隣り合ったスライド板56−1〜56−5同士が互いに入れ子状にスライド自在に連結されている。
【0024】
また、スライド板56−1〜56−5の裏面側には、それらを伸縮方向にスライドさせるための伸縮機構を構成する2本のリンク部材57,58が配置されているが、それらについては後述する。
【0025】
図2および図3に示すように、昇降部50は、収納庫本体30の前面37(図2)に沿って左右に延びる昇降部本体51と、この本体51の左右両端から後方へ延びる一対の側方延長部分52とを有している。そのうち左側(図2の上側)の延長部分52の中央部には、外側へ突出した案内部52aが形成されている。この案内部52aは、円形断面の案内軸91によって貫通されている。この案内軸91は、昇降部50の昇降移動を案内するように収納庫本体30内を垂直に延びている。
【0026】
図2に示すように、案内部52aには、案内軸91の外周を締め付けて位置を固定するためのストッパ(駆動切換手段)92が組み込まれている。このストッパ92は、案内軸91の周りで図2の反時計回り方向にばね付勢されると共に、その付勢力に抗して時計回りに回動することで作動するように構成されている。そして、ストッパ92の作動により、収納庫本体30に対する昇降部50の昇降を強制的に停止させることが出来るようになっている。
【0027】
また、案内部52aに隣接して、収納庫本体30内を垂直に延びるストッパ作動軸93が配置されている。この作動軸93は、作動板93aと、この作動板93aを回動させる軸本体93bとを有している。一方、ストッパ92には、作動板93aと係合する作動用突起92aが設けられている。そして、作動軸93によって(作動板93aおよび作動用突起92aを介して)ストッパ92を図2の時計回りに回動させることで、ストッパ92を作動させるようになっている。
【0028】
図3に示すように、昇降部本体51は、上面壁51aおよび下面壁51bと、それらの前縁部どうしを連結する前面壁51cとで構成され、後方(伸縮部55側)へ開いたコの字状の断面を有している。図2に示すように、昇降部本体51の左側(図2の上側)には、上記昇降駆動ベルト90が隣接している。また、昇降部本体51の右側(図2の下側)には案内ローラ50rが取り付けられている。この案内ローラ50rは、収納庫本体30の右側面33に形成された一対の案内レール98によって、垂直方向に案内されるようになっている。
【0029】
ここで、図2および図3に示すように、伸縮部55における伸縮機構を構成する上記2本のリンク部材57,58は、互いの中点においてX字状に交差すると共に軸Pで回動自在に連結されている。一方のリンク部材57の一端部57aは、昇降部本体51側の下面壁51b(図3)に回動自在に連結されている。また、伸縮部55における先頭のスライド板56−5の左側(図2の上側)裏面に、補強部材59(図3)を介して左右方向の長孔59hが設けられている。そして、リンク部材57の他端部57bは、その長孔59h内に回動自在かつ摺動自在に連結されてスライダを構成している。
【0030】
また、昇降部本体51の下面壁51b(図3)には、昇降駆動ベルト90に対応する左側に、左右方向の長孔51hが形成されている。そして、他方のリンク部材58の一端部58aは、その長孔51h内に回動自在かつ摺動自在に連結されてスライダを構成している。また、リンク部材58の他端部58bは、スライド板56−5の右側(図2の下側)裏面に回動自在に連結されている。
【0031】
このような構成により、スコットラッセルの機構の原理に従い、リンク部材58を原動節として、先頭のスライド板56−5を昇降部本体51に対して水平方向で並進的に接離させるような動作を行うリンク機構(伸縮機構)が形成されている。すなわち、原動節となるリンク部材58の一端部58aを長孔51h内で左右に移動させることで、先頭のスライド板56−5を昇降部本体51に対して接近/離間させ、これにより伸縮部55全体を昇降部本体51に対して短縮/伸長させることが可能となる。
【0032】
次に、図2、図4および図5を参照して、昇降駆動ベルト90の駆動によって昇降部50の昇降と伸縮部55の伸縮とを行うための構成について説明する。
【0033】
まず、図4に示すように、昇降部本体51における下面壁51bの下側には、長孔51hと平行に延びる伸縮駆動ベルト54が配置されている(図2参照)。この伸縮駆動ベルト54は、一対のプーリ54a,54b同士の間に掛け渡されており、その上段側に上記リンク部材58の一端部58aが連結されている。また、昇降駆動ベルト90側にある伝動プーリ54aの左側を挟むようにして、上下一対の偏向用ローラ90cが配置されている。そして、伝動プーリ54aには、一対の偏向用ローラ90cを介して昇降駆動ベルト90が(伸縮駆動ベルト54と平行に)巻き付けられている(図2参照)。
【0034】
これにより、上記ストッパ92(図2)の作動との関係で、(1)セパレータ5A〜5C(昇降部50)の昇降と、(2)セパレータ5A〜5C(伸縮部55)の伸縮との間の切り換えが、以下のようにして行われるようになっている。
【0035】
(1)まず、セパレータ5A〜5Cを昇降させる場合は、ストッパ92を作動させずに、昇降部50が案内軸91に対して自由に昇降可能な状態にしておく。この状態では、図5(a)に示すように、昇降駆動ベルト90は、偏向用ローラ90cおよび伝動プーリ54aと摩擦によって係合し、セパレータ5A〜5Cと一体的に移動する。
【0036】
(2)次に、セパレータ5A〜5Cを伸縮させる場合は、ストッパ作動軸93によってストッパ92を作動させ、昇降部50が案内軸91に対して固定された状態にしておく。この状態では、図5(b)および(c)に示すように、昇降駆動ベルト90は、昇降を停止されたセパレータ5A〜5Cに対して、偏向用ローラ90cおよび伝動プーリ54aを通る経路で通過する。このとき、昇降駆動ベルト90は、伝動プーリ54aを介して伸縮駆動ベルト54を駆動することで、その通過方向に応じてリンク部材58の一端部58aを(図2乃至図4に示す長孔51h内で)左右に移動させる。これにより、上述したような伸縮部55の伸縮が行われる。
【0037】
このようにして、伸縮駆動ベルト54は、ストッパ92によるセパレータ5A〜5Cの昇降停止時に、セパレータ5A〜5Cを通過する駆動ベルト90の駆動力を伸縮部55を伸縮させる駆動力に変換する駆動力変換手段として機能する。また、この駆動力変換手段としての伸縮駆動ベルト54と、伸縮機構としてのリンク部材57,58によって、昇降駆動ベルト90の駆動力を利用して伸縮部55を伸縮させる伸縮駆動手段が構成されている。そして、ストッパ92は、昇降駆動ベルト90による駆動の対象を、セパレータ5A〜5Cの昇降と、伸縮駆動手段54,57,58を介したセパレータ5A〜5Cの伸縮との間で切り換える駆動切換手段として機能する。
【0038】
次に、図2、図3および図6を参照して、セパレータ5A〜5Cの伸縮部55(載置面56)に載置された紙葉類の(載置面56の周囲からの)脱落を防止したりずれを修正したりするためのガイド類95,96,97について説明する。
【0039】
まず、図3に示すように、紙葉類の前側に対応して、上記ガイドテープ95が左右一対設けられている。また、図2に示すように、紙葉類の後ろ側に対応して、4本の後方ガイドリブ96が設けられている。これらのガイドリブ96は、収納庫本体30の後面38側に取り外し可能に設けられた後面蓋部38aに対して取り付けられている。さらに、図2および図3に示すように、紙葉類の左右両側に対応して、側方ガイド板97が設けられている。これらの側方ガイド板97は、セパレータ5A〜5Cにおける昇降部50の側方延長部分52と伸縮部55との間を通るように配置されている。
【0040】
これらのガイドテープ95、後方ガイドリブ96および側方ガイド板97は、少なくともセパレータ5A〜5Cの昇降範囲内で、収納庫本体30内を垂直に延びている。そして、これらのガイド類95,96,97によって、収納庫本体30内で実際に紙葉類が昇降したり収納されたりする空間(上部空間3A、下部空間3Bおよび中間空間3C,3D)の外縁が規定されている。
【0041】
このうち、ガイドテープ95は、軟質合成樹脂の薄いシートや合成繊維の織物等によって柔軟に作られている。また、図3に示すように、各ガイドテープ95は、セパレータ5A〜5Cの昇降部本体51と伸縮部55との間を部分的に仕切るようにして延びている。また、図2、図3および図6に示すように、セパレータ5A〜5Cの昇降部本体51には、伸縮部55とは反対の側にガイドテープ95を迂回させる迂回ガイド部53が、各ガイドテープ95に対応して設けられている。
【0042】
この迂回ガイド部53は、昇降部本体51の上面壁51aおよび下面壁51b(図3)の外側にそれぞれ一対ずつ設けられたガイドローラ53a,53bを有している。そして、迂回ガイド部53を通るガイドテープ95は、各ガイドローラ53a,53bによって、昇降部本体51の上面壁51a、前面壁51cおよび下面壁51bをそれぞれ横断するようにして(昇降部本体51に対して相対的に)移動可能となっている。
【0043】
[動 作]
次に、図7および図8を参照して、本実施形態の装置における主要な動作の例について説明する。
【0044】
図7には、予め少量の紙葉類Sが収納された収納庫3に、それより多い量の紙葉類Sを追加して収納する動作が(a)〜(i)の順に示されている。
【0045】
まず、図7(a)のように上蓋4が上昇した状態において、送込み手段78で保留空間3A内に送り込まれる紙葉類Sが、上段側のセパレータ5A上に集積される。このとき、送り込まれる紙葉類Sの量に応じて、上段側のセパレータ5Aを下げるこで、保留空間3Aを下方へ拡張して行くことが出来る。一時保留すべき紙葉類Sが全て送り込まれたら、図7(b)のように、上蓋4が紙葉類Sを押圧しながら降下し、それに合わせて上段側のセパレータ5Aも降下する。
【0046】
次に、一時保留した紙葉類Sを収納する場合は、図7(c)のように、上段側のセパレータ5Aが退避状態に縮むことで、中段のセパレータ5B上に紙葉類Sが移し換えられる。この場合、予め中段のセパレータ5Bが上段側のセパレータ5Aのすぐ下に位置するように高さ調整されている。次に、図7(d)のように、下段側のセパレータ5Cが中段のセパレータ5Bのすぐ下まで上昇する。そして、図7(e)のように、中段のセパレータ5Bが退避状態に縮むことで、下段側のセパレータ5C上に紙葉類Sが移し換えられる。
【0047】
その後、図7(f)のように、紙葉類Sを載置した下段側のセパレータ5Cが、予め収納されていた紙葉類Sの上まで降下する。また、中段のセパレータ5Bが進出状態となって降下し、下段側のセパレータ5C上の紙葉類Sを下方へ緩やかに押圧する。このとき、新たな紙葉類Sの送り込みに備えて、上段側のセパレータ5Aが開口32付近まで上昇して進出状態になると共に、上蓋4が上昇位置に復帰する。この状態から、図7(g)のように、下段側のセパレータ5Cが退避状態に縮むことで、予め収納されていた紙葉類Sの上に、新たな紙葉類Sが追加して収納される。
【0048】
その後、図7(h)のように、下段側のセパレータ5Cが上方へ退避してから進出状態に戻る(このとき、下段側のセパレータ5Cの場所を空けるために中段のセパレータ5Bも僅かに上昇する)。ここで、収納された紙葉類Sを繰出し手段8で繰り出す場合、収納空間3B内に一定量以上の紙葉類Sが収納されていれば、その自重により、送出し部材80に対する紙葉類Sの十分な接触圧が得られる。一方、収納空間3B内の紙葉類Sの収納量が足りず、その自重だけでは送出し部材80に対する十分な接触圧が得られない場合は、図7(i)のように、下段側のセパレータ5Cを降下させて紙葉類Sを下方へ緩やかに押圧する。
【0049】
次に、図8には、予め図7の場合よりも多量の紙葉類Sが収納された収納庫3に、さらに紙葉類Sを追加して収納することで、通常の収納容量(後述するような紙葉類の圧縮を行わない場合の収納容量)を超える量の紙葉類Sを収納する場合の動作が(a)〜(f)の順に示されている。
【0050】
まず、図8(a)のように上蓋4が上昇した状態において、送込み手段78で保留空間3A内に送り込まれる紙葉類Sが、上段側のセパレータ5A上に集積される。この場合、予め収納されている紙葉類Sの量が図7に示す場合よりも多いので、中段および下段側のセパレータ5B,5Cの位置も図7(a)に示す場合より上方に位置している。一時保留すべき紙葉類Sが全て送り込まれたら、図8(b)のように、上蓋4が紙葉類Sを押圧しながら降下し、それに合わせて上段側のセパレータ5Aも降下する(他のセパレータ5B,5Cも必要に応じて降下する)。
【0051】
次に、一時保留した紙葉類Sを収納する場合は、図7(c)の場合と同様にして、図8(c)のように、上段側のセパレータ5Aが退避状態に縮むことで、中段のセパレータ5B上に紙葉類Sが移し換えられる。そして、この例では、既に下段側のセパレータ5Cが中段のセパレータ5Bのすぐ下に位置しているので、図7(d)のように下段側のセパレータ5Cを上昇させるまでもなく、図8(d)のように、中段のセパレータ5Bが退避状態に縮むことで、下段側のセパレータ5C上に紙葉類Sが移し換えられる。
【0052】
次に、図8(e)のように、中段のセパレータ5Bが、下段側のセパレータ5C上に載置された紙葉類Sの上方へ退避して、進出状態となる。このとき、新たな紙葉類Sの送り込みに備えて、上段側のセパレータ5Aが開口32付近まで上昇して進出状態になると共に、上蓋4が上昇位置に復帰する。
【0053】
その後、図8(f)のように、下段側のセパレータ5Cに対して中段のセパレータ5Bを降下させることで、2つのセパレータ5B,5C同士の間で紙葉類を圧縮して保持する(圧縮保持された紙葉類を符号S’で示す)。この圧縮保持は、2つのセパレータ5B,5C同士を相対的に接近させて行えばよく、静止した下段側のセパレータ5Cに対して中段のセパレータ5Bを降下させる場合には限定されない。すなわち、静止した中段のセパレータ5Bに対して下段側のセパレータ5Cを上昇させてもよく、中段のセパレータ5Bの降下と下段側のセパレータ5Cの上昇とを組み合わせてもよい。
【0054】
[作用効果]
次に、上記のように構成された本実施形態の作用効果について説明する。
【0055】
本実施形態によれば、紙葉類がその紙質や状態により重積方向に嵩張りやすい場合であっても、収納庫3内において紙葉類を圧縮して保持することで重積方向の嵩を抑えることができる(図8(f))。このため、膨らみ、皺、折れ癖、曲がり癖のような紙葉類(例えば使用済みの紙幣)の状態や紙質などにかかわらず、収納庫3内により多くの紙葉類を安定した状態で収納することができる。
【0056】
この場合、収納庫本体30の底部に向かって紙葉類を圧縮すると、紙葉類の自重に圧縮力が加わって、送出し部材に対する紙葉類の接触圧が過大となり、収納庫3からの紙葉類の繰り出しがうまくいかなくなる可能性が高い。そこで、本実施形態のように2つのセパレータ5B,5C同士の間で紙葉類を圧縮することで、そのような問題を回避することができる。
【0057】
また、上中下3段のセパレータ5A〜5Cを用いることで、向い合う2つのセパレータ5B,5C同士の間で紙葉類を圧縮して保持しながら、もう1つのセパレータ5Aによって紙葉類の受け入れ動作を行うことができる。
【0058】
その他、本実施形態によれば、セパレータ5A〜5Cの進出状態において、伸縮部55のスライド板56−1〜56−5が、上方から見て隙間なく連続した紙葉類載置面56を形成する。このため、従来のように、セパレータ上に載置された紙葉類が隙間によって引っ掛かりや横ずれ、脱落などを起こすことがなくなるので、安定的な紙葉類処理を行うことが可能となる。
【0059】
また、保留空間3A(上部空間3A)と、その下の中間空間3Cや下部空間3Bとの間を、上段側のセパレータ5Aの紙幣載置面56によって隙間なく仕切ることが出来る。これより、例えば上蓋4の上板40を開いて一時保留された紙葉類(特に紙幣など)を取り出す際に、中間空間3Cや下部空間3B内の紙葉類を人に覗かれたり触られたりすることを防止することが出来る。
【0060】
また、複数のスライド板56−1〜56−5を用いてセパレータ5A〜5Cを構成することで、比較的低コストで剛性の高い伸縮式のセパレータ5A〜5Cを提供することが可能となる。
【0061】
次に、昇降駆動ベルト90の駆動力をセパレータ5A〜5Cの昇降と伸縮とで共用することで、セパレータ5A〜5Cの伸縮のために独立した駆動手段を設ける必要がなくなり、装置のコストダウンを図ることが出来る。
【0062】
また、ストッパ92によって収納庫本体30に対するセパレータ5A〜5Cの昇降を強制的に停止させることで、収納庫本体30内でセパレータ5A〜5Cを確実に位置決めした状態で、駆動ベルト90によるセパレータ5A〜5Cの伸縮動作を行うことが出来る。
【0063】
次に、セパレータ5A〜5Cの伸縮部55(載置面56)上に載置された紙葉類を、その前側の一辺が柔軟なガイドテープ95で垂直方向に案内される状態で昇降させることが出来る。これにより、載置された紙葉類の昇降部本体51側からの脱落を防止すると共に、その紙葉類のずれを無理なく修正しながら昇降させることが可能となる。
【0064】
また、伸縮部55とは反対の側にガイドテープ95を迂回させる迂回ガイド部53を設けたことで、セパレータ5A〜5Cの昇降部50と伸縮部55との間にガイドテープ95を貫通させる場合に生じ得るような、機構的な干渉や空間的な制約を回避することが出来る。
【0065】
さらに、保留空間3Aに送り込まれる紙葉類を上段側のセパレータ5Aの上に集積しながら、同時に下部空間3Bに収納された紙葉類を下段側のセパレータ5Cで下方へ緩やかに押圧することが可能となる(図7(i)参照)。これにより、紙葉類の受け入れ(一時保留)と取り出し(繰出し手段8による繰り出し)の安定性をそれぞれ確保しつつ、両者を同時に実行することが出来る。例えば、紙葉類が紙幣である場合、同一の収納庫3に関する紙幣の入出金処理を同時に行ったり、収納紙幣の精査処理(繰り出し→識別→再収納)を連続的に行ったりすることが可能となる。
【0066】
さらに、中間空間3D内で下段側のセパレータ5C上に載置された紙葉類を、中段のセパレータ5Bで下方へ緩やかに押圧しながら(図7(f))下部空間3Bへ収納する(図7(g))ことで、紙葉類の確実な収納を促すことが出来る。
【0067】
[変形例]
本実施形態において、収納庫3が3つのセパレータ5A〜5Cを有する場合について説明したが、2つのセパレータ同士の間の中間空間において重積状態の紙葉類を圧縮して保持することに関しては、2つのセパレータを有していれば十分である。また、収納庫3は、4つ以上のセパレータを有していてもよく、また2箇所以上の中間空間において重積状態の紙葉類を圧縮して保持するように構成されていてもよい。
【0068】
また、セパレータ5A〜5Cの伸縮部55を複数のスライド板56−1〜56−5で構成する場合について説明したが、例えば蛇腹状(縦断面波形)の柔軟なシート材料などを用いて、紙葉類載置面を形成する伸縮部全体を一体的に構成することも可能である。また、そのような蛇腹状の構造を、縦断面内で互いに揺動自在に連結された複数の板で構成することも考えられる。その場合も、伸縮部全体をポリプロピレン樹脂などで一体的に構成して、連結部分を他の部分より薄く成型した一体型ヒンジとすることが可能である。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、紙葉類がその紙質や状態により重積方向に嵩張りやすい場合であっても、収納庫内において紙葉類を圧縮して保持することで重積方向の嵩を抑えることができる。このため、紙葉類の紙質や状態にかかわらず、収納庫内により多くの紙葉類を安定した状態で収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紙葉類処理装置の一実施形態を模式的に示す要部縦断面図。
【図2】図1に示す収納庫の詳細な構造を、セパレータ上の横断面で示す図。
【図3】図2に示すセパレータ周辺を一部省略して示す斜視図。
【図4】図2に示すセパレータ周辺のIV−IV断面を一部省略して示す図。
【図5】図4に一部示した昇降駆動ベルトと昇降駆動ベルトとの関係を、(a)昇降駆動時、(b)短縮駆動時、(c)伸長駆動時に分けて示す模式図。
【図6】図1に示す3つのセパレータの詳細構造(特にガイドテープとの関係)を示す縦断面図。
【図7】図1に示す紙葉類処理装置の動作を(a)〜(i)の順に示す図。
【図8】収納する紙葉類の量が多い場合における図1に示す装置の動作を(a)〜(f)の順に示す図。
【符号の説明】
S 紙葉類
S’ 圧縮保持された紙葉類
3 紙葉類収納庫
3A 保留空間
3A 上方空間
3A 上部空間
3B 下部空間
3C 中間空間
3D 中間空間
30 収納庫本体
32 開口
4 上蓋
40 上板
5A 上段側のセパレータ
5B 中段のセパレータ
5C 下段側のセパレータ
50 昇降部
51 昇降部本体
52 側方延長部分
53 迂回ガイド部
54 伸縮駆動ベルト(駆動力変換手段)
55 伸縮部
56 紙葉類載置面
56−1〜56−5 スライド板
57 リンク部材(伸縮機構)
58 リンク部材(伸縮機構)
78 送込み手段
8 繰出し手段
80 送出し部材
90 昇降駆動ベルト(昇降駆動手段)
90c 偏向用ローラ
91 案内軸
92 ストッパ(駆動切換手段)
93 ストッパ作動軸
95 ガイドテープ

Claims (3)

  1. 紙葉類を重積状態で収納する紙葉類収納庫を備え、
    この収納庫は、
    収納庫本体と、
    この本体内で紙葉類を載置して昇降可能な進出状態と、前記本体内の紙葉類を避けて昇降可能な退避状態との間で、略水平方向で伸縮自在に構成された、少なくとも2つのセパレータと、
    各セパレータを前記本体内で昇降させる昇降駆動手段と、
    各セパレータを伸縮させる伸縮駆動手段と
    を具備し、
    前記収納庫本体内において、上方から紙葉類を受け入れて下部に収納する収納空間が形成され、
    前記収納庫本体内の前記収納空間上方において、前記進出状態で向い合って間に中間空間を形成する2つの前記セパレータを前記昇降駆動手段によって相対的に接近させることで、当該2つのセパレータ同士の間の前記中間空間内で重積状態の紙葉類を圧縮して保持するように構成されている、ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記収納庫本体の底部に設けられる紙葉類の繰出し手段をさらに備え、
    この繰出手段は、前記収納空間内に収納された最下位の紙葉類の底面と接触してこれを送り出す送出し部材を有する、ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記収納庫は3つ以上の前記セパレータを具備する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の紙葉類処理装置。
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