JP4114719B2 - ゴム補強用スチールコード及びこれをベルト層に用いた空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
ゴム補強用スチールコード及びこれをベルト層に用いた空気入りラジアルタイヤInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はゴム補強用スチールコード及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤに関し、さらに詳しくは、巻き取り性及び耐フレアー性に優れたスチールコード、及び該スチールコードをベルト層に用いた乗心地性及び耐久性に優れた空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、空気入りラジアルタイヤ、特に乗用車用空気入りラジアルタイヤにおいては、転がり抵抗の低減、乗心地性の向上、低価格化、等といった市場からの要請が強く、これを受けてタイヤ用コードとして用いるスチールコードの単純化への動きが加速している。
【0003】
特に、タイヤのベルト層はトレッドゴムを介して直接路面と接触し、タイヤの運動特性を支配する重要な部材であるため、ベルト層に使用するスチールコードに関してこれまで数多くの提案がなされている。
【0004】
このような状況の中で、ベルト層に用いるスチールコードの強度を高めて主としてタイヤの転動抵抗を低下させる試みとして、スチール単線を撚らずに複数本引き揃えたスチールコードが提案されている。しかしながら、かかるコードはスチール単線を撚り合わせていないために、ベルト部の耐久性が充分でなく、更にはタイヤの運動特性や乗心地性にも改善の余地を残している。
【0005】
一般に、スチールコードは撚数を増やすと、強度は低下するが伸度が増加し耐疲労性が向上するという性質がある。この性質を利用して、上記提案の長所を活かしつつ短所を補完する試みとして、少ない撚りを施した所謂ロングピッチのスチールコードが出現するに至っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−189146号公報(第1〜4頁、図1〜4)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの所謂ロングピッチのスチールコードは、コードの切断部においてコードの径がばらけて拡張する所謂フレアー現象が避けられず、これがスチールコードを取り扱う上での厄介な問題となっていた。また、スチールコードをリールに巻き付ける段階においてコードの素線間の一部に位相ずれが生じて、スチールコードの巻き付けすら困難にしていた。
【0008】
また、かかるスチールコードをベルト層に適用した空気入りラジアルタイヤは、スチールコードの結束性が弱いために満足した乗心地性が得られず、加えて、ベルト層の圧縮特性が低下するために運動特性の弊害になると共に、ベルト耐久性を低下させる原因になっていた。更には、加硫段階においてばらけたコードの切断部が周辺の接着性の低いゴムと接触して接着不良を誘発する場合があり、これがベルト耐久性を阻害する一つの要因となっていた。
【0009】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、フレアー現象を発生することがなく、リールへの巻き取りを容易にしたゴム補強用スチールコード、及びこれをベルト層に用いた操縦安定性を阻害することなく乗心地性及び耐久性を向上させた空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のゴム補強用スチールコードは、線径0.15〜0.50mmのスチール素線を撚りピッチ50〜150mmで撚り合わせた1×N(N=3〜5)、1+N(N=2〜6)又は2+N(N=1〜7)構造からなるスチールコードの周囲に、前記撚りピッチの1/5〜1/2に相当する巻き付けピッチで少なくとも1本の熱可塑性有機繊維コードをラッピングし、熱処理セットによるホールド加工を施すことによりラッピング形状を保持するように形成したことを要旨とする。
【0011】
このように、素線束がロングピッチに撚り合わされたスチールコードの周囲に、その撚りピッチの1/5〜1/2に相当するピッチで少なくとも1本の熱可塑性有機繊維コードをラッピングし、熱処理セットによるホールド加工を施すことによりラッピング形状を保持するように形成したので、スチールコードの結束性が高まり、スチールコードの切断部におけるフレアー現象の発生を防止すると共に、スチールコードをリールに巻き付ける段階でのコードの素線間に位相ずれが生じるのを防止してリールへの巻き取りを容易にする。
【0012】
また、上記目的を達成するための本発明の空気入りラジアルタイヤは、上記のように構成されたスチールコードをベルト層に用いたことを要旨とする。
【0013】
これにより、ベルト層に用いるスチールコードの結束性を高めてタイヤの乗心地性を向上させると共に、ベルト層の圧縮特性を改善すると共にゴムとの接着阻害要因を除去してベルト耐久性を向上させる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明のゴム補強用スチールコードの製造工程を説明するための概略図である。図1では1×3構造のロングピッチに撚られた素線束に熱可塑性有機繊維コードをラッピングし、熱処理セットによるホールド加工を施してラッピング形状を保持させ、その状態でスチールコードをリールに巻き付ける一連の工程を例示している。
【0016】
線径0.15〜0.50mmのスチール素線1は撚り線工程で撚りピッチが50〜150mmのスチールコード2となるように撚られ、次いて巻付け工程でスチールコード2の周囲に前記撚りピッチの1/5〜1/2に相当する巻き付けピッチで少なくとも1本の熱可塑性有機繊維コード3をラッピングする。続いてラッピングされたスチールコード2は熱処理(セット)工程で熱源4により100〜260℃に加熱された後冷却されてホールド加工が施される。ホールド加工が施された最終のゴム補強用スチールコード5はラッピング形状を保持した状態でリール6に巻き付けられる。
【0017】
これにより、ゴム補強用スチールコード5は熱可塑性有機繊維コード3の巻付け工程及び熱処理(セット)工程を経て最終的にラッピング形状を保持した状態に保たれているので、リール6に巻き付ける段階でのスチール素線1間には位相ずれが発生することなく巻き取り性を向上させると共に、コードの切断部におけるフレアー現象の発生がない。
【0018】
ここで、熱可塑性有機繊維コード3はラッピングに先立って、ゴムとの接着を良くするために公知の手段により接着処理されている。また、熱処理(セット)工程における加熱温度は熱可塑性有機繊維コード3の材料により任意に設定され、冷却の手段は強制冷却であっても自然冷却であっても良い。
【0019】
熱可塑性有機繊維コード3の巻き付けピッチがスチールコード2の撚りピッチの1/5未満ではスチールコード2の生産性が悪化することとなり、1/2超ではラッピング形状の保持が充分得られず巻き取り性及び耐フレアー性が低下することとなる。
【0020】
熱可塑性有機繊維コード3は、通例は2本以上のフィラメントを撚り合わせたマルチフィラメントが使用されるが、1本の単線からなるモノフィラメントであっても良い。熱可塑性有機繊維コード3がモノフィラメントである場合のフィラメントの断面形状は特に限定されるものではないが、略円形状をなす他、扁平(楕円)形状又は表面に凹凸を有する略円形状にすることができる。
【0021】
また、熱可塑性有機繊維コード3の太さは、ラッピング形状の保持及びコードの柔軟性維持の観点から、220〜2750dtexであることが好ましく、その材料としては、特に限定されるものではないが、汎用性がありかつ熱軟化性に優れたナイロン繊維又はポリエステル繊維が好ましく使用される。
【0022】
図1にはスチールコード2が1×3構造である場合を例示したが、本発明のゴム補強用スチールコード5が対象にする1×N(N=3〜5)、1+N(N=2〜6)又は2+N(N=1〜7)構造に撚り合わされたスチールコード2は、図1と同様の工程により、その周囲を熱可塑性有機繊維コード3によりラッピングされ、熱処理によるホールド加工が施されてラッピング形状を保持した状態のゴム補強用スチールコード5となる。
【0023】
上記のようにして得られたゴム補強用スチールコード5は、タイヤを始めとする様々のゴム製品の補強用に使用することができ、特に空気入りラジアルタイヤのベルト層に好適である。
【0024】
図2は本発明の空気入りラジアルタイヤの一例を示す半断面図である。空気入りラジアルタイヤ8は一対のビード部9間でトロイド状に延びるカーカス層10を骨格として、クラウン部11におけるカーカス層10の外周に2層のベルト層12が配置される。
【0025】
ベルト層12のうちの少なくとも1層には、上述した線径0.15〜0.50mmのスチール素線を撚りピッチ50〜150mmで1×N(N=3〜5)、1+N(N=2〜6)又は2+N(N=1〜7)構造に撚り合わされたスチールコード2の周囲に、前記撚りピッチの1/5〜1/2に相当する巻き付けピッチで少なくとも1本の熱可塑性有機繊維コード3をラッピングし、熱処理セットによるホールド加工を施すことによりラッピング形状を保持させた状態のスチールコード5にゴムを被覆したベルト層12が適用される。
【0026】
ベルト層12の構成部材として上述した結束性を高めたゴム補強用スチールコード5を使用することにより、タイヤの乗心地性を向上させると共に、ベルト層の圧縮特性を改善すると共にゴムとの接着阻害要因を除去してベルト耐久性を向上させる。
【0027】
【実施例】
実施例1〜4、比較例1〜5
本発明のゴム補強用スチールコードが巻き取り性及び耐フレアー性に及ぼす影響を調べるために、スチールコードを構成する素線束の構造(素線数、線径)を共通にして、素線束の撚りピッチを100mmとしてその周囲をラッピングしなかった従来スチールコード(従来例)と、素線束の撚りピッチを100mmとしてその周囲を表1に示すラッピングコードでラッピングした後、ラッピング後のホールド加工による熱処理の有無を表1に示す通りにした本発明スチールコード(実施例1〜4)及び比較スチールコード(比較例2〜5)と、素線束を撚らずにその周囲をナイロンコードでラッピングした比較スチールコード(比較例1)とを、作製した。
【0028】
上記10種類のスチールコードについて、以下の試験方法により巻き取り性及び耐フレアー性を調べた結果を表1に併せて記載した。
【0029】
[巻き取り性評価試験方法] 各スチールコードを直径120mmの金属製ロールに数10回周回させた際のスチールコードの外観形状を巻き付けを行う前の形状と比較し、フィラメントの位相ずれや形状の変化を目視により評価した。その結果をA(優れる)、B(良好)、C(劣る)の3段階に分けて表1に表示した。
【0030】
[耐フレアー性評価試験方法] 各スチールコードを用いて、同一打ち込み本数、同一ゲージからなるゴム複合体を作製し、これを切断機にて切断した際のコードのばらけ状態を評価した。その結果をA(優れる)、B(良好)、C(劣る)、D(全く劣る)の4段階に分けて表1に表示した。
【0031】
【表1】
【0032】
表1から判るように、本発明スチールコード(実施例1〜4)は従来スチールコード(従来例)に比して巻き取り性及び耐フレアー性が格段に優れる。一方、比較スチールコード(比較例1)は素線束を撚っていないので巻き取り性の評価を行っていないが、素線束を撚っていないために耐フレアー性が従来スチールコード(従来例)に比して僅かながらの改善が認められるものの、ホールド加工(熱処理)を施していないためにラッピング形状を保持できず本発明スチールコード(実施例1〜4)に比して耐フレアー性が劣る。
【0033】
また、比較スチールコード(比較例2)はナイロンコードをラッピングしているがホールド加工(熱処理)を施していないためにラッピング形状を保持できず、従来スチールコード(従来例)に比して巻き取り性が同等で耐フレアー性は僅かながらの改善が認められるものの、本発明スチールコード(実施例1〜4)に比して巻き取り性及び耐フレアー性ともに劣る。
【0034】
更に、比較スチールコード(比較例3)はナイロンコードの巻き付けピッチが素線束の撚りピッチに比して大き過ぎるためにラッピング形状の保持が充分得られず、従来スチールコード(従来例)に比して巻き取り性が同等で耐フレアー性が僅かながら改善が認められるものの、本発明スチールコード(実施例1〜4)に比して巻き取り性及び耐フレアー性ともに劣る。
【0035】
また、比較スチールコード(比較例4)はラッピングコードとしてアラミド繊維を使用しているため、ホールド加工(熱処理)を施してはいるがアラミド繊維が軟化せずにスチールコードがラッピング形状を保持できなかったことから、従来スチールコード(従来例)に比して巻き取り性が同等で耐フレアー性が僅かながら改善が認められるものの、本発明スチールコード(実施例1〜4)に比して巻き取り性及び耐フレアー性ともに劣る。
【0036】
一方、比較スチールコード(比較例5)はラッピングコードとしてスチール単線を使用したので、本発明スチールコード(実施例1)と同等に優れた巻き取り性及び耐フレアー性を示した。しかしながら、ラッピングコードがスチール単線であるため、素線束を構成する各スチール素線との間に生ずる摩擦により各スチール素線にフレッティングと称する局部的摩損が避けられず、これによりスチールコードの耐久性を低下させることから本発明のスチールコードとしての適格性がない。
【0037】
上記により作製した10種のスチールコードをそれぞれ図2に示す空気入りラジアルタイヤの2層のベルト層に用いて従来タイヤ(従来例)、本発明タイヤ(実施例1〜4)及び比較タイヤ(比較例1〜5)を作製した。
【0038】
各タイヤについて、以下の試験方法により乗心地性、操縦安定性及びベルト耐久性を調べた結果を、表1における各スチールコードに対応させて表中に併せて記載した。なお、各タイヤはサイズを185/65R14とし、ベルト層におけるスチールコードを除く全ての仕様を同一とした。
【0039】
[乗心地性評価試験方法] 各タイヤをリムサイズ14×5 1/2JJのリムに取り付け、空気圧を200kPaにして1800ccの車両に装着し、テストコースにおいて熟練されたテストドライバーによるフィーリングテストを実施し、その結果を従来例を基準に比較して、◎(非常に優れる)、○(優れる)、同等、△(劣る)、×(非常に劣る)の5段階に分けて表1に表示した。
【0040】
[操縦安定性評価試験方法] 各タイヤを上記[乗心地性評価試験方法]と同様にして1800ccの車両に装着し、テストコースにおいて熟練されたテストドライバーによるフィーリングテストを実施し、その結果を従来例を基準に比較して、◎(非常に優れる)、○(優れる)、同等、△(劣る)、×(非常に劣る)の5段階に分けて表1に表示した。
【0041】
[ベルト耐久性評価試験方法] 各タイヤを空気圧170kPaで14×5 1/2JJのリムにリム組みし、70℃×98%RH(相対湿度)の雰囲気中に30日間放置することにより湿潤させた後、直径1707mmのドラム上をスリップ角0±5°、JATMAで規定された空気圧条件に対応する荷重の73±47%の変動荷重条件下で、荷重とスリップ角を0.067Hzの短形波で変動させて300km走行させた。走行後に各タイヤを切開し、ベルト部におけるワイヤ折れの有無を調べて評価した。その結果を従来例を基準に比較して、◎(非常に優れる)、○(優れる)、同等、△(劣る)、×(非常に劣る)の5段階に分けて表1に表示した。
【0042】
表1から判るように、本発明タイヤ(実施例1〜4)は従来タイヤ(従来例)に比して操縦安定性は同等であるが、乗心地性及びベルト耐久性に優れる。一方、比較タイヤ(比較例1)は従来タイヤ(従来例)に比して乗心地性、操縦安定性及びベルト耐久性の全ての面で劣る。
【0043】
また、比較タイヤ(比較例2〜4)は従来タイヤ(従来例)に比して乗心地性は優れているが、操縦安定性及びベルト耐久性が同等であるため本発明タイヤから除外される。
【0044】
更に、比較タイヤ(比較例5)は従来タイヤ(従来例)に比して乗心地性は優れているが、操縦安定性が同等であり、ベルト耐久性が劣る。
【0045】
【発明の効果】
上述したように、本発明のゴム補強用スチールコードは、スチール素線を撚りピッチ50〜150mmで撚り合わせ、その周囲を前記撚りピッチの1/5〜1/2に相当する巻き付けピッチで熱可塑性有機繊維コードをラッピングし、ホールド加工(熱処理)を施すことによりラッピング形状を保持するように形成したので、コードの切断部におけるフレアー現象の発生を防止して耐フレアー性を向上させ、更には、スチールコードをリールに巻き付ける段階でコードの素線間に位相ずれを生じさせることがなく巻き取り性を向上させる効果がある。
【0046】
また、本発明の空気入りラジアルタイヤは、上記のように構成された結束性の高いスチールコードをベルト層に用いたので、タイヤの操縦安定性を阻害することなく、タイヤの乗心地性を向上させると共にベルト部の耐久性を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスチールコードの製造工程を説明するための概略図である。
【図2】本発明の空気入りラジアルタイヤの一例を示す半断面図である。
【符号の説明】
1 スチール素線
2 スチールコード
3 熱可塑性有機繊維コード
4 熱源
5 ゴム補強用スチールコード
6 リール
8 空気入りラジアルタイヤ
9 ビード部
10 カーカス層
11 クラウン部
12 ベルト層
Claims (5)
- 線径0.15〜0.50mmのスチール素線を撚りピッチ50〜150mmで撚り合わせた1×N(N=3〜5)、1+N(N=2〜6)又は2+N(N=1〜7)構造からなるスチールコードの周囲に、前記撚りピッチの1/5〜1/2に相当する巻き付けピッチで少なくとも1本の熱可塑性有機繊維コードをラッピングし、熱処理セットによるホールド加工を施すことによりラッピング形状を保持するように形成したゴム補強用スチールコード。
- 前記熱可塑性有機繊維コードが、マルチフィラメント又はモノフィラメントである請求項1に記載のゴム補強用スチールコード。
- 前記熱可塑性有機繊維コードの太さが、220〜2750dtexである請求項1又は2に記載のゴム補強用スチールコード。
- 前記熱可塑性有機繊維コードが、ナイロン繊維コード又はポリエステル繊維コードである請求項1、2又は3に記載のゴム補強用スチールコード。
- 請求項1〜4の何れか1項に記載のゴム補強用スチールコードをベルト層に用いた空気入りラジアルタイヤ。
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