JP4112424B2 - 起動信号発生回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、起動信号発生回路に関し、特に起動対象回路の起動信号を発生させるための回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の起動信号発生回路の構成を示す。抵抗R1及びR2の直列接続回路は、電源電圧Vcc及びグランドGNDの端子間に接続される。抵抗R3は、電源電圧VCC及びリセット信号RSTの端子間に接続される。nチャネルMOSトランジスタM1は、ゲートが抵抗R1及びR2の相互接続点に接続され、ドレインがリセット信号RSTの端子に接続され、ソースがグランドGNDの端子に接続される。ここで、抵抗R3は、トランジスタM1の飽和状態時の抵抗よりも十分に高くしなければならないので、1MΩ程度の抵抗を使用する。トランジスタM1のゲートには、ゲート電圧VGが印加される。ゲート電圧VGは、次式で表される。
VG=VCC×R2/(R1+R2)
【0003】
nチャネルMOSトランジスタM1のしきい値電圧をVth1とする。半導体装置の電源を立ち上げて電源電圧VCCを上げた場合、リセット信号RSTは図8に示すように状態遷移する。図8は、横軸が電源電圧VCCを示し、縦軸が電圧Vを示す。ゲート電圧VGがしきい値電圧Vth1よりも小さいときには、トランジスタM1がオフし、リセット信号RSTは電源電圧VCCと同じ電圧になる。ゲート電圧VGがしきい値電圧Vth1よりも大きくなると、トランジスタM1がオンし、リセット信号RSTはグランドGNDと同じ電位になる。
【0004】
すなわち、電源を投入し、電源電圧VCCを0Vから所定の電位まで上げる。このとき、トランジスタM1は、しきい値電圧Vth1まで電流を流さないので、リセット信号RSTは、電源電圧VCCと同電位になる。さらに、電源電圧VCCを上げていき、トランジスタM1のゲート電圧VGがしきい値電圧Vth1を超えると、トランジスタM1がオンして電流を流し、リセット信号RSTは、グランドGNDと導通する。
【0005】
結果として、電源を投入すると、リセット信号RSTは、電源電圧VCCと共に徐々に上昇してハイレベルになり、やがてグランド(ローレベル)GNDになる。リセット信号RSTは、起動信号であり、一度ハイレベルになった後に、ローレベルになる信号である。ここで、電圧VRSTは、ゲート電圧VGがしきい値電圧Vth1と同じ電圧になった時点での電源電圧VCCの値とする。
【0006】
図9は、RS(リセット−セット)フリップフロップの回路図である。例えば、図7のリセット信号RSTをRS(リセット−セット)フリップフロップ回路の入力に接続し起動イニシャライズを行う場合を考える。RSフリップフロップの構成を説明する。否定論理和(NOR)回路NOR1は、リセット信号RST及びNOR回路NOR2の出力信号を入力し、それらの否定論理和信号を出力する。NOR回路NOR2は、セット信号SET及びNOR回路NOR1の出力信号を入力し、それらの否定論理和信号を出力する。インバータINV1は、NOR回路NOR1の出力信号を入力し、その論理反転信号を出力する。インバータINV2は、インバータINV1の出力信号を入力し、その論理反転信号を出力信号OUT1として出力する。出力信号OUT1は、NOR回路NOR1の出力信号と論理値が同じである。
【0007】
図10(A)は、NOR回路NOR1及びNOR2の真理値表を示す。NOR回路は、入力信号IN1及びIN2を入力し、出力信号OUTを出力する。ローレベルを「L」、ハイレベルを「H」で示す。NOR回路は、入力信号IN1及びIN2がローレベルのときのみ出力信号OUTがハイレベルになり、それ以外は出力信号がローレベルになる。
【0008】
図10(B)は、RSフリップフロップ回路の真理値表を示す。ローレベルを「L」、ハイレベルを「H」で示す。セット信号SETがローレベルであり、リセット信号RSTがハイレベルのときには、出力信号OUT1がローレベルになる。セット信号SETがハイレベルであり、リセット信号RSTがローレベルのときには、出力信号OUT1がハイレベルになる。セット信号SET及びリセット信号RSTがローレベルのときには、出力信号OUT1は前の状態を保持する。セット信号SET及びリセット信号RSTがハイレベルは、禁止状態である。
【0009】
RSフリップフロップ回路は、論理値を記憶することができるが、初期時は状態が不確定である。そのため、起動信号発生回路を用いて、電源投入時に、RSフリップフロップの状態を確定する必要がある。電源投入時のRSフリップフロップ回路において、図8のリセット信号RSTを入力し、セット信号SETをローレベルにしておく。すると、出力信号OUT1は、ローレベルの保持出力を保証することができる。ただし、NOR回路NOR1の電圧VIH(入力がハイレベルであると認識する電圧)は、電圧VRSTよりも低い電圧である。このように、図7の起動信号発生回路は、電源投入時の半導体装置内の回路を定常化させることを目的としている。
【0010】
近年では、消費電流を低減するため電源電圧を下げる傾向にある。図11に示すように、例えば、従来のCPU電源は3.3Vの電源電圧VCC1であったが、現在は1.8V以下の電源電圧VCC2が主流となっている。一方で、回路入力の電圧VIHやVIL(入力がローレベルであると認識する電圧)は、トランジスタのしきい値電圧に依存するため、製造条件を変更しない限り変わるものではない。また、しきい値電圧を下げると、電圧VIHは低く、電圧VILは高くなり、マージンが広がるが、一方で貫通電流やリーク電流が増えるので製造条件を変更することは無い。
【0011】
NOR回路NOR1の電圧VIHや電圧VRSTを変えずに、電源電圧VCC2のみ下げると、電圧VRSTと電源電圧VCC2の電位差1101が小さくなる。すなわち、電圧VRSTが製造ばらつきによって高くなった時に、電源電圧VCC2が電圧VRSTに達することなく、リセット信号RSTは電源電圧VCC2を出力し続ける事になる。RSフリップフロップ回路(図9)のリセット信号RSTの端子には、論理和(OR)回路を介して、起動信号発生回路(図7)のリセット信号RSTが入力される。すると、リセット信号RSTを使用した回路は、常にリセット状態であり、正常な動作を行う事ができなくなる。
【0012】
次に、具体的なトランジスタのしきい値電圧を代入して説明する。トランジスタM1のしきい値電圧Vth1は0.5Vで、製造ばらつきが±0.2Vであるとする。そのときのNOR回路NOR1の電圧VIHは、0.8Vである。電圧VRSTの設定は、電圧VIHよりも高くなければならないので、1.4V程度に設定する。また、起動信号発生回路の抵抗R1及びR2の比率設定は次式によって求められる。
Vth1=VCC×R2/(R1+R2) ・・・(1)
0.5V=1.4V×R2/(R1+R2)
【0013】
抵抗R1を1とするならば、抵抗R2≒0.556となる。よって、例えば、抵抗R1は1MΩで、抵抗R2は556kΩを使用する。
【0014】
この抵抗比率にした場合、しきい値電圧Vth1の製造ばらつきは±0.2Vであるので、上式(1)のしきい値電圧Vth1に0.3Vと0.7Vを代入すると、電源電圧VCCはそれぞれ0.84V、1.96Vとなる。すなわち、電圧VRSTが0.84Vから1.96Vのばらつきをもって切り替わる事になる。
【0015】
さて、電圧VIHは0.8Vなので−0.2Vのばらつきのときに、電圧VRSTが0.84VであればNOR回路NOR1は、ハイレベルを認識し、リセットが可能である。しかしながら、+0.2Vのときは、電圧VRSTが1.96Vになるため、電源電圧VCCは1.96V以上ないと、NOR回路NOR1はリセットを続けてしまう。すなわち、リセット信号RSTは、ハイレベルを維持し、ローレベルにならなくなってしまう。
【0016】
近年の半導体装置では、電源電圧VCCは1.8V以下が主流であるので、製造ばらつきを減らす(歩留りを悪くする)か、消費電流が増えるがしきい値電圧Vth1を下げるしかない。
【0017】
また、起動信号発生回路は、カレントミラー型の定電流回路の起動信号としても利用できる。カレントミラー型の定電流回路は、例えば、下記の特許文献1に記されている回路がある。図12は、図7の従来の起動発生回路を、その定電流回路に用いた場合を想定した回路を示す。
【0018】
定電流回路1201の構成を説明する。pチャネルMOSトランジスタM7は、ソースが電源電圧VCCの端子に接続され、ゲート及びドレインが相互に接続される。nチャネルMOSトランジスタM5は、ゲートが信号VREFの端子に接続され、ドレインがpチャネルMOSトランジスタM7のドレイン及びゲートに接続され、ソースが抵抗R4を介してグランドGNDの端子に接続される。pチャネルMOSトランジスタM8は、ゲートがpチャネルMOSトランジスタM7のゲート及びドレインに接続され、ソースが電源電圧VCCの端子に接続され、ドレインが信号VREFの端子に接続される。nチャネルMOSトランジスタM9は、ゲート及びドレインが信号VREFの端子に接続され、ソースがグランドGNDの端子に接続される。
【0019】
定電流回路1201の動作を説明する。トランジスタM7及びM8は、カレントミラー回路を構成する。定電流回路1201は、各トランジスタに定電流を流し、結果として信号VREFが定電圧になる。定電圧信号VREFは、外部に供給される。例えば、信号VREFが大きくなると、トランジスタM5のソース−ドレイン間に流れる電流が大きくなり、トランジスタM8のゲート電圧が高くなる。すると、トランジスタM8のソース−ドレイン間に流れる電流が小さくなり、信号VREFが小さくなる。この結果、信号VREFが一定電圧を保つように動作する。
【0020】
図12において、起動信号発生回路の構成を説明する。起動信号発生回路は、図7の回路にnチャネルMOSトランジスタM6を付加したものである。トランジスタM6は、ゲートがリセット信号RSTに接続され、ドレインが電源電圧VCCの端子に接続され、ソースが信号VREFの端子に接続される。
【0021】
定電流回路1201の起動方法を説明する。定電流回路1201は、トランジスタの飽和領域内で動作する事が条件で、電源起動時にのみ、トランジスタM5及びM7に電流を流し、飽和させなければならない。電源電圧VCCを如何に上げても、信号VREFがトランジスタM5のしきい値電圧を超えなければトランジスタM5に電流は流れず、すなわちトランジスタM7にも電流が流れない。ゆえに、信号VREFは、常にグランドGNDと同電位となってしまうか、所定の電圧になるまで長時間を要する。そこで、起動信号発生回路を用いて起動時のみ、信号VREFをトランジスタM5のしきい値電圧以上に上げて、トランジスタM5,M7等の素子を飽和させることを目的としている。
【0022】
電源電圧VCCを上げて、リセット信号RSTがトランジスタM6のしきい値電圧を超えると、信号VREFが上がり始める。さらに電源電圧VCCを上げ、信号VREFがトランジスタM5のしきい値電圧を超えると、定電流が発生する。このとき、トランジスタM6がまだ電流を流し続けると、信号VREFは電流が加算されて、所定の電圧より上がるため、電圧VRST(図8)を信号VREFのターゲット電圧よりも低い電圧に設定しなければならない。つまり、製造ばらつきによって電圧VRSTが1.96Vまで上がってしまうと、電源電圧VCCが1.8Vであると、常に信号RSTは電源電圧VCCを出力し、信号VREFは定電流回路としての特性を失ってしまう。
【0023】
また、レベル検出回路として、下記の特許文献2が公開されている。
【0024】
【特許文献1】
特開平5−191166号公報
【特許文献2】
特開平5−136671号公報
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、電源電圧の変更及び/又はトランジスタのしきい値電圧のばらつきがあっても、適切な起動信号を発生することができる起動信号発生回路を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、起動信号を起動対象回路に出力するための起動信号端子と、電源電圧端子及び前記起動信号端子の間に接続される容量と、ゲートが前記起動対象回路の出力信号又は該出力信号に基づく信号の線に接続され、ソースがグランド端子に接続され、ドレインが前記起動信号端子に接続される第1のnチャネルトランジスタと、ゲートが前記起動信号端子に接続され、ドレインが電源電圧端子に接続される第2のnチャネルトランジスタとを有する起動信号発生回路が提供される。前記起動対象回路は、定電流回路である。前記定電流回路は、前記第1のnチャネルトランジスタのゲート及び前記第2のnチャネルトランジスタのソースに接続され、起動信号を入力して定電圧を出力するための入出力端子と、ソースが電源電圧端子に接続され、ゲート及びドレインが相互に接続される第1のpチャネルトランジスタと、ゲートが前記入出力端子に接続され、ドレインが前記第1のpチャネルトランジスタのドレイン及びゲートに接続され、ソースが抵抗を介してグランド端子に接続される第3のnチャネルトランジスタと、ゲートが前記第1のpチャネルトランジスタのゲート及びドレインに接続され、ソースが電源電圧端子に接続され、ドレインが前記入出力端子に接続される第2のpチャネルトランジスタと、ゲート及びドレインが前記入出力端子に接続され、ソースがグランド端子に接続される第4のnチャネルトランジスタとを有する。
【0027】
本発明によれば、起動信号を起動対象回路に出力し、起動対象回路は起動信号を基に起動する。起動対象回路が起動した際の起動対象回路の出力信号又は該出力信号に基づく信号に応じて、起動信号を解除することができるので、適切な起動信号を生成することができる。電源電圧の変更及び/又はトランジスタのしきい値電圧のばらつきがあっても、確実に起動信号を解除することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態による起動信号発生回路の構成例を示す。起動信号端子は、起動信号(リセット信号)RSTを起動対象回路101に出力するための端子であり、起動対象回路101に接続される。容量C1は、電源電圧VCCの端子及び起動信号RSTの端子の間に接続される。nチャネルMOSトランジスタM3は、ゲートが起動対象回路101の出力信号又は該出力信号に基づく信号の線に接続され、ソースがグランドGNDの端子に接続され、ドレインが起動信号RSTの端子に接続される。
【0029】
図2は、図1の起動信号発生回路の動作を説明するためのグラフである。横軸が電源電圧VCCを示し、縦軸が電圧Vを示す。半導体装置の電源を立ち上げて電源電圧VCCを上げた場合、起動信号RSTは図2に示すように状態遷移する。
【0030】
電源電圧VCCが電圧VRSTよりも小さい範囲では、起動対象回路101が未だ起動されておらず、ローレベルの信号INを出力する。信号INがローレベルであると、トランジスタM3はオフであり、信号RSTは電源電圧VCCと同じ電圧になる。電源電圧VCCが電圧VRSTまで上昇すると、起動信号RSTも電圧VRST(ハイレベル)になり、起動対象回路101が起動する。起動対象回路101は、起動すると、信号INとしてハイレベルを出力する。信号INがハイレベルになると、トランジスタM3がオンになり、起動信号RSTはグランドGNDと同電位になる。以上のようにして、起動信号RSTは、一旦ハイレベルになり、その後ローレベルになる。
【0031】
起動信号発生回路は、起動対象回路101の出力信号INをフィードバックして、起動信号RSTを生成するので、起動信号RSTを確実に解除する(ローレベルにする)ことができる。すなわち、上記で図11を参照しながら説明したように、電源電圧の変更及び/又はトランジスタのしきい値電圧のばらつきにより、起動信号が解除できなくなることを防止できる。
【0032】
図3は、図1の本実施形態による起動信号発生回路をRSフリップフロップ回路に適用した構成例を示す。起動対象回路301は、RSフリップフロップ回路である。RSフリップフロップ回路301には、図1の起動信号発生回路及びインバータINV1,INV2が接続される。
【0033】
RSフリップフロップ回路301の構成を説明する。NOR回路NOR1は、起動信号(リセット信号)RST及びNOR回路NOR2の出力信号を入力し、それらの否定論理和信号を出力する。NOR回路NOR2は、セット信号SET及びNOR回路NOR1の出力信号を入力し、それらの否定論理和信号を出力する。インバータINV1は、NOR回路NOR1の出力信号を入力し、その論理反転信号を出力する。インバータINV2は、インバータINV1の出力信号を入力し、その論理反転信号を出力信号OUT1として出力する。出力信号OUT1は、NOR回路NOR1の出力信号と論理値が同じである。インバータINV1の出力端子は、信号INの線を介して、トランジスタM3のゲートに接続される。図10(A)にNOR回路NOR1及びNOR2の真理値表を示し、図10(B)にRSフリップフロップ回路の真理値表を示す。これらの動作の説明は、上記と同じである。
【0034】
容量C1は、2層のメタル層で構成してもよいし、MOSトランジスタの容量等で構成してもよい。トランジスタM3のチャネル長は、リセットしたい対象となる回路301の電圧VIH(入力がハイレベルであると認識する電圧)に合わせて調整する。
【0035】
本実施形態の起動発生信号発生回路を用いたRSフリップフロップ回路の動作について説明する。図2に示すように、電源電圧VCCを上げると、電源電圧VCCの端子に容量C1を介して結合したリセット信号RSTのノードが同様に上がる。ここで、セット信号SETは、ローレベルであるとする。リセット信号RSTがNOR回路NOR1の電圧VIHを超えた時(RSフリップフロップ回路301が起動した時)、NOR回路NOR1の出力はローレベルになり、次段のインバータINV1はハイレベルの信号INを出力する。
【0036】
信号INがハイレベル(電源電圧VCC)になると、トランジスタM3がオンして、リセット信号RSTをグランドGNDに落とし、回路を安定させる。また、トランジスタM3のしきい値電圧は、NOR回路NOR1の電圧VIHのしきい値よりも高い電圧に設定する。例えば、トランジスタM3のチャネル長を大きくして、しきい値電圧が1V程度になる様にする。すなわち、リセット信号RSTがNOR回路NOR1の電圧VIHを超えない限り、トランジスタM3は電流を流さないようにする。トランジスタM3のしきい値電圧を1Vにすれば、製造ばらつきが±0.2Vで、0.8Vから1.2Vの範囲にあるので、そのしきい値電圧が電圧VIH(=0.8V)より小さくなることはない。
【0037】
以上のように、起動信号発生回路は、RSフリップフロップ回路301の出力信号を反転した信号INをフィードバックして、リセット信号RSTを生成するので、リセット信号RSTを確実に解除することができる。電源電圧VCCが上昇すると、RSフリップフロップ回路301は、やがて起動し、信号INをハイレベルにする。信号INがハイレベルになると、トランジスタM3がオンし、リセット信号RSTはローレベルになり、リセット信号RSTが解除される。
【0038】
図4は、図1の本実施形態による起動信号発生回路をカレントミラー型定電流回路に適用した構成例を示す。起動対象回路401は、カレントミラー型定電流回路である。定電流回路401には、図1の起動信号発生回路及びnチャネルMOSトランジスタM6が接続される。
【0039】
定電流回路401の構成を説明する。pチャネルMOSトランジスタM7は、ソースが電源電圧VCCの端子に接続され、ゲート及びドレインが相互に接続される。nチャネルMOSトランジスタM5は、ゲートが信号VREFの端子に接続され、ドレインがpチャネルMOSトランジスタM7のドレイン及びゲートに接続され、ソースが抵抗R4を介してグランドGNDの端子に接続される。pチャネルMOSトランジスタM8は、ゲートがpチャネルMOSトランジスタM7のゲート及びドレインに接続され、ソースが電源電圧VCCの端子に接続され、ドレインが信号VREFの端子に接続される。nチャネルMOSトランジスタM9は、ゲート及びドレインが信号VREFの端子に接続され、ソースがグランドGNDの端子に接続される。
【0040】
定電流回路401の動作を説明する。トランジスタM7及びM8は、カレントミラー回路を構成する。定電流回路401は、各トランジスタに定電流を流し、結果として信号VREFが定電圧になる。定電圧信号VREFは、外部に供給される。例えば、信号VREFが大きくなると、トランジスタM5のソース−ドレイン間に流れる電流が大きくなり、トランジスタM8のゲート電圧が高くなる。すると、トランジスタM8のソース−ドレイン間に流れる電流が小さくなり、信号VREFが小さくなる。この結果、信号VREFが一定電圧を保つように動作する。
【0041】
図4において、起動信号発生回路の構成を説明する。起動信号発生回路は、図7の回路にnチャネルMOSトランジスタM6を付加したものである。トランジスタM6は、ゲートがリセット信号RSTに接続され、ドレインが電源電圧VCCの端子に接続され、ソースが信号VREFの端子に接続される。また、トランジスタM3のゲートは、信号VREFの端子に接続される。
【0042】
定電流回路401の起動方法を説明する。nチャネルMOSトランジスタM6は、チャネル長を小さくし、nチャネルMOSトランジスタM3及びM5に比べ、しきい値電圧を下げる。また、nチャネルMOSトランジスタM3及びM5は、同じチャネル長サイズにし、しきい値電圧を同じにするのがよい。これは、信号VREFの電圧がトランジスタM5のしきい値電圧を超えて、トランジスタM5が電流を流して飽和領域になれば、トランジスタM6からの電流供給は無くさなければならないためである。トランジスタM5に電流を流すと同時に、トランジスタM3にも同様の電流が流れ、リセット信号RSTをグランドGNDにクランプし、トランジスタM6の電流を遮断することを目的としている。
【0043】
図5は、図4の回路の動作を説明するためのグラフである。横軸が電源電圧VCCを示し、縦軸が電圧Vを示す。半導体装置の電源を立ち上げて電源電圧VCCを上げた場合、リセット信号RSTは図5に示すように状態遷移する。
【0044】
リセット信号RSTのノードは、電源電圧VCCの端子と容量C1によって容量結合しているため、電源電圧VCCを上げると、リセット信号RSTも引っ張られほぼ電源電圧VCCと等しい電圧になる。電源電圧VCCがトランジスタM6のしきい値電圧を超え、電圧VRSTになると、信号VREFのノードに電流供給を開始する。その電流が信号VREFの電位を上げる。
【0045】
トランジスタM6のしきい値電圧をVth6とすると、信号VREFは、トランジスタM3のしきい値電圧以下のときには次式によって与えられる。この際、信号RSTは電源電圧VCCと同じ電圧である。
VREF=RST−Vth6 ・・・(2)
【0046】
また、トランジスタM6のしきい値電圧Vth6を0.5V、トランジスタM5及びM3のしきい値電圧Vth3を0.8Vに設定したとする。製造ばらつきが+0.2Vであるとすると、トランジスタM6のしきい値電圧Vth6が0.7V、トランジスタM5及びM3のしきい値電圧Vth3が1.0Vである。したがって、上式(2)から信号RST(電源電圧VCC)が1.7V(=0.7+1.0V)まで上がると、トランジスタM5及びM3に電流が流れ始める。トランジスタM5及びM3に電流が流れると、電源電圧VCCが電圧VRSTの時点で、トランジスタM3がオンし、信号RSTは電源電圧VCCからの電流供給はないのでグランドGNDにクランプされる。これにより、信号RSTがトランジスタM6のしきい値電圧Vth6である0.5V以下に下がった時点で、トランジスタM6がオフし、定電流回路として機能する。これ以降、信号VREFは、定電圧を維持する。
【0047】
以上のように、起動信号発生回路は、定電流回路401の出力信号VREFを基にリセット信号RSTを生成するので、リセット信号RSTを確実に解除することができる。電源電圧VCCが上昇すると、定電流回路401は、やがて起動し、信号VREFをハイレベルにする。信号VREFがハイレベルになると、トランジスタM3がオンし、リセット信号RSTはローレベルになり、リセット信号RSTが解除される。
【0048】
図3及び図4において、トランジスタM3のしきい値電圧を調整することにより、リセット信号RSTを解除するタイミングを制御することができる。トランジスタM3のチャネル長(ゲート長)を大きくすればしきい値電圧を高くすることができ、チャネル長を小さくすればしきい値電圧を低くすることができる。以下、図6を参照しながら、トランジスタM3のしきい値電圧の調整方法を説明する。
【0049】
図6は、図1のトランジスタM3のしきい値電圧を調整可能な起動信号発生回路の構成例を示す。図6の回路は、図1の回路のトランジスタM3の代わりに、トランジスタM3a及びM3bを設けた点が異なり、その他の点は図1の回路と同じである。
【0050】
nチャネルMOSトランジスタM3aは、ゲートが信号INのノードに接続され、ドレインが信号RSTのノードに接続され、ソースがヒューズ601aを介してグランドGNDの端子に接続される。nチャネルMOSトランジスタM3bは、ゲートが信号INのノードに接続され、ドレインが信号RSTのノードに接続され、ソースがヒューズ601bを介してグランドGNDの端子に接続される。
【0051】
トランジスタM3aは、チャネル長が例えば1.5μmであり、しきい値電圧が比較的高い。トランジスタM3bは、チャネル長が例えば1μmであり、しきい値電圧が比較的低い。ヒューズ601a又は601bのいずれかを切断することにより、トランジスタM3a又はM3bのいずれかを選択して接続することができる。例えば、ヒューズ601bを切断し、ヒューズ601aを接続すれば、しきい値電圧が高いトランジスタM3aを選択して接続し、トランジスタM3bのソースを開放状態にすることができる。このように、ヒューズ601a又は601bの切断により、異なるしきい値電圧のトランジスタM3a又はM3bを選択することができる。
【0052】
以上のように、起動信号RSTを起動対象回路101に出力することにより、起動対象回路101を起動させることができる。容量C1は、電源電圧VCCの端子及び起動信号RSTの端子の間に接続される。nチャネルMOSトランジスタM3は、ゲートが起動対象回路101の出力信号又は該出力信号に基づく信号の線に接続され、ソースがグランドGNDの端子に接続され、ドレインが起動信号RSTの端子に接続される。
【0053】
起動信号を起動対象回路に出力し、起動対象回路は起動信号を基に起動する。起動対象回路が起動した際の起動対象回路の出力信号又は該出力信号に基づく信号に応じて、起動信号を解除することができるので、適切な起動信号を生成することができる。電源電圧の変更及び/又はトランジスタのしきい値電圧のばらつきがあっても、確実に起動信号を解除することができる。
【0054】
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0055】
本発明の実施形態は、例えば以下のように種々の適用が可能である。
【0056】
(付記1)起動信号を起動対象回路に出力するための起動信号端子と、
電源電圧端子及び前記起動信号端子の間に接続される容量と、
ゲートが前記起動対象回路の出力信号又は該出力信号に基づく信号の線に接続され、ソースがグランド端子に接続され、ドレインが前記起動信号端子に接続される第1のnチャネルトランジスタと
を有する起動信号発生回路。
(付記2)前記起動対象回路は、RSフリップフロップ回路である付記1記載の起動信号発生回路。
(付記3)前記RSフリップフロップ回路は、リセット入力端子、セット入力端子及びフリップフロップ出力端子を有し、
前記起動信号端子は前記リセット端子又は前記セット端子に接続され、前記第1のnチャネルトランジスタのゲートは直接又はインバータを介して前記フリップフロップ出力端子に接続される付記2記載の起動信号発生回路。
(付記4)前記起動対象回路は、定電流回路である付記1記載の起動信号発生回路。
(付記5)さらに、ゲートが前記起動信号端子に接続され、ドレインが電源電圧端子に接続される第2のnチャネルトランジスタを有し、
前記定電流回路は、
前記第1のnチャネルトランジスタのゲート及び前記第2のnチャネルトランジスタのソースに接続され、起動信号を入力して定電圧を出力するための入出力端子と、
ソースが電源電圧端子に接続され、ゲート及びドレインが相互に接続される第1のpチャネルトランジスタと、
ゲートが前記入出力端子に接続され、ドレインが前記第1のpチャネルトランジスタのドレイン及びゲートに接続され、ソースが抵抗を介してグランド端子に接続される第3のnチャネルトランジスタと、
ゲートが前記第1のpチャネルトランジスタのゲート及びドレインに接続され、ソースが電源電圧端子に接続され、ドレインが前記入出力端子に接続される第2のpチャネルトランジスタと、
ゲート及びドレインが前記入出力端子に接続され、ソースがグランド端子に接続される第4のnチャネルトランジスタと
を有する付記4記載の起動信号発生回路。
(付記6)前記第2のnチャネルトランジスタのしきい値電圧は、前記第1及び第3のnチャネルトランジスタのしきい値電圧よりも低い付記5記載の起動信号発生回路。
(付記7)前記第1及び第3のnチャネルトランジスタのしきい値電圧は同じである付記6記載の起動信号発生回路。
(付記8)さらに、前記第1のnチャネルトランジスタとは異なるしきい値電圧を有し、ゲート及びドレインが前記第1のnチャネルトランジスタのゲート及びドレインに接続され、ソースが開放状態になっている非選択のnチャネルトランジスタを有する付記1〜7のいずれか1項に記載の起動信号発生回路。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、起動信号を起動対象回路に出力し、起動対象回路は起動信号を基に起動する。起動対象回路が起動した際の起動対象回路の出力信号又は該出力信号に基づく信号に応じて、起動信号を解除することができるので、適切な起動信号を生成することができる。電源電圧の変更及び/又はトランジスタのしきい値電圧のばらつきがあっても、確実に起動信号を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による起動信号発生回路の構成例を示す図である。
【図2】本実施形態による起動信号発生回路の動作を説明するためのグラフである。
【図3】本実施形態による起動信号発生回路をRSフリップフロップ回路に適用した構成例を示す図である。
【図4】本実施形態による起動信号発生回路をカレントミラー型定電流回路に適用した構成例を示す図である。
【図5】図4の回路の動作を説明するためのグラフである。
【図6】トランジスタのしきい値電圧を調整可能な起動信号発生回路の構成例を示す図である。
【図7】従来の起動信号発生回路の構成を示す図である。
【図8】電源電圧とリセット信号の関係を示すグラフである。
【図9】RSフリップフロップの回路図である。
【図10】図10(A)はNOR回路の真理値表を示す図であり、図10(B)はRSフリップフロップ回路の真理値表を示す図である。
【図11】電源電圧とリセット信号の関係を示すグラフである。
【図12】従来の起動発生回路を、定電流回路に用いた場合の回路を示す図である。
【符号の説明】
101 起動対象回路
301 RSフリップフロップ回路
401 定電流回路
Claims (1)
- 起動信号を起動対象回路に出力するための起動信号端子と、
電源電圧端子及び前記起動信号端子の間に接続される容量と、
ゲートが前記起動対象回路の出力信号又は該出力信号に基づく信号の線に接続され、ソースがグランド端子に接続され、ドレインが前記起動信号端子に接続される第1のnチャネルトランジスタと、
ゲートが前記起動信号端子に接続され、ドレインが電源電圧端子に接続される第2のnチャネルトランジスタとを有し、
前記起動対象回路は、定電流回路であり、
前記定電流回路は、
前記第1のnチャネルトランジスタのゲート及び前記第2のnチャネルトランジスタのソースに接続され、起動信号を入力して定電圧を出力するための入出力端子と、
ソースが電源電圧端子に接続され、ゲート及びドレインが相互に接続される第1のpチャネルトランジスタと、
ゲートが前記入出力端子に接続され、ドレインが前記第1のpチャネルトランジスタのドレイン及びゲートに接続され、ソースが抵抗を介してグランド端子に接続される第3のnチャネルトランジスタと、
ゲートが前記第1のpチャネルトランジスタのゲート及びドレインに接続され、ソースが電源電圧端子に接続され、ドレインが前記入出力端子に接続される第2のpチャネルトランジスタと、
ゲート及びドレインが前記入出力端子に接続され、ソースがグランド端子に接続される第4のnチャネルトランジスタとを有する起動信号発生回路。
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