JP4111343B2 - 通話課金システムおよび方法 - Google Patents
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[1.情報登録段階]
<1−1.顧客情報登録>
顧客からの利用申し込みがあると通信事業者は通話課金システム1の入力部14から顧客情報の入力を行う。入力された顧客情報は顧客情報登録手段124により顧客DB61へ保存される。
請求先1および請求先2にはそれぞれ、請求先区分番号と請求先名、部署名、請求先住所、料金引き落とし用の口座などの情報が保存されている。
契約者は通信事業者との契約後、顧客端末3から通話課金システム1にアクセスし、課金条件として通常の電話料金の請求とは異なる課金を行いたい相手先の電話番号の登録を行う。通常、契約者の通話料金は顧客情報の請求先1の口座より引き落としが行われるが、ここで登録した電話番号に電話をかけた場合は顧客情報の請求先2の口座より料金引き落としが行われる。
通話課金システム1は契約者の電話機6から相手先の電話機10へ電話がかけられると課金先の判定を行う。課金先判定手段127について図6を用いて説明する。
通話課金システム1は電話機6から相手先に電話がかけられると課金先判定手段127により発信番号取得手段126が起動され、発信が行われた電話機の電話番号を交換機から取得する(S101)。そして、通話課金システム1は発信番号をもとに顧客DB61から顧客IDを抽出し保存エリアを作成する(S102)。
次に、課金先判定手段127は交換機より相手先電話番号を取得し、上記ステップS102で作成した保存エリアへ相手先電話番号を記録する(S103)。相手先電話呼び出しが通話状態になると通話開始時刻を保存エリアへ記録する(S104)。取得した相手先電話番号は課金条件DBに登録されているかの検索が行われる(S105)。相手先電話番号が登録されている場合は保存エリアの請求先区分に2が記録される(S106)。 通話の終了が確認されると通話終了時刻を保存エリアへ記録する(S107)。
<3−1.課金状態通知>
通話終了後、課金DB63の一時領域に保存された相手先電話番号、請求先区分、通話時間をもとに課金額が算出される。算出された課金額は利用年月日とともに課金DB63へ登録される(S108)。
第1の実施の形態では、課金条件として通常の電話料金の請求とは異なる課金を行いたい相手先の電話番号と通話を行った場合請求先を変更するというものであったが、本実施形態では、課金条件として相手先との通話内に事前登録しておいたキーワードが発生するか否かで課金先を変更するものである。
<4−1.課金条件登録>
まず、契約顧客は顧客端末3を介して通話課金システム1にアクセスして、課金条件を登録する。顧客は課金条件として、キーワードと、そのキーワードが何回以上出現した場合に請求先を変更するかというキーワード出現回数を設定する。次にキーワード出現回数が設定した回数以上になった場合の請求先である請求先区分を設定する。
まず、課金先判定手段127により発信番号取得手段126が起動され、交換機4より発信番号を取得する(S201)。そして、取得した発信番号をもとに顧客DB61より顧客IDを抽出し保存エリアを作成する(S202)。その後、課金先判定手段127は通話開始時刻を保存エリアへ記録する(S203)。次に、相手先番号を取得し保存エリアへ記録して(S204)、課金先の初期値を設定する(S205)。そして、通話元の契約顧客がキーワードを登録済みか、否かの判定を行い(S206)、キーワード登録済みの場合は通話内容中に登録済みのキーワードが出現するかの判定を行う(S207)。
図9は本実施の形態の機能ブロック図である。この図において、記憶部16は顧客DB61、課金条件DB62、課金DB63、キーワードDB64を有しており、中央演算処理部12は、送受信部11との間でデータの受け渡しを行う送受信処理手段(機能)121、インタフェース部13との間でデータの受け渡しを行う送受信処理手段(機能)122、入力部14あるいは出力部15とデータの受け渡しを行う入出力手段(機能)123、入力部14を介して入力された通話課金システムの顧客情報を登録する顧客情報登録手段(機能)124、送受信部121を介して入力された課金条件を登録する課金条件登録手段(機能)125、発信番号を取得する発信番号取得手段(機能)126、課金先ごとに通話料金を演算する課金先判定手段(機能)127、課金状態を通知する課金状態取得手段(機能)128、料金演算手段(機能)129とを備えている。
第1の実施の形態では、課金条件として通常の電話料金の請求とは異なる課金を行いたい相手先の電話番号と通話を行った場合、請求先を変更するというものであったが、本実施形態では、課金条件として事前に課金先ごとにキーワードとそのキーワードの重み係数を登録しておき、通話中のキーワード発生回数で通話料金を按分するものである。
まず、契約者は顧客端末3により通話課金システム1にアクセスすることによって課金条件を登録する。契約者は課金条件登録手段125にキーワードDB64より抽出・表示されたキーワード種別の中から所望のキーワード種別を選択する。そして、選択されたキーワード種別に属するキーワードが契約顧客ごとに設けられたキーワードDB64内の情報から抽出され一覧表示される。顧客は一覧表示されたキーワード群から所定のキーワードを選択する。選択されたキーワードは課金条件登録手段125により抽出キーワードとして課金条件DB62へ登録される。
次に、通話情報の収集処理について図11を用いて説明する。
通話課金システム1は電話機6から相手先に電話がかけられると課金先判定手段127により発信番号取得手段126が起動され、発信が行われた電話機の電話番号を交換機から取得する(S301)。そして、通話課金システム1は発信番号をもとに顧客DB61から顧客IDを抽出し保存エリアを作成する(S302)。
次に、課金先判定手段127は顧客IDをもとに課金条件DB63から抽出キーワード、重み係数を抽出し、一時領域へ保存する(S303)。次に相手先電話番号を交換機より取得する(S304)。相手先電話呼び出しが通話状態になると通話開始時刻を記録する(S305)。そして、通話内容中に登録キーワードが出現するかを判定する(S306)。通話内容中に登録キーワードが出現した場合はキーワードの出現回数に1を加算する(S307)。通話中に登録キーワードが出現しない場合は通話が終了したかの判定を行い、通話が終了していない場合はステップS306を繰り返す(S308)。
請求先1(企業)へ課金される抽出キーワードである「××不動産」が通話中に3回発生し、「新宿支店」が2回発生し、請求先2(個人)へ課金される抽出キーワードである「子供の名前」が通話中に2回発生し、「親の名前」が2回発生し、通話料金が360円だった場合は以下のような演算手順となる。
同じく請求先1(企業)へ課金される抽出キーワードである「新宿支店」が2回発生したのでこの重み付け係数3を掛ける。(2×3=6)
キーワードと重み係数を掛けた数値の総計を求める。(6+6=12)
同様に請求先2(個人)へ課金される抽出キーワードの発生回数と重み付け係数も計算し、総計を求める。
請求先1のキーワード発生回数と重み係数を掛けた値の総計と請求先2のキーワード発生回数と重み係数を掛けた数値の総計から請求先1と請求先2へ請求する料金の比率を求める。上記の計算により請求先1と請求先2が料金を按分する比率は12:6=2:1となる。通話料金360円を2:1で按分すると請求先1の課金額と請求先2の課金額は以下のようになる。
請求先2課金額 (360/3)×1=120円
この図において請求先ごとの課金額が表されている。上記演算によると請求先1には240円、請求先2へは120円の課金がなされることが表されている。
2 通信ネットワーク
3 顧客端末
4 交換機
5 公衆回線
6 電話機
7 専用線
8 交換機
9 公衆回線
10 電話機
11 送受信部
12 中央演算処理部
13 インタフェース部
14 入力部
15 表示部
16 記憶部
61 顧客DB
62 課金条件DB
63 課金DB
64 キーワードDB
121 送受信処理手段
122 送受信処理手段
123 入出力処理手段
124 顧客情報登録手段
125 課金条件登録手段
126 発信番号取得手段
127 課金先判定手段
128 課金状態通知手段
Claims (5)
- 顧客ごとに契約電話番号と複数の請求先を記憶する顧客データベースと、
課金条件を記憶する課金条件データベースと、
発信元の電話番号を取得する発信番号取得手段と、
前記顧客データベースを参照して前記発信番号取得手段によって取得した電話番号が契約電話番号となっている顧客識別情報を抽出した後、前記課金条件データベースを参照して当該顧客識別情報の課金条件をもとに請求先を抽出して当該請求先に課金する課金先判定手段と、を備え、
前記課金条件は、一または二以上のキーワードの発生回数であることを特徴とする通話課金システム。 - 顧客ごとに契約電話番号と複数の請求先を記憶する顧客データベースと、
課金条件を記憶する課金条件データベースと、
発信元の電話番号を取得する発信番号取得手段と、
前記顧客データベースを参照して前記発信番号取得手段によって取得した電話番号が契約電話番号となっている顧客識別情報を抽出した後、前記課金条件データベースを参照して当該顧客識別情報の課金条件をもとに請求先を抽出して当該請求先に課金する課金先判定手段と、を備え、
前記課金条件は、請求先と関連づけられたキーワードごとの重み係数であり、
前記課金先判定手段は、キーワード発生ごとに該キーワードに対応する重み係数の総和を計算し、当該総和をもとに通話料金を按分して請求先ごとの通話料金を算定することを特徴とする通話課金システム。 - 前記重み係数は、通話時間帯によって変動することを特徴とする請求項2記載の通話課金システム。
- 前記課金先判定手段による請求先ごとの課金状態を顧客端末へ送信する課金状態通知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の通話課金システム。
- 発信電話番号ごとに通話先の電話番号または通話中のキーワードと通話料金の請求先とを関連づけて記憶する課金条件データベースを用いて請求先ごとに通話料金を演算する通話課金方法であって、
前記課金条件データベースに存在する電話番号に電話が掛けられた場合は、該通話先電話番号に対応する請求先に課金するステップと、
前記課金条件データベースに存在しない電話番号に電話が掛けられた場合は、通話中のキーワードによって該キーワードに対応する請求先に課金するステップと、
を含むことを特徴とする通話課金方法。
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