JP4111106B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents
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Description
本発明の請求項7によると、噴孔の上流側に弁座を有するノズルボディと、ノズルボディに軸方向移動可能に収容され、弁座に当接、離間する当接部を有するノズルニードルと、ノズルニードルに協働する可動コアと、可動コアに軸方向に対峙し、磁性体からなるコアと、駆動コイルとコアおよび可動コアを内周側に収容し、外周側に駆動コイルが配置された略円筒部材と、略円筒部材の壁部内に設けられ、内周側の燃料の流れから分岐した燃料が弁座側へ流れる分岐燃料流路と、コアと可動コアとの間に設けられ、分岐燃料流路の閉塞、開口が可能な流路遮断部を有する回転可能なストッパとを備え、ストッパには、コアあるいは可動コアの極性を逆転させたときに、コアあるいは可動コアに対して周方向に回転可能な反発部材を有している。
図1は、本実施形態の燃料噴射装置の構成を表す部分的断面図である。図2は、本実施形態に係わる電気的構成を示す模式的回路図である。図3は、図2中の電磁コイルへの通電方向を切換える切換手段の切換動作を表す図である。図4、図5、および図6は、図1の燃料噴射装置の作動状態を示す模式的断面図であって、それぞれ、駆動コイルの非通電状態を示す部分的断面図、駆動コイルへの通電方向の正方向状態を示す部分的断面図、駆動コイルへの通電方向の逆方向状態を示す部分的断面図である。
燃料噴射弁2の駆動コイルへの通電方向を切換える切換手段を有する。この切換え手段は、通電方向を切換えることで、コイル31に流れる電流方向を正方向から逆方向へ、あるいは逆方向から正方向へ切換えられる。
第2の実施形態を、図7から図9に従って説明する。なお、以下の説明では、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。図7は、本実施形態の燃料噴射装置の構成を表す部分的断面図である。図8および図9は、図7の燃料噴射装置の作動状態を示す模式的断面図であって、それぞれ、駆動コイルへの通電方向の正方向状態を示す部分断面図、駆動コイルへの通電方向の逆方向状態を示す部分断面図である。
第3の実施形態では、第1の実施形態で説明したコア23と永久磁石22との間に、図10に示すように、磁性体19を設ける。図10は、本実施形態の燃料噴射装置の構成を表す部分的断面図である。図11、図12、および図13は、本実施形態の燃料噴射装置の作動状態を示す模式的断面図であって、それぞれ、駆動コイルの非通電状態を示す部分的断面図、駆動コイルへの通電方向の正方向状態を示す部分的断面図、駆動コイルへの通電方向の逆方向状態を示す部分的断面図である。なお、本実施形態では、第1の実施形態で説明した永久磁石22の磁極配置に対して、図11に示すように、コア23側の端面をN極、反コア23側の端面をS極に逆配置している。この永久磁石22の磁極の逆配置に伴い、コイル31の巻回方向を逆転させている。この様に構成することで、ECU100(詳しくは通電方向切換え回路100b)の切換えによる駆動コイル(詳しくはコイル31)への通電方向(電流)特性(図3参照)をそれぞれ反転させる必要はなくなる。
第4の実施形態では、図14および図16に示すように、アーマチャ125に反発部材としての二つの永久磁石122a、122bを設けるとともに、コア123に、これら永久磁石122a、122bに軸方向に対峙可能な位置に空隙部または非磁性体部123k(本実施例の図16(a)では、空隙部)を設ける。図14は、実施形態の燃料噴射装置の構成を表す部分的断面図である。図15は、図14の燃料噴射装置の作動状態を示す模式的断面図であって、図15(a)は駆動コイルへの通電方向の正方向状態を示す模式図、図15(b)は駆動コイルへの通電方向の逆方向状態を示す模式図である。図16は、図14中のコアおよび可動コアに係わる動作を説明する説明図あって、図16(a)はコアおよび可動コア周りを示す軸方向断面図、図16(b)および図16(g)はそれぞれコアの径方向断面図、略円筒部材の内周の径方向断面図、図16(c)および図16(d)はそれぞれ可動コア、ノズルニードルにおける通電方向の正方向状態を示す径方向断面図、図16(e)および図16(f)はそれぞれ可動コア、ノズルニードルにおける通電方向の逆方向状態を示す径方向断面図である。なお、図16において、図16(b)は図16(a)のA−Aからみた断面図、図16(c)および図16(e)は図16(a)のB−Bからみた断面図、図16(d)および図16(d)は図16(a)のC−Cからみた断面図、図16(g)は図16(a)中のC−Cからみた断面図である。
第5の実施形態では、第4の実施形態で説明した第1および第2の永久磁石をアーマチャ125に配置する構成に代えて、図17に示すように、ストッパ18に設ける。図17は、本実施形態の燃料噴射装置を示す部分的断面図であって、図17(a)は軸方向断面図、図17(b)は図17(a)中のコアの径方向断面図、図17(c)は図17(a)中のストッパの径方向断面図である。なお、図17において、図17(b)は図17(a)のD−Dからみた断面図、図17(c)は図17(a)のE−Eからみた断面図である。
第6の実施形態では、第5の実施形態で説明したストッパ18に、図18に示すように、燃料流路を閉塞、開口可能な流路遮断部18fを設ける。なお、この場合、ストッパ18は、回転のみ可能とし、ねじ等の螺合部が必要な回転に従い軸方向変位可能な機能はない。図18は、本実施形態の燃料噴射装置を示す部分的断面図であって、図18(a)は軸方向断面図、図18(b)は図18(a)中のコアの径方向断面図、図18(c)は図18(a)中のストッパの径方向断面図である。なお、図18において、図18(b)は図18(a)のF−Fからみた断面図、図18(c)は図18(a)のG−Gからみた断面図である。
以上説明した第1の実施形態から第6の実施形態では、ECU100によって通電方向が切換えられる駆動コイル(詳しくはコイル31)と、永久磁石22、122a、122b、222a、222bとを有する燃料噴射弁2で説明した。これら永久磁石は、強磁性材が磁化され常時磁力を発生するものに限らず、磁力を発生するものであればいずれでもよい。
2 燃料噴射弁
2a 弁部
2b 電磁駆動部
14 金属内筒部材(略円筒部材)
15、16 係止部材
22 永久磁石(磁化部材)
23 コア
25 アーマチュア(可動コア)
25e アーマチュア収容孔
26 ノズルニードル
26a 当接部
28 噴孔
29 弁ボディ
29a 弁座
31 コイル(駆動コイルの一部)
100 ECU(制御手段)
100a 制御部
100b 通電方向切換え回路
TR1、TR2、TR3、TR4 トランジスタ(スイッチング素子)
Claims (9)
- 噴孔の上流側に弁座を有するノズルボディと、前記ノズルボディに軸方向移動可能に収容され、前記弁座に当接、離間する当接部を有するノズルニードルと、ノズルニードルに協働する可動コアと、前記可動コアに軸方向に対峙し、磁性体からなるコアと、駆動コイルとを備え、
前記コアあるいは前記可動コアの極性を逆転させ、単位時間当りの噴射量を増減させるように前記コアあるいは前記可動コアを変位可能とする燃料噴射装置において、
前記コアの極性を逆転させたときに、前記コアを反可動コア側に吸引可能な磁化部材を備え、
前記磁化部材が前記コアの反可動側に配置された永久磁石であり、
前記コアと前記永久磁石との間には、磁性体が配設されていることを特徴とする燃料噴射装置。 - 噴孔の上流側に弁座を有するノズルボディと、前記ノズルボディに軸方向移動可能に収容され、前記弁座に当接、離間する当接部を有するノズルニードルと、ノズルニードルに協働する可動コアと、前記可動コアに軸方向に対峙し、磁性体からなるコアと、駆動コイルとを備え、
前記コアあるいは前記可動コアの極性を逆転させ、単位時間当りの噴射量を増減させるように前記コアあるいは前記可動コアを変位可能とする燃料噴射装置において、
前記コアあるいは前記可動コアの極性を逆転させ、前記コアあるいは前記可動コアを周方向に変位可能としたことを特徴とする燃料噴射装置。 - 前記コアおよび前記可動コアのいずれか一方には空隙部または非磁性体部が配置され、
前記空隙部または前記非磁性体部に軸方向に対峙する他方の位置には、第1の永久磁石と、前記第1の永久磁石に対して磁極を反転する第2の永久磁石とが周方向に所定の角度離間して配置されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射装置。 - 前記コアおよび前記可動コアは、外周側に前記駆動コイルが配置された略円筒部材の内周に収容され、
前記可動コアまたは前記ノズルニードルには、前記内周に設けられた係止穴に対して周方向の所定位置では前記係止穴との係止を解除する係止部を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料噴射装置。 - 噴孔の上流側に弁座を有するノズルボディと、前記ノズルボディに軸方向移動可能に収容され、前記弁座に当接、離間する当接部を有するノズルニードルと、ノズルニードルに協働する可動コアと、前記可動コアに軸方向に対峙し、磁性体からなるコアと、駆動コイルとを備え、
前記コアあるいは前記可動コアの極性を逆転させ、単位時間当りの噴射量を増減させるように前記コアあるいは前記可動コアを変位可能とする燃料噴射装置において、
前記コアと前記可動コアとの間には、回転可能で回転に従い軸方向に変位可能なストッパを備え、
前記ストッパには、前記コアあるいは前記可動コアの極性を逆転させたときに、前記コアあるいは前記可動コアに対して周方向に回転可能な反発部材を有していることを特徴とする燃料噴射装置。 - 前記コアおよび前記可動コアのいずれか一方には空隙部または非磁性体部が配置され、
前記反発部材は、前記空隙部または前記非磁性体部に軸方向に対峙する、第1の永久磁石と、前記第1の永久磁石に対して磁極を反転し、周方向に所定の角度離間して配置された第2の永久磁石とを備えていることを特徴とする請求項5に記載の燃料噴射装置。 - 噴孔の上流側に弁座を有するノズルボディと、前記ノズルボディに軸方向移動可能に収容され、前記弁座に当接、離間する当接部を有するノズルニードルと、ノズルニードルに協働する可動コアと、前記可動コアに軸方向に対峙し、磁性体からなるコアと、駆動コイルと、前記コアおよび前記可動コアを内周側に収容し、外周側に前記駆動コイルが配置された略円筒部材と、前記略円筒部材の壁部内に設けられ、前記内周側の燃料の流れから分岐した燃料が前記弁座側へ流れる分岐燃料流路と、前記コアと前記可動コアとの間に設けられ、前記分岐燃料流路の閉塞、開口が可能な流路遮断部を有する回転可能なストッパとを備え、
前記ストッパには、前記コアあるいは前記可動コアの極性を逆転させたときに、前記コアあるいは前記可動コアに対して周方向に回転可能な反発部材を有していることを特徴とする燃料噴射装置。 - 前記コアおよび前記可動コアのいずれか一方には空隙部または非磁性体部が配置され、
前記反発部材は、前記空隙部または前記非磁性体部に軸方向に対峙する、第1の永久磁石と、前記第1の永久磁石に対して磁極を反転し、周方向に所定の角度離間して配置された第2の永久磁石とを備えていることを特徴とする請求項7に記載の燃料噴射装置。 - 前記駆動コイルへの通電方向を切換える切換手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
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