JP4111030B2 - メニュー表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メニュー表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両に搭載されたナビゲーション装置においては、運転者等の操作者が所定の入力部を操作して目的地を設定すると、該目的地、及び、現在位置検出処理部によって検出された車両の現在位置に基づいて、該現在位置から目的地までの経路が探索され、探索された経路が案内される。この場合、前記現在位置から目的地までの距離が最短となるように経路を探索したり、所要時間が最短となるように経路を探索するようになっている。
【0003】
また、地図データに基づいて、レストラン、遊園地等の施設を検索し、該施設の位置、名称、利用料金等の情報を案内する機能も有している。この場合、検索された施設の中から所望の施設を選択すると、該施設までの経路を探索するようになっている。これにより、車両の運転者等の操作者は、所望の施設を容易に検索することができ、また、該施設までの経路が探索されて案内されるので、所望の施設に容易に到達することができる。
【0004】
さらに、テレビ番組を映し出すテレビ機能、目的地等を事前に予約するカレンダー機能、インターネットに接続してウェブサイトにアクセスするネットワーク機能等の各種機能を有するナビゲーション装置も提案されている。
【0005】
このように、多機能化したナビゲーション装置においては、動作を行わせるための選択項目の種類が多くなり、操作者が前記ナビゲーション装置に所定の動作を行わせる場合に、必要な選択項目を容易に見つけ出すことができなくなってしまう。そこで、前記選択項目を分類し、ツリー状に配置して表示することによって、操作者が必要な選択項目を容易に見つけ出すことができるようにする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−132302号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のナビゲーション装置においては、多数の選択項目が画面に表示されるので、表示装置の画面サイズが小さな場合、各選択項目を識別する文字が読み取りにくくなり、必要な選択項目を見つけ出すことが困難である。また、枝分かれしたツリーに沿って大分類から小分類へ進むようにして、所定の選択項目に辿(たど)り着くようになっていて、それぞれの枝分かれ箇所において、いくつかの小分類の中から該当する小分類に対応する枝を選択して、進むようになっている。この場合、進行方向の前方に存在する選択項目は表示されているものの、既に通過した箇所に対応する選択項目は表示されないようになっているので、不適切な枝を選択したことに気が付いても、どの枝分かれ箇所で選択を誤ったのかを把握することができない。そのため、不適切な枝を選択した場合には、ツリーの大元に戻ってやり直す必要があり、必要な選択項目を見つけ出すまでに時間がかかってしまう。
【0008】
本発明は、前記従来の問題点を解決して、ナビゲーション装置等の装置の機能や実行させる処理内容をメニューとして画面に表示するときに、選択項目を階層化された分類構造に従って分類分けされた状態で表示するとともに、感覚的に把握することができるように表示することによって、必要な選択項目を容易に見つけ出すことができるメニュー表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のメニュー表示装置においては、コンピュータの備える機能又は前記コンピュータの実行する処理を選択する選択項目を、階層化された分類構造における各階層の分類項目に従ってクラスタ化された状態で表示する表示手段と、前記選択項目又はクラスタを選択する選択手段とを有し、前記表示手段は、一つの階層のクラスタの数が前記選択手段の選択可能な数より多い場合、前記クラスタを積層状態で表示し、前記クラスタが選択されると、より下位の階層のクラスタをより拡大して表示する。
【0010】
本発明の他のメニュー表示装置においては、さらに、前記表示手段は、選択すべき階層のクラスタを前記選択手段の選択方向に対応させて表示する。
【0012】
本発明の更に他のメニュー表示装置においては、さらに、前記表示手段は、選択されたクラスタが所定の位置にない場合、前記選択されたクラスタが所定の位置に移動するように回転させながら拡大して表示する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図2は本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーションシステムの車載装置の概念図である。
【0018】
図に示されるように、14はメニュー表示装置として機能する一種のコンピュータとしての車載装置である。ここで、該車載装置14は、具体的には、ナビゲーション装置であり、現在位置を検出する現在位置検出処理部15、道路データ、探索データ等が記録された記録媒体としてのデータ記録部16、入力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーション処理部17、入力部34、車載装置の機能や実行させる処理内容をメニューとして画面に表示する表示部35、音声入力部36、音声出力部37及び通信部38を有し、前記ナビゲーション処理部17に車速センサ41が接続される。
【0019】
なお、本発明におけるメニュー表示装置は、複数の機能を有していたり、複数の処理を実行可能な装置であれば、例えば、一般のコンピュータ、ゲーム機、テレビ、オーディオ等の装置のように、ナビゲーション装置以外のいかなる装置にも適用することができるものであるが、本実施の形態においては、ナビゲーション装置に適用した場合について説明する。
【0020】
この場合、前記現在位置検出処理部15は、GPS(Global Positioning System)センサ21、地磁気センサ22、距離センサ23、ステアリングセンサ24、ビーコンセンサ25、ジャイロセンサ26、図示されない高度計等から成る。なお、前記GPSセンサ21、地磁気センサ22、距離センサ23、ステアリングセンサ24、ビーコンセンサ25、ジャイロセンサ26、高度計等の中のいくつかは、製造コスト等の観点から、適宜省略することもできる。
【0021】
そして、前記GPSセンサ21は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することによって地球上における現在位置を検出し、前記地磁気センサ22は、地磁気を測定することによって車両が向いている方位を検出し、前記距離センサ23は、道路上の所定の位置間の距離等を検出する。前記距離センサ23としては、例えば、図示されない車輪の回転数を測定し、該回転数に基づいて距離を検出するもの、加速度を測定し、該加速度を二回積分して距離を検出するもの等を使用することができる。
【0022】
また、前記ステアリングセンサ24は、舵(だ)角を検出し、前記ステアリングセンサ24としては、例えば、図示されないステアリングホイールの回転部に取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
【0023】
そして、前記ビーコンセンサ25は、道路に沿って配設されたビーコンからの位置情報を受信して現在位置を検出する。前記ジャイロセンサ26は、車両の回転角速度、すなわち、旋回角を検出し、前記ジャイロセンサ26としては、例えば、ガスレートジャイロ、振動ジャイロ等が使用される。そして、前記ジャイロセンサ26によって検出された旋回角を積分することによって、車両が向いている方位を検出することができる。
【0024】
なお、前記GPSセンサ21及びビーコンセンサ25は、それぞれ、単独で現在位置を検出することができる。そして、距離センサ23によって検出された距離と、地磁気センサ22及びジャイロセンサ26によって検出された方位とを組み合わせることによって現在位置を検出することもできる。また、距離センサ23によって検出された距離と、ステアリングセンサ24によって検出された舵角とを組み合わせることによって現在位置を検出することもできる。
【0025】
そして、前記データ記録部16は、各種のデータファイルから成るデータベースを備え、経路を探索するための探索データの他、前記表示部35の画面に、探索された経路に沿って案内図を表示したり、交差点又は経路における特徴的な写真、コマ図等を表示したり、次の交差点までの距離、次の交差点における進行方向等を表示したり、他の案内情報を表示したりするための各種のデータを記録する。なお、前記データ記録部16には、所定の情報を音声出力部37によって出力するための各種のデータも記録される。
【0026】
ここで、前記探索データには、交差点データ、道路データ、交通規制データ及び経路表示データが含まれる。そして、前記交差点データには、データが格納されている交差点の数に加え、それぞれの交差点に関するデータが交差点データとして、識別するための番号を付与されて格納されている。さらに、それぞれの前記交差点データには、該当する交差点に接続する道路、すなわち、接続道路の数に加え、それぞれの接続道路を識別するための番号を付与されて格納されている。なお、前記交差点データには、交差点の種類、すなわち、交通信号灯器の設置されている交差点であるか又は交通信号灯器の設置されていない交差点であるかの区別が含まれていてもよい。
【0027】
また、前記道路データには、データが格納されている道路の数に加え、それぞれの道路に関するデータが道路データとして、識別するための番号を付与されて格納されている。そして、それぞれの前記道路データには、道路種別、それぞれの道路の長さとしての距離、それぞれの道路を走行するのに要する時間としての旅行時間等が格納されている。さらに、前記道路種別には、国道、県道、主要地方道、一般道、高速道路等の行政道路属性が含まれる。
【0028】
また、前記道路データには、道路自体について、幅員、勾(こう)配、カント、高度、バンク、路面の状態、中央分離帯があるか否か、道路の車線数、該車線数の減少する地点、幅員の狭くなる地点等のデータが含まれることが望ましい。そして、高速道路や幹線道路の場合、対向方向の車線のそれぞれが別個の道路データとして格納され、二条化道路として処理される。例えば、片側二車線以上の幹線道路の場合、二条化道路として処理され、上り方向の車線と下り方向の車線は、それぞれ、独立した道路として道路データに格納される。さらに、コーナについては、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口等のデータが含まれることが望ましい。また、踏切、高速道路出入口ランプウェイ、高速道路の料金所、降坂路、登坂路等の道路属性が含まれていてもよい。
【0029】
また、前記ナビゲーション処理部17は、車載装置14の全体の制御を行うCPU31、該CPU31が各種の演算処理を行うに当たりワーキングメモリとして使用されるRAM32、及び、制御プログラムの他、目的地までの経路の探索、経路中の走行案内、特定区間の決定、地点、施設等の検索等を行うための各種のプログラムが記憶された記憶媒体としてのROM33から成る。そして、前記ナビゲーション処理部17には、前記入力部34、表示部35、音声入力部36、音声出力部37及び通信部38が接続される。そして、経路の探索、経路中の走行案内、特定区間の決定、地点、施設等の検索等の各種処理を実行する。なお、前記音声入力部36、音声出力部37及び通信部38の中のいくつかは、製造コスト等の観点から、適宜省略することもできる。
【0030】
また、前記ナビゲーションプログラムや、探索データ、道路データ等を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、半導体メモリだけでなく、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、CD−ROM、MD、DVD−ROM、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等、あらゆる形態の記憶媒体を含むものである。
【0031】
なお、前記データ記録部16及びROM33は、図示されない磁気コア、半導体メモリ等によって構成される。また、前記データ記録部16及びROM33として、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、CD−ROM、MD、DVD−ROM、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等の各種の記憶媒体を使用することもできる。該記憶媒体は、車載装置14にあらかじめ据え付けられたものであってもよく、運転者等によって適宜交換可能なものであってもよい。
【0032】
本実施の形態においては、前記ROM33に各種のプログラムが記憶され、前記データ記録部16に各種のデータが記録されるようになっているが、プログラム及びデータを同じように外部記憶媒体に記憶することもできる。この場合、例えば、前記ナビゲーション処理部17に図示されないフラッシュメモリ等の記憶媒体を配設し、前記外部記憶媒体から前記プログラム及びデータを読み出して前記記憶媒体に書き込むこともできる。したがって、外部記憶媒体を交換することによって前記プログラム及びデータを更新することができる。また、図示されない自動変速機制御装置の制御プログラム等も前記外部記憶媒体に記録させることができる。このように、各種の記憶媒体に記録されたプログラムを起動し、データに基づいて各種の処理を行うことができる。なお、前記外部記憶媒体は、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、CD−ROM、MD、DVD−ROM、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等いかなる種類のものであってもよい。
【0033】
さらに、前記通信部38は、FM送信装置、電話回線網、インターネット、携帯電話網等との間で各種のデータの送受信を行うためのものであり、例えば、図示されない情報センサ等によって受信した渋滞等の道路情報、交通事故情報、GPSセンサ21の検出誤差を検出するD−GPS情報等の各種のデータを受信する。また、本発明の機能を実現するためのプログラム、車載装置14を作動させるためのその他のプログラム、データ等を、情報センタ(インターネットサーバ、ナビゲーション用サーバ等)から複数の基地局(インターネットのプロバイダ端末、前記通信部38と電話回線網、通信回線網等を介して接続された通信局等)に送信し、さらに、各基地局から通信部38に送信することもできる。このようなシステムを使用する場合、各基地局から送信された前記プログラム及びデータの少なくとも一部が受信されると、前記CPU31は、読み書き可能なメモリ、例えば、RAM32、フラッシュメモリ、ハードディスク等の記憶媒体にダウンロードし、前記プログラムを起動し、データに基づいて各種の処理を行うことができる。
【0034】
この場合、例えば、プログラム及びデータを異なる記憶媒体に記録したり、同じ記憶媒体に記録したりすることもできる。
【0035】
また、家庭用のパーソナルコンピュータを使用し、前記情報センタから送信されたプログラム、データ等をパーソナルコンピュータに対して脱着自在なメモリカード、CD−R等の記憶媒体にダウンロードし、前記プログラムを起動し、データに基づいて各種の処理を行うこともできる。
【0036】
そして、前記入力部34は、走行開始時の位置を修正したり、目的地を入力したりするためのものであり、車載装置14の本体に配設された操作キー、押しボタン、ジョグダイヤル、十字キー等から成るものであるが、リモートコントローラであってもよい。なお、表示部35がタッチパネルである場合には、該表示部35の画面に表示された操作キー、操作メニュー等の操作スイッチから成るものであることが望ましい。この場合、通常のタッチパネルのように前記操作スイッチを押す(タッチする)ことによって、入力を行うことができる。
【0037】
そして、前記表示部35の画面には、操作案内、操作メニュー、操作キーの案内、現在位置から目的地までの経路、該経路に沿った案内情報等が表示される。前記表示部35としては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、フロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等を使用することができる。
【0038】
また、音声入力部36は、図示されないマイクロホン等によって構成され、音声によって必要な情報を入力することができる。さらに、音声出力部37は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音声情報、例えば、音声合成装置によって合成された音声から成る案内情報、変速情報等をスピーカから出力し、操作者に知らせる。なお、音声合成装置によって合成された音声の他に、各種の音、あらかじめテープ、メモリ等に録音された各種の案内情報をスピーカから出力することもできる。
【0039】
本実施の形態において、メニュー表示装置としての車載装置14は、機能の観点から、コンピュータの備える機能又は前記コンピュータの実行する処理を選択する選択項目を、階層化された分類構造における各階層の分類項目に従ってクラスタ化された状態で表示する表示手段と、前記選択項目又はクラスタを選択する選択手段とを有する。この場合、前記表示部35が表示手段に該当し、前記入力部34又は音声入力部36が選択手段に該当する。そして、前記表示手段は、前記クラスタが選択されると、より下位の階層のクラスタをより拡大して表示するようになっている。なお、本実施の形態において、クラスタ(Cluster)とは、集団、群れ、集合体等のことであり、クラスタ化とは、集団化すること、群れをなすこと、集合体を作る等のことである。
【0040】
次に、前記構成の車載装置14の動作について説明する。
【0041】
図1は本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第1の図、図3は本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第2の図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第3の図、図5は本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第4の図、図6は本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第5の図、図7は本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第6の図、図8は本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第7の図、図9は本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第8の図、図10は本発明の第1の実施の形態における住所を入力する画面の例を示す図である。
【0042】
まず、操作者が車載装置14の電源をオンにすると、図1に示されるような初期メニューを示すメニュー表示画面11が表示部35の画面に表示される。なお、通常、車載装置14の電源は、車両のアクセサリスイッチ又はエンジンスイッチをオンにすると自動的にオンとなるようになっている。また、操作者が入力部34を操作して、例えば、初期メニュー表示キー等を選択した場合にも、図1に示されるようなメニュー表示画面11が表示部35の画面に表示される。
【0043】
本実施の形態において、車載装置14は多数の機能を有するものであり、該機能のそれぞれを選択したり、前記車載装置14に実行させる処理を選択するための選択項目の数が非常に多くなっている。そのため、前記選択項目はあらかじめ複数の階層に階層化された分類構造に従って分類分けされており、分類分けされた状態で表示されるようになっている。例えば、最初は、コミュニケーション、ナビゲーション、交通情報、エンターテイメント、設定、保守等のように第1の階層で分類分けされた状態で表示される。そして、例えば、ナビゲーションが選択されると、目的地設定、登録、地図配置、検索等のように第2の階層で分類分けされた状態で表示される。さらに、例えば、目的地設定が選択されると、プロファイル、メモリ地点、緊急、過去の目的地、住所、電話番号等のように第3の階層で分類分けされた状態で表示される。
【0044】
ここで、図1に示されるメニュー表示画面11には、初期メニューとして、第1の全選択項目クラスタ51a及び第2の全選択項目クラスタ51bがそれぞれ菱(ひし)形の形状で表示される。そして、前記第1の全選択項目クラスタ51a及び第2の全選択項目クラスタ51bは、すべての選択項目に対応する選択項目スイッチ52の集合として表示される。なお、各選択項目スイッチ52も菱形の形状で表示される。また、図1においては、表示部35の画面の大きさに制限があるため、第1の全選択項目クラスタ51aだけをフルサイズで表示し、第2の全選択項目クラスタ51bを縮小表示した状態が示されている。なお、前記第1の全選択項目クラスタ51a及び第2の全選択項目クラスタ51bを統合的に説明する場合には、全選択項目クラスタ51として説明する。
【0045】
そして、前記第1の全選択項目クラスタ51aは、前記選択項目が第1の階層で分類分けされた第1の階層の分類項目としての、第1の第1階層サブクラスタ53a、第2の第1階層サブクラスタ53b及び第3の第1階層サブクラスタ53cから成る。ここで、前記第1の第1階層サブクラスタ53aはコミュニケーションに属する選択項目スイッチ52の集合、第2の第1階層サブクラスタ53bはナビゲーションに属する選択項目スイッチ52の集合、及び、第3の第1階層サブクラスタ53cは交通情報に属する選択項目スイッチ52の集合である。本実施の形態においては、第1の階層の分類項目であるコミュニケーション、ナビゲーション及び交通情報を示す名称が、第1〜第3の第1階層サブクラスタ53a〜53c上にそれぞれ表示されるので、操作者は、第1〜第3の第1階層サブクラスタ53a〜53cが対応する第1の階層の分類項目を容易に感覚的に把握することができる。
【0046】
また、前記第1の全選択項目クラスタ51aには、選択方向矢印57が表示される。該選択方向矢印57は、操作者が入力部34の方向選択手段を操作して選択することができる方向を示している。前記入力部34が、例えば、ジョイスティックを備えるリモートコントローラである場合、該リモートコントローラは、通常、初期メニュー表示キー、戻り操作キー等の他に方向選択手段としてジョイスティックを備える。しかし、該ジョイスティックが任意の方向に操作可能なものであっても、メニュー表示画面11においては、選択方向矢印57の示す方向、すなわち、上下左右の四方向への操作しか認識されない。また、前記ジョイスティックが上下左右及び斜めの八方向に操作可能なものであっても、メニュー表示画面11においては、同様に上下左右の四方向への操作しか認識されない。そのため、上下左右の四方向に操作可能なジョイスティックを備えるリモートコントローラであれば、前記メニュー表示画面11における操作に対応することができる。
【0047】
また、ジョイスティックを備えていなくても、上下左右の四方向を選択するボタン等を備えるリモートコントローラや操作パネルであれば、前記メニュー表示画面11における操作に対応することができる。なお、前記入力部34が、タッチパネルである場合には、前記選択方向矢印57に直接タッチすることで該選択方向矢印57の示す方向を選択することができる。また、車載装置14が音声認識機能を有し、音声入力部36から入力した音声によって操作可能である場合には、「上」、「下」、「左」、「右」等の言葉を音声入力することで、前記選択方向矢印57の示す方向を選択することができる。
【0048】
なお、図1に示されるように、第1の全選択項目クラスタ51aは、右方に第1〜第3の第1階層サブクラスタ53a〜53cと同様の形状のクラスタ存在表示部53dを含んでいる。該クラスタ存在表示部53dは、前記第1の全選択項目クラスタ51aと同様の階層に属する他のクラスタ、すなわち、第2の全選択項目クラスタ51bが存在することを示すものであり、第1〜第3の第1階層サブクラスタ53a〜53cと相違する表示態様(例えば、異なる色、模様等)で表示される。図1に示される例においては、ブラックアウトされて表示されている。また、前記選択方向矢印57もクラスタ存在表示部53dに対応する部分(右方向を示す矢印)が第1〜第3の第1階層サブクラスタ53a〜53cに対応する部分と相違した形状で表示されている。さらに、前記クラスタ存在表示部53dの近傍には、第2の全選択項目クラスタ51bが縮小表示されている。これにより、操作者は、前記クラスタ存在表示部53dを選択すると、第2の全選択項目クラスタ51bが表示されることを感覚的に把握することができる。なお、図1においては、第2の全選択項目クラスタ51bの一部が画面に入りきらずに削除されているが、この場合、第2の全選択項目クラスタ51bは、操作者がその存在を認識することができればよいので、必ずしも全体が表示される必要はない。
【0049】
そして、操作者が入力部34の方向選択手段を操作してクラスタ存在表示部53dを選択すると、図3に示されるように、第2の全選択項目クラスタ51bがフルサイズで表示され、第1の全選択項目クラスタ51aが縮小表示される。
【0050】
ここで、前記第2の全選択項目クラスタ51bは、前記選択項目が第1の階層で分類分けされた第4の第1階層サブクラスタ53e、第5の第1階層サブクラスタ53f及び第6の第1階層サブクラスタ53gから成る。そして、前記第4の第1階層サブクラスタ53eはエンターテイメントに属する選択項目スイッチ52の集合、第5の第1階層サブクラスタ53fは設定に属する選択項目スイッチ52の集合、及び、第6の第1階層サブクラスタ53gは保守に属する選択項目スイッチ52の集合である。また、第1の階層の分類項目であるエンターテイメント、設定及び保守を示す名称が、第4〜第6の第1階層サブクラスタ53e〜53g上にそれぞれ表示されるので、操作者は、第4〜第6の第1階層サブクラスタ53e〜53gが対応する第1の階層の分類項目を容易に感覚的に把握することができる。なお、前記第1〜第6の第1階層サブクラスタ53a〜53c、53e〜53gを統合的に説明する場合には、第1階層サブクラスタ53として説明する。
【0051】
さらに、前記第2の全選択項目クラスタ51bには、図1と同様に、選択方向矢印57が表示される。さらに、前記第2の全選択項目クラスタ51bは、該第2の全選択項目クラスタ51bと同様の階層に属する他のクラスタとしての第1の全選択項目クラスタ51aが存在することを示すクラスタ存在表示部53hを左方に含んでいる。該クラスタ存在表示部53hは、前記第1の全選択項目クラスタ51aにおけるクラスタ存在表示部53dと同様のものであり、近傍には、第1の全選択項目クラスタ51aが縮小表示されている。これにより、操作者は、前記クラスタ存在表示部53dを選択すると、第1の全選択項目クラスタ51aが表示されることを感覚的に把握することができる。
【0052】
また、全選択項目クラスタ51の数は、単数であってもよいし、三つ以上であってもよい。前記全選択項目クラスタ51は、そこに含まれる第1階層サブクラスタ53の数が四つ以下、すなわち、方向選択手段の上下左右の四方向への操作によって選択可能な数となるように形成される。そのため、すべての選択項目スイッチ52を第1の階層で分類分けすることによって形成される第1階層サブクラスタ53の総数が四以下であれば、全選択項目クラスタ51の数は単数となり、第1階層サブクラスタ53の総数が五以上であれば全選択項目クラスタ51の数は本実施の形態のように複数となる。
【0053】
図1及び3に示されるメニュー表示画面11における第1の全選択項目クラスタ51a及び第2の全選択項目クラスタ51b、選択項目スイッチ52、選択方向矢印57等は、プログラムがメニュー表示画面11中に描画する点をあらかじめ定めることによって表示されている。この場合、前記第1の全選択項目クラスタ51a及び第2の全選択項目クラスタ51b、選択項目スイッチ52、選択方向矢印57等の表示態様もあらかじめプログラムによって定められている。
【0054】
なお、本実施の形態においては、車載装置14の電源がオンになると、初期メニューを示す画面として、図1に示されるようなメニュー表示画面11が表示部35の画面に表示されるようになっているが、図3に示されるようなメニュー表示画面11が表示されるようにすることもできる。
【0055】
続いて、操作者は、第1階層サブクラスタ53の中から所望のものを選択する。ここでは、操作者がナビゲーションに属する選択項目スイッチ52の集合である第2の第1階層サブクラスタ53bを選択した場合について説明する。この場合、操作者は、図1に示されるようなメニュー表示画面11において、入力部34の方向選択手段を操作し、左方を選択して選択を確定する。
【0056】
ここで、前記方向選択手段がジョイスティックである場合、該ジョイスティックを上下左右の四方向のいずれかへ傾斜させることによって、傾斜させた方向が選択される。そして、選択された部分としての第2の第1階層サブクラスタ53bは、浮き上がって表示される。これにより、操作者は自分が選択した部分を確実に把握することができる。そして、操作者は、第2の第1階層サブクラスタ53bが浮き上がって表示されることによって、自分が選択した部分を確認すると、選択を確定するために、前記ジョイスティックを押し込む。これにより、前記第2の第1階層サブクラスタ53bの選択が確定される。
【0057】
なお、前記方向選択手段が上下左右の四方向を選択するボタンである場合には、いずれかのボタンを押すことによって、押された方向が選択されると同時に確定される。また、前記入力部34がタッチパネルである場合には、選択方向矢印57に指等を直接タッチし、続いて指等を離すことによって、該選択方向矢印57のタッチされた方向が選択されると同時に確定される。さらに、音声入力を利用する場合には、「上」、「下」、「左」、「右」等の言葉を音声入力することで、いずれかの方向を選択し、その後、「決定」、「確定」等の言葉を音声入力することによって、選択を確定する。なお、「上」、「下」、「左」、「右」等の言葉を音声入力するだけで、いずれかの方向が選択されると同時に確定されるようにしてもよい。
【0058】
そして、前記第2の第1階層サブクラスタ53bの選択が確定されると、図4に示されるように、第1の全選択項目クラスタ51a全体が回転して、前記第2の第1階層サブクラスタ53bが第1の全選択項目クラスタ51a内における下方の位置にまで移動する。すなわち、表示手段は、選択された分類項目が所定の位置にない場合、選択された分類項目が所定の位置に移動するように回転させながら拡大して表示する。具体的には、第1階層サブクラスタ53が選択されると、該第1階層サブクラスタ53が全選択項目クラスタ51内における下方の位置に表示されるようになっている。そのため、第1の第1階層サブクラスタ53a又は第2の第1階層サブクラスタ53bが選択された場合には第1の全選択項目クラスタ51aが回転し、また、第4の第1階層サブクラスタ53e又は第5の第1階層サブクラスタ53fが選択された場合には第2の全選択項目クラスタ51bが回転するようになっている。なお、第3の第1階層サブクラスタ53cが選択された場合には第1の全選択項目クラスタ51aは回転せず、また、第6の第1階層サブクラスタ53gが選択された場合にも第2の全選択項目クラスタ51bは回転しない。
【0059】
図4において、51’は、回転開始前における第1の全選択項目クラスタ51aを示しており、点線、細い線、色の薄い線等によって表示されるが、省略することもできる。また、選択された第2の第1階層サブクラスタ53bは、選択されていない部分である第1の第1階層サブクラスタ53aや第3の第1階層サブクラスタ53cよりも浮き上がって表示されていることが分かる。なお、図4においては、第1の全選択項目クラスタ51aが回転中の状態が示されている。そのため、回転中であることを分かり易くするために、第1の全選択項目クラスタ51aの下方に陰影54を表示して、前記第1の全選択項目クラスタ51a全体が浮き上がって回転しているように表示されている。
【0060】
なお、図4に示されるような三次元の図形を回転させる場合には、周知の三次元アフィン変換を使用する。二次元アフィン変換の場合には、三次の行列を使用するが、三次元アフィン変換の場合には次の式(1)に示されるような四次の行列を使用する。
【0061】
【数1】
Figure 0004111030
前記式(1)は三次元空間上の点P(x、y、z)を点P’(x’、y’、z’)に移動させるためのものである。なお、係数a〜iは、次の式(2)に示される条件を満たすものである。
【0062】
【数2】
Figure 0004111030
そして、前記式(1)を計算して一次方程式にすると次の式(3)に示されるようになる。
【0063】
【数3】
Figure 0004111030
点Pに対してどのような処理を行うかは、係数a〜i及びtx 〜tz の値によって決められる。
【0064】
なお、図形に対して三次元アフィン変換を行う場合には、該当する図形を形成するすべての点に対して三次元アフィン変換を行うようになっている。三次元アフィン変換を行うことによって、図4に示されるような三次元の図形の「平行移動」、「回転移動」、「拡大及び縮小」等を行うことができる。
【0065】
なお、図形の動きを滑らかに表示する場合には、三次元アフィン変換を繰り返して多数回行うようにする。例えば、図4に示されるような第1の全選択項目クラスタ51aを90度回転させる場合、一度に90度回転させるよりも、30度ずつ回転させるように、三回に分けて三次元アフィン変換を繰り返して行うほうがより滑らかに表示することができ、10度ずつ回転させるように、九回に分けて三次元アフィン変換を繰り返して行うほうがさらに滑らかに表示することができる。
【0066】
続いて、第2の第1階層サブクラスタ53bが第1の全選択項目クラスタ51a内における下方の位置にまで移動すると、図5に示されるように、第2の第1階層サブクラスタ53bが拡大して表示される。ここで、該第2の第1階層サブクラスタ53bは、前記選択項目が第2の階層で分類分けされた第2の階層の分類項目としての、第1の第2階層サブクラスタ58a、第2の第2階層サブクラスタ58b、第3の第2階層サブクラスタ58c及び第4の第2階層サブクラスタ58dから成る。そして、前記第1の第2階層サブクラスタ58aは登録に属する選択項目スイッチ52の集合、第2の第2階層サブクラスタ58bは地図配置に属する選択項目スイッチ52の集合、第3の第2階層サブクラスタ58cは検索に属する選択項目スイッチ52の集合、及び、第4の第2階層サブクラスタ58dは目的地設定に属する選択項目スイッチ52の集合である。本実施の形態においては、第2の階層の分類項目である登録、地図配置、検索及び目的地設定を示す名称が、第1〜第4の第2階層サブクラスタ58a〜58d上にそれぞれ表示されるので、操作者は、第1〜第4の第2階層サブクラスタ58a〜58dが対応する第2の階層の分類項目を容易に感覚的に把握することができる。また、前記第2の第1階層サブクラスタ53b上には、図1に示されるメニュー表示画面11と同様に、選択方向矢印57が表示される。なお、第1〜第4の第2階層サブクラスタ58a〜58dを含むすべての第2階層サブクラスタを統合的に説明する場合には、第2階層サブクラスタ58として説明する。
【0067】
図において、53a’及び53c’は、それぞれ、第1の第1階層サブクラスタ53a及び第3の第1階層サブクラスタ53cを示しており、点線、細い線、色の薄い線等によって表示されるが、省略することもできる。なお、図5は第4の第2階層サブクラスタ58dが選択された状態を示しており、選択された部分である第4の第2階層サブクラスタ58dは、選択されていない部分である第1の第2階層サブクラスタ58a、第2の第2階層サブクラスタ58b及び第3の第2階層サブクラスタ58cよりも浮き上がって表示されている。
【0068】
続いて、第4の第2階層サブクラスタ58dの選択が確定されると、図6に示されるように、第4の第2階層サブクラスタ58dが拡大して表示される。なお、第4の第2階層サブクラスタ58dの選択が確定されると、第1の全選択項目クラスタ51a全体又は第2の第1階層サブクラスタ53bが回転して、前記第4の第2階層サブクラスタ58dが前記第1の全選択項目クラスタ51a又は第2の第1階層サブクラスタ53b内における下方の位置にまで移動するようにしてもよい。
【0069】
図6に示される例において、前記第4の第2階層サブクラスタ58dは、前記選択項目が第3の階層で分類分けされた第3の階層の階層の分類項目としての第1の選択項目スイッチ52a、第2の選択項目スイッチ52b、第3の選択項目スイッチ52c及び第4の選択項目スイッチ52dを含んでいる。そして、前記第1の選択項目スイッチ52aはプロファイル、第2の選択項目スイッチ52bはメモリ地点、第3の選択項目スイッチ52cは緊急、及び、第4の選択項目スイッチ52dは過去の目的地である。本実施の形態においては、第3の階層で分類分けされた選択項目スイッチ52であるプロファイル、メモリ地点、緊急及び過去の目的地を示す名称が、第1〜第4の選択項目スイッチ52a〜52d上にそれぞれ表示されるので、操作者は、第1〜第4の選択項目スイッチ52a〜52dに対応する項目名を容易に感覚的に把握することができる。
【0070】
ところで、本実施の形態において、第4の第2階層サブクラスタ58dは、五以上の選択項目を含んでいるので、第1層58d−1と第2層58d−2とから構成されている。すなわち、表示手段は、一つの階層の分類項目の数が前記選択手段の選択可能な数より多い場合、前記分類項目を積層状態で表示する。具体的には、前記第2階層サブクラスタ58は、そこに含まれる選択項目数が、方向選択手段の上下左右の四方向への操作によって選択可能な数としての四以下となるように形成される。そのため、一つの第2階層サブクラスタ58に含まれる選択項目スイッチ52の総数が四以下であれば、該当する第2階層サブクラスタ58の層の数は単数となり、一つの第2階層サブクラスタ58に含まれる選択項目スイッチ52の総数が五以上であれば、該当する第2階層サブクラスタ58の層の数は本実施の形態のように複数となる。なお、第2階層サブクラスタ58の層の数は三つ以上であってもよい。
【0071】
図6に示されるように、第4の第2階層サブクラスタ58dは、第2層58d−2が第1層58d−1の下層となるような積層構造を有するように表示される。これにより、操作者は、第2層58d−2の存在を容易に把握することができる。この場合、前記第4の第2階層サブクラスタ58d上には、選択方向矢印57の他に、下層を選択するための下層選択矢印57aが表示されるので、これによっても、操作者は、第2層58d−2の存在を容易に把握することができる。なお、前記下層選択矢印57aは、方向選択手段を二回又は長時間操作することによって選択される。例えば、前記方向選択手段がジョイスティックである場合、該ジョイスティックを下方向へ二回傾斜させることによって、又は、下方向へ傾斜させた状態を維持することによって前記下層選択矢印57aを選択することができる。
【0072】
そして、操作者が方向選択手段を操作して前記下層選択矢印57aを選択すると、第1層58d−1と第2層58d−2との位置が入れ替わり下層である第2層58d−2が最上層として表示される。この場合、まず、図7に示されるように、第1層58d−1がメニュー表示画面11の下方に移動して、第2層58d−2が出現する。続いて、図8に示されるように、第1層58d−1が第2層58d−2の下に入り込んで、メニュー表示画面11の上方に移動する。最後に、図9に示されるように、第1層58d−1が第2層58d−2の下に隠れた状態となる。
【0073】
図9に示される状態においては、第4の第2階層サブクラスタ58dの第2層58d−2が拡大して表示される。該第2層58d−2は、第3の階層で分類分けされた第5の選択項目スイッチ52e、第6の選択項目スイッチ52f、第7の選択項目スイッチ52g及び第8の選択項目スイッチ52hを含んでいる。そして、前記第5の選択項目スイッチ52eは初期メニューに戻るためのトップ、第6の選択項目スイッチ52fは住所、第7の選択項目スイッチ52gは前進、エンター又は終了、及び、第8の選択項目スイッチ52hは電話番号である。本実施の形態においては、第3の階層で分類分けされた選択項目スイッチ52であるトップ、住所、前進、エンター又は終了、及び、電話番号を示す名称が、第5〜第8の選択項目スイッチ52e〜52h上にそれぞれ表示されるので、操作者は、第5〜第8の選択項目スイッチ52e〜52hに対応する項目名を容易に感覚的に把握することができる。また、図6に示される場合と同様に、選択方向矢印57及び下層選択矢印57aも表示される。なお、図9は第6の選択項目スイッチ52fである住所が選択された状態を示しており、選択された部分である第6の選択項目スイッチ52fは、選択されていない部分である第5の選択項目スイッチ52e、第7の選択項目スイッチ52g及び第8の選択項目スイッチ52hよりも浮き上がって表示されている。
【0074】
続いて、第6の選択項目スイッチ52fの選択が確定されると、図10に示されるように、住所を入力するための住所入力画面12が表示される。該住所入力画面12は、住所表示部61及び住所入力部62から構成される。そして、前記住所表示部61には、番地、街区番号等を表示するための番地表示欄61a、町名を表示するための町名表示欄61b及び都市名を表示するための都市名表示欄61cが含まれる。さらに、番地、街区番号、町名、都市名等をリスト表示させるためのリスト表示指定手段61dが含まれている。この場合、操作者が入力部34の方向選択手段を操作してリスト表示指定手段61dを選択すると、番地、街区番号、町名、都市名等が番地表示欄61a、町名表示欄61b及び都市名表示欄61cにリスト表示される。そして、操作者が入力部34の方向選択手段を操作して、リスト表示された中から所定の番地、街区番号、町名、都市名等を選択すると選択された番地、街区番号、町名、都市名等が番地表示欄61a、町名表示欄61b及び都市名表示欄61cに表示される。
【0075】
また、前記住所入力部62には、複数の記号選択項目62a、文字選択手段62b及び数字選択手段62cが含まれる。ここで、記号は、文字、数字、四則演算記号等の通常のキーボード等に含まれる記号である。そして、操作者が入力部34の方向選択手段を操作して、文字選択手段62bを選択すると、図10に示されるように、文字を選択するための記号選択項目62aが表示され、数字選択手段62cを選択すると、図示されない、数字を選択するための記号選択項目62aが表示されるようになっている。なお、図10は文字「C」に対応する記号選択項目62aが選択された状態を示しており、選択された部分である文字「C」に対応する記号選択項目62aは、選択されていない部分である他の文字に対応する記号選択項目62aよりも浮き上がって表示されている。
【0076】
そして、記号選択項目62aを選択することによって、所定の記号が選択されると、選択された記号が番地表示欄61a、町名表示欄61b及び都市名表示欄61cに表示される。これにより、所定の住所が入力されると、該住所が目的地として設定される。すると、車載装置14は車両の現在位置から設定された目的地までの経路を探索する。なお、経路を探索する方法は、通常のナビゲーション装置と同様なので、その説明を省略する。
【0077】
このように、本実施の形態においては、車載装置14は多数の機能を有するものであり、該機能のそれぞれを選択したり、前記車載装置14に実行させる処理を選択するための選択項目が、あらかじめ複数の階層に階層化された分類構造に従って分類分けされ、分類分けされた状態で表示されるようになっている。そして、各階層において、該当する階層を構成する分類項目が、容易に把握することができるように表示される。
【0078】
この場合、下位の階層になるに従って前記選択項目が拡大されて表示されるようになっている。これにより、該当する階層を構成する分類項目のすべてが十分に大きく、かつ、表示部35の画面内に表示され、より下位の階層を構成する分類項目は小さく表示され、また、より上位の階層を構成する分類項目は少なくとも一部が表示部35の画面内に表示されない程度に大きく表示される。また、該当する階層を構成する分類項目には対応する名称が表示されるので、該当する階層を構成する分類項目を容易に把握することができる。
【0079】
さらに、該当する階層を構成する分類項目は、上下左右の四方向のいずれかを選択することによって選択することができるように配置された状態で表示される。これにより、操作者は、ジョイスティック等の方向選択手段を操作することによって、所望の分類項目を容易に選択することができる。なお、該当する階層を構成する分類項目の数が多い場合にも、該分類項目を表示するための画面を複数用意して、順次表示するようになっているので、所望の分類項目を容易に選択することができる。
【0080】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と同じ構成を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
【0081】
図11は本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第1の図、図12は本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第2の図、図13は本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第3の図、図14は本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第4の図、図15は本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第5の図、図16は本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第6の図、図17は本発明の第2の実施の形態における住所を入力する画面の例を示す図である。
【0082】
まず、操作者が車載装置14の電源をオンにすると、図11に示されるような初期メニューを示すメニュー表示画面17が表示部35の画面に表示される。本実施の形態においても、前記第1の実施の形態と同様に、車載装置14の機能のそれぞれを選択したり、前記車載装置14に実行させる処理を選択するための選択項目はあらかじめ複数の階層に階層化された分類構造に従って分類分けされており、分類分けされた状態で表示されるようになっている。なお、本実施の形態において、表示手段は、コンピュータの備える機能又は前記コンピュータの実行する処理を選択する選択項目を、階層化された分類構造における各階層の分類項目に分類分けされた状態で、各階層の分類項目間の接続を示すツリーとともに表示するものであり、さらに、選択すべき階層の分類項目とより上位の階層の選択が確定した分類項目とを同時に表示し、前記選択すべき階層の分類項目が選択されると、選択された分類項目を前記より上位の階層の選択が確定した分類項目と同様の位置に表示し、前記選択すべき階層の分類項目の選択が確定すると、より下位の階層の分類項目であって前記選択が確定した分類項目に属する分類項目、及び、より上位の階層の選択が確定した分類項目であって前記選択が確定した分類項目を含む分類項目を同時に表示する。また、選択手段は、選択項目又は分類項目を選択する。
【0083】
ここで、図11に示されるメニュー表示画面17には、初期メニューとして、前記選択項目が第1の階層で分類分けされた第1の階層の分類項目としての、第1の第1階層サブクラスタ71a、第2の第1階層サブクラスタ71b、第3の第1階層サブクラスタ71c、第4の第1階層サブクラスタ71d及び第5の第1階層サブクラスタ71eが表示されている。なお、本実施の形態においては、第1の階層の分類項目の内容を示すマークが、第1〜第5の第1階層サブクラスタ71a〜71e中にそれぞれ表示されるので、操作者は、第1〜第5の第1階層サブクラスタ71a〜71eが対応する第1の階層の分類項目を容易に感覚的に把握することができる。また、前記第1〜第5の第1階層サブクラスタ71a〜71eを統合的に説明する場合には、第1階層サブクラスタ71として説明する。
【0084】
そして、本実施の形態において、メニュー表示画面17に表示された分類項目は、いずれか一つが選択された状態で表示されるようになっている。図11に示されるメニュー表示画面17においては、一番上方に表示された第1の第1階層サブクラスタ71aが選択された状態で表示されている。また、選択された第1の第1階層サブクラスタ71aは、他の第2〜第5の第1階層サブクラスタ71b〜71eと相違する表示態様で表示されるものであるが、ここでは、濃い色で表示されるものとして説明する。そして、選択が確定されると更に表示態様が変化するものであるが、ここでは、より濃い色で表示されるものとして説明する。
【0085】
なお、この状態においても、前記第1の第1階層サブクラスタ71aが選択されただけであって、選択が確定された状態ではない。そのため、操作者は入力部34の方向選択手段を操作して他の第1階層サブクラスタ71を選択することもできる。なお、第1階層サブクラスタ71を選択する方法及び選択を確定する方法は、前記第1の実施の形態と同様である。
【0086】
また、メニュー表示画面17には選択された分類項目の名称を表示するための選択項目名表示欄18が含まれている。該選択項目名表示欄18には、選択された分類項目としての第1の第1階層サブクラスタ71aであるナビゲーションを示す名称が表示されている。これにより、操作者は選択された分類項目を正確に把握することができる。
【0087】
続いて、前記第1の第1階層サブクラスタ71aの選択が確定されると、図12に示されるように、より下位の階層である第2の階層の分類項目としての、第1の第2階層サブクラスタ73a、第2の第2階層サブクラスタ73b、第3の第2階層サブクラスタ73c及び第4の第2階層サブクラスタ73dが表示される。なお、前記第1〜第4の第2階層サブクラスタ73a〜73dを統合的に説明する場合には、第2階層サブクラスタ73として説明する。
【0088】
そして、該第2階層サブクラスタ73も、メニュー表示画面17に表示された際にはいずれか一つが選択された状態を示す濃い色で表示されるようになっている。図12に示されるメニュー表示画面17においては、第2の第2階層サブクラスタ73bが選択された状態で表示されている。そして、選択項目名表示欄18には、前記第1の第1階層サブクラスタ71aの名称に続いて、選択された分類項目としての第2の第2階層サブクラスタ73bである目的地設定を示す名称が表示されている。
【0089】
また、前記第1の第1階層サブクラスタ71aから第2階層サブクラスタ73へ接続されるツリーとしての第1及び第2階層間ツリー72が表示される。本実施の形態におけるツリーは階層間の接続情報として機能するものであり、操作者は、前記第1及び第2階層間ツリー72によって、第1〜第4の第2階層サブクラスタ73a〜73dが第1の第1階層サブクラスタ71aに含まれる下位の分類項目であることを容易に感覚的に把握することができる。
【0090】
この場合、メニュー表示画面17において、左方により上位の階層の分類項目が表示され、上位の階層から下位の階層に進むに従ってメニュー表示画面17における右方向へ移動するように表示される。そして、メニュー表示画面17に表示されている分類項目の中で最も下位の階層の分類項目が、画面の横方向における中心付近に表示されるようになっている。また、選択が確定された分類項目は画面の上下方向における中心付近に表示される。さらに、図12において、最も下位の階層の分類項目中の選択された項目である第2の第2階層サブクラスタ73bが、選択が確定されていなくても画面の上下方向における中心付近に表示されている。そのため、操作者は、選択をすべき階層の分類項目を容易に把握することができ、また、選択が確定された分類項目も容易に把握することができる。なお、選択が確定されるまでは、選択された分類項目を画面の上下方向における中心付近にまで移動させないようにしてもよい。
【0091】
続いて、前記第2の第2階層サブクラスタ73bの選択が確定されると、図13に示されるように、より下位の階層である第3の階層の分類項目としての、第1の第3階層サブクラスタ75a、第2の第3階層サブクラスタ75b、第3の第3階層サブクラスタ75c等が表示される。なお、前記第1〜第3の第3階層サブクラスタ75a〜75c等を統合的に説明する場合には、第3階層サブクラスタ75として説明する。この場合、メニュー表示画面17に表示されている分類項目の中で最も下位の階層の分類項目である第3階層サブクラスタ75が、画面の横方向における中心付近に表示されている。
【0092】
また、前記第2の第2階層サブクラスタ73bの選択が確定されると、第1及び第2階層間ツリー72が濃い色で表示されるようになっている。これにより、操作者は、前記第2の第2階層サブクラスタ73bの選択が確定されたことを容易に感覚的に把握することができる。なお、選択が確定された第2の第2階層サブクラスタ73bが画面の上下方向における中心付近に表示されているので、第1及び第2階層間ツリー72における選択が確定された第1の第1階層サブクラスタ71aと第2の第2階層サブクラスタ73bとを結ぶ枝も画面の上下方向における中心付近に表示される。そのため、操作者は、選択が確定された分類項目を容易に把握することができる。
【0093】
そして、前記第3階層サブクラスタ75も、メニュー表示画面17に表示された際にはいずれか一つが選択された状態で表示されるようになっている。図13に示されるメニュー表示画面17においては、第1の第3階層サブクラスタ75aが選択された状態で表示されている。そして、選択項目名表示欄18には、前記第1の第1階層サブクラスタ71a及び第2の第2階層サブクラスタ73bの名称に続いて、選択された分類項目としての第1の第3階層サブクラスタ75aであるインターセクションを示す名称が表示されている。
【0094】
また、前記第2の第2階層サブクラスタ73bから第3階層サブクラスタ75へ接続されるツリーとしての第2及び第3階層間ツリー74が表示される。これにより、操作者は、第1〜第3の第3階層サブクラスタ75a〜75c等が第2の第2階層サブクラスタ73bに含まれる下位の分類項目であることを容易に感覚的に把握することができる。
【0095】
なお、前記第1の第3階層サブクラスタ75aの選択が確定されていなくても画面の上下方向における中心付近に表示される。また、本実施の形態においては、同一の階層の分類項目が数が多い場合、一部の分類項目がメニュー表示画面17内に表示されなくなる。図13に示されるメニュー表示画面17においては、第1〜第3の第3階層サブクラスタ75a〜75cは、メニュー表示画面17内に表示されているが、それ以外の項目は表示されていない。
【0096】
しかし、最も下位の階層の分類項目中の選択された項目は、選択が確定されていなくても画面の上下方向における中心付近に表示されるようになっているので、第1の第3階層サブクラスタ75aよりも下方に位置する項目を選択することによって、順次すべての項目が表示される。例えば、操作者が入力部34の方向選択手段を操作して、第6の第3階層サブクラスタ75fを選択すると、図14に示されるように、第6の第3階層サブクラスタ75fが画面の上下方向における中心付近に表示されるので、図13に示されるメニュー表示画面17において該メニュー表示画面17内に表示されていなかった項目としての第4〜第7の第3階層サブクラスタ75d〜75gがメニュー表示画面17内に表示される。また、選択項目名表示欄18には、第1の第3階層サブクラスタ75aであるインターセクションを示す名称に代えて、第6の第3階層サブクラスタ75fである住所を示す名称が表示される。
【0097】
なお、図14に示されるメニュー表示画面17において、第6の第3階層サブクラスタ75fは、濃い色で表示され、選択が確定された状態となっている。そのため、第2及び第3階層間ツリー74における第2の第2階層サブクラスタ73bと第6の第3階層サブクラスタ75fとを結ぶ枝は、濃い色で表示され、かつ、画面の上下方向における中心付近に表示される。
【0098】
そして、前記第6の第3階層サブクラスタ75fは選択が確定されると、図15に示されるように、より下位の階層である第4の階層の分類項目としての、第1の第4階層サブクラスタ77a、第2の第4階層サブクラスタ77b及び第3の第4階層サブクラスタ77cが表示される。なお、前記第1〜第3の第4階層サブクラスタ77a〜77cを統合的に説明する場合には、第4階層サブクラスタ77として説明する。この場合、メニュー表示画面17に表示されている分類項目の中で最も下位の階層の分類項目である第4階層サブクラスタ77が、画面の横方向における中心付近に表示されている。そのため、より上位の階層の分類項目が画面の左方向に移動し、第1階層サブクラスタ71が表示されない。
【0099】
また、前記第6の第3階層サブクラスタ75fから第4階層サブクラスタ77へ接続されるツリーとしての第3及び第4階層間ツリー76が表示される。これにより、操作者は、第1〜第3の第4階層サブクラスタ77a〜77cが第6の第3階層サブクラスタ75fに含まれる下位の分類項目であることを容易に感覚的に把握することができる。
【0100】
なお、前記第1の第4階層サブクラスタ77aの選択が確定されていなくても画面の上下方向における中心付近に表示される。また、前記第1〜第3の第4階層サブクラスタ77a〜77cには、それぞれ、町名入力、番地入力及び郵便番号入力に対応する名称が示されているので、選択項目名表示欄18には第4階層サブクラスタ77を示す名称が表示されないようになっている。
【0101】
続いて、前記第2の第4階層サブクラスタ77bが選択され、選択が確定されると、図16に示されるように、前記第2の第4階層サブクラスタ77bは濃い色で表示され、かつ、画面の上下方向における中心付近に表示される。また、第3及び第4階層間ツリー76における第6の第3階層サブクラスタ75fと第2の第4階層サブクラスタ77bとを結ぶ枝も、濃い色で表示され、かつ、画面の上下方向における中心付近に表示される。
【0102】
続いて、図17に示されるように、第2の第4階層サブクラスタ77bが画面の上方向に移動し、前記第2の第4階層サブクラスタ77bの下方に表示欄82、文字入力部83及び数字入力部84が表示される。なお、図17は文字「A」に対応する文字選択項目83aが選択された状態を示しており、選択された部分である文字「A」に対応する文字選択項目83aは、選択されていない部分である他の文字に対応する文字選択項目83aよりも濃い色で表示されている。そして、文字選択項目83a及び数字選択項目84aを選択することによって、文字や数字が選択されて、表示欄82に表示される。なお、画面の右方には、番地等をリスト表示させるためのリスト表示指定手段81が表示される。この場合、操作者が入力部34の方向選択手段を操作してリスト表示指定手段81を選択すると、番地、街区番号等が表示欄82にリスト表示される。そして、操作者が入力部34の方向選択手段を操作して、リスト表示された中から所定の番地、街区番号等を選択すると選択された番地、街区番号等が表示欄82に表示される。このようにして、住所に含まれる番地、街区番号等を入力することができる。
【0103】
また、同様に、第1の第4階層サブクラスタ77a及び第3の第4階層サブクラスタ77cを選択することによって、住所に含まれる町名、郵便番号等を入力することができる。そして、所定の住所が入力されると、該住所が目的地として設定される。すると、車載装置14は車両の現在位置から設定された目的地までの経路を探索する。なお、経路を探索する方法は、通常のナビゲーション装置と同様なので、その説明を省略する。
【0104】
このように、本実施の形態においては、各階層を構成する分類項目が接続情報としてのツリーによって接続された状態で画面に表示されるとともに、分類項目の選択が確定されると該分類項目に含まれる下位の階層の分類項目が選択可能な状態で表示されるようになっている。そのため、各階層における分類項目の接続関係を容易に感覚的に把握することができる。また、選択が確定した分類項目に属するより下位の階層の分類項目のみが表示され、選択されていない分類項目に属するより下位の階層の分類項目が表示されないので、表示が煩雑でなく整理されて見やすくなる。そのため、どの階層の分類項目までが選択済みであるのか、という選択の進行状況を一目瞭然に把握することができる。
【0105】
また、選択が確定された分類項目は、画面の上下方向における中心付近に表示され、各階層において選択が確定された分類項目を接続するツリーの枝も画面の上下方向における中心付近に表示されるので、各階層における分類項目を選択した経緯を容易に把握することができる。そのため、最も下位の階層を構成する分類項目中に所望の項目が見つからずに、上位の階層に戻って分類項目を選択し直すような場合であっても、操作者は、分類項目を選択し直すべき階層を容易に把握することができる。
【0106】
さらに、画面に表示されている分類項目の中で最も下位の階層の分類項目が、画面の横方向における中心付近に表示されるようになっているので、選択すべき分類項目を容易に見つけ出すことができる。
【0107】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0108】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、必要な選択項目を容易に見つけ出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第1の図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーションシステムの車載装置の概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第2の図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第3の図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第4の図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第5の図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第6の図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第7の図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第8の図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における住所を入力する画面の例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第1の図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第2の図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第3の図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第4の図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第5の図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態におけるメニュー表示画面の例を示す第6の図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態における住所を入力する画面の例を示す図である。
【符号の説明】
14 車載装置
34 入力部
35 表示部
36 音声入力部

Claims (3)

  1. (a)コンピュータの備える機能又は前記コンピュータの実行する処理を選択する選択項目を、階層化された分類構造における各階層の分類項目に従ってクラスタ化された状態で表示する表示手段と、
    (b)前記選択項目又はクラスタを選択する選択手段とを有し、
    (c)前記表示手段は、一つの階層のクラスタの数が前記選択手段の選択可能な数より多い場合、前記クラスタを積層状態で表示し、前記クラスタが選択されると、より下位の階層のクラスタをより拡大して表示することを特徴とするメニュー表示装置。
  2. 前記表示手段は、選択すべき階層のクラスタを前記選択手段の選択方向に対応させて表示する請求項1に記載のメニュー表示装置。
  3. 前記表示手段は、選択されたクラスタが所定の位置にない場合、前記選択されたクラスタが所定の位置に移動するように回転させながら拡大して表示する請求項1又は2に記載のメニュー表示装置。
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