JP4110644B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭で使用される電気掃除機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機として、例えば実開平７−３０９５６や実公平８−８７６２などが知られている。操作部と把持部とを備えた把手を、下ケ−スと、下ケ−スの開口を閉成するカバ−部材とから構成し、前記下ケ−スとカバ−部材とで囲まれる空間内には、前記操作部に電動送風機を制御する制御部を配設すると共に、前記カバ−部材の操作部に対応する部分には制御部を操作する操作手段を設け、前記カバ−部材を把持部と操作部との間で下ケ−スに螺子固定している。この構成により掃除動作に伴う把持部側のカバ−部材の変形が操作部側に伝達されることがなく、制御部と操作部の操作手段との位置ずれを防止している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来技術においては、カバー部材を把持部と操作部との間で下ケ−スに螺子固定するため、把持部と操作部の間隔が大きくなり、把持部を握りながら握った手でもって操作部を操作するには、操作がしにくくなるといった課題を有している。
【０００４】
本発明は以上のような従来の課題を解決しようとするものであって、把持部の応力が制御部へ伝わるのを阻止するとともに、操作性を確保するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、手元ハンドルにおいて、床ノズルと前記手元ハンドルをつなぐ延長管を備え、前記手元ハンドルは、塵埃通路を形成するパイプと、前記パイプの上面に形成したスイッチケ−スと、前記スイッチケ−ス内に収容するプリント基盤と、前記パイプと離間するように前記スイッチケ−スから分岐し後方に延出して設けたグリップ部と、前記スイッチケース及びグリップ部の上部開口部を覆うカバー部材からなり、前記スイッチケースとグリップ部との分岐部分に設けた突出ボスと前記カバー部材に設けた突出リブとの係合で前記カバー部材を前記スイッチケ−スに固定すると共に、前記プリント基盤には前記電動送風機の運転を制御するため前後方向に設けた複数の制御スイッチと前記制御スイッチ間に設けた孔部を備え、前記突出ボスを前記孔部に貫通させたものであり、グリップ部と制御スイッチ間を大きくすることなく、グリップ部の応力がプリント基盤に伝わるのを阻止するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項１記載の発明は、電動送風機を内蔵した掃除機本体と前記掃除機本体側に一端が接続されたホ−スと、前記ホ−スの他端に接続される手元ハンドルと、床ノズルと前記手元ハンドルをつなぐ延長管を備え、前記手元ハンドルは、塵埃通路を形成するパイプと、前記パイプの上面に形成したスイッチケ−スと、前記スイッチケ−ス内に収容するプリント基盤と、前記パイプと離間するように前記スイッチケ−スから分岐し後方に延出して設けたグリップ部と、前記スイッチケース及びグリップ部の上部開口部を覆うカバー部材からなり、前記スイッチケースとグリップ部との分岐部分に設けた突出ボスと前記カバー部材に設けた突出リブとの係合で前記カバー部材を前記スイッチケ−スに固定すると共に、前記プリント基盤には前記電動送風機の運転を制御するため前後方向に設けた複数の制御スイッチと前記制御スイッチ間に設けた孔部を備え、前記突出ボスを前記孔部に貫通させたもので、複数備えた制御スイッチの一部をスイッチケースとグリップ部との分岐部分よりもグリップ側に位置させることが出来、グリッブ部と制御スイッチ間を大きくすることなく、グリップ部の応力をプリント基盤に伝へにくくするものである。
【０００７】
【実施例】
（実施例１）
以下本発明の第１の実施例を、図１〜図２を用いて説明する。
【０００８】
図２は掃除機の全体を示すもので、電動送風機を内蔵した掃除機本体１には、ホ−ス２の一端が接続され、ホ−ス２の他端には、掃除機本体１の電動送風機の運転等を制御する複数の制御スイッチ７を内蔵した手元ハンドル３が設けられている。床ノズル４と手元ハンドル３は、延長管５で連結されている。図１に示すように手元ハンドル３は、塵埃通路６を形成するパイプ９と、そのパイプ９の上部には前記制御スイッチ７を有するプリント基盤８と、前記パイプ９の上部のプリント基盤８を収容するために、パイプ９に一体成形したスイッチケ−ス１１と、スイッチケ−ス１１の上部開口部を閉鎖するカバ−部材１１ａからなり、スイッチケ−ス１１のホ−ス２側にはパイプ９と離間したグリップ部１２を一体形成し、このグリップ部１２の上部開口部も前記カバ−部材１１ａで閉鎖している。なおグリップ部１２は屈曲したパイプ９のホ−ス側と略平行に配している。前記プリント基盤８の制御スイッチ７の間には孔部１３を形成し、パイプ９の上面に形成した突出ボス１５を孔部１３に挿入し、この突出ボス１５にネジ１６ａにてカバ−部材１１ａをスイッチケ−ス１１に固定している。
【０００９】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００１０】
プリント基盤８は制御スイッチ７の間に孔部１３を形成し、突出ボス１５を前記孔部１３に挿入し、ネジ１６ａにてカバ−部材１１ａをスイッチケ−ス１１に固定することで、前記プリント基盤８はカバー部材１１ａとスイッチケース１１とで挟持固定されるもので、グリップ部１２と制御スイッチ７間を大きくする事なく、スイッチ操作性を向上するものである。
【００１１】
（実施例２）
次に本発明の第２の実施例を、図３を用いて説明する。なお上記第１の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【００１２】
制御スイッチ７のプッシュ部１７の上面をカバ−部材１１ａの上面と略同一位置とするとともに、カバ−部材１１ａにおいて、前記制御スイッチ７の対面部に前記プッシュ部１７より大きな開口部１８を設けるとともに、前記開口部１８を覆うメンブレンシ−ト１９を前記カバ−部材１１ａに設けている。
【００１３】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００１４】
カバー部材１１ａに押圧ストロ−クを有するような操作手段を用いず、開口部１８のみとなるため成形性の向上や操作部の小型化が推進できるとともに、制御スイッチ７を直接操作するため操作感が向上する。
【００１５】
（実施例３）
次に本発明の第３の実施例を、図４を用いて説明する。なお上記第１の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【００１６】
手元ハンドル３のパイプ９に回転パイプ２０を回動自在に接続し、この回転パイプ２０がパイプ９から抜けるのを防止するため抜け止めストッパ−２１をパイプ９上に取り付けている。つまりパイプ９上にボス９ａを形成し、このボス９ａにネジにより抜け止めストッパ−２１を取り付ける。前記抜け止めストッパ−２１の下端が回転パイプ２０の周面に形成した環状の案内溝２０ａに挿入され抜け止めを行っている。また抜け止めストッパ−２１の上部にはプリント基盤８を支持するための受け部２２を形成している。プリント基盤８は前後を支持リブ１４で支持するとともに、上部が下部より径小とした突出ボス１５の下部側、受け部２２にて中間部を支持している。
【００１７】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００１８】
プリント基盤８の支持が、支持リブ１４、突出ボス１５、受けリブ２２と小さいスパンで支持するためプリント基盤８の反り、タワミが生じずスイッチ操作力を確実伝達できるためスイッチ操作が向上するものである。
【００１９】
【発明の効果】
本発明の請求項１記載の発明によれば、グリップ部と制御スイッチ間を大きくする事なく、スイッチ操作性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第１の実施例を示す電気掃除機の手元ハンドルの一部破断則面図
【図２】 同電気掃除機の全体図
【図３】 本発明の第２の実施例を示す電気掃除機の手元ハンドルの一部破断則面図
【図４】 本発明の第３の実施例を示す電気掃除機の手元ハンドルの一部破断則面図
【符号の説明】
１ 本体
２ ホ−ス
３ 手元ハンドル
４ 床ノズル
５ 延長管
６ 塵埃通路
７ 制御スイッチ
８ プリント基盤
９ パイプ
１０ 操作部
１１ スイッチケ−ス
１１ａ カバ−部材
１２ グリップ部
１３ 孔部
１４ 支持リブ
１５ 突出ボス
１６ 突出リブ
１７ プッシュ部
１８ 開口部
１９ メンブレンシ−ト
２０ 回転パイプ
２１ 抜け止めストッパ−
２２ 受け部
Claims (1)
- 電動送風機を内蔵した掃除機本体と前記掃除機本体側に一端が接続されたホ−スと、前記ホ−スの他端に接続される手元ハンドルと、床ノズルと前記手元ハンドルをつなぐ延長管を備え、前記手元ハンドルは、塵埃通路を形成するパイプと、前記パイプの上面に形成したスイッチケ−スと、前記スイッチケ−ス内に収容するプリント基盤と、前記パイプと離間するように前記スイッチケ−スから分岐し後方に延出して設けたグリップ部と、前記スイッチケース及びグリップ部の上部開口部を覆うカバー部材からなり、前記スイッチケースとグリップ部との分岐部分に設けた突出ボスと前記カバー部材に設けた突出リブとの係合で前記カバー部材を前記スイッチケ−スに固定すると共に、前記プリント基盤には前記電動送風機の運転を制御するため前後方向に設けた複数の制御スイッチと前記制御スイッチ間に設けた孔部を備え、前記突出ボスを前記孔部に貫通させたことを特徴とした電気掃除機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33300798A JP4110644B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33300798A JP4110644B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 電気掃除機 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000157467A JP2000157467A (ja) | 2000-06-13 |
| JP2000157467A5 JP2000157467A5 (ja) | 2005-09-29 |
| JP4110644B2 true JP4110644B2 (ja) | 2008-07-02 |
Family
ID=18261253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33300798A Expired - Fee Related JP4110644B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4110644B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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1998
- 1998-11-24 JP JP33300798A patent/JP4110644B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JP2000157467A (ja) | 2000-06-13 |
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