JP4110066B2 - 信号読出装置、x線撮像装置、及び信号読出方法 - Google Patents

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本発明は、放射線を用いて被検体の撮像を行う撮像装置の駆動制御に関する。
X線のデジタル撮像装置として近年いわゆるフラットパネルセンサが台頭してきている。これらのセンサは従来のフィルムを使用した撮影システムに置き変わる可能性を秘めており、X画像を直接デジタル化したデータを出力することから今後の広範囲に渡る展開が期待されている。こうしたフラットパネルセンサは主にアモルファス系シリコンを用いるものが多く、撮影面積の大型化や高精細化が求められるのと同時に高感度化や高SN化が求められている。
その一方で、近年、撮影ユニットは一層の小型化も求められており、例えばカセッテ型の撮影ユニット等も提案されている(特許文献1参照)。撮影ユニットには上述のフラットパネルセンサ、その駆動系回路、信号検出系回路、デジタル系回路、電源系回路などが収められている。これらの構成のうち、特に撮影ユニットの小型化のネックになるものが電源系回路である。電源系回路は、通常、商用AC電源より電力を得ているため、ACからDCに変換するためトランスなどを含むので、その回路全体が大型化してしまう。従って、こうした電源系回路を撮影ユニットに搭載しては小型化を実現することができない。そこでACからDCに変換する電源回路部分を撮影ユニットから切り離し、別体の電源ユニットとして所定のDC電圧を発生させ、数メートルの電源ケーブルを介して撮影ユニットに供給する方法が提案されている。
特開2003−248060
撮影ユニットでは上述したような幾つかの回路に異なる電圧を供給する必要がある。これらの電圧を電源ユニット内で発生させて撮影ユニットに供給することは、電源ケーブルの長さが数メートル以上となる場合、ケーブルのドロップ電圧、ノイズの重畳など実用化には問題点が多い。このため、電源ユニットから供給するDC電圧は比較的高い電圧で単一化して供給し、撮影ユニット内でDC/DC電源等のスイッチング電源(以下、SW電源と記す)を使用して各種電圧を生成し、供給する方法がとられている。DC/DC電源は近年の技術進歩によって小型化が進んでいるが、一方でSW電源であるため伝導性、放射性ノイズ、漏洩磁界ノイズが発生し、これらのノイズが周辺回路、特にセンサパネル及びアンプIC、AD変換回路へ重畳して画像に影響を及ぼしてしまうという問題をはらんでいる。
この問題は扱う信号レベルがマイクロボルトレベルの電圧であるため、電源に求められるノイズ対策のレベルが非常に高くなっていることによる。例えば、通常のDC/DC電源ではよいもので数十ミリV程度のリップル、スパイクノイズ(伝導性ノイズ)を生じるが、この程度のノイズでも検出系回路に電源供給するルートからノイズが画像信号に重畳して画像に影響を及ぼしてしまう。
メインの発振周波数で洩れてくるリップルノイズに対しては、発生源での対策や出力フィルタ回路を追加するなどの対策があり、このような対策によりある程度の効果は得られる。また、メインの発信周波数のような低い周波数帯では信号アンプ系電源から信号へリークする率が低いこともノイズ低減に関して有効に働く。しかし、DC/DC電源の発振信号におけるスイッチングポイント(ON/OFF切り替えポイント)では高周波のノイズが発生する。このような高周波ノイズに対しては、上記のような対策では有効な効果を得ることが困難である。
高周波ノイズに対しては、フェライトコアなどの対策部品を装着することも考えられるが、小型軽量化の点、またコストの点からもそのような追加的な対策部品を搭載することは好ましくない。更に、ノイズを低減化する対策は一方では変換効率を低下させることにもつながることがあり効果的な対策を行うことが難しい。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、撮影ユニット内にDC/DC電源などのスイッチング電源が実装された場合であっても、低ノイズの安定した画像を提供可能とすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による信号読出装置は以下の構成を備える。すなわち、
検出器アレーより信号を読み出す信号読出装置であって、
前記信号読出装置の少なくとも一部に電源を供給するスイッチング電源と、
前記検出器アレーより信号を読み出す読出手段と、
前記読出手段で読出した信号をデジタルデータに順次に変換する変換手段と、
前記スイッチング電源の発振信号の変化点において、前記変換手段による変換処理を停止させる制御手段とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による信号読出方法は、
検出器アレーより信号を読み出す信号読出装置による信号読出方法であって、
前記検出器アレーより信号を読み出す読出工程と、
前記読出工程で読出した信号をデジタルデータに順次に変換する変換工程と、
前記信号読出装置の少なくとも一部に電源を供給するスイッチング電源の発振信号の変化点において、前記変換工程による変換処理を停止させる制御工程とを備える。
以上説明したように、本発明によれば、撮影ユニット内にDC/DC電源などのスイッチング電源が実装された場合であっても、低ノイズの安定した画像を提供することが可能となる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
[1]X線撮像システムの構成
図1は、本実施形態によるX線撮像システムの構成を示すブロック図である。図1において、10はX線室、12はX線制御室、14は診断室である。
X線室10には、X線を発生するX線発生器40と、撮影ユニットとしてのX線検出器52が置かれる。X線発生器40は、X線を発生するX線管球42、X線管球42を駆動する高圧電源44、X線管球42により発生されたX線ビームを所望の撮像領域に絞り込むX線絞り46を有する。
X線検出器52は、X線発生器40より発生し、被検体50を透過したX線ビームを検出するものであり、グリッド54、シンチレータ56、光検出器アレー58、X線露光量モニタ60、駆動器62、DC/DC電源902を有する。グリッド54は、X線低吸収部材とX線高吸収部材とからなり(例えば、AlとPbのストライプ構造を有する)、被検体50を透過することによって生じる散乱X線の影響を低減する。なお、光検出器アレー58とグリッド54との格子比の関係によりモアレが生じないように、グリッド54を移動させながらX線照射を行なうように構成してもよい。
シンチレータ56は、エネルギーの高いX線によって蛍光体の母体物質が励起(吸収)され、その再結合エネルギーにより可視領域の蛍光を発生することにより、X線を可視光に変換する。シンチレータ56の蛍光としては、CaWoやCdWoなどの母体自身によるものや、CsI:T1やZnS:Agなどの母体内に付加された発光中心物質によるものがある。光検出器アレー58は光検出器を2次元状に配置したものであり、シンチレータ56より出力される可視光を電気信号に変換する。シンチレータ56と光検出器アレー58により、所謂フラットパネルセンサが形成される。X線露光量モニタ60は、X線透過量を監視する目的で配置される。X線露光量モニタ60としては、結晶シリコンの受光素子などを用いて直接X線を検出しても良いし、シンチレータ56による蛍光を検出してもよい。この実施形態では、X線露光量モニタ60は、光検出器アレー58の基板裏面に成膜されたアモルファス・シリコン受光素子から構成される。
駆動器62は、撮像制御器24の制御下で光検出器アレー58を駆動し、各光検出器から信号を読み出す。なお、光検出器アレー58及び駆動器62の動作の詳細は後述する。DC/DC電源902は、AC/DC電源903からのDC電圧を1つ又は複数種の電圧に変換して、X線検出器52内の各回路に所定の電圧を供給する。AC/DC電源903は、商用AC電源ラインより、所定のDC電圧に変換する電源である。
X線制御室12には、システム制御器20が配置される。中央処理ユニット22は当該システムにおける各種制御を実行するものであり、例えばモニタ30の表示制御、操作パネル32を介した操作入力の解析、撮像制御器24、画像処理器26、外部記憶装置28を管理する。
撮像制御器24は、X線路光量モニタ60から情報に基づいて高圧電源44を制御したり、撮影部位に応じたX線ビームを形成するべくX線絞り16を制御したりするとともに、X線検出器52内の駆動器62に対して駆動指示を与える。また、画像処理器26は駆動器62より得られたX線画像データに対して、例えば、画像データの補正、空間フィルタリング、リカーシブ処理、階調処理、散乱線補正及びダイナミックレンジ(DR)圧縮処理などの画像処理を施す。
外部記憶装置28は、画像処理器26により処理された基本画像データを記憶する大容量高速の記憶装置である。外部記憶装置28には、所定の規格(例えば、Image Save & Carry(IS&C))を満たすように再構成された画像情報が保存される。また、中央処理ユニット22はLANにより外部装置、例えば診断室14内の端末70、イメージプリンタ74及びファイルサーバ76と接続され、所定のプロトコル(例えば、Digital Imaging and Communications in Medicine(DICOM))に従って画像データを伝送する。
端末70は、LANによって伝送される画像(動画像/静止画)に対して診断支援を目的とした画像処理等を施したり、ディスプレイに表示したりする。イメージ・プリンタ74はLANを介して伝送された画像(静止画)を例えばフィルム上にプリント出力する。ファイルサーバ76は、LANを介して伝送された画像(動画像/静止画)を格納し、X線撮像画像の検索機能を提供する。なお、WAN接続により病院間で撮影画像をやり取りするようにしてもよいことはいうまでもない。また、LANには、複数のX線撮像システムを接続できることは勿論である。
[2]光検出器アレー58の構成について
次に、光検出器アレー58の構成及び動作について詳細に説明する。図2は2次元配列の光電変換素子を具備する光検出器アレー58の等価回路を示す図である。
1つの画素に対応して1つの光検出素子が設けられ、各光検出素子は光検出部(光電変換素子PD(m,n))と電荷の蓄積及び読み取りを制御するスイッチング用の薄膜トランジスタ(TFTスイッチSW(m,n))とからなる。これら光検出素子は一般にはアモルファスシリコン(a−Si)によりガラス基板上に形成される。本実施形態(図2)では、光検出器アレー58は、光検出部を2次元的に4096×4096個配置して構成され、アレー面積は430mm×430mmとした。従って、1画素のサイズは約105μm×105μmである。
光電変換素子PD(m,n)のゲート電極(G電極)は、TFTスイッチSW(m,n)を介してその列に共通の列信号線Lcnに接続される。例えば、第1列の光電変換素子PD(1,1)〜PD(4096,1)は、第1列の列信号線Lc1に接続される。また、各光電変換素子PD(m,n)のD電極はバイアス配線Lbを介してバイアス電源85に接続される。同一行のTFTスイッチSW(m,n)の制御端子は共通の行選択線Lrmに接続される。例えば、第1行のTFTスイッチSW(1,1)〜SW(1,4096)の制御端子は、第1行の行選択線Lr1に接続される。
行選択線Lr1〜Lr4096はラインセレクタ92に接続される。ラインセレクタ92は、駆動器62からの制御信号に基づきどのラインの光電変換素子の信号電荷を読み出すべきかを決定するアドレスデコーダ94と、アドレスデコーダ94の出力に従って各TFTスイッチSWの制御端子への供給電圧(VglかVgh)を切り換える4096個のスイッチ素子(961〜964096)を具備する。なお、ラインセレクタ92は、最も簡単な構成としては、単に液晶ディスプレイなどに用いられているシフトレジスタによって構成してもよい。
上記構成により、任意のx番目の行選択線Lrxに接続されたスイッチ素子96xのみVgh側に切り換えることにより、第x行のTFTスイッチSW(x,1)〜SW(x,4096)がON状態となり、当該行の光電変換素子PD(x,1)〜PD(x,4096)からの蓄積電荷信号が列信号線Lc1〜Lc4096上に取り出される。
列信号線Lc1〜Lc4096は信号読出し回路100に接続される。信号読出し回路100において、1021〜1024096はリセット用スイッチであり、それぞれ列信号線Lc1〜Lc4096と、リセット基準電位(Vbt)を供給する電源101との接続のON/OFFを行なう。プリアンプ1061〜1064096は、それぞれ列信号線Lc1〜Lc4096からの信号電位を増幅する。サンプルホールド(S/H)回路1081〜1084096は、それぞれプリアンプ1061〜1064096の出力をサンプルホールドする。110はアナログマルチプレクサであり、S/H回路1081〜1084096の出力を時間軸上で多重化する。112はA/D変換器であり、マルチプレクサ110より順次供給されるアナログ出力をディジタル化する。A/D変換器112の出力は画像処理器26に供給される。
なお、信号電荷の蓄積時間とA/D変換時間とは密接な関係にある。高速にA/D変換を行なうとアナログ回路の帯域が広くなり所望のS/Nを達成することが難しくなる。従って、アナログ信号帯域とA/D変換レートを不必要に大きくすることなく、画像信号の読み取り時間を短くすることが要求される。これを実現するための一手法としては、図2に示す4096×4096画素からなる光検出器アレーを、例えば上下に2分割或いは左右上下に4分割し、各分割領域毎にマルチプレクサ110とA/D変換器112の組を設けてこれらを同時に駆動させることが挙げられる。但し、A/D変換器やマルチプレクサの数を増せば、それだけコストが高くなる。従って、やみくもに多くのA/D変換器を用いることはせず、コストとのバランスを考慮して適当な数のA/D変換器(分割数)を適用するのがよい。
図3に、図2に示した1つの光検出素子の等価回路の一例を示す。光検出部PDは、光ダイオード80aとコンデンサ80bの並列回路、及び、コンデンサ80bと直列に接続されたコンデンサ80cとからなる。光電効果による電荷を定電流源81として記述している。コンデンサ80bは光ダイオード80aの寄生容量でも、光ダイオード80aのダイナミックレンジを改善する追加的なコンデンサでもよい。光検出部PDの共通バイアス電極(以下、D電極)はバイアス配線Lbを介してバイアス電源85に接続する。光検出部PDのTFTスイッチSW側の電極(以下、G電極)は、TFTスイッチSWを介してコンデンサ86及び電荷読出し用プリアンプ106に接続する。プリアンプ106の入力はまた、リセット用スイッチ102及び信号線バイアス電源101を介してアースに接続される。
[3]光検出器アレー58の動作
次に、光検出器アレー58を含む本実施形態のX線検出器52の動作について説明する。まず、本実施形態の光検出器アレー58の駆動形態について説明しておく。光検出器アレー58の駆動形態は、光電変換素子のD電極とG電極の電圧印加の仕方によって分類されるリフレッシュモード及び光電変換モードがあり、光電変換モードでは、空読み、本読み、補正読みが実行される。
<光電変換モード>
光電変換モードでは3種類の読み取り動作、空読み、本読み、補正読みが実行されるが、まず、これらの「読み」動作に先立って、駆動器62は、電源85の電圧をバイアス値Vs(>Vbt)に設定し、全スイッチ素子1021〜1024096をオフ(全ての列信号配線Lc1〜Lc4096を電源101から開放)し、全スイッチ素子961〜964096をVgl側(全てのTFTスイッチSW(1,1)〜SW(4096,4096)をオフ)にする。以下、この状態を光電変換モードの基本状態という。
[空読みについて]
空読みは、図3の光電変換素子PDのD電極にVsを、G電極にVbtを印加することにより、コンデンサ86、89に蓄積されたホール、延いてはコンデンサ80b、80c等に蓄積されたホールを放出させるための駆動である。
本実施形態の空読みでは、光電変換モードの基本状態(この状態で全ての光電変換素子PDのD電極にはVsが印加されている)から、
(1)スイッチ素子1021〜1024096の全てをONして全ての列信号配線Lc1〜Lc4096にリセット基準電位Vbtを供給し、
(2)スイッチ素子96xのみをVgh側にして当該行に対応する光電変換素子PD(x,1)〜PD(x,4096)のG電極にVbtを印加し、
(3)上記(2)をx=1〜4096まで順次に実行する。
なお、上記空読み動作で、行選択線Lrを全て同時にVghにすることも可能であるが、この場合では読み出し準備完了時に、信号配線電位がリセット電圧Vbtから大きくずれることなり、高S/Nの信号を得ることが難しい。また、上記手順では、行選択線Lrを1から4096ヘ順次選択してリセットしたが、撮像制御器24の設定に基づいた駆動器62の制御により任意の順番でリセットを行うことも可能である。
[本読み及び補正読みについて]
本読みはX線曝射後に光電変換素子PCの信号電荷を読み出すための駆動である。また、補正読みは本読みの後に補正用の暗画像を取得するための駆動である。本読み及び補正読みにおいて、光検出器アレー58における動作自体は同一である。すなわち、電極DにVsを印加し、スイッチ素子102をOFFにした状態でTFTスイッチSWをONにすることにより受光量に応じた電位が光電変換素子PDから列信号配線Lc上に供給される。
本実施形態による本読み及び補正読みの概略の手順は、以下のとおりである。即ち、上記光電変換モードの基本状態から、
(1)スイッチ素子1021〜1024096のON・OFFによりコンデンサ86、89に蓄積された電荷を放出(アンプ入力部のリセット)し、
(2)スイッチ素子96xのみをVgh側にして行選択線Lrx上の光電変換素子PD(x,1)〜PD(x,4096)からの蓄積電荷信号を列信号線Lc1〜Lc4096上に取り出し、
(3)蓄積電荷信号をプリアンプ1061〜1064069によって増幅し、S/H回路1081〜1084096に保持し、
(4)S/H回路1081〜1084096によって保持された信号を、マルチプレクサ110によってシリーズ化し、A/D変換器112によってデジタルデータへ変換して出力し、
(5)上記動作をx=1〜4096まで順次繰り返し、全画素データを取得する。
なお、上記(4)の実行の間に、次の行選択線Lrx+1について(1)〜(2)を実行し、(4)の完了後に当該選択行(x+1)について(3)を実行する。
<リフレッシュモード>
リフレッシュモードは、光電変換素子PD内に生じたホールの飽和状態を解消するためのものであり、特に上記空読みによって排除しきれないコンデンサ80b、80c等に蓄積されたホールを逃がすために行なわれる。リフレッシュモードでは、バイアス電源85をVrにし、スイッチ素子102及びTFTスイッチSWをON状態にしてD電極電位<G電極電位(Vr<Vbt)とすることによりコンデンサ80b、80c等に蓄積されたホールを逃がす。
リフレッシュモードでは、駆動器62は図2の光検出器アレー58を以下の手順で動作させる。すなわち、
(1)電源85をバイアス電圧Vrにすることにより全ての光電変換素子PDのD電極にVrを印加し、
(2)スイッチ素子1021〜1024096をオンして全ての列信号配線Lc1〜Lc4096にリセット基準電位Vbtを印加し、
(3)全てのスイッチ素子961〜964096をVgh側に切り換えることにより全ての光電変換素子PDのG電極にリセット基準電位Vbtを印加する。
<撮像システムにおける光検出器アレーの駆動制御>
次に、図4のタイミングチャートを参照して、上記各駆動形態の実行タイミングを詳細に説明する。図4において、400は操作パネル32に対するユーザ操作によって発生する撮像要求信号、401はX線発生器レディ信号、402は実際のX線曝射状態、403は操作者21の指示に基づいた撮像制御器24から駆動器62への撮影要求信号、404はX線検出器52の撮影レディ信号、405はX線検出器52の駆動状態(特に光検出器アレー58からの電荷読み出し動作)をそれぞれ示している。406は画像データの転送状態や、画像処理や表示の状態を概念的に表している。
操作パネル32から撮影準備の要求を指示すると(400、1stSW)、撮像制御器24はX線発生器40とX線検出器52に対して撮影準備状態へ移行させる指示(撮影準備要求指示)を出す。撮影準備要求指示を受けた駆動器62は、1回のリフレッシュモード動作(R)とn回の空読み(F1〜Fn)を1セットとして繰り返すアイドリング駆動を開始する(405)。なお、リフレッシュモード動作が不要なセンサを用いた場合にはリフレッシュモード動作は不要である。また、撮影準備要求指示を受けたX線発生器40は、例えば、管球のロータアップなどを開始し、撮影準備が完了するとX線発生器レディ信号401を撮像制御器24に出力する。
なお、上述の撮影準備要求指示は、操作者21が意識的に出さなくても良い。即ち、操作パネル32に対して、患者情報や撮影情報などが入力されたことをもって、撮像制御器24は検撮影準備の要求指示と解釈し、X線発生器40とX線検出器52を検出器準備状態へ移行させても良い。
次に、操作パネル32の操作によって撮影要求指示(400:2ndSW)が入力されると、撮像制御器24はX線発生器40とX線検出器52との同期を取りながら撮影動作を制御する。まず、撮影要求指示(400:2ndSW)に従いX線撮像要求信号403をX線検出器52に対してアサートする。駆動器62はX線撮像要求信号に呼応して、直ちにアイドリング駆動から撮影駆動に動作を切り換える(405)。
撮影駆動では、撮像装置駆動状態405に示されるように、X線画像取得駆動と補正用暗画像取得駆動が行われる。X線画像取得駆動は更に、検出準備駆動(T3)、曝射期間(T4)、本読み(Frx)を含む。検出準備駆動ではリフレッシュ動作(R)と空読み(Fp:図4ではFp1、Fp2、Fpf)が所定のシーケンスで実行される。これらの動作が終了すると、駆動器62は、X線検出器52の撮影準備が整ったとして、撮像制御器24に対してX線検出器レディ信号404を返す。撮像制御器24はX線検出器レディ信号404の遷移を検出して、X線発生要求信号402をX線発生器40にアサートする。
X線発生器40は、X線発生要求信号402が与えられている間X線を発生する。所定X線量を発生したら(即ち、所定時間が経過したら)撮像制御器24はX線撮像要求信号403とX線発生要求信号402をネゲートしてX線曝射を終了する。X線撮像要求信号403のネゲートによりX線検出器52へ画像取得タイミングが通知される。このタイミングを元にして、信号読み出し回路100の安定のための所定ウェイト時間の後、駆動器62はX線検出器レディ信号404をネゲートするとともに、光検出器アレー58から画像データを読み出す(本読み(Frx))。読み出した画像データ(生画像)は画像処理器26に供給される。本処理が完了すると駆動器62は読み出し回路100を再び待機状態に遷移させる。なお、検出準備駆動の終了から画像データの読み出し開始までの期間をX線曝射期間(T4)とする。
以上のように本読みを終えるとX線画像取得駆動が終了する。上述した本読みにおいて、各センサの電荷蓄積時間はリセット動作が完了したときから、即ち本読みの直前の空読み(Fpf)においてTFTスイッチSWをオフしてから、本読みにおいてTFTがオンするまでの間となる。従って、各選択行毎に電荷蓄積時間及び時刻が異なる。そこで、補正読みを行なって得られた補正用暗画像を用いて、本読みで得られた画像を補正し上記条件の違い等を吸収する。
このため、X線検出器52はX線画像取得駆動に引き続き補正用暗画像取得駆動を開始し、補正用暗画像を取得して画像処理器26に転送する。補正用暗画像取得駆動は、検出準備駆動(T3)、X線曝射の無いディレイ期間(T5)、補正読み(Frn)を含むが、X線検出器52自体の動作はX線画像取得駆動における検出準備駆動(T3)、X線曝射期間(T4)、本読み(Frx)と全く同じである。すなわち、X線曝射が実行されない点を除いてX線画像取得駆動のシーケンスと補正用暗画像取得駆動のシーケンスとは同一である。
なお、X線画像取得駆動は撮影の度にX線曝射時間などが若干異なる可能性が有るが、補正用暗画像取得駆動ではそれも含めて全く同じシーケンスを再現して暗画像を取得する。こうして取得した暗画像を用いてX線画像を補正することにより、高画質なX線画像を得ることができる。但し、X線曝射期間中にグリッドを移動する構成の場合、暗画像取得時にはグリッドを移動しないようにしてもよい。
また、X線画像取得駆動における空読み(Fp)の回数や時間間隔T2は撮像制御器24からの撮像要求に先んじて予め設定される。但し、空読み(Fp)の回数及び時間間隔T2は操作者21の要求により操作性重視なのか画質重視なのか、または撮像部位等に基づいて自動的に最適な値が選択される。また、曝射要求から撮影準備完了までの期間(T3)は短いことが実使用上要求されるので、空読み(Fp)の時間間隔T2はなるべく短くすることが好ましい。更に、曝射要求が発生した時点で、アイドリング駆動のいかなる状態においても即座に上記の撮像シーケンス駆動に入るようにする。こうすることにより曝射要求から撮影準備完了までの期問(T3)を短くすることができ、操作性が向上する。
更に、本実施形態ではアイドリング駆動時の空読み(Fi)と、X線画像取得駆動中における検出準備駆動の空読み(Fp)で動作形態を変化させている。アイドリング駆動期間では光検出器アレー58(特にTFTスイッチSW)に負荷のかかる読み出し動作を極力少なくするために空読み(Fi)の実行間隔T1を検出準備駆動時のそれ(T2)よりも長く設定し、TFTスイッチSWのオン時間も本読み時のそれよりも短く設定する。また、本実施形態では、検出準備駆動においてもTFTのオン時間が短い空読みを所定回数実行し、本読み開始の直前において本読みと同じTFTのオン時間を有する空読み(Fpf)を実行する。
[4]画像処理機26の動作
図5は画像処理器26の画像データの流れを示す図である。501はデータパスを選択するマルチプレクサ、502及び503はそれぞれX線画像用及び暗画像用フレームメモリ、504はオフセット補正回路、505はゲイン補正データ用フレームメモリ、506はゲイン補正用回路、507は欠陥補正回路をそれぞれ表す。また、508はその他の画像処理回路を代表し表している。
図4のX線画像取得駆動の本読み(Frx)で取得されたX線画像がマルチプレクサ501を経由してX線画像用フレームメモリ502に記憶される。続いて、暗画像取得駆動の補正読み(Frn)で取得された補正用暗画像がマルチプレクサ501を経由して暗画像用フレームメモリ503に記憶される。
オフセット補正回路504は、例えばフレームメモリ502の画像からフレームメモリ503の画像を差し引くことによりオフセット補正をする。ゲイン補正回路506は例えば予め取得されゲイン補正用フレームメモリに記憶してあるゲイン補正用データでもってオフセット補正された画像を割算することによりゲイン補正を行う。ゲイン補正されたデータは引き続き欠陥補正回路507に転送され、不感画素部分や複数パネルで構成されたX線検出器52のつなぎ目部分などに違和感を生じないように画像を連続的に補間し、X線検出器52に由来するセンサ依存の補正処理を完了する。更に、その他の画像処理回路508にて、一般的な画像処理、例えば、階調処理、周波数処理、強調処理などの処理を施した後、外部記憶装置28に保存したり、モニタ30に撮影画像を表示したりする。
以上、本実施形態のX線撮像システムの動作、特に光検出器アレー58からの画像の読み取り動作について説明した。本実施形態では、更なる画質の向上を図るべく、上述した「本読み」の動作において、DC/DC電源902のスイッチング動作に伴うスパイクノイズの影響を低減するべく、マルチプレクサ110及びA/D変換器112の動作を制御する。以下、この点について詳述する。
図6は光検出器アレー58からの信号読み取りに関る詳細な構成を示すブロック図である。光検出器アレー58、駆動機62、ラインセレクタ92、マルチプレクサ110、A/D変換器112、DC/DC電源902は図1及び図2で説明したとおりである。また、スイッチ素子102、プリアンプ106、S/H回路108は、それぞれ図5のスイッチ素子1021〜1024096、プリアンプ1061〜1064096、S/H回路1081〜1084096をまとめて表している。
タイミング信号発生部901は、CLK、CPV、SH、RC、OE、CSD0〜4の各信号を駆動器62の指示に基づいて出力する。DC/DC電源902は、タイミング信号発生部901からのCLK信号を用いて、PWM型DC/DC電源の発振信号(PWM信号)を生成し、AC/DC電源903からの入力電圧を、例えば出力電圧VA1,VA2,VDの各種電圧に変換して出力している。
読取制御部904は、DC/DC電源902の発振駆動信号であるパルス幅変調信号PWMを入力し、スパイクノイズが発生している過渡的期間を示すスパイクノイズ発生期間信号PSを出力する。より具体的には、PWM信号の立ち上がり及び立ち下がりを検出して所定幅の信号PSを出力する。タイミング信号発生部901は、読み出し回路100を駆動して光検出器アレイ58より信号を読み出す際、読取制御部904からのPS信号を参照して、マルチプレクサ110とAD変換機112を駆動するクロックCKと、アンプIC(アンプICについては後述)を選択するCSD0〜4の各信号出力を制御する。
光検出器アレー58からの出力がS/H回路108にホールドされ、マルチプレクサ110によってこれらのデータを順次A/D変換器112に送ってAD変換していく際、スパイクノイズ発生期間信号PSがONの間は当該AD変換処理を停止する。すなわち、タイミング信号発生部901はスパイクノイズ発生期間信号PSがONの間はCKの出力を停止することによりAD変換処理を停止させ、信号PSがOFFとなってから再びCK出力を再開してAD変換処理を続行させる。なお、この動作の詳細は図10及び図11を参照することにより後述する。
読み出し回路100は、複数のICとマルチプレクサ110とAD変換機112から構成されている。ここでアンプICは、リセット用スイッチ102、プリアンプ103、サンプルホールド回路108を1系としてたとえば256系統を一つにIC化し、アンプICとして実現される。よって、本実施形態のように4096列を有する光検出器アレー58の場合は、16個のICが必要となる。アンプICは複数に及ぶため、選択信号(CSD)により順次一つずつ選択されていく。以下では、説明を簡単にするため、5個のアンプICがCSD0〜4によって順次選択されていくものとする。CSD信号によって選択されたアンプICよりの出力がマルチプレクサ110に入力される。マルチプレクサ110は選択されたアンプICより供給される256個の信号を順次A/D変換器112に送る。
マルチプレクサ110には、CKとCSD0〜4が入力されている。タイミング信号発生部901により、CSD0がONとなるとCS0のアンプICの出力が選択され、選択されたアンプICの出力がCKによって1から256まで順次選択されて出力される。マルチプレクサ110より順次出力されたアナログデータは、AD変換機112によってCKで順次出力されてくるアナログデータをデジタル信号に変換していく。なお、A/D変換器112はマルチプレクサ110の出力をAD変換するので、実際には、マルチプレクサ110の駆動に用いられるクロックよりもADサンプルのためのCKを半クロック程度遅らせる。しかしながら、以下では、説明の簡略化のために、同一のクロックCKとして説明する。
図7にDC/DC電源902の動作説明図を示す。ここで示すのはパルス幅制御方式(以下PWM)のDC/DC電源である。これは発振信号の周波数を一定としてパルス幅を変えることにより出力電圧を制御するものであり、各種制御方式の中でも主流になっているものである。以下、DC/DC電源902の動作について説明する。
直流電圧がスイッチング部701に印加されると、ここで高周波交流電圧に変換され、高周波トランス702の1次側に印加される。高周波交流電圧は高周波トランス702を介して、その2次側に接続された整流部/平滑回路703へ伝達される。整流部/平滑回路703は高周波交流電圧を整流ダイオードで整流し、平滑フィルタをとおしてリップル分の少ない直流電圧とし負荷に供給する。
出力電圧は、常時出力を安定化させるように誤差増幅器704によってセンスされている。誤差増幅器704は、出力電圧を基準電圧(705)と比較し、その誤差分を検出して増幅している。その増幅された誤差信号は、次段のコントロール回路であるパルス幅変換器706へ送られPWMを制御するための制御信号となる。パルス幅変換器706は、基準クロック信号CLKを用いて発振信号を得、そのパルス幅を誤差信号に対応して変換する。パルス幅変換器706から出力された制御信号はスイッチング部701にフィードバックされて出力が安定化するように制御される。
以上が本実施形態のPWM方式によるDC/DC電源902の基本動作である。通常のDC/DC電源においては、内蔵のCR発振器の出力を用いて発振信号を生成するが、本実施形態のDC/DC電源902では、基準クロックCLKで固定発振させて発振信号を生成する。また、スイッチング部701については、フォワード、フライバック、プッシュプル、ブリッジなど各種方式があり、さらに1次側と2次側を絶縁したものと絶縁しないものなどがあるが、いずれも公知であり、ここでは詳細な説明は省略する。
入力電圧と出力電圧に関しては、本実施形態では、出力電圧はDC5V前後が中心で、入力電圧はDC50V程度である。入力電圧をDC50Vと比較的高くすれば電流を抑えられることから外部から供給される電源ケーブルを比較的小型化することができるため有効である。また、X線撮影部で必要とする出力電圧については以下で説明する。なお、入出力電圧の大小関係は本実施形態に限定されるものではなく、入力電圧<出力電圧のような場合でも本発明は有用である。
図8は本実施形態のDC/DC電源902における、上述の各種の電圧を発生させる電源ブロックの1例を示す。図7で説明したDC/DC電源の基本回路を3系統組み合わせたものである。アナログ系電源801は電圧VA1をセンサパネルからの出力をアンプするアンプICに供給する。アナログ系電源802は電圧VA2を、センサパネルやアンプICならびにドライバICに基準電位として供給している。これらのアナログ系電源はリップルノイズ、スパイクノイズなどの伝導性ノイズを極力低減化して出力している。センサパネルから出力される信号レベルは大変に微弱なため、その大元である電源のノイズを低減化することが画像品質の上で必項となるからである。また、デジタル系電源803は、電圧VDを駆動器62、タイミング信号発生部901、及び図示していないその他のデジタル系回路に供給している。
また、DC/DC電源内に幾つかの系統、CH(チャンネル)を持つ場合には、小型化する上で、即ち高密度化を行う際に顕著な問題となるが、CH間でのクロストークノイズの発生である。実装上隣接したCHからの漏洩磁界が他CHへ重畳してしまい、各周波数が異なる場合はクロストークノイズがビートをうつようなことにもなる。通常、複数出力を有する場合その各々の発振周波数は厳密には管理されていない。
本実施形態では、全てのCHがタイミング信号発生部901から供給される単一のクロック(CLK)を用いることにより、複数のCHの全てを同期させ、CH間でのクロストークノイズの影響を低減化している。ただし構成によっては全てを同期させる必要はない場合もあるのでこれに限定されるものではない。また、発生ノイズの小さいCHについては効率を優先したクロック(例えば電源が有するCR発振器から得られる内部クロック)を用い、発生ノイズの大きいCHについては基準クロックCLKを用いるというようにすることで、効率とノイズ対策の両立を図るようにすることも可能である。また、より低ノイズ化を求められる個所にはアナログレギュレータを使用するようにしてもよい。しかし電源としての効率は低下するので、発熱問題またコストの問題が発生しない程度の個所に限定される。
DC/DC電源におけるノイズの発生源としては、主にスイッチング部701、整流部/平滑回路703の整流部、高周波トランス702などがある。スイッチング部701はスイッチング素子が高速でON/OFFするため急激な電圧電流の変化にともなってサージ電流が発生し、これらが伝導性ノイズとなる。また、整流部に使われる整流ダイオードは高い周波数で整流する場合、順方向により蓄積された電荷はキャリア蓄積の効果によって逆方向電圧発生後も残り、短い時間逆方向電流が流れる。これがリカバリノイズとなってサージ電圧を発生させる。また、高周波トランス702では、コイルに流れる電流によって発生した磁束のほとんどは透磁率の高いコア内を通るが、一部はギャップなどから空中に放射される。この漏洩磁界が周辺回路に電磁誘導ノイズを発生させる。
以上、DC/DC電源から発生するノイズについて説明したがそれらの対策として、放射性ノイズである漏洩電磁界ノイズに対しては、部品レベルでのシールドの工夫、DC/DC電源全体をシールドするなどさまざまな対策が考えられる。
一方、スイッチング時、即ちPWM信号のON/OFF切り替え時にスパイク状に発生するサージ電圧ノイズについてはスナバ回路などその発生を抑制する素子をスイッチング部、整流部などの回路素子に接続することなどの対策がある。これらは主に伝導性ノイズに対しての対策となるがそれらは、回路のグラウンド系の対策も必要になってくるものである。スパイクノイズは高周波に渡りかつ、ノーマルモードだけでなくコモンモードノイズ、即ち出力側とグランド側ともに同じノイズが重畳するものもあるため、ローパスフィルタなどの出力フィルタでは十分な低減効果が得られない。コモンモードノイズに対してはフェライトコアなどの対策部品もあるが、小型軽量化の点、またコストアップの要因となる点からも対策部品の搭載は好ましくない。
図9は、上述したスパイクノイズが信号検出部に重畳した場合に発生する画像ノイズのイメージ図である。水平方向にゲートライン(行選択線Lr)、垂直方向にシグナルライン(列信号線Lc)がレイアウトされており、一例として斜めノイズが発生する場合を示している。こうしたノイズが撮影画像上に重畳すると、画像品質を著しく低下させてしまい、医療用画像の場合は特に誤診などを引き起こすことにもつながるため問題となる。
この斜めノイズは、信号ラインをサンプルホールドした後、次のラインがサンプルされるまでの間に、ライン内のデータを順次AD変換していく際に、DC/DC電源からのスパイクノイズが重畳するために発生する。斜めになるのはノイズの周波数とAD変換の周波数のビートのためである。ビート周波数に対応して斜めの角度が変化する。また、ビートをうたない関係では斜めではなく垂直の縦線となってノイズがあらわれる。
以下、上述のような斜め或いは縦方向のノイズを軽減する動作の実現例について図10及び図11のタイミングチャートと図6を用いて説明する。
光検出器アレー58より画像情報を読み出す際、タイミング信号発生部901は、DC/DC電源902の基準クロックであるCLKと、そのCLKの整数倍の周期のライン駆動信号CPVを発生する。一般的には、DC/DC電源の発振周波数は10k〜数百Khzであり、また光検出器アレー58を駆動するライン駆動周波数(行選択線の切り換え周波数)は数Khz程度である。よって、例えば、CLKの周波数を100Khz、ライン駆動周波数を2Khzとすれば、CLKとCPVの周波数の関係が整数倍となる。なお、図10では1ラインの中でライン駆動信号CPV、サンプルホールドタイミング信号SHがDC/DC電源902の基準クロックCLKと同期していること、またCLKがCPVのライン周波数に対して整数倍の関係にあること、またCLKはライン間で連続であることを簡易的に示している。
上述した駆動形態によれば、各行毎の信号読み込み動作とPWM信号が同期するので、縦線のノイズが発生することになる。ただし、上述のような同期動作は必須のものではない。
なお、DC/DC電源902のCLK信号は常時発生させてもよいし、本読みのときのみに発生させてもよい。この場合において、DC/DC電源902側にCLKが入力されないときはフリーランで所定周波数で動作するようにCR発振器を内臓すればよい。また、そのフリーラン周波数をDC/DC電源902の効率が変化するポイントに設定して、システムのトータル効率を加減することも可能である。
さて、本読み(Frx)では、行単位での画素信号の読み込みが行なわれる。図10は第N行における読み込み動作を示している。タイミング信号発生部901はクロック信号CLKに同期してまずリセット信号RCを発生する。RCにより、スイッチ素子102がオン、オフ動作をして、列信号線Lcをリセットする。その後、ライン駆動信号CPVをラインセレクタ92に送出して選択された行選択線のTFTスイッチSWをONすると共に、OE信号をONしてマルチプレクサ110の出力をイネーブルとする。選択された行選択線Lr上の各光電変換素子PD内に蓄積された電荷は列信号線Lcにより読み出し回路100側へ転送される。転送が完了した後、タイミング信号発生部901は、サンプルホールド信号SHを送出して読み出し信号100の出力、即ち転送した電荷に対応した電圧値をS/H回路108にホールドさせる。
この後、タイミング信号発生部901は、同様にしてライン駆動信号を送出し次のラインの読み出しを行うため信号ラインのリセット信号RCを送出する。前ラインでホールドされた電圧値は、更に次のサンプルホールド信号が送出されるまでの間にAD変換機112に送られてデジタル信号に変換される。
上述のように、スイッチ素子102、プリアンプ103及びサンプルホールド回路108は、1つの信号線に対応するスイッチ素子、プリアンプ、S/H回路を1系統として、たとえば256系統が一つにIC化されたアンプICで実施される。本例では、アンプICが5個で構成され、各アンプICはCSD信号0〜4により順次選択されていく。選択されたICの出力は、マルチプレクサ110を介してAD変換機112に送られる。即ち、アンプICからの256系統の出力がCK信号に同期して順次マルチプレクサ110からA/D変換器112に送られ、CK信号に従って順次デジタル信号に変換されていく。
上記のような動作を繰り返して全ラインの読み出しを行う。タイミング信号発生部901は、各種信号を送出するが上記したいずれの信号も、1ライン内での各タイミング(位相)は変化せず一定である。例えばリセット信号RC及びライン駆動信号CPVはクロック信号CLKの整数倍の周期を有し、サンプルホールド信号はRC或いはCPVをONしてから所定時間の経過後にONする(RC或いはCPVをONしてから所定数のCLK信号をカウントした後にONするか、RC或いはCPVの出力とともに所定のタイマを起動し、そのタイムアップのタイミングでSHをONにする)。このためサンプルホールドするときのタイミングとDC/DC電源902のCLK信号のタイミング関係は全てのラインで変わらず、位相関係が保たれる。このため、仮にサンプルホールドしたタイミングが電源ノイズの大きいポイントであったとしても、全ラインが同一ポイントで読み出されるため、即ち同一位相のノイズが重畳するため、画像上でのライン上のノイズは見えにくくなる。
図11は、図10のタイミングチャートの一部を拡大し、各信号の詳細を説明したタイミングチャートである。図10のCSD1がOFFになるところまでのタイミングを拡大して示しているが、新たな項目が加わり、説明に必要のないものは削除している。なお、図10と同じ内容は繰り返し説明しない。
PWMは、基準クロックCLKに従って発振し、DC/DC電源902内で負荷に応じて変化したパルス幅信号、即ちDC/DC電源が実際に発振する信号である。図11では、CLKの立下りに対して少し手前に立ち下がる例を示している。
SIGはマルチプレクサ110から出力される信号を表している。信号PWMのスイッチングポイント(ON/OFF遷移ポイント)でスパイクノイズが重畳している様子が示されている。スパイクノイズが発生する原因ならびに重畳ルートに関してはすでに説明しているので省略する。スパイクノイズの発生時間は一概には言えないもののおおよそ10ns〜数百ns程度である。DC/DC電源内でのスパイクノイズ発生時間と重畳してくる信号回路系の応答特性により、SIGの波形と時間は決定される。
信号PSは、読取制御部904に入力された信号PWMの立ち上がり、立下りポイントから上述したスパイクノイズ発生時間だけONしたものである。なお、スパイクノイズ発生時間は、実機での実測値をもとに所定のマージンをとった値に設定される。
次に、AD変換について説明する。図11で示したラインをNラインとすると、N−1ライン目にサンプルされたデータを、Nライン目のサンプルホールド信号がくるまでの間に順次AD変換していく。従来の場合、CS信号でアンプICを選択し、マスタークロックMCKで、マルチプレックス110及びA/D変換器112を駆動して、アンプICにホールドされているデータを順次読み出してデジタル化していた。しかしながら、図11からわかるように、これではスパイクポイントに重なった部分でノイズが重畳された信号をAD変換してしまうことになる。これに対して、本実施形態では、タイミング信号発生部901が、CK、CSDを次のように制御する。
AD変換のためのクロックCKは、PS信号のON期間中におけるマスタークロックMCKをOFFした信号である。タイミング信号発生部901は、まずCSD0をONしてアンプICを選択する。そして、選択したアンプIC内の256個のホールドデータをAD変換し終わるまで、即ち256個のCKが来るまでの間、CSD0をONしている(クロックCKをカウントすればよい)。マルチプレクサ110はCKの入力によりアンプICによってホールドされている256個の信号を1つずつCK信号の1パルス毎に順次A/D変換器112に出力し、A/D変換器112はCKに同期してこれをデジタル化する。これにより、マルチプレクサ110で選択されたアンプICの全てのデータが変換されるまで同じアンプが選択されつづけることになる。アンプICの全データについて変換を完了すると、CSD0をOFFし、引き続き次のアンプICを選択するためCSD1をONする。以下同様の内容を繰り返してすべてのデータをAD変換する。
以上の動作によれば、スイッチングポイント(即ち信号PSがONしている間)はCKが出力されず、よってAD変換は行われない。このため、スパイクノイズの重畳された信号がデジタル化されることがなくなり、画像上の斜めノイズ、あるいは縦線ノイズは発生しなくなる。
なお、各CSDのON期間は、CKの256パルス分の時間に、PSの期間の累計時間を加算したものとなる。このため、PS期間が長いとCSD期間も長くなり、すべてのアンプICについて必要な処理時間(全CSDの和)も増加する。最後に選択されたICにホールドされているデータのA/D変換が、次のサンプルホールド信号の前までに完了している必要があるので、PS期間はこの条件により制約を受けることになる。
PWMによりパルス幅は負荷に応じて微妙には変化するためスパイクノイズの発生タイミングが変動するが、読取制御部904でその変動に応じたPS信号を発生するため、問題とはならない。なお、相乗効果を高めるためリップルノイズ、スパイクノイズをより低減化する定数、構成、部品の選定をするのが好ましいことは言うまでもない。
なお、本実施形態で、DC/DC電源は外部から供給されるCLKに同期して発振さているが、これに限定されることはなく、CR発振器を内臓した一般的なものであっても、発振と同期した信号たとえばPWM信号を使用して同様の効果を得ることができる。ただし、独立した電源系が複数に及ぶ場合、各々で発振周波数が微妙に異なるため、各々のPWM信号に対応したPS信号を足し合わせた信号(ORとった信号)を生成する必要がある。これは、CLKで動作する場合も、独立した電源系ごとでCLKが異なれば同様である。
本実施形態では、PWM型のDC/DCの場合を示したが、周波数変調型の場合でもDC/DC電源でも、さらにはAC/DC電源の場合でも同様の効果を得ることができる。例えば、周波数変調型のDC/DC電源では負荷変動に対してクロックの発振周波数を変動させることで出力電圧を安定化する。従って、周波数変調型では、電源の駆動に自発発振クロック(CLKSとする)が用いられ、読取制御部904はこのCLKSを受け取り、CLKSの立ち上がり、立ち下がりのタイミングでスパイクノイズ発生期間信号PSを発生するようにすればよい。
以上説明したように本実施形態によれば、フラットパネルセンサからの信号を1ラインごとにサンプルホールドして、1ライン内の複数のホールドデータを順次AD変換する際に、該DC/DC電源の発振信号の変化点では、AD変換を行わないようにタイミング制御を行う読み出し制御が行われる。このため、フラットパネルセンサ及びその周辺回路に電力を供給するDC/DC電源からの伝導性ノイズ、特にコモンモードのスパイクノイズがフラットパネル信号検出系回路に重畳していた場合でも、スパイクノイズからの影響を防ぐことが可能となる。このことによりフェライトコアなど小型軽量化及びコストの点からも問題があった対策部品を搭載することなく、撮影部ユニットの小型軽量化が実現できる。
なお、DC/DC電源に限定されずAC/DC電源の場合でも同様の効果がある。さらには、ここで示したPWM型の電源のみならず周波数変調型のDC/DC電源にも対応していくことも可能であるため、幅広いSW電源に適応できるものである。
実施形態によるX線撮像システムの概要を示す模式図である。 実施形態による光検出器アレーの構成例を示す模式図である。 図2に示す光検出器アレーにおける光検出素子を説明する模式図である。 実施形態のX線撮像システムのタイミングチャートである。 実施形態による取得画像の処理を示すフローブロック図である。 実施形態のX線撮像システムの主要な回路構成を示した図である。 実施形態によるDC/DC電源の動作説明図である。 実施形態のX線撮像システムに使用される、DC/DC電源のブロック図である。 斜めノイズ発生画像例を示す図である。 実施形態のX線撮像システムによりライン読み取り動作を説明するタイミングチャートである。 図10に示したライン読み取り動作の一部を拡大して示した詳細タイミングチャートである。

Claims (6)

  1. 検出器アレーより信号を読み出す信号読出装置であって、
    前記信号読出装置の少なくとも一部に電源を供給するスイッチング電源と、
    前記検出器アレーより信号を読み出す読出手段と、
    前記読出手段で読出した信号をデジタルデータに順次に変換する変換手段と、
    前記スイッチング電源の発振信号の変化点において、前記変換手段による変換処理を停止させる制御手段とを備えることを特徴とする信号読出装置。
  2. 前記スイッチング電源に基準クロックを供給する供給手段を更に備え、
    前記スイッチング電源は複数の系統を有し、各系統は前記基準クロックを変調することにより電圧を発生することを特徴とする請求項1に記載の信号読出装置。
  3. 前記制御手段は、前記変化点より所定時間、前記変換手段を駆動させるためのクロックの前記変換手段への供給を停止することを特徴とする請求項1に記載の信号読出装置。
  4. 前記読出手段によって信号が読み出される行の切り換え周期を、前記スイッチング電源の基準クロックの周期の整数倍とすることを特徴とする請求項1に記載の信号読出装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の信号読出装置と、
    X線発生装置とを備え、
    前記検出器アレーは前記X線発生装置から照射されたX線に基づく信号を保持することを特徴とするX線撮像装置。
  6. 検出器アレーより信号を読み出す信号読出装置による信号読出方法であって、
    前記検出器アレーより信号を読み出す読出工程と、
    前記読出工程で読出した信号をデジタルデータに順次に変換する変換工程と、
    前記信号読出装置の少なくとも一部に電源を供給するスイッチング電源の発振信号の変化点において、前記変換工程による変換処理を停止させる制御工程とを備えることを特徴とする信号読出方法。
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