JP4110061B2 - 自動二輪車用エンジンの始動装置 - Google Patents

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本発明は、自動二輪車用エンジンの始動装置に関し、特に、車体フレームに搭載されるエンジン本体のクランクケースに、車体フレームの幅方向に沿う軸線を有するクランクシャフトが回転自在に支承されるとともに始動用モータが取付けられ、該始動用モータおよび前記クランクシャフト間に、始動用モータ側からクランクシャフト側への動力伝達を許容するワンウェイクラッチと、始動用モータからの動力をワンウェイクラッチに伝達するアイドラーギヤとを含む始動用動力伝達機構が介設される自動二輪車用エンジンの始動装置に関する。
従来、たとえば特許文献1で開示される自動二輪車用エンジンの始動装置では、始動用モータが、該始動用モータおよびクランクシャフト間に介設される始動用動力伝達機構の最上方に位置するようにしてクランクケースに取付けられている。
特開2001−115933号公報
ところが、上記従来のように、重量物である始動用モータが始動用動力伝達機構の最上方位置に配置されていると、エンジンの重心位置が上がってしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、エンジンの重心位置を下げ得るようにした自動二輪車用エンジンの始動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車体フレームに搭載されるエンジン本体のクランクケースに、車体フレームの幅方向に沿う軸線を有するクランクシャフトが回転自在に支承されるとともに始動用モータが取付けられ、該始動用モータおよび前記クランクシャフト間に、始動用モータ側からクランクシャフト側への動力伝達を許容するワンウェイクラッチと、始動用モータからの動力をワンウェイクラッチに伝達するアイドラーギヤとを含む始動用動力伝達機構が介設される自動二輪車用エンジンの始動装置であって、前記始動用モータの軸線が、前記ワンウェイクラッチおよび前記アイドラーギヤの軸線よりも下方に配置されるものにおいて、前記クランクケースは、そのクランクケースに収容される変速機のメインシャフトの軸線と、前記軸線よりも下方に位置する前記クランクシャフトの軸線とを含んでいて水平面に対し傾斜した割り面で、上下一対のケース半体が結合されて成り、前記クランクシャフトの軸線に直交する平面への投影図上で、前記始動用モータの軸線が、前記メインシャフトの軸線を通って前記割り面に直交する直線上に配置され、且つその直線の前後に振り分けて前記ワンウェイクラッチの軸線と前記アイドラーギヤの軸線とが配置されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記投影図上で、前記変速機のウンタシャフトの軸線が前記直線上に配置されることを特徴とする。
発明によれば、重量物である始動用モータを極力低い位置に配置するようにしてエンジンの重心位置を下げることができる。しかも始動用モータをシリンダ軸線側により近接させてエンジンの小型化を図ることができる
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示す本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものであり、図1は自動二輪車の右側面図、図2はシリンダヘッドを省略した状態のエンジン本体およびメインフレームの平面図、図3は図2の3矢視方向から見たエンジン本体の縦断側面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図4の要部拡大図、図6は始動用動力伝達機構の構成を示す展開断面図である。
先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11を操向可能に支承するヘッドパイプ12と、該ヘッドパイプ12から後ろ下がりに延びる左右一対のメインフレーム13…と、ヘッドパイプ12および両メインフレーム13…の前部に溶接されてメインフレーム13…から下方に延びる左右一対のエンジンハンガ14…と、メインフレーム13…の後部から下方に延びる左右一対のピボットプレート15…と、後ろ上がりに延びて前記両メインフレーム13…の後部に連結される左右一対のシートレール16…とを備える。
図2を併せて参照して、ヘッドパイプ12は、フロントフォーク11が操向可能に支承される円筒部12aと、該円筒部12aから後ろ下がりに延びる左右一対のガセット12b,12bとを一体に備えるものであり、メインフレーム13は、前記ガセット12bと、該ガセット12bに前端部が溶接されるパイプ部材17と、前記ピボットプレート15に一体に設けられてパイプ部材17の後端部に溶接されるパイプ部15aとから成る。
左右一対のメインフレーム13,13は、その側面視ではヘッドパイプ12から後ろ下がりに延びるのであるが、平面視では、ヘッドパイプ12から前後方向中間部までは後方側に向かうにつれて相互に離反し、前後方向中間部からピボットプレート15…までは後方に向かうにつれて相互に近接するように彎曲して形成される。
しかも両メインフレーム13,13の前部間には第1のクロスパイプ18が架設され、両ピボットプレート15…の上部間には第2のクロスパイプ19が架設され、両ピボットプレート15…の下部間には第3のクロスパイプ20が架設される。
前記両エンジンハンガ14…の下部ならびに前記両ピボットプレート15…の上部および下部には多気筒たとえば4気筒のエンジンEのエンジン本体25が支持される。
図3および図4を併せて参照して、エンジン本体25は、車体フレームFの幅方向に並ぶ複数たとえば4つのシリンダボア26…を有するシリンダブロック27と、該シリンダブロック27に下部に結合されるクランクケース28と、シリンダブロック27の上部に結合されるシリンダヘッド29と、シリンダヘッド29の上部に結合されるヘッドカバー30とを備えるものであり、前記各シリンダボア26…のシリンダ軸線が前方側にわずかに傾斜した姿勢で車体フレームFに搭載され、クランクケース28の下部にオイルパン31が結合される。
各シリンダボア26…に摺動可能に嵌合されるピストン32…は、シリンダボア26…の配列方向すなわち車体フレームFの幅方向に沿う軸線を有してクランクケース28で回転自在に支承されるクランクシャフト34に、コネクティングロッド33…を介して連結される。
ところでクランクケース28は、シリンダブロック27の下部に一体に形成される上部ケース半体27aと、下部ケース半体34とが、変速機のメインシャフト37の軸線と前記軸線よりも下方に位置するクランクシャフト34の軸線を含んでいて水平面に対し傾斜した割り面36で上下に分割可能として結合されて成るものである。このクランクケース28には前記シリンダブロック27から後方側に張り出す張出部28aが形成されており、この張出部28a内に形成される変速機室に、クランクシャフト34と平行な軸線を有するメインシャフト37およびカウンタシャフト38を有する変速機が収容され、その変速機のカウンタシャフト38からの動力は、チェーン伝動手段40を介して後輪WRに伝達される。
前記チェーン伝動手段40は、前記カウンタシャフト38に固定される駆動スプロケット41と、後輪WRに固定される被動スプロケット42と、それらのスプロケット41,42に巻掛けられる無端状のチェーン43とで構成され、自動二輪車の進行方向前方を向いた状態でエンジンEの左側に配置される。
両ピボットプレート15,15の上下方向中間部には、後輪WRを後端部に軸支するスイングアーム44の前端部が軸45を介して揺動可能に支承されており、両ピボットプレート15,15の下部間を連結する第3のクロスパイプ20と、スイングアーム44との間にはリンク機構46が設けられる。またスイングアーム44の前部に設けられたブラケット44aに上端部が連結されたリヤクッションユニット47の下端部が、前記リンク機構46の一部を構成するリンク48の前部に連結される。
エンジン本体25の上方には、エンジンEに供給される空気を浄化するためのエアクリーナ49が、車体フレームFにおけるヘッドパイプ12の後方に位置するようにして配置され、このエアクリーナ49の後部および上部を覆う燃料タンク50が車体フレームFにおける両メインフレーム13…上に搭載され、またエンジン本体25の前方にラジエータ51が配置される。
燃料タンク50の後方でシートレール16…にはライダーを座乗させるためのメインシート52が支持され、同乗者を乗せるためのピリオンシート53が前記メインシート52から後方に離れた位置でシートレール16…に支持される。
エンジン本体25のシリンダヘッド29に接続される排気系54は、エンジン本体25の前方からエンジン本体25の下方に延出され、さらに後輪WRおよびエンジン本体25間でエンジン本体25の下方から車体右側に向かうように彎曲しつつ立ち上がり、後輪WRの上方で後方に延出される。
ヘッドパイプ12の前方は、合成樹脂から成るフロントカウル55で覆われ、車体の前部両側が、前記フロントカウル55に連なる合成樹脂製のセンターカウル56で覆われ、エンジン本体25を両側から覆う合成樹脂製のロアカウル57がセンターカウル56に連設される。またシートレール16…の後部はリヤカウル58で覆われる。
前輪WFの上方を覆うフロントフェンダー59はフロントフォーク11に取付けられ、シートレール16…には、後輪WRの上方を覆うリヤフェンダー60が取付けられる。
図5および図6を併せて参照して、メインシャフト37の一端部には、クランクシャフト16およびメインシャフト37間の動力接・断を切換える変速切換用クラッチ61が装着されており、この変速切換用クラッチ61が備える入力部材62は、前記メインシャフト37に相対回転自在に支承される。
前記変速切換用クラッチ61の入力部材62およびクランクシャフト34間には動力伝達ギヤ列63が設けられており、該動力伝達ギヤ列63は、クランクシャフト34に固設されるギヤ64と、該ギヤ64に噛合するクラッチギヤ65とから成る。クラッチギヤ65は前記入力部材62にダンパ66を介して連結されるものであり、入力部材62とともに回転する。
またクランクケース28における張出部28aの上面には、クランクシャフト34と平行な回転軸線を有する始動用モータ67が取付けられており、該始動用モータ67および前記クランクシャフト34間に、始動用モータ67の回転動力をクランクシャフト34に伝達する始動用動力伝達機構68が介設される。
始動用動力伝達機構68は、始動用モータ67の出力軸69に刻設される駆動ギヤ70と、該駆動ギヤ70に噛合する第1アイドラーギヤ71と、第1アイドラーギヤ71と一体に回転する第2アイドラーギヤ72と、クランクシャフト34に固定される前記ギヤ64と、変速切換用クラッチ61の入力部材62にダンパ66を介して連結されるクラッチギヤ65と、第2アイドラーギヤ72およびクラッチギヤ65間に介設されるワンウェイクラッチ73とで構成される。
前記ワンウェイクラッチ73は、第2アイドラーギヤ72に噛合するギヤ74が一体に設けられるクラッチインナ75と、前記クラッチギヤ65に噛合するギヤ76が一体に設けられるクラッチアウタ77とを備えるものであり、始動用モータ67側からクランクシャフト34側への動力伝達を許容するように構成される。
ところでクランクケース28における張出部28aの上面には、上下に延びる収容筒部78が一体に設けられており、前記始動用動力伝達機構68の少なくとも一部を構成する第1および第2アイドラーギヤ71,72ならびにワンウェイクラッチ73のクラッチインナ75およびクラッチアウタ77は、収容筒部78の上端開口部からの挿脱を可能として収容筒部78に収容される。
しかも第1および第2アイドラーギヤ71,72を回転自在に支承する第1支軸79、ならびにワンウェイクラッチ73のクラッチインナ75およびクラッチアウタ77を回転自在に支承する第2支軸80は、それらの支軸79,80の両端部を収容筒部78の側壁で支持するようにして収容筒部78に外側方から着脱可能に装着される。
第1支軸79を支持するために、この実施例では、第1支軸79の一端部を嵌合、支持する有底の支持穴81と、第1支軸79の他端部を嵌合、支持するようにして前記側壁を貫通する支持孔82とが収容筒部78の側壁に同軸に設けられ、また第2支軸80の両端部を支持するために、第2支軸80の一端部を嵌合、支持する有底の支持穴83と、第2支軸80の他端部を嵌合、支持するようにして前記側壁を貫通する支持孔84とが収容筒部78の側壁に同軸に設けられる。
しかも第1支軸79の他端部に係合する止め輪85が支持孔81の内面に嵌着され、第2支軸80の他端部の収容筒部78からの突出部を保持する保持部材(図示せず)が収容筒部78に着脱可能に締結される。すなわち第1および第2支軸79,80は、収容筒部78にその外側方からの着脱操作を可能として装着されることになる。
また始動用モータ67は、クランクシャフト34の軸線に沿う方向でエンジン本体25の略中央部に配置されるとともに、クランクシャフト34の軸線に沿う方向からの側面視では、ワンウェイクラッチ73ならびに始動用モータ67からの動力をワンウェイクラッチ73に伝達する第1および第2アイドラーギヤ71,72の軸線よりも下方で出力軸69が収容筒部78の側壁を貫通するようにして、クランクケース28における張出部28aの上面に取付られる。
さらに前記クランクシャフト34の軸線に直交する平面への投影図上で、前記始動用モータ67の軸線すなわち出力軸69の軸線は、クランクケース28を相互に構成する上部および下部ケース半体27a,35の割り面に直交してメインシャフト37の軸線を通る直線L上に配置されている。しかもクランクシャフト34の軸線に沿う方向からの側面視で、始動用モータ67の軸線と、変速機のメインシャフト37およびカウンタシャフト38の軸線とは、同一の上記直線L上に配置される。しかもその直線Lの前後に振り分けて前記ワンウェイクラッチ73の軸線と第1,第2アイドラーギヤ71,72の軸線とが配置される。
ところで、エンジン本体25は、左右一対のメインフレーム13,13の後部間に前記収容筒部78を配置するようにして車体フレームFに搭載されるものであり、メインフレーム13,13の後部が後方に向かうにつれて相互に近接するように彎曲しているのに対応して、前記収容筒部78の少なくとも後部は、車体フレームFの幅方向に沿う幅が後方に向かうにつれて小さくなるように形成されている。しかも収容筒部78の上端には、該収容筒部78の上端開口部を閉じる蓋部材86が着脱可能に取付けられる。
次にこの実施例の作用について説明すると、クランクケース28においてシリンダブロック27よりも後方側に張出した張出部28aの上面には、上下に延びる収容筒部78が設けられ、始動用モータ67およびクランクシャフト34間に介設される始動用動力伝達機構68の少なくとも一部を構成する第1および第2アイドラーギヤ71,72ならびにワンウェイクラッチ73のクラッチインナ75およびクラッチアウタ77が、収容筒部78の上端開口部からの挿脱を可能として収容筒部78に収容される。また第1および第2アイドラーギヤ71,72を回転自在に支承する第1支軸79、ならびにワンウェイクラッチ73のクラッチインナ75およびクラッチアウタ77を回転自在に支承する第2支軸80が、それらの支軸79,80の両端部を収容筒部78の側壁で支持するようにして収容筒部78に、その外側方からの着脱操作を可能として装着されている。
したがってワンウェイクラッチ73、第1および第2アイドラーギヤ71,72の交換時には、収容筒部78の上端開口部を開閉可能に閉じる蓋部材86を開放し、ワンウェイクラッチ73、第1および第2アイドラーギヤ71,72の挿脱操作を行うとともに、第1および第2支軸79,80の着脱操作を行えばよく、始動用動力伝達機構68を構成する部品の交換作業を容易とすることができる。
またエンジン本体25は、ヘッドパイプ12から後ろ下がりに延びるとともに後部では相互に近接するように彎曲した左右一対のメインフレーム13,13を備える車体フレームFに、収容筒部78を両メインフレーム13,13の後部間に配置するようにして搭載され、収容筒部78の少なくとも後部が、車体フレームFの幅方向に沿う幅が後方に向かうにつれて小さくなるように形成されるので、メインフレーム13,13と、エンジン本体25における収容筒部78の干渉を回避して、車体フレームFの幅を極力小さく設定することができる。
またクランクシャフト34の軸線と平行な回転軸線を有する始動用モータ67が、クランクシャフト34の軸線に沿う方向でのエンジン本体25の略中央部に配置されるので、重量物である始動用モータ67をクランクシャフト34の軸線に沿う方向でのエンジン本体25の略中央部に配置することで、クランクシャフト34の軸線に沿う方向でのエンジン本体25の重量バランス改善に寄与することができる。
しかもクランクシャフト34の軸線に沿う方向からの側面視では始動用モータ67の軸線が、ワンウェイクラッチ73ならびに始動用モータ67からの動力をワンウェイクラッチ73に伝達する第1および第2アイドラーギヤ71,72の軸線よりも下方に配置されるので、重量物である始動用モータ67を極力低い位置に配置するようにしてエンジンEの重心位置を下げることができる。
また変速機のメインシャフト37の軸線と該軸線よりも下方に位置するクランクシャフト34の軸線とを含んでいて水平面に対し傾斜した割り面36でクランクケース28が上下に分割可能に結合されて成り、しかもクランクシャフト34の軸線に直交する平面への投影図上で、始動用モータ67の軸線が、クランクケース28の前記割り面36に直交し且つ変速機のメインシャフト37を通る直線L上に配置されるので、始動用モータ67をシリンダ軸線側により近接させてエンジンEの小型化を図ることができる。
さらにクランクシャフト34の軸線に沿う方向からの側面視で、始動用モータ67の軸線と、変速機のメインシャフト37およびカウンタシャフト38の軸線とは、同一の上記直線L上に配置されるので、マスの集中化を図ることが可能となり、自動二輪車の運動性能向上に寄与することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
自動二輪車の右側面図 シリンダヘッドを省略した状態のエンジン本体およびメインフレームの平面図 図2の3矢視方向から見たエンジン本体の縦断側面図 図3の4−4線断面図 図4の要部拡大図 始動用動力伝達機構の構成を示す展開断面図
符号の説明
25・・・エンジン本体
27a・・上部ケース半体
28・・・クランクケース
34・・・クランクシャフト
35・・・下部ケース半体
36・・・割り面
37・・・メインシャフト
38・・・カウンタシャフト
67・・・始動用モータ
68・・・始動用動力伝達機構
73・・・ワンウェイクラッチ
71,72・・アイドラーギヤ
E・・・・エンジン
F・・・・車体フレーム
L・・・・直線

Claims (2)

  1. 車体フレーム(F)に搭載されるエンジン本体(25)のクランクケース(28)に、車体フレーム(F)の幅方向に沿う軸線を有するクランクシャフト(34)が回転自在に支承されるとともに始動用モータ(67)が取付けられ、該始動用モータ(67)および前記クランクシャフト(34)間に、始動用モータ(67)側からクランクシャフト(34)側への動力伝達を許容するワンウェイクラッチ(73)と、始動用モータ(67)からの動力をワンウェイクラッチ(73)に伝達するアイドラーギヤ(71,72)とを含む始動用動力伝達機構(68)が介設される自動二輪車用エンジンの始動装置であって、 記始動用モータ(67)の軸線が、前記ワンウェイクラッチ(73)および前記アイドラーギヤ(71,72)の軸線よりも下方に配置されるものにおいて、
    前記クランクケース(28)は、そのクランクケース(28)に収容される変速機のメインシャフト(37)の軸線と、前記軸線よりも下方に位置する前記クランクシャフト(34)の軸線とを含んでいて水平面に対し傾斜した割り面(36)で、上下一対のケース半体(27a,35)が結合されて成り、
    前記クランクシャフト(34)の軸線に直交する平面への投影図上で、前記始動用モータ(67)の軸線が、前記メインシャフト(37)の軸線を通って前記割り面(36)に直交する直線(L)上に配置され、且つその直線(L)の前後に振り分けて前記ワンウェイクラッチ(73)の軸線と前記アイドラーギヤ(71,72)の軸線とが配置されることを特徴とする、自動二輪車用エンジンの始動装置。
  2. 前記投影図上で、前記変速機のカウンタシャフト(38)の軸線が前記直線(L)上に配置されることを特徴とする、請求項1記載の自動二輪車用エンジンの始動装置。
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