JP6695496B2 - 鞍乗型車両の懸架構造 - Google Patents
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Description
本願は、2017年03月27日に、日本に出願された特願2017−061862号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
防振リンクは、エンジンに設けられた左右一対のエンジン側ブラケットと、一端が各エンジン側ブラケットに揺動可能に連結されるとともに他端が後部フレームのフレーム主部に揺動可能に連結された左右一対のリンクと、両リンク間を連結するクロスメンバと、後部フレームの補強フレーム部に当接するようにして一方のリンクに設けられた一対のストッパラバーと、を備えている。各エンジン側ブラケットには、両リンクの一端に連結されて水平に配置されるボルト(以下「エンジン側ボルト」ともいう。)がゴムブッシュ(以下「エンジン側ゴムブッシュ」ともいう。)を介して支承されている。フレーム主部には、両リンクの他端に連結されて水平に配置されるボルト(以下「後部フレーム側ボルト」ともいう。)がゴムブッシュ(以下「後部フレーム側ゴムブッシュ」ともいう。)を介して支承されている。補強フレーム部の下面には、ストッパラバーを当接させる当接面が形成されている。
上記防振リンクでは、パワーユニットのエンジンからエンジン側ボルトに作用する荷重は、エンジン側ゴムブッシュの弾性変形によって吸収されるとともに、ストッパラバーが当接面に押し付けられて弾性変形することにより吸収され、さらに後部フレーム側ゴムブッシュの弾性変形によっても吸収される。
(1)本発明の第一の態様に係る鞍乗型車両の懸架構造は、車体フレームと、エンジンを含むとともに前記車体フレームに揺動可能に支持されるパワーユニットと、一端が前記車体フレームの側に揺動可能に連結されるとともに、他端が前記パワーユニットの側に揺動可能に連結されるリンク部材と、を備え、前記エンジンのクランクケースには、前記パワーユニットの揺動を規制する揺動規制部が設けられていて、前記揺動規制部は、前記クランクケースと一体に形成された規制壁部を備え、前記リンク部材の他端部には、下方に延出する下方延出部が設けられ、前記パワーユニットの前上部には、上方に開口するとともに、前記下方延出部が嵌入される凹部が設けられている。
例えば、規制壁部をクランクケースとともに鋳造で一体に成形することができるため、好適である。
<車両全体>
図1は、鞍乗型車両の一例としてのユニットスイング式の自動二輪車1を示す。図1を参照し、自動二輪車1は、ハンドル2によって操向される前輪3と、動力源を含むパワーユニット10によって駆動される後輪4とを備えている。以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。実施形態の自動二輪車1は、シート8に着座した乗員が足を載せるステップフロア9を有するスクータ型の車両である。
シリンダ35は、クランクケース34の側から順に、シリンダブロック35a、シリンダヘッド35b及びヘッドカバー35cを備えている。
図中符号53dは、リヤクッション7(図2参照)の下部を支持するリヤクッション支持部を示す。図中符号53cは、内ケース周壁53b及び外ケース周壁(不図示)を連結するための連結ボスを示す。
図2において、符号41はクランク軸33の軸端部に固定された冷却ファン、符号42はクランクケース34の右側方を覆うファンカバー、符号43はシリンダ35を覆うシリンダカバーをそれぞれ示す。
次に、自動二輪車1のパワーユニット10の懸架構造45(以下「エンジン懸架構造45」ともいう。)について説明する。
図5に示すように、エンジン懸架構造45は、一端が車体フレーム11の側に揺動可能に連結されるとともに他端がパワーユニット10の側に揺動可能に連結されるリンク部材60と、リンク部材60の他端部から下方に延出する下方延出部70と、エンジン30のクランクケース34においてパワーユニット10の揺動を規制する揺動規制部80と、を備えている。
リンク部材60は、複数種の鋼材を溶接等により一体に接合して形成されている。図5の側面視で、リンク部材60は、車体フレーム11の側から斜め後ろ下方に延出した後、斜め前下方に延出してパワーユニット10の側に連結される外形を有している。言い換えると、図5の側面視で、リンク部材60は、後方に凸をなすV字状をなしている。
図3に示すように、左右一対のピボット側軸支部61L,61Rは、互いに同軸に配置されている。例えば、ピボット側軸支部61は、円筒状のカラーである。左右ピボット側軸支部61L,61Rの径方向内側には、円筒状の弾性部材61aが設けられている。弾性部材61aは、カラーの内径と実質的に同じ大きさの外径を有する。例えば、弾性部材61aは、円筒状のゴムブッシュである。弾性部材61aの径方向内側には、ボルト等の締結部材が挿通されている。便宜上、図3においては、左ピボット側軸支部61Lにおける弾性部材61aを示す。
図8の後面視で、左右第一連結部材62L,62Rは、U字状をなしている。図8の後面視で、左右第一連結部材62L,62Rは、上下に延びるとともに車幅方向内側に位置する内連結壁62aと、上下に延びるとともに内連結壁62aよりも車幅方向外側に位置する外連結壁62bと、内連結壁62aの下端と外連結壁62bの下端との車幅方向間を渡す下連結壁62cと、を備えている。
図8の後面視で、連結パイプ63は、左右第一連結部材62L,62Rの後端部の車幅方向間を渡すように後下方に緩やかな凸をなして車幅方向に延びている。連結パイプ63は、1本のパイプ材を折り曲げて形成されている。図7の側面視で、連結パイプ63の断面形状(図5参照)は、ピボット側軸支部61よりも小さい外径の円環状をなしている。
第二連結部材接続部63bは、左右第一連結部材接続部63aL,63aRの車幅方向間に位置するとともに車幅方向に延びる円筒状をなしている。図7の側面視で、第二連結部材接続部63bは、第一連結部材接続部63aよりも後下方に位置している。図7の側面視で、第二連結部材接続部63bの外周縁は、第一連結部材接続部63aの外周縁と重なっている。
図8に示すように、左右中間接続部63cL,63cRは、第二連結部材接続部63bの側ほど下方に位置するように傾斜して延びる円筒状をなしている。図8の後面視で、左中間接続部63cLの車幅方向の長さは、右中間接続部63cRの車幅方向の長さよりも短い。
エンジン側軸支部64は、円筒状のパイプである。図7の側面視で、エンジン側軸支部64は、第一連結部材接続部63aの下方に配置されている。図7の側面視で、エンジン側軸支部64の断面形状(図5参照)は、連結パイプ63よりも小さい外径の円環状をなしている。
図7の側面視で、第二連結部材65の上端部には、連結パイプ63が連結されている。図7の側面視で、第二連結部材65の上端部は、連結パイプ63の外形に沿うように前下方に凸の円弧状をなしている。
図7の側面視で、第二連結部材65の下端部には、エンジン側軸支部64が連結されている。図7の側面視で、第二連結部材65の下端部は、エンジン側軸支部64の外形に沿うように後上方に凸の円弧状をなしている。
なお、図8において、符号66j,67jは前後連結板66,67における連結板本体66a,67aの下部中央に設けられた切欠きをそれぞれ示す。
リンク部材60の他端部には、下方に延出する下方延出部70が設けられている。図8の後面視で、下方延出部70は、下側ほど左右幅が小さい台形状(言い換えると、逆台形状)をなしている。図8の後面視で、下方延出部70は、第二連結部材65の下方において連結板本体66a,67aの左右幅内に収まっている。図7の側面視で、下方延出部70は、エンジン側軸支部64から下方に延出している。下方延出部70は、エンジン側軸支部64から下方に延出する下方延出本体71と、下方延出本体71から後方に延出する左右一対の側方延出壁72L,72Rと、を備えている。
なお、図8において、符号71jは下方延出本体71の下部中央に設けられた切欠きを示す。
図5に示すように、揺動規制部80は、パワーユニット10の前上部に設けられている。パワーユニット10の前上部には、上方に開口するとともに、下方延出部70が嵌入される凹部81hが設けられている。揺動規制部80は、クランクケース34と同一の部材で一体に形成された規制壁部81を備えている。すなわち、規制壁部81は、クランクケース34において、凹部81hの形成部分の一部を構成している。
図5に示すように、凹部81hには、延在壁部73を挟んで揺動方向V1(図2参照)に膨出する弾性部材90が嵌入されている。図4に示すように、弾性部材90は、車幅方向に延びる直方体状をなしている。図10の前面視で、弾性部材90は、車幅方向に延びる直方体状をなす前側弾性部91と、前側弾性部91よりも車幅方向に大きく且つ上下方向に短い直方体状をなすとともに、前側弾性部91の後側に繋がる後側弾性部92と、を備えている。
図5に示すように、リンク部材60の前方には、スロットルボディ26が配置されている。リンク部材60の上方には、スロットルボディ26とエアクリーナ28(図3参照)とを繋ぐコネクティングチューブ27が配置されている。図5の側面視で、コネクティングチューブ27は、リンク部材60における連結パイプ63の上方空間を前後に湾曲しつつ延びている。
この構成によれば、エンジン30のクランクケース34には、パワーユニット10の揺動を規制する揺動規制部80が設けられていることで、車体フレーム11に揺動規制部80を設ける場合と比較して、車体フレーム11の剛性を高めることなくエンジン30の揺動を規制することができる。ところで、車体フレームの剛性を高めるためには、車体フレームに曲げ加工を施したり補強部材を設けたりする必要がある。そのため、懸架構造が複雑化したり部品点数が増加したりし、懸架構造の大型化及び重量化を招く可能性が高い。これに対し、この構成によれば、クランクケース34自体の剛性が高いため、クランクケース34に簡素な構造で揺動規制部80を設けることができ、エンジン懸架構造45の大型化及び重量化を抑制することができる。
図12に示すように、第二実施形態は、エンジン懸架構造におけるリンク部材及び下方延出部の構造が上述した第一実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図12に示すように、リンク部材160は、左右一対のピボット側軸支部61L,61Rと、上部が左右ピボット側軸支部61L,61Rにそれぞれ連結されるとともに後下方に延出する左右一対の第一連結部材162L,162Rと、左右第一連結部材162L,162Rの下部の車幅方向間を渡すように図13の後面視で下方に凸をなして車幅方向に延びる連結パイプ163と、エンジン側軸支部64と、連結パイプ163とエンジン側軸支部64との前後間を渡すように延びる第二連結部材165と、を備えている。
図13の後面視で、左右第一連結部材162L,162Rは、U字状をなしている。図13の後面視で、左右第一連結部材162L,162Rは、上下に延びるとともに車幅方向内側に位置する内連結壁162aと、上下に延びるとともに内連結壁162aよりも車幅方向外側に位置する外連結壁162bと、内連結壁162aの前端と外連結壁162bの前端との車幅方向間を渡す前連結壁162cと、を備えている。
図13の後面視で、連結パイプ163は、左右第一連結部材162L,162Rがそれぞれ接続される左右一対の第一連結部材接続部163aL,163aRと、第二連結部材165が接続される第二連結部材接続部163bと、左右第一連結部材接続部163aL,163aRと第二連結部材接続部163bとをそれぞれ繋ぐ左右一対の中間接続部163cL,163cRと、を備えている。
第二連結部材接続部163bは、左右第一連結部材接続部163aL,163aRの車幅方向間に位置するとともに車幅方向に延びる円筒状をなしている。図12の側面視で、第二連結部材接続部163bは、第一連結部材接続部163aの後下方に位置している。
図13に示すように、左右中間接続部163cL,163cRは、第二連結部材接続部163bの側ほど下方に位置するように傾斜して延びる円筒状をなしている。図13の後面視で、左中間接続部163cLの車幅方向の長さは、右中間接続部163cRの車幅方向の長さよりも短い。図13の後面視で、左右中間接続部163cL,163cRの上下方向の長さは、第一実施形態における左右中間接続部63cL,63cR(図8参照)の上下方向の長さよりも長い。
図12の側面視で、エンジン側軸支部64は、ピボット側軸支部61の下方に配置されている。図13の後面視で、エンジン側軸支部64の車幅方向中心64p(延在方向中心)は、連結パイプ163の車幅方向中心163p(延在方向中心)よりも左側にオフセットしている。
図12の側面視で、第二連結部材165の後端部には、連結パイプ163が連結されている。図12の側面視で、第二連結部材165の後端部は、連結パイプ163の外形に沿うように前方に凸の円弧状をなしている。
図12の側面視で、第二連結部材165の前端部には、エンジン側軸支部64が連結されている。図12の側面視で、第二連結部材165の前端部は、エンジン側軸支部64の外形に沿うように後方に凸の円弧状をなしている。
リンク部材160の他端部には、下方に延出する下方延出部170が設けられている。図13の後面視で、下方延出部170は、車幅方向両端が下方に延出する外形を有している。図13の後面視で、下方延出部170は、第二連結部材165の前下方において連結板本体166a,167aの左右幅内に収まっている。図12の側面視で、下方延出部170は、エンジン側軸支部64から前下方に延出している。下方延出部170は、車幅方向に延在する延在壁部173と、延在壁部173の車幅方向外端から後下方に延出する左右一対の側壁部177L,177Rと、を備えている。
図15に示すように、第三実施形態は、連結パイプ63と連結部51(図19参照)とを橋架するステー278を更に備える点と、エンジン懸架構造におけるリンク部材及び下方延出部の構造とが上述した第一実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図15に示すように、リンク部材260は、左右一対のピボット側軸支部61L,61Rと、左右一対の第一連結部材62L,62Rと、連結パイプ63と、エンジン側軸支部64と、連結パイプ63とエンジン側軸支部64との上下間を渡すとともに図15の側面視で前側ほど下方に位置するように傾斜して延びる第二連結部材265と、連結パイプ63と連結部51(図19参照)とを橋架するステー278と、を備えている。
図15の側面視で、第二連結部材265の上端部には、連結パイプ63が連結されている。
図15の側面視で、第二連結部材265の下端部には、エンジン側軸支部64が連結されている。図15の側面視で、第二連結部材265の下端部は、エンジン側軸支部64の外形に沿うように後上方に凸の円弧状をなしている。
リンク部材260の他端部には、下方に延出する下方延出部270が設けられている。図15の側面視で、下方延出部270は、エンジン側軸支部64から下方に延出している。下方延出部270は、エンジン側軸支部64から下方に延出する下方延出本体271と、下方延出本体271から側方に延出する左右一対の側方延出壁272L,272Rと、を備えている(図17参照)。
図19に示すように、ステー278は、連結パイプ63における第二連結部材接続部63b(図16参照)の右端部と、右連結部51R(クランクケース右壁)とを橋架している。ステー278は、車体左右中心線CLに対して右側に配置されている。図16の後面視で、ステー278は、エンジン側軸支部64の右側方において、連結パイプ63の側から左側ほど下方に位置するように傾斜した後、下方に屈曲して延びるステー本体278aと、ステー本体278aの上端部から連結パイプ63に向けて右上方に延出する前後一対の延出片278bと、を備えている。前後一対の延出片278bの上端縁と、連結パイプ63における第二連結部材接続部63bの右端部とは、溶接等で一体に結合されている。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
10 パワーユニット
11 車体フレーム
26 スロットルボディ
27 コネクティングチューブ
28 エアクリーナ
30 エンジン
34 クランクケース
45 エンジン懸架構造(懸架構造)
49 変速機
51 連結部
60、160、260 リンク部材
63、163 連結パイプ
64p エンジン側軸支部の車幅方向中心(リンク部材の他端部の中心)
70、170、270 下方延出部
73、173、273 延在壁部
77、177、277 側壁部
80 揺動規制部
81 規制壁部
81h 凹部
90、190、290 弾性部材
278 ステー
CL 車体左右中心線
V1 揺動方向
Claims (10)
- 車体フレームと、
エンジンを含むとともに前記車体フレームに揺動可能に支持されるパワーユニットと、
一端が前記車体フレームの側に揺動可能に連結されるとともに、他端が前記パワーユニットの側に揺動可能に連結されるリンク部材と、を備え、
前記エンジンのクランクケースには、前記パワーユニットの揺動を規制する揺動規制部が設けられていて、
前記揺動規制部は、前記クランクケースと一体に形成された規制壁部を備え、
前記リンク部材の他端部には、下方に延出する下方延出部が設けられ、
前記パワーユニットの前上部には、上方に開口するとともに、前記下方延出部が嵌入される凹部が設けられていることを特徴とする鞍乗型車両の懸架構造。 - 側面視で、前記リンク部材は、前記車体フレームの側から斜め後ろ下方に延出した後、斜め前下方に延出して前記パワーユニットの側に連結されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の懸架構造。
- 車体フレームと、
エンジンを含むとともに前記車体フレームに揺動可能に支持されるパワーユニットと、
一端が前記車体フレームの側に揺動可能に連結されるとともに、他端が前記パワーユニットの側に揺動可能に連結されるリンク部材と、を備え、
前記エンジンのクランクケースには、前記パワーユニットの揺動を規制する揺動規制部が設けられていて、
前記揺動規制部は、前記クランクケースと一体に形成された規制壁部を備え、
側面視で、前記リンク部材は、前記車体フレームの側から斜め後ろ下方に延出した後、斜め前下方に延出して前記パワーユニットの側に連結されることを特徴とする鞍乗型車両の懸架構造。 - 前記リンク部材の他端部には、下方に延出する下方延出部が設けられ、
前記パワーユニットの前上部には、上方に開口するとともに、前記下方延出部が嵌入される凹部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両の懸架構造。 - 前記揺動規制部は、車両前後方向に延在する前記パワーユニットの前上部に設けられていることを特徴とする請求項2又は4に記載の鞍乗型車両の懸架構造。
- 前記下方延出部は、前記パワーユニットの揺動方向と交差する車幅方向に延在する延在壁部を備え、
前記凹部には、前記延在壁部を挟んで前記揺動方向に膨出する弾性部材が嵌入されていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両の懸架構造。 - 前記下方延出部は、前記延在壁部の側端に繋がるとともに、前記弾性部材を側方から挟む一対の側壁部を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両の懸架構造。
- 前記リンク部材の前方には、スロットルボディが配置され、
前記リンク部材の上方には、前記スロットルボディとエアクリーナとを繋ぐコネクティングチューブが配置されていることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗型車両の懸架構造。 - 車体左右中心線に対して左右一側には、変速機が配置され、
前記リンク部材の他端部の中心は、前記車体左右中心線に対して前記変速機が配置された側にオフセットしていることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の鞍乗型車両の懸架構造。 - 前記クランクケースには、車体に連結される連結部が設けられ、
前記リンク部材の他端部の中心は、車体左右中心線に対して車幅方向一方側にオフセットしており、
前記車体左右中心線に対して車幅方向他方側には、車幅方向に延びる連結パイプと、前記連結部とを橋架するステーが設けられていることを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の鞍乗型車両の懸架構造。
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