JP4109100B2 - 体液採取具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、体液採取具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、血液中の種々の成分を測定するために、血液中の特定成分と反応する特異酵素の反応生成物を測定する方法が検討されてきている。特に、血糖値の測定は、患者の状態をモニターするために重要であり、日常の血糖値の変動を患者自身がモニターする自己血糖測定が推奨されてきている。また、近年、糖尿病患者が増加してきており、簡便で苦痛の少ない測定方法、測定手段が求められてきている。
【0003】
この血糖値の測定は、グルコースオキシダーゼやグルコースデヒドロゲナーゼ等の酵素がブトウ糖を酸化する反応を用いて行われる場合が多く、現在、血中のブドウ糖量に応じて呈色する試験紙を装着し、該試験紙に血液を供給、展開して呈色させ、その呈色の度合いを光学的に測定(測色)して血糖値を定量化する比色式の方法、前記の酵素反応の生成物を電気的に測定する電極式の方法等による血糖測定装置を用いて行われている。
【0004】
このような血糖値の測定では、一般に、前記試験紙を組み込んだチップ(体液採取具)を血糖測定装置に装着して行われる。このチップでは、血液を採取し、毛細管現象を利用して試験紙に移送する血液移送路(体液移送路)を有している。
【0005】
ところで、血液は、比較的粘性が高いため、血液移送路内で滞留が生じる場合がある。この場合、血糖値の測定が不能となり、チップを破棄しなければならず、また、患者には、再度の血液採取を強いることになり負担が大きい。
【0006】
そこで、このような血液(体液)の血液移送路内での滞留を防ぐため、血液移送路(体液移送路)内に、血液の移送方向に沿って糸を設け、この糸に振動エネルギーを加えることにより、血液の毛細管流による移動が円滑に行われるようにした試験具が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
しかしながら、この試験具を用いた場合、試験具を装着する測定装置に、糸に振動エネルギーを付与するための手段を設ける必要があり、測定装置が複雑化するという問題がある。
【0008】
また、他の構成として、血液移送路(毛管液体輸送を可能にするチャンネル)の毛管輸送の方向に連続的に狭窄化し、毛細管現象による血液(体液)の移送を促進するよう構成したものも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0009】
しかしながら、このような構成では、血液移送路の長さを長くした場合や、採取する血液の粘度が高い場合等には、毛細管現象による血液(体液)の移送を促進する効果が十分に得られない。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−61310号公報
【特許文献2】
特開2001−526391号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、体液をより確実かつ迅速に検出部に移送することができる体液採取具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜()の本発明により達成される。
【0013】
(1) 体液を体液採取口から採取して、内部に移送する体液移送路を有する本体部と、
該本体部に設けられ、前記体液移送路を介して移送された前記体液中の所定成分を検出するシート状の検出部とを有し、
前記本体部には、前記体液移送路の前記検出部近傍に、前記体液移送路内に突出し前記体液移送路の横断面積を減少させる凸部が設けられており、
前記凸部は、前記体液移送路の底面から前記検出部の厚さ方向に突出してその頂部が前記検出部の端部に接触しており、当該凸部の側面と前記体液移送路の側面との間に前記体液移送路の横断面積が最小横断面積となる部分が形成されていることを特徴とする体液採取具。
【0015】
) 前記凸部は、その表面に親水化処理が施されている上記(1)に記載の体液採取具。
【0016】
) 前記体液移送路の最小横断面積をRとし、前記体液採取口の面積をRとしたとき、R/Rが0.05〜0.5である上記(1)または(2)に記載の体液採取具。
【0017】
) 前記体液移送路は、その横断面積が前記体液採取口から遠ざかる方向に向かって漸減している上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の体液採取具。
【0022】
) 前記本体部は、下部材と、該下部材に積層され、前記下部材とで前記体液移送路の一部を画成する上部材とを有する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の体液採取具。
【0031】
【発明の実施の形態】
<成分測定装置>
まず、本発明の体液採取具を説明する前に、本発明の体液採取具を装填(装着)して使用する成分測定装置について、図7を参照して説明する。
【0032】
なお、本明細書中では、血液(体液)中の所定の成分を光学的に(比色式の方法により)測定(検出)する場合を代表に説明する。
【0033】
図7は、本発明の体液採取具を装填して使用する成分測定装置の構成を模式的に示す分解斜視図である。なお、以下の説明では、図7中、右側を「基端」、左側を「先端」、上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。
【0034】
図7に示す成分測定装置(血液成分測定装置)100は、本体200と、本発明の体液採取具1が装填(装着)される装填部300と、採取された血液中の所定の成分(例えば、ブドウ糖等)を測定する測定手段400と、電池(電源部)500と、制御手段600等が設けられた回路基板700と、表示部800とを備えている。以下、各部の構成(各構成要素)について、順次説明する。
【0035】
本体200は、筐体210と蓋体250とで構成され、その内部には、前述したような各部(各部材)が収納されている。
【0036】
筐体210の先端側の壁部220には、筐体210の内外を貫通し、横断面での形状がほぼ長方形(後述する体液採取具1の横断面形状に対応した形状)の開口230が形成されている。この開口230を介して、装填部300の先端部に、体液採取具1を装填することができる。
【0037】
この装填部300の側部近傍(図1中上方)には、体液採取具1を装填部300に装填した状態で、後述する体液採取具1が備える試験紙(検出部)3に対応する位置に測定手段400が設けられている。
【0038】
蓋体250の上面には、蓋体250の内外を貫通し、透明な板状部材で塞がれた表示窓(開口)260と、操作ボタン270とが設けられている。
【0039】
表示窓260の下部には、表示部800が設置され、これにより、表示窓260を介して、表示部800で表示される各種情報を確認することができる。
【0040】
表示部800は、例えば、液晶表示素子(LCD)等で構成されており、電源のオン/オフ、電源電圧(電池残量)、測定値、測定日時、エラー表示、操作ガイダンス等を表示することができる。
【0041】
制御手段600は、成分測定装置100の各部の諸動作を制御する。この制御手段600には、測定手段400からの信号に基づいて血液中の所定の成分量(例えば、血糖値等)を算出する演算部が内蔵されている。
【0042】
電池500は、測定手段400、制御手段600および表示部800等と電気的に接続され、これらの作動に必要な電力を供給する。
【0043】
また、測定手段400は、発光素子(発光ダイオード)410と、受光素子(フォトダイオード)420とを有しており、これらは、ホルダー430に収納、保持されている。
【0044】
発光素子410は制御手段600と電気的に接続され、受光素子420は、図示しない増幅器およびA/D変換器を介して制御手段600と電気的に接続されている。
【0045】
発光素子410は、制御手段600からの信号により作動し、所定の時間間隔でパルス光を発する。このパルス光は、例えば、その周期が0.5〜3.0msec程度、1パルスの発光時間が0.05〜0.3msec程度とされる。また、このパルス光の波長は、好ましくは500〜720nm程度とされる。
【0046】
このような成分測定装置100に、本発明の体液採取具1を装填(装着)して使用する。
【0047】
<体液採取具>
次に、本発明の体液採取具について詳細に説明する。
【0048】
<<第1実施形態>>
本発明の体液採取具の第1実施形態について説明する。
【0049】
図1は、本発明の体液採取具の第1実施形態を示す上面図、図2は、図1に示す体液採取具の分解縦断面図、図3は、図1中のA−A線断面図である。なお、以下の説明では、図1〜図3中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。
【0050】
図1〜図3に示す体液採取具(血液採取具)1は、本体部2と、この本体部2に設けられた試験紙(検出部)3と、体液移送路(血液移送路)4と、体液貯留空間(血液貯留空間)5と、大気開放路6とを有している。
【0051】
本体部2は、試験紙3を支持するとともに、体液採取具1を成分測定装置100の装填部300に装填する部分を構成するものである。本体部2は、図2および図3に示すように、ベース(下部材)21と、このベース21に積層されるカバー(上部材)22とで構成されている。
【0052】
ベース21は、ほぼ直方体状をなす部材で構成され、その上面に開放する第1の溝211、凹部212および第2の溝213が形成されている。
【0053】
第1の溝211および第2の溝213は、ほぼ一直線状に、かつ、ベース21の長手方向とほぼ平行となるように形成されている。
【0054】
第1の溝211は、その先端がベース21の先端に、その基端が凹部212に、それぞれ開放している。また、第2の溝213は、その先端が凹部212に、その基端がベース21の基端に、それぞれ開放している。
【0055】
凹部212は、平面視での形状がほぼ円形をなしている。この凹部212の上方には、平面視での面積が凹部212より大きい凹部214が形成されている。凹部214は、後述する試験紙3が載置(設置)される部分であり、試験紙3に対応した形状をなしている。
【0056】
カバー22は、ベース21と対応する形状をなす平板部材で構成されている。
また、カバー22の基端部には、図1および図3に示すように、ベース21とカバー22との間に試験紙3を位置させた状態(以下、この状態を、「組み立て状態」と言う。)において、試験紙3を露出させる孔部221が形成されている。図3に示すように、測定手段400は、この孔部221を介して、試験紙3の発色(呈色)状態を検出することができる。
【0057】
本体部2(ベース21、カバー22)の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリフェニレンオキサイド、熱可塑性ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリオキシエチレン、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、アセタール樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂や、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。また、本体部2の構成材料には、例えば、各種セラミックス材料、各種金属材料等を用いることもできる。
【0058】
試験紙3は、血液中の所定の成分を検出し得るものであり、例えば、血液を吸収可能な担体(吸収体)に、試薬(発色試薬)を担持(含浸)してなるものである。この担体は、好ましくは多孔性膜で構成されている。この場合、多孔性膜は、血液中の赤血球を濾過できる程度の孔径を有するものが好ましい。
【0059】
多孔性膜による担体を用いることにより、含浸させる試薬が特にオキシダーゼ反応のように大気中の酸素を基質として反応する過程を含む試薬系の場合に、血液が試験紙3上に展開後、血液受容側が血液で覆われた状態でも、反応側より大気中に酸素が供給されるので、反応を迅速に進ませることができ、よって、血液を除去することなく発色状態を検出することができる。
【0060】
試験紙3の担体としては、多孔性膜の他に、例えば、不織布、織布、延伸処理したシート等のシート状多孔質基材が挙げられる。
【0061】
多孔性膜等の担体の構成材料としては、ポリエステル類、ポリアミド類、ポリオレフィン類、ポリスルホン類またはセルロース類等が挙げられるが、試薬を溶解した水溶液を含浸させたり、血液の採取時には血球を濾過するため、親水性を有する材料または、親水化処理されたものが好ましい。
【0062】
親水化処理としては、例えばプラズマ処理、グロー放電、コロナ放電、紫外線照射等の物理活性化処理の他、界面活性剤、水溶性シリコン、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の付与(塗布)等により行うことができる。
【0063】
また、試験紙3の担体は、単層のシートで構成してもよく、複数枚のシートを積層した多層構成であってもよい。
【0064】
図示の構成では、試験紙3の担体(凹部214)の平面視での形状は、ほぼ正方形をなしているが、その他、長方形、菱形等の四角形、三角形、六角形、八角形、円形、楕円形等のいかなるものであってもよい。
【0065】
担体(多孔性膜)に含浸する試薬としては、血糖値測定用の場合、グルコースオキシダーゼ(GOD)と、ペルオキシダーゼ(POD)と、例えば4−アミノアンチピリン、N−エチルN−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジンのような発色剤(発色試薬)とが挙げられ、その他、測定成分に応じて、例えばアスコルビン酸オキシダーゼ、アルコールオキシダーゼ、アルコールデヒドロゲナーゼ、ガラクトースオキシダーゼ、フルクトースデヒドロゲナーゼ、コレステロールオキシダーゼ、コレステロールデヒドロゲナーゼ、乳酸オキシダーゼ、乳酸デヒドロゲナーゼ、ビリルビンオキシダーゼ、キサンチンオキシダーゼ等の血液成分(所定の成分)と反応するものと、前記と同様の発色剤(発色試薬)とが挙げられる。また、さらにリン酸緩衝液のような緩衝剤が含まれていてもよい。なお、試薬の種類、成分については、これらに限定されないことは言うまでもない。
【0066】
本実施形態の体液採取具1は、図1および図3に示すように、ベース21の凹部214に試験紙3を載置し、ベース21にカバー22を積層、固着(固定)した状態(組み立て状態)で使用される。すなわち、本実施形態の体液採取具1では、試験紙3は、ベース21とカバー22との間に位置している。このような構成により、試験紙3の本体部2からの離脱を確実に防止することができる。
【0067】
なお、ベース21とカバー22との固着の方法としては、例えば、融着(熱融着、超音波融着、高周波融着)、粘着、接着剤による接着等が挙げられる。
【0068】
この組み立て状態で、第1の溝211、凹部212および第2の溝213は、それぞれ、カバー22および/試験紙3(担体)により閉塞され、互いに連通する体液移送路(血液移送路)4、体液貯留空間(血液貯留空間)5および大気開放路6が画成されている。
【0069】
具体的には、体液移送路4は、第1の溝211の大部分がカバー22で閉塞され、また、第1の溝211の基端部が試験紙3で閉塞されることにより画成され、体液貯留空間5は、試験紙3で覆われることにより画成され、また、大気開放路6は、第2の溝213の先端部が試験紙3で覆われ、また、第2の溝213の中央部がカバー22で覆われることにより画成されている。
【0070】
体液移送路4は、その先端に体液流入口(体液採取口)41と、その基端に体液流出口42とが、それぞれ形成されており、体液流入口41から血液を採取して、採取した血液を毛細管現象により、体液流出口42に向かって(体液採取具1の内部に)移送する。なお、以下では、血液の移送方向(図1および図3中左右方向、図2中紙面斜め前後方向)を、単に「移送方向」と言い、この移送方向に平行かつ体液採取具1の厚さ方向に平行な方向での断面を「縦断面」、移送方向に垂直な方向での断面を「横断面」と言う。
【0071】
この体液移送路4の横断面積(平均)は、特に限定されないが、0.05〜30mm程度であるのが好ましく、0.1〜10mm程度であるのがより好ましい。体液移送路4の横断面積(平均)が小さ過ぎると、血液の供給速度が遅く、十分な量の血液を得るのに長時間を要し、一方、体液移送路4の横断面積(平均)が大き過ぎると、毛細管現象による血液の移送(以下、単に「血液移送」と言う。)が困難となる。
【0072】
なお、体液移送路4の横断面積は、体液移送路4の移送方向(長手方向)に沿って、ほぼ一定であっても、変化していてもよい。
【0073】
体液移送路4の横断面形状は、例えば、長方形、正方形、菱形等の四角形、三角形、六角形、八角形、円形、楕円形等のいかなるものであってもよいが、図示のような長方形(第1の溝211の横断面形状がコ字状をなすもの)であるのが好ましい。これにより、体液移送路4内に残存する血液の量をより少なくすることができる。
【0074】
かかる観点からは、体液移送路4の横断面形状は、特に、薄型の(高さの低い)長方形が好ましく、この場合、好ましくは、その高さが0.05〜0.5mm程度、その幅が0.5〜3mm程度とされる。
【0075】
また、体液移送路4の長さ(全長:図1中L)は、体液移送路4の横断面積(平均)によって適宜設定され、特に限定されないが、1〜25mm程度であるのが好ましく、5〜20mm程度であるのがより好ましい。
【0076】
このような体液移送路4の内面には、前述したのと同様の方法により、親水化処理が施されているのが好ましい。これにより、採取した血液をより効率よく、体液流出口42に向かって移送することができる。
【0077】
体液貯留空間5は、体液移送路4を介して移送された血液の所定量を貯留可能な空間である。この体液貯留空間5を設けることにより、体液移送路4を介して移送された血液は、体液貯留空間5内に一旦貯留され、体液貯留空間5内を十分に満たした後、試験紙3と接触するようになる。これにより、血液の液面と試験紙3の下面(体液貯留空間5側の面)とは、面同士で接触することになるので、試験紙3には、より均一に血液が展開される。その結果、所定の成分の量をより正確に測定することができる。
【0078】
この体液貯留空間5の容積は、特に限定されないが、0.1〜5μL程度であるのが好ましく、0.3〜1μL程度であるのがより好ましい。体液貯留空間5の容積が小さ過ぎると、血液が体液貯留空間5を十分に満たす前に、試験紙3の下面に接触し、吸収されてしまうおそれがあり、一方、体液貯留空間5の容積が大き過ぎると、必要以上の血液が採取され、患者の負担が大きくなるおそれがある。
【0079】
なお、試験紙3の下面と体液貯留空間5(凹部212)の底面との距離(図3中H)は、体液貯留空間5の平面視での面積等により適宜設定され、特に限定されないが、好ましくは0.03〜0.3mm程度、より好ましくは0.05〜0.2mm程度とされる。
【0080】
大気開放路6は、体液移送路4とは異なる箇所で体液貯留空間5を大気に開放させるものであり、体液移送路4を介して、血液を体液採取具1の内部(試験紙3)に移送する際に、体液採取具1内に存在する空気を効率よく排出する空気抜きとして機能する。
【0081】
この大気開放路6を設けることにより、体液移送路4の体液流入口41から採取された血液は、空気圧によって滞留することなく、体液移送路4内を体液流出口42に向かって円滑に移送される。また、体液貯留空間5が大気開放路6を介して大気に開放する構成とすることにより、体液貯留空間5内に貯留された血液が体液採取具1の外部に容易に流出してしまうことも防止することができる。
【0082】
なお、この大気開放路6は、カバー22により第2の溝213の全長を閉塞することにより画成されたものであってもよいが、図示の構成のように、第2の溝213の基端側をカバー22により閉塞しない構成とすることにより、大気開放路6の全長を比較的短く設定することができ、前記空気抜きとしての効率をより向上させることができる。
【0083】
さて、本発明では、本体部2(ベース21)の体液移送路4の試験紙(検出部)3近傍に、体液移送路4内に突出する凸部7を設けたことに特徴を有している。以下、この点(特徴)について詳述する。
【0084】
この凸部7を設けることにより、体液流入口41側に対して体液流出口42側の体液移送路4の横断面積を小さくすることができ、これにより、体液移送路4内における血液移送をより促進させることができる。
【0085】
また、凸部7を設けることにより、通常、横断面積が狭い領域から広い領域に移行する境界部(本実施形態では、体液移送路4と体液貯留空間5との境界部)で生じる血液移送を阻害する効果を上回るだけの血液移送の促進効果が発揮され、その結果、血液は、体液移送路4内から体液貯留空間5内へ円滑に供給されることとなる。
【0086】
このようなことから、体液採取具1では、血液をより確実かつ迅速に試験紙3に供給することができる。特に、体液採取具1では、体液移送路4の長さを比較的長く設定した場合や、血液のような比較的粘度の高い体液の測定を行う場合でも、体液(血液)をより確実かつ迅速に試験紙3に供給することができる。
【0087】
また、このような血液移送の促進効果を得るためには、体液流入口41の面積と体液移送路4の最小横断面積(凸部7が設けられている部分)との関係が大きく影響する。このため、これらには、好適な関係が存在する。すなわち、体液移送路4の最小横断面積をRとし、体液流入口(体液採取口)41の面積をRとしたとき、R/Rが0.05〜0.5程度であるのが好ましく、0.1〜0.3程度であるのがより好ましい。これにより、血液移送の促進効果がより顕著に発揮される。
【0088】
さらに、凸部7は、図3に示すように、その頂部が試験紙3(担体)に接触(特に、圧接)するような構成とされるのが好ましい。体液移送路4は、体液貯留空間5との境界部において、上部(天井部)を構成する材質が、カバー22の材質から試験紙3の材質へと変化する。この材質の変化は、血液移送を阻害する傾向を示すが、この材質が変化する部分で、凸部7が試験紙3に接触していることにより、体液移送路4に侵入した血液が、凸部7を足掛かりとして試験紙3へ容易に移送され、また、組立誤差等による物理的ギャップを容易に乗り越えられることとなり、その結果、血液移送の効率が低下するのを防止することができる。
【0089】
また、凸部7の表面には、前述したのと同様の方法により、親水化処理が施されているのが好ましい。これにより、血液を体液移送路4の体液流出口42に向かってより迅速に移送することができる。
【0090】
なお、図示の構成では、凸部7は、ほぼ直方体状をなし、第1の溝211の底面に1つ設けられているが、これに限定されるものではなく、その形状、設置個数、配置等は適宜設定することができる。
【0091】
凸部7の形状(縦断面形状)は、例えば、正方形、菱形、台形等の四角形、三角形、六角形、八角形、円形、楕円等のいかなるものであってもよい。また、凸部7は、体液移送路4の内面の他の部分、例えば、第1の溝211の側面、カバー22の下面の第1の溝211に臨む部分等に設けることもできる。
【0092】
さらに、凸部7は、体液移送路4の内面に、複数個設けられていてもよく、この場合、複数の凸部7は、形状、寸法等が互いに同じであっても、異なっていてもよい。なお、複数の凸部7を設ける場合には、体液貯留空間5に最も近い凸部7が、前述したような位置に設けられていればよい。
【0093】
このような凸部7とベース21とは、例えば、▲1▼射出成形により一体的に形成する方法、▲2▼母材にエッチング加工を施すことにより、所定の形状を形成する方法、▲3▼平板状の母材の表面に、印刷法を用いて所定の形状を形成する方法、▲4▼平板状の母材の表面に、所定の形状の部材を固着(固定)する方法等により得ることができる。▲1▼および▲2▼の方法によれば、寸法精度の高い凸部7およびベース21を容易に得ることができ、また、▲3▼および▲4▼の方法によれば、凸部7およびベース21の製造コストの低減を図ることができる。なお、▲1▼〜▲4▼の方法は、任意の2以上の方法を組み合わせて用いることもできる。
【0094】
次に、体液採取具1を成分測定装置100に装填して使用する方法(作用)の一例について説明する。
【0095】
[1] まず、体液採取具1を、大気開放路6側から成分測定装置100の開口230に挿入し、装填部300に装填する。これにより、体液採取具1は、孔部221が測定手段400の下方に位置するように、装填部300に装填される。そして、操作ボタン270を押圧する。これにより、成分測定装置100の各部が起動し、測定可能な状態となる。
【0096】
[2] 次に、例えば、指(指先)、手(手の平、手の甲、手の側部)、腕、大腿、耳たぶ等の体液採取部位を、針や、針を備える穿刺手段等を用いて穿刺する。これにより、皮膚が穿刺され、この穿刺部位から皮膚上に血液(体液)が流出し、皮膚表面で隆起する。
【0097】
[3] 次に、成分測定装置100に装着された体液採取具1の体液流入口41を、皮膚上に隆起した血液に接触させる。これにより、血液は、毛細管現象により体液移送路4内に吸引され、体液流出口42に向かって移送される。このとき、体液移送路4の内面の体液流出口42(体液貯留空間5)近傍に凸部7が設けられているので、血液移送の促進効果が好適に発揮され、血液が体液移送路4内を円滑に移送され、体液貯留空間5内に供給される。
【0098】
そして、体液貯留空間5に供給された血液は、体液貯留空間5で血液面が上昇することによって試験紙3と接触し、試験紙3に含浸、展開される。このとき、血液と試験紙3とは面同士で接触するので、試験紙3には面方向にほぼ均一血液が展開される。試験紙3への血液の展開が完了すると、血液中の所定成分(例えばブドウ糖)と試験紙3の担体に担持させた試薬とが反応し、所定成分の量に応じて発色(呈色)する。
【0099】
[4] この試験紙3の発色は、測定手段400で検出される。測定手段400は、発光素子410から試験紙3に光を照射し、その反射光は、受光素子420で受光され、光電変換される。そして、受光素子420からは、その受光光量に応じたアナログ信号が出力され、所望に増幅された後、A/D変換器にてデジタル信号に変換され、制御手段600に入力される。
【0100】
[5] 制御手段600は、このデジタル信号に基づいて、所定の演算処理を行い、また、必要に応じて、温度補正計算、ヘマトクリット値補正計算等の補正を行い、血液中のブドウ糖量(血糖値)を求める。すなわち、血糖値を定量化する。次いで、求められた血糖値を表示部800に表示する。これにより、血糖値を把握することができる。
【0101】
なお、以上の説明では、体液採取具1の使用方法として、成分測定装置100に体液採取具1を装着した後、血液の吸引(採取)を行う場合について示したが、体液採取具1は、成分測定装置100に装着する前に、血液を吸引(採取)した後、成分測定装置100に装着して、血液中の所定成分を測定するようにして使用することもできる。
【0102】
以上説明したように、体液採取具1には、体液移送路4の試験紙3(体液貯留空間5)近傍に、体液移送路4内に突出する凸部7が設けられていることにより、毛細管現象による血液の移送を促進する効果が良好に発揮され、血液が体液移送路4内を円滑に移送され、体液貯留空間5内に供給される。したがって、採血不良により体液採取具1を無駄に廃棄したり、患者に再度の血液採取を強いることなく、成分測定を効率良く行うことができる。
【0103】
また、この体液採取具1では、他に特別な装置を用いることなく、体液移送路4内に突出する凸部7を設けるという簡単な構造で、毛細管現象による血液の移送を促進する効果が発揮されるので、製造コストを低く抑えることができ、使い捨て用途への適用に適する。
【0104】
<<第2実施形態>>
次に、本発明の体液採取具の第2実施形態について説明する。
【0105】
図4は、本発明の体液採取具の第2実施形態を示す縦断面図である。なお、以下の説明では、図4中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。
【0106】
以下、第2実施形態の体液採取具1について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
【0107】
図4に示す体液採取具1は、体液移送路4の形状および凸部7の形状が異なり、それ以外は、前記第1実施形態と同様である。
【0108】
本実施形態の体液移送路4は、その横断面積が体液流入口(体液採取口)41から遠ざかる方向(体液流出口42に向かって)に漸減している。これにより、毛細管現象による血液の移送(血液移送)をより促進することができる。
【0109】
かかる体液移送路4は、図4に示すように、カバー22を先端方向に向かって、ベース21から離間するよう傾斜させることにより構成されている。その他、かかる体液移送路4は、ベース21を先端方向に向かって、カバー22から離間するよう傾斜させたり、ベース21およびカバー22の双方を、互いに先端方向に向かって離間するよう傾斜させたり等することにより構成することもできる。また、体液移送路4の横断面積は、体液移送路4の高さを変化させる構成に代えて、体液移送路4の幅を変化させる構成でもよく、体液移送路4の高さおよび幅の双方を変化させる構成であってもよい。
【0110】
また、本実施形態の凸部7は、その縦断面形状が台形をなしている。これにより、凸部7付近における血液の移送をより円滑にすることができる。
【0111】
このような第2実施形態の体液採取具1でも、前記第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
【0112】
また、第2実施形態の体液採取具1も、前記第1実施形態と同様にして使用することができる。
【0113】
<<第3実施形態>>
次に、本発明の体液採取具の第3実施形態について説明する。
【0114】
図5は、本発明の体液採取具の第3実施形態を示す上面図、図6は、図5中のB−B線断面図である。なお、以下の説明では、図5および図6中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。
【0115】
以下、第3実施形態の体液採取具1について説明するが、前記第1および第2実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
【0116】
第3実施形態の体液採取具1は、カバー22および試験紙3の寸法、試験紙3の設置位置が異なり、それ以外は、前記第1実施形態と同様である。
【0117】
本実施形態では、カバー22は、その長手方向(移送方向)の長さが、ベース21の先端から凸部7と重なる位置までの長さとされている。また、試験紙3は、その長手方向(移送方向)の長さが、凸部7と重なる位置からベース21の基端までの長さとされている。
【0118】
そして、カバー22と試験紙3とは、同一平面上に位置するよう、隣接して配設されている。これにより、大気開放路6がベース21と試験紙3とで構成されている。
【0119】
このような構成により、体液採取具1の構成を簡略化することができ、製造コストの低減を図ることができる。
【0120】
また、本実施形態では、凸部7は、その頂部がカバー22および試験紙3の双方に接触するよう設けられている。前述したように、体液移送路4の上部(天井部)の材質が変化する部分では、この材質の変化は、毛細管現象による血液の移送(血液移送)を阻害する傾向を示すが、凸部7の頂部がカバー22および試験紙3の双方に接触する構成とすることにより、血液移送の効率が低下するのをより確実に防止することができる。
【0121】
このような第3実施形態の体液採取具1でも、前記第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
【0122】
また、第3実施形態の体液採取具1も、前記第1実施形態と同様にして使用することができる。
【0123】
以上、本発明の体液採取具を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、例えば、各部の構成は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものに置換することができ、また、任意の他の構成を追加することもできる。
【0124】
例えば、本発明では、前記第1〜第3実施形態のうちの任意の2以上の構成を適宜組み合わせることもできる。
【0125】
また、各前記実施形態では、採取する体液として、血液を代表に説明したが、本発明では、採取する体液は、これに限らず、例えば、尿、汗、リンパ液、髄液、胆汁、唾液等であってもよい。
【0126】
また、測定目的とする所定成分は、ブドウ糖の他、例えば、各種アルコール類、各種糖類、コレステロール、乳酸、各種ビタミン類、ヘモグロビン(潜血)、尿酸、クレアチニン、各種タンパク質、ナトリウム等の無機イオン等であってもよい。
【0127】
また、各前記実施形態では、検出部は、所定成分の量を測定(検出)するものとして説明したが、本発明では、所定成分の性質を測定(検出)するものであってもよく、また、所定成分の量および性質の双方を測定(検出)するものであってもよい。
【0128】
また、各前記実施形態では、検出部は、体液中の所定成分と試薬との反応により発色(呈色)するもの、すなわち、光学的に所定成分を検出する方式のものについて説明したが、本発明では、電極式の方法(電気的に所定成分を検出する方式)のものであってもよい。この場合、検出部には、電極を設け、また、所定の成分と反応する試薬としては、前述したような酵素のうち、酸化還元酵素の少なくとも1種と、フェリシアン化カリウム、フェロセン誘導体、キノン誘導体、金属錯体等の電子受容体の少なくとも1種とを適宜組み合わせたものを用いるようにすればよい。
【0129】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、体液移送路の検出部近傍に、体液移送路内に突出する凸部を設けたことにより、体液移送路における毛細管現象による体液の移送が促進され、例えば体液移送路の長さを長くした場合や、体液として粘度の高いものを採取する場合でも、体液をより確実かつ迅速に検出部に移送することができる。
【0130】
また、体液移送路に連通する体液貯留空間を設けた場合でも、体液を、体液移送路内から体液貯留空間内に円滑に供給することができる。
【0131】
このようなことから、体液採取具を無駄に廃棄したり、患者に再度の体液採取を強いることなく、成分測定を効率良く行うことができる。
【0132】
また、本発明によれば、他に特別な装置を用いることなく、体液移送路内に突出する凸部を設けるという簡単な構造で、毛細管現象による体液の移送を促進することができるため、製造コストの低減を図ることが、使い捨て用途への適用に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の体液採取具の第1実施形態を示す上面図である。
【図2】図1に示す体液採取具の分解斜視図である。
【図3】図1中のA−A線断面図である。
【図4】本発明の体液採取具の第2実施形態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の体液採取具の第3実施形態を示す上面図である。
【図6】図5中のB−B線断面図である。
【図7】本発明の体液採取具を装填して使用する成分測定装置の構成を模式的に示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 体液採取具
2 本体部
21 ベース
211 第1の溝
212 凹部
213 第2の溝
214 凹部
22 カバー
221 孔部
3 試験紙
4 体液移送路
41 体液流入口
42 体液流出口
5 体液貯留空間
6 大気開放路
7 凸部
100 成分測定装置
200 本体
210 筐体
220 壁部
230 開口
250 蓋体
260 表示窓
270 操作ボタン
300 装填部
400 測定手段
410 発光素子
420 受光素子
430 ホルダー
500 電池
600 制御手段
700 回路基板
800 表示部

Claims (5)

  1. 体液を体液採取口から採取して、内部に移送する体液移送路を有する本体部と、
    該本体部に設けられ、前記体液移送路を介して移送された前記体液中の所定成分を検出するシート状の検出部とを有し、
    前記本体部には、前記体液移送路の前記検出部近傍に、前記体液移送路内に突出し前記体液移送路の横断面積を減少させる凸部が設けられており、
    前記凸部は、前記体液移送路の底面から前記検出部の厚さ方向に突出してその頂部が前記検出部の端部に接触しており、当該凸部の側面と前記体液移送路の側面との間に前記体液移送路の横断面積が最小横断面積となる部分が形成されていることを特徴とする体液採取具。
  2. 前記凸部は、その表面に親水化処理が施されている請求項1に記載の体液採取具。
  3. 前記体液移送路の最小横断面積をRとし、前記体液採取口の面積をRとしたとき、R/Rが0.05〜0.5である請求項1または2に記載の体液採取具。
  4. 前記体液移送路は、その横断面積が前記体液採取口から遠ざかる方向に向かって漸減している請求項1ないし3のいずれかに記載の体液採取具。
  5. 前記本体部は、下部材と、該下部材に積層され、前記下部材とで前記体液移送路の一部を画成する上部材とを有する請求項1ないし4のいずれかに記載の体液採取具。
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