JP4106643B2 - 折れ戸の接触防止装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折れ戸と壁面又は隣合う折れ戸同士の接触を防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
両側端パネルと、1つ以上の中間パネルを交互にヒンジを介して連結してなる折れ戸は、各パネルが天井等に取り付けられたレール内のランナに、回動自在に取り付けられる。このような折れ戸の中で、各パネルの上端面の中央部でランナに取り付けられる折れ戸は、折れ戸と壁面又は隣合う折れ戸同士が接触する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の、各パネルの上端面の中央部でランナに取り付けられる折れ戸は、その開閉時等に折れ戸と壁面等が接触するため、折れ戸が破損したり、あるいは、折れ戸同士が重なり合って開閉できなくなるという問題がある。
【0004】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、折れ戸と壁面は隣合う折れ戸同士の接触による折れ戸の破損を防止することができ、又、折れ戸同士の重なり合いによる開閉不能を防止することができる折れ戸の接触防止装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために、本発明が採用する手段は、両側端パネルと1つ以上の中間パネルを有し、各パネルが上端面中央において取付軸を介して天井等に取り付けられたレール内を走行するランナに支持される方式の折れ戸において、折れ戸を展開したときに、一端部が側端パネルの側端面上においてレール内を走行する第1ガイドに回転可能に取り付けられると共に、中間部で側端パネルの上端面の取付軸と側端面との間に水平に回転自在に軸支される第1リンクと、一端部が第1リンクの他端部に水平に揺動自在に軸支されると共に、他端部が側端パネル上端面において取付軸と反対側の側端面の間において、レール内を走行する第2ガイドに回転可能に取り付けられる第2リンクとからなる接触防止装置を設けたことにある。
【0006】
本手段により、折れ戸の展開から折り畳みまでのあらゆる状態において、第1ガイドが、壁面又は隣合う折れ戸に取り付けられた第1ガイドと接触するようにして、側端パネルと壁面又は隣合う折れ戸の側端パネル同士の直接接触を防止する。
【0007】
折れ戸を展開したときに、側端パネルの上端面を延長する第2リンクには、側端パネルの取付軸を迂回する曲部を設けておく。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係る折れ戸の接触防止装置を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
【0009】
図1及び図2は、折れ戸の展開時及び折りたたみ時の接触防止装置を示す平面図である。折れ戸1の側端パネル2と中間パネル3は、上端面の中央部に取付軸4を夫々有する。折れ戸1の側端パネル2には、ヒンジ9を介して中間パネル3が連結される。
【0010】
図3に示すように、各パネルの取付軸4は天井12等に取り付けられたレール5内を走行するランナ8に回動可能に軸支されて、折れ戸1が天井12に取り付けられる。なお、この折れ戸1は、このように天井12に取り付けられると共に、下端面の中央部に同様の回転軸を有し、床面等に配設されたレール内のランナに回動可能に軸支されるものであってもよい。
【0011】
接触防止装置は、第1リンク6と第2リンク10からなるV字形に回動可能なリンク機構を有する。第1及び第2リンク6、10は二本のバー14、15を全長調整可能に止めねじ16等を介して連結した二体構造である。第1リンク6は、中間部6cが、側端パネル2の取付軸4と側端面との中間近くに水平に回転自在に軸支される。第2リンク10の一端部10aは、第1リンクの他端部6bに水平に相互回動可能に軸支される。第1リンクの一端部6aと第2リンクの他端部10bは、ガイド7、13にそれぞれ回転自在に取り付けられる。図3に示すように、ガイド7、13はレール5内に走行自在に内装される。
【0012】
図1に示すように、折れ戸を展開したとき、第2リンク10は一端部10aから側端パネル2の中間パネル3側の側端面と取付軸4の中間近くに位置する他端部10bまで側端パネル2の上端面に沿って延長する。第2リンク10は途中に曲部10cを形成して側端パネル2の取付軸4を迂回する。壁面11には第1リンク6の第1ガイドが当接し側端パネル2の側端面を壁面11から少し離間させる。
【0013】
図2及び図3に示すように、折れ戸を折りたたんだとき、第1リンク6と第2リンク10は回転結合する第1リンク他端部6bと第2リンク一端部10aを中心にV字形に折れる。第1リンク6のガイド7、側端パネル2の取付軸4、第2リンク10のガイド13、中間パネル3の取付軸4は、接近して交互に一線に並ぶ。このため、第1リンク6のガイド7は壁面11に当接して、側端パネル2を壁面11から離間させ、第2ガイド13は側端パネル2と中間パネル3のヒンジしていない両側端部を少し離間させる。
【0014】
ガイド7、13はレール5内を走行して、第1リンク6の端部6aと第2リンク10の他端部10bが常にレール5の直下に位置するようにその動きを規制する。又、折れ戸1を折りたたんだときに、第1リンク6のガイド7と側端パネル2のランナ8、第2リンク10のガイド13、中間パネル3のランナ8はレール内において相互に接近し、交互に一線に並ぶ。
【0015】
折れ戸1を展開したとき、第1リンク6のガイド7は側端パネル2の側端面の外側に突出して壁面11に接触する。従って、側端パネル2が壁面11に直接接触することはない。折れ戸1を折りたたんだときも、ガイド7が側端パネル2から外側に突出して壁面11に接触する。従って、側端パネル2が壁面11に直接接触することはない。
【0016】
【実施例】
次に、図4に示す別の実施例に基づいて隣合う折れ戸同士の接触防止について説明する。この実施例は、第1及び第2リンク6、10が、一本のバーよりなることを除くと前記実施例と構成は全く同じである。
【0017】
折れ戸1の展開から折りたたみまでの中間状態においても、常に第1リンク6のガイド7が壁面11に接触するから、側端パネル2が壁面11に直接接触することはない。
【0018】
隣合う2つの折れ戸1、1についても、常に両側の側端パネル2、2に設けた第1リンク6、6のガイド7、7同士が側端パネル2、2よりも先に接触するから、側端パネル2同士が接触したり、重なり合うことはない。このように、この折れ戸の接触防止装置により、折れ戸の展開から折りたたみまでのあらゆる状態において、折れ戸と壁面又は隣合う折れ戸同士の接触による折れ戸の破損を防止し、又、折れ戸同士の重なり合いによる開閉不能を防止する。
【0019】
【発明の効果】
上記のとおり、各パネルの上端面の中央部でレール内を走行するランナに回動可能に取り付けられる折れ戸に設けられる本発明の装置は、V字形に相互回動可能に連結した第1及び第2リンクからなり、折れ戸を展開したときに、第1リンクは一端部が側端パネルの側端面上においてレール内を走行可能な第1ガイドに軸支され、中間部が側端パネルの上端面の取付軸と側端面との間に水平に回転自在に軸支され、第2リンクは一端部が第1リンクの他端部に水平に揺動自在に軸支され、他端部が側端パネルの取付軸と中間パネル側の側端面との間においてレール内を走行可能な第2ガイドに軸支され、折れ戸が折れたときに、第1ガイドが側端パネルのランナの外側に、第2ガイドが側端パネルと中間パネルのランナの間に近接するように位置するから、折れ戸と壁面又は隣合う折れ戸同士の接触による折れ戸の破損は未然に防止され、又、折れ戸同士の重なり合いによる開閉不能も防止されるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明折れ戸の接触防止装置の実施例を備えた折れ戸のパネルを展開した状態を示す要部平面図、
【図2】実施例の折れ戸を折りたたんだ状態を示す要部平面図、
【図3】図2のIII−III線矢視図である。
【図4】折れ戸と壁面及び折れ戸同士の接触防止を示す平面図である。
【符号の説明】
1:折れ戸
2:側端パネル
3:中間パネル
4:取付軸
5:レール
6:第1リンク
6a:一端部
6b:他端部
6c:中間部
7:ガイド
8:ランナ
9:ヒンジ
10:第2リンク
10a:一端部
10b:他端部
10c:曲部
11:壁面
12:天井
13:ガイド
14、15:バー
16:止めねじ
Claims (3)
- 両側端パネル(2)と1つ以上の中間パネル(3)がヒンジ(9)を介して連結され、各パネルは上端面中央の取付軸(4)を介してレール(5)内を走行するランナ(8)に回転可能に取り付けられた折れ戸(1)の接触防止装置であって、前記接触防止装置は第1リンク(6)と第2リンク(10)からなるV字形に回動可能なリンク機構を有し、前記折れ戸を展開したときに、前記側端パネルの側端面上において、前記第1リンク(6)の一端部(6a)が前記レール内を走行する第1ガイド(7)に回転可能に取り付けられ、前記側端パネルの前記取付軸と前記側端面との中間において、前記第1リンク(6)の中間部(6c)が水平に回転自在に軸支され、前記第2リンク(10)の一端部(10a)が前記第1リンクの他端部(6b)に水平に揺動自在に軸支され、前記側端パネルの前記取付軸と前記側端面とは反対側の側端面の中間において、前記第2リンク(10)の他端部(10b)が前記レール内を走行する第2ガイド(13)に回転可能に取り付けられることを特徴とする折れ戸の接触防止装置。
- 第2リンク(10)は折れ戸(1)を展開したときに、側端パネル(2)の取付軸(4)を迂回する曲部(10c)を有することを特徴とする請求項1記載の折れ戸の接触防止装置。
- 第1及び第2リンク(6、10)の一方又は双方は2本のバー(14、15)を止めねじ(16)を介して全長調整可能に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の折れ戸の接触防止装置。
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