JP4106505B2 - 電気温水器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気温水器に係り、より詳しくは、ボルトの取付位置を非対称にしてヒータの誤装着を防止することができる電気温水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来の電気温水器のタンクの一例を示す正面図、図10は一部を断面で示した図9の側面図、図11は図9の要部を拡大した正面図、図12は電気温水器のタンクにヒータを誤装着した場合の一例を示す側面図である。図に示すように、タンク1にはヒータ取付け孔4が設けられており、その縁部5には環状のタンクフランジ6aが溶接により固定されている。そして、ヒータ8が取付けられたヒータフランジ7aをヒータ8がタンク1の下方に向く様にして、ボルト9によりタンクフランジ6aに取付けられている。
【0003】
ここで、タンクフランジ6aとヒーターフランジ7aを締結するボルト9は、同一円周上に取付けてあり、ボルト9間の中心角も全てθ1 で等間隔となっているので、上下左右とも対称となり、どの様な角度にでも取付けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成した電気温水器は、図10に示すように、ヒータ8がタンク1の下方に向くようにして取付けられるが、タンクフランジ6aとヒーターフランジ7aを締結するボルト9の取付位置が同一円周上にあり中心角θも等間隔になっているため、ヒーターフランジ7aをどの様な角度にでも取付けることができる。このため、図12に示すように、ヒータ8がタンク1の上方(あるいは側方等)に向くように間違えて取付けてしまい、タンク1の下方の水を加熱できない場合等があった。また、間違えて取付けても、ヒータ8はタンク1内にあるので外部からは確認ができなかった。
【0005】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、コストアップすることなく、ヒータの取付位置の誤装着を防止して、ヒータが確実に正しい向きに取付けられるようにした電気温水器を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、中心軸の周りに複数のボルト取付孔がほぼ同一円周上でほぼ同一の中心角を有するように配設され、複数のボルトによって円形のタンクフランジに取り付けられて、タンク内にヒータを配設する円形のヒータフランジを備え、前記ヒータフランジに設けたボルト取付孔を同一円周上から半径方向に1箇所又は複数箇所ずらし、又はボルト取付孔の中心角を1箇所又は複数箇所ずらすことによって、ボルトの取付位置を非対称にした。
また、円形のヒータフランジに設けた前記ボルト取付孔の1箇所又は複数箇所を、同一円周上から半径方向にずらして設けるとともに、その中心角をもずらすことによって、ボルトの取付位置を非対称にした。
さらに、辺方向に複数のボルト取付孔がほぼ同一のピッチで配設され、複数のボルトによって多角形のタンクフランジに取り付けられて、タンク内にヒータを配設する多角形のヒータフランジを備え、ヒータフランジに設けたボルト取付孔間のピッチを1箇所又は複数箇所ずらすことによって、ボルトの取付位置を非対称にした。
【0008】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1の正面図、図2は一部を断面で示した図1の側面図、図3は図1の要部を拡大した正面図である。1は電気温水器のタンク、2はタンク1の胴体、3は胴体2の上下に位置する鏡体、4はタンク1の胴体2の側面下部に設けたヒータ取付孔、5はヒータ取付孔4の縁部である。6はヒータ取付孔4の縁部5に溶接により取付けた円形のタンクフランジ、7はタンクフランジ6に取付けた円形のヒータフランジ、8は一部をほぼZ字状に折り曲げてその一端をヒータフランジ7に固定した状態でタンク1内に対称に配設された4本のヒータである。
【0009】
9はヒータフランジ7をタンクフランジ6に取り付けるためのボルトで、円形のパッキン10を介して6箇所に取り付けてあり、第1のボルト9a、第2のボルト9b、第3のボルト9c、第4のボルト9d、第5のボルト9e及び第6のボルト9fによって構成されている。なお、ヒータフランジ7は、図2に示すように、ヒータ8の他端部8aがタンク1の下方に位置するようにしてタンクフランジ6に取付けてあり、タンク1内の水がヒータ8の熱によって沸き上げられるようにしてある。
【0010】
ここで、ヒータフランジ7をタンクフランジ6に締結するためにヒータフランジ7に設けたボルト9の取付孔について詳述する。ボルト9の取付孔11は、ヒータフランジ7に6箇所設けられており、これに対応してタンクフランジ6にはねじ孔が設けられているが、ヒータフランジ7においては、図3に示すように、例えば、第1のボルト取付孔11a、第2のボルト取付孔11b、第3のボルト取付孔11c、第4のボルト取付孔11d、第5のボルト取付孔11e及び第6のボルト取付孔11fによって構成され、これらのボルト取付孔11a〜11fの中心部が、ヒータフランジ7の中心Oから等距離r1 になるように、すなわち半径r1 の同一の円周A上に位置するように設けてある。
【0011】
一方、第1〜第6のボルト取付孔11a〜11fは、ヒータフランジ7の中心Oと各ボルト取付孔11a〜11fの中心部を直線で結んだとき、隣接する直線間のなす角度、すなわち中心角をθとすると、第4のボルト取付孔11dと第5のボルト取付孔11eが形成する中心角がθ2 、第5のボルト取付孔11eと第6のボルト取付孔11fが形成する中心角がθ3 となり、その他のボルト取付孔11の中心角、すなわち、ボルト取付孔11a〜11d及びボルト取付孔11fとボルト取付孔11aがなす中心角θは全て等しく、θ1 となる。そして、それぞれの中心角θ1 、θ2 、θ3 の関係は、θ2 <θ1 <θ3 となっている。
【0012】
こうして、第5のボルト取付孔11eを、ヒータフランジ7の中心Oと第2のボルト取付孔11bの中心部を結ぶ線よりもやや下方にずらして配設することによって、ボルト取付孔11の位置が全体として非対称になるようにしてある。
なお、上記の説明では、ヒータフランジ7に設けたボルト取付孔11a〜11fについて説明したが、タンクフランジ6に設けられてボルト9a〜9fが螺入されるねじ孔も、ヒータフランジ7に設けたボルト取付孔11a〜11fと同様の配列となっている。
そして、これらのヒータフランジ7に設けたボルト取付孔11a〜11fとタンクフランジ6に設けたねじ孔が重なるような状態にして、第1〜第6のボルト9a〜9fをボルト取付孔11a〜11fからねじ孔に螺入し、ヒータフランジ7をタンクフランジ6にとり付ける。
【0013】
上記のように構成した実施の形態1の作用を説明する。タンクフランジ6のねじ孔にヒータフランジ7のボルト取付孔11a〜11fを一致させ、ボルト取付孔11a〜11fに挿通した第1〜第6のボルト9a〜9fをタンクフランジ6のねじ孔に螺入し、ヒータフランジ7をタンクフランジ6に取付ける。この際、タンクフランジ6とヒータフランジ7を締結するボルト9a〜9fのボルト取付孔11a〜11fは同一円周A上にあるが、第4のボルト取付孔11dと第5のボルト取付孔11eがなす中心角をθ2 、第5のボルト取付孔11eと第6のボルト取付孔11fがなす中心角をθ3 として、第5のボルト取付孔11eの取付角度をずらして、全体として非対称となるようにしてあるので、ヒータフランジ7とタンクフランジ6の位置関係が1か所に定まるようになり、タンク1内において、ヒータ8が必ず下方に向くようにして取付けられる。
こうして電気温水器のヒータ8に通電すると、下方に向いて配置されたヒータ8によってタンク1内の水が暖められる。
【0014】
実施の形態1によれば、ヒータフランジ7とタンクフランジ6の取付け位置関係が1ケ所に定まるようになり、ヒータ8が必ず下方に向くように取付けることができるので、間違えてヒータ8がタンク1の上方や側方に向くように取付けることもなく、タンク1の下方の湯が沸かなくなる等の問題が発生することはない。
【0015】
[実施の形態2]
図4は本発明の実施の形態2の要部を示す正面図である。なお、実施の形態1と同一の構成部分には同じ符号を付し、説明を省略する。ヒータフランジ7をタンクフランジ6に締結するボルト9の取付孔はヒータフランジ7に設けられ、これに対応してタンクフランジ6にはねじ孔が設けられているが、ヒータフランジ7においては、図4に示すように、例えば、第1のボルト取付孔11a、第2のボルト取付孔11b、第3のボルト取付孔11c、第4のボルト取付孔11d、第5のボルト取付孔11e及び第6のボルト取付孔11fによって構成され、第1〜第4のボルト取付孔11a〜11d及び第6のボルト取付孔11fの中心部が、ヒータフランジ7の中心Oから等距離r1 になるように、すなわち半径r1 の同一円周A上に位置するように設けてある。
一方、第5のボルト取付孔11eの中心部は、中心をOとする半径r1 の円周Aの外側に形成された同じく中心をOとする半径r2 の円周B上に位置するように、すなわちr2 >r1 となる円周B上に位置するように設けてある。
【0016】
一方、第1〜第6のボルト取付孔11a〜11fは、ヒータフランジ7の中心Oと各ボルト取付孔11a〜11eの中心部を直線で結び、隣接する各直線間のなす角度すなわち中心角をθとするとき、隣接する各ボルト取付孔11a〜11f間の中心角θは全て等しく、θ1 となる。
こうして、第5のボルト取付孔11eは、ヒータフランジ7の中心Oと第2のボルト取付孔11bの中心部を結ぶ線上の外側方向にずらして配設することによって、ボルト取付孔の位置が全体として非対称になるようにしてある。
【0017】
なお、上記の説明では、ヒータフランジ7に設けたボルト取付孔11a〜11fについて説明したが、タンクフランジ6に設けたねじ孔も、ヒータフランジ7に設けたボルト取付孔11a〜11fと同様の配列になっている。
そして、これらのヒータフランジ7に設けたボルト取付孔11a〜11fとタンクフランジ6に設けたねじ孔が重なるような状態にして、ボルト取付孔11a〜11fに挿通した第1〜第6のボルト9a〜9fをタンクフランジ6のねじ孔に螺入することにより、ヒータフランジ7をタンクフランジ6に取付けるようにしてある。
【0018】
上記のように構成した実施の形態2においては、タンクフランジ6のねじ孔にヒータフランジ7のボルト取付孔11a〜11fを一致させ、ボルト取付孔11a〜11fに挿通した第1〜第6のボルト9a〜9fをタンクフランジ6のねじ孔に螺入して、ヒータフランジ7をタンクフランジ6に取付ける。この際、ヒータフランジ7に設けたボルト取付孔11a〜11fは、隣接する第1〜第6のボルト取付孔11a〜11eの中心角θが全てθ1 であるが、第5のボルト取付孔11eの半径r2 を第1〜第4のボルト取付孔11a〜11d及び第6のボルト取付孔11fの半径r1 よりも大きくして、第5のボルト取付孔11eの位置を半径方向の外側にずらして全体として非対称となるようにしてあるので、ヒータフランジ7とタンクフランジ6の位置関係が1か所に定まるようになり、タンク1内において、ヒータ8が必ず下方に向くようにして取付けられる。
こうして電気温水器のヒータ8に通電すると、下方に向いて配置されたヒータ8によってタンク1内の水が暖められる。
【0019】
実施の形態2によれば、ヒータフランジ7とタンクフランジ6の取付け位置関係が1ケ所に定まるようになり、ヒータ8が必ず下方に向くように取付けることができるので、間違えてヒータ8がタンク1の上方などに向いて取付けられることがなく、タンク1の下方の湯が沸かなくなる等の問題が発生することはない。
【0020】
[実施の形態3]
図5は本発明の実施の形態3の要部を示す正面図である。実施の形態3では、第1のボルト取付孔11aから第6のボルト取付孔11fまでの各中心角θが全て等間隔のθ1 となるようにし、一方、第1〜第4のボルト取付孔11a〜11d及び第6のボルト取付孔11fの中心部を半径r2 の円周B上に、第5のボルト取付孔11eの中心部を半径r1 の円周A上に配置してある。こうして、第5のボルト取付孔11eは、ヒータフランジ7の中心Oと第2のボルト取付孔11bの中心部を結ぶ線上の内側方向にずらして配設することによって、ボルト取付孔の位置が全体として非対称になるようにしてある。
その他の構成、作用、効果は、実施の形態2で示した場合と実質的に同様なので、説明を省略する。
【0021】
[実施の形態4]
図6は本発明の実施の形態4の要部を示す正面図である。なお、実施の形態1及び2と同一の構成部分には同じ符号を付し、説明を省略する。まず、ボルト取付孔11は、実施の形態1で示した場合と同様に、第4のボルト取付孔11dと第5のボルト取付孔11e間の中心角をθ2 、第5のボルト取付孔11eと第6のボルト取付孔11f間の中心角をθ3 とし、その他の部分の隣接するボルト取付孔11間の中心角はθ1 としてある。
一方、実施の形態2に示した場合と同様に、第1〜第4のボルト取付孔11a〜11d及び第6のボルト取付孔11fの位置を半径r1 の円周A上に配置し、第5のボルト取付孔11eの位置だけを半径方向の外側にずらして半径r2 の円周B上に配置することによって、非対称となるようにしてある。
【0022】
上記のように構成した実施の形態4において、タンクフランジ6のねじ孔にヒータフランジ7のボルト取付孔11a〜11fを一致させ、ボルト取付孔11a〜11fに第1〜第6のボルト9a〜9fを挿通してタンクフランジ6のねじ孔に螺入して、ヒータフランジ7をタンクフランジ6に取付ける。この際、タンクフランジ6とヒータフランジ7を締結するボルトの取付け位置は、第5のボルト取付孔11eの取付角度をずらし、かつ半径方向の外側にずらして全体として非対称となるようにしてあるので、ヒータフランジ7とタンクフランジ6の位置関係が1か所に定まるようになり、タンク1内において、ヒータ8が必ず下方に向くようにして取付けられる。
その他の構成、作用、効果は、実施の形態1または2で示した場合と実質的に同様なので、説明を省略する。
【0023】
[実施の形態5]
図7は本発明の実施の形態5の要部を示す正面図である。まず、ボルト取付孔11は、実施の形態1で示したのと同様に、第4のボルト取付孔11dと第5のボルト取付孔11eの間の中心角をθ2 、第5のボルト取付孔11eと第6のボルト取付孔11fの間の中心角をθ3 とし、その他の部分の隣接するボルト取付孔11間の中心角はθ1 としてある。
一方、実施の形態3に示した場合と同様に、第1〜第4のボルト取付孔11a〜11d及び第6のボルト取付孔11fの位置を半径r2 の円周B上に配置し、第5のボルト取付孔11eの位置だけを半径方向の内側にずらして半径r1 の円周A上に配置することによって、非対称となるようにしてある。
その他の構成、作用、効果は、実施の形態4で示した場合と実質的に同様なので、説明を省略する。
【0024】
[実施の形態6]
実施の形態1〜5では、第5のボルト取付孔11e1個のみの取付角度を同一円周上でずらし、および/または、第5のボルト取付孔11e1個のみの取付半径をずらして非対称としていたが、非対称となる2箇所またはそれ以上の箇所に位置する複数のボルト取付孔の取付角度を同一円周上でずらし、および/または取付半径を半径方向にずらすことによって、非対称としてもよい(図示せず)。
その他の構成、作用、効果は、実施の形態1〜5で示した場合と実質的に同様なので、説明を省略する
【0025】
[実施の形態7]
図8は本発明の実施の形態7の要部を示す正面図である。実施の形態1〜6では、円形のタンクフランジ及びヒータフランジについて説明したが、実施の形態7では、角型である例えば正方形のタンクフランジ及びヒータフランジを用いたものである。なお、実施の形態1と同一の構成部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0026】
7は正方形状をなすヒータフランジで、各辺に平行になるようにボルト取付孔11が8箇所に設けてある。ヒータフランジ7の四隅には、第1のボルト取付孔11a、第3のボルト取付孔11c、第5のボルト取付孔11e及び第7のボルト取付孔11gが設けられ、第1のボルト取付孔11aと第3のボルト取付孔11cを結ぶ直線C上には第2のボルト取付孔11bが、第3のボルト取付孔11cと第5のボルト取付孔11eを結ぶ直線D上には第4のボルト取付孔11dが、第5のボルト取付孔11eと第7のボルト取付孔11gを結ぶ直線E上には第6のボルト取付孔11fが、また、第7のボルト取付孔11gと第1のボルト取付孔11aを結ぶ直線F上には第8のボルト取付孔11hが設けられている。そして、第5のボルト取付孔11eと第6のボルト取付孔11f間の距離はL2 に設定され、第6のボルト取付孔11fと第7のボルト取付孔11g間の距離はL3 に設定されており、その他のボルト取付孔11a〜11e,11g〜11a間の隣接距離はL1 に設定されて、それぞれの距離L1 、L2 、L3 の関係は、L2 <L1 <L3 となっている。
【0027】
こうして、正方形のヒータフランジ7に設けたボルト取付孔11間のピッチをずらすことによって、ボルト取付孔11の位置が非対称となるようにしてある。
なお、上記の説明では、ヒータフランジ7に設けたボルト取付孔11a〜11hについて説明したが、タンクフランジ6に設けたねじ孔も、ヒータフランジ7に設けたボルト取付孔11a〜11hと同様の配列となっている。
【0028】
上記のように構成した実施の形態7の作用を説明する。タンクフランジ6のねじ孔にヒータフランジ7のボルト取付孔11a〜11hを一致させ、これらボルト取付孔11a〜11fに第1〜第8のボルト9a〜9hを挿通してタンクフランジ6のねじ孔に螺入し、ヒータフランジ7をタンクフランジ6に取付ける。この際、タンクフランジ6とヒータフランジ7を締結するボルト9a〜9hのボルト取付孔11a〜11hの位置は、第5のボルト取付孔11eと第6のボルト取付孔11f間の距離をL2 、第6のボルト取付孔11fと第7のボルト取付孔11間の距離をL3 として、第6のボルト取付孔11fの取付位置を第5のボルト取付孔11e側にずらして、全体として非対称となるようにしてあるので、ヒータフランジ7とタンクフランジ6の位置関係が1か所に定まるようになり、タンク1内において、ヒータ8が必ず下方に向くようにして取付けられる。
【0029】
こうして電気温水器のヒータに通電すると、下方に向いて配置されたヒータによってタンク1内の水が暖められる。
なお、上記の説明では、角型フランジとして正方形のフランジを示したが、これに限定するものではなく、多角形であれば他の形状であってもよい。
実施の形態7によれば、ヒータフランジ7とタンクフランジ6の取付け位置関係が1ケ所に定まるようになり、ヒータ8が必ず下方に向くように取付けることができるので、間違えてヒータ8がタンク1の上方に向くように取付けられることもなく、タンク1の下側に湯が沸かなくなる等の問題が発生することはない。
【0030】
[実施の形態8]
実施の形態7では、第6のボルト取付孔11fのみをずらして隣接するボルト取付孔11e,11g間のピッチを変え、非対称としていたが、2箇所またはそれ以上の箇所に位置する複数のボルト取付孔をずらすことによって非対称としてもよい(図示せず)。
その他の構成、作用、効果は、実施の形態7で示した場合と実質的に同様なので、説明を省略する
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、タンクにタンクフランジを設け、タンクフランジにヒータを備えたヒータフランジを複数のボルトによって取付けてタンク内にヒータを配設した電気温水器であって、ボルトの取付位置を非対称にしたので、ヒータの取付位置の誤装着を防止して、ヒータを確実に正しい向きに取付けることができる。
また、ボルトの取付位置を1か所、または複数か所ずらすことによってボルトの取付位置を非対称に構成したので、コストアップすることなく、ヒータフランジとタンクフランジの取付け位置関係が1か所に定まるようになり、ヒータが必ず下方に向くように取付けることができる。
【0032】
さらに、円形のフランジに設けたボルト取付孔を同一円周上から半径方向にずらし、及び/又はボルト取付孔の中心角をずらすことによって、ボルト取付位置を非対称にしたので、コストアップすることなく、ヒータフランジとタンクフランジの取付け位置関係が1か所に定まるようになり、ヒータが必ず下方に向くように取り付けることができ、ヒータがタンクの上方に向くように間違えて取付けてタンク下方に湯が沸かなくなるというようなことがない。
【0033】
また、多角形のフランジに設けたボルト取付孔間のピッチをずらすことによって、ボルトの取付位置を非対称にしたので、コストアップすることなく、ヒータフランジとタンクフランジの取付け位置関係が1か所に定まるようになり、ヒータが必ず下方に向くように取付けることができ、ヒータがタンクの上方に向くように間違えて取付けてタンク下方が湯に沸かなくなるというようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の正面図である。
【図2】 図1の一部を断面で示した側面図である。
【図3】 図1の要部の正面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2の要部の正面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3の要部の正面図である。
【図6】 本発明の実施の形態4の要部の正面図である。
【図7】 本発明の実施の形態5の要部の正面図である。
【図8】 本発明の実施の形態7の要部の正面図である。
【図9】 従来の電気温水器のタンクの一例を示す正面図である。
【図10】 図9の一部を断面で示した側面図である。
【図11】 図9の要部の正面図である。
【図12】 ヒータを誤装着した場合の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 タンク、4 ヒータ取付孔、6 タンクフランジ、7 ヒータフランジ、8 ヒータ、9,9a〜9h ボルト、11,11a〜11h ボルト取付孔。

Claims (3)

  1. 中心軸の周りに複数のボルト取付孔がほぼ同一円周上でほぼ同一の中心角を有するように配設され、複数のボルトによって円形のタンクフランジに取り付けられて、タンク内にヒータを配設する円形のヒータフランジを備え、
    前記ヒータフランジに設けた前記ボルト取付孔を同一円周上から半径方向に1箇所又は複数箇所ずらし、又は前記ボルト取付孔の中心角を1箇所又は複数箇所ずらすことによって、前記ボルトの取付位置を非対称にしたことを特徴とする電気温水器。
  2. 中心軸の周りに複数のボルト取付孔がほぼ同一円周上でほぼ同一の中心角を有するように配設され、複数のボルトによって円形のタンクフランジに取り付けられて、タンク内にヒータを配設する円形のヒータフランジを備え、
    前記ヒータフランジに設けた前記ボルト取付孔の1箇所又は複数箇所を、同一円周上から半径方向にずらして設けるとともに、その中心角をもずらすことによって、前記ボルトの取付位置を非対称にしたことを特徴とする電気温水器。
  3. 辺方向に複数のボルト取付孔がほぼ同一のピッチで配設され、複数のボルトによって多角形のタンクフランジに取り付けられて、タンク内にヒータを配設する多角形のヒータフランジを備え、
    前記ヒータフランジに設けた前記ボルト取付孔間のピッチを1箇所又は複数箇所ずらすことによって、前記ボルトの取付位置を非対称にしたことを特徴とする電気温水器。
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