JP4106344B2 - ブロック構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のブロックにより組み立てられるブロック構造体に関する。さらに詳述すると、本発明は、複数種のブロックを組み合わせて構成される建築構造壁などのブロック構造体に関する。
特許文献1には、図55〜図57に示すように、植物用の培地を収容する空間100を備えた箱型の植栽用ブロック101と、上記空間100の上方に植栽空間を確保するとともに別の植栽用ブロック101を載置する支持面を備えた空間形成ブロック102とを組み合わせて成り、壁としての機能とプランターとしての機能を兼ね備えたブロック構造体が開示されている。図55に示す空間形成ブロック102aは、植栽用ブロック101と対向する側が開放されると共に壁を突き抜ける方向が開放された門型に形成されている。図56に示す空間形成ブロック102bは、図55の空間形成ブロック102aに対して壁を突き抜ける方向を閉塞する壁部103を有している。図57の空間形成ブロック102cは通常の壁形成用のブロックであり、この場合、植栽用空間100は壁面から突出する構成となる。図55〜図57のブロック101,102のいずれにも、側面に半円形の溝104が形成されており、隣接するブロック間で溝104を合わせて円形の通路を形成し、この通路に鉄筋105を通して当該通路と鉄筋105の間の隙間にモルタルなどの接着用材料を流し込んで、ブロック間を固定するようにしている。
特許文献2には、図58に示すように、ブロック201を積み重ねる方向と直交する方向に突き出た連結部202をブロック201の両端に設けて、隣接するブロック201間の連結部202同士を互い違いに重ね合わせて、各連結部202に形成された挿通孔203を一致させ、この挿通孔203に先細の筒状のピン204を挿通してブロック201間を連結すると共に、当該ピン204の下端部を下段にある他のピン204の上端部に挿入することで、ブロック201を積み重ねて、花壇等のブロック構造体を構成する技術が開示されている。この技術では、ブロック201を破壊することなく、ブロック構造体の分解を容易に行えるようにしている。
特許文献3には、図59に示すように、上下に貫通する2つの透孔302を両側に有し、且つこれら透孔302の間に上面を凹ませた有底の凹所303が設けられ、且つ当該凹所303を前方に延在させる平面弧状の突出部304を備えたブロック301が開示されている。各ブロック301は、前後に通じる間隙Gをおいて並べられ、隣り合うブロック301の上に、他のブロック301を跨がらせて載置し、上下の透孔302を重ねる。重ねた透孔302には補強鉄筋が挿通される。各ブロック301の両側面の後面近傍には上下に通じる溝305が設けられており、隣接するブロック301の溝305の間には矩形状の背板306が取り付けられ、ブロック301間の間隙Gが遮蔽される。順次ブロック301を積み重ねた後、上下に連通する透孔302にコンクリートが打設されてブロック構造体としての擁壁が形成される。ブロック301の各凹所303には土が配され、間隙Gにおいて植物を植えることができる。
特開2001−25323号 特開平10−252184号 特開平7−233586号
しかしながら、特許文献1のブロック101,102はいずれも矩形状であり、組み立てられるブロック構造体は平面的、直線的なものに限定される。このため、デザインの自由度が低く、例えば土地等の土台の形状に合わせて曲面状の壁面を形成するといった柔軟性、融通性に欠ける。また、図55のように壁面を突き抜ける開口を生じてしまうと、外界からの視線を遮る若しくは風除け等の壁として要求される機能を満足できない場合がある。また、図56,図57のいずれの場合も、少なくとも片側の壁面が平面となるため、騒音を反射し易くなってしまう問題もある。
また、特許文献2では、中実のブロック201を隙間無く連結し且つ積み重ねるため、ブロック構造体の内部に植栽用や演出照明用等の空間を設けることができない。また、ブロック201は略直方体であるため壁面はほぼ平面に形成され、騒音を反射し易くなってしまう問題もある。
また、特許文献3では、間隙Gに取り付けられる背板306によりブロック301間の連結角度が制限され、土地等の土台の形状に合わせて壁面を形成するといった柔軟性が充分に得られない場合がある。また、土止め用擁壁以外の塀などに適用した場合、ブロック構造体の背面側が露出するが、当該背面側ではブロック301間に取り付けられた背板306が継ぎ接ぎのようになって見栄えが悪く、また当該背面は略平面となるため、騒音を反射し易くなってしまう問題もある。
また、特許文献1,3では植物用の培地を保持するべく、ブロックには底部が形成されているため、積み重ねた複数のブロック内部の空間を連続させて有効利用することはできない。加えて、特許文献1,3では、接着用材料をブロック間に流し込むことによりブロック間を固定しているので、ブロック構造体を移設したりブロック構造体の形状を変更する等の必要が生じた場合には、各ブロックを破壊してから別のブロックを用いてブロック構造体を組み立て直す必要があり、大掛かりな工事を要する。
そこで本発明は、土台の形状に合わせるなどデザインの自由度を向上でき、且つ従来にない創作性豊かなデザインを可能とすると共に騒音を分散させる消音機能をも有し、さらにブロック内部に形成された空間を有効利用して植栽や演出的な照明または付加機能の追加を可能とし、多目的・多種用途に活用できるブロック構造体を提供することを目的とする。さらに本発明は、移設や形状変更等を容易に行えるブロック構造体を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、第1ブロックと、第2ブロックと、第1ブロックと第2ブロックとの間に配置される連結用部材とを有し、第1ブロックと第2ブロックとが交互に積み重ねられると共に当該積み重ね方向と直交する方向である連結方向に連結用部材を介して交互に連結され、第1ブロックは連結用部材に向かって突き出た突出部と連結用部材が備える突出部を受け入れる切欠部との組より成ると共に積み重ね方向の軸を中心とする一定角度範囲内の自由な方向からの連結が可能である連結方向両端に備えられた連結部及び該連結方向両端の連結部の間を接続して曲面状の表面を形成すると共に積み重ね方向に貫通する内部空間を形成する第1壁部を有し、第2ブロックは連結用部材に向かって突き出た突出部と連結用部材が備える突出部を受け入れる切欠部との組より成ると共に積み重ね方向の軸を中心とする一定角度範囲内の自由な方向からの連結が可能である連結方向両端に備えられた連結部及び該連結方向両端の連結部の間を接続して積み重ね方向に位置する第1ブロックの一方の表面と同一面を形成すると共に第1ブロックの内部空間を露出させる第2壁部を有し、連結用部材は第1ブロックに向かって突き出た突出部と第1ブロックが備える突出部を受け入れる切欠部との組より成ると共に積み重ね方向の軸を中心とする一定角度範囲内の自由な方向からの連結が可能である連結方向一端に備えられた連結部及び第2ブロックに向かって突き出た突出部と第2ブロックが備える突出部を受け入れる切欠部との組より成ると共に積み重ね方向の軸を中心とする一定角度範囲内の自由な方向からの連結が可能である連結方向他端に備えられた連結部を有し、さらに、第1ブロックの内部空間に植物を保持する植栽ポットが収容されるようにしている。
したがって、第1ブロックと第2ブロックとは連結用部材を介して連結方向に接続されると共に、積み重ね方向に積み上げられる。隣接する部材間の接続は互いの突出部を相手側の切欠部に挿し入れることで行われるため、間隙の無い連続的な壁面が形成され、且つ曲面状の表面を有する第1壁部およびこの第1壁部と同一面を形成する第2壁部により、滑らかな凹凸面が形成される。また、積み重ね方向における第1ブロックと第2ブロックの組み合わせにより、外部に開放された空間をブロック構造体の内部に形成することができる
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のブロック構造体において、連結用部材が平面視T字型を成し、三つの端部のそれぞれに連結部を備えるようにしている。この場合、連結用部材によって3つのブロックを接続でき、これにより例えばブロックの列を分岐させることができる。また、ブロック構造体の取り得る形態が豊富となり、例えば土地の形状等に一層適合するブロック構造体を組み立てることができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項記載のブロック構造体において、連結用部材が平面視三角形をなし、三つの端部のそれぞれに連結部を備えるようにしている。この場合、連結用部材によって3つのブロックを接続でき、これにより例えばブロックの列を分岐させることができる。また、ブロック構造体の取り得る形態が豊富となり、例えば土地の形状等に一層適合するブロック構造体を組み立てることができる。
しかして請求項1記載のブロック構造体によれば、連続した滑らかな凹凸状の壁面を形成するので、柔らかで優しい景観を演出できると共に、当該壁面に当たる騒音を分散させ減衰させることができ消音効果をも図ることができる。また、ブロック間に大きな間隙を生じずにブロック間を接続できるので、外観を向上できると共に、外界からの視線を遮る若しくは風除け等の遮蔽体としての機能も満足させることができる。更に、積み重ね方向における第1ブロックと第2ブロックの組み合わせにより、外部に開放された空間をブロック構造体の内部に形成することができ、当該形成された空間を利用して、例えば植栽を行ったり或いは演出的な照明を行ったり、またはインターホンや表札、防犯カメラなどを設置したり、ポストやダストボックス、ポール受けなどを設けたりもできる。さらに、ブロック間を角度を持たせて連結することも可能であり、ブロック構造体の形態の自由度を更に向上でき、土地等の土台の形状に合わせて壁面を形成するといった柔軟性、融通性をも備える。加えて、組立完成後のブロック構造体が比較的大型もしくは複雑な形態等であったとしても、ブロック構造体を構成するブロック個々はコンパクトに梱包することが可能であるので、輸送等が容易という利点もある。
さらに請求項2記載のブロック構造体によれば、連結用部材によって3つのブロックを接続でき、これにより例えばブロックの列を分岐させることができる。また、ブロック構造体の取り得る形態が豊富となり、例えば土地の形状等に一層適合するブロック構造体を組み立てることができる。
さらに請求項3記載のブロック構造体によれば、連結用部材によって3つのブロックを接続でき、これにより例えばブロックの列を分岐させることができる。また、ブロック構造体の取り得る形態が豊富となり、例えば土地の形状等に一層適合するブロック構造体を組み立てることができる。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1から図51に本発明のブロック構造体の実施の一形態を示す。このブロック構造体90は複数のブロック1を積み重ねると共に当該積み重ね方向Yと直交する方向である連結方向Xに隣接するブロック1,1間を連結して組み立てられるものである。尚、本実施形態における積み重ね方向Yは例えば鉛直方向とし、連結方向Xは水平方向とする。また本実施形態では、ブロック構造体90としてブロック塀を組み立てる例について主に説明する。但し、本発明に係わるブロック構造体90がブロック塀に限定されるものではない。
ブロック1および連結方向Xに隣接する相手側部材とは、それぞれ相手側に向かって突き出た突出部2aと相手側が備える突出部2aを受け入れる切欠部2bとの組より成ると共に積み重ね方向Yの軸を中心とする一定角度範囲内の自由な方向からの連結が可能な連結部2を備えている。ここで、本実施形態における相手側部材には、隣接する他のブロック1である場合と、ブロック1,1間を接続する連結用部材3である場合とが含まれるものとする。また、本実施形態では、各ブロック1および連結用部材3は共通の連結部2を有している。この場合、異種又は同種のブロック1,1間を直接接続するか或いは連結用部材3を介して接続するか自由に選択でき、組立の自由度を高めることができる。
ブロック1には第1ブロック1aと第2ブロック1bの少なくとも2種が含まれる。例えば本実施形態では、ブロック構造体90を構成するブロック1には、第1ブロック1aおよび第2ブロック1bのみを用いるものとする。但し、第1ブロック1aおよび第2ブロック1b以外のブロック1を用いても良いのは勿論である。
第1ブロック1aおよび第2ブロック1bの双方とも両端に連結部2を備えている。第1ブロック1aは、両端の連結部2の間を接続して曲面状の表面を形成すると共に積み重ね方向Yに貫通する内部空間Sを形成する第1壁部4を有している。第2ブロック1bは、両端の連結部2の間を接続して積み重ね方向Yに位置する第1ブロック1aの一方の表面と同一面を形成すると共に当該第1ブロック1aの内部空間Sを露出させる第2壁部5を有している。
したがって、第1ブロック1a同士または第2ブロック1b同士または第1ブロック1aと第2ブロック1bとは、直接または連結用部材3を介して水平方向Xに接続されると共に、鉛直方向Yに積み上げられる。隣接するブロック1,1間の接続は互いの突出部2aを相手側の切欠部2bに挿し入れることで行われるため、間隙の無い連続的な壁面が形成され、且つ曲面状の表面を有する第1壁部4およびこの第1壁部4と同一面を形成する第2壁部5により、滑らかな凹凸面が形成される。連続した滑らかな凹凸状の壁面により、柔らかで優しい景観を演出できると共に、当該壁面に当たる騒音を分散させ減衰させることができ消音効果をも図ることができる。また、ブロック1,1間に大きな間隙を生じずにブロック1,1間を接続できるので、外観を向上できると共に、外界からの視線を遮る若しくは風除け等の遮蔽体としての機能も満足させることができる。加えて、積み重ね方向Yにおける第1ブロック1aと第2ブロック1bの組み合わせにより、外部に開放された空間をブロック構造体90の内部に形成することができ、また第1ブロック1aを連続して積み重ねることにより第1ブロック1aの内部空間Sを連続させることができる。上記ブロック1の組み合わせにより形成された空間を利用して、例えば植栽を行ったり或いは演出的な照明を行ったり、またはインターホンや表札、防犯カメラなどを設置したり、ポストやダストボックス、ポール受けなどを設けたりもできる。さらに、図3や図4に例示するように、ブロック1,1間を角度を持たせて連結することも可能であり、ブロック構造体90の形態の自由度を更に向上でき、土地等の土台の形状に合わせて壁面を形成するといった柔軟性、融通性をも備える。加えて、組立完成後のブロック構造体90が比較的大型もしくは複雑な形態等であったとしても、ブロック構造体90を構成するブロック1個々はコンパクトに梱包することが可能であるので、輸送等が容易という利点もある。
以下に、第1ブロック1a,第2ブロック1bの好適な形状の一例を、図6〜図15を用いて更に詳述する。
第1ブロック1a,第2ブロック1bの両端に形成された各連結部2は、例えば1つの突出部2aと1つの切欠部2bとを有し、これら突出部2aと切欠部2bとが両端で互い違いとなるように設けられている。突出部2aおよび切欠部2bは、それぞれブロック高さHの2分の1の高さhを有している。突出部2aは相手側の切欠部2bに向かって円弧状に突き出た略円柱形状を成しており、隣接する2つのブロック1は互いの突出部2aを互い違いに重ねるように連結される。相手側の突出部2aと対向する切欠部2bの端面6は、突出部2aよりも曲率半径の若干大きい円弧を成すように凹んだ曲面を成していて、相手側の突出部2aの先端をブロック1の内側に引き入れる。これにより、隣接するブロック1,1間を一定角度の範囲内で連結可能として尚且つブロック1,1間の隙間を極力無くしてブロック1,1間が滑らかに繋がるようにしている。
第1ブロック1aの第1壁部4は、一端側の連結部2から二股に分かれて延びた後に他端側の連結部2でつながり、第1壁部4の内側で内部空間Sが形成されると共に、第1壁部4の外側で第1ブロック1aの外面が形成される。この第1壁部4は内部空間Sを挟んで対称に形成され、第1壁部4が形成する第1ブロック1aの外形は、例えば中央部を膨らませ両端部を窄ませた形状としている。一方、第2ブロック1bの第2壁部5は、第1壁部4をほぼ半割とした形状、換言すれば第1壁部4の片側のみに対応する形状としている。第1ブロック1aと第2ブロック1bとは、同一高さHと同一幅Bを有し、積み重ねられた第1ブロック1aの第1壁部4の対の一方と第2ブロック1bの第2壁部5とは表裏において同一面を形成する。以下、本実施形態では第1ブロック1aをフルブロック1aとも呼び、第2ブロック1bをハーフブロック1bとも呼ぶ。これらフルブロック1aおよびハーフブロック1bを任意の組み合わせで連結することによって、連結方向Xに滑らかに連続した凹凸の曲面、例えば図2に示すように波形の曲面が形成される。
また、本実施形態の各ブロック1には、積み重ねられる他のブロック1に嵌め合わされる嵌合部が設けられている。より具体的には、各ブロック1の積み重ね方向Yの下端部には下方に突出した凸状嵌合部7が形成されると共に、各ブロック1の積み重ね方向Yの上端部には他のブロック1の凸状嵌合部7が嵌め合わされる凹状嵌合部8が形成されている。フルブロック1aの凸状嵌合部7は内部空間Sの縁が下段のブロック1に向かって枠状に突出して形成され、フルブロック1aの凹状嵌合部8は内部空間Sの縁が枠状にへこんだ段差として形成される。一方、ハーフブロック1bの凸状嵌合部7はハーフブロック1bの下端面の一部が下段のブロック1に向かって弓状に突出して形成され、ハーフブロック1bの凹状嵌合部8はハーフブロック1bの下端面の一部が弓状にへこんだ段差として形成される。フルブロック1a,ハーフブロック1bともに、上段および下段がフルブロック1aとハーフブロック1bのいずれであっても、自身の凸状嵌合部7と凹状嵌合部8を相手側の凹状嵌合部8と凸状嵌合部7に嵌め合わせることが可能であるものとしている。凸状嵌合部7を相手側の凹状嵌合部8に嵌め合わせることで、積み重ねたブロック1が安定すると共に、連結部2の位置決めも容易となる。
上述したフルブロック1a、ハーフブロック1bは、例えばセメントをベースとするコンクリート系材料を用いて型によりそれぞれ一体成形される。ブロック1の素材としては、特にダクタル(商標)を用いることが好ましい。この場合、ブロック1の厚みの薄型化を図って尚且つ高強度のブロック1を得ることができ、ブロック1の軽量化や長寿命化等の効果が得られる。
ここで、例えば本実施形態では、隣接する突出部2aの間を着脱自在に接続する接続手段により、ブロック1と相手側部材とを連結するようにしている。この場合、ブロック構造体90の移設や形態変更などの必要に応じて、ブロック1と相手側部材と切り離し、ブロック構造体90を分解できる利点がある。
例えば本実施形態の各突出部2aには積み重ね方向Yに貫通する軸孔9が形成されている。隣接する二部材、例えば同種または異種のブロック1同士もしくはブロック1と連結用部材3は、それぞれが有する突出部2aの軸孔9を互い違いとして各軸孔9を重ね合わせた状態とし、これらの軸孔9に接続手段としての連結軸10が挿通されて、連結される。この場合、ブロック1,1間またはブロック1と連結用部材3は、いわゆるヒンジ連結構造で接続される。
上記の連結軸10として、例えば図1,図16,図18に示すフランジ付きピン10aを利用できる。フランジ付きピン10aは、円板状のフランジ部11と、フランジ部11の両面側から突出した軸部12と有する。フランジ部11は、互い違いに重ね合わされる2つの突出部2aの間に位置するように取り付けられ、軸孔9の縁と係合して軸孔9におけるピン10aの移動を規制し、ピン10aの抜け落ちを防止する。軸部12は、互い違いに重ね合わされる2つの突出部2aの両軸孔9に挿入される。軸孔9の端部には、フランジ部11を収容する窪み13を設けることが好ましい。この場合、互い違いに重ね合わせた2つの突出部2aの間に隙間が生じることを防ぐことができる。但し、フランジ部11の厚みを薄くすることにより、窪み13を設けることなく重ね合わせた2つの突出部2a間の隙間の発生を防ぐようにしても良い。ここで、図1および図16に示すように、2つのブロック1,1間の連結にピン10aを用いるのに加えて、当該連結したブロック1の上段に他のブロック1を積み重ねる際にもピン10aを用いるようにしても良い。この場合、積み重ねたブロック1の安定性がより向上する。尚、上段のピン10aを軸孔9に挿入可能であるように、軸部12の長さは突出部2aの高さhの2分の1以下とする。但し、積み重ねたブロック1の高さがそれ程高くない場合等には、例えば図18に示すように、2つのブロック1,1間の連結のみにピン10aを用いても良い。この場合、軸部12の長さは突出部2aの高さh以下であれば良い。
さらに、上記の連結軸10の他の例として、軸孔9の縁と係合する係合部と、軸孔9を通るねじ構造を備えたピン10bを利用しても良い。例えば図17に示すように、係合物としての円板状のフランジ部11と、このフランジ部11を挟んだ一方側に設けられる雄ねじ部14と、フランジ部11を挟んだ他方側に設けられ、内側に雌ねじが形成された円筒部15とを備えるピン10bを利用しても良い。この場合、例えば、先ずピン10bの雄ねじ部14を土台としての地中に埋めて地面にピン10bを固定する、あるいは予め地中に埋設しておいた図示しない雌ねじ部にピン10bの雄ねじ部14を螺合させて地面にピン10bを固定する。次に、当該固定したピン10bの円筒部15に、互い違いに重ね合わせた2つの突出部2aの両軸孔9を通す。続いて、当該軸孔9を通した円筒部15に、他のピン10bの雄ねじ部14を螺合させて、2つの突出部2aを挟んだ2つのピン10bの各フランジ部11により、互い違いに重ね合わせた2つの突出部2aを締結する。さらに、当該締結に用いたピン10bの円筒部15に、更に上段に位置する互い違いに重ね合わせた2つの突出部2aの両軸孔9を通す。当該軸孔9を通した円筒部15に、他のピン10bの雄ねじ部14を螺合させる。以上の手順を順次繰り返す。尚、最上段の円筒部15には、例えば図17に示すように、円筒部15の無いピン10b’を螺合させる。このようにねじ構造を備えたピン10bを利用する場合、ねじによる締結力により連結部2間を固定できると共に、ピン10b同士も積み重ね方向Yに結合されるのでブロック1を任意の高さまで安定して積み重ねることができる。尚、図17は、ねじ構造を備えたピン10bを示す一例であって、必ずしもこの例には限定されない。例えば、互い違いに重ね合わされる2つの突出部2aの間にフランジ部11を介在させるようにピン10bを配置しても良く、あるいはフランジ部11を挟んだ両側に雄ねじ部14を備えたピンと、フランジ部11を挟んだ両側に円筒部15を備えたピンとを組み合わせて使用しても良い。または、軸孔9を貫通するボルトと、軸孔9の縁と係合するナットを用いて、連結部2間を締結するようにしても良い。
さらに、上記の連結軸10の他の例として、例えば図19に示すように、最上段のブロック1の連結部2から最下段のブロック1の連結部2まで貫通する1本の棒材10c、もしくは最上段のブロック1の連結部2から土台まで貫通する1本の棒材10cを利用しても良い。この場合、ブロック構造体90の剛性を向上でき、ブロック1を安定して積み重ねることができる。
以上に説明した連結軸10のいずれを用いるかは、利用者が適宜用途等に応じて選択することが好ましい。また、上述した連結軸10を用いた連結部2の連結後に、ブロック1,1間の結合強度を高める等の必要に応じて、接着剤を軸孔9に充填するようにしても構わない。尚、隣接する突出部2aの間を着脱自在に接続する接続手段は必ずしも上記例示した連結軸10に限定されるものではない。例えば図20に示すように、対向する突出部2aの端面の一方と一体に設けられて他方の端面に向けて突出する係合凸部16と、上記他方の端面に形成されて係合凸部16が嵌め合わされる係合凹部17とにより、接続手段を構成しても良い。尚、連結方向の自由度を高めるために係合凸部16および係合凹部17の周縁は円形とすることが好ましいが、非円形、例えば六角形状としても構わない。さらに、係合凸部16を突出部2aに対して出没可能に構成しても良い。
上述したフルブロック1aおよびハーフブロック1bを、鉛直方向Yに任意の組み合わせで積み重ねるとともに、水平方向Xに任意の組み合わせで連結する。尚、最下段のブロック1は、例えば図28に示すように土台としての地中に半分程度埋めて、土台に固定することが好ましい。若しくは、最下段のフルブロック1aの内部空間Sに土やコンクリート材などを充填して、土台に固定することが好ましい。但し、積み重ねたブロック1の高さがそれ程高くない場合等には、最下段のブロック1を単に土台に載置するだけでも構わない。
さらに、コンクリートやタイルなどで舗装された土台にブロック構造体90を設置する場合には、例えば図17に示したピン10bの雄ねじ部14と螺合する雌ねじを備える図示しないアンカーを舗装面に打ち込み固定して、当該アンカーの雌ねじに最下位置にあたるピン10bの雄ねじ部14をねじ込み、その後、図17に例示したようにブロック1を順次組み上げて、ブロック構造体90を当該舗装面に固定するようにしても良い。上記アンカーとして、例えば既存のグリップアンカーを採用して良い。この場合、土台としての既設コンクリート舗装面やタイル面などにドリル等を用いて穿孔を設け、この穿孔に上記グリップアンカーを打ち込む。グリップアンカーは円筒形に形成され、この円筒における舗装面と対向する側の端部には、先太りの截頭円錐形係止片が設置されると共に、円筒周面には当該係止片が設置される端部から軸方向に延びるスリットが形成され、上記係止片が在る端部とは逆側すなわち舗装面から露出する側における円筒内周面には、ピン10bの雄ねじ部14と螺合する雌ねじが設けられている。舗装面に設けられた穿孔に上記係止片を先頭としてグリップアンカーを打ち込むと、係止片の先端が穿孔の底面に当接することにより当該係止片がグリップアンカーの円筒内部に侵入して、スリットによりグリップアンカーの円筒周面が拡がって穿孔の内周面を圧接し、グリップアンカーと係止片とが堅固に係合すると共に、グリップアンカーが穿孔内に堅固に固定される。このように舗装面に固定されたグリップアンカーの雌ねじに、最下位置にあたるピン10bの雄ねじ部14をねじ込んで、図17を用いて既述したようにブロック1を組み上げる。この場合、コンクリート面やタイル面などの舗装面に対してブロック構造体90の設置と撤去が自在に行えると共に、ブロック構造体90の撤去に際して舗装面を破壊する事がないので、再舗装等の手間を省くことができる。また、接着性材料を用いてブロック構造体90を設置面に固定する湿式工法ではなく、機械的結合力によりブロック構造体90を設置面に固定する乾式工法であるため、施工が容易となる利点もある。
ここで、隣接するブロック1,1間は、例えば図21に示す連結用部材3を介して接続しても良い。連結用部材3a,3bは、双方とも2つのブロック1,1間を直線的に接続するものであり、両端に連結部2を備えている。連結用部材3aは、両端の連結部2を繋ぐ接続部18が短く、このためブロック1,1間の間隔を短くできる特長があり、連結用部材3bは、両端の連結部2を繋ぐ接続部18が長く、このためブロック1,1間の間隔を長くできる特長がある。連結用部材3cは、両端の連結部2を繋ぐ接続部18が湾曲しており、一端側のブロック1の方向を他端側のブロック1の方向に対して例えば90°変化させて、これら2つのブロック1,1間を接続する。連結用部材3dは、例えば平面視で略T字型を成し、3つの端部にそれぞれ連結部2を備えている。連結用部材3eは、例えば平面視で略三角形を成し、3つの端部にそれぞれ連結部2を備えている。連結用部材3d,3eは3つのブロック1を接続でき、これにより例えばブロック1の列を分岐させることができる。
連結用部材3は、例えばブロック1と同一高さHを有し、例えば図22に示すように突出部2aと切欠部2bとが両端において互い違いとなるように設けられている。但し、図23に示すように、突出部2aと切欠部2bとを両端において対称となるように設けても良い。或いは図24に示すように、連結用部材3は、各端部に突出部2aのみを有し、各端部を繋ぐ接続部18は突出部2aと同一高さhを有するものとし、連結対象のブロック1の突出部2a同士を突き合わせるとともに、これらのブロック1の切欠部2bにより形成された空隙を埋めるように、連結用部材3の突出部2aを配置するようにしても良い。連結用部材3は、例えばブロック1と同じ素材を用いて型によりそれぞれ一体成形される。
図50,図51に例示するように、連結用部材3を適宜選択してブロック1,1間を接続することにより、ブロック構造体90の取り得る形態がより豊富となり、例えば土地の形状等に一層適合するブロック構造体90を組み立てることができる。但し、上記に例示した連結用部材3a〜3eはあくまでも好適例であって、連結用部材3の形状等が上記例示に限定されるものではない。
また、本実施形態では、ブロック構造体90の端に位置するブロック1および最上段に位置するブロック1に対して、見栄えの向上および雨水や汚れ等の侵入防止を図るべく、以下に説明する端部処理を施すようにしている。
例えば図35および図36に示すように、ブロック構造体90の端に位置するブロック1の切欠部2bに対して、端部部材19を嵌め込む。端部部材19は、例えば軸孔9を有する円筒形に形成され、連結軸10を介してブロック1の切欠部2bに取り付けられる。端部部材19をブロック1の切欠部2bに嵌め込むことにより、切欠部2bの空間が埋められて、当該ブロック1の端が滑らかな形状となり、見栄えを向上できる。この端部部材19は、例えばブロック1と同じ素材を用いて作製される。また、最上段に位置するブロック1または連結用部材3または端部部材19の軸孔9には、図35に示すように、充填部材20を嵌め込む。充填部材20は例えば硬質ゴム製で、軸孔9の周面と接触して自重落下を妨げる複数の襞21が周囲に形成されている。充填部材20を軸孔9に嵌め込むことで軸孔9の頂端が塞がれて、軸孔9内への雨水等の侵入を防いで、連結軸10の錆や劣化などを防止できる。また、最上段に位置するフルブロック1aの頂部には、図34および図35に示すように、内部空間Sを塞ぐ蓋部材22が取り付けられる。蓋部材22は、例えばフルブロック1aの凹状嵌合部8に嵌め合わせ可能に形成されている。蓋部材22により、ブロック1内部が隠されて見栄えを向上できると共に、フルブロック1aの内部空間Sへの雨水等の侵入を防ぐことができる。これは、フルブロック1aの内部空間Sに、照明機器などの電気機器を収容する場合などに有効である。蓋部材22は、例えばブロック1と同じ素材を用いて作製される。
また、ブロック構造体90の端に位置するブロック1の連結部2を利用して、別の構造物をブロック構造体90に連結するようにしても良い。例えば図37に示すように、ブロック構造体90としての塀に門扉23を取り付けるようにしても良い。この門扉23は、例えばブロック1の切欠部2bに向かって突き出た取付部24を備えており、取付部24には軸孔9が形成されている。取付部24をブロック1の切欠部2bに挿し入れた状態で連結軸10を軸孔9に貫通させて、門扉23がブロック構造体90としての塀に開閉可能に取り付けられる。更にこの場合、連結軸10を中空円筒状に形成し、連結軸10の中空部を旗などのポール受けとして機能させても良い。また、ブロック構造体90の両端に位置して水平方向に並ぶ端部部材19間を壁面の前方にて例えば棒材により接続し、当該棒材を手摺として機能させても良い。
積み重ね方向Yにフルブロック1aとハーフブロック1bの組み合わせることによって、外部に開放された空間をブロック構造体90の内部に形成することができる。この空間の利用例を以下に説明する。
例えば、フルブロック1aの一段上にハーフブロック1bを積み重ねることで、植栽用の空間を形成することができる。この場合、フルブロック1aの内部空間Sに、植物を保持する植栽ポット25を組み込む。但し、最下段のフルブロック1aにおいては、内部空間Sに土等を直接入れて、植栽ポット25を組み込むことなく植栽することも可能である。植栽ポット25は、図25〜図27に示すように、植物を栽培するための土、小石、砂、樹脂製のスポンジ等が入れられて内部空間Sに収容される容器本体25aと、容器本体25aの上端の周縁に形成されてフルブロック1aの凹状嵌合部8の縁に当接する鍔部25bと、容器本体25aの底部に形成された排水口25cとを備えている。
この植栽ポット25は、容器本体25aをフルブロック1aの内部空間Sに収容し、鍔部25bをフルブロック1aの凹状嵌合部8に嵌め込んで、フルブロック1aに組み込まれる。当該植栽ポット25を組み込んだフルブロック1aの上にハーフブロック1bが積み重ねられる。尚、積み重ねたフルブロック1aとハーフブロック1bとの間に隙間が生じてしまうことを防止するべく、フルブロック1aの凹状嵌合部8は、植栽ポット25の鍔部25bおよびハーフブロック1bの凸状嵌合部7の双方をフルブロック1a内に収容する形状に形成することが好ましい。
このようにフルブロック1aとハーフブロック1bの組み合わせにより形成される空間を利用して植栽を行うことで、敷地内や歩道空間等の緑化に寄与し、町並み等の景観の向上に寄与するばかりでなく、植栽により二酸化炭素の軽減ひいては地球温暖化の防止にも寄与する。また、フルブロック1aは中空構造となっているため、例えば図28に示すように植栽用空間を複数段にわたって形成する場合でも、最上段の植物に対して水を与えれば排水口25cを通じて下段の植物にも水を与えることができ、植物への水やりが容易となる利点も得られる。
また、フルブロック1aの内部空間Sに照明装置26を備えて、積み重ね方向Yにおけるフルブロック1aとハーフブロック1bの組み合わせにより形成される空間を照らすようにしても良い。例えば図33に示すように、上述した植栽用空間において栽培している植物をライトアップしても良く、これにより更にブロック構造体90の見栄えを向上できる。更に、太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池27と、当該太陽電池27が発生した電力を蓄えるバッテリ28とを備えて、当該バッテリ28より照明装置26へ電力を供給することが好ましい。この場合、外部電力を必要とせず、太陽光を利用して日中蓄えた電力により夜間等に照明装置26を作動させることができる。
例えば本実施形態では、最上段に位置するフルブロック1aに、蓋型の太陽電池ユニット29を取り付けるようにしている。太陽電池ユニット29は、例えば図29および図30に示すように、フルブロック1aの凹状嵌合部8に嵌め合わせられる光透過プレート30と、この光透過プレート30に内蔵された太陽電池27と、当該太陽電池27が発生した電力を蓄えるバッテリ28とを有し、これらが一体化されて構成されている。光透過プレート30は、例えば蓋部材22と同一の形状としており、太陽電池ユニット29は蓋部材22としての機能も兼ね備える。但し、上記の太陽電池27の取り付けは好適な例示であり、太陽光が当たる位置であれば上記以外の箇所に太陽電池27を取り付けても構わない。
一方、照明装置26は、例えば図31および図32に示すように、照明装置本体31と、この照明装置本体31をフルブロック1aの内部空間Sに保持する保持部材32とを有している。照明装置本体31には、例えば複数の高輝度LED(発光ダイオード)33が取り付けられている。LED33を使用することにより、長期に渡りメンテナンスフリーとなる利点がある。但し、照明装置26はLED33を使用したものに限定されるものではない。保持部材32は、例えば照明装置本体31を長手両方向から支持するように、2つ設けられており、それぞれ一端側が照明装置本体31に接続されると共に、他端側32aはフルブロック1aの凹状嵌合部8の端に引っ掛けられる円板状に形成されている。尚、積み重ねたブロック1,1間に隙間が生じてしまうことを防止するべく、ブロック1の凹状嵌合部8は、保持部材32の円板状端部32aおよび上段のブロック1の凸状嵌合部7の双方をブロック1内に収容する形状に形成することが好ましい。また、照明装置本体31の向きを調節可能とするために、照明装置本体31は、連結方向Xの軸回りに回転可能に保持部材32に支持されることが好ましい。このため本実施形態では、保持部材32を照明装置本体31に例えばボルト34により取り付けて、照明装置本体31の向きを360°調節可能としている。これにより、適宜、アッパーライト、ダウンライト、間接照明と用途等に応じて照明方向を自由に設定することができる。
太陽電池ユニット29のバッテリ28と照明装置本体31のLED33とは、図33に示すように導線(リード線)35により電気的に接続され、バッテリ28から供給される電力によってLED33が発光する。尚、既存の照度センサを例えば太陽電池ユニット29に組み込み、照度が一定値以下となり周囲が暗くなった場合にのみバッテリ28から照明装置26に電力を供給し、照明装置26を作動させるようにしても良い。またはタイマーを例えば太陽電池ユニット29もしくは照明装置本体31に組み込み、一定時間毎に照明装置26をオン・オフさせるようにしても良い。この場合、省エネルギの効果が得られる。または、既存の人感センサをブロック構造体90に組み込み、当該人感センサの検知範囲内に人がいる場合にのみ照明装置26をオンとするようにしても良い。この場合、省エネルギの効果に加えて防犯効果も得られ、その他、各種の演出照明を実現として機能させることもできる。尚、太陽電池ユニット29の電力を照明装置26に利用することには限定されず、例えば太陽電池ユニット29を非常用電源として利用しても良い。
また、ハーフブロック1bにおけるフルブロック1aの内部空間Sを開放する側の面に、インターホンや表札、防犯カメラなどの応用付属品を取り付けても良い。さらに、上記照明装置26によりインターホンや表札などを照らすようにしても良い。この場合、ブロック構造体90の見栄えを向上できると共に、インターホンの位置や表札を訪問者等が認識し易くなる利点が得られる。例えば図38,図39に示すように、インターホン本体36と、このインターホン本体36を支持する支持板37とよりなるインターホン・ユニット38を、ハーフブロック1bにおけるフルブロック1aの内部空間Sを開放する側の面に取り付ける。インターホン本体36は、例えば支持板37に形成された開口に嵌め込まれて支持板37に固定される。インターホン・ユニット38の表面38aは、例えば第2壁部5とほぼ対称となる曲面形状に形成されており、インターホン・ユニット38とハーフブロック1bとを組み合わせることにより、フルブロック1aの外形とほぼ同じ形状となる。支持板37はハーフブロック1bに例えば釘止め、ねじ止め、接着剤等の固定手段を用いて取り付けられる。
また、ブロック構造体90内に形成される空間を利用して、ポストやダストボックス、ポール受けなどを設けても良い。例えば図42〜図44に示すポスト39をブロック構造体90内に組み込む。このポスト39は、フルブロック1aの内部空間Sに挿入可能なポスト本体39aと、ポスト本体39aと一体に設けられると共にブロック1の縁と係合してポスト本体39aを支持する係合鍔部39bとを有している。ポスト本体39aは、例えばほぼブロック1の3つ分の高さ(3H)を有する箱型に形成され、正面側の上部に投函口39cを備えるとともに背面側の下部に取出口39dを備えている。尚、図示しないが、投函口39cおよび取出口39dを覆う開閉可能な蓋構造をポスト本体39aに設けても良い。係合鍔部39bは、ポスト本体39aの上端に設けられてポスト本体39aの蓋として機能すると共に、ブロック1の凹状嵌合部8に当接してポスト本体39aをブロック構造体90内の空間に保持する。尚、積み重ねたブロック1,1間に隙間が生じてしまうことを防止するべく、ブロック1の凹状嵌合部8は、ポスト39の係合鍔部39bおよび上段のブロック1の凸状嵌合部7の双方をブロック1内に収容する形状に形成することが好ましい。
例えば本実施形態では、図9〜図11および図40,図41に示す第2壁部5の向きが対称となる二種類のハーフブロック1b,1b’と、フルブロック1aとを用いて、上記のポスト39を、図45,図46に示すようにブロック構造体90内に組み込む。具体的には、フルブロック1aの内部空間Sを正面側に開放するハーフブロック1bをフルブロック1aの上段に置き、フルブロック1aの内部空間Sを背面側に開放するハーフブロック1b’をフルブロック1aの下段に置く。そして、投函口39cを正面側としてポスト本体39aをフルブロック1aの内部空間Sに挿入し、係合鍔部39bを上段のハーフブロック1bの凹状嵌合部8に引っ掛ける。これにより、ポスト39の投函口39cが壁面の正面側に露出すると共に、ポスト39の取出口39dが壁面の背面側に露出して、ポスト39が利用可能となる。また、図45,図46の例では、上段のハーフブロック1bの更に上段および下段のハーフブロック1b’の更に下段にフルブロック1aを設置している。係合鍔部39bが当接するハーフブロック1bの更に上段にブロック1を設置することで、係合鍔部39bはハーフブロック1bの凹状嵌合部8と更に上段のブロック1の凸状嵌合部7に挟持され、ポスト本体39aが安定して支持される。
尚、ブロック構造体90内に形成される空間を例えばダストボックスとして利用する場合には、例えばフルブロック1aの内部空間Sに収容可能且つ取り外し可能な容器をフルブロック1aに組み込むと共に、当該容器の上端側を開放させる。これにより、当該容器にごみ等を収容でき、且つ容器にごみ等が溜まれば当該容器をフルブロック1aから取り外してごみの処分等を行える。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば上述の実施形態では、ブロック構造体90としてブロック塀を組み立てる例について説明したが、この例に限定されるものではなく、本発明に係わるブロック構造体90は、屋内外のパーティション、道路と敷地との間に高低差がある場合等の土止め用の擁壁などの建築構造壁全般に、適用することが可能である。例えば災害時や緊急車両の通行時などに簡単に撤去または移設できる道路分離帯として、本発明に係わるブロック構造体90を利用できる。さらに、街具(ストリートファーニチャとも呼ばれる)や家具の一部または全部を、本発明に係るブロック構造体90で構成することも可能である。例えばベンチの脚部、あるいは歩行者の足元を照らす街路灯の外壁、手摺などに本発明に係るブロック構造体90を適用しても良い。
また、フルブロック1aおよびハーフブロック1b以外のブロック1を用いても良い。例えば、一方の端側のみに連結部2を有するブロック1、一方の端において端部部材19が一体化されているブロック1、太陽電池ユニット29や照明装置26またはインターホンや防犯カメラなどの応用付属品が当初から組み込まれたブロック1、ポストやダストボックスとしての機能を備えたブロック1等を用いても良い。この場合、フルブロック1aおよびハーフブロック1b以外のブロック1は、第1壁部4または第2壁部5と同一面を形成する曲面状の壁部を有することが好ましい。これにより、フルブロック1aおよびハーフブロック1b以外のブロック1を用いる場合でも、間隙の無い滑らかな凹凸状の壁面が連続的に形成される。例えば図47〜図49にポストの機能を備えたブロックの一例を示す。このポスト機能付ブロック1’は、例えばフルブロック1aをベースとして作製され、正面側の第1壁部4の上部に投函用の開口40が設けられると共に背面側の第1壁部4の下部には郵便物取出用の開口41が設けられ、且つ郵便等を内部空間Sに保持するべく内部空間Sを下端側で塞ぐ底部42が設けられている。また、投函口40の上方には庇部43が設けられている。尚、図示しないが、投函口40および取出口41を覆う開閉可能な蓋構造を設けても良い。このポスト機能付ブロック1’を他のブロック間に組み込むことによって、ポストの機能がブロック構造体90に付加される。
また、必要に応じて連結用部材3を利用できるように、上述の実施形態のように各ブロック1および連結用部材3に共通の連結部2を設けることが好ましいが、場合によっては図52,図53に例示するように、ブロック1の連結部2の形状を、常に連結用部材3を介して接続することを前提としたものとしても良い。また、連結部2の形状は、上述の実施形態のように、それぞれ1つの突出部2aと切欠部2bとを有し、隣接する2つの連結部2における突出部2aと切欠部2bとが互い違いに配置されるものには必ずしも限定されず、例えば図54に示すように、1つの突出部2aとこの突出部2aを挟む2つの切欠部2bを有する凸型の連結部2’と、1つの切欠部2bとこの切欠部2bを挟む2つの突出部2aを有する凹型の連結部2”とを組み合わせても良い。また、上記のフルブロック1aおよびハーフブロック1bの形状は好適な一例であって必ずしもこの例に限定されるものではない。例えばフルブロック1aの内部空間Sを箱型に形成しても良い。
本発明のブロック構造体の実施の一形態を示し、ブロック構造体の組立の様子を示す斜視図である。 組み立てられたブロック構造体の一例を示す斜視図である。 組み立てられたブロック構造体の他の例を示す縮小した平面図である。 組み立てられたブロック構造体の更に他の例を示す縮小した平面図である。 組み立てられたブロック構造体の更に他の例を示す縮小した平面図である。 第1ブロックの一例を示す平面図である。 上記第1ブロックの正面図である。 図7における矢印viii方向から見た上記第1ブロックの側面図である。 第2ブロックの一例を示す平面図である。 上記第2ブロックの正面図である。 図10における矢印xi方向から見た上記第2ブロックの側面図である。 第1ブロックの上段に第2ブロックを積み重ねた状態を示す平面図である。 図12のブロック群の正面図である。 図13における矢印xiv方向から見た側面図である。 図12におけるxv-xv線で切った断面図である。 ブロック間の連結構造の一例を示す断面図であり、接続手段としてフランジ付きピンを用いた例を示す。 ブロック間の連結構造の他の例を示す断面図であり、接続手段としてねじ付きピンを用いた例を示す。 ブロック間の連結構造の更に他の例を示す断面図であり、接続手段として図16よりも長尺のピンを用いた例を示す。 ブロック間の連結構造の更に他の例を示す断面図であり、接続手段として棒材を用いた例を示す。 ブロック間の連結構造の更に他の例を示す断面図である。 ブロック間を接続する連結用部材を例示する平面図である。 上記連結用部材を用いた接続例を示す正面図である。 上記連結用部材を用いた他の接続例を示す正面図である。 上記連結用部材を用いた更に他の接続例を示す正面図である。 植栽ポットの一例を示す平面図である。 上記植栽ポットの正面図である。 上記植栽ポットをブロックに組み込んだ状態を示す正面図である。 ブロック構造体において植栽を行う例を示す縮小した正面図である。 ブロックに太陽電池とバッテリを組み込む場合の構成例を示す平面図である。 図29の正面図であり、一部を断面で示す。 ブロックに照明装置を組み込む場合の構成例を示す平面図である。 図31の正面図であり、一部を断面で示す。 ブロック構造体において照明を行う場合の一例を示す正面図である。 ブロックの頂部を塞ぐ蓋部材の一例を示す平面図である。 ブロック構造体の最上段かつ端に位置するブロックに対する端部処理の一例を示す正面図である。 ブロック構造体の端に位置するブロック列に対する端部処理の一例を示す正面図である。 ブロック構造体としての塀に門扉を取り付けた例を示す正面図である。 第2ブロックにインターホンを取り付ける例を示す平面図である。 第2ブロックにインターホンを取り付ける例を示す正面図である。 第2ブロックの他の例を示す平面図である。 上記第2ブロックの正面図である。 ブロック構造体に組み込むポストの一例を示す平面図である。 上記ポストの正面図である。 上記ポストの背面図である。 上記ポストをブロック構造体に組み込む場合の構成例を示す正面図である。 図45の背面図である。 ポスト機能を備えたブロックの一例を示す平面図である。 ポスト機能を備えたブロックの正面図である。 ポスト機能を備えたブロックの背面図である。 連結用部材を介してブロック間を接続する場合の一例を示す縮小した平面図である。 連結用部材を介してブロック間を接続する場合の他の例を示す縮小した平面図である。 ブロック間の接続構造の他の例を示す正面図である。 ブロック間の接続構造の更に他の例を示す正面図である。 ブロック間の接続構造の更に他の例を示す正面図である。 従来のブロック構造体を示す斜視図である。 従来の他のブロック構造体を示す斜視図である。 従来の他のブロック構造体を示す斜視図である。 従来の他のブロック構造体を示す斜視図である。 従来の他のブロック構造体を示す斜視図である。
符号の説明
1 ブロック
1a フルブロック(第1ブロック)
1b ハーフブロック(第2ブロック)
2 連結部
2a 突出部
2b 切欠部
3 連結用部材
S 内部空間
4 第1壁部
5 第2壁部
10 連結軸(接続手段)
11 フランジ部(係合部)
14 雄ねじ部(ねじ構造)
15 円筒部(ねじ構造)
25 植栽ポット
26 照明装置
27 太陽電池
28 バッテリ
90 ブロック構造体

Claims (3)

  1. 第1ブロックと、第2ブロックと、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間に配置される連結用部材とを有し、前記第1ブロックと前記第2ブロックとが交互に積み重ねられると共に当該積み重ね方向と直交する方向である連結方向に前記連結用部材を介して交互に連結され、前記第1ブロックは前記連結用部材に向かって突き出た突出部と前記連結用部材が備える突出部を受け入れる切欠部との組より成ると共に前記積み重ね方向の軸を中心とする一定角度範囲内の自由な方向からの連結が可能である前記連結方向両端に備えられた連結部及び該連結方向両端の連結部の間を接続して曲面状の表面を形成すると共に前記積み重ね方向に貫通する内部空間を形成する第1壁部を有し、前記第2ブロックは前記連結用部材に向かって突き出た突出部と前記連結用部材が備える突出部を受け入れる切欠部との組より成ると共に前記積み重ね方向の軸を中心とする一定角度範囲内の自由な方向からの連結が可能である前記連結方向両端に備えられた連結部及び該連結方向両端の連結部の間を接続して積み重ね方向に位置する前記第1ブロックの一方の表面と同一面を形成すると共に前記第1ブロックの内部空間を露出させる第2壁部を有し、前記連結用部材は前記第1ブロックに向かって突き出た突出部と前記第1ブロックが備える突出部を受け入れる切欠部との組より成ると共に前記積み重ね方向の軸を中心とする一定角度範囲内の自由な方向からの連結が可能である前記連結方向一端に備えられた連結部及び前記第2ブロックに向かって突き出た突出部と前記第2ブロックが備える突出部を受け入れる切欠部との組より成ると共に前記積み重ね方向の軸を中心とする一定角度範囲内の自由な方向からの連結が可能である前記連結方向他端に備えられた連結部を有し、さらに、前記第1ブロックの内部空間に植物を保持する植栽ポットが収容されることを特徴とするブロック構造体。
  2. 前記連結用部材が平面視T字型を成し、三つの端部のそれぞれに前記連結部を備えることを特徴とする請求項1記載のブロック構造体。
  3. 前記連結用部材が平面視三角形をなし、三つの端部のそれぞれに前記連結部を備えることを特徴とする請求項記載のブロック構造体。
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