JP4106274B2 - マイクロメカニカルセンサ素子、電気回路構成および複数のマイクロメカニカルセンサ素子を有するセンサアレイ - Google Patents

マイクロメカニカルセンサ素子、電気回路構成および複数のマイクロメカニカルセンサ素子を有するセンサアレイ Download PDF

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Description

本発明は、マイクロメカニカルセンサ素子、電気回路配置および複数のマイクロメカニカルセンサ素子を有するセンサアレイに関する。
化学反応は、固形物との界面において容易に特徴付けられるかまたは検出され得る。したがって、この種の化学反応は、しばしば、科学的および薬学的分析に用いられる。この種の分析方法は、薬学的研究における大規模な一連のテストおよびホームケア用途として公知のものの両方に適している。
[1]は、固形物との界面での化学結合を検出するために用いられる種々の方法の概観を与える。
固形体の界面での化学結合を検出するために用いられる種々の方法は、実質的に、4クラスの方法に分離され得る。すなわち、光学的、電気的、化学的および質量分光法である。
しかしながら、従来、化学的表面反応の分析は、あらゆる公知の方法にしたがって、比較的高価な巨視的または光学的方法を用いて実行されてきており、データの評価は、個別の電子機器によって決定される。
さらに、[2]は、EQCM法(Electrochemical Quartz−Crystal Microbalance method)として知られているものを開示している。この方法も、2面上で金属でコーティングされた振動結晶の電気的に刺激可能な共振周波数が金属電極の界面状態(振動質量の質量変化)およびそれらの環境(例えば、液体の粘度)に明確に依存するという事実を使用する。この方法でコーティングされた水晶振動子の表面において化学反応が実行される場合、検討中の系の共鳴周波数が変化する。
さらに、[3]および[4]は、QCM配列(Quartz−Crystal Microbalance arrangements)およびこれら配列のための結合層を記載する。
[5]は、センサ素子として用いられるFPW共振器(Flexural Plate Wave resonator)を記載する。FPW共振器の場合では、膜の変形および周波数変化の検出が電磁気手段を用いて実行される。
[6]は、振動可能な素子としてのカンチレバーを記載し、このカンチレバーは、周波数が光学手段によって検出される。
本発明は、公知のセンサよりも生成するために高価ではないマイクロメカニカルセンサ素子を提供するという課題に基づく。
特許請求の範囲の独立項に記載された特徴を有するマイクロメカニカルセンサ素子によってその課題は解決される。
マイクロメカニカルセンサ素子への分子の結合を記録するためのマイクロメカニカルセンサ素子は、1つの基板と、少なくとも1つの電気端子を有する。さらに、振動可能な素子があり、これは、振動可能な素子の振動挙動を特徴付ける電気変数が電気端子に提供され得るような方法で電気端子に結合される。さらに、分子結合層があり、これは、分子が分子結合層に結合し得るような方法で配列される。分子結合層は、分子結合層への分子の結合が振動可能な素子の振動挙動(換言すると、振動可能な素子のインピーダンス(好適に振動可能な素子の電気容量))の変化を引き起こすような方法で振動可能な素子に結合される。
電気回路は、基板に導入され得る。すなわち、基板に集積され得るか、基板に付与され得る。
本発明の一構成によると、振動可能な素子は、基板に導入される。
本発明のさらなる構成によると、振動可能な素子は、振動可能な膜およびキャビティを基板に有する。振動可能な膜は、キャビティに関連して、振動可能な膜が振動する場合に振動可能な膜がキャビティにおよびキャビティから変形され得るような方法で配列される。振動可能な膜は、電気端子に結合され、そのため、振動可能な膜を介して、振動可能な素子の振動挙動を特徴付ける電気変数を電気端子に提供することが可能である。
分子結合層は、基板と同一の基部材料(例えば、シリコンまたは類似の半導体素子)から、もしくはIII−V半導体構造またはII−VI半導体構造あるいは金属電極(例えば、白金または金を含む)から形成され得る。
振動可能な膜および基板の両方が同一の基部材料から形成され、例えば、異なる正反対のドーピング原子で単にドーピングされ、この種のマイクロメカニカルセンサ素子を作製することが相当より容易になる。これは、したがって、はるかに高価ではなくなり得る。
本発明の代替の構成によると、振動可能な素子は、基板に付与される。
この場合、振動可能な素子は、振動可能な膜を含み得る。この振動可能な膜は、振動可能な膜と基板との間にキャビティが形成され、その結果、膜がキャビティにおよびキャビティから変形され得るような方法で基板に付与される。同様に、本発明のこの例示的実施形態によると、振動可能な膜は、振動可能な素子の振動挙動を特徴付ける電気変数が振動可能な膜を介して電気端子に提供され得るような方法で電気端子に結合される。したがって、振動可能な膜は、電気端子に結合される。
本発明のこの構成によると、少なくとも1つのスペーサ素子が基板と振動可能な膜との間に提供され、その結果、振動可能な膜がスペーサ素子自体の表面または複数のスペーサ素子の1つの表面に付与され、第一の表面から反対側のさらなる表面上で基板にスペーサ素子が固定され、その結果、スペーサ素子に起因して、基板と振動可能な膜との間にキャビティが形成されることが可能である。
本発明のこの構成により、非常に低コストで作製され得るマイクロメカニカルセンサ素子が得られる。
キャビティは、圧電物質で充填され得る。本発明のこの構成では、圧電物質がスペーサ素子として用いられることも可能である。
本発明のこの構成は、マイクロメカニカルセンサ素子の精度をさらに改善する。
本発明の別の改良によると、凹部が振動可能な膜から離間する表面に導入されることを提供することが挙げられる。
さらに、分子結合層は、金属の層、すなわち、例えば、白金、金またはチタンを含む金属層であり得る。原則的には、分子結合層は、特定の用途に応じて、例えば、ファンデルワールス力または共有結合によって、その表面に検出されるべき対応する分子を結合するために適した任意の種類の材料から作製され得る。
本発明の代替の構成によるマイクロメカニカルセンサ素子の場合には、圧電層が基板に付与され、分子結合層が圧電層に付与される。分子結合層は、第一の電気端子に結合され、基板は、第二の電気端子に結合され、その結果、振動する質量を変化させることが原因となって、分子が分子結合層に結合するときに、分子結合層および圧電層から作製されるユニットの共振周波数が変化され、このユニットは、振動素子の振動挙動を特徴付ける電気変数を電気端子に提供するために用いられる。
本発明のさらなる構成によると、ブラッグ(Bragg)反射層が圧電層下の基板に付与される。この場合、ブラッグ反射層自体は、圧共振器の質を増加させる原因となる。ブラッグ反射層は、振動可能な素子の共振周波数を有する波を実質的に完全に反射する方法で配向される。
これに関連して、2層が周期的に繰り返す方法で互いに接するように配列され得るが、この2層は、振動によって発生された音波に対する第一層内の伝播速度vおよび第二層内の伝播速度vにおいて可能な限り最大の差を有する。以下の式は、破壊的な界面に対する第一層の厚さdおよび第二層の厚さdにあてはまる。
=v/4・f ここで、k=1,2,3,...,
=v/4・f ここで、k=1,2,3,...,
ここで、fは、発生された振動の周波数を表わす。
本発明のさらなる構成によると、電気回路が存在し、これは、好適には、基板に集積され、少なくとも1つの電気端子に結合される。電気端子が1つのみである場合、マイクロメカニカルセンサ素子上に位置する分析物は、明らかに、基準電位として動作する。
さらに、振動可能な素子は、振動可能な素子の振動挙動が電気回路によって判定され得るような方法で電気回路に結合され得る。
この目的のために、電気回路は、所定の周波数を有する、マイクロメカニカルセンサ素子ための作動信号を生成するための周波数生成器を有し得る。この作動信号は、振動可能な素子を励起して、振動させる。
さらに、信号検出器を提供することが可能である。この信号検出器によって、作動信号のために振動可能な素子が振動する振幅および/または周波数および/または位相が判定され得る。
周波数生成器は、ジャイレーター回路として構成され得る。
あるいは、
・マイクロメカニカルセンサ素子への分子の結合を記録するためのマイクロメカニカルセンサ素子を有する
・基準マイクロメカニカルセンサ素子を有する
・基準マイクロメカニカルセンサ素子は、基準マイクロメカニカルセンサ素子に結合されたいかなる分子を有さない
・マイクロメカニカルセンサ素子によって提供された信号と基準マイクロメカニカルセンサ素子によって提供された基準信号との比較が、分子がマイクロメカニカルセンサ素子に結合されるかどうかを記録するために用いられる
電気回路配置がある。
本発明によるマイクロメカニカルセンサ素子は、明らかに、上記に記載されたEQCM法の基本的原則に基づく。
2面上に金属でコーティングされた振動結晶の電気的に刺激可能な共振周波数は、金属電極の界面の状態およびそれらの環境に明らかに依存するという事実のために、このようにコーティングされた水晶振動子の表面で化学反応が実行される場合には、振動可能な素子および振動可能な素子に結合された分子結合層の共振振動数が変化される。
共振周波数外の周波数範囲における振動可能な素子の励起された振動の振幅の変化も検出および評価され得る。
このようにして、共振周波数における電気的に検出可能な変化に対して、より一般的には、振動結晶の振動特性(一般的には、振動可能な素子の振動特性)における変化として化学反応が決定されることが可能である。
本発明によると、従来技術による振動結晶の明確な機能が以下により支配される。
・1つまたは複数の膜
本発明の一構成により提供されるシリコン基板は、水晶振動子、すなわち、結晶性二酸化珪素(これは、従来技術により用いられる)とは異なり、圧電物質ではないので、1または複数の膜の期待される振動は、より弱いが、この影響は、マイクロメカニクスにおいて達成され得る個々の素子間の短い距離によって少なくとも補償される。
このようにして、本発明は、マイクロメカニカルセンサ素子が、その小型化を原因として、従来技術と比較して相当より高い空間的および量的な分解能を可能にすることを保証する。
さらに、化学表面反応(例えば、デオキシリボ核酸(DNA)の硫黄結合による金表面への結合または塩素結合によるシリコン表面への結合)の定性および定量分析が自動化される。これは、マイクロメカニカルセンサ素子の作製の間のコストのかなりの低減、およびこの種のマイクロメカニカルセンサ素子の分析精度の改善に通じる。
・直接付与され、かつ、表面(金属性の)が電気回路から追加として任意に提供されるべき金属層を離間し、かつ、分子が結合し得る圧電層が付与される。
これに関連して、分子結合層は、基板自体(基板が分子が結合し得る物質から作製される場合)および基板に付与された独立した層の両方によって形成され得ることに留意されるべきである。
この状況は、明らかに、集積された振動水晶振動子を表わす。圧電層の材料は、必ずしも石英である必要はない。例として、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)が圧電層のための材料として用いられ得る。
・1つまたは複数の膜あるいは追加の金属層の少なくとも1つの面は、分析されるべき溶液の表面、すなわち、該当する表面に結合されるべき分子のための接触表面を形成する。
この表面への分子の結合によって、振動可能な素子の振動の振幅または周波数は変化する。
この目的のために、1つまたは複数の膜は、薄い金属層である分子結合層で揮発コーティング(evaporation−coated)され得る。これは、共振振動における変化に関して増幅させる効果を有する。
振動可能な素子の振動は、マイクロメカニカルセンサ素子の2つの電気端子に接続される2つの電極間にAC電圧を印加することによって励起され得る。
この場合の一方の電極は、電気回路が基板に集積される状況において、膜、すなわち、集積回路と直面する圧電素子層の該当面下の金属被膜加工を形成し、一方で、他方の電極は、接触面、すなわち、マイクロメカニカル素子、すなわち、分析体自体に付与された溶液にある。
本発明は、本発明の一構成にしたがってシリコンマイクロ電子機器のオプションを用いて、決定されたデータの信号処理および/または評価が、センサの位置、すなわち、マイクロメカニカルセンサ素子自体において直接、すなわち、オンチップで実行されるので、明らかに、非常に安価でかつ非常に簡単なインターフェースを電子機器に提供する。
これは、長い接続ラインに対する必要性を排除し、マイクロメカニカルセンサ素子の分解能を相当増加させる。
電気的な点において、膜または一般的な振動素子の質量および粘度の変化によって引き起こされる振動周波数の変化は、膜の電気容量または振動可能な素子の電気容量における変化に対応する。
例として、共振の回路の共振周波数は、共振回路電気容量の関数であるので、この周波数における変化はまた、膜での質量の変化の測定である。
これに関連して、実際に振動する質量は、マイクロメカニカルセンサ素子の全体の質量に比較して小さく、そのため、質量における比較的主要な相対的な変化が達成および検出され得ることが留意されるべきである。
本発明のさらなる構成によると、2つの異なる共振周波数(すなわち、マイクロメカニカルセンサ素子がまだ結合されるべき分子が存在し得る分析物に接触されていない状態における第一の共振周波数と、センサ素子が分析物に接触される後に、分析物に含まれる任意の分子がマイクロメカニカルセンサ素子の接触表面に結合し得る方法で、第二の状態において)、が互いに比較されることを提供することが挙げられる。2つの周波数の相対的な比較が原因となって、評価の結果は、製造許容度および障害に関して頑強である。
さらに、同一タイプであるかまたはセンサのセットを形成するように異なる反応に敏感である配列されているマイクロメカニカルセンサ素子は、度量衡のまたはリソグラフィーの局面から有用に採用され得る膜の可能な限り最小のサイズのみによって制限される空間的な精度を有する、位置的に分離された測定を可能にする。
したがって、複数の振動モードの同時検出およびセンサのセットに含まれるマイクロメカニカルセンサ素子の異なる表面調製の両方によって、複数の化学反応の同時分析も達成され得る。
さらに、センサのセットにおけるマイクロメカニカルセンサ素子のマトリックス配列では、対応する振動素子を作動させるためおよびそれらを異なるセンサ上(すなわち、異なるマイクロメカニカルセンサ素子上)で振動するように励起するために用いられる信号の分布はまた、全体のセンサのセットに付与される分析体の全体の容量における振動特性の変化を生じさせることを可能にする。
振動特性におけるこれら変化が分析体、すなわち、溶液における化学反応の特徴である場合、溶液容量におけるこの種の化学反応の検出も可能である。
本発明のさらなる構成によると、輸送性マイクロメカにクスに用いられるさらなる素子によって、例えば、マイクロメカニカルポンプおよびマイクロメカニカルロックによって、分析に適切な時間的配列において、直接マイクロメカニカルセンサ素子にまたは複数のマイクロメカニカルセンサ素子に異なる溶液が輸送され、これにより、自動化の度合いがさらに増加されることを提供することが挙げられる。
さらに、本発明は、複数のマイクロメカニカルセンサ素子を有するセンサアレイを提供する。
本発明の例示の実施形態は、図面に示され、かつ、以下により詳細に説明される。
図1は、本発明の第一の例示的実施形態にしたがうマイクロメカニカルセンサ素子100を示す。
マイクロメカニカルセンサ素子100は、シリコンから作製された基板101を有する。この基板101内に電気回路(図示しない)が集積される。
基板101(例えば、シリコンウエハ)は、p−ドーピングされる。
膜102(同様に、シリコンから作製され、この例示的実施形態では、n−ドーピングされる)は、基板101に埋め込まれる。
さらに、キャビティ(以下、中間スペース103とも呼ばれる)が基板101に導入され、キャビティ103全体が膜102によって覆われるように、膜102がその上に表面全体にわたって付与される。
この例示的実施形態によると、キャビティ103は、空気で満たされるか、あるいは、例えば、適切な配向を有する圧電材料で満たされる。
マイクロメカニカルセンサ素子は、前面表面104および後面表面105を有する。
さらなるキャビティ106は、後部から後面表面105にエッチングされる。第一金属層107は、さらなるキャビティ106および基板101のエッチングされて除かれた表面に付与される。
金属層107と中間スペース103との間に基板101の領域が提供される。
さらに、さらなる金属層108が基板101の前面表面104に付与される。
以下に記載される周波数の変化または振幅の変化は、金属層107、108によって増幅される。
金属層107、108(この例示的実施形態では金から作製される)は、結合されるべき捕捉分子(この例示的実施形態によると、DNA捕捉分子)のため、または、一般的に、結合されるべき任意の所望の分子(この例示的実施形態によると、巨大分子のバイオポリマーの分子)に用いられる。
金−硫黄結合にしたがって結合が発生する。
用語巨大分子バイオポリマーは、例えば、タンパク質またはペプチドまたはほかに各場合で所定の配列のDNA鎖の意味として理解されるべきである。
記録されるべき巨大分子バイオポリマーがタンパク質またはペプチドである場合、捕捉分子は、リガンド(例えば、記録されるべきタンパク質またはペプチドを該当の結合層に結合させる可能な結合活性を有する活性な物質)であり、捕捉分子上に対応するリガンドが配列される。
適切なリガンドは、酵素アゴニストまたは酵素アンタゴニスト、薬品、糖または抗体またはタンパク質またはペプチドを特異的に結合する能力を有する任意の分子を含む。
この説明に関連して、プローブ分子は、リガンドおよびDNAプローブ分子の両方の意味として理解されるべきである。
第一の端子109は、膜102に電気的に結合される。第二の電気的端子110は、基板101に電気的に結合される。
図2は、本発明の第二の例示的実施形態にしたがうマイクロメカニカルセンサ素子200を示す。
マイクロメカニカルセンサ素子200は、同様に、シリコンから作製された基板201を有し、この例示的な実施形態では、同様にp−ドーピングされる。
スペーサ素子(本発明の例示的実施形態によると、ウェブ202、203)は、第一の基板201とウェブ202、203に付与された膜204との間のスペーサとして機能し、基板201上に提供される。
さらに、第二の例示的実施形態によると、膜204は、n−ドーピングされたシリコンから作製される。
スペーサ202、203は、膜204によって完全に覆われた閉じられた周辺を明白に形成し、その結果、空気または適切な配向の圧電材料で満たされた中間スペース205が形成される。
DNA捕捉分子を結合するという目的のために、金の金属層206が膜204に付与され、この金属層によって、分析体に含まれる相補的な配列を有する任意のDNA分子が結合される。
膜204は、第一の電気端子207に電気的に結合され、基板201は、第二の電気端子208に電気的に結合される。
図3aは、本発明の第三の例示的実施形態にしたがうマイクロメカニカルセンサ素子300を示す。
マイクロメカニカルセンサ素子300は、p−ドーピングされたシリコンから作製された基板301と、基板に直接付与された圧電層302とを有する。
金の金属層303は、第一の端子304に電気的に結合されており、圧電層302に付与される。
さらに、基板301は、第二の電気端子305に電気的に結合される。
したがって、この例示的実施形態によると、金属層303は、圧電層302に直接結合されていると共に、この例示的実施形態では、振動可能な素子を形成している。
図3bは、本発明の第四の例示的実施形態にしたがうマイクロメカニカルセンサ素子310を示す。
マイクロメカニカルセンサ素子310は、p−ドーピングされたシリコンから作製された基板301と、基板に直接付与されたブラッグ(Bragg)反射層311とを有する。振動の質は、ブラッグ反射体層311によって相当向上される。ブラッグ反射体層311は、ブラッグ反射体として作用し、対応する構造を有する。
この例示的実施形態によると、圧電層302は、ブラッグ反射体層311に付与される。
金の金属層303は、第一の端子304に電気的に結合され、圧電層302に付与される。
さらに、基板301は、第二の電気端子305に電気的に結合される。
したがって、この例示的実施形態によると、金属層303は、圧電層302に直接結合されていると共に、この例示的実施形態によると、振動可能な素子を形成している。
図4aは、第一の例示的実施形態にしたがうマイクロメカニカルセンサ素子100を示し、ここでは、DNA捕捉分子404が、金−硫黄結合によって第一の金属層107の露出された表面401に共有結合的に結合され、すなわち、固定化されている。
マイクロメカニカルセンサ素子100は、周波数生成器403に結合され、この例示的実施形態によると、第一の端子109および第二の端子110を介してインダクタ404と平行に任意に接続されている。
インダクタ404に対する代替として、ジャイレータ回路を用いることも可能である。
さらに、信号評価回路405が電気端子109、110に結合される。
マイクロメカニカルセンサ素子100の共振周波数は、信号評価回路405によって決定される。
これは、マイクロメカニカルセンサ素子100への作動信号406の印加およびマイクロメカニカルセンサ素子100の膜102が振動する結果的に生じる周波数の対応するタッピングによって影響される。
結果として、信号評価ユニット405は、DNA捕捉分子の配列に対する相補的配列を有するDNA鎖とのDNA捕捉分子402のハイブリッド形成がまだ発生したいない状況における図4aに示された状態によると、結果的な信号407としての振幅および位相(すなわち、一般的な用語で共振周波数)を提供する。
この例示的実施形態によると、全体的な評価回路400、すなわち、周波数生成器403および信号評価回路405およびインダクタ404は、基板101に集積される。すなわち、評価回路はオンチップで製造される。
図4aでは、動作原理の説明を純粋に簡略化するために、評価回路はチップの外部に配置される。
図4bは、分析体408内に存在するDNA鎖409がDNA捕捉分子402とハイブリッド形成し得るような方法で、分析体408が接触されるようになった状況に対するマイクロメカニカルセンサ素子100を示す。
この状態は、図4bに示される。
DNA捕捉分子402へのDNA鎖408のハイブリッド形成が起こったときに、作動信号406によりマイクロメカニカルセンサ素子100を作動することにより、結果的信号として検出される非結合のDNA捕捉分子402を有するマイクロメカニカルセンサ素子100の共振周波数407とは異なる共振周波数408を結果的的に生じる。
したがって、これらの例示的実施形態によると、DNA分子がDNA捕捉分子402に結合したまたは結合しないときのマイクロメカニカルセンサ素子100の共振周波数における変化は、膜および中間スペース103、または一般的な用語であるマイクロメカニカルセンサ素子100の振動可能な素子の共振周波数における変化が検出されるようにさせる。
図5は、一般的な本発明の原理を、共振周波数を決定するためのブロック図の形態で示す。
マイクロメカニカルセンサ素子501は、上記の例示的実施形態のうちの一つのマイクロメカニカルセンサ素子の構造を有しており、その2つの電気端子502、503を介して、周波数補正素子504と平行に接続される。この周波数補正素子504は、能動的周波数補正素子または他の受動的周波数補正素子として構成され得る。
信号生成器505は、電気端子502、503に接続され、マイクロメカニカルセンサ素子を作動する電気信号を生成するために振動を励起するようにエネルギー付与され、その結果、一般的な用語で、共振回路が実現される。
さらに、アナログ/デジタル変換器506または代替的に周波数カウンタおよびデジタル信号処理ユニットが、電気端子502、503に接続される。
図6は、マイクロメカニカルセンサ素子601の過渡応答を決定するための評価回路を実現する1つの可能な方法を図示するブロック図600を示す。このマイクロメカニカルセンサ素子601は、上記の例示的実施形態のうちの一つのマイクロメカニカルセンサ素子にしたがって構成される。
スイッチ603がマイクロメカニカルセンサ素子601の第一の端子602に直列に接続される。スイッチの第一の端子604は、第一の電気端子602に結合され、スイッチ603第二の端子605が、電圧ソース606の第一の端子に結合され、電圧ソース606の他の端子は、マイクロメカニカルセンサ素子の第二の電気端子607に結合される。
さらに、アナログ/デジタル変換器または周波数カウンタおよびデジタル信号処理回路608は、電気端子602、607と直列に接続される。
図7は、共振周波数を決定するためにマイクロメカニカルセンサ素子によって生成された信号の電気評価のための電気回路700を示す。すなわち、電気評価回路700は、CMOS技術で実現される。
基準センサ素子としての第一のマイクロメカニカルセンサ素子701および第二のマイクロメカニカルセンサ素子702が電気回路700に提供される。
この例示的実施形態によると、第二のマイクロメカニカルセンサ素子702は、分析体に接触されない。すなわち、第二のマイクロメカニカルセンサ素子に付与されたDNA捕捉分子は、常時、非結合である。
第一のマイクロメカニカルセンサ素子701の第一の電気端子703は、コンデンサ704を介してグランド端子705に、および、電気抵抗706を介して第一のマイクロメカニカルセンサ素子701の第二の電気端子707に結合される。
第二の電気端子707は、第二のコンデンサ708を介してグランド電位709に結合される。第二のコンデンサ708の電気容量は、この例示的実施形態に従って、変更され得る。
さらに、第一のトランジスタ709(NMOS電界効果型トランジスタ)のゲート端子708および第二のトランジスタ711(PMOS電界効果型トランジスタ)のゲート端子710は、第二の電気端子707に結合され、第二のトランジスタ711のドレイン端子712は、動作電位VDD713に結合され、第二のトランジスタ711のソース端子714は、第一のトランジスタ709のドレイン端子715に結合される。
第一のトランジスタ709のソース端子716は、グランド電位717に結合される。
第二のトランジスタのソース端子714および第一のトランジスタ709のドレイン端子715はさらに、第三のトランジスタ719のゲート端子718および第四のトランジスタ721のゲート端子720に結合される。
第二のマイクロメカニカルセンサ素子702の第一の電気端子722は、さらなるコンデンサ723を介してグランド電位724に結合され、第二の電気抵抗725を介してマイクロメカニカルセンサ素子702の第二の電気端子726に、および電気容量を変更し得るコンデンサ727を介してグランド電位728に結合される。
第二のマイクロメカニカルセンサ素子702の第二の電気端子726は、第五のトランジスタ752のゲート端子751および第六のトランジスタ730のゲート端子729に結合される。第五のトランジスタ752のドレイン端子731は、動作電位VDD732に結合され、第五のトランジスタ751のソース端子733は、第六のトランジスタ730のドレイン端子734に結合される。
第六のトランジスタ730のソース端子735は、接地される。
したがって、第五のトランジスタ728のソース端子733および第六のトランジスタ730のドレイン端子734は、互いにおよび第七のトランジスタ738のゲート端子736に結合され、第七のトランジスタ738のドレイン端子738は、第三のトランジスタ719のソース端子739に結合される。
さらに、第七のトランジスタ737のゲート端子736は、第八のトランジスタ741のゲート端子740に結合される。
さらに、第一のマイクロメカニカルセンサ素子701の第一の端子703は、第五のトランジスタ719のゲート端子718に結合される。
第三のトランジスタ719のドレイン端子741および第八のトランジスタ741のドレイン端子742は、動作電位VDDに結合される。
第七のトランジスタ737のソース端子743は、第四のトランジスタ721のソース端子744および電流ソース745に結合される。
第四のトランジスタ721のドレイン端子746は、第八のトランジスタ740のソース端子747および電気抵抗748を介して周波数カウンタユニット749およびコンデンサ750が並列に接続されているデジタル信号処理回路に結合される。
図8は、マイクロメカニカルセンサ素子801の多重度を有するセンサ800のセットを示す。このマイクロメカニカルセンサ素子801は、マトリクス配列、すなわち、行および列に配列され、作動トランジスタ804を介して従来の行デコーダ802および列デコーダ803によって作動され、かつ、読み出され得る。作動トランジスタ804は、それぞれ、対応するマイクロメカニカルセンサ素子801と直列に接続され、各場合において、同じ行に属する全トランジスタのソース端子805への行ラインを介してソース端子805が結合され、各行ライン806を介して行デコーダ802に結合される。
ゲート端子807は、列ライン808を介して列デコーダ803に結合される。信号生成器809が、作動トランジスタ804の各ゲート端子807を作動するために列デコーダ803に結合される。
さらに、アナログ/デジタル変換器810およびデジタル信号処理回路が各場合において選択されたマイクロメカニカルセンサ素子によって供給される振動信号を読み出すために列デコーダ803に結合される。
本発明は、明らかに、マイクロエレクトロニクスおよび機械的な振動の変化に基づく化学分析方法ための配置のオンチップの組み合わせを備えていることが理解され得る。
これに関連して、各構成が、さらなるマイクとメカニカルポンプ、通路およびロックと共にさらに提供され、その結果、マイクロメカニカルセンサ素子の1または多重度を含む完全な分析システムが形成され得ることが留意されるべきである。
以下の出版物が本明細書において引用される。
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図1は、本発明の第一の例示的実施形態にしたがうマイクロメカニカルセンサ素子の基本構造を示す。 図2は、本発明の第二の例示的実施形態にしたがうマイクロメカニカルセンサ素子の基本構造を示す。 図3aは、本発明の第三の例示的実施形態にしたがうマイクロメカニカルセンサ素子の基本構造を示す。 図3bは、本発明の第四の例示的実施形態にしたがうマイクロメカニカルセンサ素子の基本構造を示す。 図4aは、分子の結合が起こる前にマイクロメカニカルセンサ素子を作動させかつ評価するための電気回路として平行な共振回路を有する図1からのマイクロメカニカルセンサ素子の動作原理を図示する。 図4bは、分子の結合が起こった後にマイクロメカニカルセンサ素子を作動させかつ評価するための電気回路として平行な共振回路を有する図1からのマイクロメカニカルセンサ素子の動作原理を図示する。 図5は、マイクロメカニカルセンサ素子の共振周波数を決定するための本発明の第一の例示的実施形態にしたがう電気評価回路のブロック図を示す。 図6は、マイクロメカニカルセンサ素子の過渡応答を決定するための本発明の第二の例示的実施形態にしたがう電気評価回路のブロック図を示す。 図7は、CMOS技術における図5からの電気評価回路を図示する。 図8は、マトリクスを形成するように配列された複数のマイクロメカニカルセンサ素子を有するセンサのセットを図示する。
符号の説明
100 マイクロメカニカルセンサ素子
101 基板
102 膜
103 中間スペース
104 基板の前面表面
105 基板の後面表面
106 キャビティ
107 第一の金属層
108 第二の金属層
109 第一の電気端子
110 第二の電気端子
200 マイクロメカニカルセンサ素子
201 基板
202 スペーサ素子
203 スペーサ素子
204 膜
205 中間スペース
206 金属層
207 第一の電気端子
208 第二の電気端子
300 マイクロメカニカルセンサ素子
301 基板
302 圧電層
303 金属層
304 第一の電気端子
305 第二の電気端子
310 マイクロメカニカルセンサ素子
311 ブラッグ反射体層
400 機能的回路図
401 第一の金属層の表面
402 DNA捕捉分子
403 周波数生成器
404 インダクタ
405 信号評価ユニットのための検出器
406 作動信号
407 第一の結果の信号
408 第二の結果の信号
409 ハイブリッド形成されたDNA鎖
500 機能的回路図
501 マイクロメカニカルセンサ素子
502 マイクロメカニカルセンサ素子の第一の端子
503 マイクロメカニカルセンサ素子の第二の端子
504 周波数補正ユニット
505 信号生成器
506 A/D変換器
600 機能的回路図
601 マイクロメカニカルセンサ素子
602 マイクロメカニカルセンサ素子の第一の端子
603 スイッチ
604 スイッチの第一の端子
605 スイッチの第二の端子
606 電圧ソース
607 マイクロメカニカルセンサ素子の第二の端子
608 A/D変換器
700 デジタル評価回路
701 第一のマイクロメカニカルセンサ素子
702 第二のマイクロメカニカルセンサ素子
703 第一のマイクロメカニカルセンサ素子の第一の端子
704 第一のコンデンサ
705 グランド電位
706 第一の電気抵抗
707 第一のマイクロメカニカルセンサ素子の第二の端子
708 第二のコンデンサ
709 グランド電位
710 第一のトランジスタのゲート端子
711 第一のトランジスタ
712 第一のトランジスタのドレイン端子
713 動作電位
714 第一のトランジスタのソース端子
715 第二のトランジスタのドレイン端子
716 第二のトランジスタ
717 グランド電位
718 第三のトランジスタのゲート端子
719 第三のトランジスタ
720 第四のトランジスタのゲート端子
721 第四のトランジスタ
722 第二のマイクロメカニカルセンサ素子の第一の電気端子
723 第三のコンデンサ
724 グランド電位
725 第二の電気抵抗
726 第二のマイクロメカニカルセンサ素子の第二の電気端子
727 第四のコンデンサ
728 グランド電位
729 第六のトランジスタのゲート端子
730 第六のトランジスタ
731 第五のトランジスタのドレイン端子
732 動作電位
733 第五のトランジスタのソース端子
734 第六のトランジスタのドレイン端子
735 第六のトランジスタのソース端子
736 第七のトランジスタのゲート端子
737 第七のトランジスタ
738 第七のトランジスタのドレイン端子
739 第三のトランジスタのソース端子
740 第八のトランジスタのゲート端子
741 第八のトランジスタ
742 第八のトランジスタのドレイン端子
743 第七のトランジスタのソース端子
744 第四のトランジスタのソース端子
745 電流ソース
746 第四のトランジスタのドレイン端子
747 第八のトランジスタのソース端子
748 第三の電気抵抗
749 A/D変換器
750 第五のコンデンサ
751 第五のトランジスタのゲート端子
752 第五のトランジスタ
800 センサのセット
801 マイクロメカニカルセンサ素子
802 行デコーダ
803 列デコーダ
804 作動トランジスタ
805 作動トランジスタのソース端子
806 行接続
807 作動トランジスタのゲート端子
808 列接続
809 周波数生成器
810 A/D変換器

Claims (5)

  1. マイクロメカニカルセンサ素子へ分子の結合を記録するマイクロメカニカルセンサ素子であって、
    該マイクロメカニカルセンサ素子は、
    基板と、
    少なくとも1つの電気端子と、
    該基板に付与されている振動可能な素子であって、該振動可能な素子は、該基板の閉じた周辺を覆うように該基板に固定されており、該振動可能な素子の振動挙動を特徴付ける電気信号が該少なくとも1つの電気端子のうちの第1の電気端子において提供されるような態様で該少なくとも1つの電気端子のうちの該第1の電気端子に結合されており、該振動可能な素子は、振動可能な膜を含み、該振動可能な膜は、該振動可能な膜と該基板との間にキャビティが形成されるような態様で該基板に付与され、それにより、該振動可能な膜が振動すると該振動可能な膜の一部が該キャビティ内に一時的に配置されることが可能であり、該振動可能な膜は、該少なくとも1つの電気端子のうちの第1の電気端子に結合されており、少なくとも1つのスペーサ素子が、該基板と該振動可能な膜との間に設けられており、該キャビティは、圧電材料で満たされている、振動可能な素子と、
    分子結合層であって、分子が該分子結合層に結合され得るような態様で配向されている分子結合層と
    を備え、
    該分子結合層は、該分子結合層への分子の結合が該振動可能な素子の共振周波数に変化を生じさせ得るような態様で該振動可能な素子に結合されており、
    該マイクロメカニカルセンサ素子は、
    該振動可能な素子の振動挙動を決定する電気回路をさらに備え、
    該電気回路は、該少なくとも1つの電気端子のうちの該第1の電気端子を少なくとも介して該振動可能な素子に結合されており、
    該電気回路は、
    所定の周波数を有する作動信号を生成する手段であって、該作動信号によって該振動可能な素子が励起されて振動するに至る、手段と、
    該振動可能な素子の出力に基づいて、該振動可能な素子に信号をフィードバックするフィードバック機構と、
    該分子結合層への分子の結合によって生じた該振動可能な素子の共振周波数の変化を検出および/または評価する手段と
    を含み、
    該電気回路は、該マイクロメカニカルセンサ素子の基板に統合されているか、または、該基板に付与されている、マイクロメカニカルセンサ素子。
  2. 前記振動可能な膜から離れた前記基板の表面に凹部が導入されている、請求項に記載のマイクロメカニカルセンサ素子。
  3. ブラッグ反射体層が、前記圧電層の下の前記基板に付与されており、該ブラッグ反射体層は、前記振動可能な素子の共振周波数を有する波を反射するような態様で配向されている、請求項1または2に記載のマイクロメカニカルセンサ素子。
  4. 請求項1〜のいずれか1つに記載のマイクロメカニカルセンサ素子であって、該マイクロメカニカルセンサ素子は、分子に結合されることが可能であり、かつ、該マイクロメカニカルセンサ素子への分子の結合を表す信号を提供するように機能する、マイクロメカニカルセンサ素子と
    いずれの分子にも結合されておらず、かつ、基準信号を提供するように機能す基準マイクロメカニカルセンサ素子と
    を備え、
    該マイクロメカニカルセンサ素子によって提供された信号と該基準マイクロメカニカルセンサ素子によって提供された基準信号との比較が、分子が該マイクロメカニカルセンサ素子に結合されたかどうかを記録するために用いられる、電気回路配置。
  5. 請求項1〜のいずれか1つに記載の複数のマイクロメカニカルセンサ素子を備えたセンサアレイ。
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