JP4106236B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置に関し、特にコンポーネント内にある複数のオブジェクト間でリンクを張るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークステーションやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置には、1以上のオブジェクトを含むコンポーネントをそれぞれのウィンドウに表示するものがある。このような場合、複数の互いに関連したオブジェクトが異なるコンポーネントに含まれていることがある。この場合、関連したオブジェクト同士の間にリンクを張れれば便利である。また、同一のコンポーネントにある互いに関連したオブジェクト同士の間でも、リンクが張れれば便利である。
【0003】
そこで、従来より、オブジェクト間にリンクを張るためのツールが予め用意されている。このようなツールでは、メニューバーから所定のコマンドを選択し、このコマンドに基づいて表示装置に表示される指示に従って、リンク元のオブジェクトとリンク先のオブジェクトの双方を指定することで、オブジェクト間にリンクを張れるようにしたものが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、リンク元及びリンク先のコンポーネント及びオブジェクトを自動的に判断することができなかった。また、リンク元のオブジェクトを自動的に判断したり、リンク先のオブジェクトを簡単に指定するためのユーザインターフェイスが用意されていなかった。このため、オブジェクト間でリンクを張るための作業が容易ではなかった。
【0005】
また、従来の技術では、オブジェクト間でリンクを張った後においても、何らかのリンク元のオブジェクトであることを示す仕組みはあったが、どのオブジェクトとどのオブジェクトとの間でリンクが張られているかを示す仕組みはなかった。このため、オブジェクト間のリンクをユーザに示すユーザインターフェイスが十分なものとして提供できていなかった。
【0006】
本発明は、情報処理装置において、コンポーネント内にある複数のオブジェクト間で容易にリンクが張れるようにしたユーザインターフェイスを有する情報処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明にかかる情報処理装置は、
それぞれ1以上のオブジェクトを含む複数のコンポーネントを記憶するコンポーネント記憶手段と、
前記コンポーネント記憶手段に記憶された各コンポーネントに含まれるオブジェクトを、コンポーネント毎に表示装置上に表示するオブジェクト表示手段と、
ユーザの操作に従って前記オブジェクト表示手段によって表示された各コンポーネントに含まれるオブジェクトから所望のオブジェクトを指定し、該指定したオブジェクトをリンクされる対象のオブジェクトとして指示するオブジェクト指示手段と、
前記オブジェクト指示手段から指示されたオブジェクトに関する情報を、クリップボードにクリップすると共に、前記複数のコンポーネントのそれぞれに通知するクリップ手段と、
ユーザの操作に従って前記クリップ手段によって情報がクリップされたオブジェクトと、これに関連のあるオブジェクトとにリンクを張ることを指示するリンク指示手段と、
前記リンク指示手段によってリンクが指示されたオブジェクト間にリンクを張るリンク手段と
を備えることを特徴とする。
【0008】
上記情報処理装置では、オブジェクト指示手段によりオブジェクトを指定し、これをクリップ手段によりクリップボードにクリップした後に、リンク指示手段によってリンクを張ることを指示すれば、オブジェクト間のリンクが張られることになる。このため、コマンドの指定などの複雑な操作を経ることなく、扱いやすいユーザインターフェイスを用いて、簡単にオブジェクト間のリンクを張ることができる。
【0009】
上記情報処理装置は、
前記リンク手段によってリンクが張られたオブジェクトをそれぞれ前記表示装置上に表示するリンク表示手段をさらに備えるものとしてもよい。
【0010】
ここで、リンク表示手段は、前記オブジェクト表示手段によって前記表示装置上に表示されたオブジェクトからユーザにより所望のオブジェクトが指定された場合に、該指定されたオブジェクトと、これとリンクが張られている他のオブジェクトとの前記表示装置上の表示状態(文字色、フォント、文字飾りなど)を変えて表示するものであってもよい。
【0011】
このようにリンクの張られたオブジェクトが表示状態を変えて表示されることにより、ユーザは、どのオブジェクトとどのオブジェクトとの間でリンクが張られているか(コンポーネントが同じであるか異なるかを問わない)を、容易に判断することができるようになる。
【0012】
また、リンクが張られているオブジェクトを表示することを指示するリンク表示指示手段をさらに備えるものとし、前記リンク表示手段は、前記リンク表示指示手段から指示があった場合に、リンクが張られたオブジェクトを前記表示装置上に表示するものとしてもよい。
【0013】
ここで、前記リンク表示指示手段は、ユーザが前記表示装置上に表示された所定の指示部をポインティングデバイスで操作することによって、リンクの表示を指示するものであってもよい。
【0014】
また、前記オブジェクト指示手段も、ユーザが前記表示装置上に表示された所定の指示部をポインティングデバイスで操作することによって、リンクされる対象のオブジェクトを指示するものであってもよい。
さらに、前記リンク指示手段も、ユーザが前記表示装置上に表示された所定の指示部をポインティングデバイスで操作することによって、オブジェクト間にリンクを張ることを指示するものであってもよい。
【0015】
オブジェクト指示手段、リンク指示手段或いはリンク表示指示手段を上記のように構成すれば、ユーザは、表示された所定の指示部をポインティングデバイスで操作(例えば、マウスでクリック)するだけの非常に容易な操作で、リンクされる対象のオブジェクトの指示や、オブジェクト間にリンクを張ることの指示や、或いはリンクの表示を指示することができる。
【0016】
なお、上記の情報処理装置が有する各手段の機能をコンピュータ装置上で実現させるためのプログラムや、このプログラムを記録した記録媒体も、本発明の範囲に含まれるものである。また、上記情報処理装置が有する各手段の機能により実現されるステップを順次実行する方法も、本発明の範囲に含まれるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
図1は、この実施の形態に適用されるワークステーション(パーソナルコンピュータでも可)の構成を示すブロック図である。図示するように、このワークステーション100は、CPU(Centoral Processing Unit)101と、記憶装置102と、表示装置103と、キーボード104と、マウス105とを備えている。記憶装置102は、キャッシュ、主記憶及び補助記憶などの様々な記憶階層のものを含むものとする。
【0019】
CPU101は、記憶装置102に記憶されたプログラムを実行し、オブジェクト間にリンクを張るための処理を含む各種の処理を行う。記憶装置102は、CPU101の処理プログラムを記憶すると共に、データ(それぞれ1以上のオブジェクトを含む複数のコンポーネント(後述)を含む)の記憶領域として用いられる。後述するクリップボードは、記憶装置102の所定の記憶空間に設けられるものである。
【0020】
表示装置103は、CPU101による処理に従って、それぞれ1以上のオブジェクトを含む複数のコンポーネントを、それぞれのウィンドウ内に同時に表示する。すなわち、このワークステーション100は、マルチウィンドウ機能を有するものである。キーボード104は、ユーザの操作に従って、オブジェクトの内容となるデータを入力する入力装置である。マウス105は、表示画面上でマウスカーソルを移動し、マウスボタンのクリックにより座標入力を行うポインティングデバイスである。
【0021】
図2は、表示装置103に表示される初期状態での表示画面例を示す図である。図示するように、この表示画面には、複数のコンポーネントウィンドウ(プロセスリスト、メッセージボード及びメール一覧)210、220、230が含まれている。また、後述するクリップボード機能によりクリップされたオブジェクトに関する表示を行うクリップ表示欄240が含まれている。
【0022】
コンポーネントウィンドウ210、220、230は、それぞれのコンポーネントに含まれるオブジェクトを一覧表示する。特にプロセスリストのコンポーネントは、木構造で階層的にオブジェクトを登録しているものであり、これを表示するプロセスリストのコンポーネントウィンドウ210でも、各オブジェクトが階層的に表示されている。同じ深さの階層にあるオブジェクト同士の間にも、順位付けがされている。この順位は、細分化した業務プロセスを全体としての業務プロセスの手順に従っている。相対的に上位の階層のオブジェクトは、下位の階層のオブジェクトの内容を含むものとして考えることができる。
【0023】
クリップ表示欄240には、クリップボードに積まれたオブジェクトに関する情報(URL及び種別)を表示するものである。オブジェクトに関する情報は、チェックボックス219にチェックマークが付され、コンポーネントウィンドウ210、220、230にそれぞれ設けられるクリップボタン211、221、231をクリックすることによってクリップボードに積まれる。また、クリップボードにオブジェクトに関する情報が積まれたときには、クリップ表示欄240に、オブジェクトの名称と、関連表示ボタン241(図6参照)または関連表示解除ボタン242(図7参照)とが表示される。
【0024】
クリップボードにオブジェクトに関する情報が積まれたとき、プロセスリスト及びメール一覧のコンポーネントウィンドウ210、230にはそれぞれ、関連づけボタン212、232(図6参照)が表示される。関連づけボタン212、232がクリックされると、クリップボードに情報が積まれたオブジェクトと、これに関連のある当該コンポーネント内のオブジェクトとの間に双方向でリンクが張られる。メッセージボードのコンポーネントウィンドウ220には、関連づけボタンが設けられていないが、メッセージボード内のオブジェクトをクリップボードに積めば、他のコンポーネントにあるオブジェクトとリンクを張ることもできる。
【0025】
また、クリップボードにオブジェクトに関する情報が積まれたとき、メッセージボードのコンポーネントウィンドウ220には、メッセージをみるボタン222(図6参照)が表示される。メッセージをみるボタン222がクリックされると、メッセージの内容が表示されると共に、詳細表示ボタン223(図8参照)が表示される。詳細表示ボタン223がクリックされると、内容が表示されているメッセージを含むオブジェクトとの間にリンクが張られた他のオブジェクトの内容も表示される。オブジェクトの内容の表示は、コンポーネントウィンドウ210、220、230において行っても、別のポップアップウィンドウを設けて行ってもよい。
【0026】
図3は、図2の表示画面に示したクリップボード機能を利用して、オブジェクト間でリンクを張り、リンクの表示を行うための手順を説明する図である。図3(a)〜(c)において、コンポーネントA、B、Cは、それぞれ例えばプロセスリスト、メッセージボード、メール一覧としてのコンポーネントであることができる。
【0027】
図3(a)は、オブジェクト間でリンクを張る手順を示す。ここでは、コンポーネントA内のオブジェクトとコンポーネントB内のオブジェクトとの間にリンクを張る場合を示すが、他のコンポーネント間(リンク元とリンク先が同じ場合を含む)におけるリンクについても同じ手順で行われる。
【0028】
リンク元となるオブジェクトをチェックボックス219にチェックマークを付してコンポーネントAから指定し、クリップボタン211をクリックする。すると、チェックマークの付されたオブジェクトのURLと種別とがコンポーネントAからクリップボードに渡される(▲1▼)。クリップボードは、コンポーネントAから渡されたオブジェクトのURLと種別とを保持するが、これまでに保持していたものと違う(或いはこれまでに保持していなかった)場合には、データ変更イベントを全てのコンポーネントA〜Cに送る(▲2▼)。
【0029】
コンポーネントA〜Cは、データ変更イベントを受け取り、自己のコンポーネント内に関連付けを行うことができるオブジェクトがあれば、コンポーネントウィンドウ210、220、230に関連づけボタン212、232を表示する(▲3▼)。コンポーネントBは、関連づけボタン212、232がクリックされると、クリップボードに積まれたオブジェクトのURLと種別とを取得する(▲4▼)。コンポーネントBは、取得したURLを自己のコンポーネント内のオブジェクトと関連づける(▲5▼)
【0030】
図3(b)は、オブジェクト間に張られたリンクを表示する手順を示す。コンポーネントA内のオブジェクトのURLと種別とをクリップボードに積むまでは、図3(a)の場合と同じである(▲1▼、▲2▼)。この段階でクリップ表示欄240に表示された関連表示ボタン241をクリックすると、関連表示イベントとしてクリップボードに積まれたオブジェクトのURLと種別とをクリップボードから全てのコンポーネントA〜Cに送る(▲3▼)。関連表示イベントを受け取った各コンポーネントA〜Cは、自己のコンポーネント内において受け取ったURLと関連づけられているオブジェクトを、表示色を変えて表示する(▲4▼)。
【0031】
また、関連表示ボタン241がクリックされたことにより、クリップ表示欄240には、今度は関連表示解除ボタン242が表示される。関連表示解除ボタン242がクリックされると、関連表示解除イベントがクリップボードから全てのコンポーネントA〜Cに送られる。関連表示解除イベントを受け取った各コンポーネントA〜Cは、自己のコンポーネント内のオブジェクトの表示色を元に戻して表示する。
【0032】
図3(c)は、オブジェクトの詳細を表示する手順を示す。コンポーネントA内のオブジェクトのURLと種別とをクリップボードに積むまでは、図3(a)の場合と同じである(▲1▼、▲2▼)。この段階で表示されたメッセージをみるボタン222がクリックされ、これによって表示された詳細表示ボタン223がクリックされると、コンポーネントBは、自分のコンポーネント内オブジェクトの関連先URLに従って、コンポーネントA〜Cのいずれか1以上にオブジェクト表示イベントを送る(▲3▼)。オブジェクト表示イベントを受け取った各コンポーネントA〜Cは、そのオブジェクトの内容を表示する(▲4▼)。
【0033】
以下、この実施の形態にかかるワークステーション100で実行される処理について説明する。こでは、本発明に関わる部分、すなわち異なるコンポーネントにあるオブジェクト間でリンクを張るために必要な処理を説明するものとし、他の処理については説明を省略する。なお、リンクを張るための処理以外の各項目のオブジェクトの内容を入力する処理などは、次に示すフローチャートとは別のルーチンで並行して行われている。
【0034】
図4は、この実施の形態にかかるワークステーション100において実行される処理を示すフローチャートである。このフローチャートの実行の前提要件として、それぞれ1以上のオブジェクトを含む複数のコンポーネントが記憶装置102に記憶され、図2に示したような初期画面が表示装置103に表示されているものとする。
【0035】
CPU101は、マウス105の操作によりチェックボックス219のいずれがクリックされ、オブジェクトの選択操作されているかどうかを判定する(ステップS101)。オブジェクトの選択操作がされた場合には、CPU101は、該選択されたオブジェクトに対応するチェックボックス219にチェックマークを付し、該選択されたオブジェクトを示す情報を当該コンポーネント内で一時保存する(ステップS102)。そして、ステップS101の処理に戻る。
【0036】
オブジェクトの選択操作がされていない場合には、CPU101は、マウス105の操作によりクリップボタン211、221、231のいずれかがクリックされているかどうかを判定する(ステップS103)。クリップボタン211、221、231のいずれかがクリックされている場合には、CPU101は、対応するコンポーネントについてステップS102で選択されたオブジェクトのURLと種別とをクリップボードに渡す(ステップS104)。さらに、CPU101は、コンポーネントウィンドウ210、230に関連づけボタン212、232と、クリップ表示欄240に関連表示ボタン241を、コンポーネントウィンドウ220にメッセージをみるボタン222を表示させる(ステップS105)。そして、ステップS101の処理に戻る。
【0037】
なお、ステップS103において、いずれのチェックボックス219にチェックマークが付されていない、すなわちオブジェクトが選択されていない状態においては、クリップボードに積む対象となるオブジェクトが特定されていないので、物理的にはクリップボタン211、221、231がクリックされたとしても、判定結果としてはクリックされていないことと同じとなる。
【0038】
クリップボタン211、221、231のいずれもクリックされていない場合には、CPU101は、マウス105の操作により関連づけボタン212、232のいずれかがクリックされているかどうかを判定する(ステップS106)。関連づけボタン212、232のいずれかがクリックされている場合には、CPU101は、図3(a)に示したようにして、対応するコンポーネント内のオブジェクトとクリップボードに情報が積まれたオブジェクトとの間にリンクを張る(ステップS107)。そして、ステップS101の処理に戻る。
【0039】
関連づけボタン212、232のいずれもクリックされていない場合には、CPU101は、マウス105の操作により関連表示ボタン241がクリックされているかどうかを判定する(ステップS108)。関連表示ボタン241がクリックされている場合には、CPU101は、図3(b)に示したように、クリップボードから送られる関連表示イベントに従って、各コンポーネント内のオブジェクトであって、クリップボードに情報が積まれたオブジェクトとの間にリンクが張られたオブジェクトの表示色を変えて表示させる(ステップS109)。CPU101は、また、クリップ表示欄240の関連表示ボタン241に変えて関連表示解除ボタン242を表示させる(ステップS110)。そして、ステップS101の処理に戻る。
【0040】
関連表示ボタン241もクリックされていない場合には、CPU101は、マウス105の操作により関連表示解除ボタン242がクリックされているかどうかを判定する(ステップS111)。関連表示ボタンがクリックされている場合には、CPU101は、図3(b)に示したように、クリップボードから送られてくる関連表示解除イベントに従って、各コンポーネント内のオブジェクトの表示色を元に戻して表示させる(ステップS112)。CPU101は、また、クリップ表示欄240の関連表示解除ボタン242に変えて関連表示ボタン241を表示させる(ステップS113)。そして、ステップS101の処理に戻る。
【0041】
関連表示解除ボタン242もクリックされていない場合には、CPU101は、マウス105の操作によりメッセージをみるボタン222がクリックされているかどうかを判定する(ステップS114)。メッセージをみるボタン222がクリックされている場合には、CPU101は、コンポーネントウィンドウ220において、メッセージの詳細を表示させる(ステップS115)。CPU101は、また、コンポーネントウィンドウ220内に詳細表示ボタン223を表示させる(ステップS116)。そして、ステップS101の処理に戻る。
【0042】
メッセージをみるボタン222もクリックされていない場合には、CPU101は、マウス105の操作により詳細表示ボタン223がクリックされているかどうかを判定する(ステップS117)。詳細表示ボタン223がクリックされている場合には、CPU101は、そのコンポーネント内のオブジェクトからリンク先のオブジェクトを含むコンポーネントに、オブジェクトの詳細表示を行うべき旨を通知する(ステップS118)。CPU101は、この通知を受け取ったコンポーネントにオブジェクトの詳細を表示させる(ステップS119)。そして、ステップS101の処理に戻る。
【0043】
詳細表示ボタン223もクリックされていなければ、そのままステップS101の処理に戻る。なお、関連づけボタン212、232、関連表示ボタン241、関連表示解除ボタン242、メッセージをみるボタン222、詳細表示ボタン223は、常に表示されているものではない。これらのボタンが表示されていない場合には、ステップS106、S108、S111、S114或いはS117での判定結果としては、クリックされていないことと同じとなる。
【0044】
以下、この実施の形態にかかるワークステーション100において、異なるコンポーネント内にあるオブジェクト間でリンクを張るための処理について、具体的な操作例に基づいて説明する。図5乃至図8は、ワークステーション100における操作の具体例を説明する図である。ここで、表示画面の初期状態は、図2に示したものであるものとし、オブジェクトの選択も未だ行われていないものとする。図5〜図8は、ワークステーション100における操作の具体例を説明する表示画面図である。
【0045】
プロセスリストのコンポーネントウィンドウ210にある「デザインコンセプト検討」というオブジェクトから他のオブジェクトにリンクを張りたい場合は、まず、図5に示すように、このオブジェクトの前にあるチェックボックス219にチェックマークを付する。そして、コンポーネントウィンドウ210内のクリップボタン211をクリックする。
【0046】
これにより、オブジェクト「デザインコンセプト検討」に関する情報がクリップボードにクリップされ、図6に示すように、オブジェクト表示欄240にクリップされたオブジェクトを示す「デザインコンセプト検討」と表示される。また、プロセスリストとメール一覧のコンポーネントウィンドウ210、230には関連づけボタン212、232が、メッセージボードのコンポーネントウィンドウ220にはメッセージをみるボタン222が、クリップ表示欄240には関連表示ボタン241が表示される。
【0047】
次に、関連表示ボタン241をクリックすると、図7に示すように、クリップボードに情報が積まれたオブジェクト「デザインコンセプト検討」に関連するオブジェクト(コンポーネントウィンドウ220内の「デザインコンセプトについて」とコンポーネントウィンドウ230内の「デザインレビュー会の感想」)が表示色を変えて表示される(図では、見易くするため下線で示す)。また、クリップ表示欄240には、関連表示ボタン241の代わりに関連表示解除ボタン242が表示される。この状態で、関連づけボタン212、232をクリックすることで、オブジェクト間にリンクを張ることができる。
【0048】
また、コンポーネントウィンドウ220内のメッセージをみるボタン222をクリックすると、図8に示すように、各メッセージの内容が表示される。また、コンポーネントウィンドウ220に詳細表示ボタン223が表示される。ここで、詳細表示ボタン223をクリックすることで、例えば、コンポーネントウィンドウ210内のオブジェクト「デザインコンセプト検討」の詳細が表示される。
【0049】
以上説明したように、この実施の形態にかかるワークステーション100では、各コンポーネントに含まれるオブジェクト間でリンクを張る場合(異なるコンポーネントでも同じコンポーネントでもよい)、まず、リンク元のオブジェクトを指定して、これをクリップボードに積むとともに、そのURLなどの情報を各コンポーネントに通知する。各コンポーネントウィンドウには、クリップボードに積まれたオブジェクトと関連のあるオブジェクトがあると、関連づけボタン212、232が表示される。そして、この関連づけボタンをクリックすることにより、オブジェクト間のリンクを張ることができる。
【0050】
つまり、クリップボード機能を利用し、マウス105のボタンをクリックするだけで、複雑なコマンドの入力手順などを経なくても、オブジェクト間のリンクを容易に張ることができる。また、リンク元のオブジェクトをクリップする場合のクリップボタン211、221、231や関連づけボタン212、232の操作も、マウス105を操作してこれらのボタンをクリックするだけで行えるため、非常に容易に行うことができる。
【0051】
また、関連表示ボタン241をクリックすることで、クリップボードに情報が積まれたオブジェクトとリンクの張られたオブジェクトの表示色を変えることができるので、どのオブジェクトとどのオブジェクトとの間でリンクが張られているか(コンポーネントが同じか異なるかを問わない)を、ユーザが容易に判断できるようになる。このオブジェクト間のリンクの表示も、関連表示ボタン241をクリックするだけという、非常に容易な操作で行うことができる。
【0052】
この実施の形態にかかる情報処理装置は、各種の操作を行う場合において、それぞれのボタンをクリックするだけという、非常に扱いやすいユーザインターフェイスを提供するものとなる。
【0053】
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形例について説明する。
【0054】
上記の実施の形態では、関連表示ボタン241がクリックされたときに、クリップボードに情報が積まれたオブジェクトの間にリンクが張られたオブジェクトの表示色を変えて表示するものとしていた。しかしながら、オブジェクト間のリンクを表示するための方法は、これに限るものではない。フォントの変更や文字飾りの付加等によって行ってもよい。また、どのオブジェクト間でリンクが張られているかを、別のウィンドウに表示するようにしてもよい。
【0055】
上記実施の形態では、プロセスリストのコンポーネントでは、細分化した業務プロセスを示す各オブジェクトを木構造で登録し、同じ深さの階層にあるオブジェクト同士に順位付けすることで、全体としての業務プロセスを示せるようにしていたが、リンクは、それぞれのオブジェクト間で張られるものとしていた。これに対して、上位階層のオブジェクトは、それよりも下位の階層にあるオブジェクトを含むグループとして考えるものとしてもよい。例えば、リンクの一方が上位階層のオブジェクトであった場合には、リンクの他方のオブジェクトから上位階層のオブジェクトだけでなく、下位階層のオブジェクトへもリンクを張るものとしてもよい。
【0056】
上記の実施の形態では、いずれかのコンポーネントに含まれるオブジェクト間でリンクを張ること、オブジェクト間に張られたリンクを視覚化して表示すること、及び各オブジェクトの詳細を表示することについて説明した。しかしながら、本発明は、これに限られない。すなわち、オブジェクト間にリンクが張られることで、次のような利用方法も可能となる。
【0057】
図9は、オブジェクト間のリンクによる第1の利用例を示す図である。表示装置103に図9に示す背景検索ウィンドウ300を表示させ、テーマ欄301に所望のテーマ(図9では、「素材」)を入力すると、そのテーマを含むオブジェクトが関連元オブジェクト表示欄302に一覧表示される。関連元オブジェクト表示欄302には、各オブジェクトのテーマとの一致度のスコアも表示され、オブジェクトの選択の参考に用いられるようになっている。
【0058】
表示されたオブジェクトの中から所望のオブジェクト(図9では、「色検討報告書」)にマウス105のカーソルを合わせるなどして選択すると、選択したオブジェクトからリンクが張られたオブジェクトが関連先オブジェクト表示欄303に表示される。関連先オブジェクト表示欄303に表示されたオブジェクトから所望のオブジェクトを選択することで、さらにリンクが張られたオブジェクトを表示させるようにしてもよい。関連先オブジェクト表示欄303に表示されたオブジェクトから所望のオブジェクトを選択することで、選択したオブジェクトの内容を表示させるようにしてもよい。
【0059】
このように、所望のテーマを入力して、このテーマに対応したオブジェクトからリンクを辿って関連するオブジェクトを表示することで、ユーザが知りたいテーマについて、そのテーマを直接的に含むオブジェクトだけでなく、関連したオブジェクトの内容まで詳細に調べることができるようになる。なお、関連元オブジェクト表示欄302と関連先オブジェクト表示欄303とにおいて、各オブジェクトが含まれているコンポーネントを表示したり、コンポーネント別にオブジェクトを表示したりできるようにしてもよい。
【0060】
図10は、オブジェクト間のリンクによる第2の利用例を示す図である。ここでは、プロジェクトの企画毎に複数のコンポーネントのグループが予め登録されているものとし、新たなプロジェクトの企画を考えたときに、これと類似したプロジェクトの企画を登録されたものの中から検索する。すると、図10に示すように、これで索出されたプロジェクトの企画についてのプロセスリストのコンポーネント(図10では、Burton2)400が表示装置103に表示される。
【0061】
そして、表示されたプロセスリストのコンポーネント400の中から所望のオブジェクト(図10では、「企画立案」)401にマウス105のカーソルを合わせるなどして選択すると、選択したオブジェクトからリンクが張られたオブジェクトのリスト402が表示装置103に表示される。さらに、このリスト402から所望のオブジェクト(図10では、「販売実績(資料)」)を選択することで、選択したオブジェクトの内容を表示させることができる。
【0062】
このように、過去のプロジェクトの企画において、プロセスリストのコンポーネントに含まれるオブジェクトからリンクを辿って関連するオブジェクトを表示できるようにすることで、新たなプロジェクトの企画を立案した場合において、その詳細な内容を決める際の参考として用いることができるようになる。なお、図10の例においてプロセスのコンポーネント400を表示する場合においても、このコンポーネント内に含まれるオブジェクトを階層的な構造で表示するものとしてもよい。また、オブジェクトのリスト402において、コンポーネント別にオブジェクトを表示できるようにしてもよい。
【0063】
上記の実施の形態では、異なるコンポーネント内のオブジェクトの間にリンクを張るためのプログラムは、記憶装置102に予め記憶されているものとして説明した。しかしながら、これらのプログラムをCD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して、ハードウェアとは独立して配布するものとしてもよい。また、これらの処理プログラムをインターネット上のWebサーバ装置が有する固定ディスク装置に格納しておき、インターネットを通じて配信するものとしてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、異なるコンポーネント内のオブジェクト間で容易にリンクを張ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるワークステーションの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のワークステーションの初期状態での表示画面例を示す図である。
【図3】クリップボード機能を利用してオブジェクト間でリンクを張り、表示を行うための手順を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかるワークステーションにおける処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態にかかるワークステーションにおける操作の具体例を説明する表示画面図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかるワークステーションにおける操作の具体例を説明する表示画面図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかるワークステーションにおける操作の具体例を説明する表示画面図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかるワークステーションにおける操作の具体例を説明する表示画面図である。
【図9】オブジェクト間のリンクによる第1の利用例を示す図である。
【図10】オブジェクト間のリンクによる第2の利用例を示す図である。
【符号の説明】
100 ワークステーション
101 CPU
102 記憶装置
103 表示装置
104 キーボード
105 マウス

Claims (4)

  1. それぞれ1以上のオブジェクトを含む複数のコンポーネントを記憶するコンポーネント記憶手段と、
    前記コンポーネント記憶手段に記憶された各コンポーネントに含まれるオブジェクトを、コンポーネント毎に表示装置上に表示するオブジェクト表示手段と、
    ユーザの操作に従って前記オブジェクト表示手段によって表示された各コンポーネントに含まれるオブジェクトから所望のオブジェクトを指定し、該指定したオブジェクトをリンクされる対象のオブジェクトとして指示するオブジェクト指示手段と、
    前記オブジェクト指示手段から指示されたオブジェクトに関する情報を、クリップボードにクリップすると共に、前記複数のコンポーネントのそれぞれに通知するクリップ手段と、
    ユーザの操作に従って前記クリップ手段によって情報がクリップされたオブジェクトと、これに関連のあるオブジェクトとにリンクを張ることを指示するリンク指示手段と、
    前記リンク指示手段によってリンクが指示されたオブジェクト間にリンクを張るリンク手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記リンク手段によってリンクが張られたオブジェクトをそれぞれ前記表示装置上に表示するリンク表示手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記オブジェクト指示手段は、ユーザが前記表示装置上に表示された所定の指示部をポインティングデバイスで操作することによって、リンクされる対象のオブジェクトを指示するものである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記リンク指示手段は、ユーザが前記表示装置上に表示された所定の指示部をポインティングデバイスで操作することによって、オブジェクト間にリンクを張ることを指示するものである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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