JP4105695B2 - ネットワークにおいてサービス品質プロファイルパラメータを通報し、かつ許可するための方法、システムおよび通信装置 - Google Patents

ネットワークにおいてサービス品質プロファイルパラメータを通報し、かつ許可するための方法、システムおよび通信装置 Download PDF

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Description

通信システムにおける方法、通信システムおよび通信装置
本発明は、送信通信装置から受信通信装置へ少なくとも一部無線通信ネットワークを介してマルチメディアストリームを送信する、通信システムにおける方法に関する。本発明は、また送信通信装置、受信通信装置および送信通信装置から受信通信装置へ少なくとも一部無線通信ネットワークを介してマルチメディアストリームを送信する通信ネットワークを含む通信システムに関連する。本発明は、さらに送信通信装置および受信通信装置に関する。
本説明において、送信通信装置という用語は、通信ネットワークへマルチメディアストリームを送信するように構成した送信機を含む通信装置を意味する。受信通信装置という用語は、通信ネットワークからマルチメディアストリームを受信する受信機を含む通信装置を、それぞれ意味する。同一の通信装置が、送信機および受信機を共に含むことができ、通信ネットワークとの1方向あるいは2方向通信ができることは明らかである。無線通信装置は、無線通信ネットワークにおいて無線通信を行う送信機および/または受信機を含む。モバイル通信システムなどの無線通信システムという用語は、通常無線通信装置とシステムの固定部との間の無線データ伝送接続を可能にし、無線通信装置のユーザがシステムの運用範囲を移動する、通信システムを意味する。代表的無線通信システムは、公衆陸上移動ネットワークPLMNである。よく知られた例に、GSMシステム(Global System for Mobile Telecommunications、グローバル移動通信システム)がある。好ましくは、本発明は、移動通信システムの第3世代に関する。例えば、汎用移動通信システムUMTSは、このような第3世代通信システムの例に用いられる。
第3世代のシステムでは、ベアラーサービスおよびサービスという用語を用いる。ベアラーサービスは、アクセスポイント間に信号伝送設備を提供する通信サービスのタイプである。通常、ベアラーサービスは、トラフィックチャネルという比較的古い用語に対応し、この用語は、例えば無線通信装置とシステムの他の部分との間で情報を伝送する場合にシステムで使用するデータ伝送レートおよびサービス品質(QoS)を定義する。無線通信装置と基地局の間のベアラーサービスは、例えば無線ベアラーサービスであり、無線ネットワーク制御ユニットとコアネットワークの間のベアラーサービスは、例えばIu(インタフェースUMTSベアラー)ベアラーサービスである。UMTSシステムでは、無線ネットワーク制御ユニットとコアネットワークとの間のインタフェースをIuインタフェースと呼ぶ。UMTSにはまた、所謂GERAN部があり、これは、Iuインタフェースに加えて、Gbインタフェースと呼ぶインタフェースも使用する。この接続では、1または複数のタスクを実行する移動通信ネットワークによりサービスを提供する。例えば、データサービスは、通信システムにおけるデータ伝送を行い、電話サービスは、電話の呼、マルチメディアなどに関係する。従って、サービスでは、無線通信装置とシステムの固定部との間の電話の呼あるいはマルチメディアストリームの伝送などのデータ伝送が要求される。第3世代移動通信システムの運用の重要なタスクは、ベアラーサービスを制御(必要に応じて初期化、維持および終了)し、利用可能な帯域を無駄にすることなく、それぞれ要求されたサービスを、移動局に割り当てられるようにすることである。
例えば、サービス品質は、移動通信ネットワークにおける伝送中のプロトコルデータユニット(PDU)の処理方法を決定する。特に、1つまたは2つ以上の接続に同時に送信すべきパケットがある場合のサポートノードおよびゲートウエイサポートノードにおける伝送順序の制御、(一連のパケットの)バッファリングおよびパケットの拒否に、例えば、接続アドレスに対して定義するQoSレベルを使用する。例えば、QoSレベルが異なれば、異なるビットレート並びに接続の異なる端末間のパケット伝送に異なる遅延を決定する。また、拒否および/または損失パケットデータユニットの数は、異なるQoSレベルを有する接続においても変化しうる。
各PDPコンテキストに対して、異なるQoSを要求することは可能である。例えば、電子メール接続においては、ストリームの伝送において比較的長い遅延を許容することができる。しかしながら、ビデオ会議のなどのリアルタイムインタラクティブアプリケーションでは、高速パケット伝送が要求される。ファイル転送などの幾つかのアプリケーションでは、パケット交換伝送に障害が無く、誤りがある場合、必要があれば、パケットデータユニットを再送することが重要である。
UMTSシステムにおけるパケット交換通信サービスに対して、4つの異なるトラフィッククラスを定義することが提案されており、これらトラフィッククラスの特性については、これまで異なる接続タイプに対して異なる基準を考慮することを目的としてきた。第1および第2のクラスに対して定義する1つの基準は、伝送がリアルタイムで行われ、伝送に顕著な遅延がないことである。しかしながら、このようなクラスではデータ転送の正確さは、それ程重要な特性ではない。同様に、第3および第4のクラスに対しては、非リアルタイムデータ伝送で十分であるが、これらのクラスに関しては比較的正確なデータ伝送が要求される。リアルタイムの第1のクラスの通信の例は、1人または2人以上の人が無線通信装置により互いに話を交わす場合の通話信号の伝送である。リアルタイムの第2のクラスの通信が実行可能な場合の例は、直ちに見るためのビデオ信号の伝送である。例えば、インターネットのホームページのブラウジングなどのデータベースサービスの使用に、第3のクラスの非リアルタイムパケット通信を使用でき、この場合リアルタイムデータ伝送より、合理的速度で比較的正確なデータ伝送がより重要なファクターである。この例によるシステムでは、例えば電子メールメッセージとファイルの転送を第4の範疇に分類することができる。勿論、トラフィッククラスの数は、必ずしもここで記すように4ではなく、任意の数のトラフィッククラスを含むパケット交換通信システムに本発明を適用することができる。4つの提示したトラフィッククラスの特性を簡単に表1に示す。
Figure 0004105695
許可されたビットレートをRANおよびCNにおけるアドミッション制御およびリソースの確保に使用し、最高ビットレートをCNにおける規制に使用する、即ちGGSNのCNに入るのに最高ビットレート以上を許容せず、このビットレートを超えるパケットを廃棄する。
最近の第2および第3世代無線通信装置は、昔の無線通信装置よりずっと良いデータ処理特性を持つ。例えば、インターネットに接続し、無線通信装置のブラウジングアプリケーションを用いてインターネットから情報を検索する設備を、最近の装置は既に有し、将来は、例えばリアルタイムビデオ会議や同様なもののためにマルチメディアの呼を設定することが可能になろう。
種々のアプリケーションの要求は、かなり異なることがあり得る。あるアプリケーションでは、送信機と受信機との間の高速通信が要求される。これらのアプリケーションには、例えばビデオおよび電話アプリケーションが含まれる。その他のアプリケーションでは、可能な限り正確なデータ伝送が要求されるが、データ伝送接続のビットレートはそれ程重要ではない。これらのアプリケーションには、例えば電子メールおよびデータベースアプリケーションが含まれる。一方、これらのアプリケーションを、異なる特性を持つ幾つかの無線通信装置に使用することができる。
無線通信装置のユーザは、無線通信装置によりマルチメディアのプレゼンテーションを見ようとする。ユーザは、このようなプレゼンテーションを取り込むアドレスを見つけ、無線通信装置へプレゼンテーションの送信要求を送る。要求は、通信システムにおいて処理する。要求されたマルチメディアプレゼンテーションを取り込むアドレスは、インターネットのサーバなどの通信ネットワークのサーバに宛先を指定する。マルチメディアプレゼンテーションを受信無線通信装置へ配信する受信サーバを、ここではストリーミングサーバと呼ぶ。
通信システムは、ストリーミングサーバと無線通信装置との間の通信に十分なリソースを確保し、要求されたマルチメディアプレゼンテーションを配信することができるようにすべきである。そうしなければ、同じ精度で、誤りなく受信無線通信装置においてプレゼンテーションを行うことが出来ない。UMTS通信システムでは、無線通信装置は、まず一定のQoSパラメータによりPDPコンテキストの要求を行う。次いで、ある選択基準、例えば無線通信装置が要求を行うのに用いた可能性のあるパラメータを使用して、ネットワークは接続のためのベアラーサービスを選択する。このような選択基準が、適切ではない、あるいは十分に正確ではなく、ベアラーサービスが、接続に十分な伝送容量を提供できない、あるいは必要以上に多く容量を提供し、ネットワークリソースの使用が能率的でない事態が起こりうる。
マルチメディア情報の配信が必要となりうる他の場面は、2つの無線通信装置が互いに通信し、ビデオあるいは静止画などのマルチメディア情報を交換する場合である。この種の事態においても、通信のためにネットワークにより、十分なリソースを確保すべきである。しかしながら、従来の手法を用いる場合、接続要求について接続の両端末に情報を伝えることは常に可能ではない。
現在、アプリケーション、例えばビデオアプリケーションで使用する最高ビットレートを端末間で通知する方法は存在しない。ストリーミングサーバは、ストリーミングのクライアント(受信無線通信装置)へ符号化マルチメディアストリームの最高ビットレートを通知することはできない。ストリーミングのクライアントには、許可されたビットレートに関する情報だけはあるが、最高ビットレートに関する情報はない。従って、クライアントは、3種の決定をすることができる。第1に、クライアントは、許可されたビットレート(GBR)に等しい最高ビットレート(MBR)を選択することができる。ビットレートが許可されたビットレート(最高ビットレートに等しい)を超えると、これは、パケット損失を招き、かつ受信品質が悪くなる恐れがある。例えば、もしGBR=MBR=60kbpsであり、かつ圧縮したビデオソースビットレートは平均60kbpsの符号化であるが、64kbpsの幾つかの散発的に高いビットレートのピークが発生すれば、その場合の影響は受信端末における一定期間(期間はビットレートが60kbpsを超える時間に等しい)のパケット損失となりうる。この事態を避けるためには、できればGBR=MBR=64kbpsとなるようにMBRとGBRを設定することである。これによりパケット損失は避けられるが、60と64kbpsの間の帯域幅は、常時は使用されず、平均4kbpsの無駄を生むので、過剰設備により非能率的にネットワークリソースを取り扱うことになる。
第2に、ある評価を行って、クライアントは許可されたビットレートより高い最高ビットレートを選ぶ可能性がある。クライアントが、ビットレートに関する過去の履歴情報を使用するにしても、一般のサーバが使用する最高ビットレートは容易に予測できないので、これらの評価は不正確であり得る。この場合にも、パケット損失が起こりうる。
第3に、クライアントは、非常に高い最高ビットレートの値を選択し、ネットワークから加入最高ビットレートにビットレートを下げられることを選択することができる。
ストリーミングサーバは、UMTSベアラーの最高ビットレートを知らされず、伝送ビットレートおよび帯域適用アルゴリズムについて恐らく誤った仮定を行いうるので、第2および第3のソリューションは、幾つかの非能率を生じる場合がある。
移動通信装置における会話型マルチメディアアプリケーションでは、他の移動通信装置へセッションの最高ビットレートを通知することはできない。これは、各通信装置が、(一様に)他の通信装置がマルチメディアストリームを符号化する許可されたビットレートを知ることができることを意味する。しかしながら、各通信装置は(一様に)ダウンリンクの最高ビットレートを知ることはできない。換言すれば、各通信装置は、他の通信装置がマルチメディアストリームを符号化する最高ビットレートを知ることはできない。
またこの場合、移動通信装置は、上述の3つの選択肢の1つを選択することを決定することができる。またこの場合、各通信装置は、それぞれの符号化器がメディアの流れを符号化する最高ビットレートを恐らく知らないので、既述の選択肢のいずれかの選択は、ストリーミングに関する上記の説明と類似の問題を生じる恐れがある。
会話型マルチメディアアプリケーションは、また1方向通信アプリケーション(単方向会話型マルチメディアアプリケーション)あるいは1対多通信アプリケーション(マルチキャストあるいは放送)であり得る。マルチメディアストリーミングセッションもまた1対多通信アプリケーションであり得る。
現在のシステムでは、無線通信装置および移動通信ネットワークは、QoS要求を満たすようなベアラーサービスを折衝して選択する。例えば、UMTS標準によるシステムでは、無線通信装置は、自由に所望のサービス品質を要求することができ、UMTS移動通信ネットワークは、無線通信装置の要求するサービス品質の提供の可能性を調べる。もし、無線通信装置において実行するアプリケーションが、QoS要求を含めば、無線通信装置は、ベアラーサービスの選択のために移動通信ネットワークへこのQoS要求自体を送信する。しかしながらもし、アプリケーションが、QoS要求を無線通信装置へ送信しなければ、ネットワーク(一般的にはホーム位置レジスター、HLR)に蓄積する非指定のQoSプロファイルを通常使用し、ネットワークでは接続のために一定のプロパティーを事前に決定しておく。もし、無線通信装置のプロパティーが、全ての点でアプリケーションに要求されたサービス品質を満たさなければ、アプリケーションの性能が恐らく適切ではない。
最高ビットレートに加えて、他のパラメータである最大サービスデータユニット(SDU)のサイズパラメータがあり、接続の他の相手、即ちストリーミングサーバおよび/または送信通信装置は、このサイズパラメータを知らない。SDUサイズパラメータは、ストリーミングサーバが送信するマルチメディアストリームのパケットサイズを記述する。したがって、ストリーミングのクライアントは、全てのパケットを受信できるように十分大きいような値を最大SDUサイズに選択しなければならない。ストリーミングのクライアントは、SDUサイズに任意の値を試用する、あるいは許される最大値を選択することができる。この種の選択は、マルチメディアストリーミングのセッションに不必要なリソースを確保することになりうる。
ストリーミングのクライアントが、ネットワークへリソース割り当て要求(例えば、最高ビットレートおよび最大SDUサイズパラメータを要求で示す)を送信すると、ネットワークは要求されたリソースを確保しない(あるいは、できない)こともありうる。従来のシステムでは、ストリームのクライアントは、割り当てられたリソースに関する情報をストリーミングサーバに通報できない。従って、ストリーミングサーバが、無線通信ネットワークと無線通信装置との間の接続に適する以上に大きなデータユニットでマルチメディアストリームを送信することが起こりうる。
もし、QoSプロファイルにおいて常時、一定の固定数のバイト(例えば、1500バイト)を使用すれば、これはネットワークに非能率を生じ、かつパケット交換ストリーミングのクライアントに比較的低いメディア品質をもたらしかねない。事実、パケットが大きければ、目標とするSDU誤り率を予め定めた値以下に保つことはさらに困難であるので、全てのパケットが固定サイズと仮定するネットワークでは、QoSプロファイルにより与えられる遅延により目標とするSDU誤り率を維持ことにはさらに困難をともなうであろう。
従って、送信通信装置から受信通信装置へマルチメディアプレゼンテーションを送信するネットワークリソースの正しい選択のために、要求されたマルチメディアプレゼンテーションの特性を通報する方法とシステムを提供することが本発明の目的である。
受信相手に通信に必要なリソースを通報するために、セッション記述プロトコルの属性フィールドを使用することにより、本発明の目的は達成される。次に、受信相手は、無線ネットワークに依頼して、接続に適するベアラーサービスを選択することができる。本発明による方法は、受信通信装置に、ネットワークリソースの確保のためにマルチメディアストリームの伝送に関する、以下のパラメータの少なくとも1つを通報することを特徴とする:
−最高ビットレート、
−最大サービスデータユニットサイズ。
本発明による通信システムは、
−マルチメディアストリームの伝送に関する、以下のパラメータの少なくとも1つを定める検出器:
−マルチメディアストリームの伝送に要求される最高ビットレート、
−最大サービスデータユニットサイズ、および
−ネットワークリソースの確保のために、少なくとも前記パラメータを受信通信装置へ送 信する送信機、
を含むことを特徴とする。
本発明による送信通信装置は、
−マルチメディアストリームの伝送に関する、以下のパラメータの少なくとも1つを定める検出器:
−マルチメディアストリームの伝送に要求される最高ビットレート、
−最大サービスデータユニットサイズ、
−セッション記述プロトコルの属性フィールドを定義した値に設定するメッセージ構成器 、および
−ネットワークリソースの確保のために、少なくとも前記属性フィールドを受信通信装置 へ送信する送信機、
を含むことを特徴とする。
本発明による受信通信装置は、
−送信通信装置から受信通信装置へ送信するマルチメディアストリームを選択するセレク タ、
−選択情報を送信通信装置へ送信し、かつマルチメディアストリームの伝送に関する、以下のパラメータの少なくとも1つに関する情報を要求する送信機:
−マルチメディアストリームの伝送に要求される最高ビットレート、
−最大サービスデータユニットサイズ、および
−選択したマルチメディアストリームの受信のためにネットワークリソースの確保要求を 送信する送信機、
を含み、
−また、以下のパラメータの少なくとも1つを含む、許可されたネットワークリソースに関する情報を送信通信装置へ送信する送信機を含むことができる、ことを特徴とする:
−許可された最高ビットレート、
−許可された最大サービスデータユニットサイズ、
−許可された転送遅延。
以下では、添付の図面を参照してより詳しく本発明を説明する。
従来のシステムおよび方法と比較して、本発明はかなりの利点を有する。本発明によリ、ストリーミングのクライアントは、ストリーミングサーバが送信する予め符号化したマルチメディアストリームの最高ビットレートを知ることができる。これにより、さらに正確なQoSプロファイルのパラメータを定義することにより、よりよいベアラー割り当てが可能になる。
会話型マルチメディアアプリケーションにとっての利点は、またマルチメディアストリームを符号化するときに、移動通信装置が、他者の使用する最高ビットレートを知っているということである。これにより、またさらに正確なQoSプロファイルのパラメータを定義することにより、よりよいベアラー割り当てができる。
他の重要な利点は、最高ビットレート−許可されたビットレートとして計算されるデルタ帯域幅を能率的に使用する可能性により与えられる。この帯域幅を帯域幅適応あるいはビデオビットレートのピークの処理に使用することができる。最後に、例えばビットレートに影響のある使用中の符号化パラメータを変更して、リアルタイムにマルチメディアストリームを符号化するとき、最良のメディア品質の配信にこのデルタ帯域幅を使用することができる。
SDPにおける最高ビットレートのパラメータのさらに別の利点は、もし、パケット交換ストリーミングサーバが異なるビットレートでコンテンツを提供すれば、許可されたQoSプロファイルのパラメータに従い、種々の選択肢の中から選択することがパケット交換ストリーミングのクライアントに可能になることである。
本発明の方法によれば、接続に最適で、かつ伝送中に重大なデータ損失を起こさないベアラーサービスを選択することが可能になる。また、本発明の方法を使用することにより、接続に過剰なリソースを確保しないので、ネットワークへの負荷を最適化することができる。
パケット交換ストリーミングサーバからパケット交換ストリーミングのクライアントへ最大SDUサイズを通知する利点は、パラメータの正しい値を有する無線通信装置において、PDPコンテキストを動作させることができるということに基づく。その結果、クライアントにマルチメディアプレゼンテーションを配信する際に、比較的良いメディア品質を達成することができる。また、QoSプロファイルにおいて与えられる遅延により従来システムより、ネットワークは目標とするSDU誤り率をよりよく維持することができる。
パケット交換ストリーミングのクライアントからパケット交換ストリーミングサーバへ許可されたQoSプロファイルのパラメータを通信する利点は、パケット交換ストリーミングサーバに、実際の値を知ることになるという大きな利点をもたらす。このように、サーバは、パケット化の仕方を(新しい最大SDUサイズの値に対処するために)変更することができ、かつある伝送レート制御技術を適用して、新しい最高ビットレートの値に対処することができる。一般に、サーバは、パケット交換ストリーミングのクライアントに、よりよいメディア品質を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態の以下の説明では、UMTSタイプの移動通信システムを例として使用する。しかしながら、本発明はこのシステムに制限されることは全くなく、通信のために種々のQoSレベルを定めることのできる、他の通信システムにも適用することができることは、この技術に精通した者には明らかであろう。
以下では、セッション記述プロトコル(SDP)をさらに詳しく説明する。
インターネットマルチキャストバックボーン(Mbone)では、セッションディレクトリツールを使用して、マルチメディア会議を公告し、かつ参加に必要な会議アドレスおよびメディアに特有な情報を通知する。マルチキャストバックボーンは、IP(In−ternet Protokol、インターネットプロトコル)マルチキャストをサポートするインターネットの一部であり、従って、能率的な多対多通信を可能にする。マルチキャストバックボーンは、広くマルチメディア会議に使用される。通常、このような会議には、会議メンバーの緊密な調整を必要としない特性がある。会議を受信するために、マルチキャストバックボーンサイトのユーザは、会議データストリームの会議マルチキャストグループアドレスとUDPポートのみを知ればよい。
セッションディレクトリは、会議セッションの公告を支援し、かつ想定される参加者へ関連する会議設定情報を通知する。SDPは、受信者へこのような情報を伝達するように設計されている。SDPは、真にセッション記述のためのフォーマットであり−転送プロトコルを組み込んでおらず、かつセッション通知プロトコル、セッション開始プロトコル、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)、MIME付加部を使用する電子メールおよびハイパーテキスト転送プロトコルを含む種々のプロトコルにより伝達することができる。
SDPは、汎用目的を指向しており、従って単にマルチキャストセッションディレクトリというより、より広い範囲のネットワーク環境とアプリケーションに使用することができる。
マルチメディア会議は、通信装置が通信に使用するソフトウエアを伴う、2つまたは3つ以上の通信を行う通信装置の組である。
マルチメディアセッションはマルチメディア送信機および受信機の組であり、データストリームは送信機から受信機へ流れる。マルチメディア会議はマルチメディアセッションの例である。
以下では、2002年5月27日発行の文献「インターネット技術実行委員会、draft−ietf−mmusic−sdp−new−10.txt」の8ページを参照して、セッション記述プロトコルの現行定義の詳細を幾つか説明する。プロトコルの記述の幾つかは必須であり、幾つかはオプションである。オプションの項目を‘*’で示す。
セッション記述
v=(プロトコルバージョン)
o=(所有者/作成者およびセッション識別子)
s=(セッション名)
i=*(セッション情報)
u=*(記述のURI)
e=*(電子メールアドレス)
p=*(電話番号)
c=*(接続情報−全てのメディアに含まれれば不要)
b=*(帯域幅情報)
1つまたは2つ以上の時間記述(以下を参照)
z=*(タイムゾーン調整)
k=*(暗号化キー)
a=*(零または幾つかのセッション属性行)
零または幾つかのメディア記述(以下を参照)
時間記述
t=(セッションが動作中の時間)
r=*(零または幾つかの反復回数)
メディア記述
m=(メディア名および転送アドレス)
i=*(メディアタイトル)
c=*(接続情報−セッションレベルに含まれればオプション)
b=*(帯域幅情報)
k=*(暗号化キー)
a=*(零または幾つかのセッション属性行)
本発明のこの有利な実施形態では、SDPにおいて最高ビットレートを通報する属性を、以下の手段により作成する。
a=3gpp−maxbitrate:<value>
ここで、<value>を、b=ASSDPパラメータの<bandwidth−va−lue>と同じ構文で表現する。これはユーザの定義する属性である。
このパラメータを定義する別の方法は、新しい帯域幅記述子を用いることである。
b=X−3gpp−maxbitrate:<bandwidth−value>
X−記述子は、SDPの実験的記述子を示す。
上述の文献によれば、帯域幅の記述を、以下のように定義する。
b=<modifier>:<bandwidth−value>
これは、セッションあるいはメディアが使用するために提案する帯域幅を規定し、かつオプションである。
<bandwidth−value>は、指定されない場合キロビット毎秒で表す。変更子は、別のユニットを使用することを規定する。
<modifier>は、単一の英数字語であり、帯域幅値の意味を与える。最初に、2つの変更子を定義する。
CT(会議の合計):もし、セッションあるいはセッションのメディアの帯域幅が、暗に想定する帯域幅と相違すれば、‘b=CT・....’行をセッションに供給し、使用する帯域幅に提案する上限を与えるべきである。この主目的は、2つまたは3つ以上のセッションの同時存在の可能性についておよその見通しを与えることである。
AS(アプリケーションに特有の最大値):帯域幅は、アプリケーションに特有と考えられる、即ち最大帯域幅に関するアプリケーションの考え方である。通常これは、もし、適用可能であれば、アプリケーションの「最大帯域幅」制御において設定されるものと一致する。RTPベースのアプリケーションに対して、ASは、RFC1889(RTP)の6.2章で定義するようにRTPの「セッション帯域幅」(メディアビットレートおよびUDP/IPヘッダの超過分を含む)を与える。
リアルタイムストリーミングプロトコルは、リアルタイム性を有するデータ配信を制御するクライアント−サーバプロトコルである。このプロトコルを使用して、オーディオおよびビデオなどの連続するメディアの単一あるいは幾つかの時間同期ストリームを確立し、かつ制御する。UDPおよびTCPなどの転送プロトコルにより、RTSPを伝達する。換言すれば、RTSPは、マルチメディアサーバに対するネットワーク遠隔制御として動作する。データソースには、生のデータ供給(例えば、リアルタイムビデオおよび/またはオーディオ)および蓄積する切り抜き(例えば、静止画)の両方が含まれる。RTSPクライアントおよびサーバは、メディア配信パラメータの適する組について折衝するが、その際これらパラメータの記述のために一部、例えばSDP構文を使用する。
本発明のこの有利な実現形態では、SDPにおいてセッションの最大データユニットサイズを通報する属性を以下の手段により作成する。
a=3gpp−maxSDUsize:<value>
ここで、<value>は整数(バイト数)として表現する。これもまた、ユーザの定義する属性である。
図1は、UMTSシステムの一部を示し、これは無線通信装置MT1,基地局2(BS)および、基地局2を制御し、かつ基地局2とシステムの他の部分との間の接続の経路指定をする無線ネットワークコントローラ3(RNC)を含む無線アクセスノード1(RAN)、無線移動交換センタ4(WMSC)および無線ネットワークコントローラ3に加えて経路指定機能としてのパケットデータアクセスノード5(PDAN)を含む。図1によるUMTSシステムは、また例えばバックボーンネットワーク6およびインターネットプロトコル(IP)ネットワーク7などの他のパケットネットワークへのパケットデータゲートウエイ8(PDG)を含み、無線通信装置は、例えばIPネットワークへ接続するサーバ10と通信することができる。さらに、図1は、例えば第2の移動通信ネットワークNW2へ接続する回線交換ゲートウエイ9(移動サービス交換センタへのゲートウエイ、GWMSC)および例えば加入者のアクセス契約データを蓄積するホーム位置レジスタ11(HLR)を示す。
さらに図3は、簡略化したブロック図により、本発明の好ましい実施形態に従う無線通信装置MT1を示し、この実施例ではNokia商標9210i商標コミュニケータなどのデータ処理機能、および移動局機能を含む通信装置である。無線通信装置MT1は、例えば1つまたは2つ以上のプロセッサCPU、DSP、メモリ手段MEM、UMTS加入者識別モジュール(USIM)あるいは加入者識別に対応する手段、および基地局2と通信する無線部分RFを含む。プロセッサCPUを、例えば特定用途向け集積回路12(ASIC)に統合することができ、それにより無線通信装置MT1の多数の論理機能を実行することが可能になる。メモリ手段は、好ましくはランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、および加入者識別モジュールUSIMのメモリの少なくとも一部を含む。無線通信装置MT1は、また好ましくはキーパッド13、14、表示装置15、16、オーディオ手段、例えばマイクロフォン17、スピーカ18およびコーデック19を含む1つまたは2つ以上のユーザインタフェースを含む。
図1で、呼管理(CM)に関係する機能は、無線通信装置MT1においておよび無線移動交換センタ4とパケットデータアクセスノード5の両方において実行するものとする。これら呼管理機能は、呼の開始、維持および終了の手段を構成する。従って、無線通信装置MT1および無線移動交換センタ4あるいはパケットデータアクセスノード5は、呼を開始、維持および終了するために呼信号メッセージを交換する。ベアラー管理(BM)および無線リソース管理(RM)機能は、無線通信装置MT1においておよび無線ネットワークコントローラ3において実行する。ベアラー管理機能は、無線通信装置MT1と基地局2との間の通信に選択したベアラーサービスの特性に応じて、例えば1つまたは幾つかの論理チャネルを選択するのに使用し、ベアラーサービスに従うサービス品質を提供する。無線リソース管理機能は、例えば無線通信装置MT1と基地局2との間の無線通信の無線チャネルを選択するのに使用する。
無線通信装置MT1とIPネットワーク7との間のパケットデータ伝送接続を、パケットデータアクセスノード5(PDAN)からパケットデータバックボーン6およびパケットデータゲートウエイ8(PDG)を介して設定することができる。無線通信装置MT1と移動通信ネットワークとの間の回線交換データ伝送接続を、無線アクセスノード1、無線移動交換センタ4および移動サービス交換センタ9(GWMSC)へのゲートウエイを介して設定することができる。この移動サービス交換センタ9へのゲートウエイは、移動通信ネットワークとGSM、PSTNあるいはISDNなどの第2のネットワークNW2との間の接続設定手段を含む。
基本的に、本発明は、2つの異なる種類の局面に適用可能である。即ちストリーミングマルチメディアアプリケーションと会話型マルチメディアアプリケーションである。
以下では、ストリーミングマルチメディアアプリケーションのための本発明の好ましい実施形態による方法を図1のシステムを参照して説明する。
無線通信装置MT1のユーザは、例えば無線通信装置MT1のユーザインタフェースにより無線通信装置MT1においてアプリケーションを開始する。アプリケーションは、例えばネットワークにおけるゲーム、マルチメディアアプリケーション、無線チャネルの聴取アプリケーション、ドキュメントを見るアプリケーションあるいはWWWブラウザなどのブラウザアプリケーションである。このアプリケーションのプログラムコードを、例えばIPネットワークに接続するサーバ10から予めロードし、無線通信装置のメモリ手段MEMに蓄積することができる。無線通信装置MT1には、このようなアプリケーションを実行する実行環境がある。アプリケーションが送信するサービス要求により実行環境を起動する。無線通信装置における実行環境の機能は、例えばアプリケーションのサービス品質に関係する要求を決定することである。
実行環境と要求されたアプリケーションの実施は、無線通信装置のプロセッサCPUにより制御する。無線通信装置が、1つ以上のCPUを含むことも可能だが、以下ではアプリケーションの実行にただ1つのプロセッサCPUが存在すると仮定する。
ユーザは、マルチメディアプレゼンテーションを見る選択をしようとする場合、無線通信装置MT1によりサーバ10に要求を送信し、選択可能なマルチメディアプレゼンテーションに関する情報を取得する。要求は、例えばRTSPプロトコルに従うDESCRIBEメッセージである。無線通信装置MT1は、パケット交換ストリーミングクライアント(PSSクライアント)と見なされる。要求を、さらに該当するストリーミングサーバ(パケット交換ストリーミングサーバ、PSSサーバ)、例えばIP−ネットワーク7のサーバ10に送信する。サーバ10は、要求を調べ、かつ要求されたプレゼンテーションに関する情報を検索し、提供するプレゼンテーションの伝送に必要な最高ビットレートを少なくとも検出する。プレゼンテーションを符号化した形式でサーバ10に蓄積することができ、サーバには、既に最高ビットレートに関する情報がある。もし、しかしながら、プレゼンテーションが、符号化した形式で蓄積されなければ(例えば、ライブのプレゼンテーション)、サーバ10は、それに適したある方法を使用して最高ビットレートを評価する。サーバ10は、最高ビットレートに関する情報を集めると、最高ビットレートに関する情報を、セッション記述プロトコルの定義に属性フィールドとして挿入する。サーバ10から無線通信装置MT1へIP−ネットワーク7および無線ネットワークMT1を介して、セッション記述プロトコルの定義情報を送信する。これは、無線ネットワークNW1を経てサーバ10から無線通信装置MT1へ、応答メッセージを送信することにより行う。メッセージは、例えば最高ビットレートおよび最大SDUサイズ情報などの、選択可能なマルチメディアプレゼンテーションおよびマルチメディアプレゼンテーションに関係する幾つかのパラメータを含む、RTSPプロトコルの「200/OK」メッセージである。
ユーザが、無線通信装置MT1によりマルチメディアプレゼンテーションを見ることを選択すると、無線通信装置MT1においてSDP情報を調べ、サーバが示唆するこれらのパラメータを用いてPDPコンテキスト(あるいはベアラーサービス)要求を形成し、かつ無線通信ネットワークNW1へ送信する。要求において、無線通信装置MT1は、接続に必要な最高ビットレートを少なくとも定義する。他のパラメータは、例えば表1に示すように、最大SDUサイズ、許可されたビットレート、転送遅延などである。無線ネットワークNW1において、要求を調べ、ベアラーサービスのための選択を行う。無線通信ネットワークNW1は、できる限り要求されたQoSに適合し、かつ必要以上に多くのネットワークリソースを確保しないような接続のためのベアラーサービスの選択を試行する。選択したベアラーサービスに関する情報を無線通信装置MT1へ送信する。パラメータは、サーバ10が示唆したパラメータに対応する(一致する)ことができ、あるいは、例えば恐らくユーザの加入制限あるいは不十分なネットワークリソースにより、無線通信ネットワークNW1によりグレードを下げられることがあり得る。
その後、選択したマルチメディアプレゼンテーションの設定あるいは送信開始要求を、無線通信装置MT1がサーバ10に(無線ネットワークNW1を経て)送信する。要求メッセージは、
無線通信ネットワークNW1の許可したQoSにプロファイルパラメータに関する情報を含む。パラメータを、例えば以下のようなメッセージのヘッダフィールドとして通報する。
3gpp−GrantedMaxbitrate:<value>
3gpp−GrantedMaxSDUsize:<value>
3gpp−GrantedTransferDelay:<value>
最初の2つの構文は、対応するSDPの属性に定義したのと同じである。第3の属性(許可された転送遅延)の構文は、第2の属性の構文に等しく、かつ好ましくはミリ秒で表現される。許可された転送遅延は、その時間内にパケットを無線ネットワークNW1からストリーミングクライアントへ送信する遅延を示す。
無線通信装置MT1において、PDPコンテキストを起動した後、例えばSETUPメッセージあるいはPLAYメッセージなどのRSTPメッセージを使用して、有利には許可されたパラメータを送信できるが、セッションの全継続時間の間にRSTPプロトコルの他のメッセージあるいは別のプロトコルのメッセージを使用して、許可されたパラメータを送信することもできる。好ましいソリューションは、無線通信装置MT1がサーバ10へ送信する第1のSETUPメッセージに、2つのヘッダを埋め込むことである。メッセージを受信した後、サーバ10は、許可されたQoSパラメータが示唆したパラメータと一致しているかを調べる。もし、示唆したパラメータと許可されたパラメータとの間に大きな差があれば、サーバ10は、送信するマルチメディアストリームの伝送設定を変更すべきか否かの判断をすることができる。例えば、サーバはパケット化の方法を、許可されたQoSパラメータに最も適するような方法に変更することができる。サーバはまた、もし、必要ならSDUサイズも変更することができる。
以下では、本発明の有利な実施形態によるメッセージの幾つかの非制限的実施例を説明する。
SDP:
a=3gpp−maxbitrate:70
a=3gpp−maxSDUsize:1000
RSTP:
C−>S:SETUPrtsp://example.com/foo/
bar/baz.rmRTSP/1.0
CSeq:302
Transport:RTP/AVP;unicast;
client_port=4588−4589
3gpp−GrantedMaxbitrate:64
3gpp−GrantedMaxSDUsize:800
3gpp−GrantedTransferDelay:2000
無線通信装置MT1に対する接続を確立した後、サーバ10から要求されたマルチメディアプレゼンテーションの送信を始めることができる。送信は、有利にはパケットのフォーマットで行い、マルチメディアプレゼンテーションは、IP−ネットワーク7で使用するプロトコルのパケットにカプセル化する。パケットは、例えばIP−パケットである。無線ネットワークNW1では、IP−パケットをプロトコルおよび無線ネットワークNW1により配信する。
プレゼンテーションは、ビットレートが、セッションの許可されたビットレートを超えるような部分を含むことがあり得る。しかしながら、最高ビットレートに従ってリソースを確保するのは常識的ではなかろうが、例えば平均ビットレートは考慮しうる。本発明の別の有利な実施形態による方法では、他のパラメータ、それ自体既知のデルタ帯域幅を、上述の状況で使用することができる。このパラメータは、最高ビットレートと許可されたビットレートとの間の差を表し、従って最高ビットレート−許可されたビットレートにより計算することができる。このデルタ帯域幅を帯域幅適応あるいはビデオビットレートのピークの処理に使用することができる。ビットレートに影響のある使用中の符号化パラメータを変更して、例えばリアルタイムにマルチメディアストリームを符号化すると、最良のメディア品質の配信にこのデルタ帯域幅を使用することもできる。
マルチメディアストリームを符号化する2つまたは3つ以上の選択肢があることもあり得る。この利点の例は以下の通りである。PSSクライアントは、DESCRIBE RTSPメッセージをPSSサーバへ発出する。サーバは、SDP記述(所謂「200/OK」応答メッセージに含まれる)により応答する。SDP記述は、同じマルチメディアストリームに関する複数の選択肢を含み、そのそれぞれが種々の平均および/または最高ビットレートを目標とする(例えば、選択1−GBR=64kbps、MBR=64;選択2−GBR=64、MBR=128)。平均ビットレートより高い最高ビットレートを使用して、例えば初期バッファ期間を縮小することができる。エンドユーザの好みおよび端末の性能により、PSSクライアントは好ましいメディアストリームを選択し、かつ好ましいストリームの平均および最高ビットレートに合うQoSプロファイルのパラメータによりPDPコンテキストを要求する。もし、許可されたQoSプロファイルのパラメータが要求したものより低ければ、PSSクライアントは、ビットレートパラメータが許可されたQoSプロファイルのパラメータの範囲に合う、別のメディアストリームを選択しなければならない。最後に、PSSクライアントは、PSSサーバへ選択したメディアストリームを示唆するSETUP要求を発出する。
図2は、本発明を適用することのできる別の状況を示す。この状況は、会話型マルチメディアアップリケーションに関係する。例えば、会話型マルチメディアアプリケーションを使用して、1つまたは2つ以上の通信ネットワークNW1を介して互いに通信する2つまたは3つ以上の無線通信装置が存在する。第1の無線通信装置MT1は、無線通信ネットワークNW1への接続およびPDPコンテキストの起動を行い、ネットワークとのパケットデータ通信を開始する。これらの手順は、それ自体既知であり、ここでさらに詳細に説明する必要はない。また、第2の無線通信装置MT2は、同じ無線通信ネットワークNW1あるいは別の無線通信ネットワーク(図示しない)と同様の作業を行う。無線通信ネットワークNW1は、PDPコンテキストのために無線通信装置MT1、MT2に一定のリソースを確保する。第1の無線通信装置MT1は、マルチメディアストリームを符号化し、第2の無線通信装置MT2へ送信する際に、第1の無線通信装置MT1が使用できる最高ビットレートを第2の無線通信装置MT2に通報することができる。最高ビットレートに関する情報は、上述のセッション記述プロトコルの属性フィールドを用いて通報することができる。一方、第2の無線通信装置MT2は、第1の無線通信装置MT1に、メディア情報符号化プロセスの最高ビットレートを通報することができる。しかしながら、RTSPメッセージは、会話型マルチメディアアプリケーションには適用することができない。セッションの相手に必要な情報を送信すると、通信が始まる。無線通信装置MT1、MT2は共に、最高ビットレートおよび/または最大SDUサイズを知っており、無線通信装置MT1、MT2は、パラメータに従い伝送に適応することができる。
無線通信装置MT1、MT2は、またセッションの相手へ採用するパラメータを通報することができる。採用するパラメータには、例えば以下の1つまたは2つ以上が含まれる。
即ち、許可された最大ビットレート、許可された最大サービスデータユニットサイズおよび/または許可された転送遅延である。
図4aは、サーバ10から無線通信装置MT1へストリーミングアプリケーションを送信するシステムの実施例を簡単化した図として示す。矢印401は、ストリーミングアプリケーションの伝送の流れを示す。点線の矢印402は、ストリーミングアプリケーションの設定中に示唆され、かつ許可されたパラメータに関する情報の伝送を示す。
図4bは、無線通信装置MT1、MT2の間の1方向会話型アプリケーション(単方向、矢印403)あるいは2方向会話型アプリケーション(双方向、矢印404)を実行するシステムの実施例を簡単化した図として示す。矢印403および404は、それぞれ会話型アプリケーションの伝送の流れを示す。点線の矢印405は、会話型アプリケーションの設定中のメッセージの伝送を示す。
本発明が、以上に示した実施形態に全く制限されないばかりか、上記の請求の範囲内において変更することが可能であることは、明らかである。
本発明の好ましい実施形態による方法の適用が可能なシステムを示す図である。 本発明の好ましい実施形態による方法の適用が可能な別のシステムを示す図である。 本発明の好ましい実施形態による無線通信装置を簡略化したブロック図で示す図である。 サーバと無線通信装置との間でストリーミングアプリケーションを設定する実施例を示す図である。 2つの無線通信装置の間に会話型アプリケーションを設定する実施例を示す図である。

Claims (35)

  1. 送信通信装置から受信通信装置まで少なくとも一部無線通信ネットワークを介して、マルチメディアストリームを伝送する通信システムにおける方法であって、
    該方法は、
    受信通信装置のためのリソースをマルチメディアストリームの伝送のための無線通信ネットワークから確保し、
    受信通信装置のために確保された通信リソースに関する、以下の情報の少なくとも1つを含む情報を無線通信ネットワークから受信通信装置へ送信し、受信通信装置のために確保された通信リソースに関する前記情報を送信通信装置へ送信することを含む方法:
    −許可された最高ビットレート、
    −許可された最大サービスデータユニットサイズ、
    −許可された転送遅延。
  2. 請求項1に記載の方法であって、ネットワークリソースの確保のためにマルチメディアストリームの伝送に関する以下のパラメータの少なくとも1つを受信通信装置に通報する、方法:
    −最高ビットレート、
    −最大サービスデータユニットサイズ。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、セッション記述プロトコルを用いてマルチメディアストリームに関する情報を送信し、セッション記述プロトコルの属性フィールドを用いて、前記少なくとも1つのパラメータを受信通信装置に通報する、
    方法。
  4. 請求項1,2または3に記載の方法であって、受信無線通信装置へ伝送するマルチメディアストリームを選択すること、マルチメディアストリームの選択を送信通信装置に通報すること、選択されたマルチメディアストリームの最高ビットレートを調べること、選択されたマルチメディアストリームの最高ビットレートを受信無線通信装置へ通報すること、および選択したマルチメディアストリームを受信するための通信リソースを、受信通信装置が確保すること、を含む、
    方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、受信通信装置が通信リソースを確保するステップにおいて、リソースの確保を、前記最高ビットレートを用いて行う、
    方法。
  6. 請求項4に記載の方法であって、選択したマルチメディアストリームが、ストリーミングマルチメディアアプリケーションである、
    方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、送信通信装置が、インターネットとデータ伝送接続をしているサーバであり、ストリーミングマルチメディアアプリケーションを前記サーバに蓄積し、サーバからインターネットへ、そしてさらに無線通信ネットワークへストリーミングマルチメディアアプリケーションを送信し、確保したリソースを用いて無線通信ネットワークから受信無線通信装置へ、ストリーミングマルチメディアアプリケーションを送信する、
    方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、定義された最大サイズを持つサービスに使用するデータユニットとして、ストリーミングマルチメディアアプリケーションをサーバから送信し、サービスに使用するデータユニットの最大サイズを受信無線通信装置へ通報し、最大のサービスに使用するデータユニットサイズに従いサービスに使用するデータユニットの蓄積容量を受信無線通信装置が確保する、
    方法。
  9. 請求項2に記載の方法であって、受信無線通信装置(MT1)からリアルタイムストリーミングプロトコルのDESCRIBEメッセージを用いて、マルチメディアストリームの選択要求を通報し、リアルタイムストリーミングプロトコルの応答メッセージを用いて、選択したマルチメディアストリームの最高ビットレートを受信無線通信装置へ通報し、リアルタイム伝送プロトコルのSETUPメッセージあるいはPLAYメッセージを用いて、受信通信装置が確保した通信リソースに関する情報を送信通信装置へ送信する、
    方法。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の方法であって、最高ビットレートパラメータが、最高ビットレートに対するキロビットの値を含む、
    方法。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の方法であって、最大サービスデータユニットサイズパラメータが、最大サービスデータユニットサイズに対する整数値を含む、
    方法。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の方法であって、伝送するあらゆるパケットに示唆された最大転送遅延をも通報する、
    方法。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の方法であって、同じマルチメディアストリームに複数の選択肢が存在し、各選択肢が異なる平均および/または最高ビットレートを目標とし、平均ビットレートより高い最高ビットレートを使用して、初期バッファ時間を縮小する、
    方法。
  14. 少なくとも1つの無線通信ネットワークを含む通信システムにおいて第1の無線通信装置と第2の無線通信装置との間で、会話型マルチメディアアプリケーションを実行する方法であって、前記第1と第2の無線通信装置との間で少なくとも部分的に無線通信ネットワークを介して会話型マルチメディアアプリケーションのマルチメディアストリームを伝送し、マルチメディアストリームの伝送のために無線通信ネットワークからリソースを確保し、少なくとも前記無線通信ネットワークから前記第1の無線通信装置へ確保されたリソースに関する情報を送信し、前記第1の無線通信装置から前記第2の無線通信装置へ、確保されたリソースに関する前記情報を送信する前記方法であって、第2の無線通信装置のために確保された通信リソースに関する、以下の情報の少なくとも1つを含む情報を無線通信ネットワークから第2の無線通信装置へ送信し、第2の無線通信装置のために確保された通信リソースに関する前記情報を第2の無線通信装置から第1の無線通信装置へ送信することを特徴とする、方法:
    −許可された最高ビットレート、
    −許可された最大サービスデータユニットサイズ、
    −許可された転送遅延。
  15. 請求項14に記載の方法であって、ネットワークリソースの確保のためにマルチメディアストリームの伝送に関する、以下のパラメータの少なくとも1つを第2の無線通信装置に通報する、方法:
    −最高ビットレート、
    −最大サービスデータユニットサイズ。
  16. 請求項14または15に記載の方法であって、セッション記述プロトコルを用いてマルチメディアストリームに関する情報を送信し、セッション記述プロトコルの属性フィールドを使用して、前記少なくとも1つのパラメータを受信通信装置に通報する、
    方法。
  17. 送信通信装置、受信通信装置、および無線通信ネットワークを具備して、送信通信装置から受信通信装置まで少なくとも一部前記無線通信ネットワークを介してマルチメディアストリームを伝送する通信システムであって、受信通信装置のために無線通信ネットワークから確保された通信リソースに関する、以下の情報の少なくとも1つを含む情報を受信する受信機と、受信通信装置のために確保された通信リソースに関する 情報を、送信通信装置へ送信する送信機とを受信通信装置が含むことを特徴とする、通信システム:
    −許可された最高ビットレート、
    −許可された最大サービスデータユニットサイズ、
    −許可された転送遅延。
  18. 請求項17に記載の通信システムであって、さらに、
    −マルチメディアストリームの伝送に関する、以下のパラメータの少なくとも1つを定める検出器:
    −マルチメディアストリームの伝送に要求される最高ビットレート、
    −最大サービスデータユニットサイズ、および
    −ネットワークリソースの確保のために、少なくとも前記パラメータを受信通信装置へ送
    信する送信機、
    を含む、
    システム。
  19. 請求項17または18に記載の通信システムであって、セッション記述プロトコルによってマルチメディアストリームに関する情報は記述され、通信システムは、セッション記述プロトコルの属性フィールドを定義されたパラメータの値に設定するメッセージ構成器を含む、
    システム。
  20. 請求項17、18または19に記載の通信システムであって、受信通信装置へ送信するマルチメディアストリームを選択するように構成したマルチメディアストリームセレクタ、マルチメディアストリームの選択を送信通信装置に通報するように構成した送信機、選択したマルチメディアストリームの最高ビットレートを調べるように構成した前記検出器を、受信通信装置が含み、選択したマルチメディアストリームの最高ビットレートに関する情報を受信通信装置へ送信するように構成した送信機を、第2の通信装置が含み、さらに通信システムが、選択したマルチメディアストリームを受信するために受信通信装置が通信リソースを確保するように構成した無線アクセスノードを含む、
    システム。
  21. 請求項20に記載の通信システムであって、選択したマルチメディアストリームを受信するために受信通信装置が確保する通信リソースの持つ前記最高ビットレートを用いるように、無線アクセスノードは構成されている、
    システム。
  22. 請求項20または21に記載の通信システムであって、許可された通信リソースに関する情報を、無線アクセスノードにより送信通信装置へ送信する手段を、さらに受信通信装置が含む、
    システム。
  23. 請求項17に記載の通信システムであって、マルチメディアストリームはストリーミングマルチメディアアプリケーションにおいて使用される、
    システム。
  24. 請求項23に記載の通信システムであって、送信通信装置が、インターネットとデータ伝送接続をしているサーバであり、ストリーミングマルチメディアアプリケーションは前記サーバに蓄積され、サーバからインターネットへ、そしてさらに無線通信ネットワークへ、ストリーミングマルチメディアアプリケーションのマルチメディアストリームは送信され、確保したリソースを用いて無線通信ネットワークから受信無線通信装置へ、マルチメディアストリームは送信される、
    システム。
  25. 請求項24に記載の通信システムであって、定義された最大サイズを持つサービスに使用するデータユニットとして、マルチメディアストリームがサーバから送信され、受信無線通信装置へサービスに使用するデータユニットの最大サイズが通報され、最大のサービスに使用するデータユニットサイズに従いサービスに使用するデータユニットの蓄積容量を確保するメモリを、受信無線通信装置が含む、
    システム。
  26. 請求項20に記載の通信システムであって、リアルタイムストリーミングプロトコルのDESCRIBEメッセージは、マルチメディアストリームの選択要求を通報するのに用いるように構成され、
    RTSPプロトコルの応答メッセージは、受信無線通信装置へ選択したマルチメディアストリームの最高ビットレートを通報するのに用いるように構成され、リアルタイム伝送プロトコルのSETUPメッセージあるいはPLAYメッセージとして、受信通信装置が確保した通信リソースに関する情報は送信通信装置へ送信される、
    システム。
  27. 第1の無線通信装置および第2の無線通信装置、前記第1と第2の無線通信装置との間で会話型マルチメディアアプリケーションのストリームを伝送する無線通信ネットワーク、前記無線通信ネットワークにおけるマルチメディアストリームの伝送のためのベアラーサービスを具備する通信システムであって、無線通信ネットワークは、前記第2の無線通信装置へ選択したリソースに関する情報を送信する送信機を含、第2の無線通信装置が、以下の情報の少なくとも1つを含む、第2の無線通信装置のために確保された通信リソースに関する情報を無線通信ネットワークから受信する受信機と第2の無線通信装置のために確保された通信リソースに関する前記情報を第1の無線通信装置へ送信する送信機を含むことを特徴とする、システム:
    −許可された最高ビットレート、
    −許可された最大サービスデータユニットサイズ、
    −許可された転送遅延。
  28. 請求項27に記載の通信システムであって、第1の無線通信装置が、さらに、
    −マルチメディアストリームの伝送に関する、以下のパラメータの少なくとも1つを定める検出器:
    −マルチメディアストリームの伝送に要求される最高ビットレート、
    −最大サービスデータユニットサイズ、および
    −ネットワークリソースの確保のために、第2の無線通信装置へ少なくとも前記パラメー
    タを送信する送信機、
    を含む、
    システム。
  29. 請求項27または28に記載の通信システムであって、セッション記述プロトコルによってマルチメディアストリームに関する情報は記述され、通信システムが、セッション記述プロトコルの属性フィールドを定義されたパラメータの値に設定するメッセージ構成器を含む、
    システム。
  30. 通信システムにおいて使用し、送信通信装置から受信通信装置まで少なくとも一部無線通信ネットワークを介して、マルチメディアストリームを送信する送信通信装置であって、マルチメディアストリームに関するシステム情報はセッション記述プロトコルによって記述され、受信通信装置から送信された、以下の少なくとも1つを含む、受信通信装置のために確保された通信リソースに関する情報を受信する受信機を含むことを特徴とする、送信通信装置:
    −許可された最高ビットレート、
    −許可された最大サービスデータユニットサイズ、
    −許可された転送遅延。
  31. 請求項30に記載の送信通信装置であって、
    −マルチメディアストリームの伝送に関する、以下のパラメータの少なくとも1つを定める検出器:
    −マルチメディアストリームの伝送に要求される最高ビットレート、
    −最大サービスデータユニットサイズ、
    −セッション記述プロトコルの属性フィールドを定義されたパラメータの値に設定するメ
    ッセージ構成器、および
    −ネットワークリソースの確保のために、受信通信装置へ少なくとも前記属性フィールド
    を送信する送信機、
    を含む、
    送信通信装置。
  32. 通信システムにおいて使用し、少なくとも一部無線通信ネットワークを介して、送信通信装置から送信されたマルチメディアストリームを受信する受信通信装置であって、選択したマルチメディアストリームを受信するためのネットワークリソースの確保要求を送信し、かつ送信通信装置へ、以下の情報の少なくとも1つを含む、受信通信装置のために確保された通信リソースに関する情報を送信する送信機と、受信通信装置のために確保された通信リソースに関する前記情報を受信する受信機とを具備する、受信通信装置:
    −許可された最高ビットレート、
    −許可された最大サービスデータユニットサイズ、
    −許可された転送遅延。
  33. 請求項32に記載の受信通信装置であって、さらに、
    −送信通信装置から受信通信装置へ送信するマルチメディアストリームを選択するセレク
    タ、
    −選択情報を送信通信装置へ送信し、かつマルチメディアストリームの伝送に関する以下のパラメータの少なくとも1つに関する情報を要求する送信機:
    −マルチメディアストリームの伝送に要求される最高ビットレート、および
    −最大サービスデータユニットサイズ、
    を含み、送信機が、選択したマルチメディアストリームを受信するためのネットワークリソースの確保要求を送信するように適応する、
    受信通信装置。
  34. 通信システムにおいて使用する無線通信装置であって、通信システムは、前記無線通信装置と別の無線通信装置との間で会話型マルチメディアアプリケーションのストリームを伝送する無線通信ネットワーク、前記無線通信ネットワークにおけるマルチメディアストリームの伝送のためのベアラーサービスを含み、無線通信装置は、前記別の無線通信装置へ選択したリソースに関する情報を送信する送信機を含む前記通信装置であって、無線受信通信装置が前記別の通信装置から、以下のパラメータの少なくとも1つを含む、許可されたネットワークリソースに関する情報を、受信する手段を含むことを特徴とする、無線通信装置:
    −許可された最高ビットレート、
    −許可された最大サービスデータユニットサイズ、
    −許可された転送遅延。
  35. 請求項34に記載の無線通信装置であって、さらに、
    −マルチメディアストリームの伝送に関する、以下のパラメータの少なくとも1つを定める検出器:
    −マルチメディアストリームの伝送に要求される最高ビットレート、
    −最大サービスデータユニットサイズ、および
    −ネットワークリソースの確保のために、前記別の無線通信装置へ少なくとも前記パラメ
    ータを送信する送信機、
    を含む、
    無線通信装置。
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