JP4105096B2 - 歯ブラシ - Google Patents

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Description

この発明は、概ね、歯ブラシに言及するものであり、特に歯磨き中のユーザーの快適性を高めるように改良した人間工学的特徴を有する歯ブラシの柄の構造に言及するものである。
歯ブラシは、ユーザーによる柄の握りの安定性や安全性、したがって様々な弧状の歯の部分および表面に対する効率的で快適な歯磨きを保証するように設計されるべきである。
様々な歯磨き動作により、ユーザーが口腔の様々な部分に到達しかつ歯の様々な表面を磨くことを可能にするために、歯ブラシは、ユーザーの手との関連で柄が操作されて様々な回転状態にある場合に適切な握りを保証するために設計された柄を有するべきである。
歯磨き中のユーザー自身によって定められた様々な操作状態における安全で快適な握りを保証する構造を得る目的で、様々な歯ブラシの柄が提案されてきた。いくつかの柄は、その柄の長さに沿って実質的に一定に保持された円形または多角形の断面を示している。他の場合には、柄の断面は、ユーザーの手との関連で柄の軸固定に役立つ肩部を形成するために、柄の長さに沿って、特に柄の高さに関する寸法変化を受ける。これらの場合には、歯ブラシの回転固定は、その歯ブラシの長軸回りに柄が不本意に回転することを困難にさせる形状の柄の断面によって達成される。多角形断面の柄を用いた解決策では、通常、握りが快適でない歯ブラシとなる。
さらに、他の場合には、柄の長さに沿った断面の寸法変化と共に、近来の歯ブラシには、滑り防止エラストマー材料で形成されかつ滑らかあるいは不規則な表面を有する挿入物が備えられている。
国際特許出願PCT/US96/12944(WO 97/07706)に開示された先行技術としての構造の中に見出された構造は、保持および操作が容易であり、ユーザーによって選択された様々な位置での歯磨き動作のより良い操作性を与える歯ブラシを与えることを目的としている。
上記で引用した先行技術文献において提案された歯ブラシの柄は、好適にエラストマー挿入物で形成された前面肩部と、この肩部を歯ブラシの頭部に結合している頚部と、増大した断面を有する自由端部と、上記肩部と自由端部との間に設けられかつ上記肩部よりも僅かに小さい幅および高さを示すくびれ部とを含むものである。また、上記柄に加えられた形状は、ユーザーがその柄を握るときの快適性を増大させるとも述べられている。
肩部、くびれ部および拡大した端部を備えることで、歯磨き動作の間ずっとユーザーの握りおよび操作性を改善するが、この先行技術による解決策は、様々な動作状態にあるユーザーの手に対して人間工学的に適合しない柄となっている。また、この柄は、その握りが肩部の領域で生じる動作を導く機能のみを有する領域で無駄に拡大されている。柄の延在方向に沿った断面寸法の変更は、ユーザーの手を保持または固定する手段を有効に作り出す。それにもかかわらず、これらの保持手段は、柄の周りに置かれるユーザーの指を正確かつ快適に位置決めするために、そして歯ブラシの頭部の動き、したがって毛の動きをより正確に制御することを可能にするためには設計されていない。
さらに、柄の周りに置かれるユーザーの指に対する不十分な適合に関連して、上記国際特許出願PCT/US96/12944(WO 97/07706)に記述されたような肩部、くびれ部および拡大した自由端を備えた先行技術による解決策は、歯ブラシの頭部に毛を植えるための平面に対して通常平行となっている中間平面に含まれる直線アライメントに従って発達した柄が長さ方向に拡張している。歯ブラシの直線的な長さ方向の伸びは、必ずしもユーザーの手の平に柄が快適に適合させることを可能にするものではない。局在した肩部および拡大部分の提供は歯ブラシの柄に所望の人間工学的な特徴を与える目的を有するものであるが、上記構成要素の単なる存在は、むしろ制御性および操作性すなわち、歯磨き中に歯ブラシに与えられる鋭敏で正確な動きを損なう耐えがたいデザインをもたらすことになる。
要するに、現在までに提案された上記解決策は、ユーザーに対しより良い握りや歯磨き中のより一層の快適さ、すなわち鋭敏で正確な動きのより一層の制御性を与えるために、より人間工学的な柄を備えた歯ブラシを提供する必要性を排除する点では成功していないと説明される可能性がある。
発明の目的
公知の歯ブラシの柄に関する上述の欠陥を理由に、この発明は、歯ブラシを握るときにより一層の快適性および安全性を実感でき、達成される動きに対するより一層の制御性をユーザーに与え、歯磨き動作を容易にし、および歯磨き動作に対する動機付けを与える実質的に改良した人間工学的な特徴を備えた歯ブラシの新規構造を提案する。
この発明のさらに詳細な目的は、上述したような歯ブラシを提供することである。この歯ブラシは、その柄に対するより良い握りおよびしっかりとした掴み動作を与えるために、歯ブラシの柄の周りに置かれるユーザーの指、特に親指、小指および薬指の正確な位置決めの結果として生じるより一層の快適性、並びに柄の拡張部分全体の手の平に対するより一層の適合性により達成される歯磨き動作を可能にし、公知の歯ブラシでは達成できないレベルの鋭敏で正確な動きを達成することができる。
発明の概要
上述した目的を達成するために、基本的な人間工学的構造の改良は、任意の適切な配列で展開される毛の集合体を保持するように構成された前面を有する頭部と、自由端、反対端、前面および後面を有する長尺の柄と、この柄の反対端を頭部に結合させる頚部とを含む、通常は一体品であるタイプの歯ブラシでなされた。
この発明によれば、上記柄は、親指支持前領域を規定しかつ柄の反対端における前面上に備えられた第1肩部と、小指および薬指をそれぞれ支持しかつ自由端から間隔をおいて配置された後面上に備えられた反対側面を有する第2肩部と、毛がユーザーとは別の方向に向けられた状態で歯ブラシが握られたときに使用されるために、反対端に近い柄の後面上に備えられた親指支持後領域とを含み、上記第1肩部および第2肩部は、毛がユーザーに向けられた状態で歯ブラシが握られたときに使用されるものである。上記柄は、第1肩部に近い親指支持前領域から第2肩部に向けて連続的あるいは非連続的に増大する輪郭断面を有している。柄は、前面を凸状にしかつ後面を凹状にするために、柄の長さ方向に沿う湾曲を備えてもよい。
この発明は、添付された図面に関連して以下に記述されるはずである。
図示された実施の形態の記述
図面に示されたように、この発明の歯ブラシは、ポリプロピレン等の適切な材料で形成された一体品として成型されることが好ましく、適切な輪郭を有しかつ通常は平面的で毛20の集合体を受け入れ固定するように構成された前面10aと後面10bとを有する頭部10を含むものである。歯ブラシは長尺の柄30と長尺の拡張部とをさらに含み、この柄30は自由端31と反対端32と前面30aと後面30bとを有し、柄30は頚部40によって頭部10に結合し、この頚部40は前面40aと後面40bとを有し、長尺の拡張部は柄30の長さの約1/4に一致している。
柄30、頚部40および頭部10は、歯ブラシの構成要素の前面と後面とが交差する長尺の中間平面Pを基準として対称に構成されていることが好ましい。
柄30は、親指支持前領域33aを規定する第1肩部33を含み、この親指支持前領域33aは柄30の反対端32、より詳細には柄30が頚部40に結合される領域において前面30aに組み込まれている。柄30の自由端31における後面30bには、第2肩部34が形成されており、この第2肩部34は小指および薬指をそれぞれ支持する、すなわち一本の指を第2肩部34の各側面上に載せて支持するための2つの反対側面を示すものである。
図3に示されているように、第1肩部33および第2肩部34は、歯ブラシがユーザーに毛20を向けた状態で握られたときに用いられる。なお、この明細書で第1の握り状態と称せられる。
図1から図6までに示された実施の形態によれば、この発明の歯ブラシは、柄30の輪郭断面を有しており、この輪郭断面は、好ましくは僅かに凸状に湾曲しかつ柄30の円形の自由端31と調和する側方輪郭によって徐々に減少し始めたときに、第1肩部33に近い親指支持前領域33aから第2肩部34に向けて連続的で徐々に増大するものである。図1から図6までに示された第1の実施の形態では、柄30の断面ばかりでなくその輪郭も、親指支持前領域33aから第2肩部34に向けて連続的に増大している。同様に、柄30の厚さも柄30の隣接する自由端31から間隔をおいて配置された領域に与えられた第2肩部34から徐々に減少しており、その厚さは、柄30の円形の自由端31がこの領域における柄30の輪郭断面と調和するまで減少している。
図示された構造では、柄30の幅は、柄30の中間領域において最大となり、そこから第1肩部33が与えられた領域の幅と実質的に等しい幅となる自由端31まで徐々に減少する。同様に、柄30の輪郭断面は、第2肩部34において最大となり、そこから柄30の自由端31に到達するまで徐々に減少している。
図示された構造では、柄30は、柄30の長さの約70%〜約90%に対応する第1肩部33と第2肩部34との距離を示すように構成されており、柄30の残りの長さは第2肩部34から自由端31までの距離になる。
図1、図4、図6および図7に良く示されているように、柄30は前面30aを凸状にしかつ後面30bを凹状にするために、柄30の前面30aと後面30bとが交差する長尺の中間平面Pに沿う湾曲を有している。
後面30bは、図5に示されているように、歯ブラシが毛20をユーザーとは別の方向に向けた状態で握られたときに用いられる親指支持後領域35aを、柄30の反対端32に規定するように湾曲している。なお、この握りはこの明細書で第1の握り状態と称せられる。
図1から図6までに示された実施の形態では、第1肩部33および第2肩部34は、これらが与えられた柄30の領域の幅と等しい幅を有しており、第1肩部33および第2肩部34は、これら肩部が突出する柄30の前面30aおよび後面30bとそれぞれ調和する傾斜部によって規定されている。
柄30に与えられた長尺の曲面によれば、柄30の前面30aは、少なくとも1つの曲率半径を有し、第1肩部33の領域から柄30の自由端31に向けて延在する凸状の円弧によって規定されている。同様に、柄30の後面30bは、少なくとも1つの曲率半径を有し、親指支持後領域35aを規定する第1肩部33の領域から柄30の自由端31に向けて延在する凹状の円弧によって規定されている。
図1から図6までに示された実施の形態では、第2肩部34と自由端31との間に位置する柄30の後面30bは、柄30の前面30aの対応部分と共に収束しかつ第2肩部34と調和する後面30cの形態をとり、この後面30cは僅かに凸状の形態であることが好ましい。
上述した柄30の構成は、図3に示された第1の握り状態においてユーザーの親指を第1肩部33に近い親指支持前領域33aに置くことができるのに対して、小指および薬指を第2肩部34に近い後面30b上に置くことができ、ユーザーの手の平は柄30の厚さおよび幅が共に他の部分より大きくなっている第2肩部34に近い後面30bの領域において凸状の円弧となっている前面30aで押圧されている。
柄30の最も断面積の小さい領域におけるユーザーの指、特に親指の正しい位置は、歯磨き中における歯ブラシの頭部10に与えられるべき動きの方向的な制御の精確性を高めることができる。親指は、前進位置に残り、第1肩部33によって固定されるが、他の指および手の平は他より断面寸法の大きい部分に置かれ、ユーザーの小指および薬指は、柄の一層安全な掴み動作を保証し、握りに安定性および快適性を与える第2肩部34の両側にそれぞれ置かれる。第1肩部33および第2肩部34は、ユーザーの親指、小指および薬指が正確に位置決めされるように導き、歯ブラシの不適当な使用を困難にさせる。
図5に示された第2の握り状態では、ユーザーの親指は柄30の後面30b上の親指支持後領域35aに向けて置かれるるのに対して、小指および薬指は柄30の前領域30aの領域において凸状の円弧になっており、柄30の自由端31の後面30cに対して収束する前面30aに向けて置かれる。第2の握り状態では、小指は第2肩部34に近い柄30の後面30bを取り囲もうとして、柄の握りに安定性を与える。断面積の増大は、第1の握り状態に関連して既に述べたように、柄30の掴み動作を改善する効果を有する。また、親指支持後領域35a上に置かされた親指が前進位置に残ることで頭部10に与えられた動きを導く、すなわち歯ブラシの動きに一層の鋭敏さを与える。
さらに、図示された実施の形態によれば、頚部40は、第1肩部33の隣接領域における柄30の幅に等しい値から頭部10に結合される領域における最小値まで減少する幅を有している。頚部40の前面40aは、通常、円筒状表面の形態をとる凹状調和表面43によって第1肩部33と調和している。
頚部40および頭部10は、第1肩部33から好ましくは僅かにずれて配置された親指支持後領域35aによって柄30の凹状後面30bと調和する同一の凸状表面において規定された後面40bおよび後面10bを示すものとすることができる。上記歯ブラシに一層の人間工学的特徴を与えることを目的として、頚部40および頭部10は、柄30の前面30aの側面上に、柄30を形成する長さ方向に対して鈍角となる長さ方向に沿って備えることができ、頚部40および、第1肩部33と第2肩部34との間の柄30の少なくとも特定の拡張部は、頭部10の方向と互いに収束しかつ長尺の中間平面Pを基準として対称である2つの直線アライメントによって平面上で側方に規定されている。
図7および図8に示された実施の形態は上述した実施の形態とは異なっており、親指支持後領域35aが第3肩部35によって規定されている事実によって第一に識別される。第3肩部35は第1肩部33とは反対の位置に配置されており、第3肩部35が突出する柄30の後面30bと調和する傾斜部によって規定されている。第3肩部35は親指支持後領域35aの機能を高めるものである。
図7および図8に示された実施の形態では、柄30は、第1肩部33および第3肩部35の領域において、一対の第1側方肩部36を組み込んでおり、これら一対の第1側方肩部36は互いに反対方向に位置しかつ柄30の輪郭から僅かに突出しており、各第1側方肩部36は、互いにおよび隣接面と調和すると共にそれぞれの第1側方肩部36を突出する一対の反対傾斜部によって規定されている。
この構成は、柄30に第1肩部33および第2肩部34の領域における両側に向く側方の広がりを与えることで、さらに指のすわりや歯ブラシの柄30に対する握りについての快適性を改善することができる。
この構成の変形例では、柄30は、その後面30b上に第4肩部37をさらに組み込んでおり、この第4肩部37は、図3、図4、図5および図6に示された状態でユーザーが柄30を握るときにそのユーザーの指の1本に適合するのに十分なスペースを第3肩部35と共に維持するものである。
図7および図8に示された実施の形態では、第4肩部37はその両側において、互いにおよび柄30の後面30bと調和する一対の反対傾斜部によって規定されている。
握り力をさらに増大させることを目的として、柄30は、第4肩部が備えられた領域において互いに反対側に位置しかつ柄30の輪郭から僅かに突出する一対の第2側方肩部38を組み込むことができる。各第2側方肩部38は、互いにおよび隣接面と調和すると共にそれぞれの第2側方肩部38を突出する一対の反対傾斜部によって規定されている。
気づかれているように、図7および図8に示された構成の変形例は、親指支持前領域33aから第2肩部34に向けて概ね増大する輪郭断面を維持する柄30を有する歯ブラシを与えるものであるが、その輪郭断面の増大は、第4肩部37および第2側方肩部38が与えられた領域において途切れている。したがって、双方の構成形態においては、柄30の輪郭断面は親指支持前領域33aと第2肩部34との間において概ね増大しているが、図1から図6までに示された第1の実施の形態においてのみ輪郭断面が連続的に増大している。
この発明の2つの実施の形態だけが記述されかつ図示されたが、構成の形態変更は、この明細書に添付された請求の範囲内に規定された発明の概念から逸脱することなしに有効である可能性があると理解されるべきである。
図面中に毛を頭部に組み込んでいない、この発明の歯ブラシの実現可能な輪郭の側面を示す正面図である。 図1の歯ブラシを、毛が頭部に装着された側から観察したときに見える上面図である。 図1および図2に示され、毛をユーザーに向けた状態で第1に握るユーザーの手によって保持される柄で構成された歯ブラシを示す斜視図である。 柄が図3に示した第1の握り状態で保持されたときに柄の他の部分に力が作用する歯ブラシの側面を模式的にさらに示す正面図である。 図3と類似しているが、毛がユーザーとは別の方向に向けられた第2の握り状態にある歯ブラシを示す斜視図である。 柄が図5に示した第2の握り状態で保持されたときに柄の他の部分に力が作用する歯ブラシの側面を模式的にさらに示す正面図である。 図1と類似しているが、この発明の第2の実施形態による歯ブラシを示す正面図である。 図2と類似しているが、この発明の第2の実施形態による歯ブラシを示す上面図である。

Claims (28)

  1. 毛20の集合体を保持するように構成された前面10aを有する頭部10と、自由端31、反対端32、前面30aおよび後面30bを有する長尺の柄30と、前記柄30の反対端32を前記頭部に結合させる頚部40とを含み、前記柄30は、親指支持前領域33aを規定しかつ柄30の反対端32における前面30a上に備えられた第1肩部33と、小指および薬指をそれぞれ支持しかつ自由端31から間隔をおいて配置された後面30b上に備えられた反対側面を有する第2肩部34と、毛20がユーザーとは別の方向に向けられた状態で歯ブラシが握られたときに使用されるために、反対端32に近い柄30の後面30b上に備えられた親指支持後領域35aとを含み、前記第1肩部33および第2肩部34は、毛20がユーザーに向けられた状態で歯ブラシが握られたときに使用され、前記柄30は、第1肩部33に近い親指支持前領域33aから第2肩部34に向けて増大する輪郭断面を有していることを特徴とする歯ブラシ。
  2. 第1肩部33および第2肩部34は、これら肩部が突出する柄30の前面30aおよび後面30bと調和する傾斜部によって規定されていることを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
  3. 柄30の幅は、第2肩部34において最大となり、その最大幅は自由端31に向かって徐々に減少し、当該幅は第1肩部33が備えられた領域の幅と実質的に等しい幅を有することを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
  4. 柄30の自由端31は円形であり、その領域における柄30の輪郭断面と調和するものであることを特徴とする請求項3記載の歯ブラシ。
  5. 柄30の輪郭断面は、第2肩部34において最大となり、そこから柄30の自由端31に到達するまで徐々に減少することを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
  6. 第1肩部33と第2肩部34との距離は、柄30の長さの約70%〜約90%に対応するものであることを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
  7. 柄30は、前面30aを凸状にしかつ後面30bを凹状にするために、柄30の前面30aと後面30bとが交差する細長い中間平面Pに沿う湾曲を有することを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
  8. 前記親指支持後領域35aは、柄30の反対端32に近い後面30bの湾曲によって規定されていることを特徴とする請求項7記載の歯ブラシ。
  9. 前記親指支持後領域35aは、第1肩部33に対向する第3肩部35によって規定されていることを特徴とする請求項7記載の歯ブラシ。
  10. 第3肩部35は、これが突出する柄30の後面30bと調和する傾斜部によって規定されていることを特徴とする請求項9記載の歯ブラシ。
  11. 柄30は、第1肩部33および第3肩部35の領域において、一対の第1側方肩部36を組み込んでおり、一対の第1側方肩部36は互いに反対方向に位置しかつ柄30の輪郭から僅かに突出しており、各第1側方肩部36は、互いにおよび隣接面と調和すると共にそれぞれの第1側方肩部36を突出する一対の反対傾斜部によって規定されていることを特徴とする請求項9記載の歯ブラシ。
  12. 柄30は、その後面30b上に第4肩部37を組み込んでおり、第4肩部37は、ユーザーが柄30を握るときにそのユーザーの指の1本に適合するのに十分なスペースを第3肩部35と共に維持することを特徴とする請求項9記載の歯ブラシ。
  13. 第4肩部37は、その両側において、互いにおよび柄30の後面30bと調和する一対の反対傾斜部によって規定されていることを特徴とする請求項12記載の歯ブラシ。
  14. 柄30は、第4肩部が備えられた領域において互いに反対側に位置しかつ柄30の輪郭から僅かに突出する一対の第2側方肩部38を組み込んでいることを特徴とする請求項12記載の歯ブラシ。
  15. 各第2側方肩部38は、互いにおよび隣接面と調和すると共にそれぞれの第2側方肩部38を突出する一対の反対傾斜部によって規定されていることを特徴とする請求項14記載の歯ブラシ。
  16. 柄30の前面30aは、少なくとも1つの曲率半径を有する凸状の円弧で、第1肩部33に近い親指支持前領域33aから柄30の自由端31に向けて延在することを特徴とする請求項7記載の歯ブラシ。
  17. 第2肩部34と自由端31との間にある柄30の後面30bは、柄30の前面30aの対応部分と共に収束しかつ第2肩部34と調和する後面30cの形態をとることを特徴とする請求項12記載の歯ブラシ。
  18. 後面30cは僅かに凸状であることを特徴とする請求項13記載の歯ブラシ。
  19. 細長い中間平面Pは、柄30、頚部40および頭部10の対称面であることを特徴とする請求項7記載の歯ブラシ。
  20. 柄30の後面30bは、少なくとも1つの曲率半径を有しかつ第1肩部33に近い親指支持前領域33aから延在する凸状の円弧によって規定されており、第2肩部34を規定する柄30の自由端31から間隔をおいて配置された領域に親指支持後領域35aを規定するものであることを特徴とする請求項7記載の歯ブラシ。
  21. 頚部40の幅は、第1肩部33に近い隣接の親指支持前領域33aにおいて柄30の幅に等しい値から、頭部10に結合した領域における最小値まで減少することを特徴とする請求項7記載の歯ブラシ。
  22. 頚部40および頭部10は、第1肩部33から僅かにずれて配置された親指支持後領域35aによって柄30の凹状後面30bと調和する凸状表面によって規定された後面40bおよび後面10bを有するものであることを特徴とする請求項7記載の歯ブラシ。
  23. 頚部40および頭部10は、柄30の前面30aの側面上に、柄30が形成される長さ方向に対して鈍角となる長さ方向に沿って備えられていることを特徴とする請求項12記載の歯ブラシ。
  24. 頚部40および、第1肩部33と第2肩部34との間の柄30の少なくとも特定の延長部には、頭部10の方向と互いに収束しかつ細長い中間平面Pに関して対称である2つの直線アライメントによって規定された側方輪郭が存在することを特徴とする請求項17記載の歯ブラシ。
  25. 頚部40は凹状調和表面43によって第1肩部33と調和する前面40aを有するものであることを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
  26. 柄30の断面には、第1肩部33に近い親指支持前領域33aから第2肩部34に向けて連続的で徐々に増大する輪郭が存在することを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
  27. 第1肩部33および第2肩部34には、これらが備えられた柄30の領域の幅に等しい幅が存在することを特徴とする請求項26記載の歯ブラシ。
  28. 柄30は、親指支持前領域33aから第2肩部34に向けて連続的に増大する断面を有するものであることを特徴とする請求項26記載の歯ブラシ。
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