JP2602309Y2 - 歯ブラシ - Google Patents
歯ブラシInfo
- Publication number
- JP2602309Y2 JP2602309Y2 JP1993005082U JP508293U JP2602309Y2 JP 2602309 Y2 JP2602309 Y2 JP 2602309Y2 JP 1993005082 U JP1993005082 U JP 1993005082U JP 508293 U JP508293 U JP 508293U JP 2602309 Y2 JP2602309 Y2 JP 2602309Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toothbrush
- head
- neck
- head portion
- grip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Brushes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は歯ブラシ、特に、優れ
た使い勝手が得られ、奥歯や歯の裏側を磨き易くした歯
ブラシに関する。
た使い勝手が得られ、奥歯や歯の裏側を磨き易くした歯
ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】歯磨きに際しては、奥歯や歯の裏面等も
効果的に清掃することが不可欠であるが、奥歯等を清掃
するには歯ブラシのヘッド部を口中深く差し込まなけれ
ばならず、奥歯等の清掃が容易に行えるか否かは歯ブラ
シのヘッド部等の形状等に大きく影響されることが知ら
れる。このため、従来から、首部や把持部の形状等を工
夫した種々の歯ブラシ、例えば、図5から図8に示すよ
うな首部12を湾曲させた歯ブラシやヘッド部13を傾
斜させた歯ブラシ等が提案されている。
効果的に清掃することが不可欠であるが、奥歯等を清掃
するには歯ブラシのヘッド部を口中深く差し込まなけれ
ばならず、奥歯等の清掃が容易に行えるか否かは歯ブラ
シのヘッド部等の形状等に大きく影響されることが知ら
れる。このため、従来から、首部や把持部の形状等を工
夫した種々の歯ブラシ、例えば、図5から図8に示すよ
うな首部12を湾曲させた歯ブラシやヘッド部13を傾
斜させた歯ブラシ等が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た首部12を湾曲させた歯ブラシや、ヘッド部13を傾
斜させた歯ブラシにあっても、使い勝手、また、使用感
として十分に満足すべきものが得られず、更なる改良が
求められていた。そこで、本考案者らが鋭意、実験と研
究を重ねた結果、歯ブラシの使い勝手は首部やヘッド部
の形状等のみに依存するものではなく、把持部を含めた
全体構成に大きく影響されることが解明された。この考
案は、上述の解明された事実を基礎としてなされたもの
で、奥歯等も容易に磨くことができ、使用感に優れた歯
ブラシを提供することを目的としている。
た首部12を湾曲させた歯ブラシや、ヘッド部13を傾
斜させた歯ブラシにあっても、使い勝手、また、使用感
として十分に満足すべきものが得られず、更なる改良が
求められていた。そこで、本考案者らが鋭意、実験と研
究を重ねた結果、歯ブラシの使い勝手は首部やヘッド部
の形状等のみに依存するものではなく、把持部を含めた
全体構成に大きく影響されることが解明された。この考
案は、上述の解明された事実を基礎としてなされたもの
で、奥歯等も容易に磨くことができ、使用感に優れた歯
ブラシを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、刷毛を植毛されたヘッド部と、これに
続く首部および把持部を備え、前記ヘッド部、または前
記ヘッド部と首部が、前記把持部に対してヘッド部植毛
面の上方側または下方側に向けて傾斜あるいは湾曲され
た歯ブラシにおいて、側面視で前記把持部の中心線が前
記首部および前記ヘッド部の厚さ範囲内を通過するよう
に成形した。
に、この考案は、刷毛を植毛されたヘッド部と、これに
続く首部および把持部を備え、前記ヘッド部、または前
記ヘッド部と首部が、前記把持部に対してヘッド部植毛
面の上方側または下方側に向けて傾斜あるいは湾曲され
た歯ブラシにおいて、側面視で前記把持部の中心線が前
記首部および前記ヘッド部の厚さ範囲内を通過するよう
に成形した。
【0005】
【作用】この考案に係る歯ブラシは、側面視で把持部の
中心線が首部およびヘッド部を通過するように構成した
ため、把持部に対する首部とヘッド部の関係、また、首
部等の形状や大きさを奥歯等の歯磨きに適したものとで
き、奥歯等の歯磨きを容易に行え、また、優れた使用感
を得られる。
中心線が首部およびヘッド部を通過するように構成した
ため、把持部に対する首部とヘッド部の関係、また、首
部等の形状や大きさを奥歯等の歯磨きに適したものとで
き、奥歯等の歯磨きを容易に行え、また、優れた使用感
を得られる。
【0006】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの考案の一実施例にかかる歯ブラシの
全体側面図である。
明する。図1はこの考案の一実施例にかかる歯ブラシの
全体側面図である。
【0007】図中、10は棒状の柄本体であり、柄本体
10は、把持部11、首部12およびヘッド部13を有
し、樹脂の射出成形等で一体に形成される。この柄本体
10には、図中左端に裏面(図中、下面)に突出する凸
部10aが、中間部に表裏に膨出する膨出部10bが形
成されている。
10は、把持部11、首部12およびヘッド部13を有
し、樹脂の射出成形等で一体に形成される。この柄本体
10には、図中左端に裏面(図中、下面)に突出する凸
部10aが、中間部に表裏に膨出する膨出部10bが形
成されている。
【0008】把持部11は、凸部10aと膨出部10b
との間(図中、範囲A)にわたって形成され、図中上方
に凸に湾曲する略円弧形状を成している。首部12は、
膨出部10bの図中右側に所定の長さ(図中、範囲B)
にわたって形成され、把持部11の右端から微小の傾斜
角度で下方に傾斜している。ヘッド部13は、首部12
の図中右側に連続し、表面(図中、上面)に刷毛21が
複数の毛束に束ねられて植毛されている。
との間(図中、範囲A)にわたって形成され、図中上方
に凸に湾曲する略円弧形状を成している。首部12は、
膨出部10bの図中右側に所定の長さ(図中、範囲B)
にわたって形成され、把持部11の右端から微小の傾斜
角度で下方に傾斜している。ヘッド部13は、首部12
の図中右側に連続し、表面(図中、上面)に刷毛21が
複数の毛束に束ねられて植毛されている。
【0009】そして、把持部11の一端の中点と他端の
中点とを結ぶ中心線Cは、その延長線が首部12および
ヘッド部13の厚さ内を通過する。すなわち、図1の側
面視で、把持部11の中心線Cは首部12とヘッド部1
3を長手方向全域にわたって通過する。
中点とを結ぶ中心線Cは、その延長線が首部12および
ヘッド部13の厚さ内を通過する。すなわち、図1の側
面視で、把持部11の中心線Cは首部12とヘッド部1
3を長手方向全域にわたって通過する。
【0010】なお、把持部11と首部12との境界は、
通常首部12が把持部11に比べて細くまたは薄くなっ
ていたり、上述した膨出部10bで区画される他、この
ような区画用の目印を有しないものに対しては、曲率が
極大あるいは極小の点、または変曲点として規定され、
さらに、曲率が明瞭に判別できないものに対しては把持
部11を把持できる長さの部分として設定し、この部分
と首部12の境界として規定される。
通常首部12が把持部11に比べて細くまたは薄くなっ
ていたり、上述した膨出部10bで区画される他、この
ような区画用の目印を有しないものに対しては、曲率が
極大あるいは極小の点、または変曲点として規定され、
さらに、曲率が明瞭に判別できないものに対しては把持
部11を把持できる長さの部分として設定し、この部分
と首部12の境界として規定される。
【0011】この実施例の歯ブラシは、把持部11に対
して首部12とヘッド部13が適度な度合いで把持部1
1に対して傾斜あるいは湾曲し、また、首部12とヘッ
ド部13の厚さもその傾斜度合い等に関連して把持部1
1に対して規定される。このため、良好な使用感が得ら
れ、奥歯や歯の裏面等の清掃も容易に行える。
して首部12とヘッド部13が適度な度合いで把持部1
1に対して傾斜あるいは湾曲し、また、首部12とヘッ
ド部13の厚さもその傾斜度合い等に関連して把持部1
1に対して規定される。このため、良好な使用感が得ら
れ、奥歯や歯の裏面等の清掃も容易に行える。
【0012】図2、図3および図4は、それぞれこの考
案の他の実施例を示す側面図である。なお、上述した実
施例と同一の部分には同一の番号を付して説明を省略す
る。図2の実施例はヘッド部13を傾斜させたもの、図
3の実施例は把持部11、首部12およびヘッド部13
をそれぞれ湾曲させて全体として波形状に成形したも
の、図4は図3の実施例に対してヘッド部13を逆方向
に湾曲させたものである。
案の他の実施例を示す側面図である。なお、上述した実
施例と同一の部分には同一の番号を付して説明を省略す
る。図2の実施例はヘッド部13を傾斜させたもの、図
3の実施例は把持部11、首部12およびヘッド部13
をそれぞれ湾曲させて全体として波形状に成形したも
の、図4は図3の実施例に対してヘッド部13を逆方向
に湾曲させたものである。
【0013】これら実施例においても、首部12とヘッ
ド部13が適度に傾斜、湾曲するため奥歯や歯の裏側が
磨きやすく、良好な使用感が得られる。述べるまでもな
いが、上述した図1から図4の各実施例においては、把
持部11は真直に形成することもでき、また、ヘッド部
13を湾曲させるか傾斜させるかは任意に定めることが
でき、さらに、これらの傾斜方向も任意に定めることが
できる。
ド部13が適度に傾斜、湾曲するため奥歯や歯の裏側が
磨きやすく、良好な使用感が得られる。述べるまでもな
いが、上述した図1から図4の各実施例においては、把
持部11は真直に形成することもでき、また、ヘッド部
13を湾曲させるか傾斜させるかは任意に定めることが
でき、さらに、これらの傾斜方向も任意に定めることが
できる。
【0014】なお、参考として示せば、本出願人が従来
の歯ブラシについて調査したところ、図5、図6、図7
および図8に示すように、いずれもが把持部11の中心
線Cは首部12とヘッド部13との厚さ内を通過しない
ことが確認された。そして、これら従来の歯ブラシは満
足すべき十分な使用感が得られず、奥歯等の清掃も困難
である。
の歯ブラシについて調査したところ、図5、図6、図7
および図8に示すように、いずれもが把持部11の中心
線Cは首部12とヘッド部13との厚さ内を通過しない
ことが確認された。そして、これら従来の歯ブラシは満
足すべき十分な使用感が得られず、奥歯等の清掃も困難
である。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、この考案にかかる
歯ブラシによれば、把持部に対するヘッド部と首部との
傾斜の程度や厚さを良好な使用感が得られるように規定
したため、奥歯や歯の裏側も容易に磨くことができるよ
うになるという効果が得られる。
歯ブラシによれば、把持部に対するヘッド部と首部との
傾斜の程度や厚さを良好な使用感が得られるように規定
したため、奥歯や歯の裏側も容易に磨くことができるよ
うになるという効果が得られる。
【図1】この考案の一実施例にかかる歯ブラシの側面図
である。
である。
【図2】この考案の他の実施例にかかる歯ブラシの側面
図である。
図である。
【図3】この考案のまた他の実施例にかかる歯ブラシの
側面図である。
側面図である。
【図4】この考案のさらに他の実施例にかかる歯ブラシ
の側面図である。
の側面図である。
【図5】従来の歯ブラシの側面図である。
【図6】従来の他の歯ブラシの側面図である。
【図7】従来のまた他の歯ブラシの側面図である。
【図8】従来のさらに他の歯ブラシの側面図である。
10 柄本体 11 把持部 12 首部 13 ヘッド部 21 刷毛 C 中心線
Claims (1)
- 【請求項1】 刷毛を植毛されたヘッド部と、これに続
く首部および把持部を備え、前記ヘッド部、または前記
ヘッド部と首部が、前記把持部に対してヘッド部植毛面
の上方側または下方側に向けて傾斜あるいは湾曲された
歯ブラシにおいて、側面視で前記把持部の中心線が前記
首部および前記ヘッド部の厚さ範囲内を通過するように
成形したことを特徴とする歯ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993005082U JP2602309Y2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993005082U JP2602309Y2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 歯ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657228U JPH0657228U (ja) | 1994-08-09 |
JP2602309Y2 true JP2602309Y2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=11601472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993005082U Expired - Lifetime JP2602309Y2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 歯ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602309Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AR037639A1 (es) * | 2001-12-04 | 2004-11-17 | Johnson & Johnson Ind Ltda | Mango para cepillo de dientes |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1993005082U patent/JP2602309Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0657228U (ja) | 1994-08-09 |
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