JP4103435B2 - 磁気記録再生装置のテープガイド機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば磁気テープのテープローディングを行う際の磁気記録再生装置のテープガイド機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず磁気記録再生装置の一例を図8、図9を参照して説明する。
図8は例えばDV(Digital Video )フォーマット用磁気記録再生装置のリニアスケーティング型のメカデッキであって、可動シャーシ1が固定シャーシ2に対しカセット着脱可能な位置(アンローディング位置)に移動したときの状態を示す。また、図9は可動シャーシ1をスライドさせて磁気テープ(図示せず)が回転磁気ヘッド8にテープローディングされる位置(ローディング位置)にまで移動したときの状態を示すものである。
【0003】
図8において、1はコの字形状をなす可動シャーシを示し、例えばカセット着脱の際にカセットを浮かせて取り出しやすくするための図示されないポップアップ型のカセットコンパートメントが両側面に取り付けられる。また、供給側及び巻取り側からなる一対のリール台3,4を有し、このリール台3,4以外の部分のメカを覆うように配されたリール台覆い板5が設けられ、このリール台覆い板5上にテープエンドセンサ発光部6及びカセットのリールブレーキ解除用突起7等が設置されている。
【0004】
また、図9に示すように、固定シャーシ2には回転磁気ヘッド8やキャプスタン9が設けられ、そして回転磁気ヘッド8周囲のガイドプレート10にはガイド受け用溝11,12が設けられている。この可動シャーシ1は、図示しないローディングギアにより、コの字形状の一側面に設けられたスライド用ピン16,16を固定シャーシ2の一側面に設けられたスライド用溝15,15内を摺動移動させ固定シャーシ2上をスライドする如くする。
【0005】
回転磁気ヘッド8周囲の供給側及び巻取り側それぞれのガイドローラ13b,13eは、スライド溝11,12に沿って移動してテープローディング完了時にはしっかりと固定されて回転磁気ヘッド8に対し安定なテープ走行を行うためのテープガイドとなる。また、このメカデッキにはその他ガイドとして、例えば供給側にはテープガイド13a及び傾斜ガイド13c、巻取り側には傾斜ガイド13d、テープガイド17等が設置され、テープローディング時には可動シャーシ1と連動して移動し安定なテープ走行を行うための所定位置に固定される。
【0006】
これらのガイド類は図10のテープパス系に示されるように、カセット18が装着されたときに、カセット18の供給側リール3aより引き出された磁気テープ19は、テープガイド13a、テンションレギュレータ14、ガイドローラ13d、傾斜ガイド13dを経て回転磁気ヘッド8にヘリカルに巻きつけられ、そして、傾斜ガイド13d、ガイドローラ13e、キャプスタン軸9a、そして最後にテープガイド17を経て巻取り側リール4aに巻き取られるテープパス系を構成している。
【0007】
図10から理解されるように、巻取り側のテープガイド17は巻取り側リール4aに対しての直接のテープガイドとなる。磁気テープのリールへの巻取りが安定しないとリールフランジに接触して折れや損傷、あるいは例えばテープ幅の全体に均等に力が加わららないことによる劣化等が生じる。したがって、磁気テープ19の良好な状態を維持するためには、この巻取り側リール4aのテープ巻き径にかかわらず常に磁気テープ19を巻取り側リール台4に対して素直に巻き取られ所定の高さになるよう、テープガイド17の高さ及び可動シャーシ1に対する垂直度あるいは所定の傾きを保つことが重要となる。
【0008】
図11に従来のテープガイド機構の一例を示すと共に、図11にその断面図を示す。
テープガイド機構を構成するテープガイドアーム部材20は、テープガイド17が立設されると共に2本の軸が垂設されており、一方のテープガイドアーム部材20に垂設された支点軸21が可動シャーシ1にかしめ固定された長い軸受けボス24に挿嵌、軸受され精度良く回転できる如くテープガイドアーム20の回転支点軸が構成されている。支点軸21の上面はリール台覆い板5により覆われている。
【0009】
また、他方テープガイドアーム部材20に垂設されたカム軸22は可動シャーシ1と連動して動き、固定シャーシ2のガイド溝23を移動すると共に回転用溝22aを移動する。
テープガイド17及びテープガイドアーム20のテープローディング途中、あるいは、テープローディング完了時の姿勢(軌跡)は、テープガイドアーム20の回転支点軸21と固定シャーシ2の軸受けボス24で決定される。
【0010】
そして、テープガイドアーム部材20は図示しないバネ等のバネ手段により反時計回り方向(図中矢印方向)に付勢されている。そして、テープガイド17頭頂部の溝入りの凹部17aにドライバ等を用いて高さ調整が可能となっている。17bは高さ調節のための補助部品のバネ手段である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
先に述べたように、磁気テープ19の安定な走行を行うためにはテープガイド17の可動シャーシ1に対して精度よく所定位置に固定することが要求され、この要求される位置を出すために軸受けボス24を可動シャーシ1にかしめ固定する際に等精度良く組み立てる必要があった。
また、テープガイド17は精度の良い高さ調節が必要であり、例えばテープガイドアーム部材20の回転支点部に高精度の軸受け部品が必要となる。即ち図12に示す支点軸21の外径と支点軸受けボス21の内径との差を小さくする。支点軸21と軸受けボス24とのはめあい寸法誤差は、通常、0〜数10μm程度とし、軸受け長さ(支点軸挿入長さ)を可能な限り長く取ることで傾きを抑えて、テープガイドアーム20を水平動作させ、先端に立設固定されているテープガイド17の倒れを防止している
【0012】
しかしながら、これら高精度の軸受け部品、支点軸外径と軸受け部品内径との高精度のはめ合い精度を実現するには高度な技術を要すため、コスト高となるという問題があった。
また、軸受け長さを長くとる必要からこの軸受けが移動する空間には他の部品を配置できないという、メカデッキの高さ方向の設計余裕度がないという問題があった。
【0013】
本発明は斯かる点に鑑み、テープガイドアーム部材の支点軸及び可動シャーシの軸受け部等からなる回転支点部の構成を簡素化すると共に該簡素化により高さ方向の設計余裕度を上げた磁気記録再生装置のテープガイド機構を提案せんとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気記録再生装置のテープガイド機構は、テープガイドが立設されたテープガイドアーム部材と一対のリール台とを搭載する可動シャーシと回転磁気ヘッドを搭載する固定シャーシとを備え、カセットの着脱時に前記可動シャーシが前記固定シャーシの一の位置に移動すると共に、他の位置に移動したときには装着されたカセットのリールから磁気テープを取り出し前記回転磁気ヘッドに前記磁気テープを巻きつけるテープローディングを行う磁気記録再生装置において、テープローディング完了後、前記固定シャーシに設けられたテープガイドを受けるガイド受け部材により前記テープガイドを所定位置に固定すると共に、前記テープガイドが前記所定位置まで移動する途中において、前記テープガイドアーム部材を、前記固定シャーシに設けられた溝に沿って移動させシャーシ平面方向を位置出しすると共に、高さ方向を前記テープガイドアーム部材下面に設けた突起によりガイドして移動させ位置出し、さらに、前記可動シャーシに支点軸径より大径の凸部を設け、該凸部上に支点軸を立設すると共に該支点軸径より小径の掛止め用軸を設け前記支点軸の上端部に支点軸径より小径かつ掛止め用軸より大径の係止部を接合し、前記テープガイドアーム部材に支点軸径と略同径の前記軸受け孔を穿設し、係止部が挿通する挿通孔と該挿通孔の一端に係止部より小径の掛止め用長孔とが接合してなる係止孔を有する板を設け、前記可動シャーシの係止部を前記テープガイドアーム部材の軸受け孔を貫通して軸受け孔と支点軸とが嵌合するよう挿通し、前記テープガイドアーム部材上面に突出する係止部に前記板の係止部の挿通孔を貫通させ、そして、前記板を掛止め用長孔の長軸方向にスライドさせて、掛止め用軸を掛止め用長孔に嵌通させ、前記係止部によって上方向への動きを制限された前記板により前記テープガイドアーム部材を押えるようにしたことを特徴とする。ここで、テープガイドをガイド受け部材により所定位置に固定するのに、テープガイドに装架される磁気テープのテンションを利用して固定する。
【0015】
斯かる本発明によれば、テープガイドにテープテンションがかかったときにテープガイドの姿勢を固定するようにしたので、テープローディング途中でのテープガイドの姿勢の精度が要求されず、テープガイドアーム部材の回転支点部の構成を簡略化することができる。
また、回転支点部の構成を簡略化して長い軸受けを設けないようにしたときには、高さ方向の設計余裕度が向上する。
【0016】
また、本発明は、このガイド受け部はテープガイドアーム部材を受け入れる溝を有すると共に下面に突起が設けられ、このテープガイドに装架された磁気テープのテンションがかかったときに、このテープガイドアーム部材上面とこのガイド受け部下面の突起が当接することによりこのテープガイドが所定位置に固定されるようにしたものである。
【0017】
斯かる本発明によれば、テープガイドにテンションがかかったときに、テープガイドアーム部材上面とこのガイド受け部下面の突起が当接することによりこのテープガイドが所定位置に固定されるようにしたので、簡単な構成でテープガイドを所定位置に固定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明磁気記録再生装置のテープガイド機構の実施の形態の例につき説明する。図1〜図7において、図8〜図12に対応する部分には同一部号を付して示し詳細説明は省略する。
【0019】
本発明は図11、図12従来例に示すごとき磁気記録再生装置のテープガイド機構において、テープローディングが完了し回転磁気ヘッドに磁気テープが装架されテープガイドにテープテンションがかかったときこのテープガイドが所定位置に固定されるように構成することにより、テープガイド機構を簡素化しようとするものである。
【0020】
図1に本発明磁気記録再生装置のテープガイド機構のテープローディング途中の状態を示す斜視図である。図2は図1の概略断面図である。
【0021】
図1において、1は可動シャーシ、2は固定シャーシ、30はテープガイド31が立設されているテープガイドアーム部材(以下、アームという)を示すと共に32はテープガイドアーム部材30を押えるよう加工されたリール台覆い板である。40はガイド受け部材である。
【0022】
このアーム30にはカム軸22が垂設され、可動シャーシ1に設けられている回転用溝22aを通して固定シャーシ2のガイド用溝に挿入され、可動シャーシ1が動くのと連動してカム軸22が固定シャーシ2に設けられたガイド受け用溝2aに沿って移動する。このとき、アーム30はガイド受け用溝2aに沿って移動すると共に後述する可動シャーシ1に立設された支点軸33を回転支点とし回転用溝22aに応じて回転する如くなされている。39はばね手段でありこのアーム30は、図3に示すように、バネ手段39が取りつけられ付勢されている。
【0023】
上述のような構成により、テープローディングの際、可動シャーシ1がスライドして、アーム30は所定の軌跡を移動しテープガイド31がガイド受け部材40に設けられたガイド受け部41のガイド受け用溝42に所定位置まで挿入される。
【0024】
尚、アーム30がガイド受け用溝42(矢印方向)に移動途中、アーム30がスムーズにガイド受け用溝42まで移動し上下に大きくガタつくのを抑制するために、図2に示すように、アーム30下面のテープガイド31に対応する位置に半円球状のダボ36を設け、ダボ36と台46上のガイド受け部材40と一体に形成され表面が平坦化された擦れガイド部45とが僅かに擦れながら摺動移動するようにする。
【0025】
このガイド受け部材40は例えば摩擦、損傷等に対して強化されたエンジニアプラスチックよりなり、容易に磨耗することがないので所定高さを維持してアーム30を安定して移動させることができる。
【0026】
図3にテープガイドアーム部材、可動シャーシ及びリール台覆い板の分解斜視図を示す。可動シャーシ1に立設された回転支点軸とアーム30の軸受け孔により回動自在に構成されると共にリール台覆い板32によりアーム30をスラスト方向に押さえるようになされている。
【0027】
可動シャーシ1の支点軸部は、シャーシ上に支点軸より大径の凸部33aを設けその上にアーム30の回転中心となる支点軸33を設け、この支点軸33に支点軸径より小径の掛止め用軸33bを立設すると共にその上端部に支点軸33より小径かつ掛止め用軸33bより大径の径を有する係止部33cを設けてなる。また、アーム30には支点軸33と略同径の軸受け孔38を穿設し、リール台覆い板32は係止部33cが挿通する挿通孔34aと挿通孔34aの一端に係止部33cより小径の掛止め用長孔34bとが接合されてなる係止孔34を穿設する。
【0028】
まず、アーム30のカム軸22を可動シャーシ1の回転用溝22aに挿入すると共に可動シャーシ1の係止部33cをアーム30の軸受け孔38を貫通して軸受け孔38と支点軸33とが嵌合するよう挿通する。次に、アーム30上面に突出する係止部33cにリール台覆い板32の係止部34の挿通孔34aを貫通させるようにする。そして、リール台覆い板32を掛止め用長孔34bの長軸方向にスライドさせて、図2に示すように、掛止め用軸33bを掛止め用長孔34bに嵌通させ、係止部33cにより上方向への動きを制限されたリール台覆い板33によってアーム30を押えるようにする。
【0029】
この支点軸33と軸受け孔38とのはめあい精度は従来例と異なり、ガタを持った寸法関係(例えば約100μm程度まで可)とし、また軸受け長さも従来例のように可能な限り長く取ることはせず、例えばアーム30の板厚分のみとし、この回転支点部でテープガイド31の姿勢を決めることはしない。
【0030】
上述のように構成することで、テープローディング途中のテープガイド31及びアーム30の姿勢は、リール台覆い板32でアーム30をスラスト方向に規制し、ガタつきを所要範囲内に抑えて決めるようにする。
【0031】
図4に本発明磁気記録再生装置のテープガイド機構のテープローディング完了時の状態を示すと共に、図5Aに図4の上面図、図5Bに図5AのA−A矢視図を示す。
【0032】
アーム30がテープローディングが位置まで移動すると、図4に示すように、アーム30が略U字形状のガイド受け部41の下に潜り込む如くして、テープガイド31がガイド受け用溝42の磁気テープの安定走行を可能にする目標位置にまで到達する。このガイド受け部41のテープガイド31が挿入される入り口付近はテーパー処理が施されておりガイド受け用溝42の入り口付近が広くなっているのでテープガイド31がスムーズに入りやすい構造となっている。
【0033】
図5Aに示すように、アーム30上でテープガイド31を支持するテープガイド支持部31aの径とガイド受け用溝40aの幅とはおおよそ同径に構成されており、横方向すなわちテープガイド31のガイド受け用溝42内での移動方向に対し直角方向のガタつきを抑制することができる。
【0034】
また、このアーム30がテープローディング位置に移動したとき、図6にガイド受け部材40の詳細図を示すように、下支え部44及び凹部43が設けられ、アーム30の下面に設けられたダボ36がガイド受け部材40に対応して設けられた凹部43に落とし込まれると共にアーム30の下面先端部をガイド受け部材40の下支え部44で受ける如くする。
【0035】
これにより、ダボ36が非接触の状態となり磨耗を防ぐことができると共に、ダボ36を凹部43に落とし込み下支え部44でアーム30を受けるためアーム30すなわちテープガイド31の姿勢を所定の高さで維持することができる。
しかし、この段階ではまだテープガイド31の位置精度を出していないと共に固定もしていない。
【0036】
そして、図5Aに示すように、テープローディングが完了し磁気テープ19が装架されテープガイド31にテープテンションがかかると、テープガイド31には図5Bに示す矢印方向に力が加わり、アーム30は先に述べたようにガタつきを持たせているためアーム30が上方に微動しガイド受け部41の下面と当接する。
これはアーム30の回転支点部に適度なガタを持たせたことによってはじめて成し得ることができるものである。
【0037】
図7にガイド受け部41を下方より見た斜視図を示す。
図7に示すように、ガイド受け用溝42両側のアーム30と当接する部分のガイド受け部41下面には、突起41a,41bが設けられている。この突起41a,41bが図5Bに示すように、アーム30の上面と当接してアーム30が固定されテープガイド31の高さや傾き等の位置が決定される。
【0038】
突起41a,41bは、例えば図5に示すように、ガイド受け部材40を上面から見たときに、この突起41a,41bを結ぶ直線とテープガイド31にかかるテープテンションの方向とがおおよそ直角になるように設計することが望ましい。また、テープガイド31からそれぞれの突起41a,41bまでの距離やそれぞれの突起の高さ及び大きさ等は適切なテープガイド31の位置が得られるよう適宜変更するようにする。
【0039】
本例は、以上述べたように構成され、テープガイド31にテープテンションがかかったときのみこの力を利用してテープガイド31の位置決めがなされるようにしたので、テープローディング途中でのテープガイド31の姿勢の精度が要求されず、テープガイドアーム部材30の構成を簡素化することができる。
【0040】
また、テープガイドアーム部材30の回転支点部の軸受けを長くとる必要がなくアーム部材の板厚程度に短くでき、高さ方向の設計余裕度が向上する。
【0041】
また、本例のようにテープガイド31を所定位置に固定して磁気テープが巻取り側リールに巻き取られるようにした場合には、内部にガイドを有するカセットにおいても内部ガイドに接触させずに磁気テープを直接リールに巻き取ることができ、磁気テープの磨耗、劣化を防ぐことができる。
【0042】
テープガイドアーム部材30の回転支点部の構造は、上述例のように、リール台覆い板32等の押さえ板により移動中のテープガイド31の姿勢、軌跡が決定されるという、同様の効果が得られるものであればよく、例えばテープガイドアーム部材側に支点軸が垂設され可動シャーシ側に軸受け孔が設けられているなども考えられる。また、上述例のテープガイドは、磁気テープが巻取り側リールに巻き取られる直前の最終ガイドであったが、他のガイドに適用することもできる。
【0043】
尚、本発明は上述した実施の形態の例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明によれば、テープガイドにテープテンションがかかったときにテープガイドの姿勢を固定するようにしたので、テープローディング途中でのテープガイドの姿勢の精度を要求しないようにしたものである。
したがって、テープガイドアーム部材の回転支点部の構成を簡略化することができ、高精度な技術を使用しなくても容易に回転支点部の製造ができると共に製造コストを削減することができる。
【0045】
また、回転支点部の構成を簡略化して長い軸受けを設けないようにしたときには、高さ方向の設計余裕度を向上することができる。
【0046】
また、本発明によれば、テープガイドにテンションがかかったときに、テープガイドアーム部材上面とこのガイド受け部下面の突起が当接することによりこのテープガイドが所定位置に固定されるようにしたので、簡単な構成でテープガイドを所定位置に固定することができ、かつ突起を適宜微調整することによって容易にテープガイドを所定の位置に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明磁気記録再生装置のテープガイド機構のテープローディング途中の状態を示す斜視図である。
【図2】図1の概略断面図である。
【図3】テープガイドアーム部材、可動シャーシ及びリール台覆い板の分解立体図である。
【図4】本発明磁気記録再生装置のテープガイド機構のテープローディング完了時の状態を示す斜視図である。
【図5】Aは図5の上面図であり、BはAのA―A矢視図である。
【図6】ガイド受け部詳細図である。
【図7】ガイド受け部詳細図である。
【図8】カセット着脱時の磁気記録再生装置を示す斜視図である。
【図9】テープローディング途中の磁気記録再生装置を示す斜視図である。
【図10】磁気記録再生装置のテープパス系を示す線図である。
【図11】テープガイドアーム部材の概略図である。
【図12】図11の断面図である。
【符号の説明】
1・・・・可動シャーシ、2・・・・固定シャーシ、2a・・・・ガイド受け用溝、30・・・・テープガイドアーム部材、31・・・・テープガイド、32・・・・リール台覆い板、33・・・・支点軸、33a・・・・凸部、33b・・・・掛止め軸、33c・・・・係止部、34・・・・係止孔、34a・・・・挿通孔、34b・・・・掛止め用長孔、36・・・・ダボ、38・・・・軸受け孔、40・・・・ガイド受け部材、41・・・・ガイド受け部、41a,41b・・・・突起、42・・・・ガイド受け用溝
Claims (2)
- テープガイドが立設されたテープガイドアーム部材と一対のリール台とを搭載する可動シャーシと回転磁気ヘッドを搭載する固定シャーシとを備え、カセットの着脱時に前記可動シャーシが前記固定シャーシの一の位置に移動すると共に、他の位置に移動したときには装着されたカセットのリールから磁気テープを取り出し前記回転磁気ヘッドに前記磁気テープを巻きつけるテープローディングを行う磁気記録再生装置において、
テープローディング完了後、前記固定シャーシに設けられたテープガイドを受けるガイド受け部材により前記テープガイドを所定位置に固定すると共に、
前記テープガイドが前記所定位置まで移動する途中において、前記テープガイドアーム部材を、前記固定シャーシに設けられた溝に沿って移動させシャーシ平面方向を位置出しすると共に、高さ方向を前記テープガイドアーム部材下面に設けた突起によりガイドして移動させ位置出し、
さらに、前記可動シャーシに支点軸径より大径の凸部を設け、該凸部上に支点軸を立設すると共に該支点軸径より小径の掛止め用軸を設け前記支点軸の上端部に支点軸径より小径かつ掛止め用軸より大径の係止部を接合し、前記テープガイドアーム部材に支点軸径と略同径の前記軸受け孔を穿設し、係止部が挿通する挿通孔と該挿通孔の一端に係止部より小径の掛止め用長孔とが接合してなる係止孔を有する板を設け、前記可動シャーシの係止部を前記テープガイドアーム部材の軸受け孔を貫通して軸受け孔と支点軸とが嵌合するよう挿通し、前記テープガイドアーム部材上面に突出する係止部に前記板の係止部の挿通孔を貫通させ、そして、前記板を掛止め用長孔の長軸方向にスライドさせて、掛止め用軸を掛止め用長孔に嵌通させ、前記係止部によって上方向への動きを制限された前記板により前記テープガイドアーム部材を押えるようにした
ことを特徴とする磁気記録再生装置のテープガイド機構。 - 請求項1に記載の磁気記録再生装置のテープガイド機構において、
前記ガイド受け部材は、前記テープガイドアーム部材を受け入れる溝を有すると共に下面に突起が設けられ、前記テープガイドに装架された磁気テープのテンションがかかったときに、前記テープガイドアーム部材上面と前記ガイド受け部材下面の突起が当接することにより前記テープガイドが所定位置に固定されるようにした
ことを特徴とする磁気記録再生装置のテープガイド機構。
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