JP4102985B2 - 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法 - Google Patents

画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、階調補正を行うための画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法に関する。
【0002】
【背景技術】
画像処理技術においてコントラストの強調を目的とした階調変換処理はさまざまなものがある。例えば、線形変換による方法や、ヒストグラム平坦化、ガンマ補正に代表される指数変換、あるいは対数変換による方法等が提案されている。さらに、これらの方法と、画像の輝度分布情報等から求めた統計的特徴量を用いて階調変換特性を決め、より画質改善効果を高める方法がある。
【0003】
例えば、特許文献1では、ヒストグラム平坦化手法を基本に、ヒストグラムから、入力輝度信号の平均値、最小値、モード値、最大値、偏差係数(分散)、黒面積、白面積を検出し、更に累積ヒストグラムの累積スタート点、累積ストップ点を算出し、この累積スタート点から累積ストップ点までの累積ヒストグラムを最小値〜最大値のレンジに正規化したものを用いて補正を行っている。この例は、入力画像のヒストグラムから求められる統計的特徴量を用いて、補正の度合いを調整して過剰な補正を防ぐ方法である。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−126377号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記例では、画像の空間的な情報が考慮されていないため、画像のコントラストを強調する階調補正を行う際に、低周波成分を多く含む画像に対して上記例や従来例によるコントラストの強調処理を行った場合、ノイズの強調や疑似輪郭を発生させてしまう場合がある。
【0006】
具体的には、例えば、顔画像や青空の画像等は、顔の肌色部分や青空の青色部分等が低周波成分を多く含む。このような画像に対してそのまま階調補正を行って画像のコントラストを強調すると、ノイズを強調してしまったり、画像に疑似輪郭を発生させてしまったりする。また、上記例では画像に対して大局的にコントラスト補正処理を行うため、部分的なコントラスト補正処理のコントロールができない。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、より簡易な構成で、低周波成分を多く含む画像を処理する場合に、ノイズの強調や疑似輪郭の発生を低減する階調補正を行うことが可能な画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理システムは、入力映像信号に含まれる輝度信号成分から所定周波数以上の高周波成分を出力する高周波成分出力手段と、
高周波成分出力手段による出力値の総和値を演算する総和値演算手段と、
当該総和値に基づき、重み係数を演算する重み係数演算手段と、
当該重み係数に基づき、階調補正用の倍率を演算する倍率演算手段と、
前記輝度信号と当該倍率とを乗算し、出力輝度信号を出力する乗算手段と、
を含み、
前記重み係数演算手段は、前記総和値が大きいほど重み係数を大きくし、かつ、前記総和値が所定値以上の場合は重み係数が最大値となるように重み係数を演算し、
前記倍率演算手段は、前記重み係数が前記倍率と比例するように前記倍率を演算することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
コンピュータを、
入力映像信号に含まれる輝度信号成分から所定周波数以上の高周波成分を出力する高周波成分出力手段と、
高周波成分出力手段による出力値の総和値を演算する総和値演算手段と、
当該総和値に基づき、重み係数を演算する重み係数演算手段と、
当該重み係数に基づき、階調補正用の倍率を演算する倍率演算手段と、
前記輝度信号と当該倍率とを乗算し、出力輝度信号を出力する乗算手段として機能させ、
前記重み係数演算手段は、前記総和値が大きいほど重み係数を大きくし、かつ、前記総和値が所定値以上の場合は重み係数が最大値となるように重み係数を演算し、
前記倍率演算手段は、前記重み係数が前記倍率と比例するように前記倍率を演算することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータにより読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る画像処理方法は、入力映像信号に含まれる輝度信号成分から所定周波数以上の高周波成分を出力し、
当該出力値の総和値を演算し、
当該総和値に基づき、前記総和値が大きいほど重み係数を大きくし、かつ、前記総和値が所定値以上の場合は重み係数が最大値となるように重み係数を演算し、
当該重み係数に基づき、前記重み係数が前記倍率と比例するように階調補正用の倍率を演算し、
前記輝度信号と当該倍率とを乗算し、出力輝度信号を出力することを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、画像処理システム等は、高周波成分の総和値が大きいほど重み係数を大きくし、かつ、総和値が所定値以上の場合には重み係数の最大値を設定することにより、画像に占める高周波成分の割合が多いほどコントラストを強調しやすくすることができる。
【0013】
これにより、画像処理システム等は、画像に占める低周波成分の割合が多いほどコントラストを強調せずに画像処理を行うことができる。
【0014】
したがって、画像処理システム等は、低周波成分を多く含む画像を処理する場合に、ノイズの強調や疑似輪郭の発生を低減する階調補正を行うことができる。
【0015】
また、本発明によれば、画像処理システム等は、重み係数の最大値以上の値を設定することがないため、過度にコントラストを強調せずに画像処理を行うことができる。
【0016】
さらに、画像処理システム等は、画像の階調ヒストグラムを生成、記憶する必要がないため、従来より簡易な構成で階調補正を行うことができる。
【0017】
また、前記画像処理システムおよび前記プロジェクタは、前記輝度信号に基づき、エッジを検出するエッジ検出手段と、
エッジが検出された場合、重み係数更新要求信号を発生する重み係数更新要求信号発生手段と、
を含み、
前記重み係数演算手段は、前記重み係数更新要求信号を受信した場合に、更新した重み係数を出力し、前記重み係数更新要求信号を受信しなかった場合に、更新していない既存の重み係数を出力してもよい。
【0018】
また、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体は、コンピュータを、
前記輝度信号に基づき、エッジを検出するエッジ検出手段と、
エッジが検出された場合、重み係数更新要求信号を発生する重み係数更新要求信号発生手段として機能させ、
前記重み係数演算手段は、前記重み係数更新要求信号を受信した場合に、更新した重み係数を出力し、前記重み係数更新要求信号を受信しなかった場合に、更新していない既存の重み係数を出力してもよい。
【0019】
また、前記画像処理方法は、前記輝度信号に基づき、エッジを検出し、
エッジが検出された場合、重み係数更新要求信号を発生し、
前記重み係数を演算する際に、前記重み係数更新要求信号を受信した場合に、更新した重み係数を出力し、前記重み係数更新要求信号を受信しなかった場合に、更新していない既存の重み係数を出力してもよい。
【0020】
これによれば、画像処理システム等は、画像のエッジを検出した場合に、重み係数を更新し、画像のエッジを検出しなかった場合、重み係数を更新せずに階調補正を行うことができる。
【0021】
これにより、画像処理システム等は、画像の領域を構成する輝度に応じた階調補正を行うことができるため、より適切な階調補正を行うことができる。
【0022】
具体的には、例えば、青空と山から構成されるような画像の場合、画像処理システム等は、低周波成分を多く含む青空の領域に対してはコントラストをあまり強調しない階調補正を行い、高周波成分を多く含む山の領域に対してはコントラストを強調する階調補正を行うことができる。
【0023】
また、前記画像処理システムおよび前記プロジェクタは、前記倍率の基準となる基準倍率値を記憶する記憶手段と、
前記輝度信号に基づき、画像の特徴を判別する判別手段と、
判別された画像の特徴に基づき、前記基準倍率値を演算する基準倍率値演算手段と、
を含み、
前記倍率演算手段は、前記重み係数と、前記基準倍率値とに基づき、前記倍率を演算してもよい。
【0024】
前記プログラムおよび前記情報記憶媒体は、コンピュータを、
前記倍率の基準となる基準倍率値を記憶する記憶手段と、
前記輝度信号に基づき、画像の特徴を判別する判別手段と、
判別された画像の特徴に基づき、前記基準倍率値を演算する基準倍率値演算手段として機能させ、
前記倍率演算手段は、前記重み係数と、前記基準倍率値とに基づき、前記倍率を演算してもよい。
【0025】
また、前記画像処理方法は、前記輝度信号に基づき、画像の特徴を判別し、判別した画像の特徴に基づき、前記基準倍率値を更新し、
前記重み係数と、前記基準倍率値とに基づき、前記倍率を演算してもよい。
【0026】
これによれば、画像処理システム等は、例えば、低周波成分を多く含む画像の場合には基準倍率値を小さくし、高周波成分を多く含む画像の場合には基準倍率値を大きく設定することにより、適切な階調補正を行うことができる。
【0027】
また、前記画像処理システムおよび前記プロジェクタは、前記輝度信号を前記エッジ検出手段に入力する前に、前記輝度信号から低周波成分を抽出する、低域通過フィルタ手段を含んでもよい。
【0028】
また、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体は、コンピュータを、前記輝度信号を前記エッジ検出手段に入力する前に、前記輝度信号から低周波成分を抽出する、低域通過フィルタ手段として機能させてもよい。
【0029】
また、前記画像処理方法は、前記入力映像信号に含まれる輝度信号に基づき、エッジ検出を行う前に、輝度信号から低周波成分を抽出してもよい。
【0030】
これによれば、画像処理システム等は、低域通過フィルタを通過した画像に対してエッジ検出を行うため、エッジ検出精度を高めることができる。これにより、画像処理システム等は、エッジ検出による領域分割の精度を高めることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、映像信号の一種であるRGB信号を入力し、各信号の輝度(「輝度値」または「輝度レベル」ともいう。)の階調補正を行う画像処理システムに適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施形態に示す構成の全てが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
【0032】
(システム全体の説明)
以下、本発明を液晶プロジェクタの画像処理システムに適用した場合を例に採り、説明する。
【0033】
図1は、本実施形態の一例に係るプロジェクタ20の概略説明図である。
【0034】
スクリーン10のほぼ正面に設けられたプロジェクタ20は、種々の画像を投写する。
【0035】
プレゼンター30は、スクリーン10上の画像表示領域12の画像の所望の位置をレーザーポインタ50から投射したスポット光で指し示しながら、第三者に対するプレゼンテーションを行う。
【0036】
例えば、プロジェクタ20が、顔画像や青空のように低周波成分を多く含む画像に対して通常のコントラスト強調処理を行って画像を投写すると、投写画像において、ノイズが強調されたり、疑似輪郭が発生してしまう場合がある。
【0037】
そこで、本実施の形態では、プロジェクタ20は、画像のエッジ検出処理を行って領域分割を行い、領域ごとに高周波成分が含まれる程度を把握し、画像に含まれる高周波成分に応じた階調補正を行う。
【0038】
次に、このような機能を実現するためのプロジェクタ20の画像処理部の機能ブロックについて説明する。
【0039】
図2は、本実施形態の一例に係る画像処理部の機能ブロック図である。
【0040】
プロジェクタ20内の画像処理部は、入力映像信号であるRGB信号をYUV信号に変換するRGB−YUV変換部110と、YUV信号を補正する補正部120と、補正されたY’U’V’信号をR’G’B’信号に変換するYUV−RGB変換部130と、R’G’B’信号に基づき、画像を投写する画像投写部190とを含んで構成されている。
【0041】
また、補正部120は、入力輝度信号Yを補正することにより階調補正を行って補正後の輝度信号Y’を出力する階調補正部140を含んで構成されている。
【0042】
また、画像投写部190は、空間光変調器192と、R’G’B’信号に基づき、空間光変調器192を駆動する駆動部194と、空間光変調器192に光を出力する光源196と、空間光変調器192で変調された光を投写するレンズ198とを含んで構成されている。
【0043】
このようにしてプロジェクタ20は、階調補正を行って画像を投写する。
【0044】
ここで、階調補正部140の構成について説明する。
【0045】
図3は、本実施形態の一例に係る階調補正部140の機能ブロック図である。
【0046】
階調補正部140は、ノイズを除去し、さらにエッジ検出による領域分割の精度を高める低域通過フィルタ手段として機能するLPF(Low Pass Filter)141と、輝度信号成分から所定周波数以上の高周波成分を出力する高周波成分出力手段として機能するHPF(High Pass Filter)142と、当該出力の絶対値を演算する絶対値演算部143と、当該絶対値の総和値を演算する総和値演算部144とを含んで構成されている。
【0047】
また、階調補正部140は、LPF141を通過した輝度信号に基づき、エッジを検出するエッジ検出部146と、画像を構成する画素数をカウントする画素数カウント部147と、エッジ検出状況および画素数に基づき、所定の条件が満たされた場合、重み係数更新要求信号を発生する重み係数更新要求信号発生部148とを含んで構成されている。
【0048】
また、階調補正部140は、重み係数演算部145を含む。
【0049】
重み係数演算部145は、総和値演算部144からの総和値に基づき、階調補正用の重み係数を演算する。また、重み係数演算部145は、重み係数更新要求信号発生部148から、重み係数更新要求信号を受信した場合のみ、重み係数演算部145からの新たな重み係数を出力し、重み係数更新要求信号を受信しない場合には重み係数演算部145からの新たな重み係数を出力せずに前回出力した重み係数をそのまま出力する。
【0050】
また、階調補正部140は、輝度信号に基づき画像の特徴を判別する判別手段として機能するLUT(Look Up Table)更新判定部149と、判別された画像の特徴に基づき、階調補正用の倍率の基準となる基準倍率値を演算する基準倍率値演算手段として機能するLUT演算部150と、当該基準倍率値を記憶するLUT記憶部151とを含んで構成されている。
【0051】
なお、LUT更新判定部149は、所定の規則に従ってLUT更新要求信号をLUT演算部150に送信する。ここで所定の規則としては、例えば画像から導出されるAPL(Average Picture Level:所定期間における輝度値の平均値)等の特徴量の変動に基づく規則のほか、プロセッサから定期的に送信される割り込み信号の受信に基づく規則等であってもよい。LUT演算部150は、LUT更新判定部149からLUT更新要求信号を受信すると、階調補正用の倍率の基準となる基準倍率値を演算する。
【0052】
また、階調補正部140は、重み係数と基準倍率値とに基づき、階調補正用の倍率を演算する倍率演算部152と、入力輝度信号Yと当該倍率との乗算を行って出力輝度信号Y’を出力する乗算部153とを含んで構成されている。
【0053】
次に、これらの各部を用いた階調補正の流れについて説明する。
【0054】
図4は、本実施形態の一例に係る階調補正のフローチャートである。
【0055】
まず、HPF142は、輝度信号から高周波成分を取り出して出力する(ステップS2)。
【0056】
そして、絶対値演算部143は、当該出力値の絶対値を演算する(ステップS3)。
【0057】
そして、総和値演算部144は、当該絶対値の総和値を演算する(ステップS4)。
【0058】
また、階調補正部140は、重み係数更新要求処理(ステップS5)と重み係数演算処理(ステップS6)を行って階調補正時に用いる重み係数を求める。
【0059】
ここで、重み係数更新要求処理(ステップS5)についてより詳細に説明する。
【0060】
図5は、本実施形態の一例に係る重み係数更新要求処理のフローチャートである。
【0061】
エッジ検出部146は、LPF141を通過した低輝度信号成分から領域のエッジ(境界)を検出し、画素数カウント部147は、輝度信号に基づいて画素数をカウントする(ステップS21)。
【0062】
重み係数更新要求信号発生部148は、エッジ検出部146によってエッジが検出されたかどうかを判定する(ステップS22)。
【0063】
重み係数更新要求信号発生部148は、エッジ検出部146によってエッジが検出された場合、前回のエッジ検出からカウントされている画素数カウント値(画素数カウンタ)が閾値th1より多いかどうかを判定する(ステップS23)。そして、重み係数更新要求信号発生部148は、当該画素数カウント値が閾値th1より多い場合、重み係数更新要求信号Highを発生する(ステップS25)。
【0064】
なお、このような処理を行うのは、高周波成分が非常に多く含まれている領域に対して、エッジの誤検出の影響を除去するためである。
【0065】
また、重み係数更新要求信号発生部148は、エッジが検出されなかった場合、画素数カウント部147による画素数カウント値が取り込み領域の画素数を超えたかどうかを判定する(ステップS24)。
【0066】
重み係数更新要求信号発生部148は、画素数カウント部147による画素数カウント値が取り込み領域の画素数を超えた場合、重み係数更新要求信号Highを発生する(ステップS25)。
【0067】
なお、重み係数更新要求信号発生部148は、エッジが検出されず、かつ、画素数カウント値が取り込み領域の画素数以下の場合、重み係数更新要求信号Lowを発生する。
【0068】
すなわち、重み係数更新要求信号発生部148は、エッジの検出時か画像の切り替え時にのみ重み係数の更新要求を行う。
【0069】
これにより、プロジェクタ20は、エッジ検出によって画像を複数の領域に分割し、画像が変化している領域ごとに異なる階調補正を行うことが可能となる。
【0070】
次に、重み係数演算処理(ステップS6)について、より詳細に説明する。
【0071】
図6は、本実施形態の一例に係る重み係数演算処理のフローチャートである。
【0072】
重み係数演算部145は、重み係数更新要求信号発生部148からの重み係数更新要求信号がHighかどうかを判定する(ステップS31)。
【0073】
重み係数演算部145は、重み係数更新要求信号がHighでない場合、すなわち、画像の切り替え時等ではない場合、それまでに用いていた重み係数zをそのまま出力する。
【0074】
これに対し、重み係数更新要求信号がHighである場合、重み係数演算部145は、総和値演算部144による総和値HPFsumがしきい値HPFth未満かどうかを判定する(ステップS32)。
【0075】
総和値HPFsumがしきい値HPFth以上の場合、重み係数演算部145は、しきい値HPFthを総和値HPFsumとして設定する(ステップS33)。
【0076】
これに対し、総和値HPFsumがしきい値HPFth未満の場合、重み係数演算部145は、総和値HPFsumをそのまま用いる。
【0077】
そして、重み係数演算部145は、総和値HPFsumをしきい値HPFthで割った値を演算し、この値を重み係数zとして適用する(ステップS34)。
【0078】
すなわち、重み係数演算部145は、重み係数の更新要求があった場合のみ、新たに演算した重み係数zを出力し、重み係数の更新要求がない場合、重み係数zを変更せずに前回出力した重み係数zをそのまま出力する。
【0079】
図7は、本実施形態の一例に係る重み係数zの特性を示す図である。
【0080】
上述したように、総和値HPFsumがしきい値HPFth以上の場合、重み係数演算部145は、しきい値HPFthを総和値HPFsumとして設定されるため、図7に示すように、重み計数zは、0以上1以下の値となり、総和値HPFsumに比例する。
【0081】
すなわち、総和値HPFsumがしきい値HPFth以上の場合、重み係数は最大値である1となり、1を超える値が設定されることがないため、プロジェクタ20は、過度にコントラストを強調せずに画像処理を行うことができる。
【0082】
また、図4に示すように、LUT更新判定部149は、輝度信号に基づき、APL等による画像の特徴量の変動を検出し(ステップS7)、LUTを更新する必要があるかどうかを判定する(ステップS8)。
【0083】
LUTを更新する必要がある場合、LUT演算部150は、LUT記憶部151に記憶する基準倍率値Lを線形または非線形の演算によって求め、LUTを更新する(ステップS9)。
【0084】
倍率演算部152は、重み係数zと基準倍率値Lとに基づき、階調補正用の倍率L’を演算する(ステップS10)。
【0085】
この演算式としては、例えば、以下の式を適用できる。
【0086】
L’=1.0+z(L−1.0)
この演算によって、高周波成分が多く、重み係数zが1に近い画像に対しては基準倍率値Lにほぼ近い倍率が適用され、高周波成分が少なく、重み係数zが0に近い画像に対しては1.0に近い倍率が適用され、画像のコントラストの強調効果が抑制される。
【0087】
そして、乗算部153は、入力輝度信号Yと倍率L’を乗算し、出力輝度信号Y’を出力する(ステップS11)。
【0088】
なお、上述した画像処理システムの各部の機能を実現するためのハードウェアとしては、例えば以下のものを適用できる。
【0089】
図8は、本実施形態の一例に係るプロジェクタ20のハードウェアブロック図である。
【0090】
例えば、RGB−YUV変換部110、YUV−RGB変換部130としては、例えば画像処理回路970等、画素数カウント部147、LUT記憶部151としては、例えばRAM950、画像処理回路970等、絶対値演算部143、総和値演算部144、重み係数演算部145、重み係数更新要求信号発生部148、LUT更新判定部149、LUT演算部150、倍率演算部152、例えばCPU910、乗算部153としては、例えば乗算器等、空間光変調器192としては、例えば液晶パネル920等、液晶パネル920を駆動する液晶ライトバルブ駆動ドライバを記憶するROM960等を用いて実現できる。
【0091】
なお、これらの各部はシステムバス980を介して相互に情報をやりとりすることが可能である。
【0092】
また、これらの各部は回路のようにハードウェア的に実現してもよいし、ドライバのようにソフトウェア的に実現してもよい。
【0093】
さらに、階調補正部140としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記憶した情報記憶媒体900からプログラムを読み取って階調補正部140の機能をコンピュータに実現させてもよい。
【0094】
このような情報記憶媒体900としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ROM、RAM、HDD等を適用でき、そのプログラムの読み取り方式は接触方式であっても、非接触方式であってもよい。
【0095】
また、情報記憶媒体900に代えて、上述した各機能を実現するためのプログラム等を、伝送路を介してホスト装置等からダウンロードすることによって上述した各機能を実現することも可能である。
【0096】
以上のように、本実施の形態によれば、プロジェクタ20は、高周波成分の総和値が大きいほど重み係数を大きくし、かつ、総和値が所定値以上の場合には重み係数の最大値を設定することにより、画像に占める高周波成分の割合が多いほどコントラストを強調しやすくすることができる。
【0097】
これにより、プロジェクタ20は、画像に占める低周波成分の割合が多いほどコントラストを強調せずに画像処理を行うことができる。
【0098】
したがって、プロジェクタ20は、低周波成分を多く含む画像を処理する場合に、ノイズの強調や疑似輪郭の発生を低減する階調補正を行うことができる。
【0099】
また、プロジェクタ20は、重み係数の最大値以上の値を設定することがないため、過度にコントラストを強調せずに画像処理を行うことができる。
【0100】
さらに、プロジェクタ20は、画像の階調ヒストグラムを生成、記憶する必要がないため、従来より簡易な構成で階調補正を行うことができる。
【0101】
また、プロジェクタ20は、画像のエッジを検出した場合に、重み係数を更新し、画像のエッジを検出しなかった場合、重み係数を更新せずに階調補正を行うことができる。
【0102】
これにより、プロジェクタ20は、画像の領域を構成する輝度に応じた階調補正を行うことができるため、より適切な階調補正を行うことができる。
【0103】
具体的には、例えば、青空と山から構成されるような画像の場合、プロジェクタ20は、低周波成分を多く含む青空の領域に対してはコントラストをあまり強調しない階調補正を行い、高周波成分を多く含む山の領域に対してはコントラストを強調する階調補正を行うことができる。
【0104】
また、プロジェクタ20は、例えば、低周波成分を多く含む画像の場合には基準倍率値を小さくし、高周波成分を多く含む画像の場合には基準倍率値を大きく設定することにより、適切な階調補正を行うことができる。
【0105】
さらに、プロジェクタ20は、LPF141を通過した画像に対してエッジ検出を行うため、エッジ検出精度を高めることができる。これにより、プロジェクタ20は、エッジ検出による領域分割の精度を高めることができる。
【0106】
(変形例)
以上、本発明を適用した好適な実施の形態について説明してきたが、本発明の適用は上述した実施例に限定されない。
【0107】
例えば、LPF141、HPF142に代えて所定の帯域のみ通過させるBPF(Band Pass Filter)を組み合わせてLPF141およびHPF142の機能を実現してもよい。
【0108】
また、上述した階調補正部140の機能を複数の装置に分散して階調補正を行ってもよい。
【0109】
また、上述した階調補正を実行する画像処理システムは、プロジェクタ20のような液晶プロジェクタに限定されず、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)を用いたプロジェクタ、CRT(Cathode Ray Tube)、PDP(Plasma Display Panel)、FED(Field Emission Display)、EL(Electro Luminescence)、直視型液晶表示装置等の種々の表示装置に実装してもよい。なお、DMDは米国テキサスインスツルメンツ社の商標である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の一例に係るプロジェクタの概略説明図である。
【図2】 本実施形態の一例に係る画像処理部の機能ブロック図である。
【図3】 本実施形態の一例に係る階調補正部の機能ブロック図である。
【図4】 本実施形態の一例に係る階調補正のフローチャートである。
【図5】 本実施形態の一例に係る重み係数更新要求処理のフローチャートである。
【図6】 本実施形態の一例に係る重み係数演算処理のフローチャートである。
【図7】 本実施形態の一例に係る重み係数zの特性を示す図である。
【図8】 本実施形態の一例に係るプロジェクタのハードウェアブロック図である。
【符号の説明】
140 階調補正部、 141 LPF(低域通過フィルタ手段)、 142HPF(高周波成分出力手段)、 143 絶対値演算部(総和値演算手段)、 144 総和値演算部(総和値演算手段)、 145 重み係数演算部、 146 エッジ検出部、 147 画素数カウント部、 148 重み係数更新要求信号発生部、 149 LUT更新判定部(判別手段)、 150 LUT演算部(基準倍率値演算手段)、 151 LUT記憶部、 152 倍率演算部、 153 乗算部、 900 情報記憶媒体

Claims (8)

  1. 入力映像信号に含まれる輝度信号成分から所定周波数以上の高周波成分を出力する高周波成分出力手段と、
    高周波成分出力手段による出力値の総和値を演算する総和値演算手段と、
    当該総和値に基づき、重み係数を演算する重み係数演算手段と、
    当該重み係数に基づき、階調補正用の倍率を演算する倍率演算手段と、
    前記輝度信号と当該倍率とを乗算し、出力輝度信号を出力する乗算手段と、
    を含み、
    前記重み係数演算手段は、前記総和値が大きいほど重み係数を大きくし、かつ、前記総和値が所定値以上の場合は重み係数が最大値となるように重み係数を演算し、
    前記倍率演算手段は、前記重み係数が前記倍率と比例するように前記倍率を演算することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1において、
    前記輝度信号に基づき、エッジを検出するエッジ検出手段と、
    エッジが検出された場合、重み係数更新要求信号を発生する重み係数更新要求信号発生手段と、
    を含み、
    前記重み係数演算手段は、前記重み係数更新要求信号を受信した場合に、更新した重み係数を出力し、前記重み係数更新要求信号を受信しなかった場合に、更新していない既存の重み係数を出力することを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1、2のいずれかにおいて、
    前記倍率の基準となる基準倍率値を記憶する記憶手段と、
    前記輝度信号に基づき、画像の特徴を判別する判別手段と、
    判別された画像の特徴に基づき、前記基準倍率値を演算する基準倍率値演算手段と、
    を含み、
    前記倍率演算手段は、前記重み係数と、前記基準倍率値とに基づき、前記倍率を演算することを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項2、請求項2に従属する請求項3のいずれかにおいて、
    前記輝度信号を前記エッジ検出手段に入力する前に、前記輝度信号から低周波成分を抽出する低域通過フィルタ手段を含むことを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかの画像処理システムを含むことを特徴とするプロジェクタ。
  6. コンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
    コンピュータを、
    入力映像信号に含まれる輝度信号成分から所定周波数以上の高周波成分を出力する高周波成分出力手段と、
    高周波成分出力手段による出力値の総和値を演算する総和値演算手段と、
    当該総和値に基づき、重み係数を演算する重み係数演算手段と、
    当該重み係数に基づき、階調補正用の倍率を演算する倍率演算手段と、
    前記輝度信号と当該倍率とを乗算し、出力輝度信号を出力する乗算手段として機能させ、
    前記重み係数演算手段は、前記総和値が大きいほど重み係数を大きくし、かつ、前記総和値が所定値以上の場合は重み係数が最大値となるように重み係数を演算し、
    前記倍率演算手段は、前記重み係数が前記倍率と比例するように前記倍率を演算することを特徴とするプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
  8. 高周波成分出力部と、総和値演算部と、重み係数演算部と、倍率演算部と、乗算部とを含むコンピュータによる画像処理方法であって、
    前記高周波成分出力部は、入力映像信号に含まれる輝度信号成分から所定周波数以上の高周波成分を出力し、
    前記総和値演算部は、当該出力値の総和値を演算し、
    前記重み係数演算部は、当該総和値に基づき、前記総和値が大きいほど重み係数を大きくし、かつ、前記総和値が所定値以上の場合は重み係数が最大値となるように重み係数を演算し、
    前記倍率演算部は、当該重み係数に基づき、前記重み係数が前記倍率と比例するように階調補正用の倍率を演算し、
    前記乗算部は、前記輝度信号と当該倍率とを乗算し、出力輝度信号を出力することを特徴とする画像処理方法。
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