JP4101738B2 - ガス燃料供給装置を備えたガスエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、ガス供給通路に接続されるガス噴射装置からガス燃料を給気通路中に噴射することにより形成された混合ガスを燃焼室に供給して燃焼せしめるように構成されたガス燃料供給装置を備えたガスエンジンに関する。
ガス供給通路に接続されるガス供給装置を給気通路に設置し、該ガス供給装置からガス燃料を直接給気通路中に噴射するように構成されたガス燃料供給装置を備えた希薄燃焼ガスエンジンの1つとして、特許文献1(特開平5−113148号公報)の技術が提供されている。
かかる技術においては、給気ブロアに接続される給気通路にガスミキサーを設置し、該ガスミキサーを通過する空気中にガス供給通路からのガス燃料を噴出させて該ガス燃料と空気とを混合し、この混合ガスをエンジンの燃焼室内に供給するとともに、該ガスミキサーの空気入口に吸入空気流量調整弁を、ガスミキサーのガス燃料入口に燃料流量調整弁をそれぞれ設けている。
さらに、かかる技術においては、排気通路にNOx量検出器を設けて該NOx量検出器からの該NOx量検出値を制御装置に入力し、該制御装置においてNOx量によって前記吸入空気流量調整弁の開度を制御するように構成されている。
特開平5−113148号公報
希薄燃焼ガスエンジンにおいては、NOx発生量を低減するため燃焼室への混合ガスを希薄化しており、このため燃焼速度が遅くなって失火による燃焼不安定状態が発生し易い。
殊に、エンジンへの負荷投入時には失火が発生し易いので迅速な負荷投入が困難となる。一方、前記失火の発生を回避するため混合ガス流量を増大して燃焼速度を速くするとNOx発生量が増大する。
従ってかかる希薄燃焼ガスエンジンにおいては、ガス燃料の流量と空気流量をバランスよく制御することを要する。
しかしながら、前記特許文献1においては、NOx量検出値を制御装置に入力し、該制御装置においてNOx量の検出値によって給気通路に設置した吸入空気流量調整弁の開度を制御することによりNOx量の低減を行っているが、ガス燃料の流量制御は行っておらず、失火の発生を防止することは困難である。
また、給気通路に供給されるガス燃料の流量制御を行う手段は多く提案されているが、その大多数のものは、失火のみあるいはNOx量の低減のみを行うもので、失火の発生防止とNOx量の低減とを同時にかつ簡単な構造の装置で以って行う手段は提案されていない。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、きわめて簡単な構造かつ簡単な制御手段で以って失火の発生防止とNOx量の低減とを同時に行い得るガスエンジンのガス燃料供給装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、ガス供給通路に接続されるガス噴射装置からガス燃料を給気通路中に噴射することにより形成された混合ガスを燃焼室に供給して燃焼せしめるように構成されたガスエンジンにおいて、前記ガス噴射装置は、前記給気通路中にガス燃料を噴射するガス噴出孔を、これの径及び数を異ならしめて複数組備えるとともに、該複数組のガス噴出孔の前記給気通路への開口及び遮断を切り換えるガス噴出孔切換装置を備え、さらに前記ガスエンジンの燃焼状態によって前記ガス噴出孔切換装置の作動を制御するコントローラを有してなるガス燃料供給装置を備えたことを特徴とする。
かかる発明において、好ましくは、前記ガス噴射装置は、円周方向に沿って前記複数組のガス噴出孔が形成された第1の筒体と、該第1の筒体に嵌合され、該第1の筒体における前記複数組のガス噴出孔の給気通路中への開口及び遮断を切り換える第2の筒体とを有し、前記第1の筒体と第2の筒体とは前記ガス噴出孔切換装置により相対回転可能に構成されてなる。
また、かかる発明において、エンジンの失火の有無を検出する失火検出器を備え、前記コントローラは、該失火検出器から入力される失火の有無の検出信号に基づき前記ガス噴出孔切換装置を回転駆動して前記給気通路中に開口するガス噴出孔を切り換えるように構成し、さらには、エンジンからの排ガス中のNOx(窒素酸化物)量を検出するNOx量検出器を備え、前記コントローラは、該NOx量検出器から入力されるNOx量の検出値に基づき前記ガス噴出孔切換装置を回転駆動して前記給気通路中に開口するガス噴出孔を切り換えるように構成するのが好ましい。
かかる発明によれば、径及び数の異なる複数組のガス噴出孔が円周方向に沿って形成された第1の筒体に相対回転可能に第2の筒体を嵌合し、コントローラによりガスエンジンの燃焼状態によって回転を制御されるガス噴出孔切換装置で前記第1、第2の筒体を相対回転駆動するように構成し、さらには前記コントローラは、好ましくは失火の有無の検出信号及びNOx量の検出値により、失火の発生時、NOx量の増加時等の燃焼状態によって前記ガス噴出孔切換装置で第1の筒体と第2の筒体とを相対回転駆動して、該燃焼状態に対応するガス噴出孔の径及び数を有するガス噴出孔からガス燃料が給気通路に噴出されるになるように自在に切り換えることができる。
従ってかかる発明によれば、径及び数の異なる複数組のガス噴出孔が形成された第1の筒体に相対回転可能に第2の筒体を嵌合し、エンジンの燃焼状態の検出値によって前記第1、第2の筒体を相対回転制御して、該燃焼状態に対応する径及び数を有するガス噴出孔からガス燃料を噴出せしめるという、きわめて簡単な構造でかつ簡単な制御操作方法で以って、失火の発生及びNOx量の増加を同時に回避して安定燃焼をなし得る燃焼制御を行うことができる。
また、本発明は、ガス供給通路に接続されるガス噴射装置からガス燃料を給気通路中に噴射することにより形成された混合ガスを燃焼室に供給して燃焼せしめるように構成されたガスエンジンにおいて、前記ガス噴射装置は、前記給気通路中にガス燃料を噴射するガス噴出孔を、これの径及び数を異ならしめて複数組設けた第1の筒体、及び該第1の筒体に嵌合されて該第1の筒体における前記複数組のガス噴出孔の前記給気通路中への開口及び遮断を切り換える第2の筒体を備え、該第1の筒体と第2の筒体とをガス噴出孔切換装置により相対回転可能に構成してなり、エンジンの失火の有無を検出する失火検出器と、エンジンからの排ガス中のNOx(窒素酸化物)量を検出するNOx量検出器と、前記失火検出器から入力される失火の有無の検出信号及び前記NOx量検出器から入力されるNOx量の検出値に基づき前記ガス噴出孔切換装置を回転駆動して前記給気通路中に開口するガス噴出孔を切り換えるコントローラとを備え、前記コントローラは、前記失火検出器から失火の検出信号が入力されたときは径が大きくかつ数の少ないガス噴出孔を前記給気通路中へ開口させ、前記NOx量の検出値が所定の許容量を超えたときは径が小さくかつ数の多いガス噴出孔を前記給気通路中へ開口させるように構成されてなることを特徴とする。
このように構成すれば、コントローラでガス噴出孔切換装置を回転駆動することによって、失火の有無の検出信号及びNOx量の検出値に基づき、径及び数の異なる複数組のガス噴出孔を回転駆動して前記給気通路中に開口するガス噴出孔を切り換え制御し、失火の検出があったときには、径が大きくかつ数の少ないガス噴出孔から給気通路に多量のガス燃料を集中的に噴射して、高濃度のガスを給気通路に形成して着火を良化することによって失火を阻止し、該失火が阻止され、かつNOx量の検出値が許容量を超えたときは、径が小さくかつ数の多いガス噴出孔から給気通路中に燃料を分散して噴射し、空気との混合特性を良化し燃焼を安定させてNOx量を減少した運転を行うことにより、失火を阻止すると同時にNOx量を減少した運転を常時行うことができる。
また、前記のように失火を確実に阻止できるので、エンジンへの迅速な負荷投入が可能となる。
以上のように本発明によれば、径及び数の異なる複数組のガス噴出孔が形成された第1の筒体に相対回転可能に第2の筒体を嵌合し、エンジンの燃焼状態の検出値によって前記第1、第2の筒体を相対回転制御して、該燃焼状態に対応する径及び数を有するガス噴出孔からガス燃料を噴出せしめるという、きわめて簡単な構造でかつ簡単な制御操作方法で以って、失火の発生及びNOx量の増加を同時に回避して安定燃焼をなし得る燃焼制御を行うことができる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の実施例に係るガスエンジンのガス燃料供給装置の全体構成図、図2は図1のA−A線断面図である。図3はガス供給管における内筒の要部側面図である。図4は前記ガス燃料供給装置の制御ブロック図である。
本発明の実施例に係るガス燃料供給装置の全体構成を示す図1において、100はエンジン、101は該エンジン100のピストン、102はシリンダ、103はクランク軸、104は燃焼室、105は給気通路、106は該給気通路105を開閉する給気弁、107は排気通路、108は該排気通路107を開閉する排気弁、103aはクランク軸心である。
1は前記給気通路105内に挿入されたガス供給管であり、詳細は後述する。2は該ガス供給管1を回転駆動する回転装置、6は該ガス供給管1に接続されるガス主管、3は該回転装置2を回転駆動するガス供給管駆動装置である。
4は失火検出器で、前記燃焼室104に臨んで取り付けられて燃焼室104の圧力変化によりエンジンの失火の有無を検出する。20はNOx検出器で、前記排気通路107に臨んで取り付けられて、エンジンからの排ガス中のNOx量を検出する。5は後述する制御操作を行うコントローラである。前記失火検出器4からの失火の有無の検出信号及び前記NOx量検出器20からのNOx量の検出値は前記コントローラ5に入力される。
前記ガス供給管1の詳細を示す図2〜3において、12は前記給気通路105の周壁に固定された外筒で、円周方向に沿って複数組(この例では4組)のガス噴出孔15A、15B、15C、15Dが穿孔されている。尚、この例では、前記複数のガス噴出孔15B、15C、15Dを該内筒11の軸線方向に並べているが、該ガス噴出孔15B、15C、15Dを円周方向に所定のピッチでずらして配置してもよい。
該ガス噴出孔15A、15B、15C、15Dは内径及び数が異なっており、図3のAに示される該ガス噴出孔15Aは内径が最も大きく個数が元も少なく(この例では1個)、Bに示される該ガス噴出孔15Bは内径がAの次に小さく個数がAよりも多く(この例では4個)、Cに示される該ガス噴出孔15Cは内径がBの次に小さく個数がBよりも多く(この例では8個)、Dに示される該ガス噴出孔15Dは内径が最も小さく個数が最も多く(この例では16個)のように構成されている。尚、1aはガス供給管1の中心である。
図2において11は内部にガス通路13が形成された回転内筒で、前記外筒12の内周に該外筒12と相対回転可能にかつ流体蜜に嵌合され、前記外筒12のガス噴出孔15A、15B、15C、15Dを選択的に開閉する制御ポート14が穿孔されている。該回転内筒11は前記回転装置2(図1参照)に直結されてたとえば図2のNのように回転駆動される。
即ち、図1及び図2において、前記ガス供給管駆動装置3により回転装置2が回転駆動され、該回転装置2に直結された前記回転内筒11が、たとえば図2のNのように回転駆動されると、該回転内筒11は、これに設けられた制御ポート14が前記コントローラ5により選定されたガス噴出孔(たとえばガス噴出孔15A)を開口する位置まで回転し、制御ポート14と当該ガス噴出孔(たとえばガス噴出孔15A)とが連通される。
これにより、前記ガス通路13内の燃料ガスが制御ポート14及びガス噴出孔(たとえばガス噴出孔15A)を通って前記給気通路105内に噴出され、該給気通路105内を流動する空気と混合され、混合ガスとなって前記給気弁106の開弁とともに前記燃焼室104に導入されて燃焼に供される。
次に、図4に基づきかかるガス燃料供給装置の制御操作について説明する。
失火検出器4からのエンジンの燃焼室104内における失火の有無を示す筒内圧力の検出信号及び前記NOx量検出器20から入力される排ガス中のNOx量の検出値はコントローラ5の燃焼状態判断部51に入力される。52は燃焼条件設定部で、失火発生時の筒内圧力条件が設定されるとともに、NOx量の許容値が設定されている。
前記燃焼状態判断部51においては、前記失火検出器4からの筒内圧力の検出信号(失火の有無を示す検出信号)と前記燃焼条件設定部52に設定されている失火発生時の筒内圧力条件とを突き合わせて失火が発生していると判断したときは、その失火判断信号をガス供給ポート選定部53に入力する。
該ガス供給ポート選定部53においては、前記燃焼条件設定部52から失火発生の判断信号が入力されると、前記ガス供給管1の外筒12に形成されたガス噴出孔15のうち、使用するガス噴出孔15を選定する。
ここで、失火発生時にはガス噴出孔15の内径が大きくかつ数の少ないガス噴出孔群から給気通路105に多量のガス燃料を集中的に噴射して、高濃度のガスを該給気通路105に形成することを要する。
従って、前記ガス供給ポート選定部53においては、失火発生の判断信号が入力されると、前記ガス噴出孔15のうちから、内径が大きくかつ数の少ないガス噴出孔群であるガス噴出孔15Aを選出して、その選出信号をガス供給管回転角算出部54に入力する。
該ガス供給管回転角算出部54においては、前記回転内筒11の制御ポート14が前記ガス供給ポート選定部53により選定されたガス噴出孔15Aを開口する位置までの回転角を算出し、ガス供給管駆動装置3に入力する。該ガス供給管駆動装置3は前記のようにして前記回転内筒11を回転駆動し、制御ポート14とガス噴出孔15Aとが連通され、大径のガス噴出孔15Aから給気通路105に多量のガス燃料が集中的に噴射される。これにより高濃度のガスが該給気通路105に形成され燃焼室104に供給されて、該燃焼室104における着火を良化し失火を阻止する。
一方、前記燃焼状態判断部51においては、前記NOx量検出器20からのNOx量の検出値と前記燃焼条件設定部52に設定されているNOx量の許容値とを突き合わせて、NOx量の検出値がNOx量の許容値を超えているときは、NOx量過大の判断信号をガス供給ポート選定部53に入力する。
該ガス供給ポート選定部53においては、前記燃焼条件設定部52からNOx量過大の判断信号が入力されると、前記ガス供給管1の外筒12に形成されたガス噴出孔15のうちから、使用するガス噴出孔15を選定する。
ここで、NOx量が過大のときは、ガス噴出孔15の内径が小さくかつ数の多いガス噴出孔群をから給気通路105中に燃料を分散して噴射することにより、ガス燃料と空気との混合特性を良化し燃焼を安定させてNOx量を減少させることを要する。
従って、前記ガス供給ポート選定部53においては、NOx量過大の判断信号が入力されると、前記ガス噴出孔15のうちから、内径が小さくかつ数の多いガス噴出孔群であるガス噴出孔15Dを選出して、その選出信号をガス供給管回転角算出部54に入力する。
該ガス供給管回転角算出部54においては、前記回転内筒11の制御ポート14が前記ガス供給ポート選定部53により選定されたガス噴出孔15Dを開口する位置までの回転角を算出し、ガス供給管駆動装置3に入力する。
該ガス供給管駆動装置3は前記のようにして前記回転内筒11を回転駆動し、制御ポート14とガス噴出孔15Dとが連通され、多数の小径のガス噴出孔15Dから給気通路105にガス燃料が分散して噴射される。これによりガス燃料と空気との混合特性が良化して燃焼が安定し、NOx発生量が減少する。
そして、前記のような失火もNOx発生量の過大もないときには、前記と同様な作動によって前記回転内筒11を回転駆動することにより、制御ポート14とガス噴出孔15Bあるいは15Cとを連通し、該ガス噴出孔15Bあるいは15Cから給気通路105にガス燃料を噴射する。
従ってかかる実施例によれば、前記コントローラ5でガス供給管1を回転駆動することによって、失火の有無の検出信号及びNOx量の検出値に基づき、ガス噴出孔15の内径及び数の異なる複数組のガス噴出孔15A、15B、15C、15Dを選択的に開閉するように回転装置2を回転駆動せしめて、給気通路105中に開口するガス供給管1のガス噴出孔15を切り換え制御し、失火の検出があったときには、ガス噴出孔15の内径が大きくかつ数の少ないガス噴出孔15Aから給気通路105に多量のガス燃料を集中的に噴射して、高濃度のガスを給気通路105に形成して着火を良化することによって失火を阻止し、該失火が阻止され、かつNOx量の検出値が許容量を超えたときは、ガス噴出孔の内径が小さくかつ数の多いガス噴出孔15Dから給気通路105中に燃料を分散して噴射することにより、ガス燃料と空気との混合特性を良化し燃焼を安定させてNOx量を減少した運転を行うことによって、失火を阻止すると同時にNOx量を減少した運転を常時行うことができる。
また、前記のように失火を確実に阻止できるので、エンジン100への迅速な負荷投入が可能となる。
尚、前記実施例においては、前記外筒12を固定し内筒11を回転駆動しているが、これとは逆に前記内筒11を固定し外筒12を回転駆動するように構成することもできる。
本発明によれば、ガスエンジンにおいて、きわめて簡単な構造かつ簡単な制御手段で以って失火の発生防止とNOx量の低減とを同時に行い得るガス燃料供給装置を提供することができる。
本発明の実施例にガスエンジンのガス燃料供給装置の全体構成図である。 図1のA−A線断面図である。 ガス供給管における内筒の要部側面図である。 前記ガス燃料供給装置の制御ブロック図である。
符号の説明
1 ガス供給管
2 回転装置
3 ガス供給管駆動装置
4 失火検出器
5 コントローラ
11 回転内筒
12 外筒
13 ガス通路
14 制御ポート
15A、15B、15C、15D ガス噴出孔
20 NOx検出器
100 エンジン
101 ピストン
102 シリンダ
104 燃焼室
105 給気通路
106 給気弁
107 排気通路
108 排気弁

Claims (5)

  1. ガス供給通路に接続されるガス噴射装置からガス燃料を給気通路中に噴射することにより形成された混合ガスを燃焼室に供給して燃焼せしめるように構成されたガスエンジンにおいて、前記ガス噴射装置は、前記給気通路中にガス燃料を噴射するガス噴出孔を、これの径及び数を異ならしめて複数組備えるとともに、該複数組のガス噴出孔の前記給気通路への開口及び遮断を切り換えるガス噴出孔切換装置を備え、さらに前記ガスエンジンの燃焼状態によって前記ガス噴出孔切換装置の作動を制御するコントローラを有してなることを特徴とするガス燃料供給装置を備えたガスエンジン。
  2. 前記ガス噴射装置は、円周方向に沿って前記複数組のガス噴出孔が形成された第1の筒体と、該第1の筒体に嵌合され、該第1の筒体における前記複数組のガス噴出孔の給気通路中への開口及び遮断を切り換える第2の筒体とを有し、前記第1の筒体と第2の筒体とは前記ガス噴出孔切換装置により相対回転可能に構成されてなることを特徴とする請求項1記載のガス燃料供給装置を備えたガスエンジン。
  3. エンジンの失火の有無を検出する失火検出器を備え、前記コントローラは、該失火検出器から入力される失火の有無の検出信号に基づき前記ガス噴出孔切換装置を回転駆動して前記給気通路中に開口するガス噴出孔を切り換えるように構成されたことを特徴とする請求項1記載のガス燃料供給装置を備えたガスエンジン。
  4. エンジンからの排ガス中のNOx(窒素酸化物)量を検出するNOx量検出器を備え、
    前記コントローラは、該NOx量検出器から入力されるNOx量の検出値に基づき前記ガス噴出孔切換装置を回転駆動して前記給気通路中に開口するガス噴出孔を切り換えるように構成されたことを特徴とする請求項1記載のガス燃料供給装置を備えたガスエンジン。
  5. ガス供給通路に接続されるガス噴射装置からガス燃料を給気通路中に噴射することにより形成された混合ガスを燃焼室に供給して燃焼せしめるように構成されたガスエンジンにおいて、前記ガス噴射装置は、前記給気通路中にガス燃料を噴射するガス噴出孔を、これの径及び数を異ならしめて複数組設けた第1の筒体、及び該第1の筒体に嵌合されて該第1の筒体における前記複数組のガス噴出孔の前記給気通路中への開口及び遮断を切り換える第2の筒体を備え、該第1の筒体と第2の筒体とをガス噴出孔切換装置により相対回転可能に構成してなり、エンジンの失火の有無を検出する失火検出器と、エンジンからの排ガス中のNOx(窒素酸化物)量を検出するNOx量検出器と、前記失火検出器から入力される失火の有無の検出信号及び前記NOx量検出器から入力されるNOx量の検出値に基づき前記ガス噴出孔切換装置を回転駆動して前記給気通路中に開口するガス噴出孔を切り換えるコントローラとを備え、前記コントローラは、前記失火検出器から失火の検出信号が入力されたときは径が大きくかつ数の少ないガス噴出孔を前記給気通路中へ開口させ、前記NOx量の検出値が所定の許容量を超えたときは径が小さくかつ数の多いガス噴出孔を前記給気通路中へ開口させるように構成されてなることを特徴とするガス燃料供給装置を備えたガスエンジン。
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