JP6455085B2 - ユニフロー掃気式2サイクルエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、活性ガスと共に燃料ガスを掃気ポートからシリンダ内に吸入するユニフロー掃気式2サイクルエンジンに関する。
船舶の機関としても用いられるユニフロー掃気式2サイクルエンジンは、シリンダにおけるピストンのストローク方向一端側に掃気ポートが設けられ、他端側に排気ポートが設けられている。そして、吸気(給気)行程において掃気ポートから燃焼室に活性ガスが吸入されると、燃焼作用によって生じた排気ガスが、吸入される活性ガスによって排気ポートから押し出されるようにして排気される。
このようなユニフロー掃気式2サイクルエンジンにおいて、気体燃料である燃料ガスを燃料とし、燃焼室に直接燃料ガスを噴射するのではなく、掃気ポート側からシリンダ内に燃料ガスを供給する技術が開発されている。例えば、特許文献1に記載のエンジンにおいては、シリンダの外壁における掃気ポートの上側に、シリンダの周方向に延在する環状のチャンバが形成される。また、ノズル管が、チャンバから掃気ポートの内壁を貫通して掃気ポートの内部まで延在している。チャンバに連通する制御弁が開弁すると、制御弁を通ってチャンバ内に燃料ガスが供給され、チャンバからノズル管を通って掃気ポート内に燃料ガスが噴射する。
特許第3908855号公報
上記の特許文献1に記載の構成では、制御弁を閉弁することで、燃料ガスの噴射を停止する。しかし、チャンバやノズル管内に残留した燃料ガスは、制御弁を閉弁した後も、掃気ポートから噴射されてしまう。すなわち、制御弁が閉弁してから実際に燃料ガスの噴射が完全に停止されるまでに遅延が生じてしまっていた。
本発明は、このような課題に鑑み、燃料ガスの噴射を迅速に停止することが可能なユニフロー掃気式2サイクルエンジンを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のユニフロー掃気式2サイクルエンジンは、内部に燃焼室が形成されるシリンダと、シリンダ内を摺動するピストンと、シリンダにおけるピストンのストローク方向の一端側に設けられ、ピストンの摺動動作に応じて燃焼室に活性ガスを吸入する掃気ポートと、掃気ポートよりもシリンダの径方向外側に設けられ、掃気ポートに吸入される活性ガスに燃料ガスを噴射する燃料噴射部と、を備え、燃料噴射部は、内部と外部を貫通する内孔を有し、内部に燃料ガスが導かれる内管と、内部と外部を貫通する外孔を有し、内部に内管を収容して内管とともに二重管を形成する外管と、内管または外管をストローク方向に移動させて内管と外管との相対位置を変化させ、内孔と外孔とが重なる面積である開口量を変化させる駆動部と、を備えることを特徴とする。
内孔と外孔とが重なって形成される開口領域には、相対的にストローク方向の一端側に位置する小流量開口領域、および、小流量開口領域よりもストローク方向の他端側に位置する大流量開口領域が含まれてもよい。
内孔および外孔は、それぞれ、ストローク方向に離隔して複数設けられ、大流量開口領域を形成する内孔および外孔は、小流量開口領域を形成する内孔および外孔と、それぞれストローク方向に離隔してもよい。
大流量開口領域は、小流量開口領域よりも、内孔と外孔とが長時間重なった状態となってもよい。
大流量開口領域は、小流量開口領域よりも、内孔と外孔とが早期に重なってもよい。
大流量開口領域は、小流量開口領域よりも、内孔と外孔との重なりが遅れて解除されてもよい。
大流量開口領域は、小流量開口領域よりも、開口量が大きくなってもよい。
駆動部は、内管を相対位置の変化方向と平行に付勢する付勢体を有し、内管が、内管に導かれる燃料ガスの圧力によって付勢体の付勢力に抗する方向に押圧されると、燃料ガスの圧力変化によって、内管と外管との相対位置が変化してもよい。
本発明のユニフロー掃気式2サイクルエンジンによれば、燃料ガスの噴射を迅速に停止することが可能となる。
ユニフロー掃気式2サイクルエンジンの全体構成を示す説明図である。 図1における掃気ポート近傍の構成を示す説明図である。 ガス噴射弁を説明するための説明図である。 図2のIV−IV線断面図である。 燃料噴射部を説明するための説明図である。 内管および外管の断面図である。 内孔と外孔の位置関係を説明するための第1の図である。 内孔と外孔の位置関係を説明するための第2の図である。 内管と外管の相対位置の変化を段階的に示す説明図である。 掃気ポートの開度と混合気濃度との関係を説明するための説明図である。 第1変形例における内孔と外孔を説明するための説明図である。 第2変形例における内孔と外孔を説明するための説明図である。 第3変形例における内孔と外孔を説明するための説明図である。 第4変形例における燃料噴射部を説明するための説明図である。 第5変形例における燃料噴射部を説明するための説明図である。 第6変形例における燃料噴射部を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、ユニフロー掃気式2サイクルエンジン100の全体構成を示す説明図である。本実施形態のユニフロー掃気式2サイクルエンジン100は、例えば、船舶等に用いられる。具体的に、ユニフロー掃気式2サイクルエンジン100は、シリンダ110と、ピストン112と、排気ポート114と、排気弁116と、掃気ポート118と、掃気室120と、ガス供給管122と、ガス噴射弁124と、燃料噴射部126と、を含んで構成される。
ユニフロー掃気式2サイクルエンジン100では、ピストン112の上昇行程および下降行程の2行程の間に、排気、吸気、圧縮、燃焼、膨張が行われて、ピストン112がシリンダ110内を摺動する。ピストン112には、ピストンロッド112aの一端が固定されている。また、ピストンロッド112aの他端には、不図示のクロスヘッドが連結されており、クロスヘッドは、ピストン112とともに往復移動する。ピストン112の往復移動に伴いクロスヘッドが往復移動すると、その往復移動に連動して、不図示のクランクシャフトが回転することとなる。
排気ポート114は、ピストン112の上死点より上方のシリンダヘッド110aに設けられた開口部であり、燃焼室128内で生じた燃焼後の排気ガスを排気するために開閉される。排気弁116は、排気弁駆動装置116aによって所定のタイミングで上下に摺動され、排気ポート114を開閉する。排気ポート114が開いているとき排気ポート114を介して排気ガスがシリンダ110から排気される。
掃気ポート118は、シリンダ110の下端側の内周面(シリンダライナ110bの内周面)から外周面まで貫通する孔であり、シリンダ110の全周囲に亘って、複数設けられている。そして、掃気ポート118は、ピストン112の摺動動作に応じてシリンダ110内に活性ガスを吸入する。かかる活性ガスは、酸素、オゾン等の酸化剤、または、その混合気(例えば空気)を含む。
図2は、図1における掃気ポート118近傍の構成を示す説明図である。図2に示すように、掃気ポート118は、シリンダ110のうち掃気室120内に位置する部分に設けられる。掃気室120には、不図示のブロワーによって圧縮された活性ガス(例えば空気)が導かれる。
そのため、ピストン112の摺動動作に応じ、掃気ポート118が開くと、掃気室120とシリンダ110内の差圧をもって、掃気室120から掃気ポート118を通ってシリンダ110内に活性ガスが吸入される。シリンダ110に吸入された活性ガスは、ピストン112によって燃焼室128に導かれることとなる。
ガス供給管122は、燃料ガスが貯留された不図示の燃料タンクおよびガス噴射弁124とそれぞれ連通し、燃料タンクからガス噴射弁124に燃料ガスを導く。
図3は、ガス噴射弁124を説明するための説明図である。図3に示すように、ガス噴射弁124の本体124aの内部には、油圧ピストン130が配されており、油圧ピストン130によって、本体124aの内部に形成された油圧室132とバネ室134が仕切られている。そして、油圧ピストン130は、本体124aの内部を油圧室132側およびバネ室134側に摺動可能となっている。
油圧室132は、作動油管136と連通しており、作動油管136から供給される作動油が充満している。油圧ピストン130は、油圧室132内の作動油によって、図3中、上方向に押圧される。
また、バネ室134には、バネ部材138が配され、油圧ピストン130のうちバネ室134側にバネ部材138が当接している。そして、油圧ピストン130には、作動油による押圧力に抗する向きに、バネ部材138の付勢力が作用している。
したがって、油圧室132に供給される作動油の油圧が強まると、作動油に押圧された油圧ピストン130が本体124a内を、図3中、上側に移動し、油圧が弱まると、バネ部材138の付勢力によって油圧ピストン130が本体124a内を、図3中、下側に移動することとなる。
また、作動油リーク管140が油圧ピストン130まで連通しており、油圧ピストン130の移動に伴って油圧室132から漏出する作動油は、作動油リーク管140を通って本体124aの外部に排出される。
さらに、本体124aの内部のうち、バネ室134よりも、図3中、上側には、ガス供給管122と連通する連通路122aが連結されたガス室142が形成されており、ガス供給管122から燃料ガスが供給される。
ガス噴射弁124の本体124aの一端側には、燃料噴射部126と連通する連通配管148が接続されており、ガス室142は、本体124aの一端に形成された連通口124bを介して連通配管148と連通している。
シャフト144は、一端に形成された弁体部146が連通口124bの外側に位置し、他端側が油圧ピストン130に固定され、ガス室142からバネ室134まで本体124aを貫通する。ガスリーク管150は、バネ室134と連通しており、ガス室142からバネ室134に漏出する燃料ガスは、ガスリーク管150を通って本体124aの外部に排出される。
そして、上記のように油圧ピストン130が油圧に応じて移動すると、弁体部146は、連通口124bを開閉する。こうして、ガス噴射弁124は、油圧によって弁体部146を作動させ、ガス供給管122から連通配管148への燃料ガスの供給を開始または停止させる。
また、図2に示すように、燃料噴射部126は、燃料配管152と駆動部154を有する。燃料配管152は、連通配管148と連通しており、連通配管148から供給された燃料ガスが流通する。駆動部154は、燃料配管152を開閉することで、燃料配管152からの燃料ガスの噴射を制御する。
図4は、図2のIV−IV線断面図である。図4では、理解を容易とするため、燃料配管152の断面は簡略化して示し、燃料配管152の内部構造については後に詳述する。図4に示すように、燃料配管152は、掃気ポート118よりもシリンダ110の径方向外側に設けられ、掃気ポート118に吸入される活性ガスに燃料ガスを噴射する。
ここでは、燃料配管152は、隣り合う掃気ポート118の間におけるシリンダ110の外表面の径方向外側に配置されており、燃料配管152によって活性ガスの流れが阻害され難くなっている。
ここでは、燃料配管152と掃気ポート118が同数、配置されている場合について説明したが、燃料配管152と掃気ポート118の配置数が異なっていてもよく、例えば、2つの掃気ポート118ごとに1つの燃料配管152が設けられていてもよい。
図5は、燃料噴射部126を説明するための説明図である。図5に示すように、燃料配管152は、内管156と外管158で構成される。内管156は、内部に燃料ガスが導かれ、外管158は、内部に内管156を収容して内管156とともに二重管を形成する。
内管156の外径は、外管158の内径より僅かに小さく、内管156の外周面は外管158の内周面と大凡全体的に当接している。また、内管156のうち、図5中、下側の先端は開口しており、外管158の本体158aの内部と内管156の本体156aの内部が連通している。
外管158は、図3に示した連通配管148と連通しており、連通配管148から燃料ガスが供給される。外管158の本体158aの内部に導かれた燃料ガスは、内管156の先端から、内管156の本体156aの内部に流入することとなる。
駆動部154は、2つの油圧室160、162と、2つの油圧室160、162を仕切る油圧ピストン164を備える。また、油圧ピストン164にはシャフト166が固定されており、シャフト166のうち、図5中、下側の先端側には内管156の基端が固定されている。
図5(a)に示す状態から、油圧室160に供給される作動油の油圧が強まると、図5(b)に示すように、シャフト166が、図5中、下側に移動し、それに伴って、内管156が、図5中、下側に移動する。
逆に、図5(b)に示す状態から、油圧室162に供給される作動油の油圧が強まると、図5(a)に示すように、シャフト166が、図5中、上側に移動し、それに伴って、内管156が、図5中、上側に移動する。こうして、駆動部154は、内管156を図5中、上下方向(すなわち、ピストン112のストローク方向)に移動させ、内管156と外管158との相対位置を変化させる。
図6は、内管156および外管158の断面図であり、図5(a)における破線の部分を抽出して、反時計回りに90度回転させて示す。すなわち、図6において、右側がピストン112の下死点側(ストローク方向の一端側)であり、左側がピストン112の上死点側(ストローク方向の他端側)となっている。図6に示すように、内管156は、内管156の本体156aの内部と外部を貫通する内孔174を有し、外管158は、外管158の本体158aの内部と外部を貫通する外孔176を有する。内孔174および外孔176は、それぞれ、ストローク方向(図6中、左右方向)に離隔して複数設けられている。
図6(a)に示すように、内孔174と外孔176が重なると、内管156の内部を流通する燃料ガスが、内孔174および外孔176を通って燃料配管152から噴射され、掃気ポート118に吸入される活性ガスに合流する。
そして、内管156が、ストローク方向に、図6中、左側(ピストン112の上死点側)に移動すると、図6(b)に示すように、全ての内孔174と外孔176が重ならない状態となり、燃料配管152からの燃料ガスの噴射が停止される。このように、駆動部154は、内孔174と外孔176とが重なる面積である開口量を変化させる。その結果、燃料配管152のうち、燃料ガスが噴射する開口部が開閉することから、燃料ガスの噴射を遅延なく迅速に停止することが可能となる。
図7は、内孔174と外孔176の位置関係を説明するための第1の図であり、図6と同じ部位を、図6と同じ向きに配置した外観図を示す。すなわち、図7において、右側がピストン112の下死点側(ストローク方向の一端側)であり、左側がピストン112の上死点側(ストローク方向の他端側)となっている。図7中、破線は、外管158に収容された内管156の輪郭線を示す。
図7に示すように、複数の外孔176は、外管158の貫通方向に垂直な断面形状が円形であって径が同一であるのに対し、複数の内孔174は、ストローク方向の長さが異なる。具体的には、ピストン112の上死点側(図7中、左側)に形成された内孔174の方が、ピストン112の下死点側(図7中、右側)に形成された内孔174よりも、ストローク方向の長さが長い。そして、最も右側の(図7中、左からn番目の)内孔174は、内管156の貫通方向に垂直な断面形状が、外孔176と同一形状となっている。
図7中、左から1〜(n−1)番目までの内孔174は、ストローク方向の両端が外孔176と径が同一の半円弧の形状となっており、2つの半円弧の間は直線形状となっている。この直線形状の部分のストローク方向の長さが、内孔174ごとに異なっている。
そして、隣り合う外孔176の間隔Pは一定となっている。また、内孔174のうち、図7中、左側の半円弧の中心から、対応する外孔176の中心までの間隔Aは、いずれの内孔174と対応する外孔176も、一定となっている。
さらに、図7に示すように、内孔174が対応する外孔176よりも左側に位置して重なり合っていないとき、内孔174のうち、図7中、右側の半円弧の中心から、外孔176の中心までの間隔をBとする。この間隔Bについて、図7中、左からの順番を符号に付して示す。このとき、B<B<B<・・・<Bn−1<Bの関係となっている。
図8は、内孔174と外孔176の位置関係を説明するための第2の図である。図8では、理解を容易とするため、内孔174と外孔176を示す符号を省略し、内孔174をハッチングで示し、外孔176をクロスハッチングで示す。また、図8において、右側がピストン112の下死点側(ストローク方向の一端側)であり、左側がピストン112の上死点側(ストローク方向の他端側)となっている。図8に示すように、内孔174のストローク方向の長さをLとし、図8中、左からの順番を符号に付して示す。
そして、内孔174は、図8中、左隣の内孔174よりも、外孔176の内径dだけ長さLが短い。このとき、外孔176の間隔Pは、外孔176の数nに1を加算した(n+1)と、間隔dの積よりも大きい寸法関係となっている。
全ての内孔174と外孔176とが完全に重なり合った位置Aの状態から、内孔174が、外孔176の内径dだけ、ピストン112の上死点側(図8中、左側)に移動して位置Bの状態となると、左からn番目(一番右側)の内孔174と外孔176が重ならなくなる。
さらに、位置C、位置Dと、内管156が内径dずつ移動すると、図8中、右側の内孔174から、順次、外孔176と重ならなくなっていく。最終的に、位置Xの状態では、すべての内孔174と外孔176が重ならなくなる。
図9は、内管156と外管158の相対位置の変化を段階的に示す説明図である。図9において、右側がピストン112の下死点側(ストローク方向の一端側)であり、左側がピストン112の上死点側(ストローク方向の他端側)となっている。図9(a)に示すように、全ての内孔174と外孔176が重ならない状態から、内管156が、ピストン112の下死点側(図9中、右側)に移動すると、図9(b)に示すように、ピストン112の上死点側(図9中、左側)から1番目の内孔174が外孔176と重なり始める。
さらに、内管156がピストン112の下死点側に移動すると、図9(c)に示すように、ピストン112の上死点側(図9中、左側)から1、2番目の内孔174が外孔176と重なって完全に開口し、3番目の内孔174が外孔176と重なり始める。
内管156の移動が進むと、最終的に、図9(d)に示すように、全ての内孔174が外孔176と重なって完全に開口する。その後、内管156は、折り返し、ピストン112の上死点側に向かって移動し、図9(d)から図9(a)の状態に段階的に遷移する。
このように、内孔174と外孔176は、ピストン112の上死点側(図9中、左側)から順次開口し、全ての内孔174が外孔176と重なって完全に開口した後、ピストン112の下死点側(図9中、右側)から順次閉口していく。
ここで、内管156と外管158が重なり合う部位のうち、相対的にストローク方向の一端側(図9中、右側)に位置し、内孔174と外孔176とが重なって形成される開口領域を、小流量開口領域Osと称する。
また、内管156と外管158が重なり合う部位のうち、小流量開口領域Osよりもピストン112の上死点側(図9中、左側)に位置する開口領域を、大流量開口領域Obと称する。ここでは、小流量開口領域Osおよび大流量開口領域Obは、それぞれ、外孔176を含む、外管158における予め設定された大きさの領域である。
また、大流量開口領域Obを形成する内孔174および外孔176は、小流量開口領域Osを形成する内孔174および外孔176と、それぞれストローク方向に離隔する。
このとき、大流量開口領域Obを形成する内孔174および外孔176は、小流量開口領域Osを形成する内孔174および外孔176よりも、ピストン112の上死点側(図9中、左側)に位置する。そのため、大流量開口領域Obは、小流量開口領域Osよりも、内孔174と外孔176とが長時間重なった状態となる。また、大流量開口領域Obは、小流量開口領域Osよりも、内孔174と外孔176とが早期に重なり、内孔174と外孔176との重なりが遅れて解除される。
図10は、掃気ポート118の開度と混合気濃度との関係を説明するための説明図である。図10中、上下方向は、ピストン112のストローク方向を示し、上側がピストン112の上死点側(ストローク方向の他端側)、下側がピストン112の下死点側(ストローク方向の一端側)に対応する。
掃気ポート118は、図10(a)、(b)にポート開口面積のグラフで示すように、ピストン112の位置によって開口面積が変化する。掃気ポート118が開口し始めるとき、掃気ポート118のうち、ピストン112の上死点側から開口し始め、下死点側が最後に開く。そして、掃気ポート118が閉口し始めるとき、掃気ポート118のうち、ピストン112の下死点側から閉口し始め、上死点側が最後に閉じる。
その結果、掃気空気量(掃気活性ガス量)は、図10(a)、(b)に掃気空気量のグラフで示すように、ポート開口面積に比例して変化することとなる。このとき、図10(b)に示す比較例では、ガス噴射量のグラフで示すように、燃料ガスの噴射量がポート開口面積に比例していない。そのため、図10(b)に混合気濃度のグラフで示すように、掃気ポート118から流入する燃料ガスと活性ガスの混合気の濃度が局所的に濃くなってしまう。
本実施形態では、図10(a)に示すように、ポート開口面積に合わせて内管156が変位する。その結果、掃気ポート118の開口面積が大きくなっていく間、上記のように、ピストン112の上死点側から順次開口し、掃気ポート118の開口面積が小さくなっていくと、ピストン112の下死点側から順次閉口していく。
そのため、図10(a)にガス噴射量のグラフで示すように、燃料ガスの噴射量が活性ガスの量と大凡比例して増減するため、掃気ポート118から流入する燃料ガスと活性ガスの混合気の濃度を大凡一定に保つことが可能となる。
また、上記のように、上死点側に位置する大流量開口領域Obは、下死点側に位置する小流量開口領域Osよりも、内孔174と外孔176とが長時間重なった状態となる。そのため、掃気ポート118のうち、開口時間が長い上死点側において、大流量開口領域Obからの燃料ガスの噴射量を多くし、混合気の濃度の均一化が図れる。
また、上記のように、大流量開口領域Obは、小流量開口領域Osよりも、内孔174と外孔176とが早期に重なり、内孔174と外孔176との重なりが遅れて解除される。そのため、掃気ポート118の開閉により近いタイミングで、大流量開口領域Obおよび小流量開口領域Osにおける内孔174と外孔176を開閉し、燃料ガスを噴射することが可能となる。
図11は、第1変形例における内孔274と外孔276を説明するための説明図である。図11に示すように、第1変形例においては、対応関係にある内孔274および外孔276は、内管156および外管158の貫通方向に垂直な断面形状が同形であって、それぞれ矩形である。そして、内孔274および外孔276は、図11中、上下方向の長さが、上死点側の方が下死点側よりも長い。
図11(a)に示すように、全ての内孔274と外孔276が閉じた状態から、図11(b)に示すように、内孔274と外孔276が重なり合うとき、開口量は、上死点側の方が大きくなる。
すなわち、大流量開口領域Obは、小流量開口領域Osよりも、内孔274と外孔276の重なりの開始から終了まで、常に開口量が大きくなる。そのため、掃気ポート118のうち、相対的に流入する活性ガスの流量が多い上死点側に噴射する燃料ガスの量を増やし、相対的に流入する活性ガスの流量が少ない下死点側に噴射する燃料ガスの量を抑え、混合気の濃度の均一化を図ることが可能となる。
図12は、第2変形例における内孔374と外孔376を説明するための説明図である。図12に示すように、第2変形例においては、1つの外孔376に対して4つの内孔374が設けられている。また、複数の外孔376は、上死点側が最も内径が大きく、下死点側に向かって徐々に内径が小さくなっている。
そして、図12(a)に示す状態において、内孔374は、対応する外孔376に近いものから徐々に内径が大きくなっている。
図12(b)に示すように、内管156が下死点側に移動すると、4つの内孔374の1つが外孔376と重なり合い、さらに内管156が下死点側に移動すると、一旦、内孔374と外孔376との重なり合いが解除された後、次の内孔374と外孔376が重なり合う。このように、1つの外孔376に対して、複数の内孔374が順次、重なり合って、燃料ガスが噴射される。
このとき、外孔376の内径が上死点側の方が大きく、外孔376に重なり合う内孔374の内径が順次、大きくなっていくことから、内管156が下死点側に移動するに従って、上死点側の大流量開口領域Obの方が、小流量開口領域Osよりも、段々、開口面積が大きくなっていく。そして、内管156が折り返して上死点側に移動するに従って、上死点側の開口面積は小さくなっていくこととなる。
図13は、第3変形例における内孔474と外孔476を説明するための説明図である。図13に示すように、第3変形例においては、内孔474および外孔476は、それぞれ1つずつ形成されている。
そして、外孔476のうち、図13中、上下方向の幅は、上死点側から下死点側に向かって漸減している。一方、内孔474のうち、図13中、上下方向の幅は、上死点側から下死点側まで大凡一定となっている。
図13(a)に示すように、内孔474と外孔476が重なり合っていない状態から、図13(b)に示すように、内管156が下死点側に移動すると、内孔474と外孔476が徐々に重なり合っていく。
このとき、外孔476のうち、図13中、上下方向の幅の差から、大流量開口領域Obは、小流量開口領域Osよりも開口量が大きくなる。また、大流量開口領域Obは、上述した実施形態と同様、小流量開口領域Osよりも、内孔474と外孔476とが長時間重なった状態となることから混合気の濃度の均一化が図れる。
さらに、大流量開口領域Obは、小流量開口領域Osよりも、内孔474と外孔476とが早期に重なり、内孔474と外孔476との重なりが遅れて解除されるため、掃気ポート118の開閉により近いタイミングで、大流量開口領域Obおよび小流量開口領域Osにおける内孔474と外孔476を開閉できる。
図14は、第4変形例における燃料噴射部526を説明するための説明図である。上述した実施形態の燃料噴射部126は、内管156の内孔174と外管158の外孔176の重なりによって燃料ガスの噴射を停止させていた。一方、第4変形例においては、図14(a)に示すように、内管156の内孔174と外管158の外孔176の重なりに加えて、弁体部572によっても、燃料ガスの噴射を停止する。
具体的に、燃料噴射部526においては、油圧室162と内管156との間に、図3に示した連通配管148が連通するガス室568が形成されており、連通配管148から燃料ガスが供給される。ガス室568は、外管158の本体158aの内部に連通している。
シャフト166のうち、ガス室568に配された部位には弁体部572が形成されており、シャフト166の移動に伴って、弁体部572がガス室568と外管158との連通部分を開閉する。
また、内管156は、基端側がテーパ面556bとなっており、テーパ面556bの外径は、外管158の内径よりも小さく形成される。テーパ面556bには、連通孔556cが設けられ、連通孔556cを介して、外管158の本体158aの内部と内管156の本体156aの内部が連通している。
図14(b)に示すように、弁体部572が開くと、内管156の連通孔556cを介して、外管158の本体158aの内部に導かれた燃料ガスが、内管156の本体156aの内部に流入することとなる。
バネ部材570は、ガス室568に配され、図14(b)に示すように、弁体部572が開くと、弁体部572を閉じる方向に弁体部572に付勢力を作用させることで、油圧によるシャフト166の移動を補助する。
このように、燃料噴射部526においては、内管156の内孔174と外管158の外孔176の重なりに加えて、弁体部572によっても、燃料ガスの噴射を停止することから、燃料噴射部526からの燃料ガス漏出を確実に回避できる。
図15は、第5変形例における燃料噴射部626を説明するための説明図である。上述した第4変形例の燃料噴射部526は、燃料配管152に対し、ガス室568が油圧室160、162と同じ側に配置され、1つのシャフト166によって、内管156と弁体部572が同時に移動した。
一方、第5変形例では、図15に示すように、内管156および油圧ピストン164に固定されたシャフト666aと、弁体部672が設けられたシャフト666bが別体に設けられている。シャフト666bは、不図示の油圧機構によって、油圧ピストン164とは独立して、図15中、上下方向に移動し、弁体部672を開閉する。
図16は、第6変形例における燃料噴射部726を説明するための説明図である。上述した実施形態の燃料噴射部126は、油圧によって内管156を移動させていた。一方、第6変形例においては、図16に示すように、油圧機構を搭載していない。
外管758のうち、図16中、上側の端部には、内部に突出する突出部758aが形成されている。突出部758aは、外管758のうち、内管756が収容されている部位よりも、図16中、上側に配されるとともに、一部が内管756側に延在し、内管756のうち、図16中、上側の内部に形成されたガイド溝756aに嵌合する。突出部758aおよびガイド溝756aによって、内管756が外管758に対して相対的に回転する移動を規制されるものの、図16中、上下方向に内管756が移動可能となっている。
内管756のうち、図16中、下側の端部は閉塞しており、内管756の外側からバネ部材770(付勢体)の一端が固定されている。バネ部材770の他端は、調整部材780に固定されており、ナットNの締め付けによって、調整部材780の位置を調整することで、バネ部材770の他端における弾性変形の方向の位置が調整可能となっている。
そして、バネ部材770は、内管756を、外管758に対する相対位置の変化方向と平行な方向(ここでは、図16中、上側)に押圧(付勢)する付勢力を作用させる。
また、バネ部材770が配置されるバネ室782は、掃気室120と連通しており、圧縮された活性ガスの圧力によって内管756が、図16中、上側に押圧される。一方、内管756の内部には、燃料ガスが供給されており、内管756は、燃料ガスの圧力によって、図16中、下側に押圧される。
図16(a)に示す状態から、内管756が、内管756に導かれる燃料ガスの圧力によってバネ部材770の付勢力および活性ガスの圧力による押圧力に抗する方向(図16中、下方向)に押圧されると、燃料ガスの圧力変化によって、図16(b)に示すように、内管756と外管758との相対位置が変化する。
このように、第6変形例においては、燃料噴射部726に油圧機構を設ける必要がなく、燃料ガスの圧力によって内管756と外管758との相対位置を変化させることができ、コストを低減することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態および変形例では、内管156、756を移動させて内管156、756と外管158、758との相対位置を変化させる場合について説明した。しかし、外管158、758を移動させて内管156、756と外管158、758との相対位置を変化させてもよい。
また、上述した第3変形例では、内孔474および外孔476がそれぞれ一つずつ設けられる場合について説明した。しかし、上述した実施形態および他の変形例のように、内孔174、274、374、および、外孔176、276、376をそれぞれストローク方向に離隔して複数設ければ、内管156、756や外管158、758の強度低下を抑えることが可能となる。
また、上述した実施形態および変形例では、駆動部154は、ストローク方向に内管156、756を移動させる場合について説明したが、内管156、756または外管158、758を、ストローク方向以外の方向、例えば、内管156、756の周方向に回転させてもよい。ただし、内管156、756または外管158、758を、ストローク方向に移動させることで、構造を簡易化してコストを削減することが可能となる。
本発明は、活性ガスと共に燃料ガスを掃気ポートからシリンダ内に吸入するユニフロー掃気式2サイクルエンジンに利用することができる。
Ob 大流量開口領域
Os 小流量開口領域
100 ユニフロー掃気式2サイクルエンジン
110 シリンダ
112 ピストン
118 掃気ポート
126 燃料噴射部
154 駆動部
156 内管
158 外管
174 内孔
176 外孔
274 内孔
276 外孔
374 内孔
376 外孔
474 内孔
476 外孔
526 燃料噴射部
626 燃料噴射部
726 燃料噴射部
756 内管
758 外管
770 バネ部材(付勢体)

Claims (8)

  1. 内部に燃焼室が形成されるシリンダと、
    前記シリンダ内を摺動するピストンと、
    前記シリンダにおける前記ピストンのストローク方向の一端側に設けられ、該ピストンの摺動動作に応じて前記燃焼室に活性ガスを吸入する掃気ポートと、
    前記掃気ポートよりも前記シリンダの径方向外側に設けられ、該掃気ポートに吸入される前記活性ガスに燃料ガスを噴射する燃料噴射部と、
    を備え、
    前記燃料噴射部は、
    内部と外部を貫通する内孔を有し、該内部に燃料ガスが導かれる内管と、
    内部と外部を貫通する外孔を有し、該内部に前記内管を収容して該内管とともに二重管を形成する外管と、
    前記内管または前記外管を前記ストローク方向に移動させて該内管と外管との相対位置を変化させ、前記内孔と前記外孔とが重なる面積である開口量を変化させる駆動部と、
    を備えることを特徴とするユニフロー掃気式2サイクルエンジン。
  2. 前記内孔と前記外孔とが重なって形成される開口領域には、相対的に前記ストローク方向の一端側に位置する小流量開口領域、および、該小流量開口領域よりも該ストローク方向の他端側に位置する大流量開口領域が含まれることを特徴とする請求項1に記載のユニフロー掃気式2サイクルエンジン。
  3. 前記内孔および前記外孔は、それぞれ、前記ストローク方向に離隔して複数設けられ、
    前記大流量開口領域を形成する前記内孔および前記外孔は、前記小流量開口領域を形成する該内孔および該外孔と、それぞれ該ストローク方向に離隔することを特徴とする請求項2に記載のユニフロー掃気式2サイクルエンジン。
  4. 前記大流量開口領域は、前記小流量開口領域よりも、前記内孔と前記外孔とが長時間重なった状態となることを特徴とする請求項2または3に記載のユニフロー掃気式2サイクルエンジン。
  5. 前記大流量開口領域は、前記小流量開口領域よりも、前記内孔と前記外孔とが早期に重なることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のユニフロー掃気式2サイクルエンジン。
  6. 前記大流量開口領域は、前記小流量開口領域よりも、前記内孔と前記外孔との重なりが遅れて解除されることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のユニフロー掃気式2サイクルエンジン。
  7. 前記大流量開口領域は、前記小流量開口領域よりも、前記開口量が大きくなることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載のユニフロー掃気式2サイクルエンジン。
  8. 前記駆動部は、
    前記内管を前記相対位置の変化方向と平行に付勢する付勢体を有し、
    前記内管が、該内管に導かれる燃料ガスの圧力によって前記付勢体の付勢力に抗する方向に押圧されると、該燃料ガスの圧力変化によって、該内管と前記外管との相対位置が変化することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のユニフロー掃気式2サイクルエンジン。
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