JP4101413B2 - 電源部分離型ブースタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアンテナで受信したテレビ信号等を増幅してから受信機に供給するブースタ装置に係り、特に、受信信号を増幅する増幅部とブースター装置の電源部とを着脱自在に分離できる構成とし、両者を一体型にして使用することも両者を分離して使用することも可能な電源部分離型ブースタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アンテナで受信したテレビ信号を増幅するブースタ装置を、機構的に電源部と増幅部とに分離可能にし、両者を一体にして使用することも、両者を分離して使用することもできるようにした従来技術として、実開昭57‐31885号,実開昭57‐53695号,実開昭57‐2741号などがある。
【0003】
これらの従来技術では、電源回路を収納した筐体(これを電源部という)と、増幅回路を収納した筐体(これを増幅部という)とを、着脱可能な構造とし、ブースタ装置全体を屋内に設置するときは両筐体を接合して一体型にし、増幅部を屋外に設置するときは、両筐体を分離し、増幅部を屋外のアンテナ近辺に取り付けると共に電源部を屋内に設置し、両者間をケーブルにより接続するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術は、2つの筐体間の接合・分離の機構的な構造に関するのみであり、電源部と増幅部との電気的な接続については給電線で行うという程度の記載しかない。このため、一体型にして屋内で使用する場合、両筐体を機構的に接合しても、これとは別に、電源部と増幅部とを電気的に接続するために渡し配線作業が必要となる。しかも、この電気配線が筐体外部に露出すると、美観を損ねるという問題もある。
【0005】
更に、一体型にして電気配線を施すとき、慎重に作業を行わないと、テレビ信号の増幅された高周波信号が増幅部の入力側に帰還するパスができて増幅部が発振してしまい、安定な動作が期待できないという問題がある。ブースタ装置の増幅部を屋外に設置する場合は、電気的知識を持たない一般ユーザが自分でアンテナ近くに設置するということは稀であるが、一体型で使用するブースタ装置を屋内に設置する場合は一般ユーザが自分で設置する場合が多く、斯かる場合にも、メーカーは、安定な動作を保証するブースタ装置を提供する必要がある。
【0006】
本発明の目的は、電気配線を外部に露出することなく電源部と増幅部の電気的、機構的結合が行え、かつ美観を損ねることのない電源部分離型ブースタ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、安定な動作を行う電源部分離型ブースタ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、一体型で使用するときの渡し配線作業を不要とする電源部分離型ブースタ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、増幅回路1aを収納した増幅用筐体1には、信号入力端子11と、信号出力兼電源入力端子12とを備えさせ、
電源回路2aを収納した電源用筐体2には、
上記増幅用筐体1における信号入力端子11に対して着脱自在にした信号出力端子24と、上記増幅用筐体1における信号出力兼電源入力端子12に対して着脱自在にした信号入力兼電源出力端子25とを備えさせ、
上記増幅用筐体1と、上記電源用筐体2とを、上記増幅用筐体1の信号入力端子11と上記電源用筐体2の信号出力端子24及び
上記増幅用筐体1の信号出力兼電源入力端子12と上記電源用筐体2の信号入力兼電源出力端子25とを着脱自在に接離させることによって、両者の一体的な接合と分離を可能に構成した電源部分離型ブースタ装置において、
上記電源用筐体2には、さらに第2の信号入力兼電源出力端子21と、第2の信号出力端子22とを備えさせ、
上記電源用筐体2には、上記増幅用筐体1と上記電源用筐体2とを一体に接合したとき、相互に接続される上記信号入力兼電源出力端子25と信号出力兼電源入力端子12を通して、上記増幅回路1aに電力を供給することができるように、信号入力兼電源出力端子25に接続された電源回路2aを備えさせ、
上記電源用筐体2の内においては、上記信号出力端子24と第2の信号入力兼電源出力端子21とを高周波信号の通過を可能に接続する第1内部配線31及び上記信号入力兼電源出力端子25と第2の信号出力端子22とを高周波信号の通過を可能に接続する第2内部配線34を備えさせ、
上記第1内部配線と上記第2内部配線との間は、上記電源用筐体2と上記増幅用筐体1とを分離した状態において上記第1内部配線と上記第2内部配線との間を、第2の信号入力兼電源出力端子21から第2の信号出力端子22に向けての高周波信号と、上記電源回路2aから上記第2の信号入力兼電源出力端子21に向けての電力の通過を可能に切替スイッチ機構を介して接続して、
上記電源用筐体2から分離した状態の上記増幅用筐体1における信号入力端子11に入力された信号を増幅して信号出力兼電源入力端子12から第2の信号入力兼電源出力端子21に対して、それらの間に配設されるケーブル5を通して高周波信号が送れる状態においては、上記電源回路2aからの電力を上記増幅用筐体1の信号出力兼電源入力端子12を介して上記増幅回路1aに供給できるようにしてある。
【0008】
また好ましくは、前記切替スイッチ機構は、上記電源用筐体2と上記増幅用筐体1とを接合したときに該切替スイッチ機構内の共通接点をアースに接続する手段を備えさせるとよい。
【0009】
また好ましくは、上記増幅用筐体1の信号入力端子11および信号出力兼電源入力端子12を凸部形状または凹部形状に形成し、
該凸部形状または凹部形状に嵌合すると共に電気接続端子の機能を持った凹部形状または凸部形状の信号出力端子24と信号入力兼電源出力端子25とを上記電源用筐体2に形成し、
上記増幅用筐体1の凸部形状または凹部形状の端子と、上記電源用筐体2の凹部形状または凸部形状の端子とを嵌合させることで両者を機構的に一体に接合すると同時に電気的にも接続する構成にするとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電源部分離型ブースタ装置を分離して使用する場合の構成図であり、図2は図1に示す電源部分離型ブースタ装置を一体に接合して使用する場合の構成図である。
【0011】
両図において、通常知られている構成の増幅回路1aを内蔵する増幅部1(増幅回路 1a を収納した増幅用筐体1ともいう)と、通常知られている構成の電源回路2aを内蔵する電源部2(電源回路 2a を収納した電源用筐体2ともいう)とは、分離可能な構造となっている。増幅部1の筺体1bには、信号入力端子としての凸部11と、信号出力兼電源入力端子としての凸部12が設けられている。電源部2の筺体2bにも、第2の信号入力兼電源出力端子の凸部21と、第2の信号出力端子の凸部22とが設けられている。更に、電源部2には、増幅部1と機構的に接合する面23に、増幅部1の凸部11,12と夫々嵌合する凹部24,25が設けられている。
【0012】
この電源部2の増幅部1と接合する面23の四周には切欠状の段部が形成され、そこには化粧カバー26が押釦スイッチ40、凹部24,25を保護する被せ付け状態で嵌合させてある。なお、カバーに代えて、壁26を立設し、面23と四周の壁26とで構成される凹状空間に、増幅部1の底側の一部が埋込状挿入される構成にしてもよい。この壁26は、凹部24,25と後述する押釦スイッチ40とを保護する機能を果たすと共に、美観を良くするための化粧カバーの機能も果たす。尚、図中の42は、電源部2の動作確認用パイロットランプ(LED)の存在を示すものである。
【0013】
凸部11,12,21,22と、凹部24,25は、すべて電気端子としても機能しており、凸部と凹部とが機構的に嵌合したり、あるいは凸部にケーブル等が機構的に接続されると、同時に電気的にも接続される構成となっている。凸部11,12,21,22はすべて同様の構造となっており、凹部24,25も対応させて同様の構造になっている。
【0014】
図3は、凸部11と、凹部24の断面図である。増幅部1に突設される凸部11およびこれに嵌合する電源部2の凹部24は、共に周知のアンテナ接続用のコネクタに係わる技術で構成される。凸部11は、増幅部1の筐体1bに固定された金属製の円柱状支持部材11aを有する。この支持部材11aの外周部にはネジ11bが螺刻されており、この凸部11にアンテナ3に連なる同軸ケーブル4等の周知のコネクタを着脱自在に接続するときはこのネジ11bを利用してケーブルを固定することになる。11gは周知のように筺体内(又は外部)にて凸部11を筺体に着脱自在に止着する部材(ナット或はかしめ部材)の存在を示す。
【0015】
円柱状支持部材11aの内部には、合成樹脂製の電気絶縁材11cが収納され、その内部空間11d内に、2枚の板バネ状の電気接続端子11eが対向して収納固定されており、支持部材11a及び電気絶縁材11cの開口端11fから挿入された棒状の接続端子を両電気接続端子11eで挟むことで、電気的な接続がなされる。
【0016】
信号出力端子である凹部24は、電源部2の筐体2bに対し、周知のように前述のナット等を用いて着脱自在に固定された金属製の円筒状支持部材24aを有する。この円筒状支持部材24aの内側24cは、丁度、凸部11の円柱状支持部材11aが内部にピッタリ嵌合する大きさとなっており、支持部材11aのネジ11bを利用しなくても支持部材11aを固定できる。円筒状支持部材24a内には、前述した板バネ状の電気接続端子11eに挟まれる棒状の接続端子24bが設けられている。この接続端子24bは、円筒状支持部材24a内に固定された合成樹脂製の電気絶縁材24cを貫通する様に設けられ、周囲の金属から絶縁されている。
【0017】
このように、凸部11,12,21,22と凹部24,25が、夫々電気端子としても機能する構成としたため、ブースタ装置を分離して使用する場合には、図1に示すように、アンテナ3を増幅部1の信号入力用の凸部11に対し、ケーブル4の先端に付されるコネクタを利用して接続し、増幅部1の信号出力用の凸部12を電源部2の信号入力用の凸部21に対してケーブル5及びそれの両端に付されている周知のコネクタを用いて接続し、電源部2の信号出力用の凸部22を、図示しないテレビなどの受像機に接続すれば済む。
【0018】
また、ブースタ装置を一体型にして使用する場合には、図2に示す様に、増幅部1の凸部11,12と電源部2の凹部24,25とを嵌合させ、アンテナ3を電源部2の信号入力用の凸部21に対し、周知コネクタ付のケーブル6を用いて接続し、信号出力用の凸部22をテレビ等の受像機に接続すれば済むようになっている。尚、以下、凸部11,12,21,22、凹部24,25と言う代わりに、電気端子11,12,21,22,24,25とも言う。
【0019】
上述した様に、本実施形態に係るブースタ装置は、これを図2に示す如く一体型にして使用する場合、単に増幅部1を電源部2に機構的に接合すれば電気的接続について配慮しなくてもよい構成にしてあるが、それは、電源部2内に、切替スイッチ機構を設けているためである。以下、この切替スイッチ機構について詳述する。
【0020】
電源部2の内部においては、前記増幅部1と前記電源部2とを一体に接合したとき前記電源部2の信号入力端子21と前記増幅部1の信号入力端子11とを電気的に接続する第1内部配線31および前記電源部2の信号出力端子22と前記増幅部1の信号出力兼電源入力端子12とを電気的に接続する第2内部配線34とを備えさせた。例えば、図1に示されるように電気端子24は、電気端子21に対して配線31により直接接続されている。電源接続点32と電気端子22との間には電源カットコンデンサ33が接続され、電源接続点32と電気端子25とは配線34により接続されている。電源回路2aには商用電源に接続されるプラグ36を通して100Vが供給され、電源回路2aは、DC15VまたはAC24Vを生成して出力する。この電源回路2aの出力は、チョークコイル37を介して電源接続点32に出力される。
【0021】
切替スイッチ機構として例示するスイッチ回路38は、配線31に接続された接点38aと、アースに接続された接点38bと、共通接点38cとを備える。スイッチ回路39は、配線34に接続された接点39aと、アースに接続された接点39bと、共通接点39cとを備える。そして、両スイッチ回路38,39の共通接点38c,39c同士が共通に接続されている。共通接点38cは接点38aまたは接点38bに切替接続され、共通接点39cは接点39aまたは接点39bに切替接続されるが、この共通接点38c,39cの切替は、連動的、順位的に行われ、駆動は機械的に或は磁力を用いたりして行われる。
【0022】
共通接点38c,39cの切替を行うのは、電源部2の増幅部1に接合する面23に突設された被動物としての押釦スイッチ40であり、この押釦スイッチ40は図示しない弾発バネにより面23から突出する方向に付勢されており、突出した状態では、共通接点38c(39c)は接点38a(39a)と接続されているが、任意の手動又は増幅用筺体1bによって押釦スイッチ40が弾発バネに抗して押し込まれると、共通接点38c(39c)は、接点38b(39b)に切替接続され、アースに接続される。なお共通接点38c(39c)の駆動は、手動によるスライドスイッチの進退動等であってもよい。
【0023】
上述した構成の切替スイッチ機構を備える電源部分離型ブースタを図1に示す様に分離して使用した場合には、電源部2の電源回路2aの出力電力は、チョークコイル37を通して電源接続点32に供給されるが、電源カットコンデンサ33により、電気端子22からテレビ受像機側には流れない。電源接続点32に供給された電力は、配線34→切替接点39a→共通接点39c→共通接点38c→切替接点38a→配線31→電源出力端子としての電気端子21→ケーブル5と流れ、電気端子12から周知の電力供給回路、例えばダイオードとチョークコイルの直列回路(図示外)等を通して増幅部1に供給される。
【0024】
アンテナ3で受信された信号は、信号入力端子としての電気端子11から増幅部1内に入り、増幅回路1aにより増幅された後、前述した経路とは逆の経路を辿って、電源接続点32に至る。しかし、この信号は高周波信号であるためチョークコイル37には流れず、電源カットコンデンサ33を通り、信号出力端子としての電気端子22からテレビ受像機に入力される。
【0025】
電源部分離型ブースタ装置を一体にして使用した場合には、図2に示す様に、電源部2の電源回路2aから出力される電力は、チョークコイル37→電源接続点32→配線34と流れ、嵌合状態により一体になっている電源出力端子としての電気端子25から直接電気端子12に入り、増幅部1に供給される。
【0026】
アンテナ3で受信された信号は、ケーブル6を通して上記電源出力端子を兼ねる信号入力用端子としての電気端子21に入り、配線31を通り、嵌合状態により一体になっている電気端子24及び電気端子11を通って増幅部1に入力され、増幅回路1aで増幅される。そして、増幅された信号は嵌合状態で一体になっている電気端子12及び上記電源出力端子を兼ねる信号入力用端子としての電気端子25を通り、配線34から電源カットコンデンサ33を通して電気端子22に流れ、テレビ受像機に入力される。
【0027】
このとき、共通端子38c,39cは共にアースに接続された端子38b,39bに切替接続されているので、共通端子38cと共通端子39cとを接続する線路を介して増幅信号が増幅回路1aの入力側に戻ることはなく、これに起因する増幅回路1aの発振を回避でき、安定な動作が保証される。
【0028】
以上述べた実施形態では、機構的嵌合と電気的な接続を同時に行う部材として、増幅部1に凸部11,12を設け、電源部2に凹部24,25を設けたが、勿論、増幅部1側に凹部を設け、電源部2側に凸部を設ける構成とすることも可能である。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、増幅用筐体1と、電源用筐体2とを接合して使用する場合には、信号入力端子 11 と信号出力端子 24 が、また信号出力兼電源入力端子 12 と信号入力兼電源出力端子 25 が夫々接続され、増幅用筐体1から電源用筐体2に向けての高周波信号経路と、電源用筐体2から増幅用筐体1に向けての増幅回路 1a 作動用の電力の経路が、増幅用筐体1と、電源用筐体2との接合部分にできるものであるから、増幅用筐体1と、電源用筐体2との間には外部に露出する渡し配線を不要とする特長があり、外部に配線が露出せずに美観が保たれる効果がある。更に、
【0030】
例えば増幅用筐体1を屋外のアンテナ3の近くにおいて増幅機能を作動させたいときに、増幅用筐体1と、電源用筐体2とを分離すると、信号入力兼電源出力端子 25 と信号出力兼電源入力端子 12 との接続は遮断される(電源用筐体2から増幅用筐体1に向けての増幅回路 1a 作動用の電力の経路は遮断される)のであるがしかし、本発明にあっては、上記電源用筐体2内の切替スイッチ機構の働きにより、電源回路 2a からの電力は第2の信号入力兼電源出力端子 21 に向い、そこから、上記増幅用筐体1の信号出力兼電源入力端子 12 から第2の信号入力兼電源出力端子 21 に対して高周波信号を送る為のケーブル5を通って、上記増幅用筐体1の信号出力兼電源入力端子 12 に至り、上記増幅回路 1a に対して電力を供給できるようにしてあるから、分離した後の増幅用筐体1における増幅回路 1a に対して別途の電源を用意しなくても、増幅用筐体1における増幅回路 1a を、上記電源用筐体2における電源回路 2a を活用して作動させることができる経済効果がある。
【0031】
しかも、電源用筐体2における端子と、増幅用筐体1における端子には、夫々第2の信号入力兼電源出力端子 21 と、信号出力兼電源入力端子 12 が備えられているので、電源用筐体2から増幅用筐体1に向けての電力の供給は、上記高周波信号伝送用の1本のケーブル5を兼用して伝送することができ、余分なケーブルを不要とする経済的効果がある。
【0032】
更に、一体型にしたときに切替スイッチ機構をアースに接続する場合には、増幅部で増幅された信号が増幅部の入力側に帰還することがなく、ブースタ装置の動作が安定する。また、
【0033】
機構的な接合を行う凸部,凹部に電気接続端子機能を持たせたため、機構的接合と電気的な接続を同時にワンタッチで行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電源部分離型ブースタ装置を分離して使用する場合の接続図である。
【図2】 図1に示す電源部分離型ブースタ装置を一体型にして使用する場合の接続図である。
【図3】 図1に示す凸部と凹部の断面図である。
【符号の説明】
1…増幅部、1a…増幅回路、2…電源部、2a…電源回路、3…アンテナ、4,5,6…ケーブル、11…凸部(増幅部の信号入力端子)、12…凸部(増幅部の信号出力兼電源入力端子)、、21…凸部(電源部の第2の信号入力兼電源出力端子)、22…凸部(電源部の第2の信号出力端子)、23…接合面、24…凹部(電源部の信号出力端子)、25…凹部(電源部の信号入力兼電源出力端子)、26…壁(化粧カバー)、31…第1内部配線、34…第2内部配線、33…電源カットコンデンサ、37…チョークコイル、38,39…スイッチ、38a,39a…切替接点、38b,39b…アースに接続された切替接点、38c,39c…共通接点、40…押釦スイッチ。

Claims (3)

  1. 増幅回路( 1a )を収納した増幅用筐体(1)には、増幅回路( 1a )に接続されている信号入力端子(11 、増幅回路( 1a )に接続されている信号出力兼電源入力端子(12 とを備えさせ
    電源回路( 2a )を収納した電源用筐体(2)には、
    上記増幅用筐体(1)における信号入力端子( 11 )に対して着脱自在にした信号出力端子( 24 )と、上記増幅用筐体(1)における信号出力兼電源入力端子( 12 )に対して着脱自在にした信号入力兼電源出力端子( 25 )とを備えさせ、
    上記増幅用筐体(1)と、上記電源用筐体(2)とを、上記増幅用筐体(1)の信号入力端子( 11 )と上記電源用筐体(2)の信号出力端子( 24 )及び
    上記増幅用筐体(1)の信号出力兼電源入力端子( 12 )と上記電源用筐体(2)の信号入力兼電源出力端子( 25 )とを着脱自在の接離を可能にして、
    上記増幅用筐体(1)と、上記電源用筐体(2)との一体的な接合と分離を可能に構成した電源部分離型ブースタ装置において、
    上記電源用筐体(2)には、さらに第2の信号入力兼電源出力端子( 21 )と第2の信号出力端子( 22 )とを備えさせ、
    上記電源用筐体(2)には、上記増幅用筐体(1)と上記電源用筐体(2)とを一体に接合したとき、相互に接続される上記信号入力兼電源出力端子( 25 )と信号出力兼電源入力端子( 12 )を通して、上記増幅回路( 1a )に電力を供給することができるように、信号入力兼電源出力端子( 25 )に接続された電源回路( 2a )を備えさせ、
    上記電源用筐体(2)の内においては、上記信号出力端子( 24 )と第2の信号入力兼電源出力端子( 21 )とを高周波信号の通過を可能に接続する第1内部配線 31 及び上記信号入力兼電源出力端子( 25 )と第2の信号出力端子( 22 )とを高周波信号の通過を可能に接続する第2内部配線 34 を備えさせ、
    上記第1内部配線と上記第2内部配線との間は、上記電源用筐体(2)と上記増幅用筐体(1)とを分離した状態において上記第1内部配線と上記第2内部配線との間を、第2の信号入力兼電源出力端子( 21 )から第2の信号出力端子( 22 )に向けての高周波信号と、上記電源回路( 2a )から上記第2の信号入力兼電源出力端子( 21 )に向けての電力の通過を可能に切替スイッチ機構を介して接続して
    上記電源用筐体(2)から分離した状態の上記増幅用筐体(1)における信号入力端子( 11 )に入力された信号を増幅して信号出力兼電源入力端子( 12 )から第2の信号入力兼電源出力端子( 21 )に対して、それらの間に配設されるケーブル(5)を通して高周波信号が送れる状態においては、上記電源回路( 2a )からの電力を上記増幅用筐体(1)の信号出力兼電源入力端子( 12 )を介して上記増幅回路( 1a )に供給できるようにしてあることを特徴とする電源部分離型ブースタ装置。
  2. 前記切替スイッチ機構は、上記電源用筐体(2)と上記増幅用筐体(1)とを接合したときに該切替スイッチ機構内の共通接点をアースに接続する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の電源部分離型ブースタ装置。
  3. 上記増幅用筐体(1)信号入力端子( 11 および信号出力兼電源入力端子( 12 を凸部形状または凹部形状に形成し、
    該凸部形状または凹部形状に嵌合すると共に電気接続端子の機能を持った凹部形状または凸部形状の信号出力端子( 24 信号入力兼電源出力端子( 25 とを上記電源用筐体(2)に形成し、
    上記増幅用筐体(1)の凸部形状または凹部形状の端子と、上記電源用筐体(2)の凹部形状または凸部形状の端子とを嵌合させることで両者を機構的に一体に接合すると同時に電気的にも接続する構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電源部分離型ブースタ装置。
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