JP2003264041A - ウォールプレート組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気機能を組込んだウォールプレート組立体
を得る。 【解決手段】 ウォールプレート組立体は、ウォールプ
レート２０及びトッププレート３０を有し、ウォールプ
レート２０は、壁面の電気ソケット１２，１４を露出す
る開口２２とエンボス領域及び／又はデボス領域２１，
２３とを具え、トッププレート３０は、電気プラグの突
片を収容するアパーチャ５２，５３，５４を有するコン
セント面５０，５１と、ウォールプレート２０のエンボ
ス領域及び／又はデボス領域２１，２３に掛合するエン
ボス領域及び／又はデボス領域と、電気回路とを具え、
コンセント面５０，５１の各アパーチャ５２，５３，５
４内には電気回路に接続した電気接点を設ける。電気プ
ラグの突片を挿入すると、プラグの突片がアパーチャ内
の接点に接続し、プラグを接続した電気機器だけでな
く、トッププレート３０内の電気回路にも電力が供給さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ウォールプレート
組立体であって、この組立体内に直接組み込んだ電気機
能を有すると共に、コンセントに差し込まれた電気機器
に電力を供給するコンセントのカバープレートとしての
役割も果たすウォールプレート組立体に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】電気壁面コンセントは、代表的には、２
個のコンセントソケットを壁沿いに有する二連式の収容
部として設けられており、このため２個を超える電気機
器を特定の箇所にプラグインする必要がある場合には、
これら２個のコンセントソケットの一方に複数口のコン
セントアダプタ又は電源コードをプラグインして、追加
の電気機器に対応する必要がある。

【０００３】しばしば、夜間ライト又はサージ保護器の
ようなある種の電気装置をコンセントソケットにプラグ
インし、その装置を常時そこに保ち、代表的な二連式コ
ンセントにおいて一方のソケットのみを他の電気機器に
給電し得るように事実上残しておくことが望ましい。従
って、このような装置により得られる電気機能をウォー
ルプレート自体に直接組み込み、並列コンセントアダプ
タ又は電源コードを使用する必要なく、双方のコンセン
トソケットを空いている状態に保ち２個の電気プラグを
収容するようにすると望ましい。

【０００４】米国特許第５，３８４，４２８号は、サー
ジ保護器を内蔵した統合ウォールプレートの例を開示し
ている。開示されたウォールプレートは、サージ保護回
路と、２個のコンセント収容カバーとを設けたもので、
これらカバーは電気ウォールボックスに設けられている
元のコンセント収容部とほぼ同じ外観としている。複数
のＪ字状のブレードを、サージ保護回路に接続し、且つ
電気プラグの突片を挿入する、少なくとも一方の収容カ
バーのアパーチャのそれぞれに少なくとも部分的に横切
らせる。プラグをコンセント収容カバー内に挿入する
と、プラグの突片がＪ字状のブレードと接触することに
より電気接続が確立し、これら突片により元のコンセン
ト収容部から流れる電気が、サージ保護回路を通じて流
れ、さらに、プラグを接続した電力動作機器にも流れ
る。

【０００５】しかし、アンダーライターラボラトリー
（Ｕｎｄｅｒｗｒｉｔｅｒ Ｌａｂｏｒａｔｏｒｙ）
（ＵＬ）の基準が最近変更され、プラグの突片をコンセ
ント収容部に挿入したときに、標準コンセントプラグ
が、電気ウォールボックスに設けたコンセント収容部上
に完全に着座することのできるように、コンセントウォ
ールプレートを構成することが必要になった。前記米国
特許のウォールプレートは、元のコンセント収容部を収
容カバーにより覆っているため、新しいＵＬ基準に適合
していない。従って、壁面コンセントの収容部のいずれ
もふさぐことなく上述した機能を行うことができ、且つ
現在のＵＬ基準に応じたウォールプレートが必要とされ
ている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ウォ
ールプレート組立体を得るにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、電気コンセント上に取付けることができ、且
つこのコンセントの電気ソケットの周囲に位置するよう
にした少なくとも１個の開口と、さらに、少なくとも１
個のエンボス領域及び／又はデボス領域とを有するウォ
ールプレートと、トッププレートとを有するウォールプ
レート組立体において、トッププレートには、電気プラ
グの突片を収容する複数の開口を有するコンセント面
と、ウォールプレートの少なくとも１個のエンボス領域
及び／又はデボス領域に対応するような寸法に成形し、
このエンボス領域及び／又はデボス領域と掛合するよう
にした少なくとも１個のエンボス領域及び／又はデボス
領域と、電気回路と、コンセント面の各開口内に突出し
ており、電気回路に接続した少なくとも１個の電気接点
とを設け、プラグの突片をコンセント面の開口を通じて
電気ソケット内に挿入することにより、電気プラグをコ
ンセントの電気ソケットに接続すると、プラグの突片
が、電気接点のそれぞれに接続されて、これら電気接点
に接続してある電気回路に電力が供給されるようになっ
ていることを特徴とする。本発明の第１の実施例は、ウ
ォールプレート組立体であって、二連式壁面コンセント
のいずれもふさぐことなく機能的特徴を動作可能に組立
体に組み込んだウォールプレート組立体に関するもので
ある。

【０００８】本発明の第２の実施例は、ウォールプレー
トについての現在のＵＬ基準に従った、複数機能のウォ
ールプレート組立体に関するものである。

【０００９】本発明は、ウォールプレートと、組立体内
に組み込むべき所望の機能を行う内臓回路を有するトッ
ププレートとを含むものである。このウォールプレート
は、電気壁面コンセントに取付けることができ、壁面コ
ンセントのコンセントソケットを露出するための開口を
有し、また、ウォールプレートの頂部面には、エンボス
部及び／又はデボス部を設けたものである。トッププレ
ートにも、その底部面にデボス部及び／又はエンボス部
を設け、この領域がウォールプレートのエンボス部及び
／又はデボス部と嵌合するようにする。トッププレート
には、さらに、壁面コンセントのコンセントソケットを
覆う２個のコンセント面を設け、これらコンセント面の
少なくとも１個は、内臓回路に接続しており、且つ電気
プラグの突片を挿入するコンセント面のアパーチャの少
なくとも１個にまたがって少なくとも部分的に突出する
少なくとも１個の電気接点を有する。電気装置のプラグ
をコンセント面に挿入すると、プラグの突片が電気接点
に接触し、それにより、コンセントからプラグの突片を
通じて引き出される電気は、このプラグを接続した電気
装置のみでなく、トッププレート内に内蔵された回路に
も流れ、これにより内臓回路により得られる機能を行う
ための電力が供給される。

【００１０】このような構成によれば、ユーザは、ウォ
ールプレートのみを具える組立体を用いて壁面コンセン
トを標準的に使用することもできるし、或いはユーザ
は、特定の構成のウォールプレートにトッププレートを
取付けることができ、このトッププレート内に組み込ん
だ機能を動作させることができる。

【００１１】

【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の好適な実
施の形態のウォールプレート組立体を説明する。本発明
のその他の特徴及び利点は、以下の、添付図面を参照す
る本発明の説明から明らかとなるだろう。本発明の第１
の好適な実施例を図１に示すが、この実施例は、ウォー
ルプレート２０及びトッププレート３０を有するもので
ある。ウォールプレート２０は、標準的なウォールプレ
ートと類似しており、開口２２，２４を具える前面２７
を有し、これら開口２２，２４は、壁内のウォールボッ
クス内に固定されている標準的な二連式電気コンセント
１０の電気コンセントソケット１２，１４を収容する。
唇状部２９を、前面２７のエッジに垂直に且つこれに沿
うように延在させ、ウォールプレート２０を配置する壁
面に衝合するようにする。また、ウォールプレート２０
には、二連式コンセント１０内のネジ孔１６に整列した
孔２６を設けるが、この孔２６は好ましくは傾斜をつ
け、孔１６及び２６にネジ２５を取付けてウォールプレ
ート２０を壁面に固定したときに、ネジ２５の先端表面
が前面２７と同一平面となるようにする。ウォールプレ
ート２０の前面２７上に、少なくとも１個のエンボス領
域２１，２３を形成するのが好ましいが、この目的は後
に説明する。さらに、唇状部２９の厚さの一部に又は全
体的にノッチ２８を形成する。これらノッチ２８の作用
についても後に説明する。

【００１２】図１及び２を参照して説明すると、トップ
プレート３０に前面６１を設け、この前面は、その内側
に、電気コンセント１０のコンセントソケット１２，１
４の外観とほぼ類似している２個のコンセント面５０，
５１を有する。具体的には、コンセント面５０，５１に
は、それぞれ、電気装置のニュートラル、ライブ及びア
ース突片をそれぞれ収容する二連式のコンセントソケッ
ト１２，１４のそれぞれのアパーチャ１１，１３及び１
５に対応するアパーチャ５２，５３及び５４を設ける。
トッププレート３０の前面６１は、ウォールプレート２
０の前面２７と少なくとも同じ寸法、好ましくは僅かに
大きな寸法とする。トッププレート３０の周辺エッジ６
２は、トッププレート３０をウォールプレート２０上に
配置したときに、トッププレート３０がウォールプレー
ト２０の全体を覆うような高さにするのが好ましい。こ
の実施例では、トッププレート３０の上部３２には、サ
ージ保護回路を収容し、それぞれサージ及び接地用の表
示ランプ３４，３６を設ける。

【００１３】図３に示すように、トッププレート３０の
後面には、リアプレート３８を設け、このリアプレート
３８は、トッププレート３０の上部３２の後面を形成す
る頂部６４と、トッププレート３０の前面６１の後面の
部分を形成する底部６３とを有する。リアプレート３８
を、トッププレート３０の前面６１に固定して、それに
より電気的機能を生ずる電気回路をトッププレートと一
体的に収容する。底部６３には、ウォールプレート２０
のエンボス領域２１，２３に対応する形状のデボス領域
５８を形成する切抜部を設け、これによりエンボス領域
２１又は２３をデボス領域５８内に摩擦的に嵌合しこれ
ら２個のプレートを共に固定することができるようにす
る。また、側面エッジ６２の内側面に沿ってタブ５９を
形成し、このタブ５９を、プレートの中心へ突出させ且
つウォールプレート２０の唇状部２９に沿って形成した
ノッチ２８の位置に対応させる。ウォールプレート２０
内のエンボス領域２１又は２３をトッププレート３０の
後面のデボス領域５８に合わせたときに、タブ５９はノ
ッチ２８に掛合し、その後トッププレート３０をウォー
ルプレート２０上に圧嵌する。随意的に、デボス領域５
８に加えて又はその代わりに、トッププレート３０の後
面の下方部分６０に、エンボス部２１又は２３に対応す
るデボス部を形成することもできる。或いは又、図３に
示すように、トッププレート３０の、後面の下方部分６
０により囲まれる空間を、エンボス領域２１又は２３に
対応するような形状に成形することなく、エンボス領域
２１又は２３を収容するのに十分な広さ及び深さに成形
することができる。

【００１４】図２及び３から分かるように、コンセント
面５０，５１の双方又はいずれか一方には、突片用開口
５２，５３及び５４の両側に取付ける接点５５，５６及
び５７を設ける。接点５５，５６及び５７は、接続細条
１２３，１２４それぞれの延長部として設ける。同様に
大地接点１２５は接続細条１２６の延長部とする。これ
ら細条は、ワイヤ１２８，１３０及び１３２により回路
１３４に接続しており、以下に示すように、組立体に設
けた電気的機能部に給電する。電気プラグの突片を突片
用開口５２，５３及び５４を通して挿入すると、これら
突片が、接点５５，５６及び５７に接触し、それにより
電力を電気回路１３４に供給する。

【００１５】接点５５，５６，５７及び１２５並びに接
続細条１２３，１２４及び１２６は、銅のような金属又
は他の導電材料の薄肉の柔軟な細条から形成するのが好
ましい。これら細条は、導電材料の平らな素材から打ち
抜き加工することにより形成する。材料は、極めて弾性
の大きいものが好ましいが、或いは接点をばね負荷によ
る弾性を有するように取付けることもできる。これら接
点は、電気プラグの突片をコンセントの収容部内にプラ
グインした際に、プラグの突片の幅広の側面に接触する
ように構成するのが好ましい。

【００１６】本発明の好ましい実施例によれば、これら
接点は、薄肉の銅の接点部材であり、トッププレート内
で固定用の２個の薄肉のプラスチックピースの間に収容
する。好ましい熱可塑性材料としては、アクリロニトリ
ルブタジエンスチレン（ＡＢＳ）及びポリブチレンテレ
フタレート（ＰＢＴ）がある。使用の際には、このよう
な材料は、アンダーライターズラボラトリーにより要求
されているような、良好な絶縁材料についての高い電気
的特性指数を要求しており、接点は、例えば、比較的高
価な材料であるＰＢＴ内に収容することができる。ＰＢ
Ｔ及び他の高価な材料を用いる構成部材は、費用を最小
化するためにモジュールの形態にする。ウォールボック
スの残りの部分は、ＡＢＳのような標準的な電気用プラ
スチックから形成することができる。モジュール形態を
採用すると、新製品の開発を速く且つ柔軟にすることに
もなり有利である。接点を具えるモジュールは、他の実
施例のトッププレート又は他の装置に取付けることがで
きる。このような方法を採用すると、例えば、接点の構
成部材に関する機械的試験を行うことがなくなることに
より、新製品を開発する際のＵＬ安全基準適合検査サイ
クルをはかどらせることができる。

【００１７】本発明のウォールプレート組立体を使用す
るに際には、ウォールプレート２０を電気コンセント１
０の周囲で位置合わせして、コンセントソケット１２，
１４の前面がウォールプレート２０の前面と少なくとも
平らになるようにコンセントソケット１２，１４をコン
セント開口２２，２４を通して露出、好ましくは突出さ
せることによりウォールプレート２０を壁面に取付け、
その後、ネジ２５を孔２６を通してネジ孔１６中に挿入
しネジ２５を締めることによりウォールプレート２０を
所定位置に固定する。エンボス部２１及び２３を同じ形
状に成形していれば、エンボス部２１又は２３のいずれ
かを上側にすることによりウォールプレート２０の向き
を決めることができる。１つのみのエンボス部を設けた
場合は、エンボス部が上側に来るようにウォールプレー
ト２０の向きを決めると好ましい。その後、エンボス部
２１又は２３をトッププレート３０の後面のデボス部５
８に対応するように合わせ、トッププレート３０をウォ
ールプレート２０上に圧迫してトッププレート３０がウ
ォールプレート２０上の所定位置に掛合させることによ
り、トッププレート３０をウォールプレート２０に固定
する。図４及び５は、トッププレート３０のウォールプ
レート２０への組立ての態様を理解し易いようにする図
面である。

【００１８】この実施例の変形では、ウォールプレート
２０には、少なくとも１個のエンボス部２１，２３に代
えて又はそれに加えてデボス部を設け、また、トッププ
レート３０には、対応するよう形成したエンボス部をト
ッププレート３０の後面に設けて、ウォールプレート２
０上のデボス部と掛合させる。

【００１９】トッププレート３０をウォールプレート２
０に取付けると、コンセント面５０，５１がコンセント
ソケット面１２，１４を覆い、コンセント面５０，５１
の開口５２，５３及び５４は、二連式コンセントソケッ
ト１２，１４それぞれの開口１１，１３及び１５と整合
する。さらに、図２に最もよく示されるように、トップ
プレート３０の上部に収容したサージ保護回路に接続し
た電気接点５５，５６及び５７の組は、トッププレート
３０のコンセント面５０，５１の少なくとも１個のアパ
ーチャ５２，５３及び５４のそれぞれに一部突出してお
り、アパーチャ５２，５３及び５４内に挿入される電気
プラグのニュートラル、ライブ及びアース突片と接続す
る。電気接点５５，５６及び５７は、トッププレート３
０の上部に収容したサージ保護回路に接続されているた
め、電気装置のプラグの突片をコンセント面を通じて対
応するコンセントソケットに挿入するとプラグの突片が
接点５５，５６及び５７に圧着され、それによりコンセ
ント１０からプラグの突片に流れる電気は、電気的接続
により給電される電気装置だけでなく、サージ保護回路
にも流れてトッププレート３０内に設けたサージ保護回
路の機能を作動するための電力が供給される。

【００２０】図６〜１６を参照して、本発明の種々の代
案的実施例を以下に説明する。以下に記載する代案のそ
れぞれは、その下のコンセント収容部に隣接して設けた
開口を通じて挿入した電気プラグにより、必要に応じて
装置に電力を供給するものである。上述したように、プ
ラグの突片に接続した、開口内に配置した接点の形態
で、電力をプラグ上の突片により装置に伝達する。

【００２１】本発明の第２の実施例を図６に示すが、こ
の実施例では、内部にサージ保護回路を組み込んだトッ
ププレート３０を、エレクトロルミネッセント夜間ラン
プを組み込んだトッププレート４０に置き換えている。
具体的には、サージ保護機能を与える電気回路とサージ
及び接地表示ランプとを具えるトッププレート３０の上
部３２を、トッププレート４０の前面６１のエレクトロ
ルミネッセントパネル４２と、このエレクトロルミネッ
セントパネル４２の背後又はトッププレート４０の後面
に設けた対応する回路とに置き換える。しかし、トップ
プレート３０と同じように、本発明のトッププレート４
０には、壁面コンセント１０のコンセントソケット１
２，１４を覆うコンセント面５０，５１を設け、これら
コンセント面５０，５１は、コンセント１０のコンセン
トソケットアパーチャ１１，１３及び１５に対応するア
パーチャ５２，５３及び５４を有しており、電気接点５
５，５６及び５７がアパーチャ５２，５３及び５４内に
それぞれ突出しており、コンセント面を通して挿入され
た電気プラグの突片に接続する。トッププレート４０
は、また、図３に示したトッププレート３０と同様に、
トッププレート４０の後面にデボス部を有する。トップ
プレート３０と同様に、トッププレート４０は、ウォー
ルプレート２０のエンボス部２１又は２３をトッププレ
ート４０の後面の対応するデボス部に合わせ、トッププ
レート４０がウォールプレート２０上の所定位置に掛合
するまでウォールプレート２０上に圧着することにより
ウォールプレート２０に固定する。

【００２２】図７は、本発明の第３の実施例によるフラ
ットパネル夜間ランプを設けたトッププレート７０を示
す。夜間灯ハウジング７１は、射出成形した熱可塑性材
料から形成するのが好ましく、エレクトロルミネッセン
ト（ＥＬ）ランプ７２を具えている。このランプは、電
気プラグの突片をプラグ開口７３，７４内に挿入するこ
とにより給電される。これら開口に配置した銅の接点細
条（図示せず）が、突片に接触し電力をランプに供給す
る。これら接点細条は、上述した実施例と同様に設け
る。トッププレート７０は、一方のコンセントソケット
を覆い、他は露出したままとして、ウォールプレート２
０の下側にはソケットを露出するための開口２４を設け
る。トッププレート７０は、また、図３に示したトップ
プレート３０と同様に、トッププレート７０の後面にデ
ボス部を有する。トッププレート３０と同様に、トップ
プレート７０は、ウォールプレート２０のエンボス部２
１又は２３をトッププレート７０の後面の対応するデボ
ス部に合わせ、トッププレート７０をウォールプレート
２０上の所定位置に掛合するまでウォールプレート２０
上に圧着することによりウォールプレート２０に固定す
る。

【００２３】図７は、明細書中に記載した任意の実施例
に組み込むことのできる、本発明の他の実施例も示して
いる。具体的には、トッププレート７０をウォールプレ
ート２０の一部を被覆するだけの寸法とし、少なくとも
１個のコンセントソケットを露出させる。

【００２４】図８では、本発明の第４の実施例により、
トッププレート中に普通の夜間灯を組み込んだ。この夜
間灯トッププレート７５には、透明プラスチックケース
７７に入れた白熱電球７６を設ける。夜間灯は、スライ
ドスイッチ７８により作動する。電力は、電気接点細条
（図示せず）により白熱電球７６に供給する。トッププ
レート７５は、また、図３に示したトッププレート３０
と同様に、トッププレート７５の後面にデボス部を有す
る。トッププレート３０と同様に、トッププレート７５
は、ウォールプレート２０のエンボス部２１又は２３を
トッププレート７５の後面の対応するデボス部に合わ
せ、トッププレート７５をウォールプレート２０上の所
定位置に掛合するまでウォールプレート２０上に圧着す
ることによりウォールプレート２０に固定する。

【００２５】図９は、本発明の第５の実施例により、組
合せた夜間ランプと空気清浄器とを有するトッププレー
トを示す。ＥＬ材料８０及び加熱空気清浄機モジュール
は、上述したように、プラグ収容開口内の接点から電力
を受ける。代案として、空気清浄機の代わりに、例え
ば、活性空気浄化器を設けることができる。トッププレ
ート７９は、また、図３に示したトッププレート３０と
同様に、トッププレート７９の後面にデボス部を有す
る。トッププレート３０と同様に、トッププレート７９
は、ウォールプレート２０のエンボス部２１又は２３を
トッププレート７９の後面の対応するデボス部に合わ
せ、トッププレート７９をウォールプレート２０上の所
定位置に掛合するまでウォールプレート２０上に圧着す
ることによりウォールプレート２０に固定する。

【００２６】図１０は、本発明の第６の実施例を示すも
ので、この実施例においては、トッププレート８２に、
充電式電池（図示せず）により給電されるランプのよう
な非常ランプ装置を設ける。このランプは、コンセント
の電力が失われたときに、電池の電力により点灯するよ
うになっている。充電式電池は、上述したように、電気
プラグをトッププレートの開口を通してその下のコンセ
ントソケット内に挿入し、プラグの突片をトッププレー
トに配置した電気接点に接触させることにより、充電電
力を受ける。代案として、図１０に示す非常ランプを、
例えば、トッププレートに取外し可能に連結した分離非
常ランプモジュールとして設けることができる。トップ
プレート８２は、また、図３に示したトッププレート３
０と同様に、トッププレート８２の後面にデボス部を有
する。トッププレート３０と同様に、トッププレート８
２は、ウォールプレート２０のエンボス部２１又は２３
をトッププレート８２の後面の対応するデボス部に合わ
せ、トッププレート８２をウォールプレート２０上の所
定位置に掛合するまでウォールプレート２０上に圧着す
ることによりウォールプレート２０に固定する。

【００２７】図１１は、本発明の第７の実施例により、
臨界使用に対するアラーム機能を有するトッププレート
８３を示す。特に、このトッププレートには、電気プラ
グがコンセントから取り除かれたときに作動するアラー
ムを設ける。このアラーム音は、ウォールプレートハウ
ジング内に形成したグリル開口８４から発せられる。ス
テータスランプ８５は、装置が適切に機能しているかど
うかを表示する。アラームは、スライドスイッチ８６に
より制御することができる。トッププレート８３は、ま
た、図３に示したトッププレート３０と同様に、トップ
プレート８３の後面にデボス部を有する。トッププレー
ト３０と同様に、トッププレート８３は、ウォールプレ
ート２０のエンボス部２１又は２３をトッププレート８
３の後面の対応するデボス部に合わせ、トッププレート
８３をウォールプレート２０上の所定位置に掛合するま
でウォールプレート２０上に圧着することによりウォー
ルプレート２０に固定する。

【００２８】図１２は、本発明の第８の実施例による、
負荷検出機能を有するトッププレート８７を示す。この
トッププレート８７は、コンセントから流れているアン
ペア数を示す負荷メータ８８を収容している。代案とし
て又はこれに加えて、過負荷状態を示すためのステータ
スランプ及び／又はアラームを設けることができる。ト
ッププレート８７は、また、図３に示したトッププレー
ト３０と同様に、トッププレート８７の後面にデボス部
を有する。トッププレート３０と同様に、トッププレー
ト８７は、ウォールプレート２０のエンボス部２１又は
２３をトッププレート８７の後面の対応するデボス部に
合わせ、トッププレート８７をウォールプレート２０上
の所定位置に掛合するまでウォールプレート２０上に圧
着することによりウォールプレート２０に固定する。

【００２９】図１３は、本発明の第９の実施例による、
モデム保護器を有するトッププレート１１０を示す。ハ
ウジングには、モデムの入力及び出力ケーブルの組のた
めの入力及び出力ポート８９，９０を設ける。表示ラン
プ９１，９２は、モデムの動作モード又は保護ステータ
スを示す。トッププレート１１０は、また、図３に示し
たトッププレート３０と同様に、トッププレート１１０
の後面にデボス部を有する。トッププレート３０と同様
に、トッププレート１１０は、ウォールプレート２０の
エンボス部２１又は２３をトッププレート１１０の後面
の対応するデボス部に合わせ、トッププレート１１０を
ウォールプレート２０上の所定位置に掛合するまでウォ
ールプレート２０上に圧着することによりウォールプレ
ート２０に固定する。

【００３０】図１４は、本発明の第１０の実施例によ
る、サージ保護機能を有するトッププレート９３を示
す。当該技術分野において周知のサージ保護及びフィル
タ回路を、トップレートハウジング内に具え、上述した
ように、収容開口内の接触によりプラグ突片により給電
する。電話又はネットワーク装置と接続するための種々
のプラグ収容部９４，９５を設ける。コンピュータネッ
トワーク又はアンテナのような他の種類のケーブルは、
コネクタ９６，９７によりトッププレート９３に接続す
ることができる。表示ランプ９８，９９は、ステータス
情報を与えるものであるが、これは、トッププレート９
３内でサージ保護機能を行う電気回路の納入業者又は製
造者により決定されるものである。可聴アラームを装置
内に設けることもできる。トッププレート９３は、ま
た、図３に示したトッププレート３０と同様に、トップ
プレート９３の後面にデボス部を有する。トッププレー
ト３０と同様に、トッププレート９３は、ウォールプレ
ート２０のエンボス部２１又は２３をトッププレート９
３の後面の対応するデボス部に合わせ、トッププレート
９３をウォールプレート２０上の所定位置に掛合するま
でウォールプレート２０上に圧着することによりウォー
ルプレート２０に固定する。

【００３１】図１５は、本発明の第１１の実施例によ
り、コンセント面１０２に加えて、トグルスイッチ１０
１を収容する開口を有するトッププレート１００を示
す。トッププレートは、既存のトグルスイッチ１０１及
び二連式コンセントの周囲に取付ける。ハウジング内に
は、例えば、電話のためのサージ保護回路を設ける。電
話自体に取付けられ且つコンセント面１０２を通してコ
ンセントソケットの一方に差し込まれた電気プラグのプ
ラグ突片により、サージ保護回路に電力を供給すること
ができる。トッププレート１００は、また、図３に示し
たトッププレート３０と同様に、トッププレート１００
の後面にデボス部を有する。トッププレート３０と同様
に、トッププレート１００は、ウォールプレート２０の
エンボス部２１又は２３をトッププレート１００の後面
の対応するデボス部に合わせ、トッププレート１００を
ウォールプレート２０上の所定位置に掛合するまでウォ
ールプレート２０上に圧着することによりウォールプレ
ート２０に固定する。

【００３２】図１６は、本発明の第１２の実施例によ
り、アンテナ及び／又は増幅器を組み込んだトッププレ
ート１０３を示す。ケーブル取付部１０４，１０５，１
０６，１０７は、トッププレート１０３内に収容したパ
ワーアンテナ及び／又は信号増幅器にアクセスするもの
で、上述したように、コンセント収容部がプラグ突片の
組とアクセスすることにより給電される。トッププレー
ト１０３は、また、図３に示したトッププレート３０と
同様に、トッププレート１０３の後面にデボス部を有す
る。トッププレート３０と同様に、トッププレート１０
３は、ウォールプレート２０のエンボス部２１又は２３
をトッププレート１０３の後面の対応するデボス部に合
わせ、トッププレート１０３をウォールプレート２０上
の所定位置に掛合するまでウォールプレート２０上に圧
着することによりウォールプレート２０に固定する。

【００３３】本発明により給電することのできる電気回
路装置は、夜間ランプ、非常ランプ、空気清浄器、空気
浄化器、害虫駆除器、アラーム、煙検出器、一酸化炭素
検出器、増幅器、アンテナ、動作センサ、ホームセキュ
リティモジュール、ホームオートメーションモジュー
ル、サージ保護器、電気フィルタ、負荷表示器、及び電
話又はローカルエリアネットワーク（ＬＡＮｓ）用の家
庭内配線のネットワーク接続器を含むが、これに限定さ
れるものではない。これら種々の用途の幾つかは、充電
式電池を用いることができることは当業者にとって明ら
かであろう。この装置では、接続により給電されるマイ
クロプロセッサ又は他の能動装置を用いることができ
る。

【００３４】本発明を特定の実施例について説明してき
たが、多くの他の変更及び改良例並びに他の使用方法
は、当業者に明らかであろう。従って、本発明は、上述
した特定の実施例により限定されるものでなく、特許請
求の範囲によってのみ限定されるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は、本発明の第１の好適な実施例による
ウォールプレート組立体の分解図である。

【図２】 図２は、図１に示した実施例のウォールプレ
ート組立体のトッププレート部分の正面図である。

【図３】 図３は、本発明のウォールプレート組立体の
トッププレート部分の後面図である。

【図４】 図４は、ウォールプレート組立体の、トップ
プレート部分の後方斜視図とともに、ウォールプレート
部分を前方斜視図を示す。

【図５】 図５は、掛合するトッププレート部の後面と
整列した、ウォールプレート組立体のウォールプレート
部の後面図である。

【図６】 図６は、本発明の第２の好適な実施例による
ウォールプレート組立体の分解図である。

【図７】 図７は、本発明の第３の実施例による、フラ
ットパネルランプを有するトッププレートを示す線図的
説明図である。

【図８】 図８は、本発明の第４の実施例による、スイ
ッチを設けた白熱夜間ランプを具えるトッププレートを
示す線図的説明図である。

【図９】 図９は、本発明の第５の実施例による、フラ
ットパネル夜間ランプと空気清浄器とを組合せて設けた
トッププレートを示す線図的説明図である。

【図１０】 図１０は、本発明の第６の実施例による、
緊急ランプを設けたトッププレートを示す線図的説明図
である。

【図１１】 図１１は、本発明の第７の実施例による、
臨界使用に対するアラーム機能を設けたトッププレート
を示す線図的説明図である。

【図１２】 図１２は、本発明の第８の実施例による、
負荷検出器を有するトッププレートを示す線図的説明図
である。

【図１３】 図１３は、本発明の第９の実施例による、
検出器を有するトッププレートを示す線図的説明図であ
る。

【図１４】 図１４は、本発明の第１０の実施例によ
る、サージ保護器並びに電話／データ及びビデオケーブ
ル接続部を有するトッププレートを示す線図的説明図で
ある。

【図１５】 図１５は、本発明の第１１の実施例によ
る、トグルスイッチと二連式コンセントとを組合せて設
けたトッププレートを示す線図的説明図である。

【図１６】 図１６は、本発明の第１２の実施例によ
る、アンテナ及び増幅器の組合わせを設けたトッププレ
ートを示す線図的説明図である。

【符号の説明】

１０ 電気コンセント １１ アパーチャ １２、１４ コンセントソケット １３、１５ アパーチャ １６ ネジ孔 ２０ ウォールプレート ２１、２３ エンボス領域 ２２、２４ 開口 ２５ ねじ ２６ 孔 ２７ 前面 ２８ ノッチ ２９ 唇状部 ３０ トッププレート ３２ 上部 ３４、３６ 表示ランプ ５０、５１ コンセント面 ５２、５２、５４ アパーチャ ６１ 前面 ６２ 周辺エッジ

【手続補正書】

【提出日】平成１５年５月９日（２００３．５．９）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図８】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図９】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３】

【図１４】

【図１５】

【図１６】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4E360 AA02 AB02 AB13 BA02 BA08 BD03 EA05 ED02 ED27 GA31 GB99 5E021 FA03 FA16 FB21 FC40 KA09 MA03 MA22 MA25 MB20

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電気コンセント上に取付けることがで
   き、且つこのコンセントの電気ソケットの周囲に位置す
   るようにした少なくとも１個の開口と、さらに、少なく
   とも１個のエンボス領域及び／又はデボス領域とを有す
   るウォールプレートと、 トッププレートとを有するウォールプレート組立体にお
   いて、前記トッププレートには、 電気プラグの突片を収容する複数の開口を有するコンセ
   ント面と、 前記ウォールプレートの前記少なくとも１個のエンボス
   領域及び／又はデボス領域に対応するような寸法に成形
   し、当該エンボス領域及び／又はデボス領域と掛合する
   ようにした少なくとも１個のエンボス領域及び／又はデ
   ボス領域と、 電気回路と、 前記コンセント面の各開口内に突出しており、前記電気
   回路に接続した少なくとも１個の電気接点とを設け、 前記電気プラグの突片を前記コンセント面の開口を通じ
   て前記電気ソケット内に挿入することにより、電気プラ
   グを前記コンセントの電気ソケットに接続すると、プラ
   グの突片が、前記電気接点のそれぞれに接続されて、こ
   れら電気接点に接続してある前記電気回路に電力が供給
   されるようにしたことを特徴とするウォールプレート組
   立体。
2. 【請求項２】 前記トッププレートは、トッププレート
   の少なくとも１個のデボス領域及び／又はエンボス領域
   を、前記ウォールプレートの対応する少なくとも１個の
   デボス領域及び／又はエンボス領域に圧嵌することによ
   り、上方から前記ウォールプレート上に取付けることが
   できる請求項１に記載のウォールプレート組立体。
3. 【請求項３】 前記電気回路は、夜間ランプ、非常ラン
   プ、空気清浄器、空気浄化器、害虫駆除器、アラーム、
   煙検出器、一酸化炭素検出器、増幅器、アンテナ、動作
   センサ、ホームセキュリティモジュール、ホームオート
   メーションモジュール、サージ保護器、電気フィルタ、
   負荷表示器、及び電話又はローカルエリアネットワーク
   用の家庭内配線のネットワーク接続器の少なくとも１つ
   の機能を有するものとする請求項１に記載のウォールプ
   レート組立体。
4. 【請求項４】 電気回路に電気エネルギーを供給する方
   法において、この方法が、電気コンセント上に取付ける
   ことができ、且つ電気コンセントの電気コンセントソケ
   ットの周囲に位置するようにした少なくとも１個の開口
   と、さらに、少なくとも１個のエンボス領域及び／又は
   デボス領域とを有するウォールプレートとを得る工程
   と、 電気プラグの突片を収容する複数の開口を有するコンセ
   ント面と、 前記ウォールプレートの前記少なくとも１個のエンボス
   領域及び／又はデボス領域に対応するような寸法に成形
   し、当該エンボス領域及び／又はデボス領域と掛合する
   ようにした少なくとも１個のエンボス領域及び／又はデ
   ボス領域と、 電気回路と、 前記コンセント面の各開口内に突出しており、前記電気
   回路に接続した少なくとも１個の電気接点とを設けたト
   ッププレートを得る工程と、 前記ウォールプレートを電気コンセント上に取付ける工
   程と、 それぞれのデボス領域及びエンボス領域を互いに圧嵌す
   ることにより、前記トッププレートを前記ウォールプレ
   ート上に取付ける工程と、 電気プラグをコンセント収容部に挿入し、前記少なくと
   も１個の電気接点をこの電気プラグの対応する突片に接
   触させる工程と、 これにより、前記電気コンセントから、前記少なくとも
   １個の電気接点に接続されている電気回路に電力を供給
   する工程とを有することを特徴とする電気回路に電気エ
   ネルギーを供給する方法。
5. 【請求項５】 電気コンセント上に取付けることがで
   き、且つコンセントの電気コンセントソケットの周囲に
   位置するようにした少なくとも１個の開口を有するウォ
   ールプレートと、 トッププレートとを具える電気回路用の電力コネクタに
   おいて、 前記トッププレートには、 電気プラグの突片を収容する複数の開口を有するコンセ
   ント面と、 電気回路と、 前記コンセント面の各開口内に突出し、前記電気回路に
   接続した少なくとも１個の電気接点とを設け、 前記電気プラグの突片を前記コンセント面の開口を通じ
   て前記電気ソケット内に挿入することにより、前記電気
   プラグを前記コンセントの電気ソケットに接続すると、
   プラグの突片が、前記電気接点のそれぞれに接続され
   て、これら電気接点に接続してある前記電気回路に電力
   が供給されるようにしたことを特徴とする電気コネク
   タ。
6. 【請求項６】 電気コンセント上に取付けることのでき
   るプレートを具えるウォールプレートにおいて、 前記プレートには、 コンセントのコンセントソケットの周りに位置するよう
   にした少なくとも１個の開口と、 エンボス領域及び／又はデボス領域の少なくとも１個と
   を設けたことを特徴とするウォールプレート。
7. 【請求項７】 ウォールプレートの少なくとも一部を覆
   う寸法に成形したプレートであって、このプレートを通
   じて電気壁面コンセントのコンセントソケットを露出す
   るようになっているプレートを具える統合的な電気機能
   を有するウォールプレートカバーにおいて、 前記プレートには、 少なくとも１個のエンボス領域及び／又はデボス領域
   と、 電気プラグの突片を収容するための複数の開口を具える
   少なくとも１個のコンセント面と、 電気回路と、 前記少なくとも１個のコンセント面の少なくとも１個の
   各開口内に突出した少なくとも１個の電気接点であっ
   て、前記電気回路に接続した電気回路とを設けたことを
   特徴とするウォールプレートカバー。
8. 【請求項８】 前記電気回路は、夜間ランプ、非常ラン
   プ、空気清浄器、空気浄化器、害虫駆除器、アラーム、
   煙検出器、一酸化炭素検出器、増幅器、アンテナ、動作
   センサ、ホームセキュリティモジュール、ホームオート
   メーションモジュール、サージ保護器、電気フィルタ、
   負荷表示器、及び電話又はローカルエリアネットワーク
   用の家庭内配線のネットワーク接続器の少なくとも１つ
   の機能を有する請求項７に記載のウォールプレートカバ
   ー。