JP4100757B2 - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4100757B2
JP4100757B2 JP07065098A JP7065098A JP4100757B2 JP 4100757 B2 JP4100757 B2 JP 4100757B2 JP 07065098 A JP07065098 A JP 07065098A JP 7065098 A JP7065098 A JP 7065098A JP 4100757 B2 JP4100757 B2 JP 4100757B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
mode
image processing
color
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07065098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11272126A (ja
Inventor
茂雄 山形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP07065098A priority Critical patent/JP4100757B2/ja
Publication of JPH11272126A publication Critical patent/JPH11272126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4100757B2 publication Critical patent/JP4100757B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理装置及びその方法に関し、カラー印刷及び白黒印刷が共に可能な画像処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカラー複写機においては、複写対象となる原稿種別に応じてそれぞれ適した画像処理をおこなうべく、複数の原稿モードを有している。原稿モードとしては例えば、文字、写真領域が混在した原稿に適した文字写真モード、印刷写真原稿に適した印刷写真モード、また、文字原稿を対象として文字の再現性を重視した文字モード等がある。これら複数の原稿モードは、操作者が複写処理しようとする原稿に応じて、任意に設定可能なように構成されている。
【0003】
また、上記従来のカラー複写機においては、それぞれの原稿モード毎に色処理モードを有し、カラー複写処理と白黒複写処理の両方を行うことが可能なように構成されている。即ち、色処理モードとしてカラーモードを選択してカラー複写を行なうか、又は白黒モードを選択して白黒複写を行なうかを、操作者が任意に設定することが可能であった。
【0004】
更に、複写対象となる原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを自動認識し、カラー/白黒の色処理モードを自動的に切り替える、所謂オートカラーセレクト(ACS)機能を搭載した機種も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のカラー複写機においては、原稿種別に応じた原稿モードの設定は操作者の手動で行うように構成されていた。即ち、上記ACS機能を搭載して原稿がカラーであるか白黒であるかを自動認識可能なカラー複写機においても、原稿モードは操作者の設定したままであり、色処理モードのみの自動切り替えが行われていた。従って、以下に示すような問題があった。
【0006】
例えば、カラー原稿に対しては文字写真モードにて処理を行い、白黒原稿に対しては文字の再現性を重視する文字モードにて処理を行いたい場合等、即ち、原稿色のみでなく、更に原稿種別に応じた画像処理を行ないたい場合においては、操作者が原稿がカラーであるか白黒であるかに応じて手動で原稿モードを変更する必要があり、操作性の悪いものであった。
【0007】
特に、文字、写真混在のカラー原稿と文字原稿である白黒原稿とが複数枚混在したカラー/白黒混在原稿を、自動原稿送り装置(ADF)付きカラー複写機にて連続複写する際には、ACS機能により原稿がカラーか白黒かを自動判別して色処理モードを切り替えることは可能であるが、やはり原稿モードの変更は不可能であった。従って、このようにADFを利用してカラー/白黒混在原稿の連続複写出力を得る際には、単一の原稿モードしか選択することができないため、カラー原稿はカラーの文字写真モードで、白黒原稿は白黒の文字モードでというような、当該カラー複写装置の能力を最大限に生かした、各原稿に応じた最適な処理を行うことができなかった。従って、複写出力として最適なものが得られず、画質的に満足できるものではなかった。
【0008】
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、色処理モード毎に異なる原稿モードに相当する画像処理を行なうことにより、原稿種別に応じた最適な画像処理を行なうことが可能となり、出力画像の画質のみならず操作性も向上する画像処理装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
【0010】
即ち、原稿画像を読み取り、画像信号として入力する入力手段と、前記画像信号に対して画像処理を行う画像処理手段と、前記画像信号に対してカラー画像として画像処理を行うか、白黒画像として画像処理を行うかを決定する決定手段と、前記画像信号を文字領域と画像領域とに分け、画像領域には画像領域用の画像処理を行い、文字領域には文字領域用の画像処理を行う第1のモードと、前記画像信号に対して画像領域用の画像処理を行う第2のモードとを設定可能な画像モード設定手段と、前記画像モード設定手段において前記第1のモードが設定された場合であって、かつ、前記決定手段において白黒画像として画像処理を行うと決定された場合に、前記文字領域用の画像処理を行う第3のモードを設定可能な優先モード設定手段と、を備え、前記文字領域用の画像処理は、前記画像領域用の画像処理よりコントラストを強調する処理であり、前記画像処理手段は、前記画像モード設定手段により、前記第1のモードが設定され、前記決定手段により、カラー画像として画像処理を行うと決定された場合には、前記画像信号に対して、文字領域には前記文字領域用の画像処理を行い、画像領域には前記画像領域用の画像処理を行い、前記画像モード設定手段により、前記第1のモードが設定され、前記決定手段により、白黒画像として画像処理を行うと決定された場合であって、前記優先モード設定手段により前記第3のモードが設定された場合には、前記画像信号に対して、前記文字領域用の画像処理を行い、前記画像モード設定手段により、前記第1のモードが設定され、前記設定手段により、白黒画像として画像処理を行うと決定された場合であって、前記優先モード設定手段により第3のモードが設定されなかった場合には、前記画像信号に対して、文字領域には前記文字領域用の画像処理を行い、画像領域には前記画像領域用の画像処理を行い、前記画像モード設定手段により、前記第2のモードが設定され、前記決定手段により、カラー画像として画像処理を行うと決定された場合には、前記画像信号に対して、前記画像領域用の画像処理を行い、前記画像モード設定手段により、前記第2のモードが設定され、前記決定手段により、白黒画像として画像処理を行うと決定された場合には、前記画像信号に対して、前記画像領域用の画像処理を行うことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
<第1実施形態>
●カラー複写機における機能構成
図1は、第1実施形態におけるカラー複写機の機能構成を示すブロック図である。同図において1はスキャナ部であり、図示しない原稿台上に置かれた原稿を走査し、原稿面上の画像情報をR,G,B各8ビットの電気信号として読みとり、出力する。2はスキャナ部より出力されたR,G,B信号の色バランスを補正するための入力マスキング部であり、ここでは、以下に示す公知の3×3のマトリクス演算を使用したマスキング処理が行われる。
【0013】
R=K00×R+K01×G+K02×B
G=K10×R+K11×G+K12×B
B=K20×R+K21×G+K22×B ;K00〜K22は定数。
【0014】
入力マスキング部2の出力信号は第1色空間変換部3に入力される。第1色空間変数部3においては、入力されたRGB信号を以下の変換式に従って、明度を表す信号Lと色を表す信号Ca,Cbに変換する。
【0015】
L =(R+2G+B)/4
Ca=(R−G)/2
Cb=(R+G−2B)/4
第1色空間変換部3の出力信号L,Ca,Cbは空間フィルタ部5に入力され、更にCa,Cbは色判定部4にも入力される。
【0016】
色判定部4においては、第1色空間変換部3より出力された色を表す信号Ca,Cbを参照して、入力信号が有彩色であるか無彩色であるかの色判定処理を行う。色判定の結果は、後述する色抑圧部6と制御部14に入力される。
【0017】
空間フィルタ部5では、第1色空間変換部3より出力された明度を表す信号Lに対して空間フィルタ処理を施す。その際に使用されるフィルタ係数は2種類が設定可能なように構成されており、それぞれのフィルタ係数は、後述する文字検出部13の出力信号に応じて切り替え制御される。空間フィルタ部5の出力信号は、色抑圧部6に入力される。
【0018】
色抑圧部6では、色判定部4の出力信号と後述する文字判定部13の出力信号とに基づいて、色信号の抑圧を行う。色抑圧部6の出力信号は第2色空間変換部7に入力され、ここで以下の変換式に従って、明度を表す信号Lと色を表す信号Ca,Cbから、R,G,B信号への変換が行われる。
【0019】
R=(4L+5Ca+2Cb)/4
G=(4L−3Ca+2Cb)/4
B=(4L+Ca−6Cb)/4
第2色空間変換部7の出力信号は、LOG変換部8に入力される。LOG変換部8に入力されたR,G,B信号は、公知の対数変換により濃度信号Y,M,Cに変換され、出力マスキング部9に入力される。出力マスキング部9では入力されたY,M,C信号に対して、プリント時に使用される色剤の特性、プリンタの印字特性を考慮したマスキング補正処理が行われ、Y,M,C,K信号を生成し、出力する。尚、マスキング補正の際に使用する補正係数は、後述する文字検出部13の出力信号に応じて切り替え制御されるように構成されている。
【0020】
出力マスキング部9の出力信号は出力γ部10に入力される。ここでは、プリンタの階調特性に応じた濃度信号レベルの補正(γ補正)が行われ、その出力信号は出力変換部11に入力される。出力変換部11では、入力される8ビット多値のY,M,C,K信号を、擬似中間調処理により1ビット2値の信号に変換してプリンタ部12に出力する。プリンタ部12では、出力変換部11から出力された2値のY,M,C,K信号に応じてプリント用紙への印刷が制御され、プリント画像が形成される。
【0021】
13はスキャナ部1より出力されたG信号が入力される文字検出部であり、入力されるG信号を参照して、注目画素に関するエッジ量の大きさと注目画素周辺の所定領域中に存在するエッジの数に基づいて、注目画素が文字、細線領域を形成するのか、または網点画像、連続階調画像等の連続階調領域を形成するのか、の判別を行う。そして、該注目画素が文字領域を形成するか否かの判断結果を出力信号として、空間フィルタ部5、色抑圧部6、出力マスキング部9に出力する。
【0022】
14は本装置全体を制御する制御部であり、操作部15からの入力に従って、前述した各ブロックの動作を制御するものである。15は操作部であり、本装置に対する操作者の設定入力や、装置の状態報知等を行なう。16はメモリであり、操作部15により設定された内容等を記憶保持する。
【0023】
以下に、上述した構成をなす本実施形態のカラー複写機における動作に関して詳細に説明する。
【0024】
●動作説明
本実施形態のカラー複写機においては、原稿種別に応じた原稿モードを、色処理モード毎に有することを特徴とする。即ち、「カラー処理モード」時の原稿モードとして「文字/写真/地図モード」と「印刷写真モード」を備え、「白黒処理モード」時の原稿モードとしては、上記カラー処理モード時の原稿モードに対応したモードに加え、更に「白黒文字モード」を備える。これらは、操作部15より操作者が任意に設定可能なように構成されている。
【0025】
本実施形態においては制御部14により、各主要ブロックに対して上記各原稿モードに応じた各種設定が行われる。ここで、各原稿モード毎の設定例として、色処理モードが「カラー処理モード」である場合を図2に、「白黒処理モード」である場合を図3に示す。図2,図3によれば、色処理モード及び原稿モードに応じて最適な画像処理が可能となるように、最適な変数が各ブロックに対して設定されることが分かる。
【0026】
以下、上記各色処理モード及び原稿モードに応じた本実施形態の動作について説明する。
【0027】
●「カラー処理モード」時の「文字/写真/地図モード」
まず、色処理モードとして「カラー処理モード」が、原稿モードとして「文字/写真/地図モード」が設定されている場合の動作について説明する。
【0028】
図示していない原稿台に置かれたカラー原稿は、スキャナ部1により走査され、RGB8ビットの画像信号として入力マスキング部2に入力される。入力マスキング部2では、上述したマトリクス演算により色補正が行われる。このマスキング処理後のRGB信号が第1色空間変換部3に入力される。第1色空間変換部3では上述した変換式に従って、RGB信号からL,Ca,Cb信号への変換が行われる。
【0029】
また、スキャナ部1より出力されたG信号は文字検出部13に入力され、ここで入力画像信号が文字領域を構成する画素であるか否かの判定が行われる。文字検出部13では、入力画像信号の注目画素に関するエッジの大きさ、及び注目画素周辺領域のエッジの数に基づいて文字検出が行われる。尚、エッジの大きさや注目画素周辺のエッジ数を検出する方法は周知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。そして、検出したエッジが所定値よりも大きく、かつ、注目画素周辺領域のエッジ数が所定値よりも大きい場合には、該注目画素は網点画像領域であると判断する。一方、エッジが所定値よりも大きく、かつ、エッジ数が所定値以下である場合には、該注目画素は文字領域であると判断する。また、エッジの大きさが所定値以下である場合には、該注目画素は連続階調領域であると判断する。以上のようにして文字検出部13からは、注目画素が文字領域であると判定された(以降、文字領域画素と称する)場合はレベル“1”が、文字領域以外であると判定された(以降、画像領域画素と称する)場合にはレベル“0”が出力される。
【0030】
第1色空間変換部3の出力信号が入力される空間フィルタ部5においては、入力画像信号の5×5画素領域毎に空間フィルタ処理を行う。ここで、フィルタ係数としては図2に示すように、文字領域画素、及び画像領域画素にそれぞれ適した係数が制御部14により設定される。このフィルタ係数の切り替えは、上述した文字検出部13からの出力信号に応じて入力画素毎に制御される。ここで、「文字/写真/地図モード(カラー処理時)」時の、空間フィルタ部5における空間フィルタ処理の周波数特性を図4に示す。図4に示すように、文字領域画素に関しては文字用の空間フィルタ特性が、画像領域画素に関しては画像用の空間フィルタ特性がそれぞれ適用される。即ち、文字領域に関しては解像度を重視するようにゲインを高くし、画像領域に関してはモワレの発生を抑圧するためにゲインを抑えた特性となっている。
【0031】
次に、色判定部4では、入力されたCa,Cb信号に基づいて、入力画像信号の色判定が行われる。ここでは、色を表す信号Ca,Cbの大きさが信号の彩度成分を表す性質を利用して、Ca,Cbが共に所定値よりも小さい場合に、注目画素を無彩色画素であると判定し、無彩色を示す信号を制御部14と色抑圧部6に出力する。
【0032】
色抑圧部6では、文字検出部13、色判定部4、制御部14からの出力信号に基づいて、入力画像信号に対する色抑圧の制御が行われる。ここで制御部14からの出力信号は、色処理モードがカラーモードであるか白黒モードであるかを示す信号である。この場合にはカラーモードを示す信号が出力されるため、色抑圧部6における色抑圧の制御は、色判定部4と文字検出部13の出力信号に基づいてなされる。色抑圧の制御方法としては図2に示す用に、文字検出部13より出力された信号がレベル“0”(文字でない;画像領域画素)の場合には、L,Ca,Cb信号ともにスルーで出力され、文字検出部13の出力信号がレベル“1”(文字領域画素)かつ、色判定部4の出力信号が無彩色を示す場合には、入力されたCa,Cbの値に関わらずCa=Cb=0として出力する。また、文字検出部13の出力信号がレベル“1”(文字領域画素)かつ、色判定部4の出力信号が無彩色を示す信号でない場合には、入力されたCa,Cb信号ともにスルーで出力される。尚、上記いずれの場合にも、L信号はスルーで出力されるように制御される。
【0033】
色抑圧部6の出力信号は第2色空間変換部7に入力され、L,Ca,Cb信号からR,G,B信号への色変換処理が行われる。このとき、色抑圧部6においてCa=Cb=0とされた無彩色の文字領域画素(以降、黒文字画素と称する)は、第2色空間変換部7において実質的にR=G=B=Lを示す画素値に変換される。
【0034】
次に、第2色空間変換部7の出力信号はLOG変換8に入力され、周知の対数変換により入力RGB信号がYMC濃度信号に変換され、出力マスキング部9に入力される。出力マスキング部9は、マスキング係数として2種類の係数を有し、文字検出部13の出力信号に応じて、文字領域画素と画像領域画素のそれぞれに対して個別のマスキング処理を行うように制御される。具体的には、文字領域画素に対しては100%のUCR(下色除去)によりマスキング処理が行われ、黒文字画素は色抑圧部6にてCa=Cb=0とされていることにより、黒(K)単色の信号として出力される。また、画像領域画素に関しては、C,M,Yの濃度比率によりK信号の値が変化する、画像用のUCR処理が行われることにより、色再現性を重視したマスキング処理が行われる。尚、文字領域用のマスキング処理においては、プリンタ部12における印字ドットの飛び散り防止のため、1画素あたり使用可能な最大色数を画像領域用のマスキング処理に比較して抑えた1.8色に制限することにより、文字細線の再現性を向上させている。
【0035】
次に、出力マスキング部9より出力されたYMCK信号は出力γ部10に入力される。そしてプリンタのドットゲイン等による階調特性のずれに対する補正が行われた後、プリンタ出力としてリニアな階調特性が得られるようにγ補正が行われる。出力γ部10からの出力信号は、出力変換部11においてYMCK色毎に2値化処理が行われ、プリンタ部12に出力されることにより、カラーのプリント出力が得られることになる。ここで得られるプリント出力は、カラー領域に対して最適な色処理が施され、更にカラー原稿上の黒文字についてもK単色により鮮明に再現された、非常に高画質なものとなる。
【0036】
●「白黒処理モード」時の「文字/写真/地図モード」
次に、色処理モードとして「白黒処理モード」が、原稿モードとして「文字/写真/地図モード」が設定されている場合の動作について説明する。
【0037】
上述した「カラー処理モード」時との相違としては図3に示すように、まずスキャナ部1から出力されるRGB信号の位相ずれによる解像度の劣化を防止するために、入力マスキング処理をスルーとし、3×3マトリクス演算を行わない。また、第1色空間変換部3におけるRGB信号からL,Ca,Cb信号への変換の際に、Ca=Cb=0とすることにより彩度成分を強制的に“0”としている。ただし、L信号はカラー処理の場合と同様の変換式に従い、視感度を重視した処理を行う。
【0038】
次に空間フィルタ部5では、上述したカラー処理時と同様に、文字領域画素に対しては文字用、画像領域画素に対しては画像用の空間フィルタ処理が行われる。更に、文字領域、画像領域共に色抑圧部6ではCa=Cb=0と設定され、第2色空間変換部7よりR=G=B=Lの信号が出力される。これらの信号は、LOG変換部8においてYMC濃度信号に変換された後、出力マスキング部9に入力される。ここで白黒処理時においては、出力マスキング処理は行われず、入力されるYMC信号の中の一色分の信号(例えばY)を黒(K)信号にそのまま割り当てた後、YMC信号をすべて“0”とし、K信号のみを出力γ部10に出力する。出力γ部10にて入力されたK信号は、プリンタ部12における階調がリニアとなるようにγ補正が施された後、出力変換部11からプリンタ12に出力されて、白黒プリント出力が得られることになる。ここで得られるプリント出力は、カラー領域の彩度を忠実に反映した階調表現で、かつ文字領域についても鮮明に白黒再現された、非常に高画質なものとなる。
【0039】
●「カラー処理モード」時の「印刷写真モード」
次に、色処理モードとして「カラー処理モード」が、原稿モードとして「印刷写真モード」が設定されている場合の動作について説明する。
【0040】
本実施形態において「カラー処理モード」を実行する「印刷写真モード」は、カラー写真原稿に対して適した原稿モードであり、上述したカラー処理時の「文字/写真/地図モード」における処理から文字画像領域用の処理を除いた処理を行なう。即ち、文字検出部13の文字検出信号を参照することなく、スキャナ部1における読み取り信号すべてを、文字以外の領域信号(画像領域信号)であるとして処理を行う。従って、空間フィルタ係数はすべて画像用を用い、色抑圧は行わず、出力マスキングの処理も全て画像用の係数が用いられる。
【0041】
このように処理されて得られるプリンタ出力には、線数の低い網点原稿や、文字細線のパターンに近い網点画像においても文字検出の誤判定を生じさせることなく、最適な色処理を施した良好な階調画像が再現される。
【0042】
●「白黒処理モード」時の「印刷写真モード」
次に、色処理モードとして「白黒処理モード」が、原稿モードとして「印刷写真モード」が設定されている場合の動作について説明する。
【0043】
「白黒処理モード」を実行する「印刷写真モード」は、上述した白黒処理時の「文字/写真/地図モード」における処理から文字画像領域用の処理を除いた処理を行なう。即ち、文字検出部13の文字検出信号を参照することなく、スキャナ部1における読み取り信号すべてを、文字以外の領域信号(画像領域信号)であるとして処理を行う。従って、空間フィルタ係数はすべて画像用を用いる。これにより、線数の低い網点原稿や文字細線のパターンに近い網点画像においても、文字検出の誤判定を生じさせることなく、良好な階調画像を再現することが可能である。
【0044】
●「白黒処理モード」時の「白黒文字モード」
次に、色処理モードとして「白黒処理モード」が、原稿モードとして「白黒文字モード」が設定されている場合の動作について説明する。
【0045】
この場合における、上述した他の「白黒処理モード」との相違は、第1色空間変換部3,空間フィルタ部5、及び出力γ部10における処理にある。
【0046】
まず、解像度重視のため、第1色空間変換部3においては、L信号としてGの単色信号を使用し、RGBの混色信号を使用しない。また、空間フィルタ部5では、文字検出部13からの文字検出信号によらず、読み取り信号すべてに対して文字用の空間フィルタ処理を行うことにより、文字の再現性を重視する。更に出力γ部10では、図5に示すように、上述した他の処理モードにおいて使用されていたリニアな階調を得るための画像用γテーブルではなく、文字用のγテーブルを使用した変換を行なう。図5に示す文字用のγテーブル特性によれば、中間調の文字の解像度を上げ、切れのよい文字再現を行うために、低濃度部は出力を“0”とし、中間調の信号は高濃度の信号に変換することにより、文字用のγ特性を得る。その後、出力変換部11を介して、プリンタ部12より文字再現性に優れた白黒画像をプリンタ出力として得ることができる。
【0047】
●色処理モード設定
以下、本実施形態のカラー複写機における色処理モードを設定する処理、即ちカラー/白黒処理モードを切り替える処理について説明する。
【0048】
ここで、図6に操作部15の外観を示す。本装置の操作部15は例えば液晶タッチパネルにより構成され、上述した様に、制御部14に接続されている。操作部15には原稿モード設定ボタン62の他に、操作者が任意に設定可能なカラー/白黒切り替え設定ボタン63、及びACS(オートカラーセレクト)モード設定ボタン64が設けられている。尚、61は複写処理の開始を指示するスタートボタンである。操作者は、原稿モード設定ボタンにより、処理する原稿に最適な原稿モードを選択した後、カラー/白黒モード切り替え設定ボタン63により、当該原稿をカラー処理するのか、白黒処理するのかを選択する。または、ACSモード設定ボタン64でACSモードを設定することにより、実際の複写処理を開始するのに先立って原稿を走査(プリスキャン)し、該原稿がカラー原稿である場合は色処理モードとして「カラー処理モード」を、白黒原稿である場合には「白黒処理モード」を自動選択させる。
【0049】
尚、原稿モードとして「文字/写真/地図モード」が、色処理モードとして「白黒処理モード」が操作者によって設定された場合には、操作部15のタッチパネル上には図7に示すように、更に「階調優先」の処理とするか「文字優先」の処理とするかを選択する優先選択ボタン65が表示される。そして「階調優先」が選択された場合には「文字/写真/地図モード」における白黒処理動作が実行され、階調再現を重視した処理が行われるのに対して、「文字優先」が選択された場合には、原稿モードが「白黒文字モード」である場合の処理に対応した、文字再現性重視の処理が行われるように制御される。これにより、たとえ原稿モードとして「文字/写真/地図モード」が設定された場合であっても、白黒文字の再現性を最大限に考慮した出力画像を得ることができる。
【0050】
以下、上述した本実施形態におけるモード設定処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0051】
図8のステップS1において、操作部15のスタートボタン61が押下されると、ステップS2にて原稿モードが「白黒文字モード」であるか否かが判別される。「白黒文字モード」である場合にはステップS14に分岐して、上述した「白黒文字モード」の処理が行われる。ステップS2にて「白黒文字モード」でなかった場合には、ステップS3に分岐して、ACSモードが設定されているか否かが判別される。ACSモードが設定されている場合にはステップS4に分岐し、原稿をプリスキャンして原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかの判別を行う。
【0052】
ここで、本実施形態におけるACS処理、即ち、原稿のカラー/白黒判別は、プリスキャン時にスキャナ部1より読み出された信号に対して入力マスキング部2にて入力マスキング処理を行い、第1色空間変換部3において色空間変換されたCa,Cb信号を使用して、色判定部4により行われる。色判定部4では、入力されるCa,Cb信号に基づいて、入力された各画素が無彩色であるか否かの判定を行ない、該判定結果を制御部14に出力する。制御部14では原稿のプリスキャン終了後、上記判定結果に基づいて原稿がカラーであるか白黒であるかの判別を行い、本スキャン時の色処理モードを「カラー処理モード」とするか、「白黒処理モード」とするかを決定する。
【0053】
図8に戻り、ステップS3でACSモードが設定されていない場合にはステップS5に分岐し、ステップS5では操作部15のカラー/白黒モード設定スイッチ63による設定が、カラー設定になっているか又は白黒設定になっているかの判別を行うことにより、原稿に対する色処理モードを「カラー処理モード」とするか「白黒処理モード」とするかを決定する。
【0054】
以上のようにステップS4又はS5において色処理モードが決定されたら、処理は次にステップS6に進み、原稿モード設定ボタン62により「文字/写真/地図モード」が設定されているか否かが判定される。「文字/写真/地図モード」が設定されていない場合にはステップS7に分岐して「白黒処理モード」が設定されているか否かが判別され、「白黒処理モード」でない場合には、ステップS8において最終的に「印刷写真モード」の「カラー処理モード」として設定され、複写動作が行われる。
【0055】
一方、ステップS7において「白黒処理モード」であった場合には、ステップS9において「印刷写真モード」の「白黒処理モード」が最終設定され、複写動作が行われる。
【0056】
ステップS6において「文字/写真/地図モード」が設定されている場合には、ステップS10において「白黒処理モード」が設定されているか否かが判別され、「白黒処理モード」でなければステップS11にて「文字/写真/地図モード」の「カラー処理モード」が最終設定され、複写動作が行われる。
【0057】
ステップS10において「白黒処理モード」が設定されていれば、ステップS12において優先選択ボタン65により「文字優先」が設定されているか否かが判別され、「文字優先」設定で無い場合には、ステップS13にて「文字/写真/地図モード」の「白黒処理モード」が設定され、コピー動作が行われる。
【0058】
ステップS12において、「文字優先」が設定されていれば、ステップS14にて「白黒文字モード」が設定され、コピー動作が行われる。
【0059】
このように、「文字優先」又は「階調優先」を選択可能としたことにより、たとえ原稿モードとして「文字/写真/地図モード」が設定されている場合であっても、色処理モードとして「白黒処理モード」が設定されていれば、原稿モードが「白黒文字モード」である場合に相当する、白黒文字の再現性を優先した処理を行うことが可能となる。
【0060】
尚、図8のフローチャートにおいて、原稿モードについては「白黒文字モード」であるかの判定(S2)、及び「文字/写真/地図モード」であるかの判定(S6)について説明したが、本実施形態においてはもちろん他の原稿モードも操作者が任意に設定可能である。即ち、上記「白黒文字モード」及び「文字/写真/地図モード」以外の原稿モードについては、操作者により設定されたモードが、色処理モードの設定に応じてそのまま実行される。
【0061】
以上説明したように本実施形態のカラー複写機によれば、「カラー処理モード」設定時と「白黒処理モード」設定時において、それぞれ異なる原稿モードを選択可能としたことにより、例えばADFを利用して文字写真混在のカラー画像原稿と白黒文字原稿との混在原稿を連続処理する際においても、カラー/白黒の色処理モードのみを予め設定することにより、原稿毎に原稿モードの切り替えを行わなくても原稿毎にその原稿種別に応じた最適な画像処理が実行されるため、出力画像の画質向上が計れると同時に操作性も向上する。
【0062】
更に、原稿のカラー/白黒を自動判定するACS機能を利用することによって、原稿毎に最適な色処理モード及び原稿モードが自動設定されるため、原稿毎に最適な画像処理が行われ、出力画像の画質向上が計れると同時に、より操作性が向上する。
【0063】
即ち、本実施形態によればカラー複写装置の能力を最大限に生かした、各原稿に応じた最適な画像処理を行うことができる。
【0064】
<第1実施形態の変形例>
上述した実施形態においては、「文字/写真/地図モード」かつ「白黒処理モード」設定時に、「文字優先」と「階調優先」の2種類の処理を選択可能とする例について説明したが、「文字/写真/地図モード」に限定されることなく、「印刷写真モード」においても同様な選択を可能としても良い。
【0065】
また、「文字/写真/地図モード」かつ「白黒処理モード」設定時に、「階調優先」と「文字優先」のいずれかを選択可能とする例について説明したが、「カラー処理モード」と「白黒処理モード」のそれぞれにおいて、原稿モードを独立に選択可能としてもよい。これにより例えば、「カラー処理モード」設定時には原稿モードとして「印刷写真モード」を、「白黒処理モード」時には、原稿モードとして「白黒文字モード」をそれぞれ設定することができる。
【0066】
また、「階調優先」/「文字優先」の設定は上記例に限定されず、「文字/写真/地図モード」が設定された時点で、現在の設定の確認及び再設定を可能としても良い。例えば図7に示す操作ボタンの例によれば、全ての設定ボタンは予め規定値を持っており、原稿モード設定ボタン62で「文字/写真/地図モード」が設定されると、カラー/白黒モード設定スイッチ63によるカラー処理モード設定に関らず、又は未設定であっても、優先選択ボタン65による設定が可能となる。即ち、「白黒処理モード」の設定を行なわなくても、白黒処理時における「階調優先」/「文字優先」の確認及び設定が可能である。
【0067】
更に、原稿モードの設定とは独立に、「階調優先」/「文字優先」の設定を行なうようにすることも可能である。この場合即ち、図7に示す優先選択ボタン65による設定が、原稿モード及びカラー処理モードの設定に関らず常に可能となる。
【0068】
尚、上述した実施形態においては、モード設定を行なう操作部15の外観として図6及び図7を示したが、本発明はもちろんこの例に限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の形態によるモード設定が可能である。
【0069】
ここで、図9を参照して、本発明に係る他のモード設定例について説明する。図9は、モード設定の際の操作部における液晶表示画面の遷移例を示す図である。まず、91に示す「共通仕様設定」ボタンが表示され、詳細は省略するが、このボタン91をオンすることにより、ユーザによる原稿モード及び色処理モード等の設定が行われる。この際に、92に示す「文字/写真/地図モード時の白黒処理設定」ボタンが表示され、これが選択されることにより、文字/写真/地図モード時の白黒処理時において、階調/文字のいずれを優先するかを選択するための優先選択画面93が表示される。優先選択画面93においては、階調優先を選択する「階調優先」ボタン94,文字優先を選択する「文字優先」ボタン95,及び該選択処理の終了を示す「閉じる」ボタン96を備えている。この「階調優先」ボタン94,「文字優先」ボタン95は、現在設定されているモードが例えば白抜きによる反転表示されることにより、ユーザが現在の設定状況を確認することができる。即ち、「階調優先」ボタン94,「文字優先」ボタン95は、それぞれがユーザに選択されることにより反転表示される。そして、ユーザによる階調/文字優先の設定が終了すれば、「閉じる」ボタン96がオンされることにより、操作部の液晶画面は「共通仕様設定」ボタン91の表示に戻る。
【0070】
図9に示した例によっても即ち、文字/写真/地図モード時の白黒処理設定(階調/文字優先)が、他のモード設定とは独立して可能であることが分かる。即ち、文字/写真/地図モード時の白黒処理(階調/文字優先)を設定することができれば、図9の例に限らず他のどのような設定方法であっても、本発明の主旨を満たすことは言うまでもない。
【0071】
また、原稿のプリスキャンによるカラー/白黒の自動判別、即ちACS機能を利用して、該判別結果に基づいて原稿モードを切り替え制御するようにしてもよい。
【0072】
また、本実施形態は原稿画像を読取って画像処理を施し、記録媒体上に画像形成して出力するカラー複写機を例として説明を行なったが、本発明は複写機に限定されるものではなく、例えばネットワークを介して受信した画像信号に対して任意のモードに応じた画像処理を施して他装置に転送するコンピュータシステム等、入力された画像信号に対して所望の画像処理を施す画像処理装置であれば、本発明は適用可能である。
【0073】
<他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0074】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0075】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0076】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0077】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0078】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】
【0080】
以上説明したように本発明によれば、色処理モード毎に異なる原稿モードに相当する画像処理を行なうことにより、カラー原稿と白黒原稿との混在原稿を連続処理する場合であっても、原稿毎にその原稿種別に応じた最適な画像処理を施すことが可能となり、出力画像の画質向上が計れると同時に、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態におけるカラー複写機の機能構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態において「カラー処理モード」設定時の画像処理を示す図である。
【図3】本実施形態において「白黒処理モード」設定時の画像処理を示す図である。
【図4】本実施形態における空間フィルタ処理の周波数特性を示す図である。
【図5】本実施形態におけるγ変換テーブル特性を示す図である。
【図6】本実施形態における操作部の外観を示す図である。
【図7】本実施形態における操作部の外観を示す図である。
【図8】本実施形態におけるモード設定処理を示すフローチャートである。
【図9】本実施形態における他のモード設定例を示す図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部
2 入力マスキング部
3 第1色空間変換部
4 色判定部
5 空間フィルタ部
6 色抑圧部
7 第2色空間変換部
8 LOG変換部
9 出力マスキング部
10 出力γ部
11 出力変換部
12 プリンタ部
13 文字検出部
14 制御部
15 操作部
62 原稿モード設定ボタン
63 カラー/白黒モード切り替え設定ボタン
64 ACSモード設定ボタン
65 優先選択ボタン

Claims (13)

  1. 原稿画像を読み取り、画像信号として入力する入力手段と、
    前記画像信号に対して画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像信号に対してカラー画像として画像処理を行うか、白黒画像として画像処理を行うかを決定する決定手段と、
    前記画像信号を文字領域と画像領域とに分け、画像領域には画像領域用の画像処理を行い、文字領域には文字領域用の画像処理を行う第1のモードと、前記画像信号に対して画像領域用の画像処理を行う第2のモードとを設定可能な画像モード設定手段と、
    前記画像モード設定手段において前記第1のモードが設定された場合であって、かつ、前記決定手段において白黒画像として画像処理を行うと決定された場合に、前記文字領域用の画像処理を行う第3のモードを設定可能な優先モード設定手段と、を備え、
    前記文字領域用の画像処理は、前記画像領域用の画像処理よりもコントラストを強調する処理であり、
    前記画像処理手段は、
    前記画像モード設定手段により、前記第1のモードが設定され、前記決定手段により、カラー画像として画像処理を行うと決定された場合には、前記画像信号に対して、文字領域には前記文字領域用の画像処理を行い、画像領域には前記画像領域用の画像処理を行い
    前記画像モード設定手段により、前記第1のモードが設定され、前記決定手段により、白黒画像として画像処理を行うと決定された場合であって、前記優先モード設定手段により前記第3のモードが設定された場合には、前記画像信号に対して、前記文字領域用の画像処理を行い、
    前記画像モード設定手段により、前記第1のモードが設定され、前記設定手段により、白黒画像として画像処理を行うと決定された場合であって、前記優先モード設定手段により第3のモードが設定されなかった場合には、前記画像信号に対して、文字領域には前記文字領域用の画像処理を行い、画像領域には前記画像領域用の画像処理を行い、
    前記画像モード設定手段により、前記第2のモードが設定され、前記決定手段により、カラー画像として画像処理を行うと決定された場合には、前記画像信号に対して、前記画像領域用の画像処理を行い、
    前記画像モード設定手段により、前記第2のモードが設定され、前記決定手段により、白黒画像として画像処理を行うと決定された場合には、前記画像信号に対して、前記画像領域用の画像処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記入力手段は、複数枚の原稿画像を自動原稿送付装置により、順次読み取り可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像信号を文字領域と画像領域とに分離する分離手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像信号が無彩色であるか否かを判定する色判定手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記色判定手段により前記画像信号が無彩色であると判定された場合に、白黒画像として画像処理を行うことを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像信号を、カラー画像として画像処理を行うカラーモードと、白黒画像として画像処理を行う白黒モードとを設定可能な色処理モード設定手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記色処理モード設定手段により設定されたモードに基づいて、前記画像信号をカラー画像として画像処理を行うか、白黒画像として画像処理を行うかを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理手段により画像処理が行われた前記画像信号を出力する出力手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 原稿画像を読み取り、画像信号として入力する入力工程と、
    前記画像信号に対して画像処理を行う画像処理工程と、
    前記画像信号に対してカラー画像として画像処理を行うか、白黒画像として画像処理を行うかを決定する決定工程と、
    前記画像信号を文字領域と画像領域とに分け、画像領域には画像領域用の画像処理を行い、文字領域には文字領域用の画像処理を行う第1のモードと、前記画像信号に対して画像領域用の画像処理を行う第2のモードとを設定可能な画像モード設定工程と、
    前記画像モード設定工程において前記第1のモードが設定された場合であって、かつ、前記決定工程において白黒画像として画像処理を行うと決定された場合に、前記文字領域用の画像処理を行う第3のモードを設定可能な優先モード設定工程と、を備え、
    前記文字領域用の画像処理は、前記画像領域用の画像処理よりもコントラストを強調する処理であり、
    前記画像処理工程は、
    前記画像モード設定工程において、前記第1のモードが設定され、前記決定工程において、カラー画像として画像処理を行うと決定された場合には、前記画像信号に対して、文字領域には前記文字領域用の画像処理を行い、画像領域には前記画像領域用の画像処理を行い
    前記画像モード設定工程において、前記第1のモードが設定され、前記決定工程において、白黒画像として画像処理を行うと決定された場合であって、前記優先モード設定工程において前記第3のモードが設定された場合には、前記画像信号に対して、前記文字領域用の画像処理を行い、
    前記画像モード設定工程において、前記第1のモードが設定され、前記設定工程において、白黒画像として画像処理を行うと決定された場合であって、前記優先モード設定工程において第3のモードが設定されなかった場合には、前記画像信号に対して、文字領域には前記文字領域用の画像処理を行い、画像領域には前記画像領域用の画像処理を行い、
    前記画像モード設定工程において、前記第2のモードが設定され、前記決定工程において、カラー画像として画像処理を行うと決定された場合には、前記画像信号に対して、前記画像領域用の画像処理を行い、
    前記画像モード設定工程において、前記第2のモードが設定され、前記決定工程において、白黒画像として画像処理を行うと決定された場合には、前記画像信号に対して、前記画像領域用の画像処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記入力工程は、複数枚の原稿画像を自動原稿送付装置により、順次読み取り可能であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記画像信号を文字領域と画像領域とに分離する分離工程を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  10. 前記画像信号が無彩色であるか否かを判定する色判定工程を更に備え、
    前記決定工程は、前記色判定工程において前記画像信号が無彩色であると判定された場合に、白黒画像として画像処理を行うことを決定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  11. 前記画像信号を、カラー画像として画像処理を行うカラーモードと、白黒画像として画像処理を行う白黒モードとを設定可能な色処理モード設定工程を更に備え、
    前記決定工程は、前記色処理モード設定工程において設定されたモードに基づいて、前記画像信号をカラー画像として画像処理を行うか、白黒画像として画像処理を行うかを決定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  12. 前記画像処理工程において画像処理が行われた前記画像信号を出力する出力工程を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  13. 請求項7乃至12のいずれか1項に記載の画像処理方法をコンピュータによって実行させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
JP07065098A 1998-03-19 1998-03-19 画像処理装置及びその方法 Expired - Fee Related JP4100757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07065098A JP4100757B2 (ja) 1998-03-19 1998-03-19 画像処理装置及びその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07065098A JP4100757B2 (ja) 1998-03-19 1998-03-19 画像処理装置及びその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11272126A JPH11272126A (ja) 1999-10-08
JP4100757B2 true JP4100757B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=13437748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07065098A Expired - Fee Related JP4100757B2 (ja) 1998-03-19 1998-03-19 画像処理装置及びその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4100757B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5593684B2 (ja) * 2009-11-20 2014-09-24 富士ゼロックス株式会社 画像読込制御装置、画像読込装置、画像読込システム、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11272126A (ja) 1999-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7903872B2 (en) Image-processing apparatus and method, computer program, and storage medium
JP4139834B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US8130410B2 (en) Image processing method, image processing apparatus, image forming system and recording medium readable by a computer
JP4531606B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、および画像処理方法
JPH08307717A (ja) 画像処理装置
JP6808325B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JPH04336870A (ja) カラー画像記録装置
JP5825913B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法並びにプログラム
JP4903851B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
US6178010B1 (en) Image processing device
JP2004363795A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP3815465B2 (ja) カラー画像処理装置
JP4100757B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
JP7266462B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム
JP3767210B2 (ja) 原稿種判定装置及び画像処理装置
JP4990340B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
JPH0614185A (ja) 画像読取装置
JP3079630B2 (ja) 画像処理装置
JP3581756B2 (ja) 画像処理装置
JP3351606B2 (ja) カラー画像形成装置における下地制御装置
JP4118823B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および記録媒体
JP2002374425A (ja) 画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理装置並びに画像処理装置を備えた画像形成装置
JP3854414B2 (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP2009130811A (ja) コピーシステム、このシステムプログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2004135217A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040531

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20040531

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080318

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees