JP4099688B2 - 浄水装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浄水の処理能力が限界に達すると自動的に出水を停止する機能を備えた浄水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般家庭で通常使われる浄水器のうち、流し台の下に設置する、いわゆる「アンダーシンク浄水器」と呼ばれる浄水器の例を図4に示す。図において、1は浄水器、1aはハウジング、1bはカートリッジ、1cは入水口、1dは出水口、2は入口配管、3は出口配管、8は給水栓、9は切替コックである。
給水栓8を開け、コック切替9を浄水器1側に切り替えると、水道水は入口配管2を経てハウジング1a内に入り、カートリッジ1bの最外層に位置するプリーツフィルタ1baで懸濁物質が除去され、その内側に充填されている活性炭1bbで遊離塩素や臭気物質あるいはトリハロメタンなどが除去された浄水が出口配管3から排出される。
また、カートリッジ1bに中空糸膜を使ったものや活性炭に銀を添着してこれを徐々に溶出させ、微生物による汚染を防止するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、カートリッジの除去物質に対する能力の一例を図5に示すように、活性炭、濾膜など濾材の濾過能力が継続する時間は、濾過対象物質ごとに、あるいは濾材に付加された機能ごとに異なる。
図5は濾材の活性炭に銀を添着した使用限界15m3 のアンダーシンク浄水器を水道水の静圧を500kPa、初期流量5リットル/分で通水した結果である。この例では、積算通水量が約20m3 に達すると、トリハロメタンの除去率が0以下、すなわち、出口側の濃度が入口側の濃度よりも高い状態となる。また、微生物汚染防止を目的として活性炭に添着してあった銀の溶出が完全に途絶え、その後、処理水中に細菌類が検出されるようになっている。
しかし、この時点になっても遊離塩素の除去能力は十分にあり、流量も2リットル/分程度までにしか下がっていないため、一部の利用者はこの浄水器が使用期限を過ぎていることに気づかない場合も考えられる。
また、浄水器メーカでは除去対象物質中で最も除去しにくい物質の濾過寿命に合せて、濾過カートリッジの製品寿命を設定し使用期限も明示する。しかし、実際の使用に当たっては、浄水器から水が出るうちは、寿命到達後もなお継続してこれを使用する可能性がある。
また、濾材に中空糸膜を採用しているものは、使用を継続するうちにカートリッジの圧力損失が、ある時点から急激に増大して濾過水量が低下し水道元圧の高い地域では中空糸膜が破壊することも考えられる。破壊した場合、浄水器内部に滞留していた微生物が濾過水中に混在してくる恐れがある。
【0004】
このように、現在市販されている浄水器には、上記の課題に対して有効な対策を施こしたものは見当たらない。もちろん積算流量計と電磁弁を組み込んで、使用水量を制限することは技術的に容易であるが、電力を使用するので費用面からも実用的ではない。
そこで、本発明は、使用者が浄水器の使用期限を知らなくても、浄水を自動的に停止でき、微生物の繁殖などない衛生上安全性の高い、構造が簡単で安価な浄水装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明はハウジングの内部に設けたカートリッジと前記ハウジングの上部に付設され水道水が供給される入水口と前記カートリッジ内を通過した浄水が送水される出水口とを有した浄水器と、前記浄水器の入水口に接続される入口配管と、前記浄水器の出水口に接続される出口配管とを備えた浄水装置において、前記入口配管と前記出口配管との間または前記入水口と前記入出水口との間を連結する分岐管と、前記分岐管内に設けられ一方端が閉じた筒状のベローズと、前記ベローズの一方端の外側に設けた弁と前記出口配管内に設けた弁座とからなるバルブ機構と、所定の圧力差になるとバルブ機構が閉じるように前記ベローズの位置を調整する圧力調整手段とを備えた構成にしている。
また、前記圧力調整手段はスピンドルとスクリューおよびばねとからなる構成にしてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は本発明の浄水装置を示す側断面図である。図において、4は分岐管、5はベローズ、6はバルブ機構、6aは弁、6bは弁座、7は圧力調整機構、7aはスクリュー、7bはスピンドル、7cはばねである。他の符号は従来技術で述べたものと同じであるため省略する。
カートリッジ1bは、従来例と同じくプリーツフィルタ1baと活性炭1bbからなる。分岐管4は入口配管2と出口配管3との間を接続している。ベローズ5は、ステンレス鋼またはプラスチックからなる一端が閉じた筒状のもので、内部圧力によって軸方向には伸縮するが、径方向には膨れにくい。ベローズ5を分岐管4内に挿入し、開放側を入口配管2側に向けて固定し、閉じた側を出口配管3側に向けて組み込んでいる。バルブ機構6は、弁6aをベローズ5の閉じた方に固定し、弁座6bを出口配管3内に設けて組み立てこの両者で構成している。圧力調整機構7は、ねじ部をもつスピンドル7aを入口配管2のねじ部をもつ管壁を通してベローズ5の閉じた端面を押すようにしている。なお、スクリュー7bを入口配管2の管外に出ているスピンドル7aに固定する一方、ベローズ5の閉じた部分に戻り用のばね7cを設けている。スクリュー7bは、弁6aの初期位置を設定するための手段として用いたが、スピンドル7aを移動できる機構であれば、その他の方法でも良いし、設定後スクリュー7bを取り外して初期位置が変更できないようにスピンドル7aを固定してもよい。圧力調整機構7により、圧力損失が約500kPaになったときに、弁6a弁と座6bから成るバルブ機構がほぼ「閉」の状態となるようにベローズ5の位置を調整して固定した。
【0007】
弁6aと弁座6bからなるバルブ機構6の特性を図2に示す。これから分かるように、本バルブ機構6は汎用のバルブと同等で、弁位置の移動距離に対する流量変化の関係が非線型である。したがって、弁6aと弁座6bの距離がある程度以上離れているうちは、距離の変化に対し流量はさほど変化しない。一方、ベローズ5および圧力調整機構7のばね7cは入口側と出口側の圧力損失の大きさにより、ほぼ直線的に伸縮する。
【0008】
いま、水道水を入口配管2から静圧500kPaとし、初期流量を毎分5リットルとして通水した。水道水は浄水器1のハウジング1a内に入り、カートッジ1bの最外層に位置するプリーツフィルタ1baで懸濁物質が除去され、その内側に充填されている活性炭1bbで遊離塩素や臭気物質、あるいはトリハロメタンなどが除去され、出口配管3で浄水として排出される。浄水器の使用時間が経過すると、水道水中に含まれている微細な懸濁物質がプリーツフィルタ1baや活性炭1bbに捕捉されるため、通水時の入口側の動水圧と出口側の勤水圧の差( 以下「圧力損失」という) が次第に増加する。圧力損失の増加にともなって、通水時の弁6aは弁座6bに接近し、ついには弁座6bを閉塞して通水を停止させる。
【0009】
このように調整した試験機に、水道水を静圧500kPaのもとに、初期流量を毎分5リットルを通水したときの結果を図3に示す。
この結果によれば、積算通水量が約13m3 を過ぎる頃から流量が急激に下がり始め、約18m3 でほぼ流量は0となる。
この最終時点における活性炭の性能として、トリハロメタンについては除去率が殆ど0であるが、まだ若干の吸着能を残している。さらに微生物汚染防止を目的として活性炭に添着してある銀も残っており、試験の最後まで浄水中に最菌類は検出されていない。
このように、本発明による浄水器には、利用者がその有効期限を大きく越えて使用するとを強制的に防ぐ機能を持たせてある。
なお、本実施例では分岐管4を出口配管と入口配管との間に設けたが、浄水器の入水口1cと出水口1dとの間に設けてもよい。また、分岐管4を透明な材質にし、ベローズ5の位置すなわち、圧力差を目で確認できるようにしても良い。
【0010】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、浄水器の出水口に接続される出口配管とを備え、この入口配管から分岐し出口配管とを連結する分岐管と、所定の圧力差のもとで出口配管の水路を閉じるバルブ機構と、所定の圧力差になるよう調整する圧力調整手段とを備えた構成にしているので、使用者が浄水器の使用期限を知らなくても自動的に停止でき、微生物の繁殖など衛生上問題のない安全性の高い、構造が簡単で安価な浄水器を得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄水装置を示す側断面図である。
【図2】本発明の浄水装置の弁の開度に対する相対流量の特性図である。
【図3】本発明の浄水装置を用いた浄化能力を示す特性図である。
【図4】従来の浄水装置の側断面図である。
【図5】従来の浄水装置を用いた浄化能力を示す特性図である。
【符号の説明】
1:浄水器
1a:ハウジング
1b:カートリッジ
1c:入水口
1d:出水口
2:入口配管
3:出口配管
4:分岐管
5:ベローズ
6:バルブ機構
6a:弁
6b:弁座
7:圧力調整機構
7a:スピンドル
7b:スクリュー
7c:ばね
8:給水栓
9:切替コック

Claims (2)

  1. ハウジングの内部に設けたカートリッジと前記ハウジングの上部に付設され水道水が供給される入水口と前記カートリッジ内を通過した浄水が送水される出水口とを有した浄水器と、前記浄水器の入水口に接続される入口配管と、前記浄水器の出水口に接続される出口配管とを備えた浄水装置において、前記入口配管と前記出口配管との間または前記入水口と前記入出水口との間を連結する分岐管と、前記分岐管内に設けられ一方端が閉じた筒状のベローズと、前記ベローズの一方端の外側に設けた弁と前記出口配管内に設けた弁座とからなるバルブ機構と、所定の圧力差になるとバルブ機構が閉じるように前記ベローズの位置を調整する圧力調整手段とを備えたことを特徴とする浄水装置。
  2. 前記圧力調整手段はスピンドルとスクリューおよびばねとからなる請求項1記載の浄水装置。
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