JPH06154734A - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
- Publication number
- JPH06154734A JPH06154734A JP31036992A JP31036992A JPH06154734A JP H06154734 A JPH06154734 A JP H06154734A JP 31036992 A JP31036992 A JP 31036992A JP 31036992 A JP31036992 A JP 31036992A JP H06154734 A JPH06154734 A JP H06154734A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- purified
- valve
- purified water
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 浄水器の止水時に、空気中の細菌等の浄水吐
出口からの侵入による逆汚染を防止する。 【構成】 活性炭と中空糸膜とで形成された濾過部が内
蔵されている浄水器の、濾過部に接続している浄水吐出
口に、通水時には水圧によって解放状態となり、止水時
には閉鎖状態となる弁を設けた浄水器。
出口からの侵入による逆汚染を防止する。 【構成】 活性炭と中空糸膜とで形成された濾過部が内
蔵されている浄水器の、濾過部に接続している浄水吐出
口に、通水時には水圧によって解放状態となり、止水時
には閉鎖状態となる弁を設けた浄水器。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水道水等の浄化に用い
られる浄水器に関する。より詳しくは、一旦浄化された
水が細菌等により再汚染されないようにした浄水器に関
するものである。
られる浄水器に関する。より詳しくは、一旦浄化された
水が細菌等により再汚染されないようにした浄水器に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、中空糸膜等の微細孔を有した濾過
膜を用いたフィルターを活性炭と併用した濾過機構を有
する浄水器が注目を浴び水道水等の浄化に広く用いられ
てきている。
膜を用いたフィルターを活性炭と併用した濾過機構を有
する浄水器が注目を浴び水道水等の浄化に広く用いられ
てきている。
【０００３】このようなフィルターは、中空糸膜を集束
し、該集束端を中空糸膜の開口端を閉塞させないように
してポリウレタン樹脂等のポッテング材によって固定す
ることにより、中空糸膜の中空部を気密に仕切るととも
に筒状ケース本体に固定されており、活性炭層と連接し
た状態で濾過部が形成されている。この濾過部では、活
性炭によって水道水中の残留塩素、その他の臭気成分、
有機物質等の除去が行われ、中空糸膜層によって鉄錆や
コロイド成分、塩素殺菌のみでは除去し難い細菌等の除
去が行われている。
し、該集束端を中空糸膜の開口端を閉塞させないように
してポリウレタン樹脂等のポッテング材によって固定す
ることにより、中空糸膜の中空部を気密に仕切るととも
に筒状ケース本体に固定されており、活性炭層と連接し
た状態で濾過部が形成されている。この濾過部では、活
性炭によって水道水中の残留塩素、その他の臭気成分、
有機物質等の除去が行われ、中空糸膜層によって鉄錆や
コロイド成分、塩素殺菌のみでは除去し難い細菌等の除
去が行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このようにして濾過さ
れた水は、塩素臭が無く、しかも鉄錆や細菌等が除去さ
れた安全でおいしい飲用水となる。しかし、濾過部で浄
化され、濾過部とそれに接続している吐水管内に滞留し
ている浄水は、水道水中に投入されている殺菌用の塩素
成分が殆ど除去されているために、外気中に浮遊してい
る雑菌や使用者の手指に付着している雑菌等により、浄
水吐水口から再度汚染（以下「逆汚染」という）される
可能性がある。
れた水は、塩素臭が無く、しかも鉄錆や細菌等が除去さ
れた安全でおいしい飲用水となる。しかし、濾過部で浄
化され、濾過部とそれに接続している吐水管内に滞留し
ている浄水は、水道水中に投入されている殺菌用の塩素
成分が殆ど除去されているために、外気中に浮遊してい
る雑菌や使用者の手指に付着している雑菌等により、浄
水吐水口から再度汚染（以下「逆汚染」という）される
可能性がある。
【０００５】従って、浄水器の使用開始時における浄水
は、逆汚染された浄水が混入する可能性がある。この解
決策として、一定量の浄水を捨て滞留水が除かれた状態
で実用に供されているが、使用開始時の捨て水が少ない
と逆汚染水が浄水中に混入した状態での使用となるおそ
れがあり、また、捨て水は煩わしく、忘れることもあ
り、捨て水が多すぎると浄水の無駄使いとなる。
は、逆汚染された浄水が混入する可能性がある。この解
決策として、一定量の浄水を捨て滞留水が除かれた状態
で実用に供されているが、使用開始時の捨て水が少ない
と逆汚染水が浄水中に混入した状態での使用となるおそ
れがあり、また、捨て水は煩わしく、忘れることもあ
り、捨て水が多すぎると浄水の無駄使いとなる。
【０００６】また、浄水吐水口先端のユースポイントに
抗菌処理を施す試みが特開昭６０−４６１９６号公報等
に、また濾過部通過後の浄水の通水路の内表面に抗菌処
理する方法が特開平２−７１８８９号公報、特開平３−
２６２５９３号公報等に開示されている。しかし、これ
らは短期的には効果が見られるものの長期的あるいは細
菌の多い環境下では効果が持続できない場合もある。ま
た、抗菌部材と接触しない部分で細菌が増殖し逆汚染さ
れる心配もある。
抗菌処理を施す試みが特開昭６０−４６１９６号公報等
に、また濾過部通過後の浄水の通水路の内表面に抗菌処
理する方法が特開平２−７１８８９号公報、特開平３−
２６２５９３号公報等に開示されている。しかし、これ
らは短期的には効果が見られるものの長期的あるいは細
菌の多い環境下では効果が持続できない場合もある。ま
た、抗菌部材と接触しない部分で細菌が増殖し逆汚染さ
れる心配もある。
【０００７】更に、浄水吐水口先端に殺菌性物質を内面
に含有する蓋を装着する試みが特開昭６１−１７１５９
３号公報に開示されているが、これは止水の度に蓋をし
なければならず非常に手間である。
に含有する蓋を装着する試みが特開昭６１−１７１５９
３号公報に開示されているが、これは止水の度に蓋をし
なければならず非常に手間である。
【０００８】本発明は、従来と同様に蛇口の開閉のみの
通水操作で浄水ができ、前述のような逆汚染を生ずるこ
ともなく、捨て水の必要のない浄水器を提供することを
目的とするものである。
通水操作で浄水ができ、前述のような逆汚染を生ずるこ
ともなく、捨て水の必要のない浄水器を提供することを
目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、活性炭
と中空糸膜とで形成された濾過部を内蔵した浄水器にお
いて、該浄水器の浄水吐水口に通水時には水圧によって
開放され、止水時には閉鎖する弁を設けた浄水器であ
る。
と中空糸膜とで形成された濾過部を内蔵した浄水器にお
いて、該浄水器の浄水吐水口に通水時には水圧によって
開放され、止水時には閉鎖する弁を設けた浄水器であ
る。
【００１０】本発明の浄水器において用いられる中空糸
膜、活性炭、蛇口接続機構等はいずれも一般に使用され
ている材質、構造のものを使用すればよく、特に限定さ
れない。
膜、活性炭、蛇口接続機構等はいずれも一般に使用され
ている材質、構造のものを使用すればよく、特に限定さ
れない。
【００１１】また浄水吐水口に設けられる弁は一般に使
用されている機械的反発力（例えばスプリング等）を利
用して開閉するものでもよいし、材質自体の弾性力によ
り開閉するものでもよい。
用されている機械的反発力（例えばスプリング等）を利
用して開閉するものでもよいし、材質自体の弾性力によ
り開閉するものでもよい。
【００１２】更に、この弁の部材は抗菌剤をその主たる
素材の中に０．０１〜２０％程度抗菌効果を示し得る程
度に含有していることが好ましい。
素材の中に０．０１〜２０％程度抗菌効果を示し得る程
度に含有していることが好ましい。
【００１３】抗菌剤としては、無機物の中に含まれる金
属を抗菌性の金属である銀、銅、亜鉛等とイオン交換あ
るいはイオン結合等により０．１〜５０重量％含有して
いるものが用いられる。このような抗菌剤に含まれる抗
菌性の金属は濾過水を飲用に供することから、安全性を
考慮し溶出は極微量に抑えられたものである。
属を抗菌性の金属である銀、銅、亜鉛等とイオン交換あ
るいはイオン結合等により０．１〜５０重量％含有して
いるものが用いられる。このような抗菌剤に含まれる抗
菌性の金属は濾過水を飲用に供することから、安全性を
考慮し溶出は極微量に抑えられたものである。
【００１４】
【作用】浄水吐水口に設けた弁によって、通水時には水
圧によりスプリングが圧縮され、ステム付きディスクが
押し下げられて、ディスクホルダーとの間に水路が形成
され、浄水が通水され吐出される。止水時にはスプリン
グの圧縮が解除され、ステム付きディスクが上昇するこ
とにより浄水吐水口が閉じられ、外部からの雑菌の侵入
が阻止される。
圧によりスプリングが圧縮され、ステム付きディスクが
押し下げられて、ディスクホルダーとの間に水路が形成
され、浄水が通水され吐出される。止水時にはスプリン
グの圧縮が解除され、ステム付きディスクが上昇するこ
とにより浄水吐水口が閉じられ、外部からの雑菌の侵入
が阻止される。
【００１５】
【実施例】以下本発明の実施態様を図面に従い詳細に説
明する。
明する。
【００１６】図１は、本発明の浄水器の一例を示した縦
断面図であり、図２、図３、図４及び図５は浄水吐水口
に設けた弁の一例を示した部分拡大図である。図２及び
図４は止水時、図３及び図５は通水時の状態を示してい
る。１は浄水器本体、２は濾過部、３は活性炭、４は中
空糸膜、５は原水注入口、６は浄水吐水口、７は浄水吐
水管、８は弁、９はステム付きディスク、１０はディス
クホルダー、１１はＯリング、１２はスプリングをそれ
ぞれ示している。
断面図であり、図２、図３、図４及び図５は浄水吐水口
に設けた弁の一例を示した部分拡大図である。図２及び
図４は止水時、図３及び図５は通水時の状態を示してい
る。１は浄水器本体、２は濾過部、３は活性炭、４は中
空糸膜、５は原水注入口、６は浄水吐水口、７は浄水吐
水管、８は弁、９はステム付きディスク、１０はディス
クホルダー、１１はＯリング、１２はスプリングをそれ
ぞれ示している。
【００１７】図１は、活性炭層と中空糸膜とからなる濾
過部２を有し、原水注入口５から注入された原水が濾過
部２で浄化され、浄水吐水口６から浄水を吐出し得るよ
うになした浄水器本体１を示しており、浄水吐水口６に
は弁８が接続されている。
過部２を有し、原水注入口５から注入された原水が濾過
部２で浄化され、浄水吐水口６から浄水を吐出し得るよ
うになした浄水器本体１を示しており、浄水吐水口６に
は弁８が接続されている。
【００１８】浄水吐水口６に設けた弁８は図２及び図３
のような通常の逆止弁を応用したものでは、通水時には
図３に示したように水圧によりスプリング１２が圧縮さ
れ、ステム付きディスク９が押し下げられて、ディスク
ホルダー１０との間に水路が生じ、浄水が吐出される。
止水時にはスプリング１２の圧縮が解除され、図２に示
したようにステム付きディスク９が上昇することにより
浄水吐水口６が閉じられ、外部からの雑菌の侵入が阻止
される。
のような通常の逆止弁を応用したものでは、通水時には
図３に示したように水圧によりスプリング１２が圧縮さ
れ、ステム付きディスク９が押し下げられて、ディスク
ホルダー１０との間に水路が生じ、浄水が吐出される。
止水時にはスプリング１２の圧縮が解除され、図２に示
したようにステム付きディスク９が上昇することにより
浄水吐水口６が閉じられ、外部からの雑菌の侵入が阻止
される。
【００１９】また、図４及び図５に示したように、浄水
吐水口６にスプリングの伸縮により開閉する弁を設けて
も良い。
吐水口６にスプリングの伸縮により開閉する弁を設けて
も良い。
【００２０】
【発明の効果】本発明は、浄水器の浄水吐水口に設けら
れた弁が、通水時には浄水吐出口が通水可能状態とな
り、止水時には閉鎖状態となるので、従来のように止水
の都度蓋を装着するなど煩わしい操作をする必要がな
く、非使用時における逆汚染を防止することが可能とな
る。更に、抗菌性を有する弁とすることにより、外部か
らの雑菌類の侵入を完全に防ぐことができる。
れた弁が、通水時には浄水吐出口が通水可能状態とな
り、止水時には閉鎖状態となるので、従来のように止水
の都度蓋を装着するなど煩わしい操作をする必要がな
く、非使用時における逆汚染を防止することが可能とな
る。更に、抗菌性を有する弁とすることにより、外部か
らの雑菌類の侵入を完全に防ぐことができる。
【図１】本発明の浄水器の一例を示した縦断面図であ
る。
る。
【図２】浄水吐水口に設けた弁の止水時の状態を示した
部分拡大図である。
部分拡大図である。
【図３】浄水吐水口に設けた弁の通水時の状態を示した
部分拡大図である。
部分拡大図である。
【図４】浄水吐水口に設けた他の弁の止水時の状態を示
した部分拡大図である。
した部分拡大図である。
【図５】浄水吐水口に設けた他の弁の通水時の状態を示
した部分拡大図である。
した部分拡大図である。
１ 浄水器本体 ２ 濾過部 ３ 活性炭 ４ 中空糸膜 ５ 原水注入口 ６ 浄水吐水口 ７ 浄水吐水管 ８ 弁 ９ ステム付きディスク １０ ディスクホルダー １１ Ｏリング １２ スプリング
Claims (2)
- 【請求項１】 活性炭と中空糸膜とで形成された濾過部
を内蔵した浄水器において、該浄水器の浄水吐水口に通
水時には水圧によって開放され、止水時には閉鎖する弁
を設けた浄水器。 - 【請求項２】 弁の部材が抗菌剤を含有した樹脂よりな
る請求項１記載の浄水器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31036992A JPH06154734A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31036992A JPH06154734A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 浄水器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06154734A true JPH06154734A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18004420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31036992A Pending JPH06154734A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 浄水器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06154734A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008013068A1 (fr) * | 2006-07-24 | 2008-01-31 | Seiwa Pro Co., Ltd. | Purificateur d'eau |
-
1992
- 1992-11-19 JP JP31036992A patent/JPH06154734A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008013068A1 (fr) * | 2006-07-24 | 2008-01-31 | Seiwa Pro Co., Ltd. | Purificateur d'eau |
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