JP4099109B2 - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、シート搬送装置および画像形成装置に関し、さらに詳しくはシートを排出する経路での搬送不良解消構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、複写機やプリンタあるいはファクシミリ装置や印刷機などの画像形成装置においては、潜像担持体上に形成された画像が転写される記録紙などの記録シートを搬送するための搬送装置が設けられている。
搬送装置は、給紙段階、画像転写段階および転写後の定着段階そして排紙段階のそれぞれに設けられており、それら各段階の何れかにおいてあるいは全てにおいて搬送不良を起こした記録シートを外部に取り出せる構成が用いられることがある。
【0003】
搬送不良は、原因の一つとして記録シート上に定着されたトナー像と記録シートの搬送部材との接触が考えられる。つまり、定着行程において記録シート上のトナー像は熱による溶融軟化、そしてシートへの浸透という過程を経るが、定着装置を通過した時点で軟化が終わっていない場合には搬送部材と接触した際に搬送部材に粘着することがある。このため、例えば、搬送部材がローラであればローラ周面に記録シートが巻き付いてしまうことになる。また、これとは別の原因として考えられるのは、記録シートの斜行により搬送ガイドとの干渉が発生して進行を阻まれてしまうことが挙げられる。
【0004】
いずれの場合においても、記録シートを画像形成装置の外部に取り出すことが必要となるので、そのための構成が種々提案されている。
例えば、搬送路の一部を装置本体に対して開閉可能なカバー本体内に設け、カバー本体内に記録シートの表裏各面に対向する一対の搬送ガイドを配置し、記録シートを取り出す際にはカバーを開放して記録シートの搬送路の一部(一対のガイド部材を含んだ状態のもの)を外部に露呈させる構成(例えば、特許文献1)。
定着装置のユニットカバーを開閉可能に設け、カバーを開くことで定着装置内の搬送部を外部に露呈させることができる構成および記録シートの移動方向を定着装置内を通過する方向と定着層を通過し終わった時点での方向を反転させる反転搬送部をユニット構造とし、このユニットを開閉可能に設けて開くことで定着装置から排紙トレイまでの間の記録シートを外部に露呈させることができる構成(例えば、特許文献2)。
【0005】
記録シートの表裏各面に対向するガイド部材の一方を定着装置のカバーとして用い、このカバーを開閉できるようにすることで定着装置を通過した位置での記録シートの搬送路を外部に露呈させることができる構成(例えば、特許文献3)がある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−198583号公報(段落「0034」欄、図2)
【特許文献2】
特開平05−204114号公報(段落「0017」欄、「0020」欄、図3)
【特許文献3】
特開平11−157697号公報(段落「0038」欄、図6)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一般に画像形成装置における排紙経路は、上記各特許文献にもあるように定着後の位置に設けられることが多い。このため、排紙経路を外部に露呈する場合には定着装置にオペレータの手が触れたりする危険がある。
特許文献2では、定着装置側と排紙経路側とにそれぞれ開閉可能なカバーを設け、相対方向に開閉できる構成を採用しており、排紙経路を露呈する際に定着装置側へオペレータの手が向くことがないものの、定着装置の構成部材の一部を開閉カバーとしていることにより定着装置からの熱が伝わることになり、開閉操作上、好ましくないこのような構成は特許文献2においてもいえる。また、搬送経路を構成する一対のガイド部材をそのまま開放する構成では、開放される部分と開放されない部分とに亘って搬送経路内に記録シートが詰まっている場合には、開放部分と非開放部分との間で記録シートが剪断させることになり、破れてしまう虞がある。
【0008】
一方、画像形成装置の設置スペースを小さくすることがオフィスなどで画像形成装置の占有空間を大きくしなくて良いという利点がある。このため、記録シートを装置外部ではなく、装置内に排出できる構成も提案されている。
装置内への排紙を行うことにより画像形成装置の側壁を設置場所近傍の壁などに当接させて配置することができるので、室内でのレイアウトの制約を受けないようにすることができる。
【0009】
しかし、このような設置方法が採用された場合には上記各特許文献に示されているような開閉可能なカバーを用いることができない。つまり、開閉可能なカバーは開閉支点を基準として揺動する半径が必要となり、この半径内に設置場所の壁などが存在しているとその半径が確保できずに装置内部を露呈できないあるいは中途半端な角度でしか内部を覗くことができない事態となる。
【0010】
本発明の目的は、設置スペースの大きさに関係なく排紙経路の外部露呈が可能で搬送不良を起こした記録シートの取り出しが可能な構成を備えたシート搬送装置および画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、シートの表裏各面にそれぞれ対向して該シートの搬送路を形成するガイド部材と、上記ガイド部材におけるそれぞれの延長方向に複数設けられていて上記シートを挟持搬送可能なガイドローラとが支持手段に設けられ、該支持手段が筐体に対して収納位置と筐体外部の引き出し位置とに移動可能な構成を備えシート搬送装置において、上記ガイド部材は、一方が少なくとも1カ所を支点として他方に対して開閉可能に設けられ、該ガイド部材は、上記シートの搬送方向で該シートの搬送路長よりも短い複数のガイド部が連続して連結されるとともにそのうちの一つが該ガイド部材近傍に配置されている不動部に連結され連結されているガイド部同士は揺動可能に設けられ、ガイド部同士が相互に揺動する場合とガイド部同士を纏めて上記不動部に対して揺動する場合とが選択できる構成を備え、上記支持手段が引き出し位置に移動した状態で該ガイド部材を開放ることにより上記シートの搬送路を露出可能であることをことを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、上記ガイド部材の一方は、上記ガイド部材の他方と対向する位置から上記シートの搬送方向上流側に向けて揺動可能な構成を備えていることを特徴としている。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項1または2に記載の発明に加えて、上記ガイド部材の一方に有する揺動支点の一つは、ガイド部材の一方の全長を揺動半径とする際の揺動支点として用いられ、他の一つは、ガイド部材の一方の全長よりも短い揺動半径とする際の揺動支点として用いられる位置関係が設定されていることを特徴としている。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の発明に加えて、上記ガイド部材の一方に備えられて、該ガイド部材の一方の全長を揺動半径とする場合に用いられる揺動支点を備えた側の第1のガイド部と、該第1のガイド部を基準として上記シートの搬送方向上流側に向けて折曲可能であって上記第1のガイド部に連結されて上記ガイド部材の一方における全長よりも短い揺動半径を有する第2のガイド部は、上記揺動支点を基準としてシートの搬送方向上流側に向けて折曲可能であることを特徴としている。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明に加えて、上記第1のガイド部は、折曲角度が所定角度に維持される構成を備えていることを特徴としている。
【0017】
請求項記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明に加えて、上記第2のガイド部は、折曲過程で上記第1のガイド部における揺動支点を介して揺動を開始する状態を設定可能な構成を備えていることを特徴としている。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項3乃至6のうちの一つに記載の発明に加えて、上記第2のガイド部は、これの揺動開始時に把持される把手部を備えており、把手部にはガイド部材の支持部に対して係脱可能な係止手段が備えられ、揺動開始時に把持されることにより上記係止手段の係合が解除されて揺動を開始できる構成を備えていることを特徴としている。
【0019】
請求項記載の発明は、請求項1乃至のうちの一つに記載のシート搬送装置を画像形成装置に用いることを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態によるシート搬送装置が適用される画像形成装置の外観図であり、同図において、画像形成装置1は、記録紙などのシートを装置内部に設けられている排紙トレイAに排出することができる、いわゆる、胴内排紙が可能な構成を備えている。
【0033】
図2は、図1に示した画像形成装置1の内部構成を説明するための図であり、同図において、画像形成装置1は、高さ方向において中央部に画像形成処理部P1が、そしてこの画像形成処理部P1を挟んで下側には給紙バンクP2が、上側には原稿走査部P3がそれぞれ配置されている。
【0034】
画像形成処理部P1には、潜像担持体としてドラム状の感光体(以下、感光体ドラムという)2が配置されており、感光体ドラム2の周囲には、感光体ドラム2の回転方向、図2では時計方向の回転方向に沿って順次画像形成処理を実行するための帯電装置3,書き込み装置4,現像装置5,転写装置6およびクリーニング装置7がそれぞれ配置されている。
【0035】
本実施形態では、書き込み装置4として、異なる色の画像形成のための潜像形成が可能な構成、つまり2系統の書き込み光路を備えており、さらに現像装置5においても書き込み装置4により形成された潜像に対応する色の現像剤を供給できるように2種の現像装置(便宜上、書き込み装置により書き込み光を符号4,4’で示し、現像装置を符号5,5’で示す)が備えられている。
【0036】
給紙バンクP2は、画像形成処理部P1における転写位置の前方に配置されているレジストローラ8に向けて選択されたサイズのシートを収容している給紙カセットP2A〜P2Eのいずれかから繰り出して給送することができる部分である。このため、給紙バンクP2には、複数の給紙カセットP2A〜P2Eの出口側に繰り出しローラ9、そして一方が逆転することによりシートとローラとの間の摩擦力を利用して一枚送りが可能な分離ローラ10、さらに一枚送り状態のシートを給送する給送ローラ11がそれぞれ配置されている。
【0037】
原稿走査部P3には、原稿載置台P3Aに置かれた原稿を走査するための光学装置12および自動原稿給送装置(ADF)13が備えられており、光学装置12には、符号を付さないが、光源、移動キャリッジに装備されているミラーおよびレンズ、ミラーおよびレンズにより集光された原稿からの反射光を受光可能な光電変換素子が設けられている。
【0038】
自動原稿給送装置13は、この種、画像形成装置において一般的に知られている構成を備えており、原稿載置部および原稿載置部からの原稿を原稿載置台に向けて給送する給送ローラ群および走査後に原稿載置台P3Aから原稿排出台13Aに向け給送する排紙ローラ群を備えている。
自動原稿給送装置には、原稿の両面走査を行わせるために原稿を反転させる構成も備えられているが、その説明は省く。
【0039】
画像形成処理部P1において、感光体ドラム2に形成されたトナー像をシートに転写する際に用いられる転写装置6は、搬送ベルトを備えてシートの吸着搬送手段を兼ねることができるようになっており、転写ベルトにより搬送されながら感光体ドラム2に担持されているトナー像を転写されるシートは転写装置6を通過した後、定着装置14に導入されてトナー像が定着される。
定着装置14は、加熱ローラと加圧ローラとを備えた熱ローラ定着方式による定着が可能な装置であり、シートの定着と共にシートを挟持搬送できる構成とされている。
【0040】
定着装置14を通過したシートは排紙トレイAに至る経路として設けられている搬送路を移動するが、この搬送路には定着装置14から排出されたシートを排紙トレイAに向けて反転させて搬送できるシート搬送装置15が設けられている。
本実施形態におけるシート搬送装置15は、感光体ドラム2に対してシートを繰り出す給送ローラ16,レジストローラ8,転写装置6および定着装置14と共に、図2において符号17で示す支持手段に装備されており、支持手段17は、図2において符号TRで示すスライドガイド部材によって画像形成装置の筐体に対して収納位置と引き出し位置とに摺動可能に設けられている。
【0041】
本実施形態での支持手段17の引き出し方向は、オペレータが画像形成装置の操作パネルに対面する側に相当しており、これにより、支持手段17が引き出された状態を示す図3において、定着装置14およびシート搬送装置15は外部に露出するようになっている。従って、シート搬送装置15において発生したジャムはオペレータが通常画像形成時に対面する側で解消作業が行えるようになっている。なお、図3において符号1Aは、画像形成装置1に設けられている開閉可能な扉を示しており、通常は図1に示すように閉じられて画像形成装置1の壁面を構成し、支持手段17が引き出される際に開放されるようになっている。
【0042】
図4はシート搬送装置15に関する原理構成を説明するための模式図であり、同図において、シート搬送装置15は、シートの表裏各面に対向する第1,第2のガイド部材18,19と第1,第2の各ガイド部材18,19における搬送方向に沿って複数設けられてシートの挟持搬送を行う第1,第2のガイドローラ群20,21とを備えている。
【0043】
第1のガイド部材18は支持手段17側において不動状態に設置されており、これに対して第2のガイド部材19は、搬送方向で複数連結された第1,第2のガイド部をなすメインガイド部材19Aとサブガイド部材19Bとを備えている。
メインガイド部材19Aとサブガイド部材19Bとは、図4に示すように、それぞれ相互に第1のガイド部材18に対面している状態から、図5及び図6に示すように、離れる方向に揺動することができ、その揺動方向は、図において矢印X1,X2で示すように、シートの搬送方向(便宜上、図において符号Sで示す)における上流側、つまり定着装置14側に向けて揺動できる方向に相当している上記矢印のうちで、矢印X2は、メインガイド部材19Aが後述するヒンジ軸22を支点として定着装置14側に向け揺動する方向を示している。
【0044】
第2のガイド部材19の一方に相当するメインガイド部材19Aは、その揺動支点が第2のガイド部材19の全長を揺動半径とする際の揺動支点となる位置に設けられ、第2のガイド部材19の他方に相当するサブガイド部材19Bの揺動支点は第2のガイド部材19の全長よりも短い揺動半径とする際の揺動支点となる位置に設けられ、本実施形態では、メインガイド部材19Aの揺動支点が定着装置14側に、そしてサブガイド部材19Bの揺動支点がメインガイド部材19Aとの分割位置にそれぞれヒンジ軸22,23を設けることで設定されている。
【0045】
第2のガイド部材19におけるメインガイド部材19Aおよびサブガイド部材19Bは、それぞれヒンジ軸22,23を介してサブガイド部材19Bが図5に示すように、揺動端がシートの搬送方向上流側、つまり定着装置14側に向けて第1のガイド部材18から離れる向きに揺動でき、メインガイド部材19Aは、図6に示すように、揺動端がシートの搬送方向上流側で定着装置14から離れる向きに揺動できる。
【0046】
第2のガイド部材19におけるメインガイド部材19Aおよびサブガイド部材19Bは、揺動した際に第1のガイド部材18から離れることによりシートの搬送路を外部に露出させることができるようになっているが、搬送路の露出に際しては、サブガイド部材19Bのみを揺動させる場合とメインガイド部材19Aおよびサブガイド部材19Bの両方を纏めて揺動させる場合とがある。つまり、サブガイド部材19Bがメインガイド部材19A側に位置するヒンジ軸23を支点として揺動した場合には、第2のガイド部材19の全長よりも短い範囲で搬送路が露出でき、さらにサブガイド部材19Bを揺動させると共にメインガイド部材19Aをヒンジ軸22を支点として揺動させると第2のガイド部材19が全長方向で二つ折りされた状態となり、搬送路の全域を露出させることができるようになっている。
【0047】
いずれの場合にもサブガイド部材19Bを揺動させることになるので、サブガイド部材19Bには、第1のガイド部材18と対面した状態を維持する場合と揺動させる場合とを選択できる構成が設けられている。
サブガイド部材19Bには、図4において符号24で示すように、揺動可能な把手が設けられている。把手24は、揺動支軸24Aと同軸上に設けられている係止爪25を揺動させる部材であり、係止爪25は、図示しない巻きバネなどにより支持手段17側の係合部(図示せず)に係合する習性が付与されており、把手24の揺動によりその習性に抗して係合が解除されるようになっている。従って、サブガイド部材19Bの揺動は、把手24を揺動させて係止爪25の係合を解除することで可能となり、メインガイド部材19Aの揺動は、把手2を持ったままでメインガイド部材19Aを引き上げることにより可能となり、図6に示す状態となる。
【0048】
メインガイド部材19Aは、定着装置14から排出されるシートの搬送路をほぼ水平方向に設定しており、自重によりローラ群21を第1のガイド部材18におけるローラ群20に載置した状態でシートの挟持搬送を行うことができるが、本実施形態では、メインガイド部材19Aの揺動端の位置決めを行うことによりローラ群同士の当接状態を規定してシートへの搬送力を付与できるようになっている。
【0049】
図7は、ヒンジ軸23の軸端部を示す模式図であり、ヒンジ軸23には、サブガイド部材19Bの基端が挿嵌されており、その基端にはヒンジ軸23を中心に挿通可能なカム部26が一体化されている。
【0050】
カム部26は、図8に示すように、ヒンジ軸23の軸方向中心側に向けて凸状部をなし、このカム部26における凸状部には、ヒンジ軸23と一体化されて上記カム部26Aに係合可能な形状のカム面27Aを有した受けカム27が対向して設けられ、受けカム27は、ヒンジ軸23に挿嵌されているバネなどの弾性体28によりカム部26に圧接させる習性が付与されている。
【0051】
カム部26の面形状と受けカム27の面形状とにおいて両カムの凹凸部が相互に対面しているときには、図7(A)に示すように、ヒンジ軸23の軸端が支持手段17の筐体部17Aに形成された支持孔に嵌合しており、これにより、メインガイド部材19Aは、揺動端を筐体17Aによって係止された状態であるので揺動しない状態で維持される。
【0052】
サブガイド部材19Bが揺動するのに伴い、カム部26の凸状部に受けカム27の凸状面が乗り上げると、図7(B)に示すように、凸部同士が対面することによりヒンジ軸23が軸方向に移動することになり、これにより、ヒンジ軸23の軸端が筐体17Aの支持孔から離脱することになり、メインガイド部材19Aが筐体17Aによる係止状態を解除されて揺動できるようになる。
本実施形態では、カム部26の凸状部に受けカム27の凸状面が乗り上げを開始する時期として、サブガイド部材19Bが係止爪25の係合を解除されて揺動を開始して最終の揺動角に至る前に乗り上げることができる対向関係が設定されている。これにより、サブガイド部材19Bが最終揺動角に達した時点でメインガイド部材19Aをヒンジ軸22を支点として引き上げることでメインガイド部材19Aをシートの搬送方向上流側、つまり定着装置14側に向けて揺動させることができる。
【0053】
一方、メインガイド部材19Aおよびサブガイド部材19Bの揺動角は所定の角度に規定されるようになっている。つまり、揺動角はシート搬送装置15の近傍に位置する定着装置14に対して揺動操作の際に人手が触れるのを防止するために設定されており、メインガイド部材19Aの揺動角は、図6に示すように定着装置14側に設けられている係止部29によって、またサブガイド部材19Bの揺動角はメインガイド部材19A側に設けられている係止部29’によってそれぞれ規定されるようになっている。
【0054】
図5に示すように、サブガイド部材19Bの揺動角θ1は、把手24を揺動させてサブガイド部材19Bを揺動させた際に把手24を掴んでいる人手の位置と定着装置14との間の間隔(便宜上、図5において符号L1で示す)を大きくして人手が定着装置14に触れにくい状態とすることができ、図6に示すように、メインガイド部材19Aの揺動角θ2は、中折れ状態にある第2のガイド部材19の揺動端側に位置するサブガイド部材19Bの揺動端と定着装置14の上面との間の間隔(便宜上、図6において符号L2で示す)大きくしてシートの搬送路の全長部分が全てシートの搬送方向上流側、つまり定着装置14側に向けて揺動した場合に人手が定着装置14に触れにくく、かつ、定着装置14からの熱が人手に及びにくい状態とすることができるようになっている。
【0055】
図5に示した揺動角θ1の位置にサブガイド部材19Bが位置しているときには、図5(B)において符号SP1で示すように、把手24を掴めるスペースを確保しているので、サブガイド部材19Bをの揺動を中断して元の位置に復動させる際には簡単に把手24の操作を行えることになる。
【0056】
図6(B)に示した揺動角θ2の位置にメインガイド部材19Aが位置しているときには、図6(B)において符号SP2で示すように、人の手が定着装置14に触れにくい位置で把手24を操作できる空間を確保しているので、定着装置14からの熱の影響をさほど受けることなく安全に把手24の操作を行うことができる。
【0057】
なお、図5および図6に示した空間確保のための構成のうちで、係止部29に代えて、図5(B)および図6(B)において符号14Bで示すように、定着装置14の筐体14Aの外表面に突設させた係止部材を用いることも可能である。
【0058】
支持手段17には、メインガイド部材19Aによって動作する、図示しないセンサが備えられている。これは、メインガイド部材19Aが所定の位置に復帰したことを確認するための構成であり、メインガイド部材19Aを所定の位置から引き上げると、支持手段17に備わるセンサがオフし、メインガイド部材19Aの所定の位置に戻すとオンする構成とされている。ジャム発生警報が発せられた後、支持手段17に備わるセンサがオフ信号、オン信号の順番に信号を出力させることによって、詳細は説明しないが、ジャム発生警報の解除が行われる。つまり、ジャムが発生したことは次の手順で解除される。
搬送路中のセンサの出力信号により操作パネル1Aにおいて表示された警報表示は、ジャムを起こしているシートを取り除いてメインガイド部材19Aを所定の位置に復帰させた時点で、上述したセンサからの信号が出力されることにより解除されるようになっている。また、上述した作用と同じ作用を行わせるための構成として、カム26および受けカム27を利用した構成としても良い。つまり、カム26と受けカム27との凹凸面が相互に対向することでヒンジ軸23の軸方向移動が行われることを利用して位置検知センサがオンする構成として、位置検知センサからの信号をジャム発生警報の解除に用いる。この場合、カム26および受けカム27は、単にメインガイド部材19Aの揺動状態の設定に用いられるだけでなく、ジャム解消時での警報解除という別の機能を発揮する部材として用いられる。
【0059】
メインガイド部材19Aおよびサブガイド部材19Bは、いずれも揺動することで搬送路を全長の途中で折曲させて、いわゆる、中折れ状態を呈するが、中折れ位置の揺動半径は、画像形成装置1の筐体に設けられている操作パネル1B(図3参照)に接触しない寸法とされている。
【0060】
一方、シート搬送装置15における第2のガイド部材19に設けられているローラ群21のうちで、排紙トレイA(図1,2参照)に最も近い位置、換言すれば、シートの搬送路における排出側に位置するローラ21は、第2のガイド部材19におけるサブガイド部材19Bとの位置関係が次の通りとされている。
図9は、上記位置関係を説明するための模式的な斜視図であり、同図において、サブガイド部材19Bにおけるローラ21の排出側端縁は、ローラ21の外周面よりも外側に突出した状態の搬送面19B1(図9中、符号L3で示す距離だけローラ外周面から遠ざかる位置にある状態の面)を備えており、仮にシートがローラ21に巻き付こうとした場合でも搬送面19B1による誘導が行われることで巻き付きおよび巻き込みを阻止されて排出されるようになっている。
【0061】
本実施形態は以上のような構成であるから、通常の画像形成時にはシート搬送装置15における第1,第2のガイド部材18,19がそれぞれシートの搬送路を構成できる間隔で対面している。このときには、第2のガイド部材19Bにおけるメインガイド部材19Aは、図7において説明したように、ヒンジ軸23が支持手段17の筐体17Aに嵌合していることにより揺動を阻止され、サブガイド部材19Bは、係止爪25の係合状態が維持されることで揺動が阻止されている。
【0062】
定着装置14から排出されたシートは第1,第2のガイド部材18,19に装備されているローラ群20,21により挟持搬送されて排紙トレイAに向けて移送される。
排紙トレイAの手前側に位置するローラ21により排出されるシートは、第2のガイド部材19におけるサブガイド部材19Bの搬送面19B1によって誘導されることによりローラ21への巻き付きや巻き込みが発生しない状態で排紙トレイAに向けて誘導されることになる。
【0063】
シートのジャムが発生した場合にジャムを解消する際には、搬送路の全長よりも短い部分に相当するサブガイド部材19Bを揺動させる場合と、揺動した状態のサブガイド部材19Bとメインガイド部材19Aとを纏めて揺動させる場合とが選択できる。
いずれの場合においても揺動する方向がシートの搬送方向上流側、つまり定着装置14側に向けた方向であるので、観音開きなどと違って揺動するためのスペースが一方向ですまれ、しかも既存の搬送路上面を利用して揺動スペースとすることができるので、揺動時にガイド部材が占有するスペースを既存のスペース以外に設ける必要がない。
【0064】
サブガイド部材19Bを揺動させる際には、図4および図5に示すように、把手24を掴んで揺動させることにより係止爪25の係合が解除されることになり、これにより揺動態位を設定することができ、しかも、揺動過程において搬送路を外部に露出することができる。揺動過程において搬送路でジャムを起こしているシートが発見できない場合には、サブガイド部材19Bを係止部29’によって係止されるまで揺動させることができる。これにより、サブガイド部材19Bが係止部29’によって係止された状態を維持できるので、ジャムを起こしているシートの取り出しを行うために把手24を掴んでいた人手を搬送路内に差し入れるなどしてジャム解消のための操作に用いることができ、片手でのジャム解消作業に比べて円滑な解消作業が可能となる。しかも、揺動角θ1が規定されているので、最大揺動角(θ1)まで揺動させた場合でも把手24を掴んでいる人手が定着装置14側に接近することがないので、定着装置14からの熱を大量に受けるような事態を防止することができる。
【0065】
一方、サブガイド部材19Bを揺動させて搬送路を露出させてもジャムを起こしているシートが発見できない場合には、メインガイド部材19Aも揺動させて搬送路の全長領域を外部に露出させることになる。この場合には、サブガイド部材19Bの揺動過程においてヒンジ軸23が支持手段17の筐体17Aに有する支持孔との嵌合が解除されているので、図6に示すように、係止部29により規定されている最大揺動角(θ2)に至るまで揺動させてその揺動位置で保持させることができる。これにより、揺動支点が定着装置14側に設けてあるメインガイド部材19Aは、揺動端が定着装置14側に接近するということがないので、サブガイド部材19Bによる引き上げ時にサブガイド部材19Bの把手24を掴んでいる人手が不用意に定着装置14に接近するということがない。
【0066】
メインガイド部材19Aを最大揺動角(θ2)まで揺動させる際には、メインガイド部材19Aをサブガイド部材19Bによって引き上げる態勢となるので、定着装置14からの熱を直接受けにくい状態で揺動させることができ、最大揺動角(θ2)に至った場合には、図6において符号L2で示すように、そして図6(B)において符号SP2で示す空間を確保することで、把手24を掴んでいる人手が定着装置14からの熱を大量に受けにくい場所に位置することができるようになっている。
【0067】
サブガイド部材19Bのみでなくメインガイド部材19Aを揺動させる際には、搬送路の全長の途中が折曲して、いわゆる中折れ状態とすることができるので、揺動半径を全長に比べて短くすることができ、これにより、ジャム解消時でのガイド部材の占有スペースを小さくすることができる。しかも、搬送路を外部に露出させる場合には、最初から搬送路の全長を対象として開放する必要がないので、搬送路全長を対象として設けられているガイド部材の重量が重くなっている場合でも、最初から重くなる搬送路全長部分の揺動操作を行う必要が軽減されることになる。ちなみに、図10は、上述したシート搬送装置15における第2のガイド材19の動作態様を示す図である。
【0068】
次に、本実施形態に採用された構成の変形例について説明する。
図11は、図6に示した係止部29に代えて、メインガイド部材19A揺動位置を規定する構成の変形例を示す図であり、同図において、ガイド部材の一方に相当する第2のガイド部材19におけるメインガイド部材19Aの揺動支点となるヒンジ軸22は、定着装置14の筐体に支持されるようになっている。
定着装置14の筐体には、ヒンジ軸22の支持位置にメインガイド部材19Aの揺動基端側を填め込むことができる凹状空間部あるいは切り欠き等で構成されたメインガイド設置部14Aが設けてある。
【0069】
メインガイド設置部14Aは、筐体の表面からの深さHが、図6においてメインガイド部材19Aの揺動角(θ2)が得られる深さに設定されてメインガイド部材19Aの揺動位置規定部を構成している。
【0070】
図11に示す構成では、メインガイド設置部14Aの凹状空間部あるいは切り欠きにおける角部がメインガイド部材19Aの係止部として機能しているが、角部ではメインガイド部材19Aからの負荷が集中して作用することになるので、この角部を面取りして荷重の集中を避けるようにすることが好ましい。
また、この構成とは別に、図12に示すように、傾斜角(θ2)に平行する面14A1をメインガイド設置部14Aに形成することも可能である。
【0071】
図11,12に示した構成においては、メインガイド部材19Aが傾斜角θ2の位置に向けて傾動する方向の前方側でメインガイド部材19Aを支えることができるので、図6に示した係止部29の位置に比べてメインガイド部材19Aの傾動を衝止できるので、傾斜角θ2の位置に確実に保持することが可能となる。
【0072】
第2のガイド部材19は、傾動することにより起き上がる状態となり、これにより、重心位置が高くなる。このため、倒れやすい場合があるので、本実施形態では傾動した位置で安定性を確保するようになっている、以下、この構成について説明する。
図13において、メインガイド部材19Aにおける揺動基端部に設けてあるヒンジ軸22は、メインガイド部材19Aの揺動基端部に形成されている長穴19A1内に挿通されている。
長穴19A1は、ヒンジ軸22を支点とする揺動半径に平行する長手方向(図13中、符号FSで示す方向)、換言すれば、メインガイド部材19Aの長手方向に平行しており、その長さは傾動時にメインガイド部材19Aの重心位置を下げることができる長さに設定されている。
【0073】
この構成においては、メインガイド部材19Aが第1のガイド部材18と対向するシートの搬送時には、ヒンジ軸22が長穴19A1の長手方向一方端に位置し、メインガイド部材19Aが揺動し始めると長穴19A1の回動位置に応じてヒンジ軸22をガイドとして長穴19A1が滑動することにより長穴19A1の長手方向他方端に向けて、換言すれば、メインガイド部材19の重量が作用する方向に長穴19A1が変位する。これにより、図6に示す傾斜角θ2の位置にメインガイド部材19Aが揺動した場合には、ヒンジ軸22を挿通しただけの場合の重心位置よりも下方にメインガイド部材19Aの重心位置が変化することになるので、重心位置が低くなる分、倒れにくくしてその揺動位置での保持状態が安定することになる。この構成においては、メインガイド部材19Aがその揺動半径に平行して変位することになり、メインガイド部材19Aを元の位置に倒した際にヒンジ軸22との相対位置が変化し、シートの搬送時に必要とされる第1のガイド部材18との対向位置精度が変化するように思えるが、ヒンジ軸22の位置は不動であり、第1のガイド部材18との対向位置関係は、図7に示した構成、特に、ヒンジ軸23が支持手段17の筐体部17Aに挿嵌される構成により設定されるので、長穴19A1とヒンジ軸22との滑動の影響に関係なく正規の位置関係とすることができる。
【0074】
一方、揺動角θ2の位置にメインガイド部材19Aを保持するための構成としては、図14に示す構成を採用することも可能である。
【0075】
図14は、図12および図13に示した構成を対象とした場合を示しており、同図において、メインガイド設置部14Aの傾斜面14A1には、この面に対向するメインガイド部材19Aの面に対して係脱可能な係止部材100が設けられている。
【0076】
係止部材100は、図示しないバネなどの弾性体によりメインガイド部材19Aにおける傾斜面14A1と対向する面に形成されている切り欠きに係合する習性が付与されており、この係合力以上の力でメインガイド部材19Aを元の位置に戻す場合に係合が解除されるようになっている。
【0077】
この構成においては、メインガイド部材19Aが傾斜角θ2の位置に揺動すると傾斜面14A1から突出している係止部材100がメインガイド部材19Aに係合し、係合力以上の力が作用しない限り、メインガイド部材19Aが不用意に元の位置に向けて倒れるのを防止して傾斜角θ2の位置に保持することができる。
【0078】
【発明の効果】
請求項1および8記載の発明によれば、シートの表裏各面に対向してシートの搬送路を形成するガイド部材の一方が開閉可能であるので、このガイド部材が設けられている支持手段が筐体である画像形成装置から引き出された状態でガイド部材の一方が開放されると、シートの搬送路を露呈できると共にシートを剪断することなくジャムを起こしているシートを搬送路上方から発見できると共にそのまま引き出すことが可能となる。
特に、ガイド部材が第1,第2の複数設けられて相互に揺動する場合と纏めて揺動する場合とが選択できるようになっているので、搬送路全長に対して揺動半径を小さくして揺動スペースを小さくすることにより省スペース化を図ることができる。
【0079】
請求項2記載の発明によれば、ガイド部材の一方がシートの搬送方向上流側に向けて揺動することができるので、シート搬送路の外側に開く場合と違って揺動スペースを既存のシート搬送路の占有部に含めることができるので装置の大型化を防止することが可能となる。
【0080】
請求項3記載の発明によれば、搬送路全長に対して複数の屈曲可能な部分を設けることで揺動半径を小さくして揺動スペースを小さくすることが可能となる。
【0081】
請求項記載の発明によれば、複数の折曲部分をシートの搬送方向上流側というように同じ方向とすることで揺動スペースをガイド部材の揺動半径内に含めて省スペース化を図ることが可能となる。
【0082】
請求項記載の発明によれば、揺動角、つまり折曲角を規定することにより、折曲時に手を挟んだり近隣の機器に接触したりする虞をなくすことが可能となる。
【0083】
請求項記載の発明によれば、全長よりも短い部分を最初に開き、さらにシートが発見できな場合に全長部分を開くようにできることでジャム解消のための操作を最初から重くなる全長部分の対象としないで済むので、ジャム解消のための労力負担を軽減することが可能となる。
【0084】
請求項記載の発明によれば、搬送路の全長よりも短い部分の不用意な揺動を阻止すると共に、ガイド部材の一方において揺動部分毎に係止部を設ける必要がなく単一の係止手段を用いるだけの簡単な構成とすることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるシート搬送装置が適用される画像形成装置の外観図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の内部構成を説明するための図である。
【図3】図2に示した画像形成装置に装備されている支持手段の引き出し状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態によるシート搬送装置の原理構成を説明するための模式図である。
【図5】図4に示した原理構成の一態様を説明するための模式図であり、(A)は構成図、(B)はその作用を示している。
【図6】図4に示した原理構成の他の態様を説明するための模式図であり、(A)は構成図、(B)はその作用を示している。
【図7】図4に示した原理構成に用いられる揺動支点の一つの構成を説明するための模式図であり、(A)は通常時の状態を、(B)は揺動時での状態をそれぞれ示している。
【図8】 図7に示した揺動支点の一つの構成を説明するための部分的な斜視図である。
【図9】図4に示したシート搬送装置におけるシート排出側の構成を説明するための部分的な斜視図である。
【図10】図4乃至図6に示した原理構成の動作態様を示す模式図である。
【図11】図6に示した構成の一部の変形例を示す図である。
【図12】図6に示した構成の一部の他の変形例を示す図である。
【図13】図11に示した構成におけるガイド部材の倒れ防止構成を示す図である。
【図14】図11,図13を対象としたガイド部材の係止機構を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
1B 操作パネル
2 感光体ドラム
14 定着装置
14A 揺動位置規定部としてのメインガイド設置部
14A1 傾斜面
15 シート搬送装置
17 支持手段
18 第1のガイド部材
19 第2のガイド部材
19A メインガイド部材
19A1 長穴
19B サブガイド部材
19B1 搬送面
20,21 ガイドローラ群
22 メインガイド部材の揺動支点であるヒンジ軸
23 サブガイド部材の揺動支点であるヒンジ軸
24 把手
25 係止爪
26 カム部
27 受けカム
29,29’ 揺動角規定用係止部
100 係止部材

Claims (8)

  1. シートの表裏各面にそれぞれ対向して該シートの搬送路を形成するガイド部材と、上記ガイド部材におけるそれぞれの延長方向に複数設けられていて上記シートを挟持搬送可能なガイドローラとが支持手段に設けられ、該支持手段が筐体に対して収納位置と筐体外部の引き出し位置とに移動可能な構成を備えるシート搬送装置において、
    上記ガイド部材は、一方が少なくとも1カ所を支点として他方に対して開閉可能に設けられ、
    該ガイド部材は、上記シートの搬送方向で該シートの搬送路長よりも短い複数のガイド部が連続して連結されるとともにそのうちの一つが該ガイド部材近傍に配置されている不動部に連結され連結されているガイド部同士は揺動可能に設けられ、ガイド部同士が相互に揺動する場合とガイド部同士を纏めて上記不動部に対して揺動する場合とが選択できる構成を備え、
    上記支持手段が引き出し位置に移動した状態で該ガイド部材を開放ることにより上記シートの搬送路を露出可能であることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 請求項1記載のシート搬送装置において、
    上記ガイド部材の一方は、上記ガイド部材の他方と対向する位置から上記シートの搬送方向上流側に向けて揺動可能な構成を備えていることを特徴とするシート搬送装置。
  3. 請求項1または2記載のシート搬送装置において、
    上記ガイド部材の一方に有する揺動支点の一つは、ガイド部材の一方の全長を揺動半径とする際の揺動支点として用いられ、他の一つは、ガイド部材の一方の全長よりも短い揺動半径とする際の揺動支点として用いられる位置関係が設定されていることを特徴とするシート搬送装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
    上記ガイド部材の一方に備えられて、該ガイド部材の一方の全長を揺動半径とする場合に用いられる揺動支点を備えた側の第1のガイド部と、該第1のガイド部を基準として上記シートの搬送方向上流側に向けて折曲可能であって上記第1のガイド部に連結されて上記ガイド部材の一方における全長よりも短い揺動半径を有する第2のガイド部は、上記揺動支点を基準としてシートの搬送方向上流側に向けて折曲可能であることを特徴とするシート搬送装置。
  5. 請求項4記載のシート搬送装置において、
    上記第1のガイド部は、折曲角度が所定角度に維持される構成を備えていることを特徴とするシート搬送装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
    上記第2のガイド部は、折曲過程で上記第1のガイド部における揺動支点を介して揺動を開始する状態を設定可能な構成を備えていることを特徴とするシート搬送装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
    上記第2のガイド部は、これの揺動開始時に把持される把手部を備えており、把手部にはガイド部材の支持部に対して係脱可能な係止手段が備えられ、揺動開始時に把持されることにより上記係止手段の係合が解除されて揺動を開始できる構成を備えていることを特徴とするシート搬送装置。
  8. 請求項1乃至7のうちの一つに記載のシート搬送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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