JP4098426B2 - 操作スイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作パネルなどに取り付けて使用される操作スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より 操作パネルに装着して使用する操作スイッチとしては、例えば、操作部の押釦の操作によるスイッチング状態や外部の動作状態を発光ダイオードなどの発光素子の点灯または消灯により表示する照光式押釦スイッチが存在する。この照光式押釦スイッチは、操作部と開閉接点を有するコンタクト部とに分割した構造のものや一体型になったものがあり、分割した構造のものは、操作部を操作パネルの前面側から取付孔に嵌め込み固定して、操作パネルの背面側からコンタクト部を操作部に連結して固定する、という手順や全てをパネル全面から取付孔に嵌め込む、という手順で取り付けられる。また、一体型になったものは、全てをパネル全面から取付孔に嵌め込んで取り付けられる。この照光式押釦スイッチにおける操作部は、その分解斜視図を示した図10のように、押釦レンズユニット1と操作ケースユニット2とを有し、さらに、押釦レンズユニット1は、押釦モジュール3と発光素子モジュール4とにより構成されている。
【0003】
上記押釦モジュール3は、矩形枠状の押釦ケース7内に記名板8および色板9を嵌め込んで段部7a上に支持させたのちに、レンズ10の爪部10aを押釦ケース7の係止孔7bに係合させることにより、記名板8および色板9をレンズ10と段部7aとで挟持固定した構成になっている。発光素子モジュール4は、ブロック11内に収容された回路基板(図示せず)に複数個の発光ダイオード12が実装されている。押釦レンズユニット1は、押釦モジュール3の中央部から下方に突出した操作軸(図示せず)が発光素子モジュール4に摺動自在に挿通して抜け止めされることにより、この操作軸で押釦モジュール3と発光素子モジュール4とが連結されるとともに、押釦モジュール3が復帰ばね(図示せず)により発光素子モジュール4から離間する方向に付勢された構成になっている。このように構成された押釦レンズユニット1は、操作ケースユニット2内に挿入されて、発光モジュール4が操作ケースユニット2の内面に係止され、これにより、照光式押釦スイッチの操作部が組み立てられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記照光式押釦スイッチでは、押釦レンズユニット1が押釦モジュール3と発光素子モジュール4とを、操作軸の先端部を圧入挿入して抜け止めすることによって連結した構成になっているため、ユーザー側において、例えば発光ダイオード12を異なる発光色のものに取り替えたい要望があった場合や、発光ダイオード12の寿命による交換を行う場合に、取り替えを必要とする発光ダイオード12のみを交換することができず、押釦レンズユニット1毎交換しなければならない。そのため、ユーザー側では発光ダイオード12の取り替え費用が高くつき、一方、製造メーカー側では、発光色の異なる発光ダイオード12毎に押釦レンズユニット1を個々に製造するので、嵩張って在庫管理が困難であるという問題がある。また、メンテナンスに際しては、発光色の異なる発光ダイオード12に対応する多種類の押釦レンズユニット1を用意しなければならないので、交換用の部品が嵩張ってしまう。
【0005】
そこで、本発明は、必要最小限の部品のみを容易に交換することのできる構成を備えた操作スイッチを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の操作スイッチは、押圧操作または回転操作を行う操作部と、この操作部の操作によりスイッチング動作を行うコンタクト部とを備えてなり、前記操作部が、操作用および表示用のレンズユニットと、このレンズユニット内に背面側から挿入されて電気的接続状態で着脱自在に装着された交換用モジュールと、前記レンズユニットの背面側が内部に挿入されて電気的接続状態で着脱自在に装着され、このレンズユニットとの間に介在する前記交換用モジュールを挟持固定する操作ケースユニットとを備えてなり、前記交換用モジュールが、発光素子または表示部の少なくとも一方が実装されたプリント回路基板を内装した構成になっている。
【0007】
この操作スイッチの操作部は、レンズユニットに対し別体の交換用モジュールを着脱自在に装着でき、レンズユニットと操作ケースユニットとが着脱自在に連結される構成になっているので、レンズユニットと操作ケースユニットとを分離すると、交換用モジュールは、レンズユニットと操作ケースユニットとによる挟持固定を解除されて、レンズユニットから取出可能な状態となる。したがって、交換用モジュールとして、異なる発光色の発光素子が取り付けられた複数種類のものを用意すれば、レンズユニットから別部材として分離した交換用モジュールのみを所要のものに適宜交換することができ、レンズユニットは各種類の交換用モジュールに対し共通部品として使用できる。このように、異なる発光色の発光素子に替えたい場合には、交換用モジュールのみの交換ですむから、レンズユニット毎交換しなければならない従来の操作スイッチと比較して交換に要する費用を大幅に低減できる。また、複数種類を用意する交換用モジュールは小型であることから、在庫管理およびメンテナンスが格段に向上する。
【0008】
上記発明において、前記交換用モジュールに、前記レンズユニットの係合段部に嵌まり込んで位置決めされた状態で前記係合段部と前記操作ケースユニットとにより挟持される係合片と、一端がプリント回路基板に接続され、且つ他端が前記レンズユニットの電極板に対し相互に弾力的に接触して電気的接続されるリード端子板とが設けられている構成とすることが好ましい。
【0009】
これにより、交換用モジュールは、レンズユニットに挿入したときに係合片がレンズユニットの係合段部に嵌まり込んで挿入方向に対する位置決めがなされるとともに、リード端子板が電極板に弾力的に接触して相互に電気的に確実に接続され、且つ電極板に対する接触圧によってレンズユニットに容易に抜脱しない状態で着脱自在に保持される。そのため、交換用モジュールを保持したレンズユニットを操作ケースユニットに連結する作業を容易に行える。しかも、レンズユニットを操作ケースユニットに連結したときに、係合片がレンズユニットの係合段部と操作ケースユニットとに挟持されて強固に固定される。したがって、交換用モジュールは、レンズユニットから分離できる形態であって、レンズユニットに挿抜するだけの容易な操作で着脱できるようにしながらも、強固な固定状態に保持できるから、何ら支障が生じない。
【0010】
また、上記発明において、交換用モジュールが、チップ状の発光素子が面実装されたプリント回路基板を備えている構成とすることもできる。
【0011】
これにより、プリント回路基板に比較的多数個の発光素子を実装することができるから、レンズユニットの透光量が多くなって明確な発光表示を行うことができる。また、発光色の異なる複数種類の発光素子を実装して、スイッチング操作や外部入力に伴って異なる発光色による発光表示を順次行うといった用途にも利用できる。
【0012】
また、上記発明において、交換用モジュールが、ブザー部品と発光素子とが実装されたプリント回路基板を備えている構成とすることもできる。
【0013】
これにより、この交換用モジュールを装着した操作スイッチは、例えば、ブザー部品および発光素子の各々の一端を共通の端子板に接続し、各々の他端を互いに異なる端子板に接続する構成とすれば、レンズユニットの操作や外部入力により、発光素子の発光による表示とブザー部品の鳴動による音声報知とを行うことができる。そのため、この操作スイッチで例えば、異常発生したことを操作者に確実に伝達することができ、スイッチングにより確認したことをシステムに入力できる。また、スイッチング操作したことを確実に伝達する必要がある用途などに効果的に活用することができる。
【0014】
また、上記発明において、交換用モジュールが、液晶表示パネルまたはドットマトリックス状に配設された多数個の発光素子からなる前記表示部が取り付けられたプリント回路基板を備えている構成とすることもできる。
【0015】
これにより、この交換用モジュールを装着した操作スイッチは、レンズユニットを操作してスイッチングを行ったり、外部入力により、用途または機能を文字または図形で表示部に表示することができる。
【0016】
また、上記発明において、前記レンズユニットが、回転操作を行う操作用および表示用のスイッチハンドルと、このスイッチハンドルと一体に回転されるカムと、このカムを前面側で回転自在に保持し、背面側から内部に挿入される前記交換用モジュールを電気的接続状態で着脱自在に保持するユニットケースと、このユニットケースの外側部に移動自在に保持されて前記カムのカム面に弾力的に押し付けられたスイッチング用の操作軸とを備えている構成とすることもできる。
【0017】
これにより、スイッチング作用を行うための操作軸は、ユニットケースに対しこれの外側部に配置して移動自在に保持され、且つ復帰ばねなどによりカムのカム面に押し付けられ、スイッチハンドルの回転操作に伴ってカムにより移動されてスイッチング作用を行う。このように、操作軸はユニットケースの外側部に沿って移動するので、ユニットケースの内部に交換用モジュールを支障なく着脱自在に装着できる。したがって、セレクタスイッチの形態となった操作スイッチにおいても、交換用モジュールを、スイッチハンドルが回転自在に装着されたレンズユニットのユニットケースの内部に挿入するだけで、電気的接続状態で着脱自在に装着することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る操作スイッチを示す左後方から見た分解斜視図、図2は同操作スイッチの右後方から見た分解斜視図、図3は右前方から見た分解斜視図をそれぞれ示す。また、図4は組立状態の操作スイッチの縦断面図、図5は図4に対し直交する切断線で切断した操作スイッチの縦断面図をそれぞれ示す。これらの図において、この操作スイッチは、構成を大別すると、操作部13とコンタクト部14とから構成され、さらに、操作部13は、押釦レンズユニット17と交換用モジュール18Aと操作ケースユニット19とから構成されている。なお、この実施の形態では、操作スイッチとして、角形照光式押釦スイッチを例示してあり、この操作スイッチにおける操作部13側を前側として以下に説明する。
【0019】
上記押釦レンズユニット17は、角形筒状の押釦ケース20の内部に記名板21および色板22を挿入して係止させ、その上にレンズ23を被せて、レンズ23の係止爪24を押釦ケース20の係止孔27に係合させた構成になっている。押釦ケース20には、対向する両側面から背面側に突出する操作軸28が一体形成されている。押釦ケース20には、角形枠状の接触子ベース部材29が、その前端部を押釦ケース20内に挿入し、且つ図5に明示するように操作軸28の段部28aと自体の段部29aとの係合により後方への抜け止めがなされて連結されている。
【0020】
上記接触子ベース部材29には、ばね性を有する電極板30が右側板を貫通して装着され、この電極板30における接触子ベース部材29の内面前部および外面後部に位置する両端部がそれぞれ接点部になっている。また、接触子ベース部材29の内面における電極板30の近傍箇所には図1に示すような突出部25が形成されているとともに、これに対向する内面には図2に示すような突出部26が形成されている。また、接触子ベース部材29における電極板30に対し直交する方向で対向する二面には、その背面側外面に係止突片31が突設されているとともに、背面側内面に図2および図4に示すような係合段部32が形成されている。また、上記の押釦ケース20は、自体の小突起20aと接触子ベース部材29の小突起29bとの間に架け止めされた圧縮コイルスプリングからなる復帰ばね(図示せず)により接触子ベース部材29に対し離間方向つまり前方向に付勢されている。
【0021】
上記交換用モジュール18Aは、例えば図10に示した従来の操作スイッチにおける押釦レンズユニット1から発光素子モジュール4のみを分離した形態のものであって、この実施の形態では、図3に明示するように、複数個のチップ状発光素子33がプリント回路基板34の一面に面実装され、且つ一面が図4および図5に示すようにマウント樹脂37でモールドされており、さらに、プリント回路基板34の他面に制御用集積回路38などの電子部品が半田付けにより取り付けられている。このプリント回路基板34は、保持枠体39にインサート成形やはめ込みにより固着されている。
【0022】
上記保持枠体39は、接触子ベース部材29に嵌め込むことのできる矩形枠状であって、プリント回路基板34に各々の一端を半田付けされた3本のリード端子板40が一側板外面に接点として導出されている。この保持枠体39の一側板外面には、接触子ベース部材29の突出部25と齟齬状に接触する所要本数のガイドレール部35が各リード端子板40の間の箇所に形成されており、他側板外面には2本のガイドレール部36が接触子ベース部材29の突出部26の両側に接触する間隔で形成されている。また、保持枠体39にはリード端子板40の取付面に対し直交して対向する両面の外部後端部から外方に突出する係合片41がそれぞれ一体形成され、さらに、リード端子板40の取付面との対向面に取出用孔42が穿設されている。
【0023】
上記操作ケースユニット19は、全体形状として、内部に前方から押釦レンズユニット17を嵌め込むことのできる矩形筒状になっており、図4および図5に示すように、前端外周縁には、操作パネル43の取付孔の前面孔縁部に当接させるための鍔部44が一体形成されているとともに、対向する両側板外面には、操作パネル43に操作スイッチ全体を固定するためのばね性を有する固定用金具47が2個ずつ設けられている。さらに、操作ユニットケース19の背面側における固定用金具47とは直交して対向する両内側面間には、中央部に嵌合孔49が穿設された保持部48が対向両側内面間に架け渡す状態で一体形成されているとともに、保持部48の上方の内面には接触子ベース部材29の係止突片31に係合する係合突部46が一体形成されている。
【0024】
上記保持部48には、リング状のロック部材50が、嵌合孔49の周囲に配置されて嵌合孔49の中央を軸として回動自在に設けられており、このロック部材50には、その中央を挟んで互いに対向する位置にそれぞれ内方に突出するロック爪52が設けられているとともに、L字状に屈曲した形状の回動操作用ロックレバー53が一体形成されている。また、保持部48には、嵌合孔49におけるロック爪52に対向する孔縁部にガイド突片51が内方に突設されている。
【0025】
上記コンタクト部14は、周知の構成になっている。すなわち、コンタクト部14は、図5に示すように、複数のマイクロスイッチ57がスイッチホルダ59により保持されてスイッチケース54内に内装されており、複数本のスイッチ用端子55がマイクロスイッチ57に対し電気的接続状態でスイッチケース54の背面側に突設されている。スイッチケース54の内部の前面側には、図4に示すように、押釦レンズユニット17の操作軸28の背面側への押し込み操作により押圧されて可動片61を作動させる押圧片60が配設されており、押圧片60がマイクロスイッチ57をスイッチングさせる。
【0026】
また、上記コンタクト部14は、操作ケースユニット19に対し着脱自在に連結されるようになっており、その連結機構として、操作ケースユニット19の嵌合孔49に嵌まり込む嵌合凸部62がスイッチケース54の前面から突設されている。その嵌合凸部62の側面には、操作ケースユニット19のガイド突片51に対応する位置に2個のガイド溝63が形成されており、その各ガイド溝63における背面側部位に、図3に明示するように、上記ロック部材50のロック爪52が引っ掛かるロック溝64が形成されている。また、スイッチケース54の前面における対向する両側部位からそれぞれ突出した端子ベース66とガイド片67のうちの端子ベース66の内面には、3本の端子板58の前端の接点部58aが露呈されており、この各端子板58の接点部58aは、操作スイッチの組立時に接触子ベース部材29の各電極板30に電気的接続状態に接触する。
【0027】
つぎに、上記操作スイッチの組み立て手順について説明する。先ず、交換用モジュール18Aを押釦レンズユニット17における角形枠状の接触子ベース部材29内に挿入する。このとき、交換用モジュール18Aは、これの対向二面の各ガイドレール部35,36がそれぞれ接触子ベース部材29の対応する突出部25,26に対し対向する所定の向きに配置されたときのみ接触子ベース部材29内に挿入可能である。すなわち、交換用モジュール18Aは、自体のリード端子板40が接触子ベース部材29の電極板30に対向したときのみ挿入可能であり、接触子ベース部材29に対し誤挿入を防止するようになっている。交換用モジュール18Aは、図4に示すように、係合片41が接触子ベース部材29の係合段部32に嵌まり込んだときに前方への位置決めをなされ、この状態において、図5に示すように、リード端子板40が電極板30に接触することにより、電気的に接続され、且つばね性を有する電極板30に対する接触圧によって接触子ベース部材29に容易に抜脱しない状態で着脱自在に保持される。
【0028】
続いて、交換用モジュール18Aを内部に保持した押釦レンズユニット17を操作ケースユニット19の内部に前方側から挿入すると、図4に示すように、接触子ベース部材29の係止突片31が操作ケースユニット19の係合突部46に対しこれを乗り越えて背面側で係合し、押釦レンズユニット17が操作ケースユニット19に着脱自在の状態で連結され、操作部13が構成される。このとき、交換用モジュール18Aは、これの係合片41が接触子ベース部材29の係合段部32と操作ケースユニット19の保持部48の前面とにより挟み込まれて、強固に固定される。
【0029】
したがって、交換用モジュール18Aは、押釦レンズユニット17から分離した形態であるにも拘わらず、接触子ベース部材29に挿入するだけの容易な操作で取り付けながらも強固な固定状態に保持できるから、何ら支障が生じない。しかも、交換用モジュール18Aは、これの対向する二側板外面のガイドレール部35,36が接触子ベース部材29における対応する突出部25,26に対向しない配置では接触子ベース部材29内に挿入できないので、接触子ベース部材29に対し誤挿入するのを確実に防止して、リード端子板40を電極板30に確実に電気的接続することができる。
【0030】
最後に、上記のように組み立てた操作部13における操作ケースユニット19内に、コンタクト部14における嵌合凸部62および二つのガイド片67を背面側から挿入する。このとき、ロックレバー53は、図1〜図3の各矢印方向に変位させて、ロック爪52がガイド突片51に対し前方側で重なる状態に位置するロック解除位置に設定しておく。これにより、コンタクト部14の嵌合凸部62は、そのガイド溝63内に操作ケースユニット19のガイド突片51およびロック爪52を挿入させながら嵌合孔49内に嵌まり込む。また、コンタクト部14のガイド片67と端子ベース66は、操作ケースユニット19の背面側内面に摺動しながら操作ケースユニット19内に入り込む。
【0031】
上記の連結状態において、ロックレバー53を図1〜図3の反矢印方向に操作してロック位置に設定する。これにより、リング状のロック部材50が回動されて、そのロック爪52がガイド溝63からロック溝64内に入り込み、操作部13とコンタクト部14とは相互に抜脱不能状態に連結され、操作スイッチの組み立てが完了する。このとき、押釦レンズユニット17の三つの電極板30はコンタクト部14の端子ベース66の接触部58aに接触して端子板58に電気的に接続されている。したがって、交換用モジュール18Aのプリント回路基板34は、交換用モジュール18Aのリード端子板40、接触子ベース部材29の電極板30および端子ベース66を介して端子板58に電気的接続される。
【0032】
なお、上記の操作スイッチを操作パネル43に取り付けるに際しては、ロックレバー53をロック解除位置に設定するよう操作して、操作部13とコンタクト部14とに分離したのちに、操作部13をその背面側から操作パネル43の取付孔にパネル前面側より押し込み、鍔部44を操作パネル43の前面における取付孔の周囲に当接させて位置決めする。このとき、ばね性を有する固定用金具47は、操作部13が取付孔に押し込まれていくのにしたがって取付孔の孔縁面で図4に矢印で示す内方に向け変形されていき、その復元力で操作部13を操作パネル43に固定する。したがって、操作部13は既存のロックナットなどを用いずに操作パネル43に取り付けることができる。この操作部13には、コンタクト部14を操作パネル43の背面側から上述のような手順で連結固定される。なお、コンタクト部14のスイッチ用端子55、端子板58への配線は、コンタクト部14を操作部13に連結した後または連結する前の何れのタイミングで行ってもよい。
【0033】
この操作スイッチは、押釦レンズユニット17におけるレンズ23を背面側に押圧操作して押釦ケース20を背面側に押し込むと、押釦ケース20が復帰ばねの付勢力に抗して背面側に変位し、押釦ケース20の二つの操作軸28がコンタクト部14の押圧片60を押圧して可動片61を作動させながら、押圧片60がマイクロスイッチ57をスイッチングさせることができる。
【0034】
この操作スイッチの特長は、異なる発光色の発光素子33に替えたい場合に、押釦レンズユニット毎交換しなければならない従来の操作スイッチ(図10)とは異なり、押釦レンズユニット17から別部材として分離した交換用モジュール18Aのみを交換できる構成にある。すなわち、操作部13における押釦レンズユニット17と操作ケースユニット19とは、図4に明示するように係止突片31と係合突部46との係合により互いに着脱自在に連結されているので、容易に分離することができる。押釦レンズユニット17と操作ケースユニット19を分離すると、交換用モジュール18Aは、押釦レンズユニット17と操作ケースユニット19とによる挟持固定を解除されて、押釦レンズユニット17における接触子ベース部材29から取出可能な状態となる。このとき、交換用モジュール18Aは、指の爪やマイナスドライバなどを取出用孔42に挿入すれば、極めて容易に取り外すことができる。その後、所望の発光色の発光素子33が実装された交換用モジュール18Aを接触子ベース部材29に挿入して、前述のように簡単に組み立てることができる。
【0035】
交換用モジュール18Aは、発光素子33および集積回路38などの電子部品を実装したプリント回路基板34を保持枠体39に保持させたのみの構成であるため、従来の操作スイッチにおける操作部1を交換する場合に比較して価格が安価であり、ユーザー側の経済的効果が大である。また、メーカー側では、押釦レンズユニット17が共通部品であるから、操作部1に比較して格段に小型の交換用モジュール18Aを異なる発光色分の種類だけ生産することになるので、小型化に伴って在庫管理が容易となり、しかも、メンテナンスも容易となる。
【0036】
図6ないし図8は、いずれも上記操作スイッチに適宜取り替えて使用できる交換用モジュール18B〜18Dを示す斜視図である。これらの図において、図1ないし図5と同一若しくは同等の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。図6の交換用モジュール18Bは、プリント回路基板34に、その中央部に電子ブザー68を、この電子ブザー部品68の周囲に球状の発光ダイオードからなる発光素子69をそれぞれ配置して実装したものである。したがって、この交換用モジュール18Bを用いた操作スイッチは、押釦レンズユニット17の押圧操作により、電子ブザー部品68および発光素子69が各々の一端を共通の端子板58に接続され、各々の他端が互いに異なる端子板58に接続されて、発光素子69の発光による表示と電子ブザー部品68の鳴動による音声報知とを行うことができる。また、その他に、外部入力によって上述の発光素子69の発光による表示と電子ブザー部品68の鳴動による音声報知とを行う構成とすることもできる。
【0037】
図7の交換用モジュール18Cは、プリント回路基板(図示せず)に小型の液晶表示パネル70を取り付けたものである。したがって、この交換用モジュール18Cを用いた操作スイッチは、押釦レンズユニット17の押圧操作してスイッチングを行うことにより、例えばスイッチングによる用途または機能を液晶表示パネル70に表示することができる。また、図8の交換用モジュール18Dは、プリント回路基板(図示せず)に多数個の発光素子(図示せず)をドットマトリックス状の配置で実装するとともに、他の交換用モジュール18A〜18Cにおける保持枠体39に代えて、各発光素子に対応したドットマトリックス状の配置で表示孔72が形成されたモジュールケースで覆われている。したがって、この交換用モジュール18Dを用いた操作スイッチは、押釦レンズユニット17の押圧操作してスイッチングを行うことにより、液晶表示パネル70とほぼ同様に、スイッチングによる用途または機能を表示することができる。また、その他に、外部入力によって上述のスイッチングによる用途または機能の表示を行う構成とすることもできる。
【0038】
上述の各交換用モジュール18B〜18Dは、所望のものを適宜選択して、図1ないし図5に示した実施の形態の操作スイッチに同様の形態で取り付けることができる。すなわち、本発明の操作スイッチは、交換用モジュール18A〜18Dを押釦レンズユニット17に対し物部材として着脱自在に取り付け可能としたことにより、押釦レンズユニット17は共通に使用しながら、用途に応じて交換用モジュール18A〜18Dのみ所望のものを選択して交換することができ、使用形態のバリエーションが豊富となる大きな利点がある。
【0039】
上記実施の形態では、操作スイッチとして押釦スイッチを例示して説明したが、本発明は押釦スイッチ以外にも適用することができる。例えば、図9は、セレクタスイッチに適用した場合における操作部75の概略分解斜視図を示す。交換用モジュール18Eは、図1ないし図5に示した交換用モジュール18Aと略同様であって、チップ状発光素子33が面実装されたプリント回路基板34を保持枠体39内に保持させたものである。
【0040】
この交換用モジュール18Eは、スイッチハンドル74が回転自在に装着されたレンズユニット73のユニットケース77の内部に挿入して上述の押釦スイッチの場合と同様の形態で着脱自在に装着され、このレンズユニット73をケースユニット78に挿入されたときに、ユニットケース77と操作ケースユニット78とに挟持固定される。なお、スイッチング作用を行うための操作軸79は、ユニットケース77に対しこの外側部に位置して前後方向に移動自在に保持され、且つ復帰ばね(図示せず)によりカム80のカム面に押し付けられており、スイッチハンドル74が回転操作されることによってカム80で前後方向に移動される。このように、操作軸79は、ユニットケース77の外側部に沿って移動するので、ユニットケース77の内部に交換用モジュール18Eを支障なく着脱自在に装着できる。
【0041】
なお、本発明は、前記実施の形態に限らず、種々の形態に対応できる。例えば、発光素子としては、発光ダイオードに限らず、白熱球をプリント回路基板に実装してもよい。また、抵抗値の異なる複数種類のチップ抵抗をスライドスイッチの操作により択一的に接続できる電圧切換機構をプリント回路基板に設けて、所要の電圧に切り換える構成とすることもできる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明の操作スイッチによれば、操作部を、レンズユニットに対し別体の交換用モジュールが着脱自在に装着され、レンズユニットと操作ケースユニットとが着脱自在に連結された構成としたので、異なる発光色の発光素子に替えたい場合には交換用モジュールのみを交換すればよく、レンズユニットは各種類の交換用モジュールに対し共通部品として使用できるから、レンズユニット毎交換しなければならない従来の操作スイッチと比較して交換に要する費用を大幅に低減できる。また、複数種類を用意する交換用モジュールは小型であることから、在庫管理およびメンテナンスが格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る操作スイッチを示す左後方から見た分解斜視図。
【図2】同上操作スイッチの右後方から見た分解斜視図。
【図3】同上操作スイッチの右前方から見た分解斜視図
【図4】組立状態の操作スイッチの縦断面図である。
【図5】図4に対し直交する切断線で切断した操作スイッチの縦断面図である。
【図6】同上実施の形態に用いる他の交換用モジュールを示す斜視図である。
【図7】同上実施の形態に用いるさらに他の交換用モジュールを示す斜視図である。
【図8】同上実施の形態に用いるさらに他の交換用モジュールを示す斜視図である。
【図9】本発明の他の実施の形態に係る操作スイッチにおける操作部を示す概略分解斜視図である。
【図10】従来の操作スイッチの一種である照光式押釦スイッチを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
13 操作部
14 コンタクト部
17 レンズユニット
18A〜18E 交換用モジュール
19 操作ケースユニット
28 操作軸
30 電極板
32 係合段部
33 発光素子
34 プリント回路基板
40 リード端子板
41 係合片
43 操作パネル
58 端子板
68 プザー部品
69 発光素子
70 液晶表示パネル
73 レンズユニット
74 スイッチハンドル
75 操作部
77 ユニットケース
78 操作ケースユニット
79 操作軸
80 カム

Claims (5)

  1. 押圧操作または回転操作を行う操作部と、この操作部の操作によりスイッチング動作を行うコンタクト部とを備えてなり、
    前記操作部が、操作用および表示用のレンズユニットと、このレンズユニット内に背面側から挿入されて電気的接続状態で着脱自在に装着された交換用モジュールと、前記レンズユニットの背面側が内部に挿入されて電気的接続状態で着脱自在に装着され、このレンズユニットとの間に介在する前記交換用モジュールを挟持固定する操作ケースユニットとを備えてなり、
    前記交換用モジュールが、発光素子または表示部の少なくとも一方が実装されたプリント回路基板を内装し、
    前記交換用モジュールに、前記レンズユニットの係合段部に嵌まり込んで位置決めされた状態で前記係合段部と前記操作ケースユニットとにより挟持される係合片と、一端がプリント回路基板に接続され、且つ他端が前記レンズユニットの電極板に対し相互に弾力的に接触して電気的接続されるリード端子板とが設けられている操作スイッチ。
  2. 押圧操作または回転操作を行う操作部と、この操作部の操作によりスイッチング動作を行うコンタクト部とを備えてなり、
    前記操作部が、操作用および表示用のレンズユニットと、このレンズユニット内に背面側から挿入されて電気的接続状態で着脱自在に装着された交換用モジュールと、前記レンズユニットの背面側が内部に挿入されて電気的接続状態で着脱自在に装着され、このレンズユニットとの間に介在する前記交換用モジュールを挟持固定する操作ケースユニットとを備えてなり、
    前記交換用モジュールが、発光素子または表示部の少なくとも一方が実装されたプリント回路基板を内装し、
    前記レンズユニットが、回転操作を行う操作用および表示用のスイッチハンドルと、このスイッチハンドルと一体に回転されるカムと、このカムを前面側で回転自在に保持し、背面側から内部に挿入される前記交換用モジュールを電気的接続状態で着脱自在に保持するユニットケースと、このユニットケースの外側部に移動自在に保持されて前記カムのカム面に弾力的に押し付けられたスイッチング用の操作軸とを備えている操作スイッチ。
  3. 交換用モジュールが、チップ状の発光素子が面実装されたプリント回路基板を備えている請求項1または請求項2に記載の操作スイッチ。
  4. 交換用モジュールが、ブザー部品と発光素子とが実装されたプリント回路基板を備えている請求項1または請求項2に記載の操作スイッチ。
  5. 交換用モジュールが、液晶表示パネルまたはドットマトリック状に配設された多数個の発光素子からなる前記表示部が取り付けられたプリント回路基板を備えている請求項1または請求項2に記載の操作スイッチ。
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