JP4098349B1 - 温度調整式ふとん - Google Patents
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Abstract
【課題】就寝者の下半身を上半身よりよく保温でき、かつ全体としての保温性を変化させることのできる温度調整式ふとんを提供することである。
【解決手段】材質、厚み、幅が同じで長さの異なる6枚のタオルケット2を、ふとん1裏面側から長さの順に重ね、それぞれの一端を就寝者Mの下半身に掛けられる側の端に合わせた状態で縫合して、ふとん1の厚みが就寝者Mの上半身に掛けられる側の端部から全長にわたって段階的に厚くなるようにするとともに、就寝者Mの上半身に掛けられる部分を長手方向の所定領域内の一箇所で折り返しても就寝者Mの全身を覆える長さとすることにより、室温がある程度の範囲で変化しても、ひとつのふとん1で、折り返さずに使用したり折り返しの位置を変えたりして、頭寒足熱の状態を保持しながら全体の保温性を変化させ、快適な状態で安眠できるようにしたのである。
【選択図】図2
【解決手段】材質、厚み、幅が同じで長さの異なる6枚のタオルケット2を、ふとん1裏面側から長さの順に重ね、それぞれの一端を就寝者Mの下半身に掛けられる側の端に合わせた状態で縫合して、ふとん1の厚みが就寝者Mの上半身に掛けられる側の端部から全長にわたって段階的に厚くなるようにするとともに、就寝者Mの上半身に掛けられる部分を長手方向の所定領域内の一箇所で折り返しても就寝者Mの全身を覆える長さとすることにより、室温がある程度の範囲で変化しても、ひとつのふとん1で、折り返さずに使用したり折り返しの位置を変えたりして、頭寒足熱の状態を保持しながら全体の保温性を変化させ、快適な状態で安眠できるようにしたのである。
【選択図】図2
Description
本発明は、一般に用いられる掛けぶとんに関する。
一般的な掛けぶとんは、冬物、春秋物、夏物に大別され、季節に応じて厚みの異なるものが使い分けられている。しかし、季節の変わり目では、気温の変動が大きいため、気候に応じた掛けぶとんを使用していても、就寝中に急に寒くなって目が覚め、他の薄手のふとんを重ねたり少し厚手のふとんと取り替えたりすることがある。また、このような手間を面倒に感じて、寒いままの状態で辛抱したために風邪をひくこともある。一方、夏物の薄手の掛けぶとんを使用していて寒くなったときには、他のふとんを重ねたり厚手のふとんと取り替えたりすると暑くなりすぎて困るという場合もある。
また、夏季に掛けぶとんとしてタオルケットを使用しているときには、冷房による室温の低下等によって、上半身は快適だが下半身は寒くて熟睡できないということがある。このような場合は、通常下半身の側にもう1枚タオルケット等を掛けて下半身を暖めるようにするが、このようにして一旦熟睡しても、寝返りをうったときに下半身の側に掛けたタオルケット等がずれてしまい、再び下半身の寒さで目を覚ますことが多い。
これに対して、特許文献1には、タオルケットの就寝者の腹部(下半身)に掛けられる部分を、二重にしたり別の生地を縫合したりして厚くしたものが記載されている。このタオルケットを使用すれば、就寝者の下半身が上半身よりよく保温され、就寝者が寝返りをうっても保温効果の低下が生じないので、下半身の寒さで熟睡できなくなるという従来のタオルケットの問題は解消される。
実開昭60−126068号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたタオルケットは、就寝者の下半身に掛けられる部分が上半身に掛けられる部分よりも厚く形成されているものの、全体としては夏季の使用を想定した薄手のものであるため、気温が若干低くなると、全身が寒く感じられて安眠できなくなるおそれがある。従って、春秋と夏との間の季節の変わり目等には、予めこのタオルケットよりも少し厚手の夏物あるいは春秋物の掛けぶとんも準備しておき、室温に応じてこのタオルケットと他の掛けぶとんを使い分ける必要がある。
本発明の課題は、就寝者の下半身を上半身よりよく保温でき、かつ全体としての保温性を変化させることのできる温度調整式ふとんを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の温度調節式ふとんは、就寝者の上半身に掛けられる先端部分から下半身に掛けられる後端部分に向けて段階的に厚くして表面を階段状とし、その階段状表面の各段の段差を最も薄い先端部分の厚みに等しくし、かつ、各段間のピッチを同一とし、上記階段状表面の各段の位置または隣接する段間の2等分位置からの折り返しにより階段状表面の形態を保ちつつ先端部分の厚みを厚肉状態に変化させるようにして、頭寒足熱状態を保ちつつ保温性を高め、その折り返し状態においても就寝者の全身を覆うことのできる長さとした。
すなわち、室温が高いときは、ふとんの就寝者の上半身に掛けられる部分を折り返さず、下半身に掛けられる側の端部を余らせて使用することにより、全体としての保温性が低い状態で就寝者の下半身を上半身よりよく保温することができ、室温が低くなると、就寝者の上半身に掛けられる部分を長手方向の所定領域内の一箇所で折り返し、就寝者の頭部側へ引き寄せて使用することにより、全体の保温性を高められるようにしたのである。
ここで、前記就寝者の上半身に掛けられる側の端部から全長にわたって厚みが漸増するようにすれば、折り返しの位置を変えることにより、保温性を細かく調整できるようになる。
また、前記就寝者の上半身に掛けられる部分を長手方向の所定位置で折り返したときに重ね合わせられる部位の厚みの和よりも、前記就寝者の下半身に掛けられる部分の厚みを厚くすることにより、折り返して使用する場合も、就寝者の下半身側の保温性を確実に上半身側の保温性よりも高く保つことができる。
本発明の温度調整式ふとんは、上述したように、折り返さずに使用すれば、全体としての保温性が低い状態で就寝者の下半身を上半身よりよく保温でき、折り返して使用することにより、全体の保温性を高められるようにしたものであるから、室温に応じて適度な保温性が得られ、従来のように暑くなりすぎたり寒くなりすぎたりすることがない。
従って、この温度調整式ふとんを使用すれば、夏季を中心として長い期間、快適な状態で安眠することができる。また、春秋と夏との間の季節の変わり目にも、保温性の異なる掛けぶとんを複数種類用意して使い分ける必要がなくなるので、ふとんを押入れへ出し入れする手間を軽減することもできる。
さらに、就寝者の上半身に掛けられる部分を折り返したときに重ね合わせられる部位の厚みの和よりも、就寝者の下半身に掛けられる部分の厚みを厚くすることにより、折り返して使用する場合も、折り返さない場合と同じく、就寝者の下半身側の保温性が上半身側の保温性よりも高い、いわゆる頭寒足熱の状態にすることができ、より安眠しやすいものとなる。
以下、図面に基づき、この発明の実施形態の一例を説明する。この温度調整式ふとん1は、図1に示すように、長さの異なる6枚のタオルケット2を重ねて縫製したもので、就寝者Mの上半身に掛けられる側の端部から全長にわたって厚みが段階的に厚くなっていくように形成されている。従って、全体としては、就寝者Mの上半身に掛けられる部分が下半身に掛けられる部分よりも薄く、かつ折り返し可能となっている。また、その全長は通常の掛けぶとんよりもかなり長く、後述するように、就寝者Mの上半身に掛けられる部分を長手方向の所定領域内の一箇所で折り返しても就寝者Mの全身を覆えるようになっている。
前記各タオルケット2は、材質、厚み(4mm)および幅(1400mm)が同じものが用いられ、その長さが400mmから2400mmまで400mmピッチで変化するように裁断されている。そして、これらの各タオルケット2が、図2(a)に示すように、ふとん1裏面側から長さの順に重ねられて、それぞれの一端を就寝者Mの下半身に掛けられる側の端に合わせた状態で縫合されている。これにより、就寝者Mの上半身に掛けられる部分を、図2(a)中に示したT1〜T4の位置で折り返して、それぞれ図2(b)〜(e)に示す状態で使用できるようになっている。
ここで、ふとん1使用時の有効領域(就寝者Mの全身を覆う領域)の長さLを1600mmとすれば、図2の各使用状態での有効領域における厚みは表1に示すとおりになる。
表1からも明らかなように、図2の各使用状態では、有効領域における厚みが、タオルケット2の1枚の厚みの倍数で5段階に変化し、しかも折り返しによって重ね合わせられる部位の厚みの和(表1の上半身側端部の厚み)よりも、就寝者Mの下半身に掛けられる部分の厚み(表1の下半身側端部の厚み)が厚くなっている。
従って、この温度調整式ふとん1は、室温が高いときは、図2(a)のように、ふとん1の就寝者Mの上半身に掛けられる部分を折り返さず、下半身に掛けられる側の端部を余らせて使用することにより、全体としての保温性が低い状態で涼しく就寝でき、室温が低くなるにつれて、図2(b)の状態から図2(e)の状態まで、順に折り返し位置を変えて就寝者Mの頭部側へ引き寄せて使用することにより、全体の保温性を適度に高めて快適に就寝できる。しかも、いずれの使用状態でも、就寝者の下半身が上半身よりよく保温され、頭寒足熱の状態で安眠できる。
なお、図示は省略するが、就寝者Mの上半身に掛けられる側の端部と、折り返したときにこの端部に重ねられる部位とに、互いに係合するホックや面ファスナ等の止め具を取り付けておくと、就寝中も折り返した状態を確実に保持できるものとなる。
また、この例では、1枚の厚みが4mmで長さのピッチが400mmのタオルケットを6枚重ねた構造としたが、その厚みや長さのピッチを変えたり重ねる枚数を変えたりすることにより、ふとん使用時の有効領域における厚み範囲は制限なく拡大できるし、タオルケットに代えて毛布や厚手の布等をふとんの素材とすることにより、種々の仕様のものを作成できる。
例えば、素材の1枚の厚みを30mm、長さのピッチを300mm、重ねる枚数を8枚とした仕様のふとんを作成し、図2と同じ要領で使用するようにすれば、全長は2400mmとなり、長さLを1700mmとした場合の有効領域における厚みは、30〜180mm、60〜210mm、90〜210mm、120〜240mm、150〜240mmの5段階に変化する。この仕様のふとんは、春秋物と冬物を兼用できるものとして、長期間使用可能である。
さらに、上述した実施形態では、ふとんの厚みが就寝者の上半身に掛けられる側の端部から段階的に厚くなっていくようにしたが、図3(a)に示すように、上半身側の端からの距離に比例して厚くなるようにしてもよい。この場合も、例えば図3(b)、(c)に示すように、適切な位置で折り返すことにより、頭寒足熱の状態を保持しながら保温性を高めて使用することができる。
1 ふとん
2 タオルケット
M 就寝者
2 タオルケット
M 就寝者
Claims (1)
- 就寝者の上半身に掛けられる先端部分から下半身に掛けられる後端部分に向けて段階的に厚くして表面を階段状とし、その階段状表面の各段の段差を最も薄い先端部分の厚みに等しくし、かつ、各段間のピッチを同一とし、上記階段状表面の各段の位置または隣接する段間の2等分位置からの折り返しにより階段状表面の形態を保ちつつ先端部分の厚みを厚肉状態に変化させるようにして、頭寒足熱状態を保ちつつ保温性を高め、その折り返し状態においても就寝者の全身を覆うことのできる長さとされた温度調節式ふとん。
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