JP4096729B2 - 注文品確認システム並びにプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、注文された品物を品だしする際に、その注文品の品だしを確認する注文品確認システム並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、飲食店においては、ウエイトレス等の係員が所持している携帯端末を使用して、顧客から注文された注文情報を入力し、この注文情報をホスト装置へ送信すると、ホスト装置は、注文品の種類に応じて厨房側の種類別キッチンプリンタを指定して注文情報を送信するようにした飲食店仕様のシステム(レストラン管理システム)が構築されている。この種のレストラン管理システムとしては、例えば、顧客の待ち時間を最小限とするようにしたシステムも知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−203017号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ウエイトレス等の担当者は、注文品をその顧客のテーブル(食卓)まで運んで品だしを行った際に、その注文通りに各商品が揃っているかを顧客に問い合わせて確認するようにしているが、その際、次のような問題が生じることがある。すなわち、人為的な確認作業の為にチェック抜け(確認漏れ)が生じたり、間違ったテーブルに品だしするおそれがある他、例えば、酔い客にあっては、自分が注文した品を忘れてしまうこともある。また、例えば、大人数の宴会等では、とりまとめ役の客が注文通り全ての品が人数分揃ったかを確認することは困難であり、とりまとめ役に大きな負担をかけてしまう。更に、品だしの間違いによって他の顧客にも迷惑をかけたり、それだけ品だしまでの待ち時間が長くなる等、各種の問題を生じる場合がある。
【0005】
一方、複数の品を注文する場合において、例えば、飲料物にあっては、食事の前に飲料するか、食事の後で飲料するかは顧客に応じて異なり、また、一度に注文した多くの品のうち、特定の品だけを優先して欲しいという要求を受けることがあるが、このような要求に応じてその順に品だしすることは、特に、店が混雑している場合には極めて困難となり、顧客の要求に背くケースも多くなる。
したがって、注文通りに各商品が揃っているかの確認不良によるトラブルや顧客から要求された品だし順を間違える等のトラブルが頻繁に生じることは、店の評判にも響き、信用を損ねる結果となる。
【0006】
第1の発明の課題は、注文品の品だし時に、その品物を撮影した品だし画像に基づいて注文された品物が正しく品だしされたかを確認できるようにすることである。
第2の発明の課題は、複数の品物が注文されると共に各品物を品出しする順番が要求された場合に、その注文品の品だし時にその品物を撮影した品だし画像を確認しながら次に品だしする品物を決定できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明(第1の発明)は、注文された品物を品だしする際に、その注文品の品だしを確認する注文品確認システムであって、品物毎に予め登録されている品物画像を記憶管理する品物記憶手段と、注文された品物を注文情報として受け付ける注文情報受付手段と、品物を品だしする際に、その品物を撮影する撮影手段と、この撮影手段によって撮影された品だし画像と前記品物記憶手段内の各品物画像とを比較すると共に、前記注文情報受付手段によって受け付けた注文情報を参照することによって注文品が品だしされたかを判別する判別手段と、この判別手段によって注文品と異なる品物が品だしされたことが判別された場合に、その旨を報知する報知手段とを具備するものである。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項9記載の発明)。
【0008】
したがって、請求項1、9記載の発明は、注文情報に基づいてその品物を品だしする際に、その品物を撮影した品だし画像と、品物毎に予め登録されている品物画像とを比較すると共に、受け付けた注文情報を参照することによって注文品が品だしされたかを判別し、注文品と異なる品物が品だしされた場合に、その旨を報知するようにしたから、品だし時に、人為的な確認作業を行うことなく、間違った品だしを確実に防止することができ、作業全体の効率化・円滑化が可能となる。
【0009】
なお、請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記注文情報受付手段は、顧客から注文された注文情報を入力してホスト装置へ送信する注文担当者所持の携帯端末であり、前記ホスト装置は、前記撮影手段によって品だし時に撮影された品だし画像と前記品物記憶手段内の各品物画像とを比較すると共に、前記携帯端末から送信されて来た注文情報を参照することによって注文品が品だしされたかを判別し、注文品と異なる品物が品だしされた場合には、品だし担当者所持の携帯端末へその旨を送信報知する(請求項2記載の発明)。
したがって、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、注文担当者所持の携帯端末によって受け付けた注文情報をホスト装置へ送信すると、ホスト装置は、品だし時に撮影された品だし画像と、品物毎に予め登録されている品物画像とを比較すると共に、受け付けた注文情報を参照することによって注文品が品だしされたかを判別し、注文品と異なる品物が品だしされた場合には、品だし担当者所持の携帯端末へその旨を送信報知するようにしたから、例えば、飲食店システムにおいて、通常、各担当者が所持している携帯端末を利用して、品だし確認を行うことができ、更に、作業の効率化・円滑化を促進することができる。
【0010】
この場合、顧客周辺を撮影した撮影画像を解析することによって当該撮影画像内に出現した品だし担当者が商品を顧客に出している状態を認識した際に、その商品を撮影した商品画像を前記品だし画像としてもよい(請求項3記載の発明)。すなわち、飲食店を例に挙げると、食卓の周辺がモニタ撮影されている状態において、そのモニタ画像内に出現したウエイター、ウエイトレスが着用しているユニホームの色、形状、模様、マーク等によってウエイター、ウエイトレスを認識すると共に、このウエイター、ウエイトレスがテーブルの位置で止まり、品物を出す動作を始めたことを画像解析によって認識した際に、その商品を撮影した商品画像を品だし画像として特定することによって、品だし担当者等による撮影指示等の人為的な作業を一切必要とせずに、品だし商品を自動取得することが可能となる。
【0011】
顧客周辺を撮影した撮影画像を解析することによって当該撮影画像内に品だし担当者が出現したことを認識した場合に、その人物像に基づいて担当者を認識すると共に、その品だし担当者所持の携帯端末へ注文品と異なる品物が品だしされた旨を送信する(請求項4記載の発明)。
したがって、請求項4記載の発明によれば、請求項1、2記載の発明と同様の効果を有する他に、撮影画像を解析することによって品だし担当者を認識してその担当者所持の携帯端末を特定するようにしたから、品だし担当者から特別な要求がなくても、品だし確認の照合結果をその品だし担当者宛に直接通知することが可能となる。
【0012】
前記撮影手段は、予め設置されている複数台のカメラのうち、その顧客周辺に設置されているカメラによって撮影された商品画像を品だし画像として前記ホスト装置へ送信すると共に、当該カメラの設置位置を識別する為の識別情報を前記ホスト装置へ送信し、前記ホスト装置は、前記撮影手段から品だし画像と共に送信されて来た識別情報に基づいて顧客の特定を行う(請求項5記載の発明)。
したがって、請求項5記載の発明によれば、請求項1、2記載の発明と同様の効果を有する他に、顧客周辺に設置されているカメラによって撮影された品だし画像と共に送信されて来た当該カメラの設置位置を識別する為の識別情報に基づいて品だし先の顧客の特定をするようにしたから、例えば、飲食店において、テーブル(食卓)とカメラとを1対1に対応付けておれば、このテーブル番号から品だし先の顧客を容易に特定することができる。
【0013】
前記報知手段は、注文品と異なる品物が品だしされた場合に、その品物の正規な注文元を報知する(請求項6記載の発明)。これによって、間違った品だしを確実に防止することができる他に、その品物を正規な注文元へ素早く品だしすることが可能となる。
【0014】
正しく品だしされた場合に、前記撮影手段によって撮影された品だし画像を記憶保存する保存手段と、入力された検索条件に基づいて前記保存手段を検索し、入力条件に該当する品だし画像を読み出して案内出力する案内手段とを設ける(請求項7記載の発明)。
したがって、請求項7記載の発明によれば、請求項1、2記載の発明と同様の効果を有する他に、正しく品だしされた場合に、その品だし画像を記憶保存しておき、必要に応じて入力された条件に該当する品だし画像を出力するようにしたから、例えば、酔い客が注文した品を忘れてしまった場合、特別なオプション注文(大盛り、追加トッピング等)を注文通りに出したかを後で確認する場合等の証拠として、品だし画像を顧客に提示することができ、顧客とのトラブル防止に役立つ。
【0015】
請求項8記載の発明(第2の発明)は、注文された品物を品だしする際に、その注文品の品だしを確認する注文品確認システムであって、品物毎に予め登録されている品物画像を記憶管理する登録画像記憶手段と、複数の品物に関する注文情報を受け付けた際に、各品物を品出しする順番も合わせて要求された場合に、その注文情報と共に要求された品だし順を入力する注文情報受付手段と、品物をその注文元へ品だしする際に、その品物を撮影する撮影手段と、前記注文情報受付手段によって受け付けた注文情報を参照し、品だし順が要求されている場合には、この品だし順にしたがって各品物を出す為に、前記撮影手段によって撮影された品だし画像と前記品物記憶手段内の各品物画像とを比較することによってその品物を認識した後に、この品物の次に品だしすべき品物を決定する動作を品だし順にしたがって繰り返す品だし管理手段とを具備するものである。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項8記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項10記載の発明)。
【0016】
したがって、請求項8、10記載の発明は、複数の品物に関する注文情報を受け付けた際に各品物を品出しする順番も合わせて要求された場合には、この品だし順にしたがって各品物を出す為に、その品物を撮影した品だし画像と、品物毎に予め登録されている品物画像とを比較することによってその品物を認識した後に、この品物の次に品だしすべき品物を特定する動作を品だし順にしたがって繰り返すようにしたから、人為的な確認作業を行うことなく、注文品の品だし時にその品物を撮影した品だし画像を確認しながら次に品だしする品物を決定することができ、例えば、飲食店において、店が混雑している場合でも、顧客の要求通りの品だしすることが可能となり、作業全体の効率化・円滑化を図ることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、図1〜図16を参照してこの発明の第1実施形態を説明する。
図1は、この実施形態におけるレストラン管理システムの全体構成を示したブロック図である。
このレストラン管理システムは、大型飲食店内に構築された構内通信システム(LAN)であり、ホスト装置1を中核とする構成となっている。このホスト装置1には、各ウエイター、ウエイトレス(以下、担当者と称する)が所持している担当者端末群2と、厨房側において部門別に設置されているキッチンプリンタ群3と、店内の各食卓(テーブル)をその斜め上方向から撮影する食卓カメラ群4とが無線LAN5を介して接続されている。なお、以下、担当者端末群2、キッチンプリンタ群3、食卓カメラ群4内の個々の端末、プリンタ、カメラにおいても、同一番号2、3、4を付して説明する。
【0018】
ホスト装置1は、このレストラン管理システムの全体動作を制御する通信機能付きのデータ処理装置である。なお、ホスト装置1は、その機能別に設けた複数台のデータ処理装置によって構成するようにしてもよい。
担当者端末群2は、顧客から注文を受けた際に、その注文情報を入力する携帯端末群であり、ホスト装置1は、担当者端末2から送信されて来た顧客別の注文情報を受信すると、この注文情報を登録する登録処理を実行すると共に、その注文内容に基づいてキッチンプリンタ3に対して発注する発注処理を行う。
【0019】
キッチンプリンタ群3は、「ドリンク」、「軽食」、「料理」の各部門別に、ホスト装置1から送信されて来た発注情報を受信して印刷出力するプリンタ群である。
食卓カメラ群4は、図2に示すように、各テーブルに1対1に対応して設置され、その斜め上方向(天井)からテーブル上に品だしされた商品をカラー撮影する為のモニタカメラ群であり、テーブル上に品だしされた商品を認識可能なサイズで拡大撮影を行うもので、動画撮影を行うビデオカメラあるいは数秒単位で連続撮影を行うスチールカメラによって構成されている。そして、食卓カメラ群4は、所定のタイミング毎(例えば、数秒間隔毎)にそのモニタ画像をホスト装置1へ送信するもので、その送信タイミングは、各カメラ毎に予め設定されている。すなわち、1台目のカメラからN台目の順にそのモニタ画像をサイクリックにホスト装置1へ送信するようにしている。
【0020】
ホスト装置1は、その主要機能として、通信管理部11、注文情報管理部12、テーブル(食卓)情報判断部13を有している。
通信管理部11は、担当者端末群2、キッチンプリンタ群3、食卓カメラ群4との間においてデータの送受信を制御すると共に、データを受信する毎に、その受信データの種別を判別し、その種別に応じて注文情報管理部12、テーブル情報判断部13を起動するようにしている。注文情報管理部12は、担当者端末群2から送信されて来た注文情報を取得して、注文情報ファイル14に登録する登録機能12−1と、この注文情報ファイル14に基づいてキッチンプリンタ群3に対して発注する為の発注情報を生成する発注機能12−2を有している。
【0021】
テーブル情報判断部13は、食卓カメラ4から送信されて来たモニタ画像を解析し、このモニタ画像内に現れた品だし担当者が商品を顧客に出している状態を認識した際に、その担当者の顔画像や全体画像から担当者を特定すると共に、その商品を撮影すべきことをその食卓カメラ4に対して指示するようにしている。この場合、食卓カメラ4は、この撮影指示に応答してテーブル上の品だし商品を拡大撮影し、その「テーブル番号」と共に「品だし画像」をホスト装置1へ送信する。ここで、テーブル情報判断部13は、食卓カメラ4から送信されて来た品だし画像を受信すると、この品だし画像に基づいて商品情報ファイル15を検索するようにしている。
【0022】
この商品情報ファイル15については、後で詳述するが、商品毎に予め撮影した「商品画像」を登録画像として記憶管理するものであり、テーブル情報判断部13は、「品だし画像」と「商品録画像」とを比較することによって品だし商品を特定した後に、食卓カメラ4からのテーブル番号とこの特定商品とに基づいて注文情報ファイル14をアクセスし、注文通りに品だしされたか否かを照合するようにしている。この照合結果に基づいて正規な品だしを示しメッセージや品だし間違えを示すメッセージを作成し、上述のようにして特定した品だし担当者宛に(当該担当者所持の端末2に対して)案内送信するようにしている。
【0023】
図3は、注文情報ファイル14の内容を示した図である。
この注文情報ファイル14は、注文商品毎に注文レコードを記憶管理するもので、注文レコードは、「注文番号」、「テーブル番号」、「商品コード」、「発注済みフラグ」、「出品画像」の各項目を記憶する構成となっている。
「注文番号」は、商品が注文される毎に更新される一連番号であり、「テーブル番号」は、注文元の食卓を識別する食卓番号である。「発注済みフラグ」は、注文情報をキッチンプリンタ3へ送信済み(発注済み)であることを示すフラグであり、フラグ“1”は発注済み、“0”は未発注を示している。
【0024】
「出品画像」は、注文された商品が品だしされた際に、食卓カメラ4によって撮影された品だし画像(カラー画像)であり、その項目内に“0”がセットされている場合には、品だし画像の未登録状態(品だし前の状態)であることを示している。なお、図示の例では、同一商品が複数個分、同時に注文された場合には、その個数分の注文レコードを生成して登録するようにしているが、個数分の注文レコードを生成登録せず、例えば、注文レコード内に「数量」の項目を設けておき、同一商品が複数個同時に注文された場合には、この「数量」の項目にその注文数をセットするようにしてもよい。
【0025】
ホスト装置1は、注文情報ファイル14を検索し、その商品に該当する部門を特定して部門別の発注情報を生成し、キッチンプリンタ群3へ送信する発注処理を行う他に、担当者端末2から注文内容の確認要求を受けた場合にも、注文情報ファイル14を検索してその要求に応じた注文内容を読み出し、その要求元である担当者端末2へ送信する注文確認処理を行うようにしている。すなわち、この注文確認要求は、顧客との間で注文内容を確認し合う事態が生じた場合に行われるもので、その担当者端末2から注文確認要求と共に「テーブル番号」、「商品コード」が送信されて来た場合、ホスト装置1は、この「テーブル番号」、「商品コード」に基づいて注文情報ファイル14を検索し、この問合せ内容に応じた注文情報を読み出してその要求元へ案内送信するようにしている。
【0026】
図4(A)は、商品情報ファイル15の内容を示した図である。
この商品情報ファイル15は、注文可能な全商品分の商品情報として、商品毎のレコードを記憶管理するもので、各商品レコードは、「商品コード」、「商品画像」、「厨房部門コード」の各項目を有する構成となっている。ここで、「商品画像」は、注文可能な商品をその斜め上方向から撮影した撮影画像(静止画)であり、予め商品毎に登録された登録画像である。この場合、商品が料理であれば、そのできあがり状態を撮影したものであり、特別なオプション注文(大盛り、追加トッピング等)の商品画像も含まれている。「厨房部門コード」は、「ドリンク」、「軽食」、「料理」の各部門別のうち、当該商品がどの部門に属するかを示す為の部門情報である。
【0027】
図4(B)は、担当者別ファイル16の内容を示した図である。
担当者別ファイル16は、担当者別に、その担当者に関する情報を記憶管理するもので、各担当者レコードは、「担当者コード」、「人物特徴情報」、「端末番号」の各項目を有する構成となっている。ここで、「担当者コード」は、担当者に割当てられた識別情報であり、「人物特徴画像」は、その担当者の顔を中心に撮影した顔画像および身体的な特徴(性別、身長、体格、髪型、眼鏡の有無等)を示す情報である。「端末番号」は、その担当者所持の担当者端末2を呼び出す為のアドレス情報である。
【0028】
図5は、ホスト装置1の基本的構成要素を示したブロック図である。
CPU101は、記憶装置102内のオペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトにしたがってこのホスト装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶装置102は、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを有し、このプログラム記憶領域内には、オペレーティングシステムの他に、上述した通信管理部11、注文情報管理部12、テーブル情報判断部13に対応する各種アプリケーションプログラム等が格納され、また、データ記憶領域には、上述した注文情報ファイル14、商品情報ファイル15、担当者別ファイル16等が格納され、磁気的、光学的、半導体メモリ等やその駆動系によって構成されている。
この記録装置102はハードディスク等の固定的なメモリの他、CD−ROM、DVD等の着脱自在な記憶媒体を装着可能な構成であってもよい。
【0029】
この記憶装置102内のプログラムやデータは、必要に応じてRAM(例えば、スタティックRAM)103にロードされたり、RAM103内のデータが記憶装置102にセーブされる。なお、RAM103内には、プログラム実行領域と作業領域とを有している。更に、CPU101は通信装置104を介して他の電子機器側のプログラム/データを直接アクセスして使用したり、通信装置104を介してダウンロード受信することもできる。通信装置104は、無線の通信インターフェイスである。一方、CPU101にはその入出力周辺デバイスである入力装置105、表示装置106、印刷装置107がバスラインを介して接続されており、入出力プログラムにしたがってCPU101はそれらの動作を制御する。
【0030】
図6は、食卓カメラ4の基本的構成要素を示したブロック図である。
この食卓カメラ4も、上述したホスト装置1の基本要素と同様に、CPU41、記憶装置42、RAM43、通信装置44を有する他、撮影装置45を有している。ここで、RAM43には、記憶装置42内に予め設定されている「テーブル番号」がセットされている。この「テーブル番号」は、この食卓カメラ4に予め1対1に対応付けられているテーブルの番号であり、食卓カメラ4は、ホスト装置1からの撮影指示を受けた際に、このテーブル上に品だしされた商品を拡大撮影すると共に、この品だし画像と共にRAM43内のテーブル番号をホスト装置1へ送信するようにしている。なお、食卓カメラ4は、上述のように所定のタイミング毎(例えば、数秒間隔毎)にそのモニタ画像をホスト装置1へ送信する動作を行う。
【0031】
次に、この第1実施形態におけるレストラン管理システムの動作概念を図7〜図14に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作を逐次実行する。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードにしたがった動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
【0032】
図7は、ホスト装置1の全体動作の概要を示したフローチャートである。
ここで、図8〜12は、図7で示した各処理を詳述する為のフローチャートであり、また、図13は、担当者端末2側の動作を示したフローチャート、図14は、食卓カメラ4側の動作を示したフローチャートである。
先ず、図7において、ホスト装置1側の通信管理部11は、 担当者端末2あるいは食卓カメラ4から送信されて来るデータを受信する受信待ち状態において、何らかのデータを受信すると(ステップA1)、この受信データの種別を判別する(ステップA2)。この場合、担当者端末2からは注文情報/注文確認要求が送信され、また、食卓カメラ4からはテーブル番号/モニタ画像が送信される。
いま、担当者端末2から送信されて来た注文情報(テーブル番号、商品コード、数量)を受信した場合には、この注文情報に基づいて注文レコードを生成して注文情報ファイル14へ新規登録する処理を行った後に(ステップA3)、未発注品の発注処理を行う(ステップA4)。
【0033】
ここで、図13のフローチャートを参照して担当者端末2側での注文入力処理について説明しておく。
先ず、担当者端末2は、注文情報の入力が指示されると(ステップG1)、注文情報(商品コード、数量)の入力を受け付け(ステップG2)、1テーブル分(全商品分)の入力終了が指示されるまで(ステップG3)、入力された注文情報を受け付ける。ここで、全商品分の入力が終了すると、テーブル番号の入力を受け付け(ステップG4)、入力された各注文内容(商品コード、数量)と共に、このテーブル番号をホスト装置1へ送信する(ステップG4)。
【0034】
図8は、図7で示した注文情報登録処理を詳述する為のフローチャートである。
先ず、ホスト装置1は、注文情報ファイル14をアクセスしてその最終レコード内から「注文番号」を読み出し、この「注文番号」に“1”を加算してその値を更新することにより「注文番号」を生成すると共に(ステップB1)、この「注文番号」、「テーブル番号」、「商品コード」を含む注文レコードを生成した後(ステップB2)、この生成レコード内の「発注済みフラグ」、「出品画像」の項目を初期化して、注文情報ファイル14へ追加登録する(ステップB3)。そして、全商品分の登録が完了するまで(ステップB4)、上述の登録処理が繰り返される(ステップB1〜B4)。この場合、上述したように同一商品が複数個同時に注文された場合には、その個数分の注文レコードが生成されて追加登録される。
【0035】
図9は、図7で示した未発注品の発注処理を詳述する為のフローチャートである。
先ず、ホスト装置1は、注文情報ファイル14をアクセスして「発注済みフラグ」が“0(未発注)”にセットされている全ての注文レコードを発注対象として取得しておく(ステップC1)。この状態において、この未発注レコード群の中から「テーブル番号」、「商品コード」が同一のレコードを指定し(ステップC2)、同じ「テーブル番号」で同じ「商品コード」を持ったレコードが複数存在している場合には(ステップC3)、その商品の個数を算出しておく(ステップC4)。
そして、この指定レコード内の「商品コード」に基づいて商品情報ファイル15をアクセスして該当する「厨房部門コード」を取得し(ステップC5)、この「厨房部門コード」で示されるキッチンプリンタ3を送信先として指定し、「商品コード」、「個数」、「テーブル番号」を含む発注情報を生成して送信する(ステップC6)。
【0036】
このようにして発注を行った後は、この未発注指定レコード内の「発注済みフラグ」を“1”に書き込んで発注済みにセットしておく(ステップC7)。
ここで、図15は、図3に示した注文情報ファイル14において、図示の各注文商品を全て発注した後における注文情報ファイル14の内容を示した図である。この場合、各注文レコード内の「発注済みフラグ」は、“1”に書き換えられて発注済みとなっているが、発注直後においては、品だし前であるから、各発注済み商品の「出品画像」は、“0”のままとなっている。
そして、次のステップC8に移り、未発注レコードは他に有るか否かをチェックし、有れば、ステップC2に戻って上述の動作を1レコード毎に繰り返す。
【0037】
一方、ホスト装置1は、各食卓カメラ4から所定のタイミング毎に順次送信されて来るモニタ画像を受信すると(図7のステップA1、A2)、このモニタ画像を解析して品だし担当者を認識すると共に、品だしされたテーブル対応の食卓カメラ4に対して品だし画像の撮影を指示するモニタ画像解析処理を実行する(ステップA7)。
図10は、図7で示したモニタ画像解析処理を詳述する為のフローチャートであり、先ず、ホスト装置1は、食卓カメラ4からのモニタ画像を受信すると、このモニタ画像内の人物像を解析し(ステップD1)、この人物像の衣服に着目し、品だし担当者(ウエイター、ウエイトレス)が着用しているユニフォームの色、形、柄、マーク等を総合的に比較して(ステップD2)、品だし担当者がその画面内に現れたか否かの照合チェックを行う(ステップD3)。
【0038】
ここで、モニタ画面内に品だし担当者が写っていなければ(ステップD3でNO)、この処理の終了となるが、品だし担当者を認識した場合には、その行動の解析を行う(ステップD4)。つまり、テーブル付近を通過するだけの担当者を除く為に、商品を持っている品だし担当者がテーブルの前に止まり、そのテーブルに品出している状態であるかをその担当者の行動を解析することによって認識するが、この担当者の行動監視は、所定時間分(例えば、5秒程度)行う。
いま、テーブル付近を通過するだけの担当者であると認識した場合には(ステップD5でNO)、この処理の終了となるが、担当者が品出しを行っている状態を認識した場合には(ステップD5でYES)、更に、その品だし担当者の特徴を解析すると共に(ステップD6)、この解析結果に基づいて担当者別ファイル16内の予め登録されている「人物特徴情報」との比較照合を行い(ステップD7)、その品だし担当者を認識特定する(ステップD8)。
【0039】
この場合、人物像の中から特徴部分を抽出して特徴比較を行うが、その際、顔の向き、大きさ等を補正した後に、顔の輪郭、目、口、鼻、額等の形、位置、大きさ等を比較すると共に、性別、顔、眼鏡の有無、身長、体型、髪型、色を総合的に比較して担当者認識を行う。これによって品だし担当者を認識した場合には、担当者別ファイル16から対応する「端末番号」を読み出して、その担当者が所持している担当者端末2を特定した後(ステップD9)、品だしを行っているテーブル対応の食卓カメラ4に対して品だし撮影を指示する(ステップD10)。
その後、その担当者がテーブル上に全ての商品を品だしす動作が完了するまで(ステップD11)、次の商品が品だしさける毎に、品だし撮影を指示するが(ステップD10)、全商品分の品だし完了を検知した際には、その完了通知をこの食卓カメラ4に対して送信する(ステップD12)。
【0040】
図14は、各食卓カメラ4の動作を示したフローチャートである。
先ず、食卓カメラ4は、予め設定されている送信タイミングに達したかをチェックしており(ステップH1)、自己の送信タイミングである場合には、予め設定されている「テーブル番号」と共に、その時の「モニタ画像」をホスト装置1へ送信する(ステップH2)。
また、ホスト装置1から品だし撮影の指示を受けた場合には(ステップH3)、そのテーブル上に品だしされた商品を拡大撮影した後に(ステップH4)、「テーブル番号」を読み出し(ステップH5)、その時の「品だし画像」を「テーブル番号」と共に、ホスト装置1へ送信する(ステップH6)。この場合、ホスト装置1から全商品分の品だし完了通知を受けるまで(ステップH7)、次の商品が品だしさける毎に「テーブル番号」と共に、その時の「品だし画像」をホスト装置1へ送信する動作を繰り返す(ステップH4〜H7)。
【0041】
ホスト装置1は、品だし撮影指示に応答して食卓カメラ4から送信されて来た「テーブル番号」、「品だし画像」を受信すると(図7のステップA5)、品だしチェック処理を実行する(ステップA6)。
図11は、図7で示した品だしチェック処理を詳述する為のフローチャートである。先ず、ホスト装置1は、受信した品だし画像の中から特徴部分を抽出し(ステップE1)、商品情報ファイル15内の各「商品画像」と比較して該当する商品画像を検索する(ステップE2)。この場合、品だし画像との特徴比較において、商品の向き、大きさ等を補正した後に、商品の外形、大きさ、色、特別なオプション注文(大盛り、追加トッピング)等を総合的に画像比較することによって行う。
【0042】
このようにして品だし商品に該当する商品画像を検索した後、ホスト装置1は、この「商品画像」に対応付けられている「商品コード」を商品情報ファイル15から読み出し(ステップE3)、この「商品コード」に基づいて注文情報ファイル14をアクセスし、この「商品コード」と一致し、かつ、「出品画像」がセットされていない商品(未品だし商品)のレコードを抽出すると共に、この抽出レコードの中で「注文番号」が一番若い「注文番号」を持ったレコードから「テーブル番号」を優先取得する(ステップE4)。言換えれば、同一商品が複数のテーブルから注文され、かつ、その商品を何れのテーブルにも出していない場合には、その注文順に商品を出す為に、一番若い「注文番号」を持ったレコードから「テーブル番号」を優先取得するようにしている。
【0043】
ここで、受信取得した「テーブル番号」と優先取得した「テーブル番号」とを比較して、両者の一致を判別する(ステップE5)。いま、不一致が検出された場合には、その商品を注文先顧客に品だしを行ったことは正しいが、先に注文した顧客に対してその商品を品だしすべきところ、間違って後で注文した顧客(テーブル)に出してしまった場合であるから、先に注文した優先顧客(テーブル)をその担当者に知らせる為に、照合結果として、優先取得した「テーブル番号」と「商品名」とを含む照合NGメッセージを作成する(ステップE6)。
一方、受信取得した「テーブル番号」と優先取得した「テーブル番号」とが一致している場合には、その商品を注文順に正しく品だしを行った場合であるので、この注文レコード内の「出品画像」に、この品だし画像を登録保存すると共に(ステップE7)、正しい品だしである旨を示す照合OKメッセージを作成する(ステップE8)。
【0044】
図16は、図3で示した注文情報ファイル14において、「テーブル番号」が“1”で示される各注文商品のうち、その一部の商品のみの品だしが完了した場合(品だし途中)における注文情報ファイル14の内容を示した図である。
この場合、正しく品だしされた各注文レコードには、その品だし画像が「出品画像」として登録保存されているが、品だし前あるいは間違った品だしの場合には、その「出品画像」は、“0”のままとなっている。
【0045】
これによって作成された照合メッセージは、上述した図10のモニタ画像解析処理のステップD8、D9において、品だし担当者として特定された担当者所持の担当者端末2へ案内送信される(図7のステップA6)。
この場合、担当者端末2側では、ホスト装置1からの照合結果通知を受信すると(図13のステップG6)、その照合結果を判別し(ステップG7)、照合OKであれば、この照合OKメッセージをその端末画面に表示するが(ステップG8)、照合NGであれば(ステップG7)、この照合NGメッセージをその端末画面に表示すると共に(ステップG9)、警告アラーム音を出力する(ステップG10)。この場合、当該担当者は、品だし間違いを知ることができ、照合OKメッセージ内の「テーブル番号」、「商品名」によって、どの商品をどのテーブルに持ってゆけばよいかを確認することができる。
【0046】
他方、担当者端末2側において、顧客との間で注文内容を確認し合う事態が生じた場合に、その担当者は、注文確認要求が有る旨の入力指示を行った後に(図13のステップG11)、その顧客の「テーブル番号」を入力すると共に(ステップG12)、顧客から特定商品だけの確認要求を受けた場合には、更に、その商品コードの入力も行う(ステップG13)。ここで、この担当者端末2は、入力された情報に自己の「端末番号」を付加した注文確認の要求をホスト装置1に対して送信する(ステップG14)。
【0047】
ここで、ホスト装置1は、注文確認要求を受信すると(図7のステップA1、A2)、注文確認処理を実行する(ステップA8)。
図12は、図7で示した注文確認処理を詳述する為のフローチャートである。先ず、ホスト装置1は、受信した「テーブル番号」に基づいて注文情報ファイル14をアクセスし(ステップF1)、この「テーブル番号」対応の各注文レコードを抽出する(ステップF2)。この場合、受信データの中に「商品コード」が含まれている場合には(ステップF3)、更に、この各抽出レコードの中からこの商品に該当する注文レコードを抽出する(ステップF4)。
そして、抽出レコードから「品だし画像」、「テーブル番号」、「商品コード」を読み出して確認案内情報を作成し(ステップF5)、この受信データの中に含まれている「端末番号」で示される要求元の担当者端末2へこの確認案内情報を送信する(ステップF6)。
ここで、確認要求元である担当者端末2は、ホスト装置1からの確認案内情報を受信すると(図13のステップG15)、これを端末画面に表示させる(ステップG16)。この場合、担当者は、注文商品を正しく品だしした旨の証拠として、この確認案内画面を顧客に見せながらの対処を行う。
【0048】
以上のように、この第1実施形態においてホスト装置1は、注文担当者所持の担当者端末2によって受け付けた注文情報を送信すると、この商品をその種類に応じて対応する部門のキッチンプリンタ3に対して発注した後において、その商品がテーブルへ品だしされた際に、その商品を撮影した品だし画像と、商品情報ファイル15内の各登録画像(商品画像)とを比較すると共に、注文情報ファイル14を参照することによって注文品が品だしされたかを判別し、注文品と異なる商品が品だしされた場合には、品だし担当者所持の担当者端末2へその旨を送信報知するようにしたから、飲食店において通常、各担当者が所持している担当者端末2を利用して、品だし確認を行うことができると共に、品だし時に、人為的な確認作業を行うことなく、間違った品だしを確実に防止することができ、作業全体の効率化・円滑化が可能となる。
【0049】
この場合、食卓カメラ4によって食卓の周辺がモニタ撮影されている状態において、ホスト装置1は、このモニタ画面内に出現したウエイター、ウエイトレスが着用しているユニホームの色、形状、模様、マーク等によって担当者の出現を認識すると共に、その担当者がテーブルの位置で止まり、品物を出す動作を始めたことを画像解析によって認識した際に、食卓カメラ4に対して撮影指示を与え、その時に撮影された商品画像を取得して品だし画像として特定するようにしたから、品だし担当者等による撮影指示等の人為的な作業を一切必要とせずに、品だし商品を自動取得することが可能となる。
更に、モニタ画像を解析することによって品だし担当者を認識してその担当者所持の担当者端末2を特定するようにしたから、品だし担当者から特別な要求がなくても、品だし確認の照合結果を品だし担当者宛に直接通知することが可能となる。
【0050】
ホスト装置1は、テーブル周辺に設置されている食卓カメラ4によって撮影された品だし画像と共に送信されて来た当該カメラ4の設置位置を識別する為の識別情報(テーブル番号)に基づいて品だし先のテーブルを特定するようにしたから、テーブルとカメラとを1対1に対応付けておけば、このテーブル番号から品だし先の顧客を特定することができる。
ホスト装置1は、注文品と異なる品物が品だしされた場合に、その品物の正規な注文元を示す「テーブル番号」を品だし担当者所持の担当者端末2へ送信するようにしたから、その商品を正規なテーブルへ素早く品だしすることが可能となる。
【0051】
また、ホスト装置1は、ただしく品だしされた商品の品だし画像を注文情報ファイル14内に記憶保存しておき、顧客から担当者端末2を介して注文確認の要求を受けた場合に、要求内容に該当する品だし画像を担当者端末2へ案内送信するようにしたから、例えば、酔い客が注文した品を忘れてしまった場合、特別なオプション注文(大盛り、追加トッピング等)を注文通りに出したかを後で確認する場合等の証拠として、品だし画像を顧客に提示することができ、顧客とのトラブル防止に役立つ。
【0052】
なお、上述した第1実施形態において注文情報ファイル14は、各注文レコード内に一連番号としての「注文番号」をセットするようにしたが、図17に示すように、「注文番号」の代わりに「注文時刻」を記憶するようにしてもよい。この場合、注文を受ける毎に、その時の現在時刻(時分)を注文時刻として注文レコード内にセットするようにすれば、注文時刻順に品だし管理が可能となる。また、この「注文時刻」から所定時間(例えば、15分)の経過を検出したか否かを監視し、所定時間の経過を検出した際に、キッチンプリンタ3へ催促通知を行うこともできる。更に、図17に示すように、キッチンプリンタ3に対して発注手配を行った際の「発注時刻」を注文レコード内にセットするようにすれば、「発注時刻」から所定時間(例えば、15分)の経過を検出したか否かを監視し、所定時間が経過しても品だしされていない場合に、キッチンプリンタ3へ催促通知を行うこともできる。
【0053】
また、予め予め商品毎に登録された登録画像としての「商品画像」は、注文可能な商品をその斜め上方向から撮影したものであるが、商品を斜め左右前後の4方向から撮影した複数の画像であってもよい。このように複数の方向から撮影した登録画像を用意しておくことにより、例えば、品だし商品の一部が人の影に入ってしまったような場合等、品だし画像の撮影状況に全く影響されることなく、画像照合を正確に行うことが可能となる。
【0054】
また、上述した第1実施形態においては、顧客から担当者端末2を介して注文確認の要求を受けた場合に、要求内容に該当する品だし画像を注文情報ファイル14から読み出して担当者端末2へ案内送信するようにしたが、例えば、週単位、月単位毎に品だし画像を注文情報ファイル14から読み出して表示/印刷出力するようにすれば、料理の出来具合等を比較検討することも可能となる。
更に、また、品出しチェックを行う際に、その商品と一緒に出される付属品(例えば、ドレッシング、調味料、フォーク等)も合わせてチェックするようにしてもよい。
【0055】
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、品物毎に予め登録されている品物画像を記憶管理する機能と、注文された品物を注文情報として受け付ける機能と、品物を品だしする際に、その品物を撮影する機能と、撮影された品だし画像と前記品物画像とを比較すると共に、受け付けた注文情報を参照することによって注文品が品だしされたかを判別する機能と、注文品と異なる品物が品だしされたことが判別された場合に、その旨を報知する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0056】
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図18〜図22を参照して説明する。なお、上述した第1実施形態は、注文品の品だし時に、その商品を撮影した品だし画像に基づいて注文された商品が正しく品だしされたかを確認できるようにしたが、この第2実施形態にあっては、複数の商品が同時に注文されると共に、各商品を品出しする順番が要求された場合に、その注文品の品だし時にその商品を撮影した品だし画像を確認しながら次に品だしする商品を決定することにより、店が混雑している場合でも、顧客の要求通りの品だしすることを可能としたものである。
ここで、両実施形態において基本的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略する他、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
【0057】
図18は、この第2実施形態における注文情報ファイル14の内容を示した図である。
この注文情報ファイル14は、注文商品毎に注文レコードを記憶管理するもので、注文レコードは、「注文番号」、「テーブル番号」、「商品コード」、「発注済みフラグ」、「出品画像」の各項目の他、特に、「関連注文番号」を追加した構成となっている。この第2実施形態において、「発注済みフラグ」は、発注済みの場合には“1”がセットされ、未発注の場合には“0”がセットされる他、発注待機中の場合には“−1”がセットされる。
なお、発注待機中とは、複数の商品が同時に注文されると共に各商品を品出しする順番が要求された場合、例えば、ある商品を優先的に出した後に、次の商品を出して欲しい旨の要求を受けた場合、この優先商品が出されるまで後の商品の発注を待機すべきこと(待機中であること)を意味している。
【0058】
「関連注文番号」は、優先的に出すことが要求された商品に対応してセットされるもので、優先的に出される商品の後に出す次の商品の「注文番号」が「関連注文番号」としてセットされる。ここで、図示の例において、商品コードが「000125」の商品が2個注文されて、商品コードが「000034」の商品よりも優先的に出して欲しい旨の要求を受けた場合には、商品コードが「000034」の商品に対応する「発注済みフラグ」には、発注待機中であることを示す“−1”がセットされ、商品コードが「000034」の商品(2個目の商品)に対応する「関連注文番号」には、次の出す商品の注文番号として「1」がセットされる。
【0059】
この第2実施形態においてもホスト装置1は、図7で示した全体動作の概要フローチャートにしたがって各種の処理を実行する。すなわち、担当者端末2からの注文情報を注文情報ファイル14に登録する登録処理(図8)、未発注品をキッチンプリンタ3に対して発注する発注処理(図9)、食卓カメラ4からのモニタ画像を解析して品だし撮影を指示するモニタ画像解析処理(図10)、品だし担当者所持の担当者端末2からの注文確認要求に応じた確認処理(図12)を実行するが、この第2実施形態における品だしチェック処理は、図19に示したフローチャートにしたがって実行される。
【0060】
この図19の品だしチェック処理においても、上述した図11のフローチャートと基本的には同様である為、以下、この特徴部分を中心に詳述する。
先ず、ホスト装置1は、受信した品だし画像の中から特徴部分を抽出し(ステップJ1)、商品情報ファイル15内の各「商品画像」と比較して該当する商品画像を検索する(ステップJ2)。そして、この商品に対応付けられている「商品コード」を商品情報ファイル15から読み出し(ステップJ3)、この「商品コード」に基づいて注文情報ファイル14をアクセスし、この「商品コード」と一致し、かつ、「出品画像」がセットされていない商品(未品だし商品)のレコードを抽出すると共に、この抽出レコードの中で「注文番号」が一番若い「注文番号」を持ったレコードから「テーブル番号」を優先取得する(ステップJ4)。
【0061】
ここで、受信取得した「テーブル番号」と優先取得した「テーブル番号」とを比較して両者の一致を判別する(ステップJ5)。ここで、不一致が検出された場合には、その商品を注文先顧客に品だしを行ったことは正しいが、先に注文した顧客に対してその商品を品だしすべきところ、間違って後で注文した顧客に出してしまった場合であるから、先に注文した優先顧客(テーブル)を知らせる為に、照合結果として、優先取得の「テーブル番号」と「商品名」とを含む照合NGメッセージを作成する(ステップJ6)。
【0062】
一方、受信取得した「テーブル番号」と優先取得した「テーブル番号」とが一致している場合には、その商品を注文先顧客に対して注文順通りに品だしを行った場合であるから、この品だし画像をその注文レコード内に「出品画像」として登録保存した後に(ステップJ7)、この注文レコード内の「関連注文番号」を参照し、この「関連注文番号」で示される他の注文レコードの「発注済みフラグ」を待機中状態である“−1”から未発注状態の“0”にセットし直す(ステップJ8)。言換えれば、正しい品だしが行われた後においては、次に品だしする商品を待機中から未発注状態にランクアップさせる。そして、照合OKメッセージを作成する(ステップJ9)。
【0063】
ここで、品だしされる毎に注文情報ファイル14の内容は、図20〜図22に示す如く変遷する。すなわち、図20は、商品コードが「000125」の商品が2個注文されて、商品コードが「000034」の商品よりも優先的に出して欲しい旨の要求を受けた場合において、「000125」の商品の品だしを2個分行った後の状態を示し、上述した図9の発注処理によって、当該商品の「発注済みフラグ」には“1”がセットされて発注済みの状態となる。
【0064】
この状態において、この商品の品だし画像に基づいて品だしチェック処理が実行されると、注文情報ファイル14の内容は、図21に示す如くとなり、次に品だしする「000034」の商品は、その「発注済みフラグ」が待機中状態“−1”から未発注状態“0”にセットし直される為、次に品だしされる商品となる。図22は、「000034」の商品をキッチンプリンタ3に対して発注した後の注文情報ファイル14の内容を示し、上述した図9の発注処理によって、当該商品の「発注済みフラグ」は、未発注状態“0”から発注済み状態“1”に書き換えられる。この段階で1顧客分の発注が全て完了したことになる。
【0065】
以上のように、この第2実施形態においてホスト装置1は、注文担当者所持の担当者端末2によって複数の商品に関する注文情報と共に、各商品を品出しする順番も合わせて受け付けた場合において、この商品をその種類に応じて対応する部門のキッチンプリンタ3に対して発注する際に、この品だし順にしたがって品だしされた商品の撮影した品だし画像と、商品毎に予め登録されている商品画像とを比較することによってその商品を認識した後に、この商品の次に品だしすべき商品を特定する動作を品だし順にしたがって繰り返すようにしたから、人為的な確認作業を行うことなく、注文品の品だし時にその商品を撮影した品だし画像を確認しながら次に品だしする商品を決定することができ、店が混雑している場合でも、顧客の要求通りの品だしすることが可能となり、作業全体の効率化・円滑化を図ることが可能となる。
【0066】
なお、上述した第2実施形態においては、品出しする順番が要求されている各商品をキッチンプリンタ3に対して発注する際に、先の商品が品だしされた際に、次に発注する商品を決定するようにしたが、先に品だしされた商品をその顧客が飲食し終わる間際に、先の商品を品だしするようにしてもよい。この場合、食卓カメラ4からのモニタ画像を解析することによって顧客が飲食し終わるかを認識するようにすればよい。
また、品出しする順番をチェックする際に、その商品と一緒に出される付属品(例えば、ドレッシング、調味料、フォーク等)も合わせてチェックするようにしてもよい。
【0067】
また、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、品物毎に予め登録されている品物画像を記憶管理する機能と、複数の品物に関する注文情報を受け付けた際に、各品物を品出しする順番も合わせて要求された場合に、その注文情報と共に要求された品だし順を入力する機能と、前記受け付けた注文情報を参照し、品だし順が要求されている場合には、この品だし順にしたがって各品物を出す為に、撮影された品だし画像と前記品物画像とを比較することによってその品物を認識した後に、この品物の次に品だしすべき品物を決定する動作を品だし順にしたがって繰り返す機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0068】
なお、上述した各実施形態におけるレストラン管理システムは、店内の各テーブルに対応付けて食卓カメラ4を1対1に設置しておき、品だし時には、そのテーブルに対応する1台の食卓カメラ4によって商品撮影を行うようにしたが、そのテーブルの近傍に設置されている他のテーブル用の食卓カメラ4を含めて、複数台のカメラによって品だし商品を多方向から撮影するようにすれば、品だしチェック時における商品特定をより確実かつ容易に行うことが可能となる。
【0069】
上述した各実施形態におけるレストラン管理システムにおいて、品だしチェックの結果を担当者端末2へ通知した際に、担当者端末2は、このチェック結果をその端末画面にメッセージ表示するようにしたが、音声メッセージも合わせて出力するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態におけるレストラン管理システムは、ホスト装置1、担当者端末群2、キッチンプリンタ群3、食卓カメラ群4とから構成した場合を例示したが、ホスト装置1側の機能の一部あるいは全部を担当者端末群2側に設けるようにしてもよい。例えば、注文情報の登録処理、キッチンプリンタ3への発注処理、品だしチェック処理等を担当者端末2側で行うようにしてもよく、また、食卓カメラ4の機能も担当者端末群2側に設けるようにしてもよい。
更に、通信システムに限らず、スタンド・アロン・タイプにも適用可能である。
【0070】
その他、上述した各実施形態においては、レストラン管理システムに適用した場合を例示したが、注文を受けた品物を品だしする業務を行うものであれば、レストラン管理システムに限らずに適用可能である。例えば、運送業における宅配管理システム等、品物の授受を行う業務処理にも適用することができる。この場合、品だし時における撮影は、担当者所持の携帯端末によって行うようにすればよい。
【0071】
【発明の効果】
第1の発明(請求項1記載の発明)によれば、注文情報に基づいてその品物を品だしする際に、その品物を撮影した品だし画像と、品物毎に予め登録されている品物画像とを比較すると共に、受け付けた注文情報を参照することによって注文品が品だしされたかを判別し、注文品と異なる品物が品だしされた場合に、その旨を報知するようにしたから、品だし時に、人為的な確認作業を行うことなく、間違った品だしを確実に防止することができ、作業全体の効率化・円滑化が可能となる。
第2の発明(請求項 記載の発明)によれば、複数の品物に関する注文情報を受け付けた際に各品物を品出しする順番も合わせて要求された場合には、この品だし順にしたがって各品物を出す為に、その品物を撮影した品だし画像と、品物毎に予め登録されている品物画像とを比較することによってその品物を認識した後に、この品物の次に品だしすべき品物を特定する動作を品だし順にしたがって繰り返すようにしたから、人為的な確認作業を行うことなく、注文品の品だし時にその品物を撮影した品だし画像を確認しながら次に品だしする品物を決定することができ、例えば、飲食店において、店が混雑している場合でも、顧客の要求通りの品だしすることが可能となり、作業全体の効率化・円滑化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レストラン管理システムの全体構成を示したブロック図。
【図2】食卓カメラがテーブルに1対1に対応して設置されている状態を示した図。
【図3】注文情報ファイル14の内容を示した図。
【図4】(A)は、商品情報ファイル15の内容を示した図、(B)は、担当者別ファイル16の内容を示した図。
【図5】ホスト装置1の基本的構成要素を示したブロック図。
【図6】食卓カメラ4の基本的構成要素を示したブロック図。
【図7】ホスト装置1の全体動作の概要を示したフローチャート。
【図8】図7で示した注文情報登録処理を詳述する為のフローチャート。
【図9】図7で示した未発注品の発注処理を詳述する為のフローチャート。
【図10】図7で示したモニタ画像解析処理を詳述する為のフローチャート。
【図11】図7で示した品だしチェック処理を詳述する為のフローチャート。
【図12】図7で示した注文確認処理を詳述する為のフローチャート。
【図13】担当者端末2側での注文入力処理を示したフローチャート。
【図14】各食卓カメラ4の動作を示したフローチャート。
【図15】図3に示した注文情報ファイル14において、図示の各注文商品を全て発注した後における注文情報ファイル14の内容を示した図。
【図16】図3で示した注文情報ファイル14において、「テーブル番号」が“1”で示される各注文商品のうち、その一部の商品のみの品だしが完了した場合(品だし途中)における注文情報ファイル14の内容を示した図。
【図17】この実施形態の変形応用例を説明する為の注文情報ファイル14の内容を示した図。
【図18】第2実施形態における注文情報ファイル14の内容を示した図。
【図19】第2実施形態における品だしチェック処理を示したフローチャート。
【図20】優先的に出して欲しい旨の要求を受けた場合において、その優先的な商品を品だし後の状態を示した図。
【図21】図20の注文情報ファイル14の内容に続いて、「発注済みフラグ」が待機中状態から未発注状態にセットされた状態を示した図。
【図22】図21の注文情報ファイル14の内容に続いて、未発注状態の商品を発注した状態を示した図。
【符号の説明】
1 ホスト装置
2 担当者端末
3 キッチンプリンタ
4 食卓カメラ
5 無線LAN
11 通信管理部
12 注文情報管理部
13 テーブル情報判断部
14 注文情報ファイル
15 商品情報ファイル
16 担当者別ファイル
45 撮影装置
41、101 CPU
42、102 記憶装置
44、104 通信装置
105 入力装置
106 表示装置
Claims (10)
- 注文された品物を品だしする際に、その注文品の品だしを確認する注文品確認システムであって、
品物毎に予め登録されている品物画像を記憶管理する品物記憶手段と、
注文された品物を注文情報として受け付ける注文情報受付手段と、
品物を品だしする際に、その品物を撮影する撮影手段と、
この撮影手段によって撮影された品だし画像と前記品物記憶手段内の各品物画像とを比較すると共に、前記注文情報受付手段によって受け付けた注文情報を参照することによって注文品が品だしされたかを判別する判別手段と、
この判別手段によって注文品と異なる品物が品だしされたことが判別された場合に、その旨を報知する報知手段と、
を具備したことを特徴とする注文品確認システム。 - 前記注文情報受付手段は、顧客から注文された注文情報を入力してホスト装置へ送信する注文担当者所持の携帯端末であり、
前記ホスト装置は、品だし時に前記撮影手段によって撮影された品だし画像と前記品物記憶手段内の各品物画像とを比較すると共に、前記携帯端末から送信されて来た注文情報を参照することによって注文品が品だしされたかを判別し、注文品と異なる品物が品だしされた場合には、品だし担当者所持の携帯端末へその旨を送信報知する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の注文品確認システム。 - 前記品だし画像は、顧客周辺を撮影した撮影画像を解析することによって当該撮影画像内に出現した品だし担当者が商品を顧客に出している状態を認識した際に、その商品を撮影した商品画像である、
ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の注文品確認システム。 - 顧客周辺を撮影した撮影画像を解析することによって当該撮影画像内に品だし担当者が出現したことを認識した場合に、その人物像に基づいて担当者を認識すると共に、その品だし担当者所持の携帯端末へ注文品と異なる品物が品だしされた旨を送信する、
ようにしたことを特徴とする請求項2記載の注文品確認システム。 - 前記撮影手段は、予め設置されている複数台のカメラのうち、その顧客周辺に設置されているカメラによって撮影された商品画像を品だし画像として前記ホスト装置へ送信すると共に、そのカメラの設置場所を識別する為の識別情報を前記ホスト装置へ送信し、
前記ホスト装置は、前記撮影手段から品だし画像と共に送信されて来た識別情報に基づいて顧客を特定する、
ようにしたことを特徴とする請求項2記載の注文品確認システム。 - 前記報知手段は、注文品と異なる品物が品だしされた場合に、その品物の正規な注文元を報知する、
ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の注文品確認システム。 - 正しく品だしされた場合に、前記撮影手段によって撮影された品だし画像を記憶保存する保存手段と、
入力された検索条件に基づいて前記保存手段を検索し、入力条件に該当する品だし画像を読み出して案内出力する案内手段と、
を設けたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の注文品確認システム。 - 注文された品物を品だしする際に、その注文品の品だしを確認する注文品確認システムであって、
品物毎に予め登録されている品物画像を記憶管理する品物記憶手段と、
複数の品物に関する注文情報を受け付けた際に、各品物を品出しする順番も合わせて要求された場合に、その注文情報と共に要求された品だし順を入力する注文情報受付手段と、
品物を品だしする際に、その品物を撮影する撮影手段と、
前記注文情報受付手段によって受け付けた注文情報を参照し、品だし順が要求されている場合には、この品だし順にしたがって各品物を出す為に、前記撮影手段によって撮影された品だし画像と前記品物記憶手段内の各品物画像とを比較することによってその品物を認識した後に、この品物の次に品だしすべき品物を決定する動作を品だし順にしたがって繰り返す品だし管理手段と、
を具備したことを特徴とする注文品確認システム。 - コンピュータに対して、
品物毎に予め登録されている品物画像を記憶管理する機能と、
注文された品物を注文情報として受け付ける機能と、
品物を品だしする際に、その品物を撮影する機能と、
撮影された品だし画像と前記品物画像とを比較すると共に、受け付けた注文情報を参照することによって注文品が品だしされたかを判別する機能と、
注文品と異なる品物が品だしされたことが判別された場合に、その旨を報知する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - コンピュータに対して、
品物毎に予め登録されている品物画像を記憶管理する機能と、
複数の品物に関する注文情報を受け付けた際に、各品物を品出しする順番も合わせて要求された場合に、その注文情報と共に要求された品だし順を入力する機能と、
前記受け付けた注文情報を参照し、品だし順が要求されている場合には、この品だし順にしたがって各品物を出す為に、撮影された品だし画像と前記品物画像とを比較することによってその品物を認識した後に、この品物の次に品だしすべき品物を決定する動作を品だし順にしたがって繰り返す機能と、
を実現させるためのプログラム。
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