JP4096392B2 - ストレーナを含む管構造および電動弁ユニット - Google Patents

ストレーナを含む管構造および電動弁ユニット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
管内を流れる液体等に含まれる塵等を捕獲するためのストレーナを含む管構造および、この管構造を電動弁に適用したものに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
上述のストレーナを含む管構造や電動弁は、例えば、マルチタイプのエアコンに適用されている。マルチタイプのエアコンでは、1の室外機と複数の室内機とに設けられた内部配管同士が、接続用の管で接続されている。このために、室外機は、各室内機に対して、接続用の管と接続する継手部材と、この継手部材へつながる管を開閉する電動弁とをそれぞれ有している。電動弁には一対の吸込管が設けられ、これら一対の吸込管にストレーナがそれぞれ取り付けられている。
【0003】
ストレーナは、例えば、塵を捕獲する網と、網の周縁部を保持する環状の保持環とを有している。保持環は、その外周面が管内周面に沿うようにして、管内に保持される。ストレーナは以下のように取り付けられている。
ストレーナの保持環を、単一材からなる管の内部、例えば、長手方向の中央部に位置決めし、この位置決めされた位置の前後にあたる管の部分を外側からかしめて、管内にストレーナを固定する取付構造がある。しかしながら、この取付構造では、かしめ工程があるので、製造が面倒であった。また、このように管内にストレーナを取り付けると、流路の断面が狭くなり、好ましくない。
【0004】
また、このような不都合を回避できる取付構造としては、上述の管を一対の管材を接続して構成し、互いに接続する部分に膨らみを形成し、ここに管内径よりも大きいストレーナを保持する取付構造がある。一対の管材は、例えば、ろうづけによって固定される。しかしながら、膨らみを有する管を要するうえに、部品点数が増加するので、高価になっていた。また、途中で接続した管は、単一材からなる管に比べて長くなる傾向にあった。
【0005】
ところで、上述のように、管路の端部には継手部材が設けられている。
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、継手部材を利用して、安価で且つ小型化できる、ストレーナを含む管構造および電動弁ユニットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明のストレーナを含む管構造は、管と、この管の一端に接続される継手部材と、この継手部材の内部に少なくとも一部が配置されたストレーナとを備え、上記継手部材は、外周部に設けられた雄ねじと、管締結口とを有し、上記継手部材には、上記雄ねじにねじこまれて軸方向に移動するナットと、このナットの移動に伴って管の外周面を径方向に締め付ける締め付け部材とが設けられ、この締め付け部材は、上記管締結口に配置され、上記ストレーナは、管内に配置されて塵埃を捕獲する網部と、網部の周縁を保持して上記ストレーナの一部を構成する環状の保持部とを含み、この保持部は、管締結口内で、締め付け部材よりも奥側に収容されており、上記締め付け部材は、管を径方向に締め付ける際に、管との相対滑りを許容しつつ、管を軸方向にストレーナに近づく方向に移動させて押圧するようにされ、これとともに、上記管の一端と継手部材とが上記ストレーナの保持部を軸方向に挟持することによって、ストレーナが保持されることを特徴とする。
この構成によれば、以下の作用を奏する。すなわち、管と継手部材とストレーナとをユニット化できるので、一体的に扱えて、継手部材で他の管構造へ接続する場合に便利である。
【0007】
また、ストレーナの少なくとも一部を継手部材の内部に配置したことによって、ストレーナを管の内部だけに配置する場合に比べて、管でのストレーナを配置するためのスペースを少なくできるので、管を短くして、管構造を小型化することも可能となる
【0008】
また、ストレーナを介在させて管の一端を継手部材に接続するだけで、ストレーナを容易且つ確実に保持することができ、その結果、ストレーナを管内にかしめ加工等によって保持する従来の場合に比べて、組立コストを大幅に低減することができる。
【0009】
また、継手部材がストレーナを保持するための構造を兼用しているので、構造を簡素化でき、上述の組立コストの低減と相まって製造コストを安くすることができる。
また、管の内径よりも大きなストレーナを利用できる
【0010】
また、ナットをねじ込むと、締め付け部材が管をストレーナ側へ押込みながら締め付けるので、管と継手部材との間にストレーナを確実に挟持することができる
【0011】
また、管内にストレーナの網部を差込んで、管の一端にストレーナの保持部をセットする。このセットされたストレーナと管とを、ストレーナを奥側にして、継手部材の管締結口に押し込めばよい。後は上述のように締め付け部材で管と継手部材とを接続でき、ストレーナをより一層容易に保持できる。
【0012】
また、ストレーナの保持部は、管締結口内の奥側に収容されているので、ストレーナを挟持することに起因した管構造のシール性の低下が生じる虞がない。
請求項2記載の発明のストレーナを含む管構造は、請求項1に記載のストレーナを含む管構造において、継手部材の内部に配置された上記管の一端の外周面は、軸方向に真直に延びていることを特徴とする。
請求項記載の発明の電動弁ユニットは、電動弁を内蔵した本体と、この本体から突出する吸込管とを含む電動弁ユニットであって、上記本体に、請求項1または2に記載のストレーナを含む管構造の管の他端を接続して、この管によって吸込管を構成したことを特徴とする。
【0013】
この構成によれば上述のように、ストレーナを含む吸込管の構造を簡素化できるので、小型で安価なユニットを実現することができる。
ここで、電動弁とは、電動機の回転軸で弁体が駆動される電動弁と、電磁力により弁体を駆動させる電磁弁とを含むものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態および参考例のストレーナを含む管構造および電動弁ユニットが設けられたエアコンの室外機を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態および参考例の管構造が設けられたエアコンの室外機の一部断面右側面図である。図2は、図1の室外機の右側面近傍の要部の一部断面正面図である。図3は、図1の室外機の要部の後面図である。
【0015】
室外機1は、室内機(図示せず)に接続して使用され、この室内機と本室外機1とでエアコンが構成される。室内機および室外機1は、熱交換器をそれぞれ含み、両熱交換器同士は、その間を冷媒等の熱搬送材が移動可能に互いに接続され、一方の熱交換器で受けた熱を、他方の熱交換器で放出するように構成されている。すなわち、室内機と室外機1とは、冷媒をやりとりするための経路としての一対の配管を介して接続されている。一対の配管は、第1の配管と第2の配管とからなっている。例えば、エアコンを冷房用とする場合、第1の配管は、冷房時に室内機から室外機1へ冷媒を送るための戻り用経路を構成し、第2の配管は、冷房時に室外機1から室内機へ冷媒を送る供給用経路を構成する。なお、エアコンを暖房用とする場合には、第1の配管および第2の配管での冷媒の移動方向は上述の方向と逆になる。これら一対の配管は、室外機1では後述するように、それぞれに対応する一対の接続口を含む接続口ユニットに接続される。
【0016】
また、室外機1は、複数、例えば、2つの室内機と接続可能なマルチタイプとして構成されている。室外機1は、第1および第2の室内機にそれぞれ対応する2つの接続口ユニット3,4と、閉鎖弁を含む閉鎖弁ユニット5とを備えている。接続口ユニット3,4、および閉鎖弁ユニット5は、室外機本体2の縦長の側面2aに縦方向に並んで配置されている。
【0017】
このように、接続口ユニット3,4と閉鎖弁ユニット5とを縦方向に並べて配置したことによって、室外機本体2の縦長の側面2aのスペースを有効利用できるので、室外機1の大型化を防止できる。
以下、詳細に説明する。
室外機1は、平面形状が略長方形に形成された箱状の室外機本体2と、この室外機本体2の一側面、例えば、右側の側面2aに取り付けられた接続口カバー21と、側面2aに立設されて各接続口ユニットを取り付けるための板状の取付部材22とを有している。側面2aは、縦長に形成されている。ここに、上から下へ、接続口ユニット3、接続口ユニット4、および閉鎖弁ユニット5が順に並んで配置されている。
【0018】
取付部材22は、側面2aの後方寄りに配置されている。取付部材22は、室外機本体2の正面2dにほぼ平行な平面部を有している。この平面部には、これを貫通して接続口ユニット3,4の継手部材31,32が固定されている。平面部の前方に、後述する集合管51,52や接続口ユニット3,4の多くの部分が配置されている。
【0019】
接続口カバー21は、取付部材22、接続口ユニット3、接続口ユニット4、集合管51,52、および側面2aから突出する閉鎖弁ユニット5の部分50aの各部の上方、前方、下方および右側方を覆っている。また、接続口カバー21は、閉鎖弁ユニット5の部分50aの後方を覆っている。上述の各部は、接続口カバー21と、室外機本体2の側面2aとの間に区画される収容室2b内に配置されている。収容室2bは、後面の上部に開口21aを有している。この開口21a近傍に、取付部材22が配置され、取付部材22の平面部に固定された継手部材31,32の一対の接続口と、一対の配管とを、開口21aを通じて接続することができる。
【0020】
閉鎖弁ユニット5は、接続口カバー21を取り外すと操作できる。閉鎖弁ユニット5には、一対の閉鎖弁50が含まれ、水平方向に並んでいる。一対の閉鎖弁50は、室内機へ接続しない場合に各接続口31c,32cへの経路を閉鎖するためのものである。閉鎖弁ユニット5は、第1のタイプの接続口ユニットを構成している。また、各閉鎖弁50には、室内機寄りの経路に、分岐経路としての上述の集合管51,52が接続されている。集合管51,52は、上方にそれぞれ延びており、接続口ユニット3,4とそれぞれ並列に接続されている。閉鎖弁50では、集合管51,52と接続する部分が、側面2aから突出して設けられている。
【0021】
接続口ユニット3,4、閉鎖弁ユニット5、および取付部材22は、図2に示すように、側面2aからの右側方への突出量がほぼ同じにされている。また、この突出量よりも少なくして、集合管51,52は側面2aに配置されている。
接続口ユニット3,4は、図1の側面視で、室外機本体2の側面2aの内部に収容されており、室外機本体2の正面2dや後面2eからの突出を防止されている。接続口ユニット3,4は、閉鎖弁ユニット5の直上方に配置されている。接続口ユニット3,4と、側面2aから突出する閉鎖弁50の部分50aとは、少なくとも一部同士で平面視で重なっている。
【0022】
接続口ユニット3,4は、接続口31cを含む部分としての管構造体8と、接続口32cおよび電動弁を含む部分としての電動弁ユニット6とをそれぞれ有している。電動弁ユニット6と、管構造体8とは、縦方向に並んでいる。
接続口ユニット3,4は、複数の室内機と組み合わされる場合に用いられ、接続口ユニット3は第1の室内機に対応し、接続口ユニット4は第2の室内機に対応している。接続口31cと第1の配管とが接続され、接続口32cと第2の配管とが接続される。
【0023】
接続口ユニット3と、接続口ユニット4とは略同様に構成されており、第2のタイプの接続口ユニットをそれぞれ構成している。なお、以下では、接続口ユニット3を中心に説明し、接続口ユニット4については、その各部に、接続口ユニット3と同じ符号を付して説明を省略する。
接続口ユニット3の管構造体8は、接続口31cを一端に形成する継手部材31と、この継手部材31の他端につながる管30とを有している。管30は、継手部材31寄りの部分で、側面2aの短辺に平行に水平に延びており、途中で屈曲して、前部で正面2dと平行に水平に延びて集合管51に接続されている。継手部材31は、取付部材22を介して室外機本体2の側面2aに固定されており、接続口31cに配管を後方から接続するようにされている。このように、管構造体8は水平に延びて配置されているので、縦方向に並べやすい。また、接続口ユニット3,4の管30は、集合管51にそれぞれ接続されている。
【0024】
接続口ユニット3の電動弁ユニット6は、接続口32cを一端に形成する継手部材32と、この継手部材32への冷媒の経路を開閉する電動弁を含む電動弁本体33と、電動弁本体33から突出して冷媒の経路を構成する吸込管34および吸込管35と、吸込管34等の冷媒の経路に設けられたストレーナ36(図4参照)とを有している。継手部材32は、取付部材22を介して室外機本体2の側面2aに固定されており、接続口32cに配管を後方から接続するようにされている。継手部材32の他端と吸込管34の一端34aとが接続されている。吸込管34は、直管状で、前後に延びている。吸込管34の他端34bと電動弁本体33とが接続されている。吸込管35は、電動弁本体33から下方に導出され、途中で屈曲し、水平に後方へ延びて集合管52に接続されている。接続口ユニット3および接続口ユニット4の吸込管35は、集合管52にそれぞれ接続されている。
【0025】
本実施の形態および参考例では、ストレーナ36の少なくとも一部が継手部材32内に配置されていることによって、吸込管34と継手部材32とストレーナ36とで構成される管構造7をユニット化できるので、一体的に扱えて、継手部材32で他の管構造へ接続する場合に便利である。また、管構造7の長さを短くできるので、複数の電動弁ユニット6を縦方向に並べて側面2aにスペース効率よく配置することができる。特に、吸込管34や管構造7を、縦長の側面2aの短辺に平行にできるので、より一層スペース効率よく配置できる。
【0026】
図4は、参考例のストレーナを含む管構造7の要部拡大断面図である。
継手部材32は、貫通孔32aを有する筒状部材である。貫通孔32aは、冷媒の経路を構成し、この貫通孔32aの一端に上述の接続口32cが形成されている。この接続口32c寄りの外周面には、おねじからなるユニオンねじ部32bが設けられている。このユニオンねじ部32bと、第2の配管の端部に設けられたユニオンナット(図4に一点鎖線で図示)のめねじとがねじ係合して、ユニオン継手を構成し、容易に接続することができる。また、継手部材32には、接続口32cと反対側となる貫通孔32aの他端に、吸込管34が嵌合される管締結口40が設けられている。
【0027】
管締結口40は、接続口32cと反対側となる貫通孔32aの他端にある入口と、貫通孔32aの略中央となる内奥部にあって内径が小さくなる段差面32gとを有しており、この段差面32gと上述の入口との間の貫通孔32aによって構成されている。管締結口40内には、入口寄りの部分に、吸込管34が配置される管配置部40aと、管配置部40aよりも段差面32g寄りにあってストレーナ36の保持環36bが保持される環配置部40bとが設定されている。管配置部40aに配置された吸込管34の外周面と、継手部材32の管締結口40の入口周縁部とが、互いにろうづけによって固定されている。
【0028】
ストレーナ36は、冷媒中の塵埃を捕獲する網部36aと、網部36aを保持する環状の上述の保持環36bとを有している。
保持環36bは、環配置部40bの内部に収容された状態で、吸込管34の一端34aと継手部材32の段差面32gとで挟持されている。これによって、ストレーナ36が継手部材32の管締結口40の内部に保持されている。
【0029】
網部36aは、略円筒状に形成され、保持環36b寄りの一端が内部への入口として開口され、その他端は閉じられて、内部に捕獲した塵埃を溜めることができる。網部36aは、吸込管34の内部に配置されている。特に、網部36aの保持環36b寄り部分は、管配置部40a内にあり、網部36aの閉じた先端は、管締結口40の入口よりも電動弁本体33寄りの吸込管34の内部に配置されている。
【0030】
電動弁本体33は、上述したように、モータで弁体を駆動する電動弁を含んでいる。この電動弁は、冷媒が接続口32cを通ることを制御するためのものである。なお、弁体を駆動する機構は特に限定されず、例えば、ソレノイドで駆動される弁体を有した電磁弁でも、また、弁体を間接的に駆動するパイロットタイプの電磁弁でもよい。
【0031】
次に、電動弁ユニット6での、ストレーナ36の組み込みを説明する。
ここでは、電動弁本体33と、吸込管34と、吸込管35とは予め接合されている場合を説明するが、ストレーナ36を組み込み後に接合してもよい。
吸込管34の内部にストレーナ36の網部36aを一端34a側から差込んで、吸込管34の一端34aにストレーナ36の保持環36bをセットする。このセットされたストレーナ36と吸込管34とを、ストレーナ36を奥側にして、継手部材32の管締結口40に押し込む。このとき、網部36aが吸込管34内に差し込まれているので、ストレーナ36が吸込管34の一端34aから不用意に脱落したりせず、ストレーナ36を吸込管34の一端34aと継手部材32との間に容易に介在させることができる。
【0032】
この後、吸込管34と継手部材32とをろうづけ等によって接続する。
このように参考例および実施の形態によれば、以下の効果を奏する。すなわち、管構造7では、ストレーナ36の保持環36bおよび保持環36b寄りの網部36aの部分を、継手部材32の管締結口40の内部に配置したことによって、ストレーナ36を管の内部だけに配置する場合に比べて、管でのストレーナを配置するためのスペースを少なくできるので、管を短くして、管構造を小型化することも可能となる。例えば、ストレーナを一対の管部材間に挟持して、一方の管部材に継手部材を接続した従来の管構造に比べて管の長さの短縮が可能となる。具体的には、本管構造7により、吸込管34の長さを約40mm短くでき、その結果、電動弁ユニット6を側面2aに沿わせて無理なく配置できている。なお、ストレーナ36の全体を継手部材32の内部に配置してもよく、ストレーナ36の少なくとも一部が継手部材32内に配置されていれば、上述の作用効果を得ることができる。また、後述するように、ストレーナ36が配置される継手部材は、複数の部材で構成されていてもよい。
【0033】
また、ストレーナ36の保持環36bは、吸込管34の一端34aと継手部材32の段差面32gとで挟持されて保持されたことによって、ストレーナ36を介在させて吸込管34の一端34aを継手部材32の管締結口40に接続するだけで、ストレーナ36を容易且つ確実に保持することができ、その結果、ストレーナを管内にかしめ加工等によって保持する従来の場合に比べて、組立コストを大幅に低減することができる。
【0034】
また、継手部材32がストレーナ36を保持するための構造を兼用しているので、構造を簡素化でき、上述の組立コストの低減と相まって製造コストを安くすることができる。
また、ストレーナ36の保持環36bが、吸込管34の一端34aと継手部材32の管締結口40とで挟持されて保持されたことによって、吸込管34の内径よりも大きなストレーナ36を利用でき、冷媒の経路が狭くなることを防止することができる。
【0035】
また、ストレーナ36の網部36aを吸込管34の内部に配置し、ストレーナ36の保持環36bを管締結口40内の奥側に収容したことによって、上述のように、吸込管34の内部にストレーナ36の網部36aを差込んだ状態で、吸込管34を管締結口40に差し込めて、ストレーナ36をより一層容易に保持することができる。
【0036】
また、ストレーナ36の保持環36bは、管締結口40内の奥側に収容されているので、ストレーナ36を挟持することに起因した管構造のシール性の低下が生じる虞がない。
また、電動弁ユニット6の吸込管34を上述の管構造7で構成したことによって、ストレーナ36を含む吸込管34の構造を簡素化できるので、小型で安価な電動弁ユニット6を実現することができる。
【0037】
また、このような小型の電動弁ユニット6を含む接続口ユニットである場合には、閉鎖弁ユニット5と、複数の接続口ユニット3,4とが室外機本体2の縦長の側面2aに縦方向に並べて配置されることによって、縦長の側面2aのスペースを有効利用できるので、室外機1の高さ方向および平面形状の大型化を防止できる。その結果、マルチタイプとして利用できる室外機の大きさを、例えば、ペアタイプの室外機と同程度の大きさに小型化することができる。
【0038】
特に、複数の接続口ユニット3,4も縦方向に並び、さらに、電動弁ユニット6と、管構造体8とが縦方向に並べられて、接続口31c,32cが縦方向に並んでいるので、縦長の側面2aをより一層効率良く利用でき、しかも、管を接続し易い。
また、継手部材32は、筒状部材に接続口32cおよび管締結口40を両端に形成されただけの、簡素な構成とされており、小型化に好ましい。
【0039】
なお、継手部材32の構造は、上述のものに限定されない。例えば、接続口32cは、ユニオン継手で接続されるように構成されていたが、公知の他の継手を利用してもよい。また、管締結口40も、同様に公知の他の締結構造を利用してもよい。例えば、上述の各構造としては、テーパめねじと、このテーパめねじにねじ込まれるテーパおねじとで構成される締結構造でもよく、その構造を簡素化することができる。
【0040】
また、本実施形態では、管締結口40の構造としては、図5の断面図に示すように、吸込管34をその延びる方向に押込みつつ、吸込管34の外周面を締め付けて固定できる締結構造を有している。すなわち、継手部材32の管締結口40寄りには、その外周面に形成された雄ねじ32hにねじこまれて軸方向に移動するナット41と、このナット41の移動に伴って管の外周面を締め付ける締め付け部材42とが設けられている。この締め付け部材42は、管を締め付ける際に、管との相対滑りを許容しつつ、管をストレーナ36に近づく方向に移動させることができる。また、管締結口40は、ナット41の内周面で形成される入口と、締め付け部材42の内周面、継手部材32の貫通孔32aの一部とで構成されている。管配置部40aに締め付け部材42が配置され、締め付け部材42よりも奥側の貫通孔32a内に環保持部40bが設けられている。
【0041】
この締結構造では、ナット41をねじ込むと、継手部材32と締め付け部材42と吸込管34とを互いに密着させることができる。このとき、締め付け部材42が吸込管34をストレーナ36側へ押込みながら締め付けるので、吸込管34と継手部材32との間にストレーナ36を確実に挟持することができる。
また、締め付け部材42は、吸込管34との相対滑りを許容できることによって、締め付け部材42がストレーナ36の保持環36bを過大に締め付けることを防止できるので、ナット41の移動量等を高精度に管理せずに済み、容易に組み立てることができる。また、ストレーナ36と締め付け部材42とが、管締結口40の内部で適度に密着できるので、シール性とストレーナ36の挟持性とを良好な状態で両立させることができる。特に、環保持部40bを管締結口40内で締め付け部材42よりも奥側に設定しているので、確実なシール性を得ることができる。
【0042】
また、上述の実施の形態および参考例では、本管構造7や本電動弁ユニット6は、マルチタイプの室外機1の接続口ユニットに適用されていたが、これには限定されない。例えば、本管構造7や本電動弁ユニット6を、単一の室内機に接続する室外機や、エアコンの室外機の内部にある冷媒の経路や、さらに、ストレーナと管と継手部材とを有するエアコン以外の他の機器に適用してもよい。
【0043】
その他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、以下の効果を奏する。すなわち、継手部材とこれに接続された管とストレーナとをユニットで一体的に扱え、継手部材で他の管構造へ接続する場合に便利である。しかも、ストレーナの少なくとも一部を継手部材の内部に配置したことによって、管でのストレーナを配置するためのスペースを少なくでき、管を短くして、管構造を小型化することも可能となる。
【0045】
また、ストレーナの一部を管の一端と継手部材とで挟持したことによって、ストレーナを容易且つ確実に保持することができるので、組立コストを大幅に低減することができる。それに加えて、継手部材がストレーナを保持するための構造を兼用しているので、構造を簡素化でき製造コストをさらに安くすることができる。また、管の内径よりも大きなストレーナを利用できる。
【0046】
また、継手部材の締め付け部材は、管の外周面を締め付ける際に、管をストレーナ側へ押込みながら締め付けて、管と継手部材との間にストレーナを確実に挟持することができる。
また、ストレーナの網部を管内に配置し、ストレーナの保持部を管締結口内で締め付け部材よりも奥側に収容したことによって、ストレーナをより一層容易に保持することができる。また、ストレーナを挟持することに起因した管構造のシール性の低下が生じる虞もない。
【0047】
請求項記載の発明によれば、電動弁の本体から突出する吸込管を上述の管構造で構成したことによって、構造を簡素化できるので、小型で安価な電動弁ユニットを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の一実施の形態および参考例のストレーナを含む管構造と電動弁ユニットが設けられたエアコンの室外機の一部断面側面図である。
【図2】 図1の室外機の右側面近傍の要部の一部断面正面図である。
【図3】 図1の室外機の要部の後面図である。
【図4】 参考例のストレーナを含む管構造の断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態のストレーナを含む管構造の断面図である。
【符号の説明】
6 電動弁ユニット
7 管構造
32 継手部材
32c 接続口
32h 雄ねじ
33 電動弁本体
34 吸込管
34a 一端
34b 他端
36 ストレーナ
36a 網部
36b 保持環(保持部)
40 管締結口
41 ナット
42 締め付け部材

Claims (3)

  1. 管(34)と、この管(34)の一端(34a) に接続される継手部材(32)と、この継手部材(32)の内部に少なくとも一部(36b) が配置されたストレーナ(36)とを備え
    上記継手部材 (32) は、外周部に設けられた雄ねじ (32h) と、管締結口 (40) とを有し、上記継手部材には、上記雄ねじにねじこまれて軸方向に移動するナット (41) と、このナット (41) の移動に伴って管 (34) の外周面を径方向に締め付ける締め付け部材 (42) とが設けられ、この締め付け部材 (42) は、上記管締結口 (40) に配置され、
    上記ストレーナ (36) は、管 (34) 内に配置されて塵埃を捕獲する網部 (36a) と、網部 (36a) の周縁を保持して上記ストレーナ (36) の一部を構成する環状の保持部 (36b) とを含み、この保持部 (36b) は、管締結口 (40) 内で、締め付け部材 (42) よりも奥側に収容されており、
    上記締め付け部材 (42) は、管 (34) を径方向に締め付ける際に、管 (34) との相対滑りを許容しつつ、管 (34) を軸方向にストレーナ (36) に近づく方向に移動させて押圧するようにされ、これとともに、上記管 (34) の一端 (34a) と継手部材 (32) とが上記ストレーナ (36) の保持部 (36b) を軸方向に挟持することによって、ストレーナ (36) が保持されることを特徴とするストレーナを含む管構造。
  2. 請求項1記載のストレーナを含む管構造(7) において、継手部材 (32) の内部に配置された上記管 (34) の一端 (34a) の外周面は、軸方向に真直に延びていることを特徴とするストレーナを含む管構造。
  3. 電動弁を内蔵した本体(33)と、この本体(33)から突出する吸込管(34)とを含む電動弁ユニット(6) であって、上記本体(33)に、請求項1または2に記載のストレーナ(36)を含む管構造(7) の管(34)の他端(34b) を接続して、この管によって吸込管(34)を構成したことを特徴とする電動弁ユニット。
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